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- ひざ関節
「ピリッと痛みが走る」「毎日耐え難い痛みがある」といった膝をついた際の痛みにお悩みの方も多いのではないでしょうか。 膝をつく行為はあらゆる場面で頻繁に行うことから、痛みを発症すると日々生活に支障をきたしてしまいます。 そこで本記事では、膝をつくと痛い原因と対処法を紹介します。原因を把握し、適切な対処を行うことで痛みの改善につながるのでぜひ最後までご覧ください。 膝をつくと痛い原因 立っているときや歩行時には痛くないのに、膝をつくと痛みを感じる方は多いです。また、大した痛みでないことからなんとなく我慢してしまい放置している方もいらっしゃるのではないでしょうか。 しかし、原因が不明なままの放置は症状の悪化を招くので注意が必要です。 そこでこの項目では、膝をつくと痛い原因(疾患)について紹介します。 原因1.皮下神経痛 皮下神経痛は、膝に鈍的な刺激などを受けることで皮下組織に炎症を引き起こしてしまう症状です。外傷が治っても神経痛として現れることから、膝をつくと痛みが生じます。 また、神経痛の場合は軟骨や筋肉などに症状が出ているケースとは異なり、痛みが長引くこともあります。 原因2.滑液包炎 滑液包炎とは、クッションの役割を果たす滑液包が炎症し、余分な関節液が溜まってしまう疾患です。 余分な関節液が溜まってしまうと膝の可動域を制限してしまうので、普段の動きに支障をきたします。また、膝をついたときに痛みが生じるだけでなく、足の曲げ伸ばしでも痛みを伴います。 原因3.膝蓋骨の損傷 膝蓋骨の損傷は名前の通り、膝の皿(膝蓋骨)の損傷で発症する疾患です。 膝の曲げ伸ばしが行いにくくなるだけでなく、膝の痛みとして現れてしまいます。もちろん、膝をついた際にも痛みを感じやすいです。 膝をつくと痛いときの対処法 膝をつく行為はは日常的に行う動作のひとつであり、痛みが生じることで相当なストレスになってしまいます。 また、放置すると痛みの症状が長引く可能性があるので注意が必要です。 そこでこの項目では、膝をつくと痛いときの対処法を紹介します。最後まで確認いただき、症状の改善・完治を目指しましょう。 対処法1.激しい運動などは控える 膝をつくと痛い場合は、炎症を引き起こしている可能性があるので激しい運動は控えましょう。 炎症を起こした膝を酷使してしまうと、膝をつくときの痛みだけでなく歩行にも影響を及ぼす可能性が出てきます。 「少しの痛みだから大丈夫」「我慢できる」と無理に運動するのは禁物です。まずは安静にして膝の様子を見守ってください。 対処法2.サポーターを使う 膝をつくと痛い原因のひとつに、膝に負担がかかりすぎていることが挙げられます。負担を軽減するためにも、膝をよく使う方はサポーターの使用がおすすめです。 サポーターの使用で歩行も楽になりますし、不意に膝をついてしまっても痛みを軽減してくれます。 また、膝をつく際の痛みだけでなく、膝の動きを全体的に補助してくれるため、根本となる疾患の改善につながります。 対処法3.病院で治療をする 膝の痛みといってもさまざまな要因があります。したがって、痛みに合わせた治療法を実施することが大切です。、 痛みの原因はMRIやレントゲンなどを撮ってはじめてわかるものもあります。そのため自己判断で解決しようと考えるのは危険です。 痛みの度合いや、軟骨または筋肉の状態によっては手術になる可能性もあります。手術と聞くと避けてしまう人もいるかもしれませんが、早急に治療しておかないと症状が悪化してしまうので、痛みが引かない場合は病院を受診しましょう。 対処法4.ストレッチを行う 安静にしすぎた結果、膝周りの筋力が低下し治癒前よりも膝をつくと痛い状態になってしまう可能性さえあります。 そんな状態を避けるためにも、膝が痛いときにおすすめの簡単なストレッチを紹介します。 ストレッチなので無理して行う必要性はありません。むしろ痛みを伴ったまま行うと症状が悪化する可能性もあります。 できる限り、ストレッチを習慣化することが大切です。柔軟性・関節の可動性を向上させながら、手軽かつ簡単に症状の改善を目指せます。 膝をつくと発症する痛みは再生医療がおすすめ 再生医療は世界中で注目を集めている分野で、外傷的な要因による膝の痛みに効果を発揮します。 PRP注入治療は、自分の血液を採取し遠心分離機にかけ血小板を高濃縮したものを抽出し、患部に注入する治療法です。 高濃縮された液体(PRP)の中には多くの成長因子が含まれており、組織の修復や再生を促し膝の痛みを軽減させます。 幹細胞治療は、米2粒程度の脂肪を採取し、細胞の中にある幹細胞を培養し患部に注入します。 培養された幹細胞を注入することで、炎症や痛みを軽減するだけでなく損傷した組織の修復や改善を可能とします。 膝をつくと発症する痛みにお悩みの方は、ぜひ再生医療をご検討ください。 膝をつくと痛い方からよくある質問 膝をつくと痛む症状は、年齢や痛む場所によって原因が異なることがあります。 この項目では、よくある質問とその回答を通じて、膝の痛みについてより詳しく理解していきましょう。 20代で発症する膝の痛みの要因は? 20代で膝をつくと痛みが生じる主な要因には、過度な運動やスポーツによる負荷が挙げられます。 特に、ジャンプを多用するバスケットボールやバレーボールなどの競技では、膝への負担が大きくなります。また、急激な体重増加や不適切な姿勢、靴選びも原因となることがあります。 具体的には、ジャンパー膝(膝蓋腱炎)や半月板損傷などが20代に多く見られます。これらの症状は、膝をつく動作で痛みを感じやすくなります。 膝をつくと外側が痛む要因は? 膝をつくと外側が痛む主な要因としては、腸脛靭帯炎(ランナー膝)や外側半月板損傷が考えられます。 腸脛靭帯炎は、膝の外側を通る腱が炎症を起こす症状で、ランニングやサイクリングなどの繰り返し動作で発症しやすくなります。外側半月板損傷は、膝の外側にあるクッションの役割を果たす半月板が傷つくことで起こります。 膝をつくと痛い原因と対処法まとめ 膝をつく痛みで日常生活に支障をきたしている方は病院の受診を検討しましょう。 「膝をつくと痛いのは日常茶飯事だから仕方ない」と思い込むのは危険です。放置による症状の悪化を防ぐためにもまず専門医に相談してみましょう。 また、再生医療で膝の治療を行ってみたい方やひとまず相談から始めてみたい方は、当クリニックにお気軽にお問い合わせください。一緒に症状の改善を目指しましょう。
