脊柱管狭窄症の手術後の生活|ポイントやリハビリ期間について解説

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公開日: 2019.09.11 更新日: 2025.09.30

脊柱管狭窄症の手術を終えた後、「いつ日常生活に戻れるのか」と不安に思う方もいるでしょう。

術後のリハビリや生活によって、回復のスピードや再発リスクが異なります

本記事では、脊柱管狭窄症の手術後の生活の注意点や、リハビリテーションの期間について解説します。

手術後の一刻も早い復帰を目指したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

また、脊柱管狭窄症を手術せずに治したいという方は、先端医療の一つである再生医療も選択肢になります。

再生医療は、損傷した神経にアプローチする治療で、手術せずに脊柱管狭窄症の根本的な改善が期待できます。

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脊柱管狭窄症の手術後の生活におけるポイント

脊柱管狭窄症の手術後は、いくつかポイントがあります。

脊柱管狭窄症の手術後は、腰に負担をかけないように心がけましょう。

コルセットの装着

脊柱管狭窄症の手術後は、手術した部位を保護するほか、腰への負担軽減などの目的でコルセットを装着します。

とくに、手術で腰椎を固定した場合は、骨がくっつくまで腰椎への負担を避けるために、固めのコルセットを装着するのが一般的です。

装着する期間には個人差がありますが、目安として3カ月ほどでコルセットを外す許可が出るケースが多いです。

しかし、コルセットを長期間装着していると筋力低下のリスクがあるため、筋力維持のリハビリテーションを行うことも重要です。

正しい姿勢の徹底

脊柱管狭窄症の手術後の背骨は安定していないため、日常生活では正しい姿勢を意識しましょう。

とくに注意したい場面と動作は、以下のとおりです。

項目 腰に負担をかけない動作 腰に負担がかかる動作
物を拾う 膝を曲げて、腰を落として拾う 膝を曲げずに前屈みの状態で拾う
起き上がる 横向きになり、腕や肘を使って起き上がる 腹筋を使い、勢いよく起き上がる
椅子に座る 背筋を伸ばして、深く腰をかける 浅く腰をかけて、背中が丸まってしまう

猫背や腰を曲げる動作は、腰椎に負担がかかるため、座っているときの姿勢は、背筋を伸ばすことを意識してください。

重い物を持つ、腰をひねる動作も避けましょう。

適度な運動の継続

脊柱管狭窄症の手術後は、腰に負担をかけない程度の運動を継続することが重要です。

手術直後はベッドの上での運動から始めて、徐々に強度を上げていきます。

運動をする際も、ゴルフなどの腰をひねるスポーツは避けましょう。

リハビリを続けて腰の筋力を回復させ、社会復帰を目指します。

完全な回復には時間がかかるため、根気強く運動を続けることが大切です。

脊柱管狭窄症の手術後・退院後の生活における注意点

脊柱管狭窄症の手術・退院後の生活における注意点は、主に3つあります。

  • 腰への負担を避ける
  • コルセットが破損、汚染したら医療機関に知らせる
  • 手術・退院後に痛みがある場合は主治医に知らせる

腰に負担をかける動作や姿勢は避けるようにしましょう。

また、術後に装着しているコルセットが破損したり、汚れたりした場合は、医療機関に知らせてください

腰の痛みが続く場合は、主治医に相談しましょう。

脊柱管狭窄症の手術後のリハビリ期間と仕事復帰までの経過

脊柱管狭窄症の術後のリハビリ期間と仕事復帰までの期間は、主治医と相談しながら決めましょう。

本章では、目安となる期間について解説します。

体力や回復状況を考えながらリハビリテーションを行い、仕事復帰を目指すことが大切です。

リハビリの役割と期間

脊柱管狭窄症の手術後のリハビリ期間は、以下のとおりです。

術後早期(入院中) 1~3週間
回復期(退院後) 3カ月程度
維持期 3カ月以降

術後1~2週間程度のリハビリは、基本的な動作訓練を行い、体力回復や筋力を向上させましょう。

退院後は、入院で落ちた体力と筋力を回復させ、社会復帰を目指します。

3カ月を過ぎたら、趣味やスポーツへの復帰を目指したリハビリを行います。

退院した直後は極端に運動量を増やさず、徐々に動く量を増やしましょう。

仕事復帰はいつできる?

仕事への復帰は、仕事の内容によって異なります。

デスクワーク 2~3週間程度
肉体労働 2カ月以上

肉体労働は2カ月以上かかる可能性があり、重い物を扱う仕事の場合は3カ月以上かかるケースもあります。

復帰後は、長時間同じ姿勢をとることを避けるほか、こまめに休憩をとり、ストレッチで身体をほぐしましょう。

脊柱管狭窄症の手術後の生活に関してよくある質問

脊柱管狭窄症の手術後の生活について、患者さまからよくある質問に答えていきます。

脊柱管狭窄症の手術後の生活についての疑問を解消しますので、ぜひ参考にしてください。

脊柱管狭窄症の手術後は歩ける?

脊柱管狭窄症の手術後は、2~3日で歩行練習が開始されます。歩行器を使って病室内を歩く練習から始まり、距離を伸ばして独力で歩けるようにリハビリを行います。

患者さまの回復状況によって独力で歩けるようになる期間は異なりますが、1週間程度で支障なく歩けるようになる患者さまが多いです。

車の運転は、手術後1~2週間程度で可能になる可能性があります。

脊柱管狭窄症のリハビリ期間はどのくらい?

リハビリ期間は患者さまの回復状態や体力によって異なりますが、入院中に1~3週間、退院後は3カ月ほどかかります。

コルセットは、退院後3カ月ほどで外せるようになるケースが多いです。

リハビリは医師と相談のうえ、無理のない範囲で行いましょう。

脊柱管狭窄症の手術後に性行為はできる?

性行為は腰に大きな負担がかかるため、手術後しばらく避けましょう

再開する場合は医師に相談のうえ、腰に痛みが生じないか様子を見ながら行ってください。

腰をひねる動作などは控え、違和感や痛みがある場合は控えた方がいいでしょう。

脊柱管狭窄症を手術せずに治すなら再生医療も選択肢のひとつ

脊柱管狭窄症の手術・退院後は、コルセットを装着し、腰に負担をかけない姿勢を意識することが大切です。

仕事に復帰できるまでの期間は仕事内容によって異なりますが、デスクワークが中心の場合は3週間程度、肉体労働の場合は3カ月からが目安となります。

また、「脊柱管狭窄症を早く治したい」「手術せずに治療したい」という方は、再生医療も選択肢の一つです。

再生医療は、患者さま自身の幹細胞や血液を採取・培養して治療を行うため、拒否反応やアレルギーなどの副作用リスクが少ないのが特徴です。

当院リペアセルクリニックでは、脊柱管狭窄症に対する治療として再生医療を行っています。

以下の動画では、実際に当院リペアセルクリニックで再生医療を受け、脊柱管狭窄症の症状が改善された患者さまの症例を紹介しています。

脊柱管狭窄症の手術を避けたい方は、当院リペアセルクリニックへご相談ください。

脊椎損傷のお悩みに対する新しい治療法があります。

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設