-
- ひざ関節
- 膝の慢性障害
鵞足炎を悪化させると変形性膝関節症になる危険性をご存知ですか 鵞足炎が悪化すると、日常生活に支障をきたすばかりでなく、進行すると変形性膝関節症が起こってしまう危険性があります。 鵞足炎を悪化させないためには、何をする必要があるのでしょうか? 治療方法などを紹介しながら見ていくことにしましょう。 変形性膝関節症とは?詳しくはこちら 鵞足炎が悪化すると大変なことに! 鵞足炎の軽症段階では、歩いた時や運動した時に、膝の内側に少し痛みを感じる程度です。 しかし、これを放置してしまうと、階段の昇り降りが苦痛になったり、強い痛みを感じ始めます。 重症になると、じっとしていても痛みを感じるなど、日常生活に支障をきたすようになります。 また、鵞足炎は、スポーツ障害の1つとも言われています。体の成長が未熟な子どもが、この鵞足炎になってしまうと、将来、膝に問題を抱えることにもなりかねません。 予防を心がけることが大切ですし、もし鵞足炎になってしまったときは、なるべく軽症のうちに治療することが大切です。 鵞足炎の治療 まずは、膝を休めることが大切です。 痛みを感じたら、アイシングをしながら安静にしてください。貼り薬や塗り薬を使用してもよいでしょう。 このケアで症状に改善が見られなければ、病院を受診してくださいね。 痛みを感じる部分に熱や張りを感じる時は、超音波治療や電気療法などを行い、炎症の軽減を図ります。 痛みが和らいだら、膝に負担をかけないようにしながら、太ももの裏側や内側の筋肉のストレッチをします。ス ポーツをする際のフォームづくりや、足首の柔軟性をつける、膝と足がまっすぐ前を向くようにし、階段を昇る時や歩く時は、できるだけ膝と足先が一直線になるように意識づけをする、足の形に合わせたインソールを入れるなども、鵞足炎を悪化させないためには効果的でしょう。 また、鵞足部の緊張が高まっていると、膝関節がねじれます。これは、さらに鵞足炎を悪化させることになりますので、太ももの過度な緊張をほぐし、膝関節の可動域を拡げるマッサージや、ストレッチ、筋力回復などの膝関節機能改善のための治療が行われます。 鵞足部の治療を行っても痛みが引かないときはどうする? 鵞足部の治療を行っても痛みが引かない時には、ステロイドと局所麻酔薬の注射もありますが、ステロイドが腱を痛める恐れがあり、最小限にとどめられています。 また、この痛みは、鵞足炎が悪化したものであったり、鵞足炎が原因とは限らないため、診断は慎重に行われます。 まとめ・鵞足炎を悪化させると変形性膝関節症になる危険性をご存知ですか 鵞足炎を発症しても、軽症や中等症であればスポーツの継続は可能です。 ただし、悪化してしまうと大変なことになってしまう可能性があるため、軽症のうちに治療やリハビリを行うことによって、鵞足炎を悪化させないようにすることが大切です。 また、スポーツをしていなくても、鵞足炎になることがあります。その場合も、日常生活に支障をきたすことになる前に治療を受けるようにしましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院
投稿日:2024.03.18 -
- 膝の慢性障害
- ひざ関節
鵞足炎は重症化すると完治が難しくなります!そうなる前の治療をおススメします 膝の内側の痛み、これくらいの痛みなら我慢できると、そのままにしていませんか?鵞足炎を放置しておくと、日常生活に支障をきたすこともあります。 鵞足炎が重症化してしまうと、変形性膝関節症を併発することもあるんです。そのようなことにならないように、早期に治療を開始しましょう。 鵞足炎は10~20代に発症しやすい 膝の痛みというと、中高年や高齢者というイメージがありますが、鵞足炎は10~20代の若者に発症しやすいという特徴があります。 筋肉や神経、骨や腱などが未成熟のうちに激しいスポーツを行うことで、膝に大きな負担がかかってしまうことが原因です。 特に、サッカーやラグビー、マラソンやバスケットボール選手に多く、膝を酷使することにより鵞足炎になってしまうのです。 子どものうちに重症化してしまうと、その後の選手生命を絶たれてしまうということも十分に考えられますから、鵞足炎が重症化する前に、しっかりと治療し、再発予防策を取る必要があります。 スポーツによる膝の慢性障害 鵞足炎は、スポーツをする若者に多く発症することからスポーツ障害の1つと言えます。 スポーツの過度な練習によって、膝に起こる障害は鵞足炎だけでなく、以下のようなものもあります。 ・大腿四頭筋腱付着部炎 ・膝蓋腱炎 上記二つは、ジャンパー膝とも言われています。 ・鵞足炎 ・腸脛靭帯炎 これらの障害は、膝のどの部分で炎症が起こっているかによって、名前がついています。 すべてに共通している原因は、筋力不足や、体の柔軟性不足、過度な練習、不適切な靴や、練習場のコンディションなどです。 そして、膝に相当の負担がかかることによって発症し、無理をし続けることで重症化してしまいます。 鵞足炎が重症化すると… 歩いた時や運動した時に、膝に痛みを感じる程度なら軽症ですが、鵞足の部分が熱を持ったり、違和感があったりすると注意が必要です。 腫れてくるというような症状があれば、鵞足炎が重症化してきている証拠です。 さらに、鵞足炎が重症化すると、動いていない時でも痛みを感じるようになり、日常生活に支障をきたします。