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生あくびは脳梗塞のサイン?頭痛や吐き気を伴う場合は注意!病的なあくびとの見分け方を解説

生あくびは脳梗塞のサイン?頭痛や吐き気を伴う場合は注意!病的なあくびとの見分け方を解説
公開日: 2026.04.30

「急に何度もあくびが出る、特に眠くもないのに生あくびが止まらない」

上記のような状態が続き、「もしかして脳梗塞の前兆では?」と不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

生あくびは疲労や睡眠不足とは関係なく出るあくびのことで、まれに脳梗塞をはじめとする病気の前触れとして現れる場合があるといわれています。

本記事では、生あくびと脳梗塞の関係、病的なあくびの見分け方について詳しく解説します。

生あくびが重大な疾患の前兆ではないか不安を抱えている方は、ぜひ最後まで読んで早期発見・早期受診の参考にしてください。

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生あくびは脳梗塞のサイン・前兆なのか?

眠気がないのに頻繁に出る「生あくび」は、まれに脳梗塞を含む脳卒中の前兆・初期症状として現れる可能性があるといわれています。

これは、脳梗塞によって脳への血流が減少し、脳が酸素不足の状態に陥ることが原因と考えられています。

注意したいのは、症状が一時的に消えたとしても安心できないという点です。

これは「一過性脳虚血発作(TIA)」と呼ばれる状態である可能性があり、その後に本格的な脳梗塞を発症する恐れがあるとされています。

項目 内容
一過性脳虚血発作(TIA)の特徴 ・脳の血流が一時的に滞る
・症状は数分〜数十分で消失する
・症状が消えても脳梗塞のリスクは高い状態が続く
注意すべきサイン ・片側の手足にしびれや麻痺が生じる
・顔の片側を動かしにくい
・ろれつが回らない、言葉が出てこない
・めまいやふらつき
・視野の一部が欠ける

上記のようなサインがある場合は、「少し休めば治る」と軽く考えず、症状に気づいた段階で速やかに医療機関を受診することが重要です。

生あくびが脳梗塞をはじめとする病気のサインかどうかの見分け方

生あくびが病的なものかどうかを見分けるには、「あくびの回数」と「他の症状の有無」の2点を確認することが目安となります。

本章では、病的なあくびと通常のあくびを見分けるためのチェックポイントを解説します。

以下でそれぞれのチェックポイントについて確認していきましょう。

あくびの回数を確認する

まず確認すべきなのは、十分な睡眠をとっているにもかかわらず、短時間に何度も生あくびを繰り返していないかという点です。

眠気・疲労・退屈などの状況に応じて散発的に出る通常のあくびと異なり、睡眠不足や疲れとは無関係に発生する生あくびを繰り返している場合、身体からの異常サインである可能性も否定できません。

実際に、15分以内に3回以上のあくびが出る場合を「病的なあくび」と定義した研究では、急性脳卒中で入院した方の約42.9%に、病的なあくびが見られたという報告もあります。
※出典:BALKAN MEDICAL JOURNAL

しかし、あくびの回数だけでは、生理現象の範囲なのか、病的なのかを判断するのは難しいため、以下で解説するあくび以外の症状の有無も確認しましょう。

あくび以外の症状が出ていないか確認する

生あくびが病的なものかどうかを見分けるうえで、あくび以外に身体的な症状が出ていないかを確認することが重要です。

具体的には、頭痛、めまい、手足のしびれ、立ちくらみなどが同時に出ていないかを確認し、これらの症状が一つでも当てはまる場合は、脳の異常が背景にある可能性が考えられます。

また、脳梗塞の判断には、「FAST(ファスト)」と呼ばれるチェック方法が有効です。

項目 確認内容
F(Face:顔) 顔の片側が下がっていないか、笑顔が左右対称か
A(Arm:腕) 両腕を前に上げて、片方が下がってこないか
S(Speech:言葉) ろれつが回るか、簡単な文章を正しく話せるか
T(Time:時間) 上記のいずれかが当てはまる場合は発症時刻を確認し、すぐに救急要請する

