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半月板損傷を経験した方の中には、「また同じ箇所を痛めてしまうのでは?」という不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。 特にスポーツや膝に負担のかかる動作をする方にとって、再発のリスクは無視できない問題です。 この記事では、半月板の損傷が再発する原因や予防法、治療法について解説します。 また、手術が不要な治療法である再生医療についても紹介しているので参考にしてみてください。 半月板損傷とは? 半月板損傷とは、膝に無理なひねりの負担が加わることで半月板が傷ついたり亀裂が入ったりする疾患です。 半月板は膝の組織の一部でCの形になっていて外側と内側の2か所にあり、クッションのような役割を果たしています。 症状としては、膝に痛みや膝が引っかかるような違和感を感じます。 初期段階では、膝の違和感が続く程度ですが、重症化した場合は以下のような症状が見らられます。 半月板は一度損傷すると自然治癒が難しい組織なので、膝に痛みや違和感がある方は医療機関の受診を検討しましょう。 半月板損傷が再発する原因 半月板損傷は一度治療を受けても、適切なケアが行われない場合に再発する可能性があります。 半月板損傷が再発する原因を以下にまとめました。 半月板損傷の手術を受けたあとはリハビリを慎重に行い、筋力や柔軟性のアップを目指しましょう。 また、スポーツをしていない方でも、40歳を超えると「膝を捻った」など少しの変化で半月板が傷つく可能性があるので注意が必要です。 半月板損傷の再発を防止するためには? 半月板損傷は治療をしても、無理をしたりケアを怠ったりすると再発するリスクがあります。 特にスポーツや日常生活で膝に負担がかかる方は、再発防止のための対策をしっかり行うことが重要です。 以下に、半月板損傷の再発を未然に防ぐ方法をご紹介します。 一つずつみていきましょう。 スポーツの再開時期に注意する 半月板損傷の再発を防止するには、スポーツの再開時期に注意しましょう。 半月板損傷の手術後は1~2週間の入院や長期的なリハビリが必要です。 受けた手術や症状の重さによってリハビリ期間は異なります。主な目安を下記にまとめました。 手術方法 外来によるリハビリ 松葉杖 軽いジョギング スポーツの復帰 切除術 2~3カ月 使用しない場合が多い 術後2週間 術後1ヶ月 縫合術 3~6カ月 術後2週間~2カ月 術後6週間~3カ月 術後10週間~5カ月 リハビリを十分に終える前にスポーツを再開してしまうと、半月板損傷が再発するリスクが高まります。 特に、膝周りの筋力が回復していない場合や、関節の安定性が十分でない状態では、再び損傷を引き起こしやすくなります。 また、筋力トレーニングや膝に負担のかからない正しい姿勢を身につけましょう。 日常的にケアを施す 半月板損傷の再発防止には、日常的に膝をケアしましょう。 サポーターやテーピングにはさまざまなタイプがあります。 使用する際は、医師に相談して使い方を確認しましょう。 半月板損傷の治療法 半月板損傷の治療法は、損傷の程度や症状の進行状況によって異なります。 ここでは、一般的に行われる治療法を3つご紹介します。 順番にみていきましょう。 保存療法 半月板損傷が軽度な場合や加齢が原因で損傷した際は、保存療法で様子を見るケースがあります。 具体的な治療方法は以下の通りです。 長い目で治療に取り組む必要がありますが、手術をしないで半月板を温存できます。 しかし、保存療法は対症療法のため、半月板損傷の根本的な治療にならない点は注意が必要です。 手術療法 スポーツが原因による半月板の損傷や、症状が重度の方の治療には手術療法が検討されます。 手術には損傷した半月板を縫い合わせる縫合術と、断裂した部分を取り除く切除術の2種類があります。 どちらも関節鏡と呼ばれる小型のカメラを用いるので手術による傷は小さくて済みます。 一方で、下記のようなデメリットが考えられるのも事実です。 手術を受ける際は、慎重に検討しましょう。 再生医療 再生医療は、半月板損傷の再発予防に期待できる治療法です。 再生医療とは患者さまの脂肪から採取および培養した幹細胞を膝関節に注射します。 幹細胞は、損傷した半月板を修復する効果が期待できます。 効果には個人差がありますが、当院で60代の女性が幹細胞治療を受けたところ、治療前の痛みが10段階中10であったのが半年後に0.5まで減少しました。 入院や手術が不要なので、長期的なリハビリや半月板損傷の再発に不安を覚える方は検討してみましょう。 【まとめ】半月板損傷の再発には十分なケアや再発防止策が有効 半月板損傷の再発を防ぐには、膝に負担がかかりすぎないようにして、スポーツを再開するタイミングに注意しましょう。 サポーターやテーピングなどを用いて日常的に膝をケアするのも有効です。 また、再発予防に効果のある治療として再生医療が挙げられます。 リハビリ期間を短くしたい方や、半月板損傷の再発が心配な方は、当院までお気軽にご相談ください。
2020.06.03 -
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膝の腫れが引かない原因と、その対処方法をご紹介 膝を何かにぶつけたりしたわけでもないのに膝が腫れてきて、その腫れが引かないという状況になると、「今後どうなるのだろう」「どのように対処すればいいのだろう」と不安になると思います。 今回は、膝の腫れが引かない原因について、また、対処方法について紹介します。 膝の腫れが引かない主な原因 転倒したり、何かにぶつかったりしたというように思い当たるようなことがなく、膝が腫れてきて、膝の腫れが引かないという場合の原因で多いのが以下の3つです。 変形性膝関節症 膝の軟骨の擦り減りによって、骨と骨がぶつかり合うことで炎症が起きて膝に痛みや腫れが生じます。遺伝や加齢のほか、姿勢や肥満などが原因につながると言われています。 リウマチ 自己免疫疾患の一つで、免疫システムが間違って自分の細胞を攻撃することで、関節を覆っている滑膜に炎症が起きてこわばり、痛み、腫れなどが生じます。関節リウマチの症状は手のこわばりがよく知られていますが、膝関節の腫れも症状の一つです。 痛風・偽痛風 痛風は溜まった尿酸が結晶化することで炎症を引き起こすもので、激しい痛みや腫れが生じます。足の親指の付け根やくるぶしの他にも膝が腫れるケースもあります。同じような症状で、ピロリン酸カルシウムが結晶化するのが原因の偽痛風というものもあります。 膝の腫れが引かないときの対処方法 膝の腫れが引かない場合、膝に熱をもっていたら冷やすのが効果的です。氷枕やアイスノンを使用したり、タオルを水に濡らしたりして患部を20分から30分くらい冷やすというのを1日2、3回おこないましょう。 症状が軽度であれば患部を冷やしていると2、3日くらいで腫れが引いてくるでしょう。 また、普段の生活で、できるだけ膝に負担がかからないようにすることが大切です。