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- 半月板損傷
- ひざ関節
「半月板損傷」は、膝関節のクッションの役割を果たす半月板が損傷することで、痛みやひっかかり感を引き起こす疾患です。 日常生活の中でも痛みを感じることもあるため、早く治したいと考える方も多いでしょう。 本記事では、早期回復を目指すために半月板損傷でやってはいけないことや、日常生活での注意点を解説します。 従来の治療法に加えて、近年注目されている再生医療も選択肢の一つです。 再生医療は、患者さま自身の細胞を活用して、損傷を受けた半月板の再生・修復を目指す治療法です。 症例や治療法について詳しくは、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEで紹介しているので、併せてご覧ください。 半月板損傷でやってはいけないこと 半月板損傷を悪化させないためには、日常生活で避けるべき動作があります。 正常な回復を妨げる可能性がある動作は、以下のとおりです。 痛みを我慢して歩行や運動の継続 膝を深く曲げる動作 自己流のストレッチやマッサージ 肥満・急激な体重増加 不適切なサポーターの装着 それぞれ詳しく解説していきます。 痛みを我慢して歩行や運動の継続 半月板損傷による痛みを我慢して歩いたり運動を続けたりするのは、症状を悪化させる可能性があるため避けるべきです。 無理に動くと、損傷した半月板に繰り返し負担がかかり、炎症の悪化や断裂がさらに広がる可能性があります。 とくに、ランニングやジャンプ、急な方向転換が伴うスポーツは膝に大きな衝撃を与えるため、できるだけ控えましょう。 痛いときは無理をせず、安静にすることが早期回復への第一歩です。 膝を深く曲げる動作 膝を深く曲げる動作は、損傷した半月板への圧力を高めるため避けるべきです。 膝を90度以上に曲げると関節内部の圧力が高まり、半月板が骨に強く圧迫されてしまいます。 膝の曲げ伸ばしで引っかかりを感じたり、激痛で膝が動かなくなったりする「ロッキング」という症状を引き起こす原因にもなります。 避けるべき動作 理由 正座・あぐら 膝関節が深く曲がり、半月板を圧迫するため しゃがみ込み 体重が膝にかかった状態で深く曲げるため負担が大きい 和式トイレの使用 膝を深く曲げないと使用できないため 日本の生活習慣には、膝を深く曲げる動きが多くあります。 食事は高めの椅子を使う、就寝時はベッドにするなど、できるだけ洋式の生活スタイルに切り替えて膝への負担を減らしましょう。 自己流のストレッチやマッサージ 膝の痛みを和らげようと、自己流でストレッチやマッサージをするのは危険です。 専門的な知識がないまま行うケアは、かえって症状を悪化させる可能性があります。 痛みを我慢して無理に膝を曲げ伸ばししたり、強くねじったりすると、損傷した半月板にさらにダメージを与えてしまいます。 ストレッチなどのリハビリテーションは、個々の損傷の状態に合わせて専門家の指導のもと行いましょう。 肥満・急激な体重増加 体重の管理は、半月板損傷の回復と悪化予防に不可欠です。 体重が増えると、その分だけ膝関節にかかる物理的な負荷が大きくなり、損傷した半月板への圧迫が増します。 体重が1kg増えるだけで、歩行時の膝への負担は約3kgも増えるといわれます。 膝の痛みで運動量が減り、その結果体重が増える悪循環に陥らないよう、食事内容を見直して体重をコントロールしましょう。 不適切なサポーターの装着 膝サポーターは、正しく選んで使用しないと逆効果になる場合があります。 サポーター装着時の注意点 大きすぎるサイズ:固定力が得られず、膝が不安定になる 小さすぎるサイズ:血行を妨げ、むくみや痛みの原因になる 自分の膝に合わないサポーターの装着は、症状を悪化させる可能性があるため注意しましょう。 また、サポーター装着中も、医師の指導のもとで適切な運動療法を継続することが、筋力維持と回復促進に重要です。 半月板損傷になったら日常生活で注意すべきこと 半月板損傷の回復期には、絶対にやってはいけないこと以外にも、日常生活で注意したい動作があります。 階段の昇り降り 長時間の立ち仕事 過度の飲酒 無意識に行なっている行動が、膝への負担を増やしているかもしれません。 階段の昇り降り 階段の昇り降りは、膝に大きな負担をかけるため注意が必要です。 平地を歩くときよりも負担が大きくなり、階段の昇り降りによって膝に体重の4〜7倍の負荷がかかるといわれています。 特に階段を下りる動作は、着地の衝撃が直接膝に伝わりやすく、痛みや炎症を悪化させる可能性があります。 半月板損傷の治療中は、可能な限りエレベーターやエスカレーターを利用しましょう。 やむを得ず階段を使う場合は、手すりにつかまって体重を分散させたり、一段ずつゆっくり昇り降りしたりすると、膝への負担を軽減できます。 長時間の立ち仕事 長時間の立ち仕事は、膝関節に持続的な圧力をかけるため、症状を悪化させる原因になります。 ただ立っているだけでも、膝には体重による負荷がかかり続けています。 負荷が蓄積すると、膝関節の炎症が起きやすくなり、痛みや腫れが強まる場合があるため、適度な休憩が必要です。 30分に一度は座って休憩する、クッション性の高い靴やインソールを使用する、などの工夫を取り入れましょう。 以下の記事では、半月板損傷手術後に立ち仕事に復帰できるかについて詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。 過度の飲酒 半月板損傷の治療中、過度の飲酒は正常な回復過程を妨げる可能性があるため、注意しましょう。 アルコールは、血管拡張作用により炎症の悪化や体重増加につながり、間接的に膝の健康を損なうリスクを高めます。 アルコールが膝に及ぼすリスク 具体的な影響 炎症の悪化 アルコールの代謝物が関節の腫れや痛みを助長する可能性がある 脱水による関節への影響 利尿作用で体内の水分が不足し、関節の潤滑性が低下する恐れがある 体重増加の誘因 カロリーが高いお酒は体重増加を招き、膝への物理的負荷を増やす アルコール摂取は、膝への負担を考えると多くのリスクを伴います。 飲酒は適量に留め、膝の回復を最優先に考えた生活を送ることが重要です。 半月板損傷の痛みを放置するリスク 半月板損傷による膝の痛みを「そのうち治るだろう」と軽く考えて放置してはいけません。 半月板は血流が乏しい組織のため、一度損傷すると自然に治るケースは少ないです。 痛みを我慢していると症状が悪化し、より深刻な膝のトラブルにつながる可能性があります。 放置するリスク 詳細 変形性膝関節症への進行 クッション機能が失われ、関節軟骨がすり減り、骨が変形して激しい痛みを引き起こす 痛みの慢性化 初期は軽かった痛みが長時間続くようになり、日常生活に支障をきたす 関節水腫の頻発 関節内の炎症が続き、膝に水が溜まる状態を繰り返す ロッキングの発生 損傷した半月板が関節に挟まり、膝が動かなくなる症状が起きやすくなる 放置して重症化すると、人工関節置換術などの大掛かりな治療しか選択できなくなる場合もあります。 また、将来的に変形性膝関節症に進行する可能性もあるため、重症化する前に適切な治療を受けることが重要です。 膝の痛みや違和感に気づいたら、自己判断で様子を見るのではなく、早めに医療機関を受診しましょう。 以下の記事では、変形性膝関節症のステージ分類と進行度について詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。 半月板損傷の早期回復を目指すには|主な治療法 半月板損傷の治療法は、損傷の程度や場所、年齢、活動量などによって変わります。 保存療法 手術療法 再生医療 それぞれ詳しく解説します。 保存療法 保存療法は、手術をせずに痛みや炎症を抑え、膝の機能回復を目指す治療法です。 以下のような治療内容を組み合わせて行います。 安静 装具療法 リハビリテーション 薬物療法 関節内注射 炎症が落ち着くまでは患部の安静や固定を行い、徐々にリハビリテーションによる膝周辺の筋力・柔軟性向上を目指します。 痛みが強い場合は、消炎鎮痛剤や湿布などで痛みや炎症を抑えます。 また、ヒアルロン酸の関節内注射を行う場合があります。 保存療法は半月板そのものを温存できるものの、半月板損傷を根本的に治す治療ではないため、注意が必要です。 手術療法 保存療法で改善が見られない場合や、断裂が大きくロッキング症状を繰り返す場合には、手術療法が検討されます。 主に関節鏡と呼ばれるカメラを用いて、半月板を縫合したり、切除したりする手術を行います。 手術法 概要 半月板縫合術 ・損傷した部分を特殊な糸で縫い合わせる ・半月板の機能を温存できる ・回復に時間がかかり、リハビリ期間が長い 半月板切除術 ・損傷して機能しなくなった部分を取り除く ・術後の回復が比較的早い ・将来的に変形性膝関節症のリスクが高まる 基本的には半月板を温存できる縫合術が望ましいですが、どちらの手術を選択するかは、損傷している箇所や形状などを考慮して慎重に判断されます。 以下の記事では、半月板損傷の手術をするデメリットについて詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。 再生医療 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて、炎症抑制や損傷した半月板の再生・修復を促す医療技術です。 患者さま自身の脂肪から採取した細胞を使うため、アレルギーや拒絶反応などの副作用リスクが低い点が特徴です。 手術や入院を必要としない治療法のため、手術を避けたい方や手術を受けられない方に注目されています。 以下の動画では、当院リペアセルクリニックの再生医療を受けた半月板損傷の患者さまの症例を紹介しています。 https://youtu.be/9cTCpmWaqAI?si=8IQmQnYhVKsNFC1K 「再生医療について詳しく知りたい」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。 半月板損傷でやってはいけないことを守って早期回復を目指そう 痛みを我慢して運動を続けたり、膝を深く曲げたりする動作は、症状を悪化させるため避けるべきです。 【まとめ|半月板損傷でやってはいけないこと】 痛みを我慢して歩行や運動の継続 膝を深く曲げる動作 自己流のストレッチやマッサージ 肥満・急激な体重増加 不適切なサポーターの装着 上記のやってはいけないことをしっかりと守り、ご自身に合った治療法を選択して、一日も早い回復を目指しましょう。 治療法には保存療法や手術療法がありますが、手術をせずに半月板損傷の改善を目指せる「再生医療」も選択肢の一つです。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて、炎症抑制や損傷した半月板の再生・修復を促す医療技術です。 「再生医療について詳しく知りたい」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。
2025.10.31 -
- 靭帯損傷
- ひざ関節
外側側副靭帯損傷とは、膝の外側にある靭帯が傷つくケガで、スポーツや転倒などで発症します。 放置すると膝の不安定感が続き、日常生活に支障をきたすことがあります。 膝の外側が痛む、腫れる、不安定な感じがするなどの症状で困っている方も多いのではないでしょうか。 この記事では、外側側副靭帯損傷の症状や原因、セルフチェック方法について詳しく解説します。 膝の痛みや不安定感で悩まれている方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。 また、現在リペアセルクリニックでは靭帯損傷に対する治療として注目されている再生医療に関する情報を公式LINEで発信しております。 早期回復を目指したい方や手術を避けたい方は、ぜひ公式LINEをご登録いただき、再生医療についてご確認ください。 外側側副靭帯損傷とは 外側側副靭帯損傷とは、膝の外側にある靭帯が伸びたり切れたりして、膝関節が不安定になるケガです。 ここでは、外側側副靭帯損傷について以下の内容を解説します。 外側側副靭帯損傷の症状 外側側副靭帯損傷の主な原因 外側側副靭帯損傷の検査・診断方法 これらの正しい知識を身につけて、適切な治療を選択しましょう。 外側側副靭帯損傷の症状 外側側副靭帯損傷では、膝の外側に特徴的な症状が現れます。 主な症状は以下の通りです。 膝の外側の痛み 膝の外側の腫れ 膝の不安定感 膝から下のしびれや感覚の異常 これらの症状が複数当てはまる場合は、外側側副靭帯損傷の可能性があります。 とくに膝下のしびれを伴う場合は、腓骨神経損傷を合併している可能性があるため、早期発見と早期治療が重要です 膝の不安定感も日常生活やスポーツに大きな支障をきたすため、痛みだけでなく違和感があれば医療機関を受診しましょう。 外側側副靭帯損傷の主な原因 外側側副靭帯損傷は、膝の外側に強い力が加わることで発症します。 主な原因は以下の通りです。 スポーツでの接触 転倒や事故 急激な方向転換 膝の過度な内反 外側側副靭帯損傷は、他の膝の靭帯損傷と比べて発生頻度は低いとされています。 靭帯や半月板などの他の組織も同時に損傷するケースや、腓骨神経損傷によってしびれなどの症状が起こることもあります。 外側側副靭帯損傷の検査・診断方法 外側側副靭帯損傷の診断には、医師による徒手検査と画像検査が行われます。 これらの検査を組み合わせることで、損傷の重症度を正確に判断し、適切な治療方針を決定できます。 外側側副靭帯損傷かどうかセルフチェックする方法 ご自身の症状が外側側副靭帯損傷に該当するか、以下のポイントを確認してみましょう。 膝の外側に痛みがある 膝の外側に腫れが見られる あぐらをかくような動作で膝が不安定に感じる スポーツなどでの素早い方向転換時に膝がグラつく 膝から下にしびれや感覚の異常がある 膝の外側を押すと強い痛みがある これらの項目に複数当てはまる場合は、外側側副靭帯損傷の可能性があります。 とくに痛みや腫れ、不安定感が強い場合は、早めに整形外科を受診することをおすすめします。 ただし、上記のセルフチェックはあくまで目安であり、正確な診断には医療機関での専門的な検査が必要です。 症状が軽い場合でも、放置すると症状が悪化したり慢性化したりする可能性があるため、症状がある方は医療機関を受診しましょう。 外側側副靭帯損傷の主な治療法 外側側副靭帯損傷の主な治療法は、以下のとおりです。 