特に階段の昇り降りがつらくなりますし、鵞足炎と変形性膝関節症とを併発する例も多いです。 まとめ・鵞足炎は重症化すると完治が難しくなります!そうなる前の治療をおススメします 鵞足炎は重症化すると完治が難しくなりますし、新たな病気を併発する可能性もあります。 ですから、鵞足炎の症状を感じたら、なるべく早く病院を受診し、適切な治療を始めることが必要です。 また、スポーツをする10~20代の若者に多い病気ですが、スポーツをしていない人でも、鵞足炎を発症することがあります。 膝は何をするにもとても大切な場所ですから、ストレッチをするなどして疲れをとり、適度に休ませてあげることも必要です。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.08.20 -
- 膝の慢性障害
- ひざ関節
鵞足炎とは?なりやすい人とは?セルフケア方法とは 階段の昇り降りや、椅子から立ち上がる時、歩いている時に膝の内側がずきずきと痛むことはありませんか? それは、鵞足炎かもしれません。鵞足炎とは、どのような病気なのでしょうか。 鵞足炎とは? 鵞足とは、ひざの内側に集中してついている筋肉の部分で、膝の曲げ伸ばしに重要な筋肉です。日ごろから、ストレッチをしてこの筋肉を伸ばしておくと良いといわれています。 鵞足炎とは、そのストレッチができていないことで、筋肉が硬くなり、歩行、階段の昇降、椅子から立ち上がる時などに引っ張られることによって炎症を起こし、痛みを感じる病気です。 そのまま放置していると重症になることもあり、じっとしていても痛みを感じ、日常生活に支障をきたします。特に、階段の昇り降りに支障がでます。 鵞足炎になりやすい人とは? 鵞足炎は、特にランナーがなりやすいと言われています。 ランニングする際に、強く膝を曲げ伸ばしすることによって、鵞足周囲の筋腱と膝の内側の骨が摩擦、炎症を起こしやすいからです。 急激なターンやストップを行うサッカー、ラグビーやアメフトなどの横の動きを頻繁にする種目や、慣れない新種目を始めたばかりの人になりやすく、新学年の始まる4月や5月、練習量の増える大会前の時期に見られることが多いです。 スポーツをしていない人も鵞足炎になります。 鵞足炎とは、膝に負担をかけることによって起こるものです。職場において、椅子から立ったり座ったりを繰り返す、趣味でジョギングを始めた、体重が増えた人などは、膝への注意が必要です。 また、変形性膝関節症を患っている高齢者も、鵞足炎を併発することがありますので、注意が必要です。 こちらも併せてご参照ください セルフケアと再発防止 痛みを感じたら、アイシングをし、安静にしましょう。 痛みによって、筋肉が緊張して萎縮し、動かなくなってしまいますから、膝に負担をかけないように、ゆっくりストレッチを行います。 筋肉の疲労を取り除くことが大切ですが、セルフケアによる改善が見られない場合は、病院で診てもらいましょう。 膝に痛みを感じる鵞足炎とは、スポーツをしていなくても起こる炎症です。 日ごろから、ストレッチの習慣をつけるといいでしょう。また、再発防止のためにも、継続してストレッチを行うことが大切です。 まとめ・鵞足炎とは?なりやすい人とは?セルフケア方法とは 階段の昇り降りや、椅子から立ち上がる時、歩いている時に膝の内側がずきずきと痛むことはありませんか? それは、鵞足炎かもしれません。鵞足炎とは、どのような病気なのでしょうか。 鵞足炎とは、膝に負担をかけることによって起こる足の炎症です。 日常の生活に支障きたす前に、治療しましょう。 また、筋肉を柔らかい状態で保つことによって、予防が可能ですから、日ごろから膝に負担をかけないことを意識すること、ストレッチすることが大切です。 慣習:リペアセルクリニック大阪院
投稿日:2023.12.12 -
- オスグッドシュラッター病
- ひざ関節
オスグッドシュラッター病と成長痛は全く違うので要注意! オスグッドシュラッター病は、成長痛と同じような時期に同じような症状が出る病気です。病気の中には、他の病気や症状と似ていて判別が難しいことがあり、風邪かな?と思っていても、病院で診てもらったら意外な病気であったというケースも珍しくありません。 オスグッドシュラッター病も、成長痛と間違えやすい病気です。しかし、放置すると後遺症が残ってしまいますから、医師の診察・診断・治療が必要です。 オスグッドシュラッター病はどんな病気? オスグッドシュラッター病は、太ももの筋肉が成長期に固くなることが原因で発症する病気で、膝に炎症と痛みの症状を引き起こします。成長とともに症状は落ち着きますが、場合によっては成長期後や成人後に症状が再発する可能性があります。 また、骨が急速に成長し、それに軟部組織の成長が追い付かない成長期に好発するという特徴があり、サッカーのようにダッシュやキックの動作の多い(他にもジャンプ動作も含まれる)スポーツに参加している子供に多く見られます。 成長痛ってどんな病気? 成長痛は、病気というよりも「症状」です。成長痛は、体が未発達な状態で活発に運動することによって負荷がかかり、痛みの症状を引き起こすという説がありますが、医療機関を受診しても具体的な原因が判明しません。 ですから、子供が痛みを訴えても具体的な原因が不明な場合に「成長痛」であると判断することがあります。この成長痛は、体の成長が運動量に十分追いつくことで症状が落ち着きます。 