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痛風と腎臓の関係とは?高尿酸血症が及ぼす影響を解説

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公開日: 2026.06.30

「痛風になると腎臓も悪くなるの?」と不安になっていませんか。

結論から言うと、痛風は関節だけの病気ではなく、腎臓にも負担をかける可能性がある病気です。

高尿酸血症が続くと、腎機能の低下や腎結石につながることがあります。

本記事では、痛風と腎臓の関係や腎機能低下のリスク、治療法や予防法を医師が解説します。

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痛風は腎臓にもダメージを与える可能性がある

痛風は足の親指の痛みだけでなく、高尿酸血症が続くことで腎臓にも負担をかける病気です。

尿酸の結晶が腎臓に蓄積すると、腎機能の低下や腎結石の原因になることがあります。

痛風発作のような目立つ症状がなくても、腎臓は少しずつダメージを受けていることがあります。

だからこそ、尿酸値が高いと指摘された段階から、早めに管理を始めることが大切です。

なぜ高尿酸血症が腎臓に悪いのか

尿酸は本来腎臓から排泄されるため、尿酸値が高い状態が続くと腎臓の負担が増えます。

腎機能が徐々に低下する仕組みを、順番に見ていきましょう。

尿酸結晶による腎障害

血液中の尿酸が増えすぎると、溶けきれなくなった尿酸が結晶となって腎臓に沈着します。

この結晶が腎臓の細い管に詰まったり、組織に炎症を起こしたりすることで、腎臓が傷つきます。

こうした状態が長く続くと、腎臓の働きが少しずつ低下していきます。

腎臓の負担増加

尿酸を排泄する役割を担う腎臓は、尿酸値が高い状態が続くと常に過剰な負担を強いられます。

負担が積み重なると、尿酸をうまく排泄できなくなり、さらに尿酸値が上がる悪循環に陥ることもあります。

尿酸値と腎機能は、互いに影響し合う密接な関係にあります。

痛風で起こりやすい腎臓の病気

痛風や高尿酸血症が続くと、痛風腎、慢性腎臓病(CKD)、腎結石などが起こりやすくなります。

尿酸の結晶が腎臓に沈着して炎症を起こす状態は、痛風腎と呼ばれます。

これらの病気は初期に自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行しているケースも少なくありません。

尿酸値が高めの方は、症状がなくても定期的に腎機能をチェックすることが大切です。

腎機能が低下すると現れる症状

腎機能が低下すると、むくみ、倦怠感、夜間頻尿、高血圧などが現れることがあります。

  • 手足や顔のむくみ
  • 体のだるさ・倦怠感
  • 夜間に何度もトイレに起きる
  • 血圧が高くなる

ただし、初期は無症状のことが多く、こうした症状が出てからでは進行している場合があります。

症状の有無だけで判断せず、血液検査で腎機能を確認することが重要です。

痛風と腎臓を守るための治療法

治療の基本は、尿酸降下薬による尿酸値のコントロールです。

医師の指導のもとで薬を継続し、尿酸値を適正な範囲に保つことが、腎臓を守ることにつながります。

あわせて、定期的な血液検査で経過を確認することも欠かせません。

このとき、尿酸値だけでなく、腎臓のろ過機能を示すクレアチニンやeGFRも重要な指標になります。

これらの数値を継続的に確認することで、腎機能の変化を早めに把握できます。

腎臓を守るためにできる生活習慣

薬物療法とあわせて、腎臓に負担をかけない生活習慣を続けることが大切です。

  • 十分な水分をとり、尿酸の排泄を促す
  • 適正体重を維持する
  • アルコールを控える
  • バランスのよい食事を意識する

プリン体の多い食品だけでなく、果糖の多い甘い飲み物やアルコールの摂り過ぎにも注意が必要です。

無理のない範囲で続けられる習慣から、少しずつ取り入れていきましょう。

病院を受診したほうがよいケース

次のような場合は、早めに内科や腎臓内科へ相談しましょう。

  • 痛風発作を繰り返している
  • 尿酸値が高い状態が続いている
  • 健康診断で腎機能の低下を指摘された
  • むくみや夜間頻尿などの気になる症状がある

自己判断で放置せず、専門医のもとで尿酸値と腎機能の両方を管理することが大切です。

腎機能低下を放置するリスク

腎機能の低下を放置すると、慢性腎臓病が進行し、透析が必要になることもあります。

さらに、高尿酸血症は高血圧や糖尿病などの生活習慣病を合併しやすいことも知られています。

これらが重なると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳卒中といった心血管疾患のリスクも高まります。

痛風を単なる関節の病気と軽視せず、全身の健康に関わる病気として向き合うことが大切です。

まとめ|尿酸管理が腎臓を守る鍵

痛風と腎臓は密接に関係しており、尿酸値の管理は関節痛の予防だけでなく腎機能の維持にも重要です。

尿酸の結晶が腎臓に蓄積すると、痛風腎や慢性腎臓病、腎結石などにつながることがあります。

腎臓の障害は初期に自覚症状が出にくいため、症状がなくても継続的な管理が欠かせません。

尿酸降下薬による治療と、水分摂取・節酒・適正体重などの生活習慣の見直しを続けましょう。

健康診断で尿酸値や腎機能を指摘された方は、一人で抱え込まず、早めに内科や腎臓内科へ相談してください。

なお、糖尿病をはじめとする生活習慣病に関する再生医療の情報は、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも配信しています。

将来の健康リスクに備えたい方は、参考にしてみてください。

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監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設