保存療法 手術療法 損傷の程度や患者さまの活動レベルに合わせて、適切な治療法が選択されます。 保存療法 軽度から中等度の靭帯損傷では多くの場合、保存療法が第一選択となります。 保存療法は、手術を行わずに損傷した靭帯の改善、症状の緩和を目指す治療法です。 治療の初期段階では、安静にして患部を冷やし、圧迫して腫れを抑え、心臓より高い位置に足を上げます。 痛みや腫れが落ち着いたら、膝の装具やサポーターを使用し、徐々にリハビリを開始します。 リハビリは膝周りの筋力を強化し、膝の安定性を高めることを目的として行われます。 保存療法での回復期間は、損傷の程度によって異なりますが、通常6週間から3カ月程度とされています。 手術療法 手術療法は、靭帯が完全に断裂している場合や、保存療法で改善が見られない場合に検討されます。 損傷した靭帯を修復したり、必要に応じて別の組織を使って再建したりする手術が行われます。 手術後は装具を着用して膝を保護し、段階的にリハビリを進めます。 手術後のリハビリ期間は通常3〜6カ月程度で、スポーツへの完全復帰にはさらに時間がかかることがあります。 外側側副靭帯損傷の治療に注目されている再生医療 近年、外側側副靭帯損傷の治療において再生医療が注目を集めています。 従来の治療法とは異なるアプローチを行う再生医療について、以下の2つを紹介します。 再生医療とは リペアセルクリニックの再生医療 新しい治療選択肢として、再生医療についての理解を深めましょう。 再生医療とは 再生医療とは、人間が持っている自然治癒力を高めることで、損傷した組織の再生・修復を促す医療技術です。 膝の靭帯損傷に対する再生医療では、患者さま自身の幹細胞を採取・培養し、損傷部位に投与します。 再生医療は手術のように大きく切開する必要がないため、身体への負担が少ない治療法です。 また、自分自身の細胞や血液を使用するため、拒絶反応やアレルギーなどのリスクが低いのも特徴です。 リペアセルクリニックの再生医療 当院「リペアセルクリニック」では、外側側副靭帯損傷に対する再生医療を提供しています。 採取した幹細胞を冷凍せずに新鮮な状態で培養できる独自の培養技術を持っている点が特徴の一つです。 幹細胞を培養した際に冷凍保存すると、治療に使うときの解凍によって活動力が低下する可能性があります。 当院では、幹細胞を冷凍せず新鮮な状態で培養し、高い活動力を持ったまま患部に投与するため、高い治療効果が期待できます。 治療後は定期的なフォローアップを行い、回復状況を確認しながら適切なリハビリを進めていきます。 具体的な治療の流れや症例について詳しく知りたい方は、当院リペアセルクリニックにお問い合わせください。 >当院の再生医療による膝関節の症例はこちら 外側側副靭帯損傷に関するよくある質問 外側側副靭帯損傷について、よくある質問を紹介します。 外側側副靭帯の痛みの原因は? 外側側副靭帯はどれくらいで治る? 外側側副靭帯損傷への理解を深めて、治療に臨みましょう。 外側側副靭帯の痛みの原因は? 外側側副靭帯の痛みの主な原因は、スポーツや事故などによる靭帯の損傷です。 膝の内側から外側へ強い力が加わると、外側側副靭帯に過度な負担がかかります。 損傷の程度によって痛みの強さも異なり、重度の場合は歩行困難になることもあります。 外側側副靭帯はどれくらいで治る? 外側側副靭帯の回復期間は、損傷の程度によって大きく異なります。 軽度の損傷では、2週間から4週間ほどで日常生活に支障がない程度まで回復します。 中等度の損傷では、6週間から8週間程度の治療とリハビリが必要です。 重度の損傷や完全断裂の場合は、保存療法で3カ月以上、手術を行った場合は6カ月程度の回復期間が必要となります。 ただし、これらはあくまで目安です。 回復速度は年齢、損傷の程度、リハビリへの取り組み方、全身の健康状態などによって個人差があります。 外側側副靭帯損傷を早く治したい方は再生医療をご検討ください 外側側副靭帯損傷は、膝の外側にある靭帯が傷つくケガで、痛みや腫れ、不安定感などの症状が現れます。 スポーツでの接触や転倒などが主な原因で、損傷の程度に応じて保存療法や手術療法が選択されます。 セルフチェックで該当する症状がある場合は、早めに整形外科を受診して正確な診断を受けることが大切です。 適切な治療とリハビリを行えば、多くの場合で良好な回復が見込めます。 早期回復を目指したい方や手術を避けたい方には、再生医療という治療法もあります。 再生医療とは、人間が持っている自然治癒力を高めることで、損傷した組織の再生・修復を促す新しい治療法です。 外側側副靭帯損傷を早く治したい方は、当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。
2025.10.31 -
- ひざ関節
- 膝部、その他疾患
膝に腫れや違和感があり、水が溜まっていると感じる方は多いのではないでしょうか。 膝の水を抜くには、膝関節の近くに注射針を刺して膝に溜まった水を抜く関節穿刺(かんせつせんし)と呼ばれる方法が一般的です。 しかし、原因となっている疾患を治療しなければ再度水が溜まる恐れがあります。 本記事では、病院で膝の水を抜く方法や膝の水を自分で抜く方法があるかどうかを解説します。 また、膝に水が溜まる原因となっている疾患を治療するには、再生医療も選択肢の一つです。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、再生医療の治療法や症例などの情報を配信しています。 繰り返し溜まる膝の水にお困りの方や、手術以外の治療法を探している方は参考にしてください。 病院で膝の水を抜く方法 病院で膝の水を抜く方法は、以下の通りです。 一般的な方法は「関節穿刺」 ヒアルロン酸注射をするケースもある 膝の軟骨や靭帯などの組織に炎症が起こると関節液(滑液)が通常より多く分泌され、膝の腫れや圧迫感、動きにくさなどの症状が現れます。 膝の水が溜まる仕組みや、関連する疾患についてさらに詳しく知りたい場合は、以下の記事で解説していますので参考にしてください。 一般的な方法は「関節穿刺」 膝に水が溜まった場合の処置として、関節内に針を刺して関節液を抜く関節穿刺(かんせつせんし)が挙げられます。 しかし、関節穿刺によって膝の水を抜いた場合でも、膝に水が溜まる原因となっている疾患が治るわけではありません。 原因となっている疾患は、関節穿刺で抜いた膝の水の色や状態が、判断材料となります。 水の色 状態 澄んだ黄色で、粘り気がある 正常 黄色みが強く、粘り気が少ない 変形性膝関節症などの疑い 赤もしくは褐色(血液) 半月板損傷・靱帯損傷などの疑い 濁って見える 感染症・痛風・関節リウマチなどの疑い 関節液の色や量に加え、触診や症状の情報をもとに膝の状態を把握して、適切な治療法を決定します。 膝の水を抜く処置の費用やメリットについては、以下の記事を参考にしてください。 ヒアルロン酸注射をするケースもある 症状によっては、膝の水を抜いた後に痛みや炎症を和らげる目的でヒアルロン酸注射が行われる場合があります。 ヒアルロン酸は膝の動きをなめらかにする関節の潤滑油のような成分で、注射によって以下の効果が期待できます。 関節液の働きを改善 痛みの軽減 軟骨のすり減りを抑制 ヒアルロン酸注射の効果はあくまで一時的であり、根本的な原因を治療するものではありません。 とくに、進行した変形性膝関節症には、痛みの緩和が十分でないこともあります。 繰り返し注射を行っても痛みが改善されないときや症状が進行している際には、手術や再生医療など別の治療法を検討する場合もあります。 膝の水を自分で抜く方法は?効果的なストレッチ・マッサージ 結論、膝の水を自分で抜く方法はありません。 しかし、以下のようなストレッチやマッサージによって、症状緩和が期待できます。 大腿四頭筋のストレッチ 殿筋群のストレッチ 膝周辺のマッサージ 膝の水がケガや損傷が原因の場合、自己判断でのマッサージは損傷を悪化させる恐れがあるため、専門医にセルフケア方法を確認しましょう。 また、痛みや違和感がある場合は炎症が起きている可能性があります。 無理に動かしたり、自己流でマッサージやストレッチを行ったりするのは避けましょう。 大腿四頭筋のストレッチ 大腿四頭筋のストレッチの手順は、以下の通りです。 1.壁や机の近くに立ち、左手で支える 2.右手で右足首を持ち、かかとをお尻に近づけるように膝をゆっくり曲げる 3.太ももの前側をゆっくり伸ばす 4.余裕があれば、曲げている膝をさらに後方に引く 5.伸びている感覚がある状態で30秒キープする 6.ゆっくり元に戻し、反対側の足も同様に行う 大腿四頭筋のストレッチは、膝周りの筋肉の柔軟性を保ち関節の負担軽減に役立ちます。 ストレッチの際は、腰が反らないようにしてお腹に軽く力を入れると安定します。 また、膝が前に出ないように注意しましょう。 殿筋群のストレッチ 殿筋群ストレッチの手順は、以下の通りです。 1.仰向けに寝て膝を曲げる 2.右足を持ち上げ、外側のくるぶしを左膝に重ねる 3.手で左足を抱えて下半身を持ち上げる 4.右のお尻の伸びを感じながら30秒間キープする 5.反対側も同様に行う 殿筋群はお尻の筋肉のことで、柔軟性を高めることで股関節の動きがスムーズになり、膝への負担を軽減する効果が期待できます。 とくにお尻の表層にある大殿筋や中殿筋は膝の安定性にも関わるため、膝の痛みや不安定感の予防にも役立ちます。 ストレッチの際は、背中が丸まらないように意識すると効果的です。 膝周辺のマッサージ 手のひらを使って太ももの筋肉をほぐす膝周辺マッサージの手順は、以下の通りです。 1.椅子に座り、太ももの中央またはやや外側に手のひらをあてる 2.膝のお皿の上から足の付け根に向かって、手のひらで軽く圧をかけながら少しずつずらす 3.痛みを感じるところは、無理せず避ける マッサージ中に痛みが強くなる場合は、すぐに中止してください。 また、膝の慢性期の痛みを緩和するケアとして取り入れ、急性のケガや炎症があるときは避けましょう。 マッサージは血行を促し筋肉の柔軟性を保つのに役立ちますが、自己判断で行うと症状を悪化させるリスクもあります。 原因に合った治療とあわせて、医師の指導のもとで取り入れましょう。 膝の水を抜く際に注意すべきこと 膝の水を抜く際に注意すべきことは、以下の3つです。 水を抜くと「クセになる」は誤った知識 熱感や痛みがある場合は感染症の可能性 水が溜まる原因の根本的な治療が必要 膝に水が溜まった際は、腫れや痛みを軽減するために水を抜く処置を行う場合があります。 処置の目的や注意点を正しく理解して早期の改善につなげましょう。 水を抜くと「クセになる」は誤った知識 水を抜く処置である関節穿刺が水の再発や「クセ」の原因になることはありません。 膝に水が溜まるのは、関節内で炎症が続いているためです。 水を抜く処置は、関節内の圧力を下げて痛みを和らげる一時的な対処法です。 炎症の原因そのものを治すわけではないため、根本的な治療が別に必要です。 変形性膝関節症や半月板損傷などで炎症が持続している場合、水を抜いても再び関節液が溜まる場合があります。 熱感や痛みがある場合は感染症の可能性 膝の水を抜く処置には、まれですが感染症のリスクがあります。 次のような症状が出た際は、感染症の可能性があります。 膝が赤くなる 膝が腫れる 触ると熱を持つ 痛みが強くなる 関節内は通常無菌状態ですが、注射の際に皮膚上の細菌が関節内に入り込むことで感染が起こる場合があります。 感染症が進行すると関節の破壊や長期の治療、外科的な手術などが必要になる場合があるため、早期の対応が必要です。 処置後は通常、痛みや腫れは軽度で自然に落ち着きますが、症状が強く続く場合や悪化している場合は速やかに医療機関を受診してください。 水が溜まる原因の根本的な治療が必要 膝に水が溜まる状態を防ぐためには、炎症の根本原因となる疾患の治療が不可欠です。 水が溜まる主な原因は、以下の通りです。 原因 概要 変形性膝関節症 加齢や過負荷により膝の軟骨がすり減り、関節の変形が起こる 半月板損傷 衝撃吸収と関節の安定化に関わる軟骨組織である半月板が、スポーツや加齢による変性で損傷する 靱帯損傷 膝の安定性に関わる靭帯が、激しいスポーツや転倒などによって傷つく 関節リウマチ 自己免疫疾患により関節の滑膜に慢性的な炎症が起こる 治療はリハビリによる筋力強化や鎮痛薬の使用、場合によっては手術などが行われます。 膝の炎症が落ち着くと、関節液の分泌も自然に減少します。 早めに医療機関で原因を確認し、適切な治療を受けて再発防止につなげましょう。 膝の水を抜く方法についてよくある質問 膝の水を抜く方法についてよくある質問は、以下の通りです。 膝の水を抜く注射は痛い? 膝に溜まった水は自然になくなる? それぞれ詳しくみていきましょう。 膝の水を抜く注射は痛い? 痛みの感じ方には個人差がありますが、膝の水を抜く注射は注射針を刺すときの軽い痛みがあるのが一般的です。 穿刺の方法や膝の状態によっては一時的に痛みが強く感じられることもあります。 膝の腫れや痛みが続く場合は、医師に相談して処置を受けましょう。 膝に溜まった水は自然になくなる? 炎症が改善されなければ自然に水がなくなることはほとんどありません。 膝の水を自然に減らすには、炎症を抑えることが重要です。 早めに整形外科を受診して原因を確認し、適切な治療を受けましょう。 膝に水が溜まる原因を根本的に治療しよう 膝の水を抜くには、膝関節近くに注射針を刺して溜まった水を抜く「関節穿刺(かんせつせんし)」が一般的です 水を抜くと一時的に症状は楽になりますが、原因を根本的に治療しないと再び水が溜まる可能性があります。 医療機関を受診して原因を特定し、適切な治療を受けましょう。 また、膝に水が溜まる原因となっている疾患を根本的に治療したい方は、再生医療も選択肢の一つです。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて損傷した組織にアプローチする医療技術です。 膝の慢性的な痛みや腫れを根本から改善したい方や、手術せずに治療したい方に注目されています。 具体的な治療法については、当院「リペアセルクリニック」で無料カウンセリングを行っておりますので、ぜひご相談ください。
2025.10.31 -
- ひざ関節
- 膝部、その他疾患