成長痛と勘違いすると治療が遅れる このように、オスグッドシュラッター病と成長痛は症状と好発時期の共通点があり、どちらかを発症した際にもう片方であると勘違いしてしまうケースも珍しくありません。 成長痛をオスグッドシュラッター病と間違えても医療機関で検査を受ければわかることなのですが、問題は逆のパターン、つまり「オスグッドシュラッター病を成長痛であると勘違いする」ケースです。 なぜ問題なのか…というと、オスグッドシュラッター病であった場合、治療が遅れるからです。また、オスグッドシュラッター病ではなかったとしても若年性のリウマチや白血病、感染症などの病気が原因で痛みが出ていることがあります。 病気であった場合は、早期に適切な治療を行う必要がありますが、「きっと成長痛だろう」と素人判断をしてしまうと、しかるべき検査を受ける機会を逸してしまうのです。 まとめ・オスグッドシュラッター病と成長痛は全く違う 成長期でスポーツを頻繁に行っているお子さんが膝の痛みを訴えたら、成長痛も疑われるのですが、そうではない病気である可能性もあるので、まずは整形外科を受診するようにしてください。 オスグッドシュラッター病であった場合、早期に治療を開始すること、適切なリハビリを行うことで、症状が改善でき、再発や後遺症のリスクを減らすことができます。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.04.10 -
- オスグッドシュラッター病
- ひざ関節
成長期に発症するイメージが強いオスグッドシュラッター病ですが、大人になって発症するケースもあります。 そのため、膝に対して痛みや皮膚の赤み、熱っぽさがある大人の方はオスグッドシュラッター病を患っている可能性もあります。 本記事では、オスグッドシュラッター病が再発する原因から、できるだけ早く治す方法までを大人向けに解説します。辛い痛みから解放されたい方はぜひ参考にしてください。 オスグッド(オスグッドシュラッター病)とは オスグッド(オスグッドシュラッター病)は、成長期の子どもに多く見られる病気です。骨や膝周辺の筋肉が成長している過程で過度な運動を行うと、膝に負担がかかり発症します。発症リスクは高まります。 中でも、ダッシュやジャンプ動作を伴うスポーツはオスグッド病の発症リスクを高めます。 成長期が終わると、オスグッド病の発症リスクは大幅に低下します。また、発症したオスグッド病も成長期が終わるにつれて快方に向かいます。 しかし、重度のオスグッド病の場合、後遺症のリスクを伴います。骨や軟部組織が成長異常などを引き起こしている場合、大人の体格になった後でも膝に大きな負荷がかかった際に痛む可能性があるのです。 オスグッドが大人になって再発する原因 オスグッド病は一般的に成長期の終わりとともに回復します。しかし、膝の使い方次第で、大人になって再発する可能性があるのです。 大人になってからオスグッド病を発症する原因は、以下の2つが挙げられます。 体の動かし方の問題 体の使い方に問題があるために発症するケースがあります。 ・大腿四頭筋の柔軟性低下 ・膝の使いすぎ ・足首・股関節の可動域が狭い 大腿四頭筋とは、太ももの筋肉のことです。大腿四頭筋の柔軟性が低下すると屈伸運動をするたびに脛骨粗面が強く引っ張られるため、オスグッドを発症しやすくなります。 また、姿勢の悪さが四頭筋の柔軟性低下を招くため、体の重心が後方によっていないか注意してください。 足首や股関節の可動域が狭いと、分散されるはずの力が膝に加わります。膝の使いすぎにもつながるので、足首や股関節の柔軟性も大切です。 子どもの頃に発症したときの後遺症 子どもの頃に発症したオスグッド病の後遺症により、大人になって再発するケースもあります。 「オスグッド後遺症」と呼ばれ成長期が終わって脛骨粗面の軟骨が硬くなった後に膝に負担をかけすぎると発症します。 オスグッド後遺症を防ぐためにも、運動や仕事前の準備体操やストレッチを欠かさず行いましょう。 オスグッドを早く治す方法 この項目では、オスグッドを早く治す5つの方法を紹介します。リハビリから自身で実施できる方法をピックアップしていますので、症状にあわせて行ってみてください。 ・十分な休養 ・柔軟性の改善 ・筋力の確保 ・動作の改善 ・サポーターの着用 十分な休養 まずは十分な休養をとりましょう。 スポーツに取り組んでいる場合、数カ月はスポーツから離れる必要があります。 オスグッド病を発症してから膝に負担をかけてしまうと、完治までに時間がかかり、後遺症の発生リスクも高くなってしまいます。 柔軟性の改善 柔軟性の改善もオスグッド病を治す上で重要です。 オスグッド病の要因は、軟部組織の成長が遅れるために筋肉が固くなってしまうことです。症状を改善するために、前太もも前面の筋肉の柔軟性を上げましょう。 また、膝の動作をスムーズにするためにも、足首や骨盤の柔軟性を高めることも大切です。 筋力の確保 オスグッド病を早く治すカギは筋力の確保です。 太もも前面の筋肉が不均衡だと、膝の前面にかかるストレスが増大します。 また、太ももの筋肉低下は同様に膝へのストレスを招くため、十分な休養をとったら徐々に筋力アップを目的としたトレーニングを行いましょう。 動作の改善 動作の改善は、オスグッド病の再発予防にも有効です。 体の重心が後方に向いていると、太もも前面・膝前面の筋肉に大きな負荷がかかり、オスグッド病の再発を促してしまう可能性があります。 