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糖尿病による湿疹|皮膚病変の症例と対策方法 糖尿病と診断されたあと、それが原因で皮膚に湿疹ができることがあります。しかし、健康な人でも湿疹ができることがあるため、自分の症状が糖尿病と関係性のあるものなのかどうか気になりますよね。 この記事では糖尿病によって起こる湿疹の特徴や予防法について解説します。 糖尿病による湿疹 糖尿病による湿疹には主に以下の2つがあります。 1)後天性反応性穿孔性皮膚症 2)皮膚感染症 それぞれの湿疹の原因や症状を以下で詳しく見ていきます。 1)後天性反応性穿孔性皮膚症 後天性反応性穿孔性皮膚症は糖尿病患者に好発する比較的稀な皮膚疾患で、表皮に変性膠原線維(変性した皮膚成分)が排出することが特徴です。後天性反応性穿孔性皮膚症は糖尿病だけでなく慢性腎不全の合併症として発症することもあります。 後天性反応性穿孔性皮膚症の原因 後天性反応性穿孔性皮膚症の発症メカニズムははっきりとは解明されていませんが、以下の仮説が考えられています。 糖尿病は高血糖状態が続く病気です。このとき、真皮のコラーゲンやエラスチンは血液中の糖や酸化物によって終末糖化産物(AGE)を生じます。糖尿病患者は皮膚の乾燥や皮膚掻痒が見られることが多く、皮膚を頻繁に掻いてしまい、表皮が傷つきます。 これにより、表皮細胞とAGE化コラーゲンが接触して、皮膚外に排出されるようになるといわれています。 後天性反応性穿孔性皮膚症の主な症状 後天性反応性穿孔性皮膚症は、クレーター状のくぼみに色素沈着した角化性丘疹や結節が見られることが特徴です。 引用元:ラジオNIKKEI「マルホ皮膚科セミナー」 後天性反応性穿孔性皮膚症の症状例 後天性反応性穿孔性皮膚症はARPC(acquired reactive perforating collagenosis)と呼ばれ、クレーター状のくぼみに角栓を有する色素沈着性丘疹や結節が見られることを特徴とする病気です。 東京女子医科大学では、1997年に糖尿病専門治療施設が糖尿病性慢性腎不全に合併したARPCを報告以降、2004年までの間に6症例を報告しています。この6例はいずれもインスリン治療者であり、糖尿病の罹患期間が15~25年と長く、増殖網膜症や腎症、腎不全などの糖尿病の晩期血管合併症が認められていたことがわかっています。 2)皮膚感染症 人間には体内に侵入しようとする細菌やウイルスと戦うための機能が常に備わっています。これを感染防御機構といいます。しかし、糖尿病を発症すると感染防御機構が簡単に破綻してしまうのです。 したがって、糖尿病患者は皮膚感染症を起こしやすくなります。 皮膚感染症の原因 糖尿病を発症すると皮膚感染症を起こしやすくなるのは以下の原因によると考えられています。 ・血糖値が高くなり好中球の機能が低下する ・免疫反応が低下する ・血流が悪くなり薬の効果が弱くなる ・神経障害が感染・悪化につながる ・血糖値がより上昇し糖尿病の状態を悪化させ感染症を進行させる 好中球とは白血球の成分の1つで、体内に侵入したウイルスや細菌を取り囲み、食べてしまう働きがあります。これを貪食機能といいます。しかし、高血糖状態が続くと好中球による貪食機能が低下してしまいます。 一方、免疫反応は、一度ある病原体に感染したあと、その病原体に対する抗体が作られることで同じ病原体が体内に侵入することを防ぐことをいいます。高血糖状態が続くと、この免疫反応も低下してしまいます。 また、高血糖状態が続くと血管が傷つき、血流が悪くなります。そのため、血液中の酸素や栄養が細部まで行き渡りにくくなり、白血球や薬の効果が発揮できなくなります。さらに、糖尿病によって神経障害があると、痛みや熱さに鈍感になるため、傷があることに気付きにくくなるため、症状を悪化させてしまいます。 また、感染症を発症するとサイトカインなどのインスリンの働きを弱める物質が増えるため、血糖値が上がり、ますます感染症が治りにくくなってしまうのです。 皮膚感染症の主な症状 糖尿病による皮膚感染症の主な症状には以下のようなものがあります。 ・水虫やカンジダ症 ・皮膚のただれ ・帯状疱疹 ・かゆみ ・痛み ・口内炎 など 【小水疱型の水虫】 引用元:「Medical Note」 引用元:境感染誌Vol.32 no.6,2017「糖尿病に伴う皮膚感染症と足病変」 皮膚感染症の症状例 糖尿病ではカンジダ症や白癬(水虫)などの症状が全身で起こりやすくなります。特に陰部や唇など皮膚が薄い部分に症状が出やすい傾向があります。糖尿病患者の足に水虫ができると、潰瘍へと進行してしまい壊疽につながることもあります。 これは、糖尿病を発症すると抵抗力や免疫機能が低下してしまうため、感染症を起こしやすく、重症化してしまうのです。 皮膚病変に関する検査 糖尿病皮膚病変では状況によって以下のような検査を行うことがあります。糖尿病皮膚病変は神経障害によって起こるケースもあるため、自律神経や感覚神経などを見る検査を行い、総合的に判断することもあります。 ・神経:糖尿病神経障害の検査 ・腱反射テスト ・振動覚検査 ・知覚検査 ・神経伝導検査 ・心拍変動検査 ・足:糖尿病性足病変の検査(皮膚観察など) ・足の血圧測定 皮膚病変の予防対策方法 糖尿病による皮膚病変は予防が重要になります。