投稿日:2024.11.19 -
- ひざ関節
膝の水を抜くと癖になるのは本当か?抜かないほうが危険です!その原因と治療方法を解説 「膝が痛く全体的に重さを感じる」「曲げ伸ばししにくい」そう感じている人はもしかすると膝に水が溜まっているかもしれません。 正確には水ではなく「関節液」ですが、関節液としての機能は失われ粘り気や弾力が低下し水のようになるため、一般的に水と呼ばれています。膝に水が溜まっているのを放置しておくと膝の変形や半月板といった組織が破壊されるため、歩行困難になってしまうこともあります。 そんな膝に水が溜まってしまった時の対処法といえば「膝の水を抜く」行為ですが「癖になってしまうのではないか」「今後も水を抜き続けなければいけないのか」と疑問に思うことも多いでしょう。そこで今回は膝の水が溜まってしまう原因とその治療法を解説していきます。 膝に水が溜まってしまう原因とは? 膝の不快感や痛みはなかなか放置しておけないものです 。 立ち上がるときに痛みを伴ったり、正座ができないなど日常生活に支障を及ぼしてしまうこともあります。 そんな膝に水が溜まってしまう原因について解説していきます。 膝に水がたまる原因① 軟骨の損傷 加齢による変形性関節症やスポーツのしすぎで軟骨が傷ついてしまうと、軟骨がすり減り関節が炎症を起こすため膝に痛みを生じます。 膝に水がたまる原因② 関節内の炎症 膝に水が溜まるのは軟骨だけが原因ではありません。膝の関節内で慢性関節リウマチや痛風、さらに細菌などが影響して炎症を引き起こしている可能性もあります。もし細菌性の場合、放置すればするほど関節内で最近が増えより痛みと腫れが増すので注意が必要です。 膝に水がたまる原因③ 軟骨付近の内出血 最後に、骨や靭帯などが損傷したり、膝付近が大きく傷ついてしまうと内出血を引き起こす可能性があります。もしくは血友病といった特殊な病気を患っている場合、内出血を引き起こしやすくなっているため、それにより膝に水が溜まってしまいます。 正常でも膝に水は溜まっている ここまでの流れでいくと、“膝に水が溜まっていること=異常”だと捉えてしまう人もいるかもしれませんが、膝に水が溜まっていることの全てが異常ではありません。正常な膝でも1〜2ccの水が溜まっていて、これは関節の潤滑油のような働きをします。 炎症が起こってしまうとそれ以上の水が溜まってしまうのです。つまり、それ以上の水が溜まっている状態のことを「膝に水が溜まっている」というのです。 膝の水を抜く理由とは? 膝に水がたまると治療法の1つとして膝の水を抜くという方法がありますが、なぜ膝の水を抜く必要があるのか気になりませんか? もちろん水を抜くのは膝の負担を軽減させる意味もありますが、実はそれだけではありません。細菌によって膝に炎症が起こっている場合、放置すればするほど炎症が酷くなってしまうので治療の意味で膝の水を抜く必要があります。 またそれだけではなく、抜いた水の色をみたり、成分を検査することで、膝の内側でどのようなことが起こっているのかを見極めることが可能です。原因がわかれば自ずと解決方法がわかるため、膝に水が溜まる原因を治療することができます。 膝の水は抜くと癖になる? 膝の水を抜くことで、膝が稼働するようになりとても楽になりますが頭によぎるのが「膝の水は抜き続けなくてはいけないのだろうか」「水を一度抜くと癖になってしまうのだろうか」というところではないでしょうか。この先ずっと膝から水を抜き続けなくてはいけないと思うと自然と決心できなくなってしまう人もいるでしょう。ですが、心配はありません。 膝に水が溜まってしまう原因がなくなれば結果的に水は溜まらなくなります。むしろ溜まってしまったまま放置するのは危険です。治療するまでに再度溜まってしまうことはありますが、完治すれば膝に水が溜まってしまうことはなくなるでしょう。つまり、癖にはなりません。 膝の水は抜く以外に治療方法はない? 膝の水といえば注射で抜くイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。溜まっている水の量によっては抜くよりも内服薬やリハビリテーションといった方法で膝の水がなくなることも大いにあります。 具体的な治療または痛みの除去には以下のような方法があります。 ・内服薬の服用 ・リハビリテーションでの治療 ・ヒアルロン酸の注入 ・ステロイドの関節注射 ・手術 内服薬やリハビリテーションならまだしも、人工関節の手術や関節鏡の手術など手術となるととても抵抗があるのではないでしょうか。また、クッション性を少しでもプラスするためにとヒアルロン酸を注入している人もいますが、上記の方法だと手術以外は根本療法にはなりません。 つまり治らないのです。 すると、いつのまにか日常生活に支障を及ぼしてしまい、結果的に手術しか選択肢がなくなってしまうこともあるので注意が必要です。 早め早めの治療を心がければ、内服薬などで治療できることもあるのでまずは病院に相談してみましょう。 朗報!手術以外の方法で膝の水を治療する方法 膝の水は手術以外根本療法がないため、悪化すると結果的に手術するしかありませんでした。ですが、再生医療の発達により手術以外の選択肢をすることができるようになりました。この方法は、膝の損傷が原因で膝に痛みを引き起こしている場合にとても有効です。 今大注目の再生医療 再生医療と言えば今世界中で注目を集めている分野で、膝の水の原因を治療することも可能にしています。 ・PRP(多血小板血漿)注入治療 ・脂肪幹細胞治療 PRP注入治療は、自分の血液を採取し遠心分離機にかけて血小板を高濃縮したものを抽出しまた患部に注入するという治療法です。高濃縮された液体(PRP)の中には多くの成長因子が含まれており、組織の修復や再生を促し膝の痛みを軽減できます。 脂肪幹細胞治療は、米つぶ2粒程度の脂肪を採取し、細胞の中にある幹細胞を培養し幹部に注入します。培養された幹細胞を注入することで、炎症や痛みを軽減するだけでなく損傷した組織の修復や改善も行うことができます。脂肪幹細胞治療は、PRP注入治療法よりさらに期待できる治療法として現在注目を集めています。 新しい選択肢で膝の水を解決! 膝に水が溜まってしまうのは何かしら原因があるからなので、放置するのはおすすめできません。 特に早い段階で治療することができれば、内服薬やリハビリなどでも治療することが可能です。進行してしまったとしても膝に水が溜まる原因が損傷の場合はまだ希望はあります。再生医療により膝の損傷の修復や改善を行うことができるからです。 ただし、PRP注入治療法よりも効果の期待できる脂肪幹細胞治療が行えるクリニックは日本でもごく少数です。そんな中、さかもとクリニックでは、国から認可を受けているので安心して脂肪幹細胞治療を受けられることができます。最新治療の脂肪幹細胞治療で、損傷を修復、改善させ水が溜まる原因の治療を行ってみてください。 監修:リペアセルクリニック 大阪院 こちらもご参照ください