したがって、骨盤前方重心に導くトレーニングが効果的です。 かかりつけの接骨院・整体・整形外科の専門医と相談しながらトレーニングを行いましょう。 サポーターの着用 サポーターの着用は、膝の負担軽減に期待できる一方で、症状の緩和に効果をもたらします。 サポーターを着用した状態で、柔軟性の改善や筋力の確保を目的としたトレーニングやリハビリを行うことで、膝への直接的なダメージを防げます。 ただし、サポーターはオスグッド病を治すために使用するものではありません。あくまでも、膝への負担を軽減させる補助的な役割であることを念頭におきましょう。 また、オスグッド病のサポーターには以下の種類が存在します。 膝を覆うサポーター ・安定感があり、ズレにくいので使いやすい 膝の動きが制限されてしまうデメリットがあります。 ベルト型のサポーター ・膝の動きが制限されない ・着脱が容易 ・強く締めないとズレてしまう サポータの選び方や装着方法については、かかりつけ医療機関の医師に相談しましょう。 オスグッドを大人になってから発症した場合は手術が必要なケースもある オスグッド病は、手術が必要となるケースもあります。 ただし、手術をするのは重症化した場合や保存療法で改善されなかったときだけです。手術の必要性は、医師の診断結果に応じて判断されます。 手術には、骨片を摘出する手術と隆起した脛骨粗面を切除する2種類の手術があります。 手術せずに放置すると症状が悪化して後遺症が出る可能性もあるため、早期の治療が大切です。 オスグッドを大人になってから発症した方からよくある質問 オスグッドを大人になって発症した方の疑問にお答えします。 中でも、よくある質問をピックアップしたので、オスグッドを発症した大人の方はぜひご確認ください。 オスグッド後遺症にならないためには? 完治した後も、再発しないようストレッチを行いましょう。 治療中はもちろん、痛みがなくなった後もストレッチを続けてください。医師からストレッチに関する指導を仰ぎつつ、継続することが大切です。 成長痛とオスグッドの違いは? 成長痛とオスグッドは、痛む部位に違いがあります。 成長痛は膝全体やその他の足に痛みが発生するのに対して、オスグッドは膝のお皿の下に痛みがあります。 オスグッドを成長痛と勘違いして治療が遅れるケースがあるので、膝に痛みがある場合は一度医療機関で精密検査を受けてみると良いでしょう。 オスグッドを大人になってから発症した場合は適切に対処しよう オスグッド病は大人になってから発症する可能性もあります。膝に痛みや違和感を覚えたら一度医療機関を受診してみましょう。 また、痛みがあるうちはスポーツを中止してください。痛みがなくなれば復帰できますが、発症後3~6カ月程度は運動によって症状が強くなる傾向にあります。 十分な休養をとった後、サポーターを着用した上で筋力強化や柔軟性向上を目指したリハビリ・トレーニングを行いましょう。
投稿日:2024.11.06 -
- オスグッドシュラッター病
- ひざ関節
オスグッドシュラッター病を改善するために必要なリハビリについて 病気の中には、しっかりと治して元の生活に近づけるための「リハビリ」を必要とするケースがあります。「オスグッドシュラッター病」でもそうなのですが、具体的にどのようなリハビリを必要とするのでしょうか? オスグッドシュラッター病ではどんなリハビリをするの? オスグッドシュラッター病ではどんなリハビリをするのかについてご紹介します。 十分な休養 まずは「十分な休養」を確保することが第一です。 特に部活動でスポーツに取り組んでいる場合、数か月はスポーツから離れる必要があるケースもあります。 オスグッドシュラッター病になってからも膝に負担をかけてしまうと、完治に時間がかかったり、後遺症を発症するリスクを抱えることになるからです。 柔軟性の改善 次に「柔軟性の改善」を行います。 オスグッドシュラッター病は成長期における軟部組織の成長の遅れによって筋肉が固くなってしまうことが大きな要因ですから、太もも前面の筋肉の柔軟性を確保することによって、症状を改善することに繋がります。 また、膝の動作を確保するために、足首や骨盤の柔軟性を確保することも必要になります。 筋力の確保 次は「筋力の確保」です。 太もも前面の筋肉が不均衡だと、膝の前面にかかるストレスが増大します。 また、太ももの筋肉の筋力不足も同様にストレスの原因となり、負担をかけてしまいますから太ももの筋力を向上させるためのトレーニングを行います。 このとき、必要に応じて電気刺激などの器具が用いられることもあります。 動作の改善 最後に「動作の改善」です。 重心が後方に移動することによって、太もも前面の筋肉や膝の前面に大きく負荷のかかる動作に変化してしまい、このままでは症状の再発を促してしまう可能性もあります。ですから、骨盤を前に倒した前方重心に導く動作をトレーニングします。 特に、部活動などでスポーツに取り組んでいる場合、再発や後遺症のリスクなどを考慮すると、このリハビリは重要な意味を持つことになります。 オスグッドシュラッター病は手術が必要なケースもある オスグッドシュラッター病は、症状の強さによって治療を行いながらスポーツを継続できるケースもありますし、長期間スポーツから離れなければならないケースもあります。 また、手術を必要とするケースもあります。 