糖尿病皮膚病変を予防するには以下のポイントを押さえて行うことが大切です。 ・毎日皮膚をチェックする ・足が濡れたら乾燥させる ・保湿して乾燥対策を行う ・低温やけどに注意する このほか、靴を履くときだけでなく室内にいるときも靴下を履くのも重要です。靴下を履くことで水虫や靴擦れを防ぎ、足を守る効果があります。靴下を選ぶときは綿などの通気性の良い素材を選ぶことも大切です。 また爪が長すぎるとケガをする危険性があるため、こまめに爪を切ることも重要です。爪を切るときはやすりをかけ、深爪にならないように注意しましょう。 低温やけどは、体温より少し高い温度に長時間触れ続けることで起きるやけどのことです。低温やけどはこたつやカイロ、電気カーペットなど身近な暖房器具で起こることがほとんどです。 これは熱さに対する感覚が低下してしまうことで起こると考えられています。特に貼り付けるタイプのカイロや靴のなかに入れるカイロは使用しないようにしましょう。 まとめ/糖尿病による湿疹|皮膚病変の症例と対策方法 糖尿病によって引き起こされる湿疹の特徴や予防法について説明しました。 糖尿病を発症すると抵抗力が落ちるだけでなく、神経障害があるとケガややけどに気付きにくいため、傷があっても放置してしまうことがあります。特に足は意識しないと見ることがほとんどないため、気がついたときには悪化していることも多いです。 日頃から皮膚をチェックし、異常があったらすぐに医師の診察を受けることが大切です。 ▼こちらも併せてご参照ください 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2022.10.11 -
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糖尿病患者の寿命|1型・2型の末期症状と平均余命 糖尿病は国民病といわれるほどポピュラーな病気です。糖尿病は大きくわけて1型糖尿病と2型糖尿病にわかれます。では1型糖尿病と2型糖尿病で予後や寿命(余命)に違いはあるのでしょうか。 この記事では1型糖尿病と2型糖尿病の末期症状や平均寿命について解説します。なお、平均余命とは、ある年齢の人たちが残り何年生きられるかを表した期待値になります。一方、平均寿命とは0歳時点での平均余命のことをいいます。 糖尿病にかかった場合の寿命 食事を摂るとすい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンは血液中の糖を細胞に取り込みやすくすることで血糖値を下げる働きがあります。しかし、糖尿病患者の方はインスリンの分泌力が低下したり、インスリンの働きが悪いため、血糖値が高い状態が続いてしまいます。 糖尿病は発症原因によって次の2つの種類に大別されます。 1) 2型糖尿病 2) 1型糖尿病 糖尿病を発症すると寿命が短くなるといわれていますが、1型糖尿病と2型糖尿病では平均寿命が異なります。それぞれ以下で詳しく見ていきます。 1) 2型糖尿病 現在、日本の糖尿病患者の約9割が2型糖尿病といわれています。2型糖尿病は体質などの遺伝的要因と食生活などの生活習慣が組み合わさることで発症するといわれています。オックスフォード大学の調査によると、50歳前に糖尿病を発症した場合、平均寿命が10年短縮するといわれています。 糖尿病は高血糖状態が続く病気で、進行するとさまざまな合併症を引き起こすことがあります。特に寿命の長さに影響を与えるリスクの高い合併症には以下のようなものがあります。 ・糖尿病性昏睡 ・心筋梗塞 ・糖尿病性腎症 なかでも、心筋梗塞や糖尿病性腎症などは糖尿病患者の寿命に大きく関係する病気です。糖尿病性腎症によって腎臓の機能が低下し、人工透析行うことになった場合、健常者と比較して余命が半分になるといわれています。 2) 1型糖尿病 1型糖尿病の発症原因ははっきりとわかっていませんが、何らかの原因によってインスリンを分泌するすい臓にあるランゲルハンス島のβ細胞が破壊されることで発症するといわれています。したがって1型糖尿病はほとんどインスリンを分泌することができません。 2015年にスコットランドのダンディー大学が2万4,691人の1型糖尿病患者を対象に行った調査によると、20代前半の1型糖尿病患者は健康な人と比べて男性で11.1年、女性で12.9年平均余命が短いということが報告されています。 なお、1975年の米国の調査では1型糖尿病患者の寿命は健常者よりも27年短いと報告されていたため、この40年で1型糖尿病患者の寿命は大幅に改善されていることがわかります。 一方、1型糖尿病の死因は心筋梗塞が最も多いといわれていますが、糖尿病性腎症も寿命に影響があり、男性で8.3年、女性で7.9年の余命が失われるといわれています。 糖尿病の末期症状 糖尿病は初期段階では自覚症状がほとんどありませんが、進行すると多飲や頻尿、皮膚のかゆみといった高血糖による症状が現れます。2型糖尿病ではこれらの症状が少しずつ、ゆっくりと現れますが、1型糖尿病では突然症状が現れるという違いがあります。 いずれの場合も糖尿病の末期症状には以下のようなものがあります。 ・尿が出にくくなる ・体のだるさやむくみ ・視力障害(視力低下や失明など) ・狭心症や脳卒中 ・腎臓の機能低下(腎不全による人工透析や腎移植など) ・手足のしびれ ・手足が化膿しやすくなる(潰瘍や壊疽など) ▼もしかしたら、糖尿病かも?