投稿日:2024.11.19 -
- 靭帯損傷
- ひざ関節
前十字靭帯断裂は手術をすれば復帰ができる ひざの内部に位置し、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)をつなぎとめるているのが前十字靭帯ですが、何かの拍子でこの靭帯が断裂した後、できることなら手術しないで治したいと思う方も多いと思います。 しかし、前十字靭帯断裂は手術しないで治すことができるのでしょうか? 手術しないと生活の質が悪化の一途をたどる前十字靭帯断裂 前十字靭帯断裂は大腿骨と脛骨をつなぎとめ、ひざの可動域を制御して、スムーズな歩行・運動をするための大切な靭帯です。サッカーやバスケットボールなどでひざがねじれた状態で着地し、体重が強くかかったときこの靭帯が断裂することがあります。 前十字靭帯断裂後には腫れと痛みが出ますが、「何とか我慢できるから病院に行かなくていいや」とそのまま放っておくとやがて腫れと痛みが軽減します。痛みが軽減するので、一見治ってきたように思えるかもしれませんが、実はそうではありません。 その後の生活でひざがうまく使えず、ひざがずれるような感じや、ひざがガクッと外れるような感じを頻繁に経験するようになり、この状態がずっと続きます。 ひざの可動域が低下するので立ち仕事やスポーツをする人はとくに不便さ、不快さを感じますし、関節内の半月板や軟骨への負荷が強くなることで、これらの部位が損傷してしまう可能性が非常に高まります。 そうなると痛みは強まりますし、日常の身体活動で生じるストレスがどんどん強まっていきます。 前十字靭帯断裂は手術しないでいると永久に治らない 断裂した前十字靭帯は放置しておいても、そのうちつながる…ということはありません。残念ながらそこまで私たちの身体は都合よくできていないのです。完全に断裂した靭帯はもうつながってくれません。 では切れた靭帯同士をつなぎ合わせる手術すれば元のように動くのでしょうか?実は、つなぎ合わせる手術をしても靭帯は以前のようには動いてくれないのです。 しかし、なす術がないということではありません。身体の一部を切り取って新しい靭帯を作ることができます。新しい靭帯になることができるのは半腱様筋腱というひざの内側にある腱、もしくは膝蓋腱というひざの前方にある腱です。 断裂した前十字靭帯を除去した後、大腿骨と脛骨それぞれ前十字靭帯のあった場所に穴を開け、それぞれの穴に切り取った一本の腱を詰めて固定します。つなぎ合わせた腱は始めのうちは身体から分離しているので血液を介する栄養補給ができず細胞が壊死し、弱くなります。 ただ、1ヶ月程度で骨と腱をつなぐ血管ができ、半年後には靭帯としての役割を担えるようになってきます。理学療法士の指導を受けながらリハビリを行い、移植手術を受けたほとんどの人は8~10カ月程度でスポーツができるレベルにまで回復します。 ですから、前十字靭帯断裂の場合は手術しないで放置することはせず、信頼できる医師に手術をしてもらって、しっかり治すようにしてくださいね。 まとめ・前十字靭帯断裂は手術をすれば復帰ができる 前十字靭帯断裂は手術しないで放置しておくと、治るどころか、どんどん他の部位にまで負担と損傷を広げてしまいます。結果、生活の質を悪化させていくことになってしまいます。 しかし、前十字靭帯断裂は手術をすればほとんどの場合、スポーツができるほど復活できます。一時的に治療・リハビリでスポーツを休むことになってしまうとは思いますが、早く治療をしてきちんと治す!ということを検討したほうが賢明でしょう。 こちらも併せてご参照ください 監修:院長 坂本貞範
投稿日:2024.01.29 -
- 靭帯損傷
- ひざ関節
サッカーでよくみられる前十字靭帯断裂は放置で重症化!手術が正解 サッカーのプレイ中、相手からのスライディングタックルなどを受けて不自然な態勢で転倒したとき、太ももとすねをつなぐ前十字靭帯が断裂してしまう「けが」が発生することがあります。 プロのサッカー選手にも前十字靭帯断裂はたびたび見られ、復帰には長期間の休養を余儀なくされてしまいます。こちらの記事では、そんな前十字靭帯断裂について詳しく見ていきたいと思います。 サッカーで「前十字靭帯断裂」が起こる理由 サッカーは、前十字靭帯断裂を非常に起こしやすいスポーツです。ヘディングをするために高く跳んだり、相手からのチャージを受けてもつれたりして、ひざがねじれた状態で片足着地したとき、着地した足で前十字靭帯断裂が起こりやすくなります。 またスライディングタックルを受け、足元をすくわれ、ひざが内側にねじれた状態で倒れたときもねじれた足に前十字靭帯断裂が起こることがあります。前十字靭帯断裂を起こした人の多くは、「ケガする瞬間、身体の中からブチっと切れた音が聞こえた」といった言い方をします。 断裂した直後、ヒザが支えを失うのでぐらぐらした感覚を覚え、数時間後にはひざが大きく腫れだし、痛みが出てきます。痛みはしばらくするとおさまりますが、ひざをひねるときや、止まろうとしたときに、ひざが外れるような不安定な感覚がいつも付きまとうようになります。 サッカーで多い前十字靭帯断裂は放置ではならない 前十字靭帯断裂は生活の質を大きく低下させてしまう重大な負傷です。 ひざが腫れて熱を持ち、痛みが長く続きます。また動くたびにひざが抜けるような感じがして思うように動けずストレスが大きくなっていきます。 前十字靭帯はひざの可動域を調節する大切な靭帯です。