体重が増えるとそれだけ膝にかかる負担が大きくなるので、肥満の人は減量することで膝への負担を軽減することができます。 また、立ち仕事など長時間立っていることが多い人は、短時間でもいいのでこまめに休憩をとるようにしましょう。 膝の腫れが引かない時は早めに医療機関を受診が正解 膝が腫れたので患部を冷やして安静にしていたけど膝の腫れが引かないといときは、できるだけ早めに医療機関を受診するのがおすすめです。 医療機関を受診する際には、いつごろから腫れたのか、普段の生活で膝に負担がかかるようなことをしているかなど、できるだけ多くの情報を伝えることができるようにまとめておくと正確な診断を得ることができるので、おすすめです。 まとめ・膝の腫れが引かない原因と、その対処方法をご紹介 膝の腫れが引かない原因や治療方法について紹介しました。 膝は骨や関節、靭帯、腱などの構造が不安定な部位であるため、普段の姿勢などちょっとしたことが原因で膝へ負担がかかり、炎症が起きて腫れや痛みが生じやすい部位になります。 膝の腫れや痛みなどの治療を受けても改善されず、手術しかないのだろうかと思っている人は再生医療という治療方法もあります。治療法の選択肢として、再生医療も検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください 半月板損傷かも?そんな場合に症状をチェックする方法 変形性膝関節症の人がしてはいけない仕事とその理由
2020.06.01 -
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半月板損傷で膝が動かなくなるロッキング、手術以外の治療法 半月板損傷になると膝が動かなくなるのでは?と不安に思う人もいるかもしれません。痛みを引き起こすだけでなく、膝の曲げ伸ばしの違和感といった症状が出るのが半月板損傷です。 今回は半月板損傷で生じるロッキングについてご紹介します。ロッキングの状態になったらどのような治療があるのか、治療でよくなるのかについてみていきましょう 半月板損傷で起こるロッキングは治療できる? ロッキングについて説明する前に、まずは半月板損傷について見ていきましょう。半月板は、C型を呈した内側半月板とO型を呈した外側半月板に分かれています。そして、周辺には軟骨や靭帯、腱などがあり、膝の安定性を守る役割を果たしています。 歩くだけでも大きな負荷がかかるのが膝関節です。その負荷を軽減させるため、半月板はクッション性を高めたり、周辺の組織を安定させたりしているのです。そんな半月板ですが、急激な負荷や強い衝撃で傷ついてしまうことがあります。それが半月板損傷です。 半月板損傷が起こると、膝を動かしたときの痛みや、膝の曲げ伸ばしのしにくさといった症状が見受けられます。そして、断裂した半月板が膝関節に挟まってしまうことがあり、そうなると膝がロックされて動かすことができない状態になります。 これを半月板損傷のロッキングといいます。 半月板損傷のロッキングはどのように治療するの? 半月板損傷の主な治療は保存療法と手術です。半月板を切除してしまうと、クッション性がなくなり軟骨をすり減らすリスクがあるため、できるだけ保存療法を行うことが多いです。 しかし、ロッキングの状態になれば膝を動かすことができず歩行が困難になるため手術を検討することになります。手術には、損傷した半月板を縫い合わせる縫合術と、断裂した半月板を取り除く切除術があります。どちらも関節鏡という機械を用いて行うため、手術の傷は小さいです。 半月板損傷の手術以外、再生医療という選択肢 半月板損傷でロッキングの状態になると、治療に手術を検討することになります。しかし、手術のときにできる傷は小さいとはいえ、合併症や術後のリハビリのことを考えて躊躇する人もいるでしょう。 近年、半月板損傷の治療に再生医療が注目されています。再生医療では、自身の脂肪から採取・抽出した幹細胞を膝に注射します。その幹細胞が傷ついた半月板や軟骨といった組織を修復させることが期待されているのです。 一度損傷した半月板は、自然に元の状態に戻ることが難しいです。そんな半月板を修復させるとして、再生医療を選択する人も増えています。 まとめ・半月板損傷で膝が動かなくなるロッキング、手術以外の治療法 今回は半月板損傷で起こるロッキングの治療についてご紹介しました。断裂した半月板が膝関節に挟まることで、膝が動かせなくなるのがロッキングです。この状態になると保存療法ではなく手術という治療を検討することになります。 しかし近年では、新たな治療として幹細胞を用いて半月板を修復させる再生医療も注目を集めています。治療の選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。この再生医療という治療法に興味があればお気軽にお問い合わせ下さい 監修:リペアセルクリニック大阪院
2020.05.30 -
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膝の腫れの原因にもなる痛風や、偽痛風についてと、その治療法 風が吹いただけでも痛い!というくらい激痛が走る痛風は、足の親指の付け根の部分が赤く腫れあがることはよく知られていますが、痛風は膝にも発作が出て腫れ上がることがあることをご存知でしょうか? 今回は、膝の腫れの原因にもなる痛風について紹介します。また、膝の腫れの原因の一つであるため、偽痛風についても紹介します。 痛風による膝の腫れについて 痛風は血液内の尿酸が増えるのが原因で発症します。血液内の尿酸の量が増え過ぎると関節内で溜まって結晶化(尿酸塩結晶)します。すると、その尿酸塩結晶を白血球が処理しようとする際に関節に炎症が起きてしまいます。 尿酸値が上がる主な原因としては、尿酸を排出する働きがある腎臓機能の低下やプリン体の過剰摂取、激しい運動、肥満などがあります。尿酸は体温が低いところで溜まりやすいため、炎症は足先(足の親指の付け根)で起きるケースが多いですが、膝関節で炎症が起きるケースもあるため、ある日突然膝の腫れと激しい痛みに見舞われることがあります。 偽痛風による膝の腫れについて 痛風は尿酸が結晶化することで炎症を誘発しますが、痛風と同じ結晶誘発性関節炎に偽痛風といわれるものがあって、偽痛風も膝の腫れの原因となることがあります。偽痛風という名がつけられているように、痛風と同じように激しい痛みに見舞われます。 偽痛風は、尿酸ではなくピロリン酸カルシウムが結晶化することで炎症が誘発されます。 ピロリン酸カルシウムが結晶化する原因は解明されていませんが、遺伝の他に関節リウマチ、甲状腺機能の低下、変形性関節症、加齢などが原因と考えられています。 痛風の治療方法 痛風によって痛みや膝の腫れが生じた場合、消炎鎮痛剤によって炎症と痛みを抑えます。また、発作の前兆や発作を抑えるために、コルヒチンという薬が用いられることもあります。 炎症と痛みが治まったら、尿酸が作られるのを抑える薬や尿酸を排出する薬などを使った薬物療法が中心とした尿酸値を下げるための治療がおこなわれます。また、尿酸値を下げるためには食生活を始めとする生活習慣の改善も欠かせないため、医師の指導の元で生活習慣の改善もおこなっていきます。 まとめ・膝の腫れの原因にもなる痛風や、偽痛風についてと、その治療法 膝の腫れの原因が痛風の場合もあることを紹介しました。 膝の腫れの原因は痛風や偽痛風の可能性もありますし、それ以外の可能性もあります。何が原因かは素人が判断するのは難しいですし、原因によって治療方法も異なるので、放置せずに医療機関を受診しましょう。 また、最近では、膝の痛みに対する手術以外の治療方法として再生医療という治療方法もあります。 身体に負担が少なく、治療期間も短く済むなどのメリットがあり、近年注目されています。膝の痛みで悩んでいる人は再生医療についてもチェックしておきましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2020.05.28 -