気になる方は以下の記事を参考にセルフチェック! 末期症状が出てからの余命 末期の症状が現れた場合、平均余命は2型糖尿病と1型糖尿病で変わってきます。 2型糖尿病 50歳前に糖尿病を発症した場合、平均寿命が10年短くなるといわれています。また、健常者と比較して2型糖尿病患者は75歳より前に死亡する確率が2倍程度高くなることがわかっています。 1型糖尿病 1型糖尿病患者の70歳生存率は、男性では健常者が76%に対して1型糖尿病患者は47%、女性の場合で健常者が83%に対して1型糖尿病患者が55%と低くなることがわかっています。 糖尿病で余命宣告されたら 糖尿病は合併症を発症すると余命がより短くなります。そのため余命宣告をされたとしても治療を続け、余命がさらに短縮しないようにする必要があります。糖尿病を発症すると周囲の手助けが必要な場面も出てきます。 例えば以下のようなケースでは家族など周りの協力が必要になります。 ・バランスのよい食事を用意できない ・間食をやめられない ・認知障害があり1人での外出が難しい ・眼が見えづらくて注射の単位を正確に合わせられない ・低血糖で倒れた なお、どのような手助けが必要かは患者の年齢や病状、生活習慣や仕事の有無でも変わります。糖尿病患者の手助けをするためには、家族や周囲の人が糖尿病に対する正しい知識を持つことが重要になります。 特に低血糖で倒れた場合は患者が自分で対応することができません。このような場合に備えて、あらかじめ家族や身近な人に患者自身が対処法を伝えておくことも重要です。 まとめ/糖尿病患者の寿命|1型・2型の末期症状と平均余命 1型糖尿病と2型糖尿病の末期症状や平均寿命について説明しました。糖尿病を発症すると健常者と比べて寿命(平均余命)が短くなるといわれています。 特に心筋梗塞や糖尿病性腎症などの合併症を発症すると寿命への影響が大きくなります。「糖尿病は完治することはできない」といわれていますが、早い段階で糖尿病であることを発見し、血糖コントロールなどの治療を始めることで合併症や症状の悪化を防ぐことにつながります。 少しでもおかしいと思うことがあれば自己判断せず、医師に相談することが大切になります。 ▼糖尿病治療に関連する記事はこちら ▼こちらも併せてご参照ください 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2022.09.21 -
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糖尿病は発症原因によって1型糖尿病と2型糖尿病に大別されます。2型糖尿病は年齢や生活習慣、遺伝によって発症するといわれていますが、1型糖尿病は発症原因などわからないことが多い病気です。それだけに1型糖尿病と診断された方は「子供に遺伝するのではないか」と悩むことも多いようです。 この記事では1型糖尿病と遺伝との関係性や治療法について解説します。 1型糖尿病とは 1型糖尿病の発症原因は詳しくはわかっていませんが、免疫の異常によって自分のリンパ球がすい臓の膵島(ランゲルハンス島ともいう)にあるβ細胞を破壊してしまうことが原因といわれています。 通常、食事を摂るとすい臓のβ細胞からインスリンが分泌されて血糖値が下がりますが、1型糖尿病患者はβ細胞が破壊されてしまうため、体内でほとんど、あるいは全くインスリンを作ることができません。 過去のウイルス感染によってリンパ球が内乱を起こすことも1型糖尿病発症の引き金になるともいわれていますが、あくまで1型糖尿病は自己免疫系の病気であって感染症ではないため、他人にうつるものではありません。 1型糖尿病の原因と遺伝 1型糖尿病は他人にうつるものではありません。しかし、なぜ1型糖尿病を発症するのか、遺伝性があるのかといったことは気になりますよね。 1型糖尿病の発症原因と遺伝について、以下の項目にわけて詳しく見ていきます。 ・1型糖尿病とHLA遺伝子 ・1型糖尿病は遺伝するのか 1型糖尿病とHLA遺伝子 身体の免疫系が病原体などに対して防御反応を行うためには、自分の体の組織や器官と体の外から入ってくる異物を区別し、見分けなければなりません。この役割を担っているのがHLA(ヒト白血球抗原)です。 1型糖尿病は自己免疫によってインスリンを分泌するすい臓のβ細胞を攻撃することで発症しますが、特定のHLA遺伝子型を持つことで1型糖尿病の発症率が高くなることが報告されています。 2014年、東京大学の研究グループは、1型糖尿病の発症しやすさに関与するHLA遺伝子型が、著しく安定性の低いHLAたんぱく質を作り出すこと、反対に1型糖尿病の発症しにくさに関連するHLA遺伝子型は安定性の高いHLAたんぱく質を作ることを発表しています。 これによってHLAたんぱく質の安定性と1型糖尿病の発症に関係性があるという可能性を導き出したことになります。 1型糖尿病は遺伝するのか 1型糖尿病は不明な点が多い病気ではありますが、同じ家族のなかで何人も1型糖尿病を発症するということはほとんどありません。一方、1型糖尿病より2型糖尿病のほうが遺伝する可能性が高いことがわかっています。 2型糖尿病は遺伝リスクが高いといっても、糖尿病という病気そのものが遺伝するわけではなく、「2型糖尿病になりやすい体質」が遺伝することになります。