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モートン病に似た症状とは?その他の疾患との見分け方も解説

モートン病に似た症状とは?その他の疾患との見分け方も解説
公開日: 2026.02.27

足の指の付け根にしびれやピリピリとした痛みがあると、「もしかしてモートン病かもしれない」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

モートン病は足指の付け根の神経が圧迫されて起こる疾患ですが、実は似たような症状を引き起こす病気は数多く存在します。

足底筋膜炎や足根管症候群、中足骨の疲労骨折など、痛みやしびれの原因はさまざまであり、自己判断で対処すると症状を悪化させてしまうおそれもあります。

この記事では、モートン病に似た症状を起こす主な疾患と、それぞれの見分け方について詳しく解説します。

足の痛みやしびれの原因を正しく知り、適切な治療につなげるためにも、ぜひ最後までお読みください。

\神経障害に対する新たなアプローチ/

また、神経の圧迫によって歩行時などに強い痛みやしびれが生じる神経障害では、従来の治療で十分な改善が得られけないケースもあります。

そのような場合、根本的な改善を目指す治療法として再生医療が選択肢の一つとなります。

再生医療とは、患者さまご自身の細胞や血液を活用し、損傷した神経や組織の修復を促すことを目的とした治療法です。

実際の治療法については、以下の動画もご覧ください。

「これまでの治療では思うような効果が得られなかった」「痛みを根本から改善したい」という方は、ぜひ一度当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。

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モートン病に似た症状を起こす主な疾患を紹介

以下では、モートン病に似た症状を起こす主な疾患を紹介しています。

疾患名 主な症状 痛みの部位
足の関節炎 関節の痛み・腫れ・動作制限 足の各所の関節(広範囲に及ぶ)
足底筋膜炎 かかとや土踏まずの痛み・張り かかと〜土踏まず付近
足根管症候群 足裏のしびれ・ピリピリする痛み 足裏全体(甲や足首より上には出ない)
中足骨疲労骨折 足の甲の痛み・腫れ 足の甲(中足骨)
中足骨骨頭痛 足指の付け根の痛み 中足骨頭(足指の付け根)
神経障害 足先のしびれ・冷え・無感覚 両足の足先〜足裏
腰椎椎間板ヘルニア 腰痛・坐骨神経痛・足のしびれ 腰〜お尻〜太もも〜足先

モートン病は、足指の付け根(特に第3〜4趾間)の神経が圧迫されることで、しびれや疼痛、灼熱感が生じる疾患です。

しかし、足の痛みやしびれを引き起こす疾患はモートン病以外にも多く存在しますので、自身の症状がどれに当てはまるのか確認してみましょう。

足の関節炎

足の関節炎は、足の指だけでなく足の各所の関節に痛みや腫れ、動作制限が生じる疾患です。

原因は以下のように多岐にわたります。

  • 関節の使いすぎ/怪我
  • 細菌感染
  • 関節リウマチなど

モートン病が足指の付け根(特に第3〜4趾間)にピンポイントで症状が出やすいのに対し、関節炎は足首や足の甲、かかとなど、広範囲の関節に症状が及ぶ点が大きな違いです。