ジャンプや着地、階段の利用時に膝下の痛みや違和感がある方は「この症状はジャンパー膝?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。 ジャンパー膝かどうかチェックするには、ジャンプの着地や膝を深く曲げる動作で膝に痛みがあるか確認しましょう。 本記事では、ジャンパー膝の症状チェック方法や自宅でできるストレッチ、治療法について詳しく解説します。 膝の痛みや違和感を正しく理解し、日常生活での負担軽減や受診のタイミングの判断にお役立てください。 また、当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、再生医療の情報や症例も公開しています。 慢性化に不安を抱える方や、手術以外の治療法を検討している方は参考にしてください。 ジャンパー膝(膝蓋腱炎)とは|基礎知識をチェック ジャンパー膝とは、膝のお皿(膝蓋骨)とすねの骨をつなぐ膝蓋腱に負担がかかり炎症が起こる状態です。 ジャンパー膝の症状 ジャンパー膝の原因 ジャンプやダッシュなど、膝に繰り返し負荷のかかる動作で発症しやすいとされています。 まずは自分の膝にどんな違和感や痛みがあるか、日常動作を通してチェックしてみましょう。 ジャンパー膝の症状 ジャンパー膝の症状は、以下の通りです。 膝のお皿の下や上がズキズキと痛む 膝のお皿の下や上を押すと痛い 膝のお皿周囲が熱をもったり腫れたりする ジャンプやランニングの着地、階段の上り下りで痛みが強くなる ジャンパー膝の初期は、運動中や運動直後に痛みを感じるのが一般的です。 痛みが軽いからと放置すると、膝蓋腱へのダメージが進行し、最悪の場合は腱の断裂につながる恐れもあります。 自己判断で対処せず、早めに整形外科で適切な診断と治療を受けましょう。 なお、膝の前面に痛みを生じるスポーツ障害にはオスグッド病も挙げられます。 ジャンパー膝は膝のお皿(膝蓋骨)のすぐ下あたりが痛むのに対し、オスグッド病はさらに下部であるすねの骨(脛骨)の少し出っ張った部分が痛むのが特徴です。 以下の記事は、ジャンパー膝とオスグッド病の違いについて解説しているので参考にしてください。 ジャンパー膝の原因 ジャンパー膝の主な原因は、膝蓋腱への繰り返しの負担(オーバーユース)です。 膝蓋腱は膝のお皿の下にある腱で、膝の曲げ伸ばしをサポートしています。 ジャンプやダッシュ、急な方向転換など膝に負荷がかかる動作を繰り返すことで、膝蓋腱に微細な損傷が生じ炎症が起こります。 とくに症状が現れやすいスポーツは以下の通りです。 バレーボール バスケットボール 走高跳 サッカー 長距離走 スキー 野球 膝に繰り返し負荷がかかっていたり、運動時のフォームが乱れていたりすると、膝蓋腱に過度な負担をかけてしまいます。 日常生活やトレーニングで膝の使い方を意識して、ジャンパー膝の予防につなげましょう。 また、ジャンパー膝は成長期に急激に身長が伸びている子どもに多くみられる傾向があります。 以下の記事では、成長期におけるジャンパー膝の原因について解説していますので参考にしてください。 ジャンパー膝の症状チェック|自分でできる方法 自宅で簡単にできるジャンパー膝のチェック方法は、以下の通りです。 動作時の痛みチェック 患部の圧痛テスト 動作時の痛みや、膝のお皿の上下を押したときの痛みを確認することで、おおよその状態を把握できます。 無理のない範囲で試し、強い痛みがある場合はすぐに中止して整形外科で医師の診察を受けましょう。 動作時の痛みチェック ジャンパー膝かどうか確かめるには、膝に負担がかかる動作をした際に、どのような痛みが出るかチェックしてみましょう。 動作 詳細 階段の上り下り 膝を深く曲げたときに膝のお皿の下あたりが痛む場合は、膝蓋腱に負担がかかっている可能性がある しゃがみ動作 軽くジャンプして着地 着地の瞬間や直後に膝の前面に痛みや違和感があれば、ジャンパー膝が疑われる うつぶせの状態で膝を曲げ、かかとをお尻に近づける 股関節まわりが浮く場合、膝周囲に強い緊張が生じている恐れがある いずれのチェックでも、強い痛みを感じたらすぐに中止してください。 セルフチェックはあくまで目安であり、痛みが続く・膝に力が入りにくいなどの症状がある際は早めに整形外科を受診しましょう。 患部の圧痛テスト ジャンパー膝の確認方法の一つに、膝のお皿(膝蓋骨)の下にある腱部分を指で軽く押してみる圧痛テストがあります。 膝のお皿の下を押すと痛みを感じる場合は、膝蓋腱に炎症が起きている可能性があります。 膝を曲げた状態や伸ばした状態の両方で試すと、痛みの出方をより確認しやすいでしょう。 ただし、強く押したり何度も繰り返したりすると、炎症を悪化させる恐れがあります。 違和感や痛みを感じた際は、整形外科で専門的な診断を受けましょう。 ジャンパー膝の症状を和らげるストレッチ ジャンパー膝の症状を和らげる代表的なストレッチは、以下の通りです。 大腿四頭筋のストレッチ(立位) 大腿四頭筋のストレッチ(座位) ハムストリングスのストレッチ 殿筋(おしり)のストレッチ 自宅で無理なくできるストレッチを紹介します。 いずれも「痛気持ち良い」と感じる程度にとどめ、強く伸ばしすぎないことがポイントです。 ストレッチを習慣にして、膝の違和感の軽減や再発予防につなげましょう。 大腿四頭筋のストレッチ(立位) 立ったままできる大腿四頭筋ストレッチの手順は、以下の通りです。 1.立った状態で壁や椅子に手を添え、片脚を後ろに曲げる 2.曲げた足首を同じ側の手でつかみ、かかとをお尻に近づける 3.腰を反らさずお腹に軽く力を入れ、体が前に傾かないようにする 4.膝を後ろに引き、太ももの前側が伸びているのを感じながら30秒ほどキープする ストレッチの際は、腰を反らせすぎると腰に負担がかかるため、注意が必要です。 また、股関節が十分に動かせていないとストレッチの効果は低くなるため、太ももの前側だけでなく股関節周りも伸びているか確認しましょう。 大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)はジャンパー膝で炎症を起こしやすい膝蓋腱と深い関係があり、筋肉が硬くなると膝蓋腱に過度な負担がかかり、痛みが長引く原因になります。 ストレッチで大腿四頭筋の柔軟性を高めて膝への負担を軽減し、症状の緩和や再発予防につなげましょう。 大腿四頭筋のストレッチ(座位) 床に座ってできる大腿四頭筋ストレッチの手順は、以下の通りです。 1.膝を伸ばして床に座る 2.痛む側の足のかかとをお尻に近づける 3.両手を後方につき、太もも前面の伸びを感じる 4.膝が浮かないように意識する 5.さらに伸ばしたい場合は肘をつき、太ももを床に押し付ける 6.膝が浮いたら元に戻す 7.余裕があれば背中を床につけ、30秒ほどキープする 大腿前面の筋肉をほぐして膝のストレスを減らし、ジャンパー膝の症状の悪化を防ぎましょう。 腰を反ったり膝が浮いたりすると大腿四頭筋が十分に伸びないため、姿勢が崩れない範囲で伸ばすのが重要です。 痛みが強い場合は無理せず中止してください。 ハムストリングスのストレッチ ハムストリングスストレッチの手順は以下の通りです。 1.膝立ちの姿勢になる 2.片方のかかとを床につけ、膝は軽く曲げる 3.両手を床につき、体を支える 4.胸を太ももにできるだけ近づける 5.気持ち良いくらいの強さで、30秒ほどキープする 6.深呼吸を意識しながら、体の力を抜いて伸ばす ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)の柔軟性を高めると、膝の曲げ伸ばし動作がスムーズになり、大腿四頭筋にかかる負担軽減が見込めます。 ストレッチを行う際は、背中や腰が反らないよう姿勢を正しく保つように意識しましょう。 殿筋(おしり)のストレッチ 殿筋のストレッチ手順は、以下の通りです。 1.両足を伸ばして床に座る 2.左膝を立てる 3.左膝に右肘を当て、体を右に振り向く 4.右肘で左膝を軽く押す 5.30秒ほどキープする 6.足を組み替えて反対も行う おしりの筋肉をほぐすと、ジャンプやダッシュなど膝に負担のかかる動作時の力の分散に役立ちます。 ストレッチを行う際は、背中や腰が丸まったり反ったりしないよう注意しましょう。 ジャンパー膝の治し方|主な治療法 ジャンパー膝の主な治療法は、以下の通りです。 治療方法 内容 物理療法 電気や超音波などの機器を使って患部を刺激し、炎症を抑えて回復を促す 痛みや腫れが強い場合は、消炎鎮痛薬や湿布を使用する 薬物療法 痛みや腫れが強い場合は、消炎鎮痛薬や湿布を使用する リハビリ ストレッチで太ももや股関節の筋肉の柔軟性を高め、膝蓋腱の負荷軽減を目指す 再生医療 自身の血液や脂肪から採取した成分を患部に注射し、損傷した組織にアプローチする ジャンパー膝の治療では、患部を安静にしつつ痛みや炎症の抑制を目指します。 さらに、再生医療も治療の選択肢の一つです。 再生医療とは、患者さま自身の細胞や血液を活用し、傷ついた組織にアプローチする治療法です。 入院や手術が不要なので、ジャンパー膝の痛みが長引いている方やスポーツの早期復帰を目指す方に選ばれています。 具体的な治療法については、当院「リペアセルクリニック」の無料カウンセリングをご活用ください。 ジャンパー膝の症状チェックに関するよくある質問 ジャンパー膝の症状チェックに関するよくある疑問は、以下の通りです。 ジャンパー膝の初期症状は? ジャンパー膝でやってはいけないことは? 気になるポイントを確認しながら、自身の状態を見直してみましょう。 ジャンパー膝の初期症状は? ジャンパー膝(膝蓋腱炎)の初期には、運動後や階段の上り下りの際に、お皿の下(膝蓋骨の下部)に痛みや違和感が出るのが特徴です。 初期段階で適切なケアを行わないと、炎症が進行して安静時にも痛みが続く慢性化につながる恐れがあります。 痛みが軽くても、「運動の後にお皿の下がズキッとする」「階段の昇りで違和感がある」と感じたら、ストレッチやアイシングなどのセルフケアを行い医療機関の受診を検討しましょう。 ジャンパー膝でやってはいけないことは? ジャンパー膝でやってはいけないことは、以下の通りです。 違和感や痛みを抱えたまま運動を続ける 自己流で強いストレッチやマッサージをする 長時間の立ち仕事や歩行を続ける 自己判断で運動を再開する ジャンパー膝(膝蓋腱炎)は、膝の使いすぎによる炎症が主な原因のため、間違った対応をすると症状を長引かせたり再発を招いたりする恐れがあります。 医師の診断を受け、指示された安静期間をしっかり守りましょう。 ジャンパー膝の症状チェックに該当したら医療機関を受診しよう 運動後や階段の上り下りで膝のお皿の下に違和感や痛みを感じた場合は、ジャンパー膝の可能性があります。 痛みを我慢して運動を続けると、炎症が慢性化して膝蓋腱の損傷や腱断裂などの恐れもあるため、早めに医療機関を受診しましょう。 また、早くスポーツ復帰したい方は、早期改善を目指せる再生医療による治療をご検討ください。 再生医療は、患者さま自身の細胞や血液を用いて、損傷した膝蓋腱にアプローチし、自身の修復力をサポートする治療法です。 治療方法について詳しく知りたい方は、ぜひ当院「リペアセルクリニック」へお問い合わせください。 >当院の再生医療による膝関節の症例はこちら \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2025.10.31 -
- 靭帯損傷
- ひざ関節
腸脛靭帯炎(ランナー膝)とは、ランニングや繰り返しの運動により膝の外側に痛みが生じる症状で、ランニング愛好家に多く見られる怪我の一つです。 痛みを放置して無理を続けると、歩行時や日常生活でも痛みが出るようになり、運動を続けられなくなってしまう可能性があります。 この記事では、腸脛靭帯炎の症状を和らげる効果的なストレッチ方法と、症状改善のための対処法を詳しく解説します。 腸脛靭帯炎でお悩みの方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。 また、現在リペアセルクリニックでは手術なしで根本的な改善が期待できる再生医療に関する情報をLINEで発信しております。 膝の痛みに関する改善症例も紹介しているため、合わせてご覧ください。 腸脛靭帯炎(ランナー膝)とは|基礎知識をチェック 腸脛靭帯炎は、別名「ランナー膝」と呼ばれるほど、ランニング愛好家に多く見られる怪我です。 適切な対処のためには、以下の症状や原因を正しく理解することが大切です。 腸脛靭帯炎の症状 腸脛靭帯炎の原因 腸脛靭帯炎の診断方法 これらの正しい知識を身につけて、ご自身の症状を確認してみましょう。 腸脛靭帯炎の症状 腸脛靭帯炎の初期症状は、運動後に膝の外側に生じる痛みです。 痛みは安静にすれば徐々に収まりますが、炎症がひどい場合や無理に運動を続けた場合、歩いたり膝を曲げ伸ばししただけでも痛みが出ることがあります。 久しぶりにランニングやジョギング、ウォーキングを行うときによくみられる症状です。 腸脛靭帯炎の原因 腸脛靭帯炎は、膝の外側にある腸脛靭帯が太ももの骨と擦れることで炎症を起こします。 発症の主な原因は、ランニングやサイクリングなどの反復的な運動、もしくは運動に対する筋力不足です。 ただし以下の要因でも発症する可能性があります。 O脚、扁平足などのアライメント異常 股関節周囲の筋力や柔軟性の低下 腸脛靭帯炎はランナーの方に多い疾患ですが、自転車、バスケットボール、階段の昇降など、膝の屈伸を繰り返す動作を行う方にも発症します。 腸脛靭帯炎の診断方法 腸脛靭帯炎は、問診や触診である程度診断できますが、炎症の状態や他の疾患と見分けるために、レントゲンやMRI、エコー検査を行うこともあります。 また、腸脛靭帯炎かどうかチェックする方法として「グラスピングテスト」があるので、ぜひお試しください。 ただし、痛みの原因が半月板損傷など他の疾患の可能性もあるため、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。 腸脛靭帯炎に有効なストレッチ・ほぐし方4選 腸脛靭帯炎の痛みが落ち着いたら、徐々にストレッチを開始します。 ここでは、腸脛靭帯と関連する筋肉をほぐす効果的なストレッチとして以下の4つをご紹介します。 フォワードフォールド・ストレッチ(前屈) ラテラルストレッチ 4の字ストレッチ タオルやヨガストラップを活用したストレッチ 各ストレッチは無理をせず、痛くなりすぎない範囲で行いましょう。 ①フォワードフォールド・ストレッチ(前屈) 太ももの外側から膝の外側まで、脚の外側全体を伸ばすストレッチです。 