この「糖尿病になりやすい体質」に加えて以下のような環境要因が組み合わさることで2型糖尿病を発症するといわれています。 ・食べ過ぎ ・運動不足 ・肥満 ・加齢 ・ストレス ・感染症 ・酒・たばこなどの嗜好品 1型糖尿病患者の寿命 2015年のスコットランドのダンディー大学の報告によると、20代前半で1型糖尿病を発症した場合、健常者と比べて予想される平均余命は男性で11.1年、女性で12.9年短いことがわかりました。 このように、1型糖尿病患者は健常者と比較して寿命が短くなる傾向があります。ただし、1975年の調査では1型糖尿病患者の寿命は健常者より27年短いとされていたため、この40年で大きく改善されたことになります。 なお、1型糖尿病を発症した場合の死亡原因としては以下のものが多く報告されています。 ・心筋梗塞 ・糖尿病性腎症 1型糖尿病の治療 1型糖尿病患者はインスリンをほとんど分泌できないため、体の外からインスリンを補充し続けるしかありません。これは1型糖尿病が血糖値を下げる働きのあるインスリンを分泌する膵島細胞の機能不全が本質的な原因だからです。 一方、最近の研究では膵島移植によって1型糖尿病の治療に期待が持てる結果が報告されています。以下の項目について詳しく説明していきます。 ・1型糖尿病の最新治療 ・1型糖尿病の治療例 こちらも併せてご参照ください 1型糖尿病の最新治療 最新の研究によると、ヒトからの膵島移植によって1型糖尿病を治る病気にできるという期待が高まっています。しかし、ヒトによる臓器提供は数に限りがあります。膵島移植を一般医療とするためにも、ブタの膵島などヒトの臓器に頼らない移植方法が注目されています。 1型糖尿病の治療例 現在の膵島移植法は、脳死ドナーのすい臓から膵島細胞を分離して肝臓近くの血管に移植します。しかし、肝臓に移植できる細胞の量には限界があり、出血や合併症のリスクもあります。また、移植後は新しい膵島細胞を休ませるためにも、しばらくの間インスリン注射を行わなければなりません。 最近の研究で、1型糖尿病患者の腹膜の一部(大綱)にインスリン産生膵島細胞を移植することで予想よりも早くインスリンを産生し、分泌され始めたことが報告されています。さらに、膵島移植から1年経過後もインスリン注射をしなくても合併症などを起こすことなく、状態が良好に保たれていることも報告されています。 1型糖尿病のプロスポーツ選手 1型糖尿病は新しい治療法の研究が進んでいますが、現在はインスリン注射を行うことが治療の基本です。また、2型糖尿病と異なり、若い人でも発症することがあるため、夢をあきらめたり、悲観的になることもあるかもしれません。 しかし、1型糖尿病と戦いながらも夢を叶え、活躍している人もたくさんいます。 ・岩田 稔 / プロ野球選手(阪神タイガース) ・大村 詠一 / 元エアロビック競技 日本代表 ・杉山新 / 元Jリーガー ・ナチョ(ホセ・イグナシオ・フェルナンデス・イグレシアス) / プロサッカー選手(レアル・マドリード) 上記の4人のスポーツ選手(引退した人も含む)は、いずれも8~23歳で1型糖尿病を発症しています。特に阪神タイガースで活躍中の岩田選手は高校時代に1型糖尿病発症して企業からの内定を取り消されています。しかし、岩田選手は大学に進学して野球を続け、スカウトから評価されたことで阪神タイガースに入団し、現在も活躍を続けています。 杉山新選手はヴァンフォーレ甲府に移籍後、23歳で1型糖尿病を発症し、戦力外通告を受けてしまいます。しかし、自らテストを受けることで翌年以降もプレーすることになり、34歳まで現役でプレーを続けました。 まとめ 1型糖尿病の原因や遺伝との関係性、最新の治療法について説明しました。1型糖尿病は体の外から注射によってインスリンを補充するのが治療の基本です。しかし、最近は膵島移植など新しい治療法についても研究が進んでいます。 1型糖尿病は若い人でも発症することがあるため、将来を悲観したり、夢をあきらめそうになることがあるかもしれません。しかし、1型糖尿病の治療を続けながらも現役で活躍し続けている方もたくさんいます。 「病気だから」とやりたいことをあきらめるのではなく、どうすればできるようになるかを考え、前向きに治療に取り組むことが大切です。 糖尿病について詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。
最終更新日:2024.01.09 -
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ゴルフ肘の辛い痛みを針治療で緩和しプレーに復帰する方法 ゴルフ肘の治療の目的は、基本的に痛みや、しびれを取り除くものです。しかし、長期的にゴルフ肘の症状が出ていて痛みやしびれが慢性化してしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか? そんな時に試してみたい治療法が「針治療」です。針治療は痛みが治まらなくなった段階でも、高い効果を発揮する可能性があります。そこで今回は、ゴルフ肘の針治療についてご紹介しましょう。 ゴルフ肘に針治療!?は有効なのか 針治療は、ゴルフ肘の症状がどの程度の場合に行えば良いのでしょうか? ゴルフ肘の治療について基本的には保存療法で行います。 