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外反母趾につま先立ちは効果ある?メリットと注意点を解説

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公開日: 2026.06.30

「外反母趾につま先立ちは効果があるの?」「かえって悪化しないか心配」と、気になっていませんか。

親指の変形や痛みがあると、よかれと思った運動が逆効果にならないか、不安になる方も少なくありません。

結論からお伝えすると、つま先立ちは足裏や足指の筋肉を鍛えることで、外反母趾の進行予防に役立つ場合があります

ただし、痛みや変形の程度によっては適さないこともあり、無理に行うべき運動ではありません。

本記事では、つま先立ちで期待できる効果や注意点、正しいやり方、あわせて行いたい運動までをわかりやすく解説します。

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つま先立ちは外反母趾の進行予防に役立つ場合がある

つま先立ちは、足裏や足指の筋肉(内在筋)を鍛え、足のアーチ機能を保つことに役立つ可能性があります。

外反母趾は、足のアーチが崩れて足指の筋力が低下することも、進行の要因のひとつとされています。

そのため、足指まわりの筋肉を適切に動かすことが、進行や再発の予防につながると考えられています。

ただし、つま先立ちは外反母趾そのものを治す運動ではありません。

変形の程度や痛みの有無によっては適さない場合もあるため、「あくまで予防のための補助」として取り入れることが大切です。

つま先立ちで期待できる効果

つま先立ちには、足の機能を支えるいくつかの効果が期待できます。

主な効果は、以下のとおりです。

下記でそれぞれの効果を詳しく説明していくので、つま先立ちを取り入れるか判断するためにも参考にしてください。

足裏アーチを支える筋力強化

つま先立ちでかかとを上げる動作は、足裏やふくらはぎの筋肉を使います。

これにより、足のアーチを支える筋力の維持・強化が期待できます。

アーチ機能が保たれることで、足指への負担が偏りにくくなると考えられています。

歩行時の安定性向上

足指やふくらはぎの筋力が高まると、歩くときに地面をしっかり蹴り出せるようになります。

その結果、バランス能力が高まり、歩行が安定しやすくなることが期待できます。

ふらつきの軽減は、転倒予防の観点からも役立ちます。

つま先立ちで悪化するケースもある

一方で、つま先立ちが外反母趾を悪化させてしまうケースもあるため、注意が必要です。

特に、以下のような場合は症状が悪化する可能性があります。

  • 親指の付け根に強い痛みがある
  • 変形がかなり進行している
  • 炎症や腫れが出ている

つま先立ちは親指の付け根に体重がかかるため、変形が進んでいると負担が集中しやすくなります。

運動中に痛みが出た場合は、すぐに中止してください。

痛みを我慢して続けることは、かえって症状を悪化させる原因になります。

外反母趾に効果的なつま先立ちのやり方

つま先立ちは、正しいやり方で行うことが大切です。

安全に取り組むためのポイントは、以下のとおりです。

  • 壁や椅子の背につかまって行う
  • かかとをゆっくり上げ、ゆっくり下ろす
  • 1日10〜20回程度を目安にする
  • 痛みが出ない範囲で無理なく行う

勢いをつけて行うと足指に負担がかかりやすいため、動作はゆっくり丁寧に行いましょう。

転倒を防ぐためにも、必ず支えになるものに手を添えて行うことをおすすめします。

毎日続けることよりも、痛みのない範囲で無理なく継続することを優先してください。

つま先立ち以外におすすめの運動

つま先立ちとあわせて、足指を動かす運動を組み合わせると、より効果的なセルフケアになります。

自宅で取り組みやすい運動として、以下のようなものがあります。

  • タオルギャザー(床のタオルを足指でたぐり寄せる)
  • 足指じゃんけん(グー・チョキ・パーを作る)
  • 足指を1本ずつ広げるストレッチ
  • 足の甲やふくらはぎを伸ばすストレッチ

これらは足指の動きをよくし、足裏の筋肉を刺激するのに役立ちます。

テレビを見ながらなど、生活の中に取り入れると続けやすくなります。

足指を動かすトレーニングについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

外反母趾を悪化させる習慣

運動だけでなく、日常生活の習慣を見直すことも外反母趾の予防には欠かせません。

以下のような習慣は、外反母趾を悪化させる要因になります。

  • 先の細い靴やハイヒールを常用する
  • サイズの合わない靴を履き続ける
  • 運動不足で足の筋力が低下している
  • 足に合わないまま長時間歩く

特に、つま先が圧迫される靴は、親指の変形を進める大きな原因になります。

足の形に合った、つま先にゆとりのある靴を選ぶことが大切です。

運動によるセルフケアと靴の見直しを、あわせて続けていきましょう。

病院を受診したほうがよい症状

セルフケアを続けても改善しない場合や、痛みが強い場合は、整形外科への受診を検討しましょう。

以下のような症状がある場合は、早めに受診することをおすすめします。

  • 歩くときに強い痛みがある
  • 変形が進み、靴が履きにくくなっている
  • 親指の付け根の炎症や腫れが続く
  • 痛みで日常生活に支障が出ている

外反母趾の治療では、まず靴の指導や運動療法、装具を使った保存療法が行われます。

変形や痛みが強く、保存療法で改善しない場合には、手術が検討されることもあります。

自己判断で対処を続けず、状態に合った治療を受けることが大切です。

まとめ|つま先立ちは正しく行えば役立つ

つま先立ちは、足裏や足指の筋力を鍛えることで、外反母趾の進行予防に役立つ場合があります。

ただし、痛みや変形の程度によっては適さないこともあり、誰にでも効果的とは限りません。

大切なのは、痛みを我慢してまで行わないことです。

セルフケアを行ううえで意識したいポイントを整理します。

  • つま先立ちは支えを使い、痛みのない範囲で行う
  • 足指じゃんけんやタオルギャザーも組み合わせる
  • 先の細い靴を避け、足に合った靴を選ぶ
  • 痛みが出たら無理に続けない

足に合った運動と靴選びを続けることが、外反母趾と上手に付き合っていくための土台になります。

強い痛みや変形が進んでいる場合は、一人で抱え込まず、早めに整形外科へ相談しましょう。

監修者

岩井 俊賢

Toshinobu Iwai

医師

略歴

2017年3月京都府立医科大学 医学部医学科卒業

2017年4月社会医療法人仁愛会 浦添総合病院 初期研修医

2019年4月京都府立医科大学附属病院 整形外科

2020年4月医療法人啓信会 京都きづ川病院 整形外科

2021年4月一般社団法人愛生会 山科病院 整形外科

2024年4月医療法人美喜有会 リペアセルクリニック大阪院 院長