直立した状態から、左足を右足の後ろに引いて交差させる 腰を曲げて手を床につき、左わき腹をよく伸ばす その体勢を2〜3秒キープしたら、元の姿勢に戻る 左右それぞれ10〜15回ずつ繰り返す 運動後に行う場合は、膝から股関節まで脚の外側全体が伸びるように意識しながら、手を下に伸ばした状態で30秒ほどキープしましょう。 ②ラテラルストレッチ 太ももの上部から股関節にかけての腸脛靭帯を伸ばすストレッチです。 壁または椅子に片手をつき、身体を安定させる 壁側の足を後方に引いて、反対の足と交差させる その状態で壁に対して腰を近づけ、壁側の腰の部分を伸ばす 再び元の姿勢に戻り、同じ動作を繰り返す 壁や椅子でしっかり身体を支えながら、股関節周辺を伸ばしてください。 ③4の字ストレッチ 太ももの上部から股関節にかけての張りを和らげる、仰向けの姿勢で行うストレッチです。 腰幅より少し両足を開き、仰向けに寝て、両膝を立てる 右足首を左膝の上に乗せ、「4の字」の形を作る 上げた足の力でもう片足の膝を床に向けて押し下げていく 元の姿勢へと戻る 身体が傾かないよう逆側の手で床を支えながら、じっくりと伸ばしましょう。 ④タオルやヨガストラップを活用したストレッチ タオルまたはヨガ用ストラップを使って行うストレッチは、足を伸ばし切った状態で腸脛靭帯に効果的にストレッチをかけられます。 タオルを使用する場合は、ねじって紐状にして使いましょう。 床に座った体勢で、タオルまたはヨガストラップを片足に巻く そのまま仰向けになり、タオルを巻いた方の足を天井に向け、できるだけまっすぐに伸ばす もう片方の足のかかとが、しっかりと床についていることを確認する 突き上げた足を身体の反対側に向けて伸ばす 身体が傾かないように、伸ばした足とは逆の手で床をしっかり支えましょう。 日常的にランニングをしている方は、ぜひ取り入れてみてください。 腸脛靭帯炎の症状に対してストレッチ以外にできる対処法 腸脛靭帯炎の症状を改善するためには、ストレッチだけでなくさまざまな対処法を組み合わせることが効果的です。 ここでは、以下の日常生活で実践できる3つの対処法をご紹介します。 マッサージなどのセルフケア テーピングやサポーターの活用 シューズの見直し これらの対処法を適切に組み合わせることで、症状の改善と再発予防につながります。 マッサージなどのセルフケア 腸脛靭帯炎の症状を緩和するためには、大腿筋膜張筋や腸脛靭帯自体のマッサージが有効です。 大腿筋膜張筋のセルフマッサージを以下の手順で実施しましょう。 座った状態で、太ももの外側上部(股関節の横)を探す 親指または手のひらで、円を描くように優しくマッサージする 硬い部分や圧痛点があれば、30秒程度軽く圧迫する ただし、発症直後の急性期に自己判断でマッサージをすると逆効果になることもあるため、安静が優先されます。 患部をアイシング、または湿布を貼って、患部に負担をかけないように安静に保ちましょう。 テーピングやサポーターの活用 テーピングやサポーターを活用することで、膝への負担を軽減し、症状の悪化を防げます。 テーピングやサポーターは、腸脛靭帯にかかる摩擦を減らし、膝の安定性を高める効果が期待できます。 テーピングが難しい場合は、手軽に装着できるサポーターがおすすめです。 ご自身の症状や活動レベルに合わせて、適切なものを選びましょう。 シューズの見直し シューズが足に合っていない場合、膝への負担が増加し、腸脛靭帯炎を引き起こす原因となります。 以下のポイントを確認して、シューズの見直しを検討しましょう。 チェック項目 確認ポイント サイズ つま先に適度な余裕があり、かかとがしっかり固定されているか クッション性 衝撃を十分に吸収できる適切なクッション性があるか 摩耗状態 靴底がすり減っていたり、変形していないか 足の形状 扁平足やO脚など、ご自身の足の特徴に合っているか シューズの見直しは、腸脛靭帯炎の予防と改善に大きく役立ちます。 腸脛靭帯炎がストレッチで改善しないときは再生医療をご検討ください 腸脛靭帯炎は、適切なストレッチやセルフケアにより症状の緩和を目指せます。 しかし、長期間に渡って症状が続く場合や、保存療法で十分な効果が得られない場合は、他の治療法を検討する必要があります。 ストレッチや保存療法を続けても症状が改善しない場合には、再生医療による治療も選択肢の一つです。 再生医療は患者さまの細胞や血液を用いて、損傷した組織の修復・再生を促す医療技術です。 症状が長引いている方や、より積極的な治療を希望される方は、再生医療を専門とする当院「リペアセルクリニック」にご相談ください。
2025.10.31 -
- 靭帯損傷
- 足底腱膜炎
- 再生治療
後十字靭帯損傷は、前十字靭帯損傷と比べて痛みが軽度で済むことが多く、「これくらいなら大丈夫」と軽視してしまいがちな怪我です。 しかし、この油断こそが、リハビリにおける最大の落とし穴となります。 特に、靭帯に強い負担をかける禁忌動作を破ってしまうと、回復が大幅に遅れたり、関節の不安定性が残ってしまう危険性があります。 「早く治したいのに、なぜか膝の調子が悪い…」と感じる方は、知らず知らずのうちに禁忌動作をしているかもしれません。 この記事では、後十字靭帯損傷のリハビリにおける「やってはいけない禁忌動作」とその理由を時期別に詳しく解説します。 さらに、安全に回復を進めるための具体的なステップも解説しているので、ぜひ参考にしてください。 後十字靭帯損傷リハビリの禁忌動作一覧 後十字靭帯損傷後のリハビリにおける禁止動作を、時期別に解説していきます。 初期(0〜4週)固定・保護期に避けるべきこと 中期(4〜12週)可動域拡大期の注意点 後期(3〜6か月)筋力回復期に気をつけたいこと 具体的な内容と、再生医療による新たな回復アプローチについて紹介するので、ぜひ参考にしてください。 初期(0〜4週)固定・保護期に避けるべきこと この時期は、損傷した後十字靭帯の治癒と保護を最優先とし、安静を保つことが求められます。 特に、以下の動作は靭帯に大きな負担をかけるため厳禁です。 ハムストリングス(太もも裏)の単独収縮 膝の過伸展(反りすぎ) 深い屈曲(しゃがみ込み、正座など) 装具を外しての歩行・荷重 特に避けるべきは、膝関節の過度なストレスにつながる動作です。 具体的な禁忌動作として、ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)を単独で強く収縮させる運動があります。 これは、ハムストリングスが脛骨を後方に引き、後十字靭帯に直接的な張力をかけるためです。 また、膝の過伸展(反りすぎ)や、深い屈曲(しゃがみ込みや正座など)も、靭帯への負担が大きいため厳禁です。 医師の指示する装具を外しての歩行や荷重も、靭帯の安定性を損ない治癒を妨げるため行ってはいけません。 再損傷を防ぐため、装具を正しく装着し、部分的な荷重に留める必要があります。 中期(4〜12週)可動域拡大期の注意点 徐々に関節の可動域を拡大していく期間ですが、後十字靭帯への負担を考慮し、段階的なリハビリが必要です。 特に以下の動作は禁止、または注意が必要です。 強いハムストリングス運動 後方荷重動作 無理なストレッチや過屈曲 強いハムストリングスの収縮を伴う運動(レッグカールなど)は、後十字靭帯に強いストレスをかけるため、禁止です。 また、階段下りや坂道歩行など、脛骨が後方にずれる力(後方荷重)がかかる動作も避けましょう。 リハビリの進行に合わせて可動域を広げる際も、無理なストレッチはせず、痛みのない範囲で慎重に行う必要があります。 自転車漕ぎをする場合も、サドルの設定に注意し、膝の過度な屈曲を避けることが重要です。 後期(3〜6か月)筋力回復期に気をつけたいこと 筋力回復とスポーツ復帰に向けた準備期間ですが、後十字靭帯の強度はまだ完全ではありません。 以下の点に、細心の注意を払いましょう。 高負荷・衝撃動作の制限 異常のサインを見逃さない 「痛みがない=完治」ではない ジョギング、ジャンプ、急な方向転換といった、膝に高い衝撃やねじれを生じさせる動作は、必ず医師や理学療法士の許可が出てから段階的に行いましょう。 もしリハビリ中に膝の腫れや不安定感を感じた場合は、すぐにその動作を中止し、専門家に相談してください。 最も重要なのは、「痛みがないこと=完治」ではないという認識を持つことです。 見た目では治っていても、靭帯の強度や関節の安定性はまだ完全ではない可能性が高いです。 指定されたプログラムを最後までやり遂げることが、再損傷の予防と完全な社会復帰への鍵となります。 後十字靭帯損傷とは?見落とされがちなリハビリの落とし穴 後十字靭帯は、膝関節の中心にあり、脛骨(すねの骨)が後方にずれるのを防ぐ主要なストッパーの役割を担っています。 後十字靭帯の損傷は、スポーツ中の衝突や、膝を曲げた状態で強く地面にぶつける事故などで発生します。 前十字靭帯損傷と比べて初期の症状が軽いことが多く、見落とされがちです。 リハビリにおいて「禁忌動作」が特に重要となるのは、ハムストリングスの強い収縮や後方への荷重などが加わると、容易に再損傷したり、関節の不安定性が残存したりするためです。 この不安定感が、将来的な変形性膝関節症につながる落とし穴となります。 そのため医師の指示に基づき、後十字靭帯に負担をかけない動作を厳守し、段階的に機能回復を目指すことが不可欠です。 時期別リハビリの進め方と安全なステップ 時期別のリハビリの進め方と安全なステップは、以下の通りです。 0〜4週:安静・四頭筋の軽い運動 4〜8週:可動域の改善とバランス練習 8〜12週:筋力強化と歩行の安定化 リハビリの各段階における具体的な注意点と安全な進め方を詳しく解説します。 0〜4週:安静・四頭筋の軽い運動 リハビリ初期の目標は、患部の保護と腫れの軽減、そして膝関節を支える大腿四頭筋の機能維持です。 この時期の最適な運動は、以下の通りです。 安静と固定 大腿四頭筋の軽い収縮運動 歩行練習 医師の指示する装具を正しく装着して、日常生活における膝関節の安定化を図ります。 運動としては、膝を完全に伸ばした状態での大腿四頭筋の軽い収縮を積極的に行い、筋力低下を防ぎます。 歩行は理学療法士の指導のもと、部分荷重から開始します。 特に荷重制限を厳守し、杖や松葉杖を使用して後十字靭帯への負担を徹底的に避けることが、再損傷を予防し、その後の治癒過程をスムーズにするための鍵となります。 4〜8週:可動域の改善とバランス練習 この時期は、関節の拘縮を防ぎ、可動域を段階的に改善することが中心となります。 靭帯へのストレスは最小限に抑えつつ、以下のリハビリを行います。 可動域拡大 プールでの歩行や軽い体重移動の練習 禁忌の維持 目標は屈曲60〜90度程度までの可動域拡大であり、決して無理はせず、痛みのない範囲で慎重に行います。 また、全身の協調性やバランス感覚を養うために、プールでの歩行や軽い体重移動の練習など、重力が軽減された状態での安全な負荷トレーニングを導入します。 最も重要なのは、引き続きハムストリングスの強い収縮を伴う運動を厳しく制限することです。 この筋肉は後十字靭帯に強い負担をかけるため、リハビリの進行は慎重にし、運動後に腫れや痛みが増加しないか常に確認することが不可欠です。 8〜12週:筋力強化と歩行の安定化 中期後半に入ると、筋力強化と日常生活動作の安定化に重点を移し、以下を実施する段階になります。 安全な筋力強化 日常動作の再開 自己管理 筋力強化ではレッグプレスなどを利用し、軽負荷かつ角度制限を設けた状態で、主に大腿四頭筋を集中的に鍛えます。 安全な筋力強化を通じて、日常生活における膝の機能的な使い方を再学習することが目標です。 同時に、階段昇降や長時間の歩行など、日常動作を段階的に再開していきます。 もし運動中やその後に膝の痛みや腫れ、不安定感を感じた場合は、すぐにその動作を中止し、専門家に相談しましょう。 完全なスポーツ復帰に向けた準備として、基礎的な安定性を着実に築き上げることが求められます。 回復を早める新たな選択肢|再生医療によるアプローチ 後十字靭帯損傷の回復を早める新たな選択肢として、再生医療が注目されています。 リペアセルクリニックでは、患者さんご自身の血液から採取するPRP(多血小板血漿)や幹細胞を損傷部位に注入し、組織の自然治癒力と修復能力を活性化させる治療法を採用しています。 手術を伴う治療法に比べて身体への負担が少なく、早期の炎症を抑え、組織の再生を促す効果が期待されています。 特に、保存療法で不安定感が残る場合や、手術を避けたい患者にとって有効な選択肢です。 リペアセルクリニック大阪院では、後十字靭帯損傷に対するPRP・幹細胞治療の豊富な症例があり、左膝の後十字靭帯を損傷した女性の痛みが軽減した症例もあります。 当院では、専門的な知見に基づき、一人ひとりの状態に合わせた最適な治療で早期回復をサポートします。 後十字靭帯損傷のリハビリは“禁忌を守る”ことが最短の回復ルート 後十字靭帯損傷のリハビリにおいて、最も重要なのは「何をしないか」を徹底することです。 後十字靭帯損傷は治りにくく、特にハムストリングスの強い収縮や後方荷重といった禁忌動作は、再損傷や不安定性の原因となります。 そのため、時期別に禁忌を正確に理解し、焦らず段階的に進めることが最短の回復ルートとなります。 近年では再生医療をリハビリと組み合わせることで、「治りにくい靭帯を再生へ導く」という新しい治療選択肢も登場しています。 リペアセルクリニック大阪院は、この再生医療により、患者様の自然治癒力を最大化し、「もう一度、動ける膝へ」と導く支援を行っています。 手術を避けたい方や、回復を早めたい方にとって頼れる選択肢です。 気になる方は、当院のメール相談・オンライン診療にてご相談ください。
2025.10.14 -
- ひざ関節
- 股関節