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関節リウマチで膝裏に痛みにお悩みではありませんか。 関節リウマチは身体のさまざまな部位に症状が現れます。その中でも膝裏は関節リウマチの症状が現れやすい部位の1つです。 本記事では、関節リウマチによる膝裏の痛みの原因や、痛みの緩和方法などを詳しく解説します。 関節リウマチが膝裏の痛みを引き起こす原因や痛みの緩和方法を確認し、症状が悪化しないようにしましょう。 関節リウマチが膝裏の痛みを引き起こす原因とは? 関節リウマチが膝裏の痛みを引き起こす原因は、関節の内側を覆っている滑膜が攻撃され炎症を起こすためです。 滑膜が攻撃される原因は解明されていませんが、免疫系の異常が主な要因と考えられており、ホルモンバランスの影響も関連している可能性があります。 関節リウマチは、手や足の指、手首、足首、肘、膝、股関節などの関節に、腫れや痛み、こわばりなどの症状が出るのが特徴です。 関節リウマチを発症すると、以下の疾患や膝の変形を伴う可能性があります。 関節リウマチの合併症により、さらに膝に痛みが出現する場合もあるため注意が必要です。 ベーカー嚢腫(のうしゅ) 関節リウマチの合併症の1つに、ベーカー嚢腫(のうしゅ)があります。ベーカー嚢腫とは、関節液が過剰分泌され、膝裏に「こぶ」ができる疾患です。 膝裏にできたこぶは、腫れや痛みを伴う場合があり、関節リウマチの症状と相まって膝裏の痛みが増強する恐れがあります。 ベーカー嚢腫の腫れが引いても、膝裏の神経を傷つけていれば痛みが長引く可能性があります。 関節リウマチによる膝の変形 関節リウマチによる膝の変形は、痛みを伴う場合があります。 膝の変形には、以下の3つのタイプがあります。 疾患名 状態 内反膝 内側の関節が破壊されて膝が外側に変形した状態 外反膝 膝の外側が破壊されて膝が内側に変形した状態 波形膝 真っすぐ立つと、両膝が左右どちらかに同じ方を向いている状態 関節リウマチで手や足の指が変形してしまう症状はよく知られていますが、膝も変形するので、膝裏に痛みがある人は注意が必要です。 関節リウマチ以外の疾患によって膝裏に痛みが生じる原因 関節リウマチ以外の疾患でも膝裏に痛みが生じる場合があり、以下の4つの原因が考えられます。 関節リウマチと合併して発症する病気もあるため、自己判断せずに医療機関を受診することが大切です。 膝裏に痛みが生じたときは、何が原因なのかをしっかりと確認し、適切な治療を受けましょう。 変形性膝関節症 関節リウマチ以外で、膝裏に痛みが生じる原因の1つに、変形性膝関節症があります。 変形性膝関節症は加齢や肥満を原因に発症する疾患で、膝の関節軟骨が擦り減ることで膝に痛みが生じます。 変形性膝関節症の主な症状は、以下のとおりです。 変形性膝関節症になり膝が大きく変形してしまうと、日常生活に支障をきたすため、早めに治療を開始しましょう。 変形性膝関節症の症状や治療法については、以下で詳しく解説していますので参考にしてください。 半月板損傷 関節リウマチ以外で膝裏に痛みが生じる原因に、半月板損傷があります。半月板損傷とは、膝関節内にある「半月板」と呼ばれる板状の線維軟骨が損傷する疾患です。 半月板損傷の主な症状は、以下のとおりです。 半月板は膝関節を安定させる役割を担っているため、損傷すると膝の筋肉や腱などに大きな負荷がかかってしまいます。 半月板損傷の症状や治療法については、以下で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。 靭帯損傷 関節リウマチ以外で膝裏に痛みを生じる原因の1つに、靭帯損傷があります。 靭帯を損傷すると、以下の症状がみられます。 膝の靭帯損傷は、スポーツや交通事故などが原因で起こります。 膝に突然強い圧力を受けたり、同じ動作を繰り返したりすると、靭帯損傷につながる恐れがあるため、膝を酷使しないよう気をつけましょう。 反張膝 関節リウマチ以外で膝裏に痛みを生じる原因に、反張膝があります。 反張膝には以下の症状がみられます。 膝周囲の筋力不足や身体の重心が後方に偏っていると、反張膝になりやすい傾向があります。 反張膝を防ぐためには、運動をして膝周囲の筋肉を鍛えたり、日常生活で正しい姿勢をするよう意識したりするのが大切です。 関節リウマチによる膝裏の痛みを緩和させるには? 関節リウマチによる膝裏の痛みを緩和させる方法は、以下の3つです。 関節リウマチによる痛みは、セルフケアで緩和できる場合があります。関節リウマチの痛みを自身で対処しても、強い痛みが治まらないときは、医療機関を受診し適切な処置を受けましょう。 温冷によるケアを施す 関節リウマチによって膝裏痛みがある場合は、症状の程度に合わせて温冷によるケアを施すことが大切です。 関節リウマチの急性期症状である患部の腫れや赤みが出現していないかを確認し、ケアを行ってください。 膝裏に赤みや熱があって腫れている急性期の場合は、膝裏を冷やすことで痛みを緩和できる可能性があります。 急性期を終えて熱や腫れが引いた慢性期の場合は、膝裏を温めて血行を良くすると、痛みの緩和が期待できます。 痛みが強い場合は安静にする 関節リウマチで膝裏に強い痛みがある場合は、膝を動かさずに安静にしましょう。 急性期で熱や腫れがあるときは無理して動かすべきではありませんが、関節は動かさずにいると固くなり、周囲の筋肉も痩せてしまいます。 慢性期になったら、無理のない範囲で足を動かしたり伸ばしたりして、筋力低下を防ぐことが大切です。 投薬治療を受ける 関節リウマチによる膝裏の痛みの緩和方法に、投薬治療があります。関節リウマチの投薬治療には、消炎鎮痛剤やステロイド薬、抗リウマチ薬などが使用されます。 関節リウマチの発症原因を精査し、痛みの原因に合った薬物を使用して治療を進めていくことが大切です。 まずは関節リウマチの専門科を受診し、自身に合った治療法を提案してもらいましょう。 【まとめ】関節リウマチによる膝裏の痛みが治まらない場合は医療機関を受診しよう 関節リウマチによる膝裏の痛みが治まらない場合は、医療機関を受診しましょう。 膝裏の痛みは、関節リウマチだけでなく、変形性膝関節症や半月板損傷など他の疾患でも見られる症状です。 膝裏の痛みを放置したり、我慢して無理に動かしたりすると、症状が悪化する恐れがあります。 関節リウマチや他の疾患にかかり痛みが慢性化している場合は、再生医療での治療を検討しましょう。 膝裏の痛みにお悩みの方は、当院(リペアセルクリニック)までご相談ください。