断裂を放置しておくと半月板や軟骨に強い負担がかかってしまい、これらの部位まで損傷を生じる可能性が高くなります。 残念なことに「前十字靭帯が断裂した場合、自然に治ることはありません」 もし、サッカーなどで前十字靭帯断裂になったらすぐに手術を受けるようにしましょう。 前十字靭帯断裂の手術というと、「前十字靭帯を断裂した場合、切れた靭帯同士をつなぎ合わせればいいんでしょ」と考えた人がいるかもしれません。これも残念なことなのですが、切れた前十字靭帯同士をつないでももう元のように機能しないのです。 ですから、前十字靭帯断裂の場合、ひざ内部の腱(半腱様筋腱)やひざ前方の腱(膝蓋腱)を切り取って移植して新しい靭帯を作る手術を行うのです。手術後すぐはケガする前のように自由にグラウンドを走り回って、サッカーを楽しむことはできません。 新しい靭帯に血が通い、身体の一部として定着して靭帯の機能を持つようになるまで、じっくりとリハビリを続けていく必要があります。前十字靭帯断裂で再建手術をしたサッカー選手は、たいていの場合、復帰まで1年近く時間を要しています。 まとめ・サッカーでよくみられる前十字靭帯断裂は放置で重症化!手術が正解 サッカーではプレイ中、不自然な状態で地面に着地するケースが多く、それと比例するように前十字靭帯断裂が起こりやすくなります。もしも前十字靭帯断裂になったらすぐに靭帯の再建手術を受けるようにしましょう。 放置しておくと半月板や軟骨など他の部位に強い負担がかかり、痛みをさらに広げてしまいかねませんし、思うように動けないストレスで日々の生活が楽しめなくなってしまいます。 じっくりとリハビリをしながら新しい靭帯をきちんと体の一部にしてまた元気にピッチに戻りましょうね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.04.29 -
- 靭帯損傷
- ひざ関節
前十字靭帯断裂を発症すると、痛みや腫れにより歩行困難になるケースがあります。立ち仕事をしている場合は、仕事にも大きく影響するでしょう。 この記事では、前十字靭帯断裂を発症した際の具体的な対処法について紹介します。外科的手術や運動療法など、立ち仕事を考慮した治療法を解説するので、ぜひ参考にしてください。 立ち仕事に影響する前十字靭帯断裂とは? 前十字靭帯断裂は、膝関節内にある前十字靭帯が強い衝撃や急な動きによって損傷する怪我で、激しい動きをするスポーツをする人によく見られます。 膝の前十字靭帯は、後十字靭帯とともに太ももとすねの骨をつなぐ靭帯です。前十字靭帯は膝の安定を保つ重要な役割を持ちます。断裂すると膝が不安定になり、痛みや腫れ、歩行困難などが生じます。 とくに立ち仕事をしている場合は、大きく影響を及ぼします。ここからは、立ち仕事の人が前十字靭帯断裂を発症してしまった際の、対処法をご紹介します。 前十字靭帯断裂が日常生活に及ぼす影響 膝の前十字靭帯は、後十字靭帯とともに太ももとすねの骨をつなぐ靭帯です。 前十字靭帯には、すねの骨が前に行き過ぎないように抑えたり、太ももをひねったときに回転し過ぎないように抑える役割があります。 前十字靭帯は膝の可動域を適度に保つ役割を常に果たしているのです。 前十字靭帯は膝関節の安定に関わるため、断裂すると歩行や長時間の立ち仕事が困難になります。また痛みや膝の不安定さが生じて、仕事を続けるのが難しくなりがちです。 前十字靭帯を断裂した際の治療法【立ち仕事の場合】 前十字靭帯を断裂した際は、症状に応じた治療法が必要です。ここでは、外科的手術と運動療法について、それぞれの方法や効果について解説します。 外科的手術 外科的手術は、前十字靭帯を断裂した際に選択される治療法のひとつです。 とくに立ち仕事の方にとっては、安定した膝を取り戻すために有効な手段といえます。 手術内容は損傷した靭帯の再建で、通常は自分の腱や人工材料を使用します。術後は、膝の可動域や筋力を回復させるためのリハビリが必要です。 運動療法 運動療法は、ストレッチや筋力トレーニングによる治療法です。 前十字靭帯を断裂した後、しばらく安静にして痛みや腫れが引いてきたら運動療法を開始します。ストレッチや筋力トレーニングを段階的に行うと膝の安定性を高められ、日常動作の負担を減らせます。 立ち仕事の方にとって、痛みの軽減や筋力の維持、可動域の拡大を図るために重要なアプローチです。 前十字靭帯断裂で立ち仕事に復帰するなら靭帯再建手術を検討しよう 立ち仕事をしている人が前十字靭帯断裂をしたときのストレスは相当なものです。 我慢していればそのうち治るだろうと思っていたら大間違いで、一度切れた前十字靭帯はもうつながってくれないのです。 前十字靭帯断裂と分かったら、立ち仕事はお休みし、まずは靭帯再建手術を検討しましょう。信頼できる医療機関で手術を受け、しっかりリハビリをすれば本来の状態に少しずつ戻していくことができます。 しばらくは前のように動かせないかもしれませんが「急がば回れ」です。
投稿日:2024.11.19 -
- PRP治療
- ひざ関節
つらい膝の痛みにも効果のあるPRP治療とは? 膝が痛いとつらいですよね。膝が痛いと日常生活に支障もきたしてしまいます。そんな方たちに朗報なのが、新しい治療の選択肢として注目されている、膝のPRP治療です。 今回は、膝のPRP治療とはどのようなものなのか、説明します。 膝のPRP治療とは? 膝の痛みの治療といえば、これまでは運動療法やヒアルロン酸注射、痛みを抑える内服薬や湿布、また重度の膝の痛みには、人工関節の手術が行われていました。 しかし、人工関節の手術をするほど重度ではないものの、一般的な治療で効果が得られない方や、人工関節手術ができない方など、治療ができない方もいました。 そんな方たちに朗報です! 新しい治療法であるPRP治療も、つらい膝の痛みを改善するための選択肢として加えることができますよ。 PRP治療ってどんな治療? PRPとは「多血小板血漿」のことで、血液に含まれる血小板を使った治療のことをPRP治療と言います。血小板には、傷んだ組織の修復を促進する物質が供給され、傷んだ組織を元に戻そうとする自己治癒起点という働きがあります。 この自己治癒力をサポートするのがPRP療法です。 PRP療法は、まず自分の血液を約20cc採取し、血液の中から血小板が多く含まれている部分だけを特殊な技術を用いて抽出し、自己PRPを作り出します。 