横向きで寝ると膝が痛い場合は、膝関節の疾患が疑われます。 しかし、「寝るときの姿勢が悪いだけかもしれない」と考え、痛みをそのまま放置していませんか? 痛みの原因には変形性膝関節症などがあり、放置すると夜間痛が慢性化するため、日常生活に影響が出る恐れも。 膝の疾患は自然に治らないケースがあるので、まずは痛みの原因を特定し、適切な治療を受けましょう。 本記事では、横向きで寝ると膝が痛む原因や、痛みをやわらげる対処法をわかりやすく解説します。 根本治療を目指せる「再生医療」も紹介しますので、膝の痛みに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。 横向きで寝ると膝が痛い原因 横向きで寝ると膝に痛みを感じる場合は、次のような原因が考えられます。 膝の疾患にはさまざまな種類があるため、骨盤のゆがみなどもチェックしてみましょう。 ここからは、横向きで寝ると膝が痛むケースについて、主な原因を解説します。 膝同士がぶつかる「圧迫」が痛みを生む 横向きで寝ると上の脚が下の脚に乗り、下側になっている膝を圧迫します。 膝が圧迫されると周囲の脂肪体や筋膜にストレスがかかり、血行も悪くなるため、痛みを感じる場合があります。 また、寝返りなどの動きで膝が痛くなる場合は、加齢や運動不足が原因になっている可能性も。 加齢や運動不足は膝関節の柔軟性を低下させるので、急に動かすと大きな負担がかかり、目が覚めるほどの痛みを感じる場合があります。 膝の痛みが睡眠を妨げている場合は、我慢せずに医療機関の診察を受けておきましょう。 骨盤や股関節のゆがみが膝にねじれを起こす 骨盤や股関節にゆがみがあると、横向きで寝るときに膝が痛む場合があります。 左右どちらかの骨盤が前に出た場合、膝が内側にねじれてしまうため、関節内に大きな剪断力(せんだんりょく)がかかります。 剪断力は大腿骨と脛骨の動きをスムーズにしてくれるので、膝関節には欠かせない作用です。 しかし、過剰な剪断力は軟骨にダメージを与えるため、膝の痛みにつながってしまいます。 足を組んだまま長時間座ったり、歩き方にクセがあったりすると、骨盤や股関節がゆがみやすいので注意しましょう。 膝の中で起きている「炎症」が夜間に悪化している可能性 横向きで寝ると膝が痛い場合は、関節内の炎症が夜間に悪化している可能性があります。 炎症をともなう疾患には変形性膝関節症や半月板損傷などがあり、痛みを強く感じやすいのは夜間や安静時です。 日中は仕事や家事などに意識が集中し、わずかな痛みしか感じない場合もありますが、放置すると症状が進行する恐れも。 膝の炎症悪化は歩行困難のリスクが高くなるため、横向きで寝ると痛むときは早めの治療が必要です。 治療のタイミングが遅くなると、手術しか選択できない可能性があるので注意しましょう。 今夜からできる!膝の痛みを和らげる寝方・セルフケア 膝の痛みが寝ている間も続くときは、次のように寝方や寝具を工夫する必要があります。 寝具を変えると膝の痛みがやわらぐため、睡眠の質が向上します。 膝の炎症を抑える効果もあるので、以下のセルフケアを実践してみましょう。 膝の間にクッションを挟む 膝の間にクッションを挟むと、横向きで寝たときの痛みを緩和できます。 クッションは膝と膝の間の圧迫を防ぎ、関節のねじれを軽減する効果があるので、痛みを感じにくくなります。 横向きで寝るときは厚さ6~10cm程度のクッションを挟み、膝を少し曲げておきましょう。 仰向けで寝る場合も、膝関節の下にクッションを置くと、痛みがやわらぎます。 適当な厚みのクッションがないときは、丸めたタオルや座布団を挟んでみましょう。 マットレス・布団の硬さを見直す 横向きで寝るときに膝が痛む場合は、マットレスや布団の硬さを見直す必要があります。 マットレスや布団が柔らかすぎると、骨盤が沈み込み、関節の角度も崩れてしまうため、膝の痛みにつながります。 もともと硬めのマットレスでも、長期間の使用でへたっている場合は、交換を検討したほうがよいでしょう。 マットレスなどを交換する際は、「中程度~やや硬め」がおすすめです。 就寝前に軽くストレッチを行う 就寝前に軽いストレッチやエクササイズを行うと、固くなっていた筋肉や筋膜がほぐれます。 膝の痛みも緩和されるので、以下のストレッチなどを取り入れてみましょう。 ストレッチやエクササイズの部位 手順 太もも前後の筋肉 【大腿四頭筋】 1.横向きに寝る 2.下側なった膝を曲げる 3.上側の足首を手で持ち、ゆっくりと膝を曲げながらかかとをお尻に近づける 4.太ももの前側が伸びるのを感じたら、30秒ほどキープ 5.両脚のストレッチを1日2~3セット行う 【ハムストリングス】 1.椅子に浅く腰かける 2.片方の脚を伸ばし、かかとを床につけた状態でつま先を上げる 3.背筋を伸ばして上体を前に倒し、太ももの裏が伸びるのを感じたら30秒ほどキープ 4.両脚のストレッチを1日2~3セット行う 股関節外転筋 1.仰向けに寝て両脚を伸ばす 2.片方の膝を両手で抱える 3.息を吐きながら、抱えた膝を胸の位置に引き寄せ、10秒ほどキープ 4.両脚のエクササイズを1日2~3セット行う ストレッチやエクササイズは筋力トレーニングではないので、大きな負荷をかける必要はありません。 入浴後は筋肉や関節がほぐれているため、ストレッチの効果を感じやすくなります。 膝が痛むときは無理をせず、安静や冷却シートなどを使ったアイシングを優先させましょう。 横向きで寝ると膝が痛い場合の治療方法 横向きで寝ると膝が痛む場合、放置すると変形性膝関節症のリスクが高まります。 治療方法には以下の種類があるので、重症化しないうちに医療機関の診察を受けましょう。 膝の痛みの治療方法 治療内容 保存療法 【運動療法】 筋力トレーニングやストレッチで大腿四頭筋を強化し、膝にかかる負担を軽減する治療方法。 【装具療法】 サポーターの装着で膝関節の動きを安定させ、自然治癒を目指す治療方法。 【薬物療法】 抗炎症剤や消炎鎮痛剤などを用いて、膝関節の炎症や痛みを抑える治療方法。 手術療法 【高位脛骨骨切り術】 変形した骨を矯正するため、脛骨を切る治療方法。 3~4週間程度の入院が必要。 【関節鏡視下手術】 内視鏡を使い、半月板の損傷などを修復する治療方法。 1週間程度の入院が必要。 【人工膝関節置換術】 膝関節の一部または全部を人工関節に置き換える治療方法。 2~3週間程度の入院が必要。 再生医療 幹細胞の働きを活用し、損傷した膝関節を修復する治療方法。 治療は通院のみとなるため、手術や入院は不要。 変形性膝関節症が初期段階であれば、保存療法で治せる可能性があります。 ただし、薬物療法は胃腸障害や肝機能障害を引き起こす恐れがあるため、選択するかどうかは慎重な判断が必要です。 手術療法は痛みの原因を取り除けますが、術後の入院が必要なので、仕事や家事を休めない方には難しい選択肢です。 膝の痛みの根本的な解決や、切らない治療方法を選択したい場合は、再生医療を検討してもよいでしょう。 再生医療とは、自分の脂肪から幹細胞を抽出し、体外培養して患部に注射する治療方法です。 手術や入院が必要なく、アレルギー反応などのリスクも低いので、体に大きな負担がかかりません。 テレビなどのメディアでも注目されている治療方法ですが、さらに詳しく知りたい方は、ぜひリペアセルクリニック大阪院にご相談ください。 リペアセルクリニック大阪院では再生医療を活用し、変形性膝関節症や、半月板損傷などの治療に成果を上げています。 横向きで寝ると膝が痛い場合は、早めの対処と根本治療が重要 横向きで寝ると膝が痛むときは、「膝の圧迫」「骨盤のねじれ」「関節内炎症」などが複合して起きている可能性があります。 クッションや姿勢の工夫で一時的に痛みを軽減できますが、慢性的な痛みになった場合は、関節内部から異常サインが出ている状況です。 痛みを放置すると変形性膝関節症などを発症し、歩けなくなる恐れがあるので、早めに適切な治療を受けておきましょう。 手術に抵抗がある方や、膝の痛みを根本的に治療したい方は、再生医療もおすすめの選択肢です。 具体的な治療方法など、不明な点があれば、ぜひリペアセルクリニック大阪院の専門医にご相談ください。
2025.10.07 -
- 膝の慢性障害
- 膝部、その他疾患
- ひざ関節
歩いたり走ったりすると膝の内側が痛み、日常生活やスポーツが辛くなっていませんか? 正座や階段の昇降など、膝を曲げると痛む場合は、鵞足炎が疑われます。 鵞足炎は変形性膝関節症などを引き起こす可能性があるため、痛みを放置しないように注意しましょう。 本記事では、鵞足炎の症状や原因、治療法などを専門医が解説します。 鵞足炎を根本的に治療したい方は、手術不要の「再生医療」も参考にしてみてください。 鵞足炎とは 鵞足炎(がそくえん)とは、膝の内側にある鵞足に炎症が起きる疾患です。 膝の内側の5cm程度下にある部位を鵞足といい、内部には滑液包(かつえきほう)という袋状の組織があります。 膝の曲げ伸ばしを繰り返し、滑液包に炎症が起きると、鵞足炎の発症につながります。 鵞足炎はランナーなどのスポーツ選手に多く、オーバーユース障害といわれますが、生活動作が原因になっている可能性も。 膝の障害には変形性膝関節症などもあるため、痛みが続くときは医療機関の診察を受けておきましょう。 鵞足炎の主な症状 鵞足炎になると、以下のような症状があらわれます。 滑液包に炎症が起きている場合、膝の内側に鋭い痛みを感じます。 ランニングなどの運動や、階段を昇り降りで違和感を覚える場合は、初期段階の鵞足炎です。 ただし、少しずつ痛みが強くなる場合があるので、放置しないように注意しましょう。 鵞足の部分を押すと痛み(圧痛)を感じる場合は、鵞足炎の症状が進行しているため、治療の必要性が高まっている状態です。 末期症状では寝ているときも痛みがあり、安眠できなくなるので、早めの治療をおすすめします。 鵞足炎の原因 鵞足炎は膝の疾患となるため、以下の原因が考えられます。 マラソンやサッカーの選手は長時間走り続ける場合が多く、膝のオーバーユースが鵞足炎を引き起こしている可能性があります。 膝を内側にひねってジャンプと着地を繰り返すなど、フォームの乱れも鵞足炎の原因となるため、身体の癖をチェックしてみるとよいでしょう。 また、太ももなどの筋肉が柔軟性を失い、筋力が低下している場合も、鵞足炎を引き起こしやすくなります。 大きすぎるシューズや、足の形に合わないインソールを使用すると、歩行が不自然になり、膝に負担がかかるので注意が必要です。 鵞足炎のセルフケア(自宅でできる対処法) 鵞足炎の痛みがあるときは、以下のセルフケアで対処できます。 鵞足炎のセルフケア 具体的な方法 ストレッチ (縫工筋・薄筋・ハムストリングス) 【縫工筋のストレッチ】 ・うつ伏せに寝て膝を曲げ、手で足首を持つ ・足を外側に向けてゆっくり倒す ・太ももの内側が伸びるのを感じたら、20~30秒程度キープ 【薄筋のストレッチ】 ・両足を開いて座り、痛みがある膝を内側へひねる ・背筋を伸ばしたまま上半身を前に倒す ・太ももの内側が伸びるのを感じたら、20~40秒程度キープ 【ハムストリングスのストレッチ】 ・椅子に浅く腰かけ、片方の足を斜め前に出す ・上半身を反対側の足の方向に倒す ・太ももの内側が伸びるのを感じたら、10秒程度キープ テーピングの貼り方 ・内もも付け根から鵞足に向かってテープを貼る(テープは引っ張らない) ・もう1枚のテープを用意し、膝のお皿の下を始点にして、鵞足の上を通るように(半円を描くように)引っ張りながら貼る アイシングの正しい方法 ・患部を氷嚢(ひょうのう)や保冷材などで冷やす ・凍傷を防ぐため、患部と氷嚢などの間にタオルを挟む ストレッチは1日1~2セットを実践すると、縫工筋や薄筋などの柔軟性が上がります。 体が温まっているとストレッチの効果が出やすいので、お風呂上りに実践してみましょう。 テーピングは膝関節の動きを制限できるため、痛みの緩和に効果を期待できます。 アイシングも痛みの緩和に効果的ですが、凍傷にならないよう、冷やし過ぎには注意してください。 鵞足炎の治療法 鵞足炎になった場合は、以下の方法で治療できます。 鵞足炎の治療法 具体的な治療内容 理学療法 理学療法士の指導を受け、筋力トレーニングやストレッチで症状を改善する治療法。 装具療法 サポーターや足の形に合わせたインソールなどを使い、膝にかかる負担を軽減する治療法。 薬物療法 痛み止めの服用やステロイド注射により、鵞足の炎症を抑える治療法。 手術療法 患部の血管にカテーテルを挿入し、鵞足の炎症を抑える治療法。 理学療法や装具療法は鵞足炎の進行防止に効果があり、手術を必要としないため、体に大きな負担がかかりません。 痛みが強いときは薬物療法を用いる場合もありますが、何度も繰り返すと効果が薄れる可能性も。 ステロイド注射は副作用のリスクがあるので、医師とじっくり相談して決めましょう。 手術療法はほかの治療法に効果がなく、鵞足炎が重症化している場合に用いられます。 カテーテル治療は短時間で痛みの原因を取り除けますが、稀に造影剤がアレルギー反応を引き起こすケースがあるため、慎重な判断が必要です。 鵞足炎の再発防止・根本解決になる再生医療という選択肢 鵞足炎の再発を防ぎ、痛みの根本解決も目指したい場合は、再生医療を選択肢に入れてみましょう。 再生医療は幹細胞の働きにより、自己修復力を高める先進的な治療法です。 治療の際には自分の脂肪から幹細胞を抽出し、体外培養して患部に注射するため、手術を必要としません。 組織の再生は根本的な治療になるので、鵞足炎の再発防止も期待できます。 >再生医療による膝関節の症例はこちら 再生医療についてより詳しく知りたい方は、ぜひリペアセルクリニックの無料カウンセリングをご利用ください。 リペアセルクリニックには再生医療の専門医が在籍しており、膝疾患の治療に成果を上げています。 カウンセリングは予約制になっているので、再生医療が自分に合うかどうか、医師にじっくり相談してみましょう。 鵞足炎の慢性化や再発に悩む方は、再生医療という最新の治療方法の検討を 鵞足炎の原因を正しく理解し、適切なセルフケアを行えば、膝の痛みを改善できます。 ただし、セルフケアで軽快しない場合は、医療機関の受診が必要です。 重症化した鵞足炎は自然治癒を期待できないため、痛みを我慢しないように注意してください。 鵞足炎の慢性化や再発に悩む方は、リペアセルクリニック大阪院にご相談いただき、先進技術の再生医療を選択肢に入れてみましょう。
2025.09.30 -
- ひざ関節
- スポーツ医療