2020.03.02 -
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- 再生治療
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半月板損傷の代表的な治療は手術です。手術と聞くと「なんだか怖いイメージがある」「リスクがないか心配」などのお悩みの声をよくいただきます。 そこで本記事では、半月板損傷の手術の内容やデメリットをはじめ、手術なしで実施できる治療法について紹介します。 感染症のリスクや知覚神経へのダメージ、仕事復帰までの期間が長くなるといった半月板損傷の手術におけるデメリットを詳細に解説しているので、手術を検討している方はぜひ最後までご覧ください。 半月板損傷とは 半月板とは膝関節にある軟骨で、C型をした板状のものです。膝の内側と外側に1つずつあり、関節のクッション性を高める役割を担っています。 そんな半月板ですが、ジャンプやターンなどの動きや急激な衝撃で損傷する場合があります。それが半月板損傷です。半月板損傷を起こすと、歩行時の痛み・膝の引っかかり感・腫れ・曲げ伸ばしのしにくさといった症状が出現します。 半月板損傷の治療は手術以外にもあり、保存療法とリハビリで様子を見ることがあります。しかし、症状がひどくなったり、断裂した半月板の一部が繰り返し関節に挟み込まれる場合には手術が検討されます。 半月板損傷における手術のデメリット 半月板損傷の手術は、膝の関節に2~3カ所切れ込みを入れ、カメラで半月板の状態を確認しながら行います。損傷が小さい場合は縫合し、縫い合わせられない場合は切除します。 傷が小さくて済むので体への負担が比較的少ない点が特徴です。しかし、体の一部を切るわけですから、リスクがない訳ではありません。 つまり、手術のデメリットも気になるところです。 感染症にかかるリスクが上がる リスクの頻度としては高くありませんが、傷口に細菌が入り感染するリスクがあります。 感染すると膝が腫れたり、熱が出たりします。感染の治療をあわせて行うことになるため、術後のリハビリが遅くなる点が懸念されます。 知覚神経を傷つける可能性がある 手術のときに皮膚の表面にある知覚神経を傷つけてしまうリスクがあります。その結果、術後に皮膚の知覚が鈍くなる恐れがあるのです。 関節の動きが悪くなったり、痛みが続いたりする訳ではありませんが、熱いものや鋭利なものに触れても気付きにくくなるため、やけどやケガを負うリスクが向上します。したがって、知覚神経の負傷は手術において考慮しておきたい重要なデメリットの1つです。 仕事復帰までの期間が長くなる 半月板損傷の手術にかかる時間はそれほど長くありませんが、術後のリハビリ期間は長期にわたります。 断裂した半月板を縫い合わせたからといって、すぐにもとのように動けるわけではないことを理解しなければいけません。手術後、すぐに膝に負荷をかけると再断裂を引き起こすリスクが高まります。 もとの日常生活に戻るまでには数カ月、さらに仕事やスポーツに復帰するまでには6カ月程度の期間がかかることを想定しておきましょう。早期に仕事・スポーツへの復帰を目指す方にとっては大きなデメリットといえるでしょう。 半月板損傷の手術に関するよくある質問 半月板損傷の手術に関するよくある質問をまとめました。不明な点を明らかにして、慎重に手術の検討をしましょう。 半月板損傷で手術した場合の入院期間はどのくらいですか? 半月板損傷で手術した場合、一般的な病院では3〜10日が目安です。 入院例を以下にまとめました。 1日目:入院 2日目:手術 3日目以降:松葉杖にて歩行の練習。問題なければ退院 術後の膝の状態や松葉杖での歩行の習得状況によって、入院が延長する場合があります。 半月板損傷の手術費用はどのくらいかかりますか? 半月板損傷の手術費用は5〜20万円程度と幅広く、入院期間と負担率によって変動します。 たとえば、70歳以上で3割負担の方が9日間入院すると約9万円の費用が必要です。上記の費用はあくまでも目安となります。詳しい費用を確認したい方は、手術を受ける予定の医療機関に直接問い合わせてみましょう。 手術をせずに半月板損傷を治す方法はありますか? 半月板損傷を再生医療で治す方法があります。 再生医療では、自身の細胞から採取して培養した幹細胞を膝に注射します。その幹細胞が損傷した半月板を修復してくれるのです。また、幹細胞が膝の炎症を抑えて痛みを軽減させてくれます。 自分自身の細胞を使用するため、アレルギーなどの反応が少ない点、手術を避けられる点で身体への負担を抑えた治療法と言えます。また、手術よりも治療期間が短くなるメリットがあります。 半月板損傷手術のデメリットを回避できる再生医療を検討しよう 半月板損傷の手術には、感染のリスクをはじめとするさまざまなデメリットがあります。 対して、近年では手術に代わる治療として再生医療が注目されています。副作用が少なく治療期間を短縮できる再生医療なら、早期に仕事やスポーツに復帰できる可能性が高くなります。 半月板損傷で悩んでいる方や、半月板損傷の手術におけるデメリットが気になる方は、再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。
2020.02.29 -
- ひざ関節
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膝の痛みや違和感に悩む方は多く、歩行や階段の上り下りといった日常動作が膝に負担をかけている場合があります。 そのような負担による膝の痛みに対して、代表的な治療方法の一つにヒアルロン酸注射が挙げられます。 本記事では、ヒアルロン酸注射のメリット・デメリットや具体的なリスクについて解説します。ヒアルロン酸注射による治療を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。 膝へのヒアルロン酸注射はどのような治療? ヒアルロン酸注射は、膝関節の痛みや炎症を緩和するために行われる治療法です。 関節内の滑液成分であるヒアルロン酸の注入により、関節の動きを滑らかにし、摩擦を軽減します。注射のみで完結するため、身体への負担が少ない点が特徴です。 ただし、ヒアルロン酸注射の効果は一時的であり、根本的な治療ではありません。 膝にヒアルロン酸を注射するメリット 膝にヒアルロン酸を注射する治療には、下記のメリットがあります。 注射のみの治療で身体的負担が低い 治療時間が短い 膝の痛みを緩和して炎症の抑制につながる 軟骨の破壊を予防できる ヒアルロン酸注射は、手術を必要としない点が大きなメリットです。膝の痛みの軽減が期待できるため、日常生活における影響が少なくなります。 