保存療法とは、 症状の改善、痛みなどを緩和する目的で行う治療方法を指し、手術の前段階、手術を用いて原因を解決するとは異なる方法をいいます。代表的なのはリハビリ等の運動療法や、薬物療法があります。現在の状況を維持し、悪化を防ぎつつ、良い状態を目指す方法と言えるものです。 ゴルフ肘の保存療法としては、段階に応じて様々な治療を行います。例えば初期のうちなら安静の上、ストレッチ、リハビリなどを行うことになります。 症状が進むと投薬やステロイド注射による治療に切り替わります。そして、それでも重症化してしまった場合は手術という方向になります。注意したいこととしてゴルフ肘は、症状が進行するにつれて治りにくく、再発しやすくなるということです。 しかし、初期のうちに治療を始められた人のほとんどが短期間で回復しています。つまり大切なことは、痛みに気づいたらなるべく早く安静にし、必要であれば初期でも専門医の治療を受けることが必要ということです。 では、ゴルフ肘でハリ治療をするのは、どの段階なのでしょうか? ゴルフ肘で針治療を受ける人は、痛みやしびれが慢性化している状態の場合が多くなります。つまり、どちらかと言えば治りにくい状態にあり、根気よく治療を行っていく必要がある状況といえるでしょう。 このゴルフ肘の針治療は、手術を除く治療法で症状が改善しなかった人が受けることが多いといえます。 ゴルフ肘の針治療を行うメリット ゴルフ肘の針治療には大きなメリットがあります。 針治療は、痛みの原因となった肘だけではなく、全身をチェックしておこないます。体の歪みや緊張している筋肉などを一通り確認することで、ゴルフ肘になった原因にもアプローチしていくことができるのです。 ゴルフ肘になった原因、どんな姿勢でスイングを行ったから痛みが出たのかなどをチェックします。そのような方法を用いることで治療にも役立ちますし、今後の再発の予防にも繋がるというメリットがあります。 ゴルフ肘の針治療を行う回数 ゴルフ肘の治療で針治療を行う場合の回数は、5回程度です。実際、ゴルフ肘で通院している患者さんも5回程度で改善することが多く、ほとんどの患者さんは、針治療を終えた後は、ゴルフを再開出来ているようです。 いかがでしょうか?痛みがなかなか引かず、湿布もステロイド注射も効かなかったという人は、針治療も検討してみると効果が期待できるかもしれません。それでも痛みが取れない、改善が見えない場合で、手術を避けた治療をお望みなら、再生医療という先端治療法があります。 再生医療は、通常の整形外科等で受けることはできません。経験豊富な再生医療専門院をお尋ねください。当院は2000例(2022/10現在)以上の症例を有していますので治療に関するお悩みなどご遠慮なくお問い合わせください。 まとめ・ゴルフ肘の辛い痛みを針治療で緩和しプレーに復帰する方法 ゴルフ肘の治療には針治療も有効です。ステロイド注射まで行っても症状が改善されないと、治療を諦めてしまいたくなるかもしれません。しかし、針治療で多くのゴルフ肘患者さんが痛みを改善しています。 再発の予防も必要ですし、あまり無理は出来ませんが、針治療によってゴルフ肘の症状を抑えることができれば、再びゴルフを快適に楽しめる可能性は高くなります。 治療の回数もそれほど多くありませんし、一度針治療を検討してみるのも良いと思います。とはいっても、初期の段階で治すのが一番ですから、痛みが出たら、まずは整形外科を受診し、しっかり診断をしてもらい適切な治療を行ってくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2022.12.16 -
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ゴルフでスイングで右肘が痛い時!ゴルフ肘の可能性があるので安静に! ゴルフ愛好家の多くは、ゴルフで右肘が痛い!などと悩んだことがあるのではないでしょうか?スイングなどで肘に繰り返し負担をかけることがゴルフ肘の原因になります。 また、スイングの回数が多かったからではなく、スイングのやり方が良くなかったことが発症のきっかけになった場合も少なくありません。さらに、ゴルフ肘は左肘と右肘のどちらに発症するかで原因が違ってきます。 今回は右肘がゴルフで痛い!ということになってしまう原因や対策について解説します。 ゴルフで右肘が痛い!どうしたらいい? ゴルフ肘で痛むのは肘の内側です。人によっては外側が痛むこともあります。ゴルフ肘の痛みにはスイングが影響していますから、スイングをしようとする度に痛みを感じます。 初期のうちなら痛みが出たら安静にすることと、運動を再開する時には手のストレッチを行うことで症状が改善しますし、予防につながります。 しかし、悪化すると安静時にも痛みが出るため、治療の方法も治療にかかる期間も長くなってしまいますし、日常生活にも支障をきたします。 ですから、ゴルフで右ひじが痛い!というような症状がある場合は、スイングは控え、痛みが治まるまで安静にしてください。安静にしても痛みやしびれがとれないという場合は、整形外科を受診しましょう。 ゴルフで右肘が痛い!ということになる原因 ゴルフ肘は、ゴルフクラブの扱い方やボールの打ち方に癖がある人が発症しやすい病気で、特に右肘が痛む場合は、右手と右手首の使い方に問題があると言われています。 