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くも膜下出血は後遺症がなくても再発するリスクがある!注意点を解説

くも膜下出血は後遺症がなくても再発するリスクがある!注意点を解説
公開日: 2026.01.30

くも膜下出血は後遺症がなく回復した場合でも、再発する可能性がある病気です。

一方で、「完治したと言われたから安心している」「再発を気にしすぎるのはよくないのでは」と感じる方もいるでしょう。

そこで本記事では、くも膜下出血後の再発リスクや生活の中で気をつけるべきポイントについて解説します。

くも膜下出血の正しい知識と予防の考え方を身につけて、必要以上に不安にならず、安心して日常生活を送るためにも、ぜひ参考にしてください。

\くも膜下出血に対する再生医療とは/

くも膜下出血の後遺症・再発に不安がある方は、将来を見据えた選択肢の一つとして再生医療も検討しましょう。

再生医療とは自身の体から採取した細胞を用い、体が本来持っている回復する力を活かして、血管や脳の機能回復を目指す治療法です。

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くも膜下出血は後遺症がなくても再発のリスクがある

くも膜下出血は一度発症して適切な治療を受け、目立った後遺症がない場合でも、再発する可能性がある病気です。

手術が成功したから安心と思われやすいですが、再発は主に以下の2つのパターンで起こるため、実際には治療後も注意が必要です。

パターン 詳細
再増大(さいぞうだい) 治療によって安定した、あるいは完治したと考えられていた脳動脈瘤が再び大きくなるケース
新生(しんせい) 治療を行った血管とは別の場所に、新たな脳動脈瘤が形成されるケース

手術で動脈瘤(どうみゃくりゅう)の処置が完了していても、血管の状態や体質によっては再び出血を起こすリスクがあります。

また、治療した部位の変化だけでなく、別の場所に新しい動脈瘤が生じる可能性もあるため、退院後も定期的な経過観察が欠かせません。

再発は、初回の出血から数週間以内に起こりやすいとされていますが、数ヶ月から数年後、あるいは10年以上経過してから発生するケースもあります。

もし再破裂が起こった場合、生存率は大幅に低下し、一命を取り留めても重度の後遺症が残る可能性が高くなります。

くも膜下出血の再発を防ぐためには、退院後も油断せず、血圧の適切な管理・禁煙・定期的な検査や診察を継続することが大切です。

くも膜下出血の後遺症がなく社会復帰できる人の割合

くも膜下出血を発症した後、後遺症を残さずに社会復帰ができるのは、全体の約3〜4割だといわれています。

以下の表は、社会復帰の現状をまとめたものです。

項目 割合・詳細
元の仕事への完全復帰 全体の約3〜4割ほど
復帰までの期間 数ヶ月以上の時間を要する場合が多い
復帰を難しくする要因 疲れやすさ、気分の落ち込み、記憶や注意力の低下など

出典:全国健康保険協会 くも膜下出血(Sub-arachnoid hemorrhage ; SAH)

社会復帰できる確率は全体として見ると半分以下であり、復帰までに数ヶ月以上の時間を要することもあります。

社会復帰ができるかは、発症時の重症度や治療開始までのスピードに大きく左右されます。

後遺症がない=すぐに元通りの生活に戻れるとは限らず、段階的な復帰や十分なリハビリ期間を設けることが大切です。

主な後遺症の種類

「後遺症なし」といわれても違和感を覚える場合は、自分では気づきにくい以下のような後遺症が残っている可能性があります。

症状名 特徴
易疲労性(いひろうせい) 少し動いたり話したりするだけで、脳がひどく疲れてしまう
注意障害 複数のことを同時にこなせない、うっかりミスが増える
感情のコントロール障害 すぐにイライラしたり、やる気が起きなくなったりする
記憶障害 新しいことが覚えられない、直前の出来事を忘れてしまう

上記の症状は、ご本人も「疲れのせい」「年のせい」と見過ごしてしまうことがあります。

特に感情のコントロール障害は後遺症としては分かりにくい症状であるため、周囲の方も含めて注意深く観察する必要があります。

もし思い当たる節がある場合は、無理をせず専門医に相談しましょう。

くも膜下出血は後遺症がなくても、再発予防を意識した生活を送ろう

くも膜下出血は幸いにも後遺症が残らなかった場合でも、再発のリスクが完全になくなるわけではありません。

再発を防ぐためには、日常生活の中で以下のようなポイントを無理のない範囲で継続することが大切です。

  • 高血圧を防ぐため、減塩や運動を心がける
  • 再発リスクを高めるタバコは控える
  • ストレスを溜めず、リラックスを心がける
  • 急激な温度変化(ヒートショック)に注意する

また、生活習慣の改善だけでは不安が拭えない方、より積極的に再発予防に取り組みたい方は、再生医療も一つの選択肢になります。

再生医療は患者さまご自身の細胞や血液を用いて、脳出血によって損傷した血管や脳細胞の再生・修復を促すことが期待できる治療法です。

脳出血やくも膜下出血は早期に適切な対応を行うことが、再発予防や将来の健康維持に大切です。

具体的な治療法については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

\公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/公式LINE 画像

くも膜下出血で後遺症がない場合の再発リスクに関するよくある質問と回答

くも膜下出血後の再発リスクに関する、よくある質問にお答えします。

退院後の生活や今後の見通しを考えるうえで重要なポイントになりますので、ぜひ参考にしてください。

くも膜下出血で後遺症がない場合の生存率は?

くも膜下出血を発症しても、早期に適切な治療を受けて適切な管理を続けていれば、一般の方と比べて寿命が変わらない可能性があります。

しかし、再破裂してしまった場合の死亡率は約50%と高く、楽観視はできません。

術後10年以上経過してから新たな動脈瘤ができるリスクもあるため、長期的に自己管理を続けつつ定期検査を受ける必要があります。

くも膜下出血で退院した後、注意すべき点は?

くも膜下出血で退院した後の生活で、注意したいのが以下のように血圧が急激に上昇する行動です。

注意すべき行動 理由 具体的な対策
トイレでの強いいきみ 急激な血圧上昇を招きやすいため ・水分・食物繊維を意識する
・我慢しない
・便秘が続く場合は医師に相談
首を大きく反らす・急に動かす動作 首や脳の血管に負担がかかるため ・上を向く動作はゆっくり行う
・長時間同じ姿勢を避ける
激しい無酸素運動 短時間で血圧が急上昇しやすいため ・ウォーキングなどの有酸素運動から再開
・運動量は医師と相談

日々のちょっとした行動の積み重ねが血管を守ることにつながるため、生活習慣を見直して無理のない範囲で対策を継続しましょう。

監修者

圓尾 知之

Tomoyuki Maruo

医師

資格・所属学会

日本脳神経外科学会 所属

脳神経外科の最先端治療と研究成果を活かし、脳卒中から1日でも早い回復と後遺症の軽減を目指し、患者様の日常生活の質を高められるよう全力を尽くしてまいります。

関連論文: The association between diffusion-weighted imaging-Alberta Stroke Program Early Computed Tomography Score and the outcome following mechanical thrombectomy of anterior circulation occlusion