そして、作られたPRPを膝に注射することで、膝の組織の修復が促進され、膝の痛みを軽減させたり、炎症を抑制したりする効果をもたらしてくれます。 膝のPRP治療に副作用はあるの? 最近になって行われるようになったPRP治療ですが、気になるのが副作用があるかどうかということですよね。PRPは自分の血液なので、薬物療法や手術に比べると副作用リスクは低いです。 現在、PRP治療を用いている病院の臨床成績でも、約100例の変形性関節症にPRP療法を行ったところ、特に副作用は認められなかったという結果が得られています。 このように、副作用のリスクが非常に低いことが、PRP治療の支持につながっています。安心して治療を受けることができるでしょう。 PRP治療はどんな膝の疾患に効果があるの? 膝の痛みとひとくちに言っても、さまざまな疾患がありますが、その中でもPRP治療で効果がある膝の疾患とは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。 PRP治療で効果がある膝の疾患は以下の通りです。 ・膝蓋腱炎(ジャンパー膝) ・膝の関節靱帯損傷 ・変形性膝関節症 このような膝の疾患が、PRP治療の対象となります。 まとめ/つらい膝の痛みにも効果のあるPRP治療とは? 膝のPRP治療とは、自分の血液を使った再生医療の一種です。これまで一般的だった治療で効果を得られなかった方や、人工関節手術が受けられなかった方には、新たな治療法として大変注目されています。 自分の血液を使った治療なので、副作用のリスクが殆どないというメリットもあります。膝の痛みがつらく、今までの治療法では改善できないという方や、PRP治療に興味を持たれた方は、整形外科医などに相談してPRP治療を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
投稿日:2024.04.25 -
- 膝の慢性障害
- ひざ関節
ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは?その治療方法と注意すべき点 ランナー膝をご存知でしょうか。正式には「腸脛靭帯炎」と、なかなか聞きなれない病名です。ランナー膝といったほうが、聞いたことがあるという方が多いかもしれませんね。 今回は、このランナー膝(腸脛靭帯炎)とは一体どんな疾患なのか、詳しくご紹介します。 ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは、 ランニング等による膝の使いすぎから来る「膝に起こる障害」のことです。 膝の屈伸運動を繰り返し行うことで腸脛靭帯が大腿骨外顆(がいか)と擦れ、炎症が起こって痛みが発生します。 マラソンなどの長距離ランナーをはじめ、バスケットボール、水泳、自転車、エアロビクス、バレエなど多岐に渡るスポーツで発症します。 過剰なランニング時間やウォームアップ不足、休養不足、硬い路面や下り坂による負担など、さまざまな要因が発症に結びついています。 どんな症状がでるの? 腸脛靭帯炎とは、膝が痛むというのが基本的な症状です。 痛む箇所は大腿骨外顆周辺、膝の外側で、腸脛靭帯の走行に沿って痛みが出るケースもあります。 初期はランニング後に痛みが発生するのですが、休むと痛みが消失します。 しかし、ランニングを続けていると次第に痛みは増してきて、休んでも簡単に痛みが消失しなくなります。 治療方法について 膝の屈伸運動を繰り返し行うことで発症する腸脛靭帯炎なので、最大の治療方法はランニングや膝に負担が掛かる練習を休止、或いは練習を減らすことが症状緩和につながります。 そして、アイシングや湿布の使用、ストレッチを強化します。 また、スポーツ整形外科を受診し、消炎鎮痛剤の内服や局所注射などの治療を行います。 注意!腸脛靭帯炎ではない場合もある! 腸脛靭帯炎の症状は膝の外側の痛みですが、同じ膝でも「膝の外側の痛み」は腸脛靭帯炎ではありません。 中学生や高校生の場合、疲労骨折が考えられるケースもありますし、中高年なら外側半月板損傷が疑われるケースもあります。 膝の外側の痛みが改善しないようであれば、整形外科をはじめ、スポーツを専門とする病院を受診するようにしましょう。 まとめ・ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは?その治療方法と注意すべき点 腸脛靭帯炎とは、ランニングなどで膝屈伸を繰り返すことにより、腸脛靭帯が大腿骨外顆と擦れ、膝外側に痛みが生じる疾患です。 初期は休むことで痛みが取れますが、ランニングを続けていると次第に痛みが増し、休んでも痛みが取れなくなります。 ランニングを休止したり、練習量を軽減したりすることが最大の治療ですが、痛みが治まらない場合はスポーツ整形外科を受診し、痛み止めの服用や注射が必要になる場合もあります。 年齢によっては他の疾患の可能性もあるので、膝の外側の痛みが治まらない場合は、早めに受診して診断してもらうようにしてください。 監修:リペアセルクリニック大阪院
投稿日:2024.11.19 -
- 膝の慢性障害
- ひざ関節
膝蓋腱炎(ジャンパー膝)とは?痛みの程度で分かる重症度、その治療と予防法 膝蓋腱炎とは、スポーツをしている成長期のお子さんの膝の痛みに多い「ジャンパー膝」とも呼ばれている疾患です。 でも、あまり聞いたことがない病名ですし、どのような病気なのか、治るものなのか…といったことが知りたいという方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、膝蓋腱炎とはどんな疾患なのかについてまとめました。 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)とは? 膝蓋腱炎とは、膝全面の痛みを主とする慢性のスポーツ障害で「ジャンパー膝」とも言われています。 好発年齢は、成長期の12歳~20歳くらい。特に10代のスポーツをする男性に多いです。 また、痛みの程度によって重症度が決められています。 軽症 スポーツはできるが、運動後に痛みが出る。 中等度 運動を始めるときに痛みがあるが、ウォーミングアップで痛みが消失。しかし、運動後に再び痛みが出る。 重症 運動負荷で痛みが出る。