また、関節炎では患部の腫れや熱感、赤みを伴うことが多く、外見上の変化が目立つ場合もあります。

足指の付け根だけでなく、複数の関節に痛みがある場合や腫れや熱感を伴う場合は、関節炎の可能性もあるため整形外科を受診しましょう。

足底筋膜炎

足底筋膜炎は、かかとから足指の付け根に広がる「足底筋膜」に炎症が起きる疾患です。

主にかかとや土踏まず付近に痛みや張りを感じるのが特徴で、以下のようなタイミングで強い痛みが出やすいとされています。

  • 朝起きて最初の一歩目
  • 長時間座った後に立ち上がったとき

モートン病が足指の付け根にしびれや灼熱感を伴う痛みが出るのに対し、足底筋膜炎はかかとから土踏まずにかけての痛みが中心であり、痛みの発生場所が異なります。

足底筋膜炎はランニングや長時間の立ち仕事をする方に多く見られ、足のアーチの崩れや肥満なども発症のリスク要因になるとされています。

かかとや土踏まず付近の痛みが主な症状である場合は、モートン病よりも足底筋膜炎の可能性が考えられるため、専門医による診断を受けることをおすすめします。

足根管症候群

足根管症候群は、足首の内くるぶし付近にある「足根管」というトンネル内で後脛骨神経が圧迫され、足裏にしびれや痛みが生じる疾患です。

主な症状は足裏全体のしびれやビリビリとした灼熱感で、歩行や立ち仕事によって症状が悪化しやすいとされています。

モートン病は足指の付け根の限られた部位に症状が集中するのに対し、足根管症候群では足裏全体に広くしびれが現れる傾向がある点が大きな違いです。

また、足根管症候群では通常、足の甲や足首より上には症状が及ばないことも特徴のひとつです。

原因としては、ガングリオンや腫瘍による神経の圧迫、扁平足、足首の捻挫後に生じた瘢痕(はんこん)形成などが挙げられます。

足裏全体にしびれや痛みが広がっている場合は、モートン病ではなく足根管症候群の可能性があるため、早めに医療機関で検査を受けましょう。

中足骨疲労骨折

中足骨疲労骨折は、スポーツやランニングなどのオーバーユース(使いすぎ)により、足の甲にある中足骨にひびが入る疾患です。

モートン病と同様に足指から甲にかけて症状が出ることがありますが、両者の違いは以下のように痛みが現れるタイミングです。

モートン病 進行すると安静時にも痛みが続くことがある
疲労骨折

主に運動中や荷重時に痛みが強くなり、安静にすると軽減する傾向がある

また、疲労骨折では患部に腫れや圧痛が見られることが多く、レントゲンやMRI検査で骨の異常を確認できる場合があります。

運動を続けるうちに足の甲の痛みが徐々に強くなっている場合は、疲労骨折の可能性も考えられるため、無理をせず整形外科を受診しましょう。

中足骨骨頭痛(中足骨頭痛)

中足骨骨頭痛は、足指の付け根の関節(中足骨頭)自体に過度な負荷がかかることで痛みが生じる疾患です。

歩行時に足指の付け根が痛むという点ではモートン病とよく似ていますが、以下のように原因のメカニズムが異なります。

  • モートン病:神経の圧迫によって起こる
  • 中足骨骨頭痛:骨自体への過度な圧迫や炎症が原因

中足骨骨頭痛では、足の裏の足指付け根部分を押すと痛みが出やすく、歩行時には「小石を踏んでいるような感覚」を覚えることがあります。

進行すると安静時にも痛みが生じる場合があり、日常生活に支障をきたすこともあります。

外反母趾や開張足(足の横アーチの崩れ)、ハイヒールの常用、加齢による足裏の脂肪層の減少などがリスク要因として挙げられます。

足指の付け根に痛みがあるものの、しびれや灼熱感よりも「押すと痛い」「歩くときに骨が当たる感覚がある」という場合は、中足骨骨頭痛の可能性があるため専門医に相談してみてください。

神経障害

ここでいう神経障害とは、主に「糖尿病性神経障害」を指します。

モートン病との大きな違いは、症状の範囲と左右差の有無です。

モートン病 片足の特定の趾間(第3〜4趾間が多い)にピンポイントで症状が出ることが一般的
糖尿病性神経障害 両足に左右対称にしびれが出やすい

また、糖尿病性神経障害では足のしびれに加えて「足先の冷え」「感覚の鈍さ」「足裏に何かが張り付いたような違和感」などが見られることもあります。

糖尿病の既往がある方、あるいは健康診断で血糖値の異常を指摘された方で、両足のしびれや冷えが気になる場合は、糖尿病性神経障害の可能性を踏まえて早めに医療機関を受診しましょう。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアは腰の椎間板が飛び出して神経を圧迫することで、お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて痛みやしびれ(坐骨神経痛)が生じる疾患です。