オスグッドシュラッター病の症状の程度にもよりますが、手術を行わなければ後遺症が残る可能性もある病気であることを、本人や家族が自覚することが必要です。 まとめ・オスグッドシュラッター病を改善するために必要なリハビリについて オスグッドシュラッター病を発症する時期は、成長期真っただ中であることが多く、同時にスポーツを頑張りたい!休みたくない!というお子さんの意思が強い時期でもあると思います。 ですが、早期に治療を行い、適切なリハビリを行うことによって症状が改善できます。放置すると手術が必要になることもあり、後遺症のリスクも高くなります。 お子さんが膝に痛みや違和感を感じたら、早目に医療機関で検査を受け、オスグッドシュラッター病の適切な治療・リハビリを受けるようにしてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院
投稿日:2024.04.12 -
- オスグッドシュラッター病
- ひざ関節
オスグッドシュラッター病の発症原因とその対処法 オスグッドシュラッター病に限ったことではありませんが、病気の原因を知ることで、その予防に役立てることができます。そこで、オスグッドシュラッター病の発症原因をまとめました。予防・回復などに役立てみてください。 こちらも併せてご参照ください オスグッドシュラッター病のメカニズム オスグッドシュラッター病は、小中学生という成長期の過程における「骨の成長」と「軟部組織の成長」のズレにより発症しやすいことがわかっています。 そもそも「骨の成長」つまり「膝が伸びる仕組み」とは何かについて説明します。 まず、大腿四頭筋が膝蓋骨の上端に付着し、膝蓋骨を介してその下端から膝蓋腱を経緯して脛骨粗面に付着して停止します。大腿四頭筋の筋力はそのメカニズムの終端において脛骨粗面に伝わるのですが、この脛骨粗面は狭く、大腿四頭筋の引っ張る力によって骨端核(骨が成長するための新しい骨)の発達を阻害し、剥がれやすい構造になっています。 小中学生の年齢になると成長期が訪れますが、その際に骨の成長に対して軟部組織の成長はやや遅れ気味になります。その結果、大腿四頭筋の柔軟性が低下してしまうのです。 結果、脛骨結節が徐々に突出し、剥離を起こして炎症を引き起こし、痛みの症状を引き起こします。これが、オスグッドシュラッター病の発症メカニズムです。 オスグッドシュラッター病の原因となりやすい運動 オスグッドシュラッター病は、基本的にどんな運動でも発症する可能性が考えられます。しかし、そのメカニズムの関係上、とくに発症しやすい(好発)スポーツがいくつか存在します。 ●サッカー ●バレーボール ●バスケットボール ●バドミントン ●陸上競技 これらのスポーツは「ダッシュ」「ジャンプ」など、膝に負担のかかりやすい動きが多く取り入れられているスポーツです。そのため、部活動や習い事などでこれらのスポーツに取り組んでいる子供に発症しやすい病気であるといわれています。 オスグッドシュラッター病を発症したらどうするべきか もし、オスグッドシュラッター病を発症してしまった場合には、痛みがあるうちはスポーツを中止する必要があります。痛みがなくなればスポーツに復帰することが可能ですが、発症後3~6か月程度はスポーツの実施によって症状が強くなる傾向にあります。 オスグッドシュラッター病は成長期における一過性の病気であるとされていますから、成長期の終了とともに多くの場合で治癒する病気です。 しかし、どうしてもスポーツから離れたくない場合には、スポーツ実施前にアイスマッサージやストレッチ、ベルト装着などの措置を行ってください。 まとめ・オスグッドシュラッター病の発症原因とその対処法 オスグッドシュラッター病の原因を見てみると、成長期には欠かせない「骨の成長」が関係していることが分かります。ですから、特に成長期にスポーツに取り組んでいる子供たちに発症しやすいのですが、強い痛みがある場合は早めに休み、痛みを取り除くように促してあげてください。また、早めに医師に相談し、適切な対処方法についての指導を受けることも必要です。 監修:リペアセルクリニック大阪院
投稿日:2024.04.19 -
- 変形性膝関節症
変形性膝関節症の痛みを和らげる3つのストレッチと行うべき時期について 変形性膝関節症は、ストレッチをすることである程度痛みを緩和させる効果が期待出来ます。そこで今回は膝関節のストレッチ方法やストレッチを行うのに適した時期についてご紹介します。 変形性膝関節症に効果的な3つのストレッチ 変形性膝関節症に効果的なストレッチは、自宅で簡単に行うことが出来ますし、やり方も簡単です。こちらでは、足首と膝、脚を使ったストレッチを3つ紹介しますね。 ①足首ストレッチ まず、床に両手両足を伸ばした状態で座りましょう。この時、手のひらは床に着いています。そして、片方の足首を伸ばし、5秒キープし力を抜きます。 反対の足首も同様に行ってください。 ②膝ストレッチ まず、仰向けに寝転びます。その後片方の膝を曲げ、胸の方にゆっくりと引き寄せましょう。片方が終わったらもう片方も同様に行ってください。回数は左右それぞれ5回ずつです。 膝ストレッチを行うときには、「手で脚を引っ張らない」ようにしてください。足を胸の方に引き寄せていきますが、手は添えるだけ。つまり、足の力だけで行うことが大切です。 ③脚上げストレッチ まず、仰向けに寝転び、片方の膝を軽く曲げましょう。