「朝のランニングで、膝の外側にズキッとした痛みが走る」 「走り始めは大丈夫なのに、距離を重ねると膝の外側が痛くなってくる」 このような症状でお悩みの場合、その痛みはランナー膝の可能性があります。 ランナー膝はランナーの多くが経験するスポーツ障害で、放置すると慢性化し、最悪の場合は大会への参加を諦めざるを得なくなることもあります。 本記事では、ご自身でできるランナー膝のセルフチェック方法をはじめとして、症状の原因や治療法を詳しく解説します。 ご自身の状態を正しく理解し、つらい痛みから解放されるための第一歩として、ぜひお役立てください。 また、現在リペアセルクリニックでは、スポーツ障害の根本的な改善が期待できる「再生医療」に関する情報をLINEにて配信中です。 \慢性的な膝の痛みの改善を目指せる再生医療とは/ 【こんな方は再生医療をご検討ください】 慢性化した痛みで、ランニングへの復帰を諦めている 従来の治療方法では、十分な効果が得られていない 手術はできるだけ避けたいと考えている 慢性化した痛みへ、従来の治療方法とは異なる選択肢に興味がある方は、以下からご登録ください。 その膝の痛みはランナー膝かも?3つのセルフチェック方法 ランニング中の膝の外側に痛みを感じる場合、いくつかの特徴的な症状を確認することで、ご自身でランナー膝(腸脛靭帯炎)の可能性をある程度判断が可能です。 以下のポイントに一つでも当てはまるものがあれば、ランナー膝の可能性があります。 膝の外側(骨の出っ張り周辺)を押すと痛い 膝を30度ほど曲げた状態で痛みが出る 安静時は痛くないが、走り出すと痛みが再発する ご自身の症状と照らし合わせながら、一つずつ確認していきましょう。 膝の外側(骨の出っ張り周辺)を押すと痛い 膝の外側にある骨の出っ張りを指で押したときに、はっきりとした痛みを感じる場合、ランナー膝の典型的なサインと考えられます。 この場所は、専門的には大腿骨外側上顆(だいたいこつがいそくじょうか)と呼ばれ、腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)が付着する部分です。 ランニング動作によって、この部分で腸脛靭帯の圧迫や摩擦が繰り返されることで、炎症が起きて痛みが生じます。 膝のお皿のやや外側にある、骨が出っ張っている部分を指で優しく押してみて、痛みを感じるかどうかを確認してみてください。 膝を30度ほど曲げた状態で痛みが出る 膝を軽く曲げ伸ばしした際、特定の角度(約30度)で痛みが誘発されるのも、ランナー膝にみられる特徴の一つです。 この角度は、腸脛靭帯が大腿骨外側上顆の上を通過するタイミングにあたり、靭帯の緊張が最も高まることで痛みが出やすくなります。 特に「階段を下りる」「坂道を下る」といった動作で、この痛みを感じやすいかもしれません。ご自宅で簡単に確認できる「グラスピングテスト」という方法もあります。 これらのテストで痛みが誘発される場合、症状を悪化させないよう注意深く対処を進めると良いでしょう。 安静時は痛くないが、走り出すと痛みが再発する 安静にしていると痛みが和らぐのに、走り始めると再び痛み出すという症状の出方も、ランナー膝を判断するうえでの重要なポイントです。 この症状は、進行度によって現れ方が少しずつ変化します。 症状 状態 初期症状 ランニングの開始直後は痛むものの、身体が温まってくると痛みが軽くなる、あるいは消える。しかし、走り終わって身体が冷えると再び痛み出す。 進行した症状 ランニング中、常に痛みが続くようになる。さらに悪化すると、歩行や階段の上り下りといった日常生活の動作でも痛みを感じるようになる。 初期症状の段階で「温まれば大丈夫」と走り続けてしまうと、症状が進行し、回復が長引く原因にもなりかねません。 早めに気づいて対処することが、早期復帰への近道です。 ランナー膝でやってはいけないこと ランナー膝を一日でも早く治すためには、回復を妨げる可能性のある行動を避けることが欠かせません。 良かれと思って続けている習慣が、実は症状を悪化させているケースも少なくないのです。 痛みを我慢して走り続ける 痛い部分をフォームローラーなどで強く圧迫する 完全に動かない「絶対安静」 特に上記の3つの行動は回復を遅らせる代表的な例と考えられますが、なぜこれらの行動を避けるべきなのか、その理由を一つずつ解説していきます。 痛みを我慢して走り続ける 痛みを我慢して走り続けることは症状を悪化させ、回復を長引せる最も避けるべき行動です。 「これくらいの痛みなら大丈夫」という判断が、結果的にランニングから遠ざかることになりかねません。 痛みを無視して走り続けることには、以下のような複数のリスクが伴います。 走りたいという気持ちを抑え、休む選択をすることが最終的に早期復帰への一番の近道となるでしょう。 痛い部分をフォームローラーなどで強く圧迫する 痛んでいる膝の外側をフォームローラーなどで直接強く圧迫することは、かえって回復を妨げる可能性があります。 セルフケアを行う際は、圧迫する「場所」と「強さ」を意識することが、回復を後押しします。 近年の研究では、ランナー膝の痛みは、靭帯と骨の間にある組織が圧迫されて炎症を起こす「圧迫説」も有力です。 そのため、ケアの対象とアプローチ方法を次のように整理すると良いでしょう。 ケアする部位 アプローチのポイント 膝の外側(痛む場所) 炎症を起こしている可能性があるため、直接の強い圧迫は避ける。アイシング(冷却)が中心。 周辺の筋肉(臀部・太もも) 痛みの根本原因となっている筋肉の緊張をほぐすことが目的。こちらを優しくマッサージする。 このように、痛む場所そのものではなく、その原因となっているお尻や太ももの筋肉を優しくほぐすことを意識してみてください。 完全に動かない「絶対安静」 痛みが強い時期の安静はもちろん必要ですが、長期間にわたって全く動かない「絶対安静」はかえって筋力低下を招き、スムーズな復帰を妨げる要因になり得ます。 回復を促すには、痛みのない範囲で動くことも大切です。 「絶対安静」と、推奨される「相対的安静」には、以下のような違いがあります。 絶対安静 相対的安静 主な目的 痛みの即時的な鎮静 筋力や機能を維持しながら回復を促す 身体への影響 筋力低下や関節の硬化を招きやすい 血行が促進され、回復を早める効果が期待できる デメリット 回復後の再発リスクが高まる 痛みを悪化させない注意深い運動選択が求められる 具体例 全く運動しない ウォーキング、水泳、痛みのない範囲でのストレッチ 痛みの様子を見ながら、膝への負担が少ない運動から少しずつ取り入れていくと良いでしょう。 ランナー膝の治し方|自宅でできる4つのステップ ランナー膝の回復には、痛みの段階に応じたアプローチを順序立てて行うことが効果的です。 ステップ 時期 主な目的 ステップ1 急性期(痛み始め) 炎症を鎮め、痛みを最小限に抑える ステップ2 回復期(痛みが軽減) 痛みの根本原因となっている筋肉をほぐす ステップ3 強化期(痛みが消失) 再発しないための筋力をつけ、身体を根本から改善する ステップ4 復帰期(トレーニング再開) 焦らず安全にランニングへ戻る それぞれの段階で何をすべきか、具体的に解説していきます。 まずは炎症を抑える 痛みが出始めた急性期は、なによりもまず炎症を鎮めることに専念します。 この段階では、スポーツ障害の応急処置の基本である「RICE処置」が有効です。 処置 内容 Rest (安静) 痛みを感じるランニングやジャンプなどの運動を中止する。 Ice (冷却) 氷のうなどを使い、痛む部分を15〜20分ほど冷やす。1日に数回繰り返す。 Compression (圧迫) 弾性包帯やサポーターで軽く圧迫し、腫れを抑える。 Elevation (挙上) 患部を心臓より高い位置に保ち、腫れを軽減させる。 特にアイシングは自宅で簡単にできる効果的な処置ですが、冷やしすぎると凍傷のリスクもあるため、1回の冷却は20分以内を目安にしましょう。 痛みが軽減してきたら無理のない範囲でマッサージをする 痛みのピークが過ぎてきたら、ランナー膝の根本原因となっている筋肉の緊張をほぐすようにしましょう。 ただし、痛む膝の外側を直接強くマッサージするのは避けてください。 お尻や太ももの外側の筋肉が硬くなることで、腸脛靭帯が引っ張られて痛みが生じるため、これらの部位をほぐすのもおすすめです。 テニスボールやフォームローラーを使い、お尻の横や太ももの外側を優しくほぐしてみてください。 あくまで「気持ち良い」と感じる程度の強さで行うことが、回復を促すポイントです。 痛みがほぼなくなったら段階的にトレーニングを再開する 痛みが日常生活で気にならなくなったら、再発予防の鍵となる筋力トレーニングを開始します。 ランナー膝は、膝そのものではなく、股関節周りの筋力不足が原因であることが非常に多いのです。 特に、お尻の横にある「中殿筋」を鍛えることが、ランニング中の膝のブレを安定させ、腸脛靭帯への負担を軽減します。 クラムシェル:横向きに寝て膝を曲げ、かかとをつけたまま上の膝を開閉する運動 サイドレッグレイズ:横向きに寝て、上の脚をまっすぐ伸ばしたままゆっくりと上げ下げする運動 ヒップブリッジ: 仰向けで膝を立て、お尻を持ち上げて身体を一直線に保つ運動 これらのトレーニングを無理のない範囲で継続することが、より強く、怪我をしにくい身体作りにつながります。 少しずつ走行距離を増やす トレーニングを続けても痛みが出なくなったら、いよいよランニングを再開しますが、ここで焦りは禁物です。 身体がランニングの負荷に再び慣れるまで、段階的に距離を伸ばしていく必要があります。 安全な復帰プログラムとして、以下の手順を参考にすると良いでしょう。 まずは15〜20分程度のウォーキングから始め、痛みが出ないことを確認する 「ウォーク&ラン」で少しずつ走りを取り入れる(例:ウォーク4分+ラン1分を5セット) 徐々にランニングの時間を増やし、ウォーキングの時間を減らしていく 痛みなく連続で走れるようになったら、走行距離を少しずつ伸ばす 走行距離を増やす際は、前週の総走行距離の10%以内にとどめる「10%ルール」を意識することが、再発を防ぐための安全な目安となります。 ランナー膝の完治までにかかる期間は?何日で治る? ランナー膝が完治するまでの期間は、症状の重症度や対処法の適切さによって大きく変わります。 軽症なら数週間〜1ヶ月・重症化すると数ヶ月かかる場合も 治らない・長引く場合は専門医へ相談する まずはご自身の症状と照らし合わせながら、どのくらいの期間が必要か、そしてどのような場合に専門医を頼るべきかを確認していきましょう。 軽症なら数週間〜1ヶ月・重症化すると数ヶ月かかる場合も ランナー膝の回復期間は一概には言えませんが、症状のレベルに応じておおよその目安を立てることが可能です。 症状のレベル 症状の特徴 回復期間の目安 軽症 ウォーミングアップ中に痛みがあるが、走っていると痛みが消える。走り終わると再び痛む。 2週間〜1ヶ月程度 中等症 ランニング中、常に痛みを感じる。日常生活では大きな支障はない。 1ヶ月〜3ヶ月程度 重症 歩行や階段の上り下りなど、日常生活の動作でも痛みを感じる。 3ヶ月以上かかる場合も 適切なセルフケアを早期に開始することで、回復期間を短縮する効果も期待できます。 一方でこの期間はあくまで一般的な目安のため、無理をしてトレーニングを再開すると、症状がぶり返してさらに長い期間を要することになりかねません。 焦らず、身体の状態と向き合う姿勢が回復への鍵となります。 治らない・長引く場合は専門医へ相談する セルフケアを続けてもなかなか改善しない場合や、痛みが悪化している場合は他の疾患が隠れている可能性も考えられます。 以下のような状況に当てはまる場合は、一度整形外科を受診することをおすすめします。 2週間以上セルフケアを続けても、痛みが全く改善しない 日に日に痛みが強くなっている 安静にしていても膝がズキズキと痛む 膝の曲げ伸ばしが明らかに困難になっている 膝が腫れていたり、熱を持っていたりする 当院(リペアセルクリニック)でも、膝の症状でお困りの方を対象に最先端の医療技術である再生医療を提供しています。 電話でのご相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。 ランナー膝になってしまう原因 ランナー膝の痛みは、単に「走りすぎ」という理由だけで起こるわけではありません。 走りすぎ(オーバーユース)を前提としつつも、身体の使い方やトレーニング内容、そしてランニング環境といった複数の要因が複雑に絡み合っています。 一般的にランナー膝を引き起こす主な原因は、以下のように3つのカテゴリーに分けて整理されます。 カテゴリー 具体的な原因の例 身体的な要因 股関節周りの筋力不足、臀部や太ももの筋肉の柔軟性低下、O脚などの骨格的な特徴 トレーニング内容 急激な走行距離やスピードの増加、坂道や不整地でのトレーニングの多用 環境的な要因 硬いアスファルトでのランニング、クッション性が失われた古いシューズの使用、傾いた路面の走行 これらの要因が一つ、あるいは複数重なることで膝の外側にある腸脛靭帯への負担が増大し、痛みとなって現れます。 ご自身のランニング習慣や身体の状態を振り返り、当てはまる点がないか確認してみてください。 セルフケアでランナー膝が改善しない場合の治療方法 セルフケアを続けても痛みが改善しない、あるいは悪化する場合には、医療機関の受診を検討してください。 それぞれの治療法がどのようなものか、具体的に見ていきましょう。 整形外科で行う一般的な保存療法 整形外科におけるランナー膝の治療は、手術を伴わない「保存療法」が中心となります。 これは、身体に備わっている治癒能力を最大限に引き出すことを目的としたアプローチです。 保存療法には、様々な選択肢があります。 理学療法: 理学療法士の指導のもと、原因となっている筋肉の柔軟性を高めるストレッチや、股関節周りを中心とした筋力強化トレーニングを行う。 物理療法: 超音波や低周波といった物理的な刺激を利用して、痛みの緩和や血行促進を図る。 薬物療法: 炎症を抑えるための消炎鎮痛剤(内服薬)や湿布薬が処方される。 注射療法: 痛みが非常に強い場合に、炎症を強力に抑えるステロイド注射を行うことがある。ただし、腱への影響を考慮し、繰り返し行うことは慎重に判断される。 これらの治療を組み合わせて痛みの根本原因にアプローチしていくことで、症状の改善を目指します。 難治性の場合に検討される外科的治療 非常に稀なケースですが、長期間にわたって保存療法を続けても全く効果が見られない場合には、外科的治療が検討されることもあります。 ただしこれは、あくまで最終的な手段と位置づけられています。 一般的には、少なくとも6ヶ月以上の保存療法を行っても日常生活に大きな支障をきたすほどの痛みが続く場合に、医師と相談の上で判断されることになるでしょう。 手術では、緊張が強くなっている腸脛靭帯の一部を切離し、骨との圧迫を軽減させる処置が行われます。 しかし、ほとんどのランナー膝は保存療法で改善が見込めるため、まずは根気強くリハビリに取り組むことが大切です。 新たな選択肢である「再生医療」 従来の治療法で改善が見られなかったり、手術を避けたいと考えたりする方にとって、 ご自身の細胞の力を活用して損傷した組織の根本的な修復を目指す「再生医療」が、新たな希望となる可能性があります。 痛み止めやステロイド注射は症状を一時的に和らげる対症療法であり、痛みの根本原因が解決されない限り、症状を繰り返してしまうケースは少なくありません。 