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ヘルニアの薬で太るのはなぜ?リリカやタリージェの副作用や対策について解説

「ヘルニアの薬を飲み始めてから体重が増えてきた」
「リリカやタリージェの副作用で太るって本当?」
ヘルニアの治療を受けている方の中には、上記のように服用する薬について不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
結論として、ヘルニアの治療で処方される薬剤(リリカ・タリージェ)には、副作用としてむくみや食欲増進などが報告されており、これらが体重増加につながるケースがあります。
本記事では、ヘルニアの薬で太る原因と対策、体重増加時の注意点について詳しく解説します。
ヘルニアの薬と上手に付き合いながら体重をコントロールするためのポイントをまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
また、近年のヘルニア治療では、自己細胞を用いて損傷した神経の修復を目指す「再生医療」が注目されています。
再生医療とは、患者さまの細胞や血液を用いて損傷した神経の再生・修復を促し、ヘルニアの根本改善が期待できる治療法です。
「つらいヘルニアの痛みを治したい」「再生医療について詳しく知りたい」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。
目次
ヘルニアの薬(リリカ・タリージェ)で太る原因
ヘルニアの薬で太る主な原因として、薬の副作用によるむくみ・食欲増進と、痛みによる活動量の低下が重なることが挙げられます。
本章では、ヘルニアの薬で太る代表的な3つの原因について解説します。
以下でそれぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
副作用によるむくみ
ヘルニアの治療に用いられるリリカやタリージェなどの薬には、副作用によって体内に水分が溜まりやすくなり、むくみや体重増加につながる可能性があります。
※出典:一般財団法人日本医薬情報センター(JAPIC)「プレガバリンOD錠」
リリカやタリージェは神経の過剰な働きを抑える薬ですが、その影響で血液やリンパ液の循環が悪くなることがあります。
その結果、体に余分な水分が滞留して「むくみ」となり、体重計の数値を直接的に引き上げてしまうと考えられています。
また、薬による体重増加は、投与量の増加や長期投与に伴って認められる副作用のため、定期的な体重測定を行うよう注意が促されています。
副作用による食欲増進(食欲亢進)
ヘルニアの治療に用いられるリリカやタリージェなどの薬には、食欲が増す副作用が報告されており、摂取カロリーの増加が体重増加につながることがあります。
これは、薬の持つ中枢神経系の過剰な働きを抑える作用によって、食欲の調節機能に影響を与えると考えられています。
「以前より空腹を感じやすくなった」「間食が増えた」と感じる方は、薬の影響で食欲がコントロールしづらくなっている可能性があるでしょう。
食事量が増えている自覚がある場合は、後述する塩分管理・血糖値コントロールの対策を意識的に取り入れることが大切です。
痛みによる活動量の低下
薬による副作用ではありませんが、ヘルニア特有の強い痛みにより、日常的な運動量や活動量が減ってしまうことも太る原因の一つです。
薬を飲んでいても痛みが完全に消えるわけではなく、動くのが億劫になって家で安静にして過ごす時間が増えがちです。
さらに、リリカやタリージェの副作用である「眠気」や「だるさ」が加わることで、より一層体を動かさなくなってしまいます。
摂取するカロリーは変わらずとも消費カロリーが減るため、余ったエネルギーが脂肪として蓄積されてしまうことで、体重増加につながります。
ヘルニアの薬(リリカ・タリージェ)で太るのを防ぐ対策
ヘルニアの薬で太るのを防ぐには、食事面での塩分管理・血糖値コントロールと有酸素運動の組み合わせが有効です。
以下でそれぞれの対策について詳しく見ていきましょう。
塩分管理と血糖値コントロール
むくみや脂肪の蓄積を防ぐには、塩分を控えめにし、血糖値を急上昇させない食事を心がけることが基本です。
食事面での具体的な対策は、以下のとおりです。
| 対策 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 減塩 | 塩分の摂りすぎはむくみを悪化させるため、1日の塩分摂取量を制限することが推奨される |
