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肝臓の数値が高いときの症状は?考えられる肝疾患や対処法について解説

公開日: 2020.07.10
更新日: 2025.04.30

「肝臓の数値が高いときはどんな症状が出る?」

健康診断で肝臓の数値が高いことが判明するとどのような症状が出るのか、病気ではないか不安な方も多いのではないでしょうか。

本記事では、肝臓の数値が高いときに現れる症状や考えられる疾患について、わかりやすく解説します。

また、当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、肝硬変をはじめとする肝臓疾患を患っている方向けに先端医療である再生医療に関する情報を配信しています。

従来の治療では治らないといわれている肝硬変の改善にも期待できる治療法なので、ぜひご参考ください。

\公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/公式LINE 画像

肝臓の数値が高いときに現れる症状

肝臓の数値が高いときに見られる症状は、以下のようなものが考えられます。

  • 倦怠感
  • むくみ
  • 食欲不振
  • 吐き気
  • 発熱

健康診断の結果に「肝臓の数値が高い」と出たときに思い当たる体調の変化や症状がない方も少なくありません。

肝機能が低下している状態でも初期段階で症状を自覚できず、血液検査を受けて発覚することがほとんどです。

ただの体調不良だと思っていても、肝機能が低下している可能性があるため注意しましょう。

肝臓の数値が高いときに考えられる肝疾患

肝臓の数値が高い場合、考えられるのは以下の主な肝疾患です。

肝臓は、病気になっても自覚症状がなかなか出ないことが特徴で、検査を受けて見つかることが多いです。

肝臓の異常を知るには血液検査が有効で、肝臓に関する数値も調べ、数値が上がっていれば肝臓の病気を疑いましょう。

以下では、肝臓の数値が高いときに考えられる肝疾患について、それぞれ詳しく解説します。

急性肝炎

急性肝炎はウイルス感染や免疫異常、薬の副作用などが原因で起こる炎症です。

ほとんどは自然に治りますが、1~2%ほどは重症化して急性肝不全になることがあります。

血液検査が有効なので、早めの検査がおすすめです。

慢性肝疾患

肝臓の炎症が6カ月以上続いている状態を、慢性肝疾患といいます。

慢性肝疾患の多くがB型肝炎とC型肝炎で、肝硬変や肝がんなどの重大な肝臓疾患につながる可能性があります。

早期に発見して、肝硬変や肝がんへと進行する前に治療を始めましょう。

脂肪肝

脂肪肝とは肝臓の肝細胞に中性脂肪がたまっている状態のことで、飲み過ぎや運動不足、肥満や糖尿病が原因で起こります。

お酒の飲み過ぎが原因とイメージされがちですが、お酒を全く飲まない人でも発症のリスクは否定できません。

疲労感や肩こりなどを感じることがありますが、自覚症状がほとんどなく、進行すると肝硬変や肝がんのリスクが高まるため注意が必要です。

肝硬変

肝硬変は、ウイルスや過剰なアルコール摂取などさまざまな原因で肝炎を発症し、肝臓が繊維化して起こります。

肝障害が進行して肝細胞が破壊されると、身体が肝細胞を修復しようとする働きによって、コラーゲンである繊維が増えるのです。

肝臓に繊維が広がる状態を線維化といいます。

初期には自覚症状がほとんど見られませんが、徐々に黄疸やかゆみ、腹水や膨満感などの症状が出てきます。

肝臓の数値が高いときに受けた方が良い検査

肝臓の病気を見つけるためには、血液検査が有効です。

血液検査で肝臓の数値が高いときは「腹部超音波検査」や「腹部MRI」などの精密検査を受けた方が良いでしょう。

肝臓の数値を示す血液検査の項目と正常値は、以下の通りです。

血液検査の項目 正常値
AST(GOT) 13〜30U/L
ALT(GPT) 10〜42U/L
γGTP 13〜64U/L
総ビリルビン 0.4〜1.5mg/dL
ALP 38〜113U/L

※出典:日本臨床検査医学会

ASTやALTは肝細胞に多く含まれていて、炎症などで肝細胞が壊れる際に血液中に流出するため、肝機能障害を起こしていると数値が上がります。

その他の数値も肝機能に異常がある場合に数値が上がるため、上記の正常値を超えている項目がある場合は注意が必要です。

早めに精密検査を受け、肝臓の数値が高い原因を見つけましょう。

肝臓の数値が高いときの対処法

肝臓の数値が高い場合、アルコールの摂取を控えたり、生活習慣を改善したりする対処方法があります。

症状が初期であれば、対処法によって改善が期待できるため、ぜひ実践してみてください。

アルコール摂取を控える

肝臓の数値が高い場合、アルコールの摂取を控えることで肝機能低下の改善が期待できます。

特に初期段階の場合には効果が得られやすく、約1カ月アルコール摂取を控えれば、肝機能数値が基準範囲に改善していきます。
※出典:金沢医学大学

症状が進行して肝硬変を発症してしまうと、アルコール摂取を控えても肝機能が正常に戻らなくなります。

肝臓の数値が高い方は、すぐに禁酒することが望ましいです。

生活習慣を改善する

肝臓の数値が高い場合、食事や睡眠、適度な運動などの生活習慣を見直してみましょう。

食生活では、栄養バランスの悪い食事や朝食を食べなかったりすることで肝臓に負担がかかりやすいです。

無理のない範囲で栄養バランスを考え、1日3回食事を摂るようにしましょう。

また、適度な運動も肝機能の改善に有効で、ランニングなどの有酸素運動を取り入れるのがおすすめです。

今まで運動習慣がなかった方は、エレベーターなどを使わずに階段を利用するなど、日常生活の中でできることから始めてみましょう。

肝臓の数値が高く肝機能障害の場合は再生医療も選択肢の一つ

肝臓の数値が高く肝機能障害になった場合、再生医療による治療も選択肢の一つです。

再生医療とは、さまざまな組織に変化する幹細胞を用いて、損傷した肝臓を修復・再生させる医療技術のことです。

従来の治療では治らないといわれている肝硬変の改善につながる治療法として注目されています。

患者さまの細胞のみを使用するため、拒絶反応やアレルギーなどの副作用が少ない点も強みの一つです。

「肝臓の数値が高いのを改善したい」という方は、再生医療による治療を検討してみましょう。

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【まとめ】肝臓の数値が高いと肝機能障害の可能性あり!早めに医療機関を受診しよう

肝臓の数値が高いと肝機能障害の可能性があるため、早期に医療機関を受診することが推奨されます。

肝炎や脂肪肝といった肝臓の病気は、自覚症状がないことが多く、健診や人間ドックで気づくことがほとんどです。

知らぬ間に肝臓疾患が進行し、肝硬変になってしまうと従来の治療では治せないといわれています。

しかし、近年の治療では、肝硬変をはじめとする肝臓疾患に対して再生医療による治療が注目されています。

「肝臓疾患を早く治したい」「肝硬変になってしまわないか不安」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックへお問い合わせください。

監修者

渡久地 政尚

Masanao Toguchi

医師

略歴

1991年3月琉球大学 医学部 卒業

1991年4月医師免許取得

1992年沖縄協同病院 研修医

2000年癌研究会附属病院 消化器外科 勤務

2008年沖縄協同病院 内科 勤務

2012年老健施設 かりゆしの里 勤務

2013年6月医療法人美喜有会 ふたこクリニック 院長

2014年9月医療法人美喜有会 こまがわホームクリニック 院長

2017年8月医療法人美喜有会 訪問診療部 医局長

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 院長

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