当院で提供している再生医療は、そのような慢性的なランナー膝に対して、患者さまご自身の脂肪から採取した「幹細胞」を患部に注射することで、腸脛靭帯自体の治癒能力を高める根本的なアプローチです。 従来の保存療法 幹細胞治療 アプローチ 薬の力で「一時的に」炎症を抑える。 自身の細胞の力で組織修復を促し、「根本から」炎症を鎮める。 身体への影響 腱を脆くするなどの副作用リスクがあり、使用回数に制限がある。 自身の細胞を用いるため、アレルギーや副作用のリスクが極めて低い。 期待できる効果 短期的な痛みの緩和。慢性化した場合、効果が限定的になることも。 長期的な痛みの改善と、諦めていたスポーツへの復帰。 これまで完治が難しいとされてきた慢性的な靭帯の炎症に対しても、再生医療は靭帯自体に悪影響を与えることなく、痛みの軽減と組織の再生を促すことが可能です。 活動的な毎日を取り戻すための選択肢として、ぜひご検討ください。 ランナー膝でお悩みなら、ぜひ当院へご相談ください リペアセルクリニックでは、膝の症状への新たな選択肢として再生医療を提供しています。 手術をせずに根本的な改善を目指したい方、従来の治療で満足のいく効果が得られなかった方は、ぜひ一度お問い合わせください。 膝の回復が見込めたマラソンランナーの症例はこちら 当院の「膝の痛み」の再生医療幹細胞治療はこちら ランナー膝の再発予防|見直すべき3つのポイント 痛みがなくなり、無事にランニングを再開できたとしても、根本的な原因が解決されていなければランナー膝は再発を繰り返してしまいます。 二度と辛い痛みに悩まされないためには、以下のポイントが大切です。 以下で詳しく解説していきます。 テーピングの活用で走行時の負担を軽減する ランニングを再開する初期段階や、長距離を走る際には、テーピングを活用することで膝への負担や再発の不安を軽減する効果が期待できます。 テーピングは腸脛靭帯の動きをサポートし、膝関節の安定性を高める役割を果たします。 ここでは、ご自身で簡単にできる基本的な貼り方の一例を紹介します。 テープの準備: 幅5cm程度の伸縮性テープを、膝を伸ばした状態で太ももの付け根の外側から膝下の外側までの長さに合わせてカットします。テープの角は丸く切っておくと、剥がれにくくなります 貼る姿勢: 膝を約90度に曲げた姿勢をとります 貼り始め: 太ももの付け根の外側からテープを貼り始めます メイン部分: 腸脛靭帯に沿って、膝の外側を通り、膝下の外側(脛骨)に向かって、テープを少し引っ張りながら貼っていきます 貼り終わり: 最後の数cmは引っ張らずに、優しく肌にのせるように貼ります 正しく貼ることで、走行中の膝のスムーズな動きを助けてくれるでしょう。 ただし、皮膚がかぶれやすい方は、長時間の使用を避けるなどの注意が必要です。 ランニングフォームを改善する ランナー膝の根本原因として、膝に負担をかけるランニングフォームが挙げられます。 特に、着地時に膝が内側に入ってしまう「ニーイン」や、着地のたびに骨盤が左右に大きく揺れる動きは、腸脛靭帯に過剰なストレスを与えます。 これらのフォームを改善するためには、以下のポイントを意識すると良いでしょう。 改善ポイント 具体的なアクション 期待できる効果 ピッチを上げる 1分あたりの歩数を少しだけ増やしてみる。(例:170歩/分 → 180歩/分) 上下動が少なくなり、着地衝撃が緩和される。 着地点を意識する 足を身体の真下(重心の近く)に着地させるように意識する。 膝へのブレーキが減り、スムーズな重心移動が可能になる。 体幹を安定させる お腹に軽く力を入れ、骨盤が左右にブレないように走る。 股関節や膝の動きが安定し、エネルギー効率も向上する。 最初は意識するのが難しいかもしれませんが、短い距離から少しずつ試してみてください。 スマートフォンで自分のフォームを撮影し、客観的に確認することも有効な方法です。 シューズや練習環境を見直す 自分では気づきにくいシューズの劣化や、いつも走っているコースの特性も、ランナー膝の引き金になることがあります。 定期的に練習環境を見直すことで、未然に再発を防ぐことが可能です。 以下のチェックリストを参考に、ご自身の環境を確認してみましょう。 これらの小さな心がけが、長期的に見てあなたの膝を守ることにつながります。 慢性的なランナー膝の改善に再生医療もご検討ください ランナー膝のセルフチェックを正しく行うことで、早期発見・早期治療が可能となり、慢性化や重症化を防ぐことができます。 一方で、「温まれば痛みが消えるから」と自己判断で放置することは、結果的に治療期間を長引かせることになりかねません。 セルフチェックで一つでも該当項目があった方は、早めの対処を心がけてください。 また、保存療法で改善しない慢性的な痛みに対しては、手術だけでなく、ご自身の細胞の力を活用して組織の修復を目指す「再生医療」という新たな選択肢もあります。 長引く膝の痛みでお悩みでしたら、自己判断で抱え込まず、ぜひ一度専門家にご相談ください。
2025.09.30 -
- 膝の慢性障害
- ひざ関節
- 膝部、その他疾患
膝の裏がポコッと腫れているのを見つけて、不安に感じている方は多いのではないでしょうか。 膝裏の腫れは痛みが軽くても、医療機関での診察が必要なケースもあります。 その原因の一つとしてよく見られるのが ベーカー嚢腫(のうしゅ) です。 本記事では、膝裏の腫れの代表的な原因であるベーカー嚢腫を中心に、症状の特徴や検査方法などについて解説します。 膝裏の腫れの正体を理解し、日常生活での対処や受診のタイミングの判断にお役立てください。 また当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、ベーカー嚢腫以外に膝裏の腫れの原因となる変形性膝関節症や、半月板損傷に対して期待できる再生医療の治療法や症例をご紹介しています。 「膝裏の腫れはあるけれど大丈夫かな…」という方や、歩きはじめの痛み・膝のぐらつきが気になる方にとって、きっと役立つ情報が見つかるはずです。 膝の症状でお悩みの方は、ぜひ一度ご覧いただき、今後の治療や生活改善のヒントにしてください。 膝裏がぽっこり腫れるベーカー嚢腫とは|関節液がたまって袋状に腫れる状態 膝裏がぽっこり腫れるベーカー嚢腫とは、膝関節内の炎症や障害によって関節液が過剰に分泌され、関節の後方(膝裏)に袋状にたまった状態を指します。 関節液とは関節の中に存在する液体で、通常より多くたまると膝裏に腫れとして現れます。 触ると柔らかく、膝を曲げたり伸ばしたりすると膨らみがより目立つことがあります。 ベーカー嚢腫は痛みが軽い場合が多いですが、以下のような疾患が隠れている場合があるため、医療機関の受診を検討しましょう。 疾患名 内容 変形性膝関節症 膝の軟骨がすり減って炎症を起こす 半月板損傷 膝のクッションが傷ついて炎症が起こる 関節リウマチ 免疫の異常によって関節に炎症が起こる エコノミークラス症候群 長時間同じ姿勢を続けることや運動不足によって血のかたまり(血栓)が血管に詰まる また、子どもの場合は関節を覆う役割を果たす膜が生まれつき未発達なため、関節液がたまりやすく膝裏に腫れが出ることがあります。 以下のコラムでは、関節リウマチによる膝裏の痛みの仕組みや、ほかの疾患による膝裏の痛みについても解説しています。 膝裏に違和感や痛みを感じる方は、ぜひ参考にしてください。 ベーカー嚢腫の検査方法 膝裏の腫れの検査方法では、おもに超音波検査やMRIを用います。 ベーカー嚢腫における検査の流れは、以下の通りです。 医師による診察にて症状の経過や痛みの程度を確認する 視診や触診で膝裏の腫れの大きさや左右差を調べる 必要に応じて超音波検査やMRIを用いて膝裏の腫れの状態を調べる 膝裏の腫瘍の正確な位置や大きさ、関節液の状態を調べて変形性関節症や関節リウマチなどの病気の有無を判断します。 膝裏の腫れや違和感がある際や皮膚が赤く熱を持つなどの症状がある場合は、整形外科を受診しましょう。 ベーカー嚢腫の治療|保存療法・手術療法が検討される ベーカー嚢腫の治療方法は、以下の通りです。 保存療法(安静・湿布・薬物治療・関節穿刺) 手術療法(嚢腫切除術・関節鏡手術) ベーカー嚢腫の治療は、症状の程度や日常生活への影響に応じて選択されます。 痛みや腫れが軽い場合は保存療法から始め、必要に応じて手術療法が検討されるのが一般的です。 保存療法(安静・湿布・薬物治療・関節穿刺) 膝裏の腫れや違和感が軽度の場合、膝にかかる負担を減らし炎症や痛みの緩和を目指す保存療法が検討されます。 保存療法の内容は、下記の通りです。 治療名 内容 安静 無理に膝を動かさず座って休む時間を増やす 松葉杖やサポーターを併用する 湿布 市販の消炎鎮痛湿布を活用し炎症や腫れを緩和する 薬物治療 鎮痛剤(アセトアミノフェン)で痛みを緩和 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)で炎症を抑える ヒアルロン酸注射で関節内の潤滑を補い動きを滑らかにする 関節穿刺(注射による関節液の除去) 腫れが大きく膝が動かしにくい場合に行う 専門医が細い針で関節内にたまった余分な液体を抜き取り炎症や圧迫感を和らげる 日常生活では、激しい運動や長時間の立ち仕事は控え、膝を休めましょう。 正座やあぐら、しゃがみ込みなどは膝に負担がかかるためとくに注意が必要です。 また、変形性膝関節症や半月板損傷などの疾患が原因となっている場合は、それらの治療を並行して行うことも重要です。 ベーカー嚢腫の原因となる疾患を放置したままでいると症状が再発したり、腫れが長引いたりする可能性があります。 手術療法(嚢腫切除術・関節鏡手術) 保存療法で症状が改善しない場合や、膝裏の腫れが大きく生活に支障をきたす場合には手術療法が検討されます。 膝裏の腫れに対する主な手術は、以下の通りです。 手術名 内容 嚢腫切除術 膝の裏を小さく切開し膝裏の嚢腫を取り除く 再発を防ぐため関節の異常も同時に確認する場合がある 関節鏡手術 膝関節内の小型カメラと器具を使い、嚢腫を切除したり関節液が漏れている部位を縫い合わせたりする 手術は、保存療法で改善しない腫れや圧迫感を解消できる可能性がありますが、切開による痛みや腫れなどのリスクを伴います。 嚢腫の原因が残っている場合、腫れが再発する恐れがあるため医師と十分に相談して治療方法を決めましょう。 手術後のリハビリでは痛みや腫れの状態を見ながら、膝関節周囲の筋力強化を目指して運動量を増やすのが一般的です。 膝裏の腫れを放置するのは禁物!痛くない場合でも医療機関を受診しよう 膝裏の腫れは、ベーカー嚢腫のほかにも変形性膝関節症や半月板損傷など、さまざまな病気が関係していることがあります。 たとえ膝裏の痛みが強くなくても放置せず、早めに医療機関を受診しましょう。 また往来の治療法では痛みが改善しない方に向けて、患者さま自身の細胞や血液を活用して損傷した組織の修復を目指す再生医療があります。 通院のみで行える場合もあり、入院や手術を避けたい方の新たな選択肢として注目されています。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、変形性膝関節症や半月板損傷に対する再生医療の具体的な治療法や症例を詳しくご紹介しています。 膝の不調に悩んでいる方は、ぜひご参考ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 膝裏の腫れ(ベーカー嚢腫)に関するよくある質問と回答 膝裏の腫れについて、よくある質問は以下の通りです。 ベーカー嚢腫に対するストレッチ方法はある? 膝の裏が腫れてる場合、何科を受診すべき? 一つずつみていきましょう。 ベーカー嚢腫に対するストレッチ方法はある? ベーカー嚢腫がある場合でも、膝の動きを保つために太ももまわりの柔軟性を整えるストレッチは有効です。 ただし、腫れや痛みが強いときは無理に行わず、医師に確認してから取り入れることをおすすめします。 ハムストリング(太ももの裏)のストレッチを紹介します。 椅子に浅く座り片足を前に伸ばす もう一方の足は膝を曲げて床に足を付ける 背筋を伸ばしたまま上体を少し前に倒す 太ももの裏が気持ちよく伸びるところでキープ 膝が痛くない範囲で10回ほど繰り返す 大腿四頭筋(太ももの前)のストレッチは、以下の通りです。 立ったまま壁や椅子につかまり片足を後ろに曲げて足首を持つ かかとをお尻に近づけるようにして太ももの前を伸ばす 腰を反らさないようにする 痛みのない範囲で15秒キープ いずれのストレッチも、伸びて気持ち良いと感じる程度で止めることが大切です。 無理に強く伸ばすと膝の負担になるため注意しましょう。 膝の裏が腫れてる場合、何科を受診すべき? 膝裏の腫れを感じた場合、多くは整形外科を受診するのが一般的です。 整形外科では、超音波検査やMRIを用いて関節の状態や靱帯・半月板の異常・ベーカー嚢腫の有無などを詳しく調べます。
2025.09.30 -
- 靭帯損傷
- ひざ関節