【腫れる?】膝にヒアルロン酸を注射するデメリット 膝にヒアルロン酸を注射する治療には、下記のデメリットがあります。 注射による効果は一時的でしかない 複数回の注射が必要になる 注射後に激しい運動をすると腫れる可能性がある 喫煙は控える必要がある 膝にヒアルロン酸注射をした直後に激しい運動をすると、腫れる可能性があります。また、細菌感染による化膿性関節炎を起こすリスクを内包しています。 もし、ヒアルロン酸注射の後に膝関節全体が腫れる、熱を持っている、痛みがひどくなるといった症状がみられた場合は医療機関を受診しましょう。 ただし、通常の場合でもヒアルロン酸注射をした部分が数日間腫れるケースもあります。腫れの原因が必ずしも感染症ではないことを覚えておきましょう。 膝のヒアルロン酸注射に関するよくある質問 この項目では、膝のヒアルロン酸注射に関するよくある質問を紹介します。 膝におけるヒアルロン酸注射の料金相場は? ヒアルロン酸注射の料金相場は、片膝1回3,000円ほどです。そのほかに初診料やレントゲン費用などを合わせて6,000円前後かかります。 治療に際して、ヒアルロン酸注射を数週間にわたって複数回打つ場合は、合計で1万円から2万円ほどかかります。 膝にヒアルロン酸を打ち続けるとどうなるの? 注射を打ち続けると必然的に少なからず感染症のリスクが高まります。 また、ヒアルロン酸注射は膝の痛みを緩和する効果がありますが、症状が進行すると次第に痛みに効きにくくなってきます。 痛みを緩和できなくなってきたらほかの治療法を検討しましょう。 膝のヒアルロン酸注射に伴うリスクを回避するなら再生医療がおすすめ! ヒアルロン酸注射は、膝の痛みや腫れに対する効果が期待できる治療法です。また、外科的な手術よりも1回の治療時間が短く、体への負担が少ないメリットがあります。 一方で、ヒアルロン酸注射には膝の腫れや細菌感染のリスクが伴います。また、ヒアルロン酸は体内に吸収されてしまうため、何度も注射をしなくてはなりません。 対して、自身の脂肪から採取した幹細胞を膝関節に注入し、損傷した軟骨や靭帯の修復を目指す再生医療が近年注目を集めています。ヒアルロン酸注射と同様に治療期間が短く、副作用やアレルギーのリスクも少ないため、おすすめの低リスクな治療法です。 膝の腫れや痛みにお悩みの方は、治療法の一つとして再生医療を検討してみましょう。
2019.12.29 -
- ひざ関節
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ヒアルロン酸注射は、膝の痛みの改善にも効果が期待できる治療法の1つですが、感染の不安がある人もいるかもしれません。 今回は、膝の治療の選択肢のひとつであるヒアルロン酸注射について、感染のリスクはあるのかどうかについて詳しく解説します。 こちらもご参照ください 膝にヒアルロン酸注射をすると感染が怖いの? 膝の軟骨が損傷すると、関節液を分泌している滑膜が炎症することがあります。滑膜が炎症を起こすと、サラサラの関節液が過剰に分泌されるようになり、本来粘性である関節液のような潤滑剤の役割を果たせません。 このような状態になっている膝にヒアルロン酸を注入すると、関節液に粘性がでてくるため膝の動きを滑らかにする効果が期待できます。そして、軟骨にヒアルロン酸が補充され、傷ついた軟骨を保護し炎症を抑える効果や、炎症を抑えることで、膝の痛みの軽減も期待できます。 このように、ヒアルロン酸は膝の痛みの治療に効果的なのですが、感染のリスクがあるという話も耳にします。本当に感染のリスクがあり、危険なのでしょうか? 膝にヒアルロン酸を注射すると感染のリスクがある? どのような治療法でも、良い作用だけでなく副作用やリスクがあるものです。膝へのヒアルロン酸注射も、頻度は少ないのですが感染のリスクがあることが報告されています。 膝に直接針を刺してヒアルロン酸を注入しますが、関節の中を流れる血液は少なく、無菌の状態になっています。血流が少ないのはそれだけ感染に弱いということで、注射をする際は万が一の感染に備えてしっかりと対策をする必要があります。 また、ヒアルロン酸注射は週1回を5週、その後は症状に合わせて2週に1回を5~10回行う必要があります。それだけの回数針を刺すため、それだけ感染のリスクがあるとも言えます。 膝へのヒアルロン酸注射で感染を起こすとどんな症状が出るの? ヒアルロン酸注射による細菌感染で多いのが化膿性関節炎です。 悪化すると膝の痛みが注射前よりも強くなったり、関節の動きが悪くなったりすることもあります。注射後に熱が出る、膝が腫れる、痛みが強くなったという症状があれば早めに受診してください。 膝にヒアルロン酸注射をすると感染が不安!という方へ 近年、再生医療が注目されるようになり、スポーツ医療でも多く取り扱われるようになっています。 再生医療では、自己細胞から採取した幹細胞を膝関節に注入し、幹細胞が損傷した靭帯や軟骨を修復させる効果を期待するという治療法です。 幹細胞の注入は針を刺す回数が少なく、感染のリスクが少なくなります。また、患者さん自身の細胞を用いるため、アレルギーや副作用のリスクも少ないというメリットがあります。 まとめ ヒアルロン酸注射は膝の痛みや腫れの治療として広く知られていて、効果も期待できますが、感染のリスクがあります。 近年スポーツ医療の分野でも注目を集めている再生医療は、治療回数が少なく済み、自身の幹細胞を用いるので副作用や後遺症が起こるリスクも低く、安全性が高いと言えます。 膝の痛みなどの症状で悩んでいる方は、再生医療による治療も選択肢の1つとしてみてはいかがでしょうか。
2019.12.26 -
- ひざ関節
膝の痛みはヒアルロン酸注射で回復するのか?その治療期間とは 膝の痛みは日常生活に直結するため、効果のある治療を受けたいですね。 しかしどのような治療にもメリット・デメリットがあります。効果があるという治療法であったとしても、長期間続けなければならないとなると、継続しようかどうか、その治療を受けようかどうか悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。 今回は膝の治療の1つであるヒアルロン酸注射の治療は、いつまで行うことが必要なのかについて解説します。 こちらもご参照ください 膝のヒアルロン酸注射の効果とは 膝関節の中には軟骨があります。その軟骨は、一度損傷してしまうと元の状態に戻ることはありません。 膝の痛みや腫れの主な原因は、膝関節の軟骨や滑膜組織の損傷による炎症です。 膝関節のクッションの役割をしていた軟骨のすり減りは、骨同士がぶつかりあって関節の変形を引き起こします。滑膜組織の炎症が起こると関節液が過剰分泌され、膝に水が溜まる状態になります。 軟骨の主成分はヒアルロン酸です。 ヒアルロン酸は加齢とともに減少していき、それに伴い軟骨もすり減りやすい状態になります。そのため膝関節にヒアルロン酸を注入し、軟骨にヒアルロン酸を補う治療が効果的なのです。 ヒアルロン酸注射の期間について ヒアルロン酸注射は1回行えば永久に効くというものではありません。