痛みが消えないため運動ができない。 最重症 腱や靭帯の断裂があり、運動ができない。 膝蓋腱炎の原因とは? 膝蓋腱炎の原因は、大腿四頭筋の柔軟性の低下が要因の1つとなります。 特に骨の成長が著しい成長期の選手は、骨の成長に対して筋肉の成長が追金井いつかない現状があり、結果的に筋肉が硬くなり、膝蓋骨周辺に負担がかかります。 また、選手自身の体力や技術に適さない練習の積み重ねや、足に合わない靴の使用、地面が硬すぎる、或いは柔らかすぎるなどの練習場の環境が合わない練習、不適切な靴、硬すぎたり柔らかすぎたりする練習場の環境が膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の原因になることがあります。 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の予防と治療 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の予防は、大腿四頭筋とハムストリングスのストレッチと筋力強化が良いでしょう。 特に身長がぐんぐん伸びる成長期の選手の場合、先ほども触れましたが骨の成長に筋肉の成長が追ついていません。そのため、筋肉が硬くなってしまっているので、ストレッチなどを行って柔らかくすることが効果的です。 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の症状が軽い場合は、ストレッチと筋力強化をすることで治癒できる場合もあります。 また、運動後10~15分のアイシングにより、炎症を抑えることができ、循環も良くなります。 しかし、ストレッチアやアイシングなどを行っても、症状が改善されない場合、痛みが良くならない場合は、スポーツ専門の整形外科を受診してください。 そして、一定期間運動を休止し、しっかりと治療を受け休養をとることが必要です。 医師による治療を行っても痛みが改善しない場合は、重症化していると考えられるため、整形外科医と相談し手術を受ける、或いはスポーツを諦めるか、どちらかの選択を迫られる場合があります。 まとめ・膝蓋腱炎(ジャンパー膝)とは?痛みの程度で分かる重症度、その治療と予防法 成長期の選手の場合、ただの痛みだと我慢していることも多くあります。 しかし、膝蓋腱炎(ジャンパー膝)は重症化してしまうとスポーツを続けられなくなる場合もあります。 痛みの症状がある場合はそれ以上悪化させないように、練習を少なめにしたり休むなどの対策をして、しっかり治すことが大切です。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.11.19 -
- 膝の慢性障害
- ひざ関節
ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)なら運動は控えて!その原因と予防、治療法 日常的にスポーツをしていて、そんな時に膝に痛みが出るようになり、そんな状態が続いたので診察を受けたところ「ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)」という病名を言われ、日常的に聞かない名前だけに驚いた経験がある方もおられるのではないでしょうか。 今回は、この「大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)」について、どのような症状で、もし発症したらどうすればいいのか、分かりやすくお伝えしていきたいと思います。 ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)とは? 大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)の「大腿四頭筋」とは、大腿(太もも)の全面に位置している筋肉(大腿直筋、内側広筋、外側広筋、中間広筋)の4つのことです。 この4つの筋肉の中に膝のおさら「膝蓋骨」があり、このおさらの部分「膝蓋骨」と大腿骨で作られているのが膝蓋大腿関節です。 そして、大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)になると、膝の「おさら」のあたりが痛みます。 ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)の原因とは? 大腿四頭筋腱付着部炎は、大腿四頭筋の柔軟性の低下が要因の一つとなります。 大腿四頭筋腱付着部炎とは、「ジャンパー膝」とも呼ばれていて、サッカーやバレーボール、バスケットなど膝を使うあらゆるスポーツで発症する可能性があります。 例えば、サッカーではボールをキックしたり、ダッシュするような膝の使い方が膝を酷使することになりますし、バレーボールなどのジャンプ動作でも膝に負担がかかります。 つまり、大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)は、膝を酷使することによって起こる「スポーツによる膝の慢性障害(スポーツ障害)」です。 成長期に発症しやすい疾患です! 成長期のスポーツ少年・スポーツ少女の場合、骨の成長に対して筋肉の成長が追い付かない状況があります。そのため、筋肉が硬い状態となり、膝蓋骨周辺に負担が蓄積しやすくなります。 また、選手の体力や技術に合わない練習や足に合わない靴、硬すぎたり柔らかすぎたりする練習場の環境も、ジャンパー膝の原因になります。 ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)の症状とは! ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)は、痛みの程度により、重症度が異なります。 軽症 スポーツは可能ですが、運動後にひざに痛みが出ます。 中等度 スポーツ開始時に痛みがありますが、ウォーミングアップで痛みが消失します。しかし、スポーツ後にまた痛みだします。 重症 運動負荷で痛み、その痛みは消えず、スポーツはできません。 最重症 腱や靭帯の断裂があり、当然スポーツはできません。 ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)の治療法 大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)は、ストレッチと筋力強化が一番の予防です。軽傷の場合は、これだけでも治癒することもあるくらいです。また、運動後10~15分にアイシングをするのも効果的です。また湿布なども有効です。 スポーツ前のウォーミングアップ、準備体操、ストレッチは必ず行うようにしましょう。筋肉をほぐし、温めスポーツの動きからくる故障を防ぐことが可能になります。 また、スポーツ後には面倒でもクールダウンのためのストレッチを身体が温かいうちに行いましょう。これだけで筋肉内の疲労物質を排出できる効果を期待できるほか。筋肉の緊張を緩和し、筋肉の柔軟性を取り戻すことが可能になります。その運動が激しければ、激しいほど筋肉の組織は傷つくため、その修復を行う助けになりもます。 このようなスポーツ前後の取組みを通してジャンパー膝を防げるように注意することが予防として大切になります。 ただ、ジャンパー膝で痛みが出てしっまた部分へはテーピングやサポーターなども有効な手段ですが、自己流では逆効果の場合もあります。できるかぎり医療機関にて専門家の指導を受けて効果的に行うようにしましょう。 どうしても痛みが取れない重症な場合は、手術を受けるか、スポーツを諦めるかの選択をしなければならない場合もあります。 まとめ・ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)なら運動は控える!その原因と予防、治療法 大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)と診断されても、軽症~中等症の症状であればスポーツの継続は可能です。 しかし、重症化してしまうとスポーツを諦めなければならない状況になるケースもあります。痛みが軽症であっても、その症状を見過ごすことなく、適切な治療を受けてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.11.19 -
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階段の上り下りや運動中に膝が痛いと悩んでいる方は、鵞足炎の可能性があります。鵞足炎になると、膝の内側にある筋肉が付着している箇所で炎症が起こり、太ももの内側から膝の内側に痛みがでます。 鵞足炎は、筋肉に大きな負担がかかる動きをしている方に起こりやすいです。例えば、膝の曲げ伸ばしの多いマラソンやサッカー、ジャンプが多いバスケットボールやバレーボールなどです。 そこで本記事では、鵞足炎が治るまでに必要な期間や治療法、予防法について紹介します。痛みを長引かせずに鵞足炎を治し、痛みをぶり返さないために予防法もあわせて実施してください。 鵞足炎の治療期間 鵞足炎の治療期間は、一般的に数週間から数カ月です。ただし、個人の状態によって必要な治療期間は変わるため、まずは医療機関を受診して適切な治療計画を立てましょう。 鵞足炎の治療が長引くと日常生活に支障が出る可能性があります。スポーツ選手の場合はスポーツができない期間が長引いてしまいます。 鵞足炎は治療できる疾患ですが、予防を行って再発を防ぐことが重要です。 鵞足炎の治療方法 鵞足炎の基本的な治療方法は「適切に筋肉を休ませる・冷やす・段階的な運動の再開」です。鵞足炎と診断されたら、まずは運動を控えて安静にしましょう。 熱があったり、張りを感じたりする場合は、アイシングや超音波治療、電気療法などを行って炎症症状の軽減・改善を目指します。痛みを感じると周辺の筋肉が緊張してしまうため、ストレッチやアイシングを行うことが重要です。 その他の治療として、消炎剤・鎮痛剤の内服や湿布などの外用剤の併用、マッサージ、再生医療があります。 鵞足炎の予防方法 鵞足炎を予防するためには、膝の負担を減らす必要があります。以下の習慣を取り入れて、鵞足炎を予防しましょう。 ・ストレッチをする(ハムストリングスや内転筋) ・適切なフォームを確認する ・専用のシューズを選ぶ ・インソールを使用する 定期的にストレッチを行うと、体の硬さに応じて筋肉の疲れ具合がわかるようになります。また、スポーツにおける動作(ジャンプやランニングなど)のフォームを適切に身に付けると、膝の負担を減らせます。 シューズ選びやインソールの使用も、膝の負担を減らして鵞足炎の発症を予防してくれます。 鵞足炎を早く治したい方からよくある質問 この項目では、鵞足炎を早く治したい方からよくある質問を紹介します。 各質問に対しての回答を確認いただき、鵞足炎に関する正しい知識を身につけ早期完治を目指しましょう。 鵞足炎を早く治す方法は? 基本的には患部の安静が鵞足炎を早く治すカギとなります。必要に応じて、アイシングや軽めのストレッチを行うことも大切です。 いずれにしても、専門医から治療方法における的確な指示をもらうことが重要なので、鵞足炎の疑いがある場合はすぐに医療機関を受診しましょう。 鵞足炎でも運動できる? 鵞足炎と診断されたら、まずは運動を控えて安静にしてください。個人差はありますが、炎症は5〜14日で落ち着いてきます。 ストレッチや動きの改善を目的としたリハビリから始めて、運動は徐々に再開しましょう。 一般的に運動が開始できるまで、1カ月前後の期間が必要です。 膝が痛む原因は他にありますか? 鵞足炎以外に膝の内側が痛くなる病気はあります。以下の病気やケガが考えられます。 ・骨折 ・変形性膝関節症 ・半月板損傷 ・内側側副靭帯損傷 ・関節リウマチ ・骨腫瘍 膝の痛みが続いて不安な方は、医療機関を受診しましょう。 鵞足炎は医療機関を受診して早めに治そう! 鵞足炎の治療期間は、短期で済む場合がほとんどですが、症状によっては長期化する場合があります。早期に治すためには、早期発見・早期治療を行い、鵞足炎にならないための予防も大切です。 膝に痛みを感じたら放置せずに医療機関を受診しましょう。医療機関でしっかり検査を受けて早期に治療に取り組むことが大切です。鵞足炎は再発する場合があるため、ストレッチを継続し、再発防止を心がけてください。
投稿日:2024.11.06 -