次に、伸ばしている方の膝をゆっくり上げ、5~10秒ほどキープします。 膝を上げる高さは、最初に軽く曲げた側の膝の高さを目指してくださいね。左右それぞれ20回ほど行ってください。 この足上げストレッチ運動では、太ももの前側にある大腿四頭筋を鍛える効果が期待できます。この部分の筋肉を鍛えることで、歩行の際に膝関節にかかる負担が軽くなるので、変形性膝関節症の痛みの緩和や改善に効果的なのです。 変形性膝関節症のストレッチを行うのに適した時期 変形性膝関節症のストレッチは、膝に痛みのある時に無理に行ってしまうと逆効果になってしまう危険があります。痛みがある場合は、まずは整形外科を受診するようにしてくださいね。 無理のない範囲であれば、一日の中で何度行っても良いでしょう。お風呂の中で行なうのも効果的です。毎日の生活の中に、ストレッチをする時間を設けていきましょう。 まとめ・変形性膝関節症の痛みを和らげる3つのストレッチと行うべき時期について 今回は足首と膝、脚を使った変形性膝関節症のストレッチを3種類ご紹介しました。どのストレッチも簡単に行うことができますが、膝に痛みがある時は無理しないことが大切です。出来る範囲で適切に行うようにしましょう。 注射をすることで痛みを和らげる方法もあります。 監修:リペアセルクリニック大阪院 以下もご参考ください 監修:リペアセルクリニック大阪院
投稿日:2024.11.19 -
- 変形性膝関節症
- ひざ関節
変形性膝関節症で末期の患者さんを看護するときのポイント 変形性膝関節症は末期になると痛みや腫れがひどくなり、膝の変形も進みます。患者さんはとても辛い状態になりますし毎日の生活にも支障が出るので、ストレスも抱えてしまいます。 このような変形性膝関節症の末期の患者さんを看護するときのポイントや注意点をまとめてみました。 変形性膝関節症と看護 変形性膝関節症の患者さんは、末期になると膝の痛みや腫れで日常生活が思うように出来なくなります。このような状態を改善するには、外科手術が有効な手段となります。 しかし、外科手術を行う場合は入院が必要になることがほとんどですし、術後もリハビリを行う必要性があります。痛みや手術・入院に対する不安など、ストレスも大きなものとなるので、そういった患者さんの心に寄り添う看護が必要です。 手術前の看護 手術前は、とにかく患者さんの不安を和らげることが重要です。膝の痛みはもちろん、手術の規模や方法、これまでの手術経験の有無によって不安に思う度合いも患者さんそれぞれで異なります。 自身の手術についての不安だけでなく、例えば家庭の主婦で旦那さんのことが心配だったり、家で飼っているペットのことが心配で落ち着けないという患者さんもいるでしょう。そういった不安を聞き入れ、患者さんの家族などと相談し、前向きな気持ちで手術を受けられるように導いてあげることも必要です。 患者さんに納得して手術を受けてもらうこと どのような手術でもそうですが、やはり外科的な治療にはリスクが伴います。医師から一通りの説明を受けていたとしても、その場で聞けなかったこと、説明後しばらくたってから不安や心配に思うこともあるかもしれません。 何のためにその手術を行うのか、手術を受けることでどのように症状が改善する効果が期待できるのかなどをよく説明し、患者さんに納得してもらうことで、患者さんの抱える不安は軽くなります。 手術後の看護 術後は、患者さんの容態の確認が重要です。 特に手術直後は状態が変化しやすいので、看護師による麻酔からの覚醒状態確認、輸液量の確認、点滴の速度調整などが行われ、いつも以上に医療者の病室への出入りが多くなります。傷の痛みや出血はあるかどうか、ドレーンの量やにおいの確認なども頻繁になるので、ストレスに思ってしまうかもしれません。 医師や看護師による様態の確認の必要性についても十分患者さんに納得してもらうことが必要です。 リハビリ中の看護 手術後にはリハビリが始まります。 傷口からの痛みはもちろん、変形していた膝を手術でまっすぐに矯正したため、筋力に張りが出て痛む場合もあります。痛みについては、痛み止めを投与したり患部をアイシングしたりして、コントロールすることもできます。 患者さんの中には、痛みを我慢してしまう人もいますから、患者さんのそばにいる看護者が、看護師や医師に何げなく伝えてあげるということも必要な場合もあるでしょう。 また、痛みの感じ方にも個人差があります。痛みを我慢してしまう患者さんとは逆に、大げさに痛みを訴える患者さんもいますが、優しく受け止め対応をしてあげてください。 さらには、患者さんがこれからの生活に不安を感じていてリハビリに乗り気でないこともあります。そういった場合には無理をしないようにゆっくり進めていくこともできます。 ただ、日常生活を取り戻すためにはリハビリが重要ですから、機会があればリハビリの大切さをその都度説明し、患者さんが納得できるように、前向きになれるように看護を行っていきましょう。 まとめ・変形性膝関節症で末期の患者さんを看護するときのポイント 変形性膝関節症のさんは、痛みの他にも様々な不安を感じています。手術前後、手術直後、リハビリ中といった段階において、不安や心配事は様々ですし、個人差もあります。患者さんの様子をよく見る、話を聞くなどして、不安を軽減してあげられるような看護をしてください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.11.19 -