なぜなら、ヒアルロン酸は体内に吸収されるという性質があるからです。 そのため、ヒアルロン酸注射を行う前提として数か月の治療期間があることを念頭に入れておいてください。最初の5週間は、1週間に1回膝にヒアルロン酸を注射します。 そのあとは2週間に1回のペースで5~10回ほど注射をすることになるでしょう。ただし痛みの状態によって1週間に1回になることもあります。 5~10回というのも痛みの状態や医師の判断で変わってくるものです。いつまでヒアルロン酸注射をやるかは医師と相談しながらになりますが、3~4か月程度の治療期間と考えておくといいでしょう。 膝のヒアルロン酸注射をやめる!新たな治療法 膝にヒアルロン酸を注射すると、軟骨を保護する、炎症を抑えるなどの効果が期待できます。 また潤滑剤の役割を担う関節液にもヒアルロン酸が補充されるので、関節液の本来の役割を取り戻すことが可能になります。 しかし膝にヒアルロン酸注射をするデメリットは治療期間が数か月と長いことです。その期間で膝の痛みが改善しなければ手術という選択をする場合もあります。 膝に痛みがあると通院自体が負担になる人もいるでしょう。また、スポーツをする人には復帰までにどれくらいの期間がかかるのかは重要な問題です。 近年スポーツ医療をはじめ膝の治療に再生医療が注目されています。これは自身の脂肪から幹細胞を採取し、膝関節に針をさして注入するという方法です。幹細胞が傷ついた軟骨や靭帯を修復し、症状の進行を遅らせます。 幹細胞には鎮痛作用や抗炎症作用があることもわかっているので、膝の痛みも取り除くことができるというメリットもあります。さらに、再生医療はヒアルロン酸よりも治療が短期間ですむ上、副作用や後遺症が残りにくいという特徴があります。 まとめ・膝の痛みはヒアルロン酸注射で回復するのか?その治療期間とは 膝の痛みの治療には、膝関節にヒアルロン酸を注射するという方法がありますが、いつまでも続けなければならないというデメリットがあります。 しかし、もっと短期間で膝の治療をしたいという人には再生医療という選択肢があります。スポーツ医療でも期待が高まっている治療法ですから、スポーツをしている人にもおすすめです。
2019.12.22 -
- ひざ関節
- 再生治療
膝に水が溜まる悩みに自然治癒に近い最新治療法 膝の悩みは中高年だけでなく、スポーツをする若者にも起こりうるものです。膝に水が溜まるとさまざまな症状が出現し、日常生活に支障が出る場合もありますし、頻繁な受診が負担になることもあるでしょう。 そして、膝に水がたまる症状について、自然治癒するものなら自然治癒力で治したいと思う人もいるでしょう。そこで今回は、膝に水が溜まる原因や、自然治癒できるのかどうかについて解説します。 膝に水が溜まったら放置は禁止 膝関節は太ももと膝の骨をつなぐ関節です。関節包という袋状のものに関節は包まれ、その中には関節液が存在します。つまり誰の膝にも水は存在するのです。 しかし変形性膝関節症、関節リウマチ、痛風といった疾患によって膝関節に炎症が起こると滑膜組織から分泌される関節液が増えていきます。これが膝に水が溜まるという状態です。 膝関節の炎症は外傷でも起こります。スポーツによって半月板損傷、靭帯損傷などのケガをすると関節の軟骨が傷つき、炎症を起こすので膝に水が溜まる原因になるのです。 しかし、炎症を起こす疾患や外傷の自然治癒は困難で、痛みや炎症を取りのぞくための薬物療法などの治療はできますが、一度傷ついたりすり減ったりした軟骨は自然に再生することはありません。 膝に水が溜まると行う治療法と、自然治癒に近い最新の治療法 膝に水が溜まるのは炎症が原因なので、治療をするには、まず炎症を取り除くことが重要です。 薬物療法 関節リウマチや痛風が原因の場合、内服薬で痛みや炎症を抑えるという治療法があります。変形性膝関節症や外傷が原因の場合、膝関節に直接針を刺して痛み止めや炎症を抑えるステロイドを注射するという方法もあります。 膝の水を抜く 正常の状態の関節液は粘性のもので関節の潤滑剤のような役割をしています。しかし過剰に分泌された関節液はサラサラで膝関節を守ることができないのです。 動かす時に骨と骨がぶつかり、それが膝の痛みを強くすることもあり、そのような状態では自然治癒どころか悪化のリスクがあります。そのため膝に針を刺して溜まった水を抜くのです。 手術 薬物療法で痛みや腫れなどの症状が改善しない場合は、軟骨などの損傷がひどいことが考えられます。その場合は手術で原因を除去するという方法がとられます。 損傷した軟骨のかけらが関節内に遊離体として存在すると痛みや新たな炎症の原因にもなるので手術で取り除きます。 再生医療(最新医療) 再生医療は、自然治癒に近い!ともいえる最新の治療法です。膝に水が溜まる状態に再生医療という選択肢があります。薬物療法ではなかなか症状が改善しないという人もいるでしょう。長期間の薬物療法は副作用の不安がある人もいるかもしれません。 特にスポーツをする人にとって、手術は復帰までに時間がかかるため、踏み切るのに勇気がいるものです。だからこそ、自然治癒できないかと考える人も多いのです。 近年、スポーツ医療では、再生医療という方法が注目されています。自身の細胞から採取した幹細胞を膝関節に注入し、損傷した軟骨や組織を修復させるというものです。幹細胞には鎮痛作用や抗炎症作用もあるので、膝の痛みを取り除くことも期待できます。 また、自身の細胞を使うので副作用や後遺症のリスクも低いです。 まとめ・膝に水が溜まる悩みに自然治癒に近い最新治療法 膝に水が溜まると痛みや腫れなど、さまざまな症状を引き起こし、日常生活に支障をきたします。近年、膝の治療法として注目を集めている再生医療であれば、膝に水が溜まるという症状も自然治癒に近い方法で治療ができます。 薬物療法でなかなか症状が改善せず、手術は避けたいという人は、治療法として再生医療も選択肢としてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.12.19 -
- ひざ関節
- スポーツ医療