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長引く鵞足炎を早く治すためにはテーピングなのかストレッチなのか? 鵞足炎が長引くと、日常生活にも支障をきたしてしまいます。鵞足炎になると、階段の昇り降りがつらい、スポーツに早く復帰したい!どうにかして痛みをとりたいですよね。 でも、痛みを取るには、どうしたらいいのでしょうか? 鵞足炎の治療 鵞足炎の治療で、まず大切なのは膝を安静にすることです。鵞足炎は膝を使いすぎたことによっておこる炎症なので、休ませてあげるのが重要です。 次に、緊張してしまった鵞足周辺の筋肉をほぐしてあげることも大切です。マッサージやストレッチによって筋肉の委縮をほぐし、膝の可動域を広げます。 軽症の場合は、痛みを感じたらアイシングを行う、ストレッチをする程度で治ります。また、塗り薬や貼り薬も効果的ですし、軽症や中等症であれば、スポーツを続けることも可能です。 病院で行われる鵞足炎の治療とは? 病院で鵞足炎の治療を受ける場合は、消炎剤や鎮痛剤の内服、湿布などの外用剤、マッサージやストレッチ、電気療法などの痛み軽減方法が行われています。 また、毎日のストレッチ提案や、インソール、足底板の製作などを行い、足への負担を減らしていきます。 スポーツ選手の鵞足炎は長引く? 鵞足炎は慢性のスポーツ障害の1つです。一度発症すると、繰り返すこともありますから、ストレッチなどの予防を徹底しましょう。もし、発症してしまっても、症状を悪化させて、鵞足炎の治療が長引くようなことは避けたほうが良いです。 鵞足炎の痛みが長引く時は ストレッチやリハビリなどで治療を続けていても、なかなか痛みが取れない場合があります。鵞足炎の痛みが長引く時は、ステロイドと局所麻酔薬を注射することがあります。 しかしながら、ステロイドが腱を痛める恐れがあるため、痛みが強く歩行障害が出てしまっているような場合限定で行うなど、ステロイドは最小限にとどめられています。 鵞足炎の痛みではない場合もあるので長引く場合は注意! 人によりますが、筋肉の過緊張によって伏在神経絞扼性障害を起こすことがあります。 鵞足の少し上の中枢をたたくと放散痛を生じ、筋の痛みだけでは収まらなくなります。そして、鵞足の内側やふくらはぎの内側にしびれを感じるようになり、下肢内側の障害にまで発展することもあります。 ここまでくると、筋肉の炎症が和らいだとしても、神経のしびれはとれません。また、「長引く鵞足炎の痛みだなあ」、などと思っていても、症状が悪化し、変形性膝関節症を併発していることもあります。 そうなるとますます日常生活に支障をきたしますので、しっかりとした治療と予防が必要です。鵞足炎の痛みが長引く場合は、かかりつけの医師にも相談してくださいね。 まとめ・長長引く鵞足炎を早く治すためにはテーピングなのかストレッチなのか? どんな病気にでも言えることですが、痛みは早く取りたいものですよね。鵞足炎にしてもそうです。 日常生活のことを考えると、鵞足炎の痛みが長引くようなことは避けたいものですから、ストレッチやリハビリ、適正体重に戻すなど、膝への負担をできるだけ減らすことが大切です。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.05.06 -
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スポーツ選手の鵞足炎と一般人の鵞足炎!膝の内側が痛む原因の違い 歩いている時、運動をしている時に、膝の内側の痛みを感じたら、それは鷺足炎かもしれません。 鷺足炎の原因は、大腿部の3つの筋肉が膝関節の内側に集まって付着している部分が炎症を起こしたためなのですが、どんな時に炎症を起こすのでしょうか。 今回は、鷺足炎の原因について詳しくご紹介します。 スポーツ選手の鷺足炎の原因 鷺足炎は、スポーツ障害の1つとも言われています。 つまり、スポーツ選手に多い病気で、膝の内側に痛みが起こります。特に、ストップ、ターン、スタートダッシュを繰り返すようなサッカー、バスケットボール、ラグビーなどの横に動くことが多いスポーツ選手に見られることが多いです。 膝の屈曲を繰り返すことにより鷺足が脛骨上端とこすれて、炎症を起こすのですが、その原因は、以下のようなものが挙げられます。 鵞足炎の原因(一例) ・ランニングなどで膝に過度な負担がかかる ・ストレッチなど、ウォーミングアップが不足している ・急に長距離を走った ・慣れない新種目なのに、激しいトレーニングを行った ・運動フォームが悪い ・足にあっていない靴を履いている ・柔らか過ぎ、硬すぎなど、練習場の問題 ・X脚やO脚などの骨格異常 スポーツをしていない人の鷺足炎の原因 鷺足炎になるのは、スポーツ選手だけではありません。スポーツをしていなくても、膝を酷使したり負担をかけたりすることによって、鷺足炎は起こります。 ・立ったり座ったりを繰り返し、膝に負担がかかる ・足に合わない靴をはいて歩いたり、運動したりしている ・急に長距離のジョギングを始めた、ストレッチが足りなかった ・加齢に加え、体重が増加し、膝に負担がかかる ・X脚、O脚などの骨格異常 ・変形性膝関節症の合併症 スポーツ選手であっても、そうでない人でも、鷺足炎の原因は膝の酷使、負担をかけることによって起こるのです。 実際に症状が出てしまうと痛みでつらいですから、鷺足炎の原因を取り除くこと、つまり予防が必要です。 鷺足炎の予防 膝にストレスを与えないように運動することが必要です。 しかし、それを意識しながらスポーツや日常生活を送ることは、難しいことだと思います。 したがって、何か運動をしようとする時や、長距離歩くことが分かっている時などは、体のウォーミングアップや、膝の筋肉のストレッチを、事前に十分行うことが大切です。 また、X脚やO脚であれば、膝と足先がまっすぐ前を向くようにするなど、日常から意識して姿勢を矯正したり、靴にインソールを入れたりするなどして対策することも必要です。 まとめ・スポーツ選手の鵞足炎と一般人の鵞足炎!膝の内側が痛む原因の違い 鷺足炎の原因は、膝に負担をかけすぎることです。 特に、スポーツや運動をする場合は、十分な準備体操を行うことが大切。鷺足炎は、慢性化することもあります。そうならないよう予防を心がけてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.11.19