- 変形性膝関節症
- ひざ関節
変形性膝関節症のリハビリ内容と開始時期、リハビリ期間について 変形性膝関節症の治療では、生活改善や投薬の他にリハビリによる治療を行う場合もあります。 そこで今回は、変形性膝関節症のリハビリ内容と開始時期、リハビリ期間についてご紹介します。 変形性膝関節症で行われる治療 変形性膝関節症の治療では、症状が軽いうちは生活改善や運動療法、内服薬と外用薬の投薬を行い、腫れや痛みがひどくなり歩行障害が起きるなど、日常生活に悪影響が出る程悪化した時は、外科手術による治療となる場合が多いです。 そして、これらの治療方法と並行してリハビリを行う場合もあります。リハビリは、比較的症状の軽い初期~中期に行うものと、症状が進行した中期~末期の術後に行うものがあります。 変形性膝関節症のリハビリは症状に応じて行います 変形性膝関節症におけるリハビリは、症状に適した方法で行います。 初期 ・痛みが軽い初期に行うリハビリは、患者さんが自宅で自分で行うことができる内容のものがほとんどです。 中期~末期 ・症状がひどくなってくると、自宅で自分で行うリハビリでは対処が難しくなるため、持続的他動運動装置という装置を用いたリハビリを行います。このリハビリは、医師や理学療法士の指導を受けながら行います。 変形性膝関節症手術後のリハビリ 変形性膝関節症の手術は、内視鏡を用いた関節鏡視下手術や、骨を切って変形を矯正する高位脛骨(けいこつ)骨切り術、人工膝関節置換術などがありますが、どれも術後にはリハビリが必要です。 変形性膝関節症の術後のリハビリ開始時期 変形性膝関節症のリハビリは、患者さんの状態にもよりますが、手術翌日から開始することがほとんどです。 変形性膝関節症のリハビリ期間はどのくらい? 変形性膝関節症のリハビリ期間は、入院中で5日~7日間と退院した後です。退院後は、週に1~2回の頻度で外来リハビリを行います。外来でのリハビリ期間は、患者さんの要望や膝の状態にもよりますが、約2~3ヶ月となることが多いです。 変形性膝関節症術後のリハビリはどんな内容? 変形性膝関節症のリハビリ内容は、アイシングや運動装置を用いた曲げ伸ばし関節角度改善、筋力トレーニングといったものになります。この他には、歩行器や杖を用いた日常動作訓練などを行い、慣れてきたら独立して歩行する練習も行います。 退院後のリハビリも、アイシングを除けば術後とほぼ同じ内容です。 まとめ・変形性膝関節症のリハビリ内容と開始時期、リハビリ期間について 変形性膝関節症は、リハビリを適切に行うことが重要です。初期には、初期段階に適したリハビリを行うことで症状の進行を遅くすることができる場合が多いので、毎日の生活の中に取り入れてみてください。 術後のリハビリについては、開始時期や期間はあくまで平均的なものをご紹介しました。患者さんの要望や状態も考慮されますので、医師と相談しながら適切に行うようにしてくださいね。以上、変形性膝関節症とリハビリについて記させていただきました。 監修:リペアセルクリニック大阪院
投稿日:2024.11.19 -
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変形性膝関節症の膝への負担はサポーターを活用すれば減らせます 変形性膝関節症を予防するためには、適度な運動が必要です。 でも、痛みや違和感があると辛いですし、膝が痛くなることがあるので運動は避けたい…という方もいるのではないでしょうか。しかし、サポーターを使うことで、膝の負担を軽くすることができ、運動も行えるようになる方も多いです。 適度な運動は、健康な関節維持・健康そのものの維持に効果的ですから、サポーターの使用を検討してみてはいかがでしょうか。 変形性膝関節症は無理な運動による膝関節への負担が原因! 私達の膝関節は、軟骨によってスムーズに動かせる仕組みとなっています。 しかし、加齢とともに軟骨はすり減って衰えていくので、歩行や日常的な動作で違和感や痛みを感じるようになります。また、変形性膝関節症は進行すると安静にしていても痛むので、日常生活すら困難になってしまいます。そして、加齢以外にも軟骨がすり減る原因があります。 それは、継続的な激しい運動や肥満による体重の増加などで、アスリート並み、或いはそれに近い運動を行っている人の場合、膝には大きな負荷がかかっていますし、肥満の人も膝にかかる負担は大きいです。 ですが、適度な運動を適切に行うことで、変形性膝関節症の予防に繋がりますし、年齢を重ねたことで膝に違和感や少し痛みがあるという場合は、その進行を食い止めたり、遅らせることができます。 それは、運動によって膝関節周辺の骨を支える筋肉が付くためです。筋肉が付けば、軟骨への衝撃を緩和出来るのです。 ●違和感や痛みがあるのに運動をするのはちょっと辛い ●今以上に膝に負担をかけたくない ●痛みや違和感があるというわけではないけれど、年齢的に膝に負担をかけないほうが良いのでは?と思う という方も少なくないと思います。そんな時に役立つのがサポーターです。 変形性膝関節症とサポーターの役割 サポーターを正しく着けると、膝関節を安定させることができますし、何もつけていない状態よりも膝関節への負担が少なくて済みます。 