足先にしびれが出るという点ではモートン病と共通していますが、腰椎椎間板ヘルニアでは足以外の部位にも以下のように広く症状が及ぶ点が大きな違いです。

モートン病 足指の付け根を中心とした局所的な症状
腰椎椎間板ヘルニア 腰痛やお尻の痛み、太もものしびれなどが同時に見られることが多い

また、腰を前に曲げたり、長時間座ったりすると症状が悪化するケースも特徴的です。

足のしびれに加えて、腰やお尻、太ももにも痛みやしびれがある場合は、腰椎椎間板ヘルニアの可能性も考えられるため、整形外科で画像検査を受けましょう。

モートン病とその他疾患の見分け方

モートン病と似た症状の疾患はいくつかあり、痛みの出る場所や症状の特徴が見分けるポイントになります。

見分けのポイント モートン病 その他の疾患
痛む場所 第3〜4趾間(中指と薬指の間)や第2〜3趾間にピンポイントで痛む 足底筋膜炎:かかと〜土踏まず
足根管症候群:足裏全体
腰椎疾患:腰〜脚全体
中足骨骨頭痛:足指の付け根(骨部分)
症状の出方 幅の狭い靴で悪化し、脱ぐと軽減 疲労骨折:運動で悪化し安静で軽減
神経障害:持続的なしびれ・冷え
足底筋膜炎:朝の一歩目が痛い
左右差 片足に出ることが多い 糖尿病性神経障害:両足に出やすい
セルフチェック モルダーテストで痛み・クリック感あり 足根管症候群:内くるぶしを叩くとしびれが広がる(ティネル徴候)

モートン病は、第3〜4趾間や第2〜3趾間に限局した痛みやしびれが出やすいのが特徴です。

一方で、足底筋膜炎はかかとから土踏まずにかけて、足根管症候群は足裏全体に、腰椎椎間板ヘルニアなどの腰椎疾患では腰から脚にかけて症状が広がるなど、痛みの範囲が異なります。

ただし、上記のポイントはあくまで目安であり、自己判断のみでは、疾患を特定できません。

複数の疾患が同時に存在している場合もあるため、正確な診断にはレントゲンやMRIなどの画像検査が必要です。

足の痛みやしびれが気になる場合は、整形外科を受診して専門医の診察を受けましょう。

モートン病と似た症状は自己判断せず、早めに受診しよう

足の痛みやしびれは見た目だけでは原因の判断が難しく、モートン病以外にも骨折や神経障害、関節炎など、さまざまな疾患が隠れている可能性があります。

「モートン病だろう」と自己判断して放置したり、強くマッサージするなどの誤ったセルフケアを続けると、炎症が悪化したり症状が長引いたりすることもあります。

痛みが慢性化して歩行が困難になる前に、できるだけ早く整形外科を受診し、レントゲンやMRIなどの画像検査で正確な原因を特定することが大切です。

また、従来の治療では十分な改善が得られない場合には、再生医療という選択肢もあります。

当院(リペアセルクリニック)では、自己脂肪由来幹細胞治療やPRP療法を通じて、足の痛みやしびれの原因となる神経や組織の修復を目指す治療を提供しています。

治療の詳細については、当院の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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監修者

岩井 俊賢

Toshinobu Iwai

医師

略歴

2017年3月京都府立医科大学 医学部医学科卒業

2017年4月社会医療法人仁愛会 浦添総合病院 初期研修医

2019年4月京都府立医科大学附属病院 整形外科

2020年4月医療法人啓信会 京都きづ川病院 整形外科

2021年4月一般社団法人愛生会 山科病院 整形外科

2024年4月医療法人美喜有会 リペアセルクリニック大阪院 院長