スイングをする際の問題とは、右手でボールを打っていることです。右手でボールを打った時、ゴルフクラブのヘッドがボールに当たる瞬間、一瞬止まります。 しかし、この時手は止まっていても肘が進んでいるのです。この時肘の関節は伸びた状態になっています。打ち方に癖が付くと常に肘関節は伸びた状態となり、肘には大きな負担となります。 このような間違ったスイングは肘を傷めるため、反復して行うことでゴルフ肘を発症してしまうことがあります。 ゴルフで右肘が痛い!ということにならないようにするには? 例えば、ゴルフをやっていて右肘が痛いのでプレイできない…というようなことになると辛いですよね。ですが、我慢してゴルフを続けてしまうと「痛い!」というだけでは済まなくなり、場合によっては手術を検討することになってしまう危険もあります。 ですから、痛みが起こらないようなプレイの仕方が必要です。ゴルフで右肘が痛い!となることを防ぐ、すなわちゴルフ肘にならないようにするためには、まず肘に負担をかける間違ったスイングを改善することが必要です。 そのためには独学ではなく、きちんと専門家に確認してもらった方が良いでしょう。また、体に筋肉を付けることも有効です。スイングの際体に負荷がかかっても大丈夫なように、ある程度筋肉を付けておきましょう。 そして、一番効果的な予防法としては、日頃からストレッチを行うことが挙げられます。運動する前と後に肩から指をほぐす習慣を付けましょう。 筋肉が柔らかくなっていれば、肘にかかる負担も軽減されますから、ぜひ、取り入れてみてくださいね。 まとめ・ゴルフでスイングで右肘が痛い時!ゴルフ肘の可能性があるので安静に! ゴルフで右肘が痛い! というようなことになると、これって治るの?と心配になることもあると思います。しかし、初期の段階であれば安静にすることで治りますから、痛みが出たら無理をせず、動かさないように安静にしてください。 また、再発を予防するためにも日ごろからストレッチを行うことをお勧めします。もし、ゴルフ肘の症状を感じたら安静にすること、そして日ごろからストレッチを行い筋肉を柔らかくしておくようにしましょう。 安静にしても治らない、軽めのストレッチでも痛みが強いという場合は、症状が悪化している可能性がありますから、早めに整形外科を受診してください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼ゴルフ肘の関連記事はこちら ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2023.04.27 -
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ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)!肘の内側の痛みを自分で治す方法 ゴルフ肘をご存知でしょうか?ゴルフエルボー、上腕骨内側上顆炎とも言われる肘の疾患です。 ゴルフ肘とは通常、肘の内側に痛みが出ることが多い症状を指しますが、ゴルフクラブの重さや握り方によっては、肘の外側に痛みが出ることもあります。また、ゴルフ肘で左腕が痛くなる人も多く見かけます。 ゴルフ肘で、肘が痛いままでプレーを続けると症状が悪化するだけですので避けなければなりません。また痛みが初期の軽い場合に、これぐらい、この程度ならなど甘く見てプレーするのも避けましょう。悪化を招きかねません。 そこで今回は、肘の内側が痛む「ゴルフ肘」について解説します。同じスポーツ系の疾患でテニス肘といわれる疾患があります。これは、肘の外側が痛むものです。 ・ゴルフ肘:肘の内側が痛みが出る(上腕骨内側上顆炎) ・テニス肘:肘の外側に痛みが出る(上腕骨外側上顆炎) ゴルフで肘や左腕が痛む原因 ゴルフをしていて肘や左腕が痛む原因は、ゴルフクラブの持ち方にあります。左側の肘に痛みを感じる人は右打ちタイプが多く、スイングの仕方に問題があります。 クラブを強く地面に打ち付け過ぎている、肘に力を入れ過ぎている、前腕の位置が固定されているといった特徴が見られます。分かりやすく言うと、ゴルフボールをすくい上げるように打っていることが左肘と左腕の痛みに関係しています。 すくい上げるように打つことで、クラブからの衝撃がより伝わりやすくなるため、肘や腕に負担がかかりやすいのです。また、左肘のゴルフ肘になる人は、ボールを打つ際に体を使わず手だけで打つ傾向があります。これも肘を傷める原因となります。 ゴルフ肘とは ゴルフ肘は、ほとんどが肘の内側に痛みが出ます。病名も正式には「上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)」と言います。肘の外側の痛みはテニス肘と呼ばれることが多く、「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」とも言います。 これらの疾患は、どちらも肘から手にかけての筋肉が関係しています。上腕骨内側上顆炎は肘の内側に出っ張っている上腕骨内側上顆という部分に付着している筋肉が、過剰に働くことでその付着部で炎症を起こしている疾患です。 上腕骨内側上顆に付着している筋肉には、長掌筋や円回内筋など前腕屈筋群とよばれる筋肉があり、これらは手首を手のひら側に曲げたり、指を曲げる働きがあります。 