膝に水が溜まってしまい、痛みや不快感に悩まされている人もいるでしょう。膝に水が溜ると日常生活に支障をきたし、仕事やスポーツにおいても大きな負担となります。 この記事では、膝に水が溜まる主な原因や具体的な治療法、注意点について詳しく解説します。症状の改善に役立つ情報を提供しますので、ぜひ参考にご覧ください。 そもそも「膝に水が溜まる」とはどういう状態? 膝に水が溜まるとは、滑膜といわれる組織から分泌されている関節液が、怪我や体重の増加など、様々な原因により過剰に分泌されている状態のことです。 痛みや腫れなどの初期症状が出る場合があります。 この関節液は、健康な人でも膝関節に通常1~3ml程度ありますが、炎症などを起こした場合30ml以上溜まることもあります。 炎症が起こった場合、関節液の分泌と吸収のバランスが崩れることにより、膝に水が溜まる状態となります。 膝に水が溜まる原因 膝に水が溜る原因は、膝関節にある軟骨や滑膜組織の損傷による炎症です。炎症によって滑膜組織から過剰に関節液が分泌されて、膝に水が溜まります。 主な原因や疾患は、以下の通りです。 過剰な膝への負担 半月板損傷や靭帯損傷 変形性膝関節症による膝軟骨のすり減り リウマチ性の関節炎 細菌やウイルスによる関節炎 尿酸の過剰生成による痛風 上記からなる炎症は、主にスポーツや接触事故の強い衝撃、加齢から膝に負荷がかかり引き起こされます。 代表的な疾患は変形性膝関節症・感染症・リウマチです。 過剰な膝への負担 体重の増加や激しいスポーツなどによる過剰な膝への負担は、膝に水が溜まる原因となります。 適正な体重維持を行い、適度な運動、ストレッチや運動前のウォーミングアップを行うことで、膝への負担を軽減させましょう。 また、長時間のデスクワークで同じ姿勢を保つと血行不良になり、膝関節に悪影響を及ぼすため、定期的に姿勢を変更することも大切です。 半月板損傷や靭帯損傷 膝に水が溜まる原因として、半月板損傷や靭帯損傷をきっかけとした炎症が考えられます。 半月板は膝関節にある軟骨で、クッションの役割を持つ部位です。半月板損傷や靭帯損傷は激しいスポーツや日常生活の急な動きなどによって起こる可能性があります。 半月板損傷が起こると膝が腫れて、過剰に分泌された関節液が膝に溜まることがあります。 変形性膝関節症による膝軟骨のすり減り 変形性膝関節症による軟骨の摩耗によって骨同士の摩擦が生じ、炎症が発生することで膝に水が溜まる原因となります。 変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が摩耗し、軟骨が徐々にすり減っていく疾患です。 加齢によって軟骨が摩耗しやすくなる中高年に多く見られ、日常的な膝の痛みや腫れを引き起こします。 リウマチ性の関節炎 リウマチ性の関節炎により、滑膜が充血して腫れあがることで過剰に関節液が分泌され、結果として膝に水が溜まる原因となります。 リウマチは自己免疫の異常によって関節が慢性的に炎症を起こし、進行すると関節の変形を伴うリスクがあります。 また、関節炎が続くと膝軟骨が溶けるようになくなることで、膝の曲げ伸ばしが出来なくなり、骨が擦れる痛みも伴います。 細菌やウイルスによる関節炎 怪我や膝関節の注射などにより、細菌やウイルスが関節内に侵入し、急性の痛みや腫れが発生します。 また、虫歯菌が血管に入ってしまい、膝まで運ばれる血行性感染も原因です。 さらに細菌やウイルスによる関節炎が悪化すると、軟骨を破壊してしまい、強い痛みや熱感が発生します。 尿酸の過剰生成による痛風 痛風は足の親指の付け根の関節に発症することもありますが、膝関節に発症が見られた場合、膝に水が溜まる原因になります。 痛風は血中の尿酸値が高くなり、尿酸が過剰に生成されて関節内に蓄積することで炎症を起こします。 尿酸の過剰生成により、血液中のナトリウムと結合することで結晶が作られ関節内に溜まる状態が痛風です。 膝に水が溜まると生じる症状 膝に水が溜まると、歩行時や階段の上り下りなどでの膝の曲げ伸ばしに痛みが生じる症状が出ます。 また、膝が熱っぽく感じたりする場合は、膝関節の炎症が起きている可能性があります。 他にも膝が腫れていることにより、膝が重たい、違和感などの症状もあるのが特徴です。 歩行時や曲げ伸ばし時の痛み 膝に水が溜まると、歩行時や階段の上り下りなどで膝に痛みを感じます。 炎症が起こると滑膜組織から過剰に関節液が分泌されるほか、サラサラした水のような関節液になります。 サラサラの関節液では膝関節の負荷を軽減できず、骨と骨がぶつかるため、歩行時や膝の曲げ伸ばしの際に痛みが生じるのです。 熱感や腫れ 炎症が起きている状態では、膝関節の周囲が腫れます。スポーツで怪我をした場合、傷や内出血だけでなく膝の腫れにも注意が必要です。 軟骨や滑膜組織が損傷し、膝に水が溜まっている可能性も視野に入れて早めに受診してください。 また、腫れだけでなく膝が熱くなる、水が過剰に溜まって膝の周辺がブヨブヨしてくるなどの症状も現れます。 膝に水が溜まった場合の治療法 膝に水が溜まった場合の治療は、症状の原因や程度に応じて選択します。 軽度の場合は保存的治療が基本となりますが、症状が改善しない場合は他の治療が必要です。症状に合わせて治療を選択し、症状の改善を目指します。 治療法 内容 保存療法 消炎鎮痛剤の投薬や膝周辺のリハビリ 手術療法 関節の修復や人工関節置換 再生療法 PRPや幹細胞を利用により軟骨や組織の再生を促進 投薬や物理的な治療による保存療法 膝に水が溜まった場合、消炎鎮痛剤の投薬や、安静、圧迫、挙上(RICE療法)などを組み合わせて治療する保存療法があります。 専門の理学療法士による指導のもと、膝周辺の筋力や柔軟性を強化することにより、再発を防止することが目的です。 消炎鎮痛剤では、膝の関節の動きを痛みを緩和するヒアルロン酸注射や、膝の炎症や痛みがひどい場合に緩和するステロイド注射があります。 人工関節置換などの手術療法 重度の変形性膝関節症や半月板・靭帯の損傷、リウマチを発症している場合などは、手術療法を行う場合があります。 それぞれ症状に応じて、以下のような手術が検討されます。 変形性膝関節症の場合:人工膝関節置換術・骨切り術・関節鏡視下手術 半月板損傷の場合:半月板縫合術・半月板切除術 膝の靭帯損傷の場合:靭帯再建術・靭帯縫合術 リウマチ性関節炎:人工膝関節置換術・骨膜切除術 いずれも保存療法などによって改善が見られない場合に適用されるケースがほとんどです。 手術を回避するためにも早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。 PRPや幹細胞を利用した再生療法 膝に水が溜まる症状では、PRPや幹細胞を利用した再生療法が治療の選択肢となります。 PRP療法:患者さまの血液から抽出した血小板の濃縮液を用いて行う治療 幹細胞療法:患者さまの脂肪から幹細胞を採取・培養し、患部に投与する治療 再生医療について詳しく知りたい方は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。 膝に水が溜まる原因に関するよくある質問 膝に水が溜まる原因に関するよくある質問を2つ紹介します。 膝に溜まった水は自分で治せますか? 太り過ぎは膝に水が溜まる原因になりますか? 気になる疑問を解消して、症状の改善に向けた行動をとりましょう。 膝に溜まった水は自分で治せますか? 軽度の腫れであれば、安静にして膝への負担を減らすと自分で治せるケースがあります。 ただし、原因によっては医師の診断と治療が必要です。とくに感染症やリウマチ、関節の損傷が疑われる場合は、薬物治療やリハビリが欠かせません。 症状が続く場合は、専門医に相談しましょう。 太り過ぎは膝に水が溜まる原因になりますか? 太り過ぎは体重過多によって膝への負担が大きくなるため、膝に水が溜まる原因になります。 体重が増えると膝関節にかかる負担が増し、軟骨や関節に過剰な圧力がかかるためです。圧力がかかると軟骨の摩耗や炎症を引き起こし、膝に水が溜まる要因になります。 また、肥満は変形性膝関節症のリスクを高めます。体重管理を行い、膝への負担を減らしましょう。 【まとめ】膝に水が溜まってお困りの際は当院へご相談ください 膝に水が溜まる原因は膝への過剰な負担や変形性膝関節症、細菌やウイルス性の関節炎など多くの原因があります。 膝に水が溜まると現れる症状は、歩行時の痛みや熱感、腫れなどです。 治療法は症状の原因や程度によって異なり、保存療法や手術療法に加えて、再生医療という選択肢もあります。 再生医療は、患者さま自身の血液や幹細胞を利用するため、副作用のリスクが少ないのが特徴です。再生医療が気になる方は、ぜひ当院(リペアセルクリニック)にご相談ください。