上記の「F・A・S」のうち一つでも当てはまる症状があれば、迷わず救急車を呼ぶなど、速やかな対応が求められます。

脳梗塞を発症した場合、初期治療の遅れが、重大な後遺症につながる場合があるため注意が必要です。

脳梗塞以外で生あくびの症状が出る疾患・病態

生あくびは脳梗塞だけでなく、他の重大な疾患のサインとして現れる場合があります。

本章では、脳梗塞以外で生あくびを引き起こす可能性のある主な疾患・病態について解説します。

以下でそれぞれの内容について詳しく見ていきましょう。

脳出血

脳梗塞と同じ「脳卒中」に分類される脳出血でも、ごくまれに生あくびが現れる可能性があります。

脳出血は、脳内の細い血管が破れて脳の組織内に出血し、血腫(血の塊)が脳を圧迫して機能障害を引き起こす疾患です。

特に高血圧の方は脳出血のリスクが高いとされており、生あくびに加えて、突然の頭痛や吐き気、片麻痺(半身麻痺)を伴う場合は、迷わず救急車を呼びましょう。

脳腫瘍

脳腫瘍も、慢性的な脳の酸欠を引き起こし、ごくまれに生あくびを誘発する場合があります。

脳内に腫瘍ができると周囲の組織が圧迫され、頭蓋内の圧力(頭蓋内圧)が高まることで、十分な酸素が脳へ運ばれにくくなります。

また、生あくびだけでなく、慢性的な頭痛、突然の嘔吐、視野障害などの症状が現れる可能性があります。

脳梗塞のように突然発症するわけではありませんが、進行すると命に関わるため早期発見と早期治療が重要です。

十分な睡眠をとっても毎日生あくびや頭痛が続く場合は、脳神経外科で相談し、必要に応じて画像検査を検討することが推奨されます。

心筋梗塞

心臓の血管が詰まる心筋梗塞は一見すると脳とは無関係に思えますが、生あくびが前兆として現れた症例があると報告されています。

心筋梗塞は、心臓に血液を送る冠動脈が詰まる病気で、心臓のポンプ機能が低下すると全身への血流が悪くなります。

主な症状は激しい胸の痛みや圧迫感ですが、脳への血流も一時的に減少することで、脳内の酸素不足から生あくびが出ると考えられています。

胸の痛み・締め付け感・冷や汗などを伴う生あくびが続く場合は、心臓からの重大なSOSサインである可能性が高いといえるでしょう。

心筋梗塞も脳梗塞と同様に命に関わる疾患のため、症状を感じたら迷わず救急要請をすることが大切です。

貧血・低血圧

脳や心臓の重大な病気以外にも、重度の貧血や低血圧が、生あくびを頻発する一つの要因とある可能性があります。

貧血や低血圧の状態では、脳に十分な酸素が行き渡らなくなり、酸素を取り込もうとする身体の反応として、生あくびが起こりやすくなると考えられています。

立ちくらみ、めまい、全身の倦怠感などを伴うことが多く、特に朝起きた時や立ち上がった時に症状が出やすいのが特徴です。

脳梗塞などの重大な疾患と比べれば緊急性は低いものの、慢性的に続く場合は医療機関を受診して原因を調べましょう。

脳梗塞と生あくびの関係性についてよくある質問

最後に、脳梗塞と生あくびの関係性についてよくある質問に回答します。

気になる項目から確認し、ご自身やご家族の症状チェックの参考にしてください。

生あくび以外の脳梗塞の前兆は?

脳梗塞における生あくび以外の代表的な前兆は、顔や腕の麻痺、言葉の異常などの症状です。

前述のとおり、脳梗塞の前兆を判断するにあたって、「FAST(ファスト)」の項目をチェックするのが有効です。

項目 確認内容
F(Face:顔) 顔の片側が下がっていないか、笑顔が左右対称か
A(Arm:腕) 両腕を前に上げて、片方が下がってこないか
S(Speech:言葉) ろれつが回るか、簡単な文章を正しく話せるか
T(Time:時間) 上記のいずれかが当てはまる場合は発症時刻を確認し、すぐに救急要請する

これらの症状は数分で自然に消えることもありますが、本格的な脳梗塞の前触れである可能性があるため、迷わず救急車を呼びましょう。

生あくびの対処法は?

眠気や疲労がないのに生あくびが続く場合、まずはしっかりと睡眠をとり、十分な休息後も不自然なあくびが継続するかを確認してください。

同時に、激しい頭痛や手足のしびれなど、あくび以外の異常な症状が出ていないかを観察しましょう。

繰り返し生あくびが出る場合や他の症状を伴う場合は、「ただの疲れ」と自己判断せずに医療機関で診察・検査を受けることが大切です。

頭痛や吐き気を伴う生あくびは医療機関を受診しよう

生あくびは、脳への血流が減少することで起こり、脳梗塞の前兆・初期症状として現れる可能性があるといわれています。

睡眠不足や疲労感がないにもかかわらず、15分以内に3回以上のあくびが出る場合や、頭痛・吐き気・しびれ・ろれつが回らないなどの症状を伴う場合は、脳梗塞の可能性が疑われます。

「ただの疲れ」と自己判断せず、気になる症状があれば速やかに医療機関を受診することが、重大な後遺症を防ぐ何よりの対策です。

また、近年の脳梗塞の後遺症治療では、自己細胞を用いた「再生医療」が注目されています。

再生医療とは、患者さまの細胞や血液を用いて損傷した組織の再生・修復を促す医療技術のことです。

従来の治療では難しかった脳細胞の改善にも期待されており、実際に再生医療の治療によって脳梗塞の後遺症が改善した症例もあります。

>>再生医療によって脳梗塞の後遺症が改善した症例(60代男性)はこちら

当院リペアセルクリニックでは、再生医療について無料カウンセリングを実施しております。

「脳梗塞の後遺症にお悩みの方」「再生医療について詳しく知りたい方」は、ぜひ当院にご相談ください。

監修者

圓尾 知之

Tomoyuki Maruo

医師

資格・所属学会

日本脳神経外科学会 所属

脳神経外科の最先端治療と研究成果を活かし、脳卒中から1日でも早い回復と後遺症の軽減を目指し、患者様の日常生活の質を高められるよう全力を尽くしてまいります。

関連論文: The association between diffusion-weighted imaging-Alberta Stroke Program Early Computed Tomography Score and the outcome following mechanical thrombectomy of anterior circulation occlusion