野球選手の腰のケガを手術しないで治す!再生医療とは?
公開日: 2019.09.11更新日: 2024.11.19
目次
野球選手の腰のケガを手術しないで治す!再生医療とは?
野球選手が腰の故障を放置すれば、野球で活躍することは難しくなりますし、日常生活にも支障をきたす可能性があります。
腰のケガを治すための治療法はさまざまですが、重症化すれば当然手術が必要になると考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、野球選手が腰のケガを「手術しないで治療する方法」もあります!その方法として、再生医療に期待も集まっています。
野球選手が手術をしないで腰を治療する方法とは?
野球選手の腰のケガを治療する方法としては、「手術」もありますが、「保存療法」という治療方法が選択されることも多いです。
保存療法とは手術しないで治療を行う方法で、患部の安静を確保しつつ時間をかけて症状を改善していきます。
痛みが強いときには腰の保護を優先し、消炎鎮痛剤などの薬物療法やホットパックなどの温熱療法、低周波などの物理療法などを駆使して痛みの軽減を試みます。
痛みが改善してきたら、ストレッチや筋トレなどのリハビリを行い、腰や周辺部の機能回復を目指します。
保存療法を選択するメリットについて保存療法のメリットは、患者さんの体への負担が少ないことです。 治療が効果を発揮するまで痛みに耐えなければならない時間もありますが、手術のように体への負担が大きな治療内容は保存療法には含まれません。 時間をかけて治療できる場合には、保存療法はメリットの多い治療法となります。 保存療法を選択するデメリットについて保存療法のデメリットは、治療に時間がかかることです。 症状次第ではありますが、疼痛改善に数週間~数か月、根本的な治療のためには半年~1年という治療期間を必要とするケースもあります。 しかし、長い治療期間を経ても症状が改善しないケースもあります。 そもそも「腰痛を治す薬」というものは存在せず、腰の保存療法は症状の進行を抑えつつ自然治癒を待つのが基本方針となります。 そのため、重症化している場合には手術しないと症状が改善しないケースもあり、1年以上の保存療法を行ったとしても、結局、手術を選択するというケースもあります。 |
再生医療は「腰」の治療効果も期待できる!?
手術をしなければ症状が治らない、けれど手術は受けたくないという野球選手も多いと思います。
また、少しでも早く手術をしないで腰を治したいと考える野球選手もいるでしょうし、野球選手などのスポーツ選手に限らず、腰痛で悩む人、手術はしはしたくないという人はたくさんいると思います。
そのような人たちに朗報です!
最近、「再生医療」という治療方法に注目が集まっていますが、日本でも腰痛症への再生医療の治験がスタートしました。
再生医療は従来の保存療法とは異なり、幹細胞などを用いることで損傷した組織の修復を促す治療法で、高い治療効果と短い治療期間、手術のような体への負担はかからない点などが評価されています。
保存療法では治療できない腰のケガを、手術をしないで治療したい人にとって、とても期待の高まる新しい医療です。
まとめ・野球選手の腰のケガを手術しないで治す!再生医療とは?
野球選手の腰の痛みは、選手としてのパフォーマンスの低下につながるというだけでなく、日常生活にも支障をきたします。
そのため、手術で治すという選択をしなければならないこともありますが、今後は再生医療の効果にも期待が持てます。
腰だけでなく、関節の痛みで悩んでいる人、そして、手術をしないで治療したいという人は、再生医療という選択肢についても検討してみる価値がありますよ。
監修:リペアセルクリニック大阪院

監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設