上腕骨外側上顆炎は肘の外側に出っ張っている上腕骨外側上顆という部分に付着している筋肉が、過剰に働くことでその付着部で炎症を起こしている疾患です。上腕骨外側上顆に付着している筋肉には、指伸筋や回外筋など前腕伸筋群とよばれる筋肉があり、これらは手首を手の甲側に反らしたり、指を伸ばす働きがあります。 ゴルフ肘の対策 内側ゴルフ肘は、内側と違い日常生活で痛みを感じることがあります。また、ゴルフやテニスをしていなくても、実は雑巾を絞ったり重いものを持ったりすることで発症する人もたくさんいます。 対策としては、痛みを感じる動作をなるべく行わないことが一番です。外側や内側に関わらす、ゴルフ肘は肘への負担が繰り返しかかることで進行します。重症化すると治りにくくなりますし、リハビリ、湿布などの保存療法が効かない場合は手術が必要になります。 手術の段階になると肘が曲がらなくなってしまうこともあるので一大事です!ゴルフ肘は、症状が軽いうちならストレッチやリハビリで治りますし、治療期間も短くて済みます。 ゴルフ肘で痛みを感じたら我慢せず動作を中断し、しばらく安静を心掛けましょう。 ゴルフ肘を自分で治すセルフ・ストレッチとは 肘に痛みがある疾患として、「上腕骨内側上顆炎」と「上腕骨外側上顆炎」を紹介しました。これらの疾患は、繰り返し筋肉を動かすことで起こる炎症ですのでストレッチを行うことが効果的です。 過剰に働いている筋肉は、収縮を繰り返すことで柔軟性が低下しています。これらの筋肉をストレッチし柔軟性を改善することで付着部の負担を軽減させ、血流が増加することで痛みを和らげることができます。 自分で効果的にストレッチをするには筋肉の働きとは逆の方向に動かすとしっかりと筋肉が伸びます。最初は、内側の痛みの原因になっている前腕屈筋群からストレッチをしましょう。まずは肘を伸ばし、手のひらを上に向けます。 そして反対側の手で手首を甲側に反らしましょう。これで手首を曲げる筋肉が伸ばされます。さらに反対の手をストレッチする側の指に当て、指を伸ばした状態で手首を反らしましょう。すると指を曲げる筋肉も一緒に伸ばすことができます。 続いて、外側の痛みの原因になっている前腕伸筋群からストレッチをしましょう。こちらも肘を伸ばしますが、手のひらは下に向けます。そして反対側の手で手首を手のひら側に曲げましょう。これで手首を反らす筋肉が伸ばされます。 さらにストレッチする側の手を握った状態で手首を曲げましょう。すると指を伸ばす筋肉も一緒に伸ばすことができます。 まとめ・ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)!肘の内側の痛みを自分で治す方法 ゴルフ肘にも種類はたくさんあります。スイングの仕方やグリップの握り方などで、発症する箇所も違うので左肘や左腕が痛む人もいれば、肘の外側が痛むという人もいます。 初期の軽い段階であればストレッチなどで自分で治すことも不可能ではありませんが、揉むなどを含め自己流で行うと悪化させる恐れもあります。どのようなゴルフ肘の症状にも共通して言えるのは、早期の段階で治療するのがベストということです。 痛みを感じたら放置せず、まずは病院で診察を受けるようにしましょう。以上、ゴルフ肘(ゴルフエルボー)左肘の痛みについて、解説させて頂きました。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2023.01.06 -
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ゴルフ肘の原因となるスイングについて ゴルフ肘の原因は、その名前の通りゴルフによるものが多いです。そして、テニス肘に比べると日常生活の動作が発症の原因となることが少ないのも特徴です。 でも、楽しいはずのゴルフで肘が痛くなってしまう、スイングが悩みの種の原因になるというのはつらいですよね。ゴルフのスイングは私達の肘にどのような影響を及ぼしているのでしょうか? 今回はゴルフで頻繁に行われるスイングとゴルフ肘の関係について解説していきます。 ゴルフ肘とスイング ゴルフをする際に欠かせない動作の1つでもあるスイング。ゴルフ肘と呼ばれるくらいですので、発症にはスイングが大きく関係していることは明らかですよね。 ゴルフ肘は、手首を手のひら側に曲げる動作で痛みを感じます。そして、痛みが出ている部分が肘の内側にある内側上顆という部分です。この内側上顆には、手首を手のひら側に曲げる動作をする時に必要な筋肉が付着しています。 そのため、ゴルフのスイングのような動作を繰り返していると内側上顆に負担がかかることになるのです。 ゴルフ肘になりやすいスイング スイングはテニスのフォアハンドストローク同様、肘の内側に負担をかける動作です。それを何度も繰り返し行うことで、ゴルフ肘を発症してしまうのです。 ゴルフ肘は症状が進行しない限りは日常生活に及ぼす影響はほとんどありません。しかし、ゴルフやテニスを趣味として楽しむ人にとっては、プレイ中に肘の痛みが出る、スイングできない…というのは困りますよね。 スイングでゴルフ肘が重症化するのを防ぐために ゴルフでスイングした時痛みを感じる患者さんはたくさんいます。しかしゴルフはスイングしなければ出来ませんよね。完全に予防するとなると、ゴルフ自体をやめることが一番かもしれません。