2019.12.16 -
- ひざ関節
- 変形性膝関節症
- 再生治療
介護職はやりがいのある仕事な一方で、体を使う仕事が多いためさまざまな部分に痛みが出る可能性があります。 たとえば、膝の痛みである変形性膝関節症に悩む人も多いのではないでしょうか。 今回は膝の痛みを引き起こす変形性膝関節症に介護職が多い理由や治療法について詳しく解説します。 この記事を読むとわかること 介護職に変形性膝関節症が多い理由 変形性膝関節症の症状や治療法、対処法 介護職に多い変形性膝関節症とは? 変形性膝関節症とは、膝の軟骨がすり減ることで起こる痛みを伴う疾患で、長時間の立ち仕事や中腰姿勢が多い介護職では発症リスクが高いことが知られています。 膝関節は大腿骨と腓骨、膝蓋骨でできており、軟骨がクッションの役割を果たしています。軟骨が膝の負荷の軽減や関節の滑らかな動きに役立っているのです。 しかし加齢や肥満、過度の負荷によって軟骨がすり減ると膝への負荷が大きくなり痛みが生じます。軟骨がすり減るために骨同士がぶつかるようになり、膝関節の変形につながります。 なぜ介護職に変形性膝関節症が多いのか? 介護職に変形性膝関節症が多い理由は、利用者の介助時に必要な中腰姿勢や膝の曲げ伸ばしによる関節への負担にあります。 日常的な介助動作で膝に負担がかかり続けることで、膝の軟骨が徐々に摩耗し、変形性膝関節症を引き起こすリスクが高まる傾向にあります。 この症状は日頃の膝の使い方によって少しずつ進行していくため、予防や対策が重要です。 介護職は膝関節に負担がかかる職業 介護職は利用者の体を抱えたり、中腰の姿勢になったりと膝への負担の大きい仕事をしています。 とくに下記の動作は膝に負担がかかりやすいため、注意が必要です。 介護職で膝に負担がかかりやすい動作 離床介助の際に利用者の体を抱える 入浴や排泄の介助の際に中腰になる 介護職は仕事中に膝の曲げ伸ばしをする機会が多く、膝関節への過度な負荷から若くても変形性膝関節症になるリスクがあります。 変形性膝関節症の症状 変形性膝関節症とは日々の動作で膝関節の軟骨がすり減り、膝に痛みが現れる病気です。 主な症状は下記を下記の通りです。 変形性膝関節症の主な症状 初期症状・・・膝が曲げにくい、鈍い痛みがある 中期症状・・・膝の腫れが見られ、階段の上り下りやしゃがみが困難になる 末期症状・・・曲げる、歩くなどの日常生活が難しくなる 膝の痛みにお悩みの方は、自分がどの段階なのか確認してみましょう。 初期の段階では、歩き始めや立ち上がるときなど動き初めに痛みが生じます。痛みが軽い場合もあり、膝を動かさなければ痛みがないので症状を見逃してしまいがちです。 進行していくと階段の上り下りで痛みが出たり、膝が腫れたり水が溜まったりします。さらに症状が進むと安静にしていても痛みが出てきてしまいます。 日常生活が難しくなるほど悪化する前に、早めに医療機関を受診しましょう。 介護職が悩む変形膝関節症の治療法とは 膝に痛みを抱えながら介護の仕事を続けることは、大きな負担となります。そこで、変形性膝関節症の治療法について紹介します。 薬物療法 症状が軽度~中等程度であれば、痛み止めや湿布薬など薬を使って炎症を和らげます。 急な腫れには湿布の利用も効果的です。 注射 注射は変形性膝関節症の初期から治療が可能で、症状によって2種類を使い分けます。具体的な注射の種類は以下の通りです。 変形性膝関節症の治療として使用される注射 ヒアルロン酸・・・・痛みに応じて定期的に摂取し、膝関節の摩耗を防ぐ。 ステロイド・・・・・強い炎症の反応や痛みを抑えられるが打てる回数に限りがある。 どちらも膝関節に注射して炎症を抑える働きがあります。 サポーター サポーターは、膝周辺の筋肉や靭帯を支えて動きを制限することで、膝の痛みを和らげる効果が期待できます。変形性膝関節症の症状がある場合は、日常生活や仕事で膝にかかる負担を減らし、症状の悪化を防ぐのに有効です。 サポーターは症状が軽度の方から使用できますが、着用しても膝の痛みが強い場合は医療機関の受診を検討してみましょう。 手術 変形性膝関節症が進行し、薬物療法やサポーターで改善が見られない場合は、手術による治療が考えられます。 手術内容としては、変形した骨や軟骨の一部を取り除く骨切り術や、人工関節を膝に埋め込む人工膝関節置換術などが代表的です。 膝が痛む際の対処法 介護職の方が変形性膝関節症によって膝が痛む場合は、痛みが収まるまで安静にして膝を冷やしましょう。 具体的には、痛くない範囲で膝を動かします。また、冷やす際には氷や保冷剤を入れたビニール袋をタオルに包んで1日3回、15分程度膝に当てましょう。 少しずつ炎症が和らぎ、腫れや痛みが落ち着いてきます。 変形性膝関節症の治療に再生医療という選択もある【休養がとれない介護職の方必見!】 近年、変形性膝関節症の治療で薬物療法や注射で効果が実感できず、手術をためらう方への新しい選択肢として再生医療が注目されています。 再生医療のメリットは以下の通りです。 再生医療のメリット 手術不要なので長い期間仕事を休む必要がない 体の負担が少ない 早期回復が期待できるので早く仕事に復帰できる 変形性膝関節症に行われる再生医療には2種類あります。 1つ目は自身の脂肪から採取した幹細胞を膝関節に注入する方法です。幹細胞が傷ついた軟骨を修復して痛みや炎症を抑える効果があります。 2つ目は自身の血液からとれる多血小板血漿を膝関節に注射します。血小板は止血作用があることで知られていますが、血小板が放出する成長因子が膝関節の傷ついた組織を修復し痛みを軽減させます。 手術以外の選択肢を探している方は、膝の痛みを根本から解決できる再生医療を検討してみてください。 介護職に多い変形性膝関節症のまとめ 介護職の方が悩む膝の痛みの原因として多いのが、変形性膝関節症です。 軽度の症状であれば痛み止めの内服や湿布薬で対処できます。しかし、症状が進行すると強い痛みが生じて、介護の仕事が困難になります。 そんな変形性膝関節症の治療法として、再生医療が注目されています。薬やサポーターなどでの対処が難しく、膝の痛みに悩んでいる方には、再生医療による治療も選択肢の1つです。 再生医療は、一般的な病院やクリニックで受けることはできません。当院は厚生労働省から認可を受けた再生医療専門院です。 治療についての疑問や気になる点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
2019.11.27