脚の関節が不安定なO脚だったり、膝の曲げ伸ばしが上手くいかないという場合も、そのままの状態だと少しの運動でも膝に負担がかかりますが、サポーターをつけて安定させてあげることで、膝への負担が軽減します。 サポーターの主な機能は3つあります! サポーターには、主に「圧迫」、「安定」、「保温」という3つの機能があります。これらの機能によって、どのような効果が期待できるのかご紹介します。 ・圧迫機能 サポーター本体で膝を圧迫することで、膝関節を安定させる効果が期待できます。 ・安定機能 膝の動きを安定させることができるので、膝関節のぐらつきを抑え、膝の動きがスムーズになる効果が期待できます。 ・保温機能 膝周辺を温めることによって、血液の流れが良くなります。結果、筋肉の緊張がほぐれ、膝関節周辺のこわばりを改善する効果が期待できます。 自分に合ったサポーターを選びましょう サポーターは、自分の体や状態に合ったものを選びましょう。合わないサポーターを着用しても、膝への負担は減りません。自分に合うサポーターが分からない場合は、整形外科の医師など、専門家に相談することをおすすめします。 まとめ・変形性膝関節症の膝への負担はサポーターを活用すれば減らせます 変形性膝関節症を予防するには、脚の筋力が必要不可欠です。また、運動による膝への負荷を減らすには、自分の状態や目的に合ったサポーターを着用することも大切です。どんなサポーターがいいのか迷う場合は、整形外科を受診して相談してみてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院
投稿日:2024.11.19 -
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変形性膝関節症の発症原因と痛みを感じる仕組み 変形性膝関節症は膝の痛みや違和感を伴うので、この病気になると日常生活に支障をきたしてしまうことが少なくありません。しかし、なぜこの病気が発症してしまうのでしょうか。こちらでは、変形性膝関節症になる原因についてまとめました。 変形性膝関節症になってしまう原因 変形性膝関節症は、膝の軟骨がすり減ることによって発症します。軟骨は、年齢を重ねるにつれて、どうしても摩耗されるので、高齢になるほど変形性膝関節症を発症する人の割合が増えてきます。 また、体重の負荷や激しい運動によっても膝の軟骨がすり減ります。ですから、肥満体型の方や若いころから激しいスポーツをしているという人は、年齢が若くても発症することがあります。 変形性膝関節症は軟骨の「削りかす」が原因 変形性膝関節症で厄介なのは、痛みです。この痛みが日常の動作に悪影響を及ぼすため、多くの患者さんを悩ませています。先ほど「変形性膝関節症は膝の軟骨がすり減ることによって発症する」ということをお伝えしたので、その痛みは軟骨がすり減った際に生じると思ってしまいがちです。 ですが、痛みの原因はすり減った軟骨の「削りかす」です。削りかすが炎症を引き起こすので、痛みが発症するのです。変形性膝関節症で痛みが出てしまう仕組みをもう少し詳しくお話しますね。 変形性膝関節症で痛みを感じる仕組み 軟骨の削りかすが痛みを引き起こす仕組みとして「関節包(かんせつほう)」が大きく関わっています。通常、関節包は大腿骨とけい骨(すねの骨)を覆っているのですが、軟骨がすり減り削りかすが出た時、この関節包の内部にある滑膜(かつまく)という膜に炎症が起こります。 そして、炎症が起きると膝関節の周辺に腫れや痛みが生じるのです。 変形性膝関節症の「水」とは 関節の痛みや違和感などが気になって整形外科を受診すると「水が溜まっていますね」などと言われることがあるかと思いますが、この「水」とは、炎症の結果、増えた関節液のことです。 関節包には、軟骨へ酸素と栄養を与えるための関節液が常に数cc存在していて、炎症が起きると、その関節液の量が増えるのです。すると、膝の曲げ伸ばしの時に違和感があったり、痛みを感じたりします。 変形性膝関節症は悪循環に陥りやすい 変形性膝関節症は、最初に炎症が起きた時に痛みを無視してしまうと、症状が悪化しやすいという特徴があります。 なぜなら、炎症が起こっている状態で軟骨へ負担をかけると、さらに軟骨がすり減って削りかすが出てしまいます。すると新たに出来た削りかすが出て、繰り返し炎症を起こす事態に繋がるのです。 変形性膝関節症の末期に膝が変形する原因 変形性膝関節症の末期には、膝が伸ばせなくなったり膝の形が変わったりします。これは、膝で繰り返し炎症を起こした結果、何度も削られた軟骨が減ったことが原因です。 また、軟骨が減ると周辺の骨が硬くなったり、余分に出来たりするため、膝自体も変形してしまいます。 まとめ/変形性膝関節症の発症原因と痛みを感じる仕組み 変形性膝関節症の原因についてまとめました。症状が強くなってしまうと日常生活に支障をきたしてしまうので、重症化を防ぐためにも違和感や痛みを感じたら早めに整形外科など専門医を受診しましょう。 早めに病院を受診し、治療を開始することで変形性膝関節症の重症化を予防することができます。いつまでも元気に活動できるように、膝関節を大切にいたわってあげてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 変形性膝関節症に関連する記事はこちら こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.11.19