膝の捻挫とは、膝の靭帯や周辺組織が外力によって伸ばされたり損傷したりする状態で、スポーツ中や転倒時によく発生します。 「膝をひねったけれど歩けるから大丈夫」と自己判断してしまうと、慢性的な痛みや膝の不安定感が残る場合があります。 歩ける状態でも実は靭帯断裂などのケガをしていて、放置すると悪化するリスクがあるため、医療機関に受診することが推奨されます。 この記事では、膝の捻挫で歩けるけど痛い場合の原因と適切な対処法について詳しく解説します。 膝の痛みでお困りの方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。 なお、当院「リペアセルクリニック」では、手術を伴わない再生医療という治療法を提供しております。 \膝の痛みに有効な再生医療とは/ 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自然治癒力を促進することで、慢性的な痛みや疾患を根本的な改善が期待できます。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 膝の捻挫・靭帯断裂による痛みを早く治したい 膝の痛みで生活に支障が出ている 現在の治療では目立った効果が出ていない 「膝関節の痛みに悩まされている」「手術を避ける治療法を探している」という方の新たな選択肢として、ぜひ検討してみてください。 具体的な治療法については、当院リペアセルクリニックで無料カウンセリングを行っておりますので、ぜひご相談ください。 ▼まずは膝の治療について無料相談! >>(こちらをクリック)今すぐ電話相談してみる 以下の動画では、実際に当院リペアセルクリニックで再生医療を受け、膝の痛みに悩まされていた患者様の症例を紹介しています。 https://youtu.be/ek8aeRHpKiA?si=Ou2rTYYulm2V4L6e 膝の捻挫で歩けるけど痛い原因|靭帯断裂の可能性 膝の捻挫で歩けるにも関わらず痛みが続く場合について、以下の症状と注意点を解説します。 重度の捻挫(靭帯断裂)で現れる症状 歩ける場合でも膝の不安定さがある場合は注意 これらの正しい知識を身につけて、適切な判断ができるようになりましょう。 靭帯損傷を早く治す方法について知りたい方は、以下の記事もご覧ください。 重度の捻挫(靭帯断裂)で現れる症状 膝の捻挫で歩行可能でも、以下の症状がある場合は重度の靭帯断裂の可能性があります。 膝に力が入らず、ぐらつく感覚がある 膝が腫れて熱を持っている 膝を曲げ伸ばしするときに強い痛みがある 歩行時に膝がガクッと抜ける感じがする 膝の内部に水が溜まったような重い感覚がある 受傷時に「ブチッ」という音や感覚があった これらの症状は、前十字靭帯や後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯といった膝の重要な靭帯が損傷している可能性を示しています。 歩ける場合でも膝の不安定さがある場合は注意 歩行可能であっても膝に不安定感がある場合は、靭帯断裂だけでなく半月板損傷の可能性も考慮する必要があります。 半月板は膝関節のクッション機能と安定性を保つ重要な組織です。 加齢によって損傷しやすくなるため、階段の昇降や少しの段差など、日常生活の中でも半月板損傷する可能性があります。 半月板損傷の初期症状では、膝のひっかかり感や急に曲げ伸ばしができなくなるロッキング現象が見られます。 上記のように靭帯断裂以外の怪我が隠れている可能性があるため、少しでも膝に違和感がある場合は医療機関を受診することが大切です。 膝の捻挫で歩けるけど痛いときに医療機関を受診する目安 膝の捻挫で歩行可能でも、以下の症状がある場合は早急に医療機関を受診しましょう。 痛みが3日以上続いている 膝の腫れが引かない、または悪化している 膝に熱感がある 膝の曲げ伸ばしが困難 歩行時に膝がガクッとする不安定感がある 夜間痛で睡眠が妨げられる 日常生活動作に支障がある 受傷から時間が経っても改善しない とくに、「膝の不安定感」や「夜間痛」は重要な病態を示唆するサインであることが多いため、放置せずに専門医の診断を受けることをおすすめします。 また、スポーツ活動への復帰を希望する場合や、仕事で膝に負担のかかる動作が多い場合は、悪化するリスクがあるため早めに医療機関を受診しましょう。 膝の捻挫はどのくらいで治る?重症度別の回復期間 膝の捻挫の回復期間は損傷の程度によって大きく異なります。 適切な治療を行った場合の一般的な治癒期間をご紹介します。 重症度 症状の特徴 回復期間の目安 軽度(1度) 軽い痛みと腫れ、靭帯の微小な損傷 2~4週間 中等度(2度) 中程度の痛みと腫れ、靭帯の部分断裂 3~6週間 重度(3度) 強い痛みと腫れ、靭帯の完全断裂 3~6ヶ月 ただし、これらの期間はあくまで目安であり、個人の年齢、体力、治療方法、リハビリの取り組み方によって大きく左右されます。 とくに重度の靭帯断裂では手術が必要な場合もあり、その場合は手術後のリハビリ期間も含めて6ヶ月以上の治療期間を要することがあります。 一方、適切な保存療法や新しい治療法の選択により、早期の回復を目指すことも可能です。 膝の捻挫を早く治す方法 膝の捻挫を早く治すための方法について、以下の2つを解説します。 早期回復には受傷直後の応急処置が重要 再生医療による治療も選択肢の一つ これらの方法を適切に実践して、早期回復を目指しましょう。 早期回復には受傷直後の応急処置が重要 捻挫は受傷直後48時間以内の応急処置が、その後の回復スピードを大きく左右します。 RICE処置と呼ばれる基本的な応急処置を正しく実施しましょう。 アイシングするときは、凍傷にならないように氷のうやアイスパックを薄いタオルで包んで患部に当てましょう。 また、包帯やサポーターは血流を妨げない程度の強さで巻くことが大切です。 これらの処置により、炎症を最小限に抑えて組織の回復を促進できます。 RICE処置については、以下の記事も参考になるのでお読みください。 再生医療による治療も選択肢の一つ 膝の捻挫・靭帯断裂に対しては、保存療法や手術のほかに、再生医療という新しい治療選択肢があります。 再生医療は、患者さまの幹細胞を活用して、損傷した患部の修復・再生を促す医療技術です。 他の細胞に変化する「分化能」という働きがある幹細胞を患者さまから採取・培養して膝に注射します。 従来の治療では重度の捻挫・靭帯断裂の場合、手術が必要になるケースもありますが、近年では手術しない選択肢として再生医療が注目されています。 手術や入院を必要としないため、日常生活を送りながら治療を受けられるのが特徴です。 膝の疾患に対する再生医療について詳しくは、以下のページをご覧ください。 膝の捻挫で歩けるけど痛いときは重度の靭帯断裂の可能性あり 膝の捻挫で歩けるからといって軽症とは限りません。 歩行可能でも痛みや不安定感が続く場合は、重度の靭帯断裂や半月板損傷の可能性があります。 早期の適切な診断と治療により、慢性的な痛みや機能障害を防ぐことができます。 軽度の場合は保存療法により回復を目指せますが、重度の場合は手術が必要になるケースがあります。 手術に対して不安を抱えている、手術を避けたいとお考えの方は、手術せずに治療できる再生医療をご検討ください。 当院「リペアセルクリニック」では、患者さま一人ひとりの状態を確認し、再生医療による治療方針を個別に提案しております。 再生医療について詳しく知りたい方は、ぜひ当院リペアセルクリニックまでご相談ください。
2025.09.30 -
- ひざ関節
- 膝部、その他疾患
「膝から下が痛い」「足が重くてだるい」などの症状があるときに原因がわからず、対処法や病院に行くべきかお悩みの方も多いのではないでしょうか。 膝から下の痛みには筋肉の疲労だけでなく、重大な疾患が隠れていることもあります。 本記事では、膝から下の痛みやだるさの代表的な原因と自宅でできる対処法について詳しく解説します。 膝から下の不調にはさまざまな原因があるため、原因に合わせた治療や対処法が重要です。 近年の治療では、患者様の細胞・血液を用いて自然治癒力を促進させることで、膝の長引く痛みや炎症の改善が期待できる再生医療が注目されています。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、再生医療に関する情報を限定配信しているので、ぜひご登録ください。 膝から下が痛いときの原因 膝から下が「痛い」「重い」「だるい」と感じるとき、その背景にはさまざまな原因が考えられます。 ここでは代表的な5つの原因を紹介します。 閉塞性動脈硬化症 深部静脈血栓症 脊柱管狭窄症 下肢静脈瘤 筋肉疲労や周辺組織の炎症 一時的な疲労や筋肉の使いすぎだけでなく、血流や神経に関わる病気まで幅広い原因があるため、正しく見極めることが大切です。 特徴を理解できれば、「どう対処するか」を考える手がかりになり、不安を和らげられるでしょう。 閉塞性動脈硬化症 閉塞性動脈硬化症は、足の動脈にコレステロールなどがたまり、血管が狭くなることで血流が不足する病気です。 初期症状では「歩くと足が痛むが、休むと回復する」という特徴的な症状(間欠性跛行)が見られます。 症状が進行すると血流が悪くなったことによって、安静時にもしびれや冷え、皮膚の色調変化が現れ、重度のケースでは潰瘍や壊死に至ることもあります。 主な原因 喫煙 高血圧 糖尿病 脂質異常症(高コレステロール) 加齢や生活習慣の乱れ これらに心当たりがある場合は、血流障害が進んでいないか確認することが大切です。 閉塞性動脈硬化症を放置すると日常生活に大きな支障をきたすため、早めに医療機関を受診しましょう。 深部静脈血栓症 深部静脈血栓症は、足の奥にある太い静脈に血の塊(血栓)ができ、血液の流れが妨げられる病気です。 長時間のフライトで起こる「エコノミークラス症候群」としても知られています。 特徴的な症状として、片足だけが急に腫れる、赤黒く変色する、熱感やズキズキとした痛みが見られます。 主な原因 手術や外傷による静脈の損傷 長期間の安静や寝たきり 長時間の同じ姿勢(飛行機・バス・デスクワークなど) 脱水や喫煙による血流の滞り 血液が固まりやすい体質や基礎疾患 急な腫れや強い痛みを伴う場合は、放置せず速やかに医療機関を受診することが重要です。 血栓が肺に流れると「肺塞栓症」を起こし、突然の息切れや胸の痛みなど命に関わる症状につながることもあります。 脊柱管狭窄症 脊柱管狭窄症は、背骨の中にある神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こす病気です。 特に中高年に多く、腰の痛みに加えて「長く歩けない」「立ち続けると足がしびれる」といった症状が特徴です。 前かがみになると筋肉がゆるみ、神経への圧迫が軽くなることで症状が和らぐことがあります。 主な原因 加齢による背骨や椎間板の変性 椎間板ヘルニアや背骨のすべり症 生まれつき脊柱管が狭い体質 姿勢の乱れ(猫背や反り腰など) 長年の腰への負担の蓄積 症状が進むと生活に支障をきたすため、早めに専門医に相談することが大切です。 腰から足には「坐骨神経」という太い神経が走っており、足の外側の痛みやしびれに関わるため、膝から下の症状でも腰を検査するケースもあります。 脊柱管狭窄症の治療法については、以下の動画で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてください。 https://youtu.be/7xv3hACZkOk?si=GXF1XzzhwKuRc1ng 下肢静脈瘤 下肢静脈瘤は、足の静脈が何らかの原因によって太くなり、瘤(こぶ)状に浮き出て見える血管の病気です。 皮膚表面に血管がボコボコと浮き出てくるため、見た目で気づきやすいのが特徴です。 主な症状として、ふくらはぎのだるさや重さ、夕方に強まるむくみ、夜間のこむら返りなどが挙げられます。 進行すると皮膚の色素沈着や湿疹、潰瘍に至ることもあります。 主な原因 加齢による血管や筋肉の機能低下 立ち仕事や長時間の同じ姿勢 妊娠・出産による静脈への負担 遺伝的要因 肥満や運動不足 見た目の変化にとどまらず、皮膚トラブルになる前に治療を検討することが大切です。 筋肉疲労や周辺組織の炎症 膝から下の痛みは、必ずしも病気だけが原因とは限りません。 長時間の立ち仕事や運動で疲労がたまると、膝下の筋肉・腱・靭帯に炎症が起こり、痛みや張りを感じることがあります。 アキレス腱や靭帯の炎症も膝下の違和感や歩行時の痛みにつながる可能性があります。 主な原因 筋肉の使いすぎ(オーバーユース) 筋力不足による負担の偏り 靴が合わない、歩き方の癖 軽い外傷(捻挫・打撲など) 肥満や運動不足 休息やアイシングで痛みの軽減も期待できますが、痛みが長引いたり歩行に支障がある場合は、他の病気が隠れている可能性も考えられます。 一時的な不調でも、症状が続くときは医療機関の受診を検討しましょう。 膝から下が痛いときに受診すべき診療科 膝から下の痛みの原因は幅広く、重い病気が隠れている可能性もあります。 代表的な疾患ごとの受診科目は、以下のとおりです。 代表的な疾患 受診科目 閉塞性動脈硬化症 血管外科、循環器内科 深部静脈血栓症 血管外科、循環器内科、整形外科 脊柱管狭窄症 整形外科 下肢静脈瘤 血管外科、心臓血管外科、皮膚科、形成外科、循環器内科 筋肉疲労や炎症 整形外科、内科 どの診療科に行くべきか迷ったときは整形外科や内科を受診し、必要に応じて専門科を紹介してもらいましょう。 早期治療が必要な疾患もあるため、初期症状や不調を感じたら放置せずに医療機関を受診することが大切です。 膝から下が痛いときに自宅でできる対処法 膝から下の痛みやだるさは原因によって対応が異なりますが、軽度の炎症や疲労なら自宅でのケアで改善が期待できます。 安静にして患部の負担を避ける 患部をアイシング(冷却)する 代表的なのが、スポーツ外傷の応急処置として知られるRICE処置です。 RICEとは、Rest(安静)・Ice(冷却)・Compression(圧迫)・Elevation(挙上)の頭文字を取った方法で、腫れや痛みを抑える基本的なケアとして広く使われています。 ここでは日常に取り入れやすい2つの方法を紹介します。 安静にして患部の負担を避ける 無理に動かすと炎症や痛みが悪化する可能性があるため、運動などを控えて膝やふくらはぎへの負担を減らしましょう。 完全に動かさないのではなく、痛みが強まらない範囲で休むことが大切です。 必要に応じてサポーターやテーピングで患部を固定、保護することも有効です。 患部をアイシング(冷却)する 冷却は炎症や腫れを抑え、痛みを和らげる効果が期待できるため、痛みの強い急性期は患部をアイシングしましょう。 氷や保冷剤をタオルで包み患部に当て、1回15〜20分を目安に冷却します。 直接氷を肌に当てると凍傷の恐れがあるため、必ず布を挟み、一定間隔を空けて患部に当てて冷却しましょう。 アイシングの際に「冷湿布」を考える方もいらっしゃいますが、冷湿布はひんやり感じても実際に冷却できていない点には注意が必要です。 膝から下が痛いときは早期に医療機関を受診しよう 膝から下の「痛い・重い・だるい」といった症状は、放置せず早めに医療機関を受診することが大切です。 一時的な筋肉疲労で治ることもありますが、血管や神経に関わる病気が隠れている可能性もあり、進行すると生活への影響だけでなく命に関わるケースもあります。 従来は薬物療法や手術が中心でしたが、近年の治療では炎症を抑え、損傷した組織の回復を促すことを目標とした「再生医療」が注目されています。 従来の治療だけでは十分な効果が得られなかった方や手術を避けたい方にとって、新たな治療選択肢となるでしょう。 当院リペアセルクリニックでは、膝の痛みに対する再生医療を行っております。 >再生医療による膝関節の症例はこちら 「膝の痛みを早く治したい」「再生医療について詳しく知りたい」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックへご相談ください。
2025.09.30