| 低GI食品の選択 | 玄米・全粒粉パン・野菜など血糖値を急上昇させない食品を選び、インスリン分泌を安定させて脂肪の蓄積を抑える |
| 水分・カリウム補給 | 適度な水分補給と、きゅうり・バナナ・ほうれん草などカリウムを含む食品でむくみの軽減が期待できる |
加工食品や外食は、塩分・糖質が高くなりがちなので、自宅での自炊を増やすだけでも改善が期待できます。
痛みのない範囲での有酸素運動
痛みのない範囲で有酸素運動を取り入れることが、代謝維持と体重コントロールに有効です。
ヘルニアの方におすすめできる運動は、以下のとおりです。
| 運動の種類 | 特徴・ポイント |
|---|---|
| 水中歩行 | ・水の浮力で腰椎への負荷を軽減しながら全身運動ができる ・痛みを悪化させずに代謝を維持しやすい |
| ウォーキング | ・痛みのない範囲で、正しいフォームを意識して20〜30分程度行う ・血流を促し、筋肉量の維持に役立つ |
運動中に痛みやしびれが強くなる場合は、すぐに中止して医師や理学療法士に相談しましょう。
ヘルニアの薬(リリカ・タリージェ)で体重増加したときの注意点
ヘルニアの薬で体重が増えたと感じた際、自己判断で薬の服用を中止したり、急激なダイエットを始めたりしないように注意しましょう。
主な注意点として、以下の3つを守ってください。
- 自己判断で薬の服用を急に中止したり、飲む量を減らしたりしない
- ヘルニアの症状を悪化させるような、激しい運動や無理なダイエットは控える
- 短期間での急激な体重増加やひどいむくみがある場合は、必ず主治医に相談する
薬の量は医師が症状に合わせて細かく調整しているため、処方されたとおりの用法・用量を必ず服用してください。
リリカやタリージェなどのヘルニアの薬を急に中止すると、痛みが再燃することがあるほか、不眠や吐き気などの離脱症状が出ることがあります。
また、体重を落とそうと焦って無理な運動をすると、損傷した神経をさらに圧迫してヘルニアを悪化させてしまいます。
短期間で急激に体重が増加した場合は、早めに主治医に相談することが重要です。
ヘルニアの薬で太ることについてよくある質問
最後に、ヘルニアの薬で太ることについてよくある質問に回答します。
以下でそれぞれの疑問について順に解説していきます。
リリカでどれくらい体重増加する?
リリカによる体重増加の程度は個人差が大きいものの、長期服用によって数キロ以上増えるケースがあります。
国内長期投与試験では、リリカ(プレガバリン)の継続投与に伴って体重が増加する傾向がみられ、65週間時点で平均3.43kgの増加が報告※されています。
※出典:PMDA「審査報告書」
薬をやめたら体重は戻る?
体重増加の原因が副作用によるむくみであれば、薬の服用が終了すれば体重が減ることがあります。
ただし、食欲増進や運動不足によって脂肪がついた場合は、生活習慣の改善や有酸素運動などの負荷の少ない運動による体重管理が必要です。
いずれの場合も、体重を戻したいからと自己判断で急に薬をやめると痛みが再燃する可能性があるため、必ず医師の指示に従ってください。
ヘルニアの薬はいつまで飲む?
ヘルニアの薬の服用期間は、原因疾患の改善具合と痛みの程度によって個人差があります。
リリカやタリージェは症状を抑えることを目的とした対症療法のため、医師が薬を服用しなくても日常生活に影響がないと判断するまで服用を続けるのが一般的です。
「いつまで飲み続ければいいのか」「ずっと飲み続けるのは不安」という方は、診察時に治療のゴールや減薬の見通しを医師に確認しましょう。
ヘルニアの薬以外の選択肢として「再生医療」もご検討ください
ヘルニアの薬(リリカ・タリージェ)で太る主な原因は、副作用によるむくみ・食欲増進や、痛みによる活動量の減少が重なることにあります。
塩分管理や血糖値コントロール、痛みのない範囲での有酸素運動を組み合わせることで、過度な体重増加の予防が期待できます。
急激な体重増加や強いむくみが出た場合は、自己判断で薬を中断せず、必ず医師に相談して用量や種類の調整を検討しましょう。
また、薬の長期服用に不安を感じる方は、自己細胞を用いてヘルニアの根治を目指す「再生医療」をご検討ください。
再生医療とは、患者さまの細胞や血液を用いて損傷した神経の再生・修復を促す医療技術です。
「ヘルニアの薬をいつまで飲めばいいのかわからず不安」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。
監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設
