しかし、趣味を諦めるというのは辛いものです。 そこで大切なのが早期の治療です。ゴルフ肘は痛みを感じる動作を避けることで症状が改善します。安静にしていれば症状が治まる軽度のうちに治療してしまいましょう。 重症化すると動作中でなくても痛みやしびれが出るため、飲み薬や湿布が効かなくなり、そうなるとステロイド注射で治療することになります。さらに症状が進むと手術を行うことに‥‥。 手術が必要なレベルまで症状が進むと、治っても些細なことで再発しやすくなるため、初期のうちにしっかり治すことがベストです。また、ゴルフ肘の痛みはストレッチやサポーターの使用で軽減することも出来ます。 ストレッチの方法やサポーターの着け方を担当医に確認し、早期の治療を目指しましょう。 まとめ・ゴルフ肘の原因となるスイングについて ゴルフ肘とスイングは切り離せない関係です。しかし、初期のうちに治療すること、そして予防することで、ゴルフを長く楽しめる可能性が高まります。 痛みのある時は安静にして、再び肘を動かす時はストレッチを行ってからにしましょう。また、サポーターを着用すれば肘への負担も軽くなります。早い段階で医師の診察を受けておくことも大切ですよ。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2024.03.27 -
- ゴルフ肘
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ゴルフ肘で肘の内側が強く痛む!ステロイド注射は鎮痛効果は高いが副作用に注意 ゴルフ肘は「上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)」とも言われます。主に肘の内側に痛みが出る病気で、痛みが強い場合はステロイド注射をすることがあります。 痛みの原因はゴルフのスイングやテニスのフォアハンドであることが多く、テニス肘と違って日常生活で痛みを感じる機会はあまりないのもゴルフ肘の特徴ですが、ゴルフを楽しむ人達は、ゴルフ肘になると趣味に支障が出てしまいます。 せっかくの楽しい趣味の時間が痛みのためにつらい時間になってしまうのは悲しすぎますから、なるべく早く痛みを取りたいですよね。 そこで今回はゴルフ肘のステロイド注射について解説します。 ステロイド注射はゴルフ肘の治療法の一つ ステロイド注射はゴルフ肘の治療法の1つです。 安静にしていても痛みが引かない時や、飲み薬や湿布が効かない時に行われます。症状の進行具合によっては注射の効果が弱いこともありますが、ほとんどの患者さんはステロイド注射で痛みを解消出来ています。 ステロイド注射の副作用 ゴルフ肘治療のステロイド注射には副作用もあります。 そのため、ゴルフ肘の場合はステロイド注射の回数も決まっており、年に3~4回程度が限度とされています。また、1回目の注射から3ヶ月間を空けることが決められています。 なぜ注射の回数や間隔が決まっているのかというと、頻繁にステロイド注射を行うことで肘の腱が弱まるからです。肘の筋肉が弱り腱が切れやすくなると、少しの刺激でもゴルフ肘の痛みが再発してしまいます。 ステロイド注射のゴルフ肘に対する治療効果はどれくらい? ステロイド注射には副作用もありますが、鎮痛効果も優れています。ゴルフ肘でステロイド注射治療を行うのは、症状が進み痛みが簡単に取り除けなくなった時です。 ゴルフ肘は初期のうちなら痛みが出たら安静にし、ストレッチをこまめに行うことで回復出来ます。しかし、安静にしていても痛みが引かなくなれば、飲み薬や湿布を用いた治療が行われ、飲み薬も湿布も効かなくなった段階で初めてステロイド注射の治療が始まります。 ステロイド注射は強い抗炎症作用があり肘の炎症を起こしている部分に直接注射を行うため、飲み薬や湿布と比べると即効性があります。もちろん、副作用を考えたら頻繁には注射出来ませんが、痛みを素早く取るという点では非常に効果的な治療法です。 まとめ・ゴルフ肘で肘の内側が強く痛む!ステロイド注射は鎮痛効果は高いが副作用に注意 ゴルフ肘で痛みが強い場合の治療として行うステロイド注射は、即効性が最大のメリットです。しかし、その分強い薬でもあり、連続して使用すると副作用が出るデメリットもあることを念頭に置いておきましょう。 ステロイド注射治療で不安がある場合は、担当医に不明な点を質問したり、自分の体調を相談したりしてみるなどして、納得したうえで治療を受けてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2023.03.07 -
- テニス肘
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テニス肘とは?その症状と治し方(安静期間)について テニス肘とは、主に45歳以上の人に発症することが多くみられ、進行すると腕が曲がらなくなることもある疾患です。 テニス肘の症状は、肘の外側部分に痛みや炎症が生じます。名前の通り、テニスやバドミントンといったラケット競技に取り組むアスリートに多く見ることができます。 テニスという名前やアスリートに多いイメージがあありますが、実は日常生活で発症する可能性があるため注意が必要です。 多くの場合、安静にしている時には痛みは起こりませんが、動作をする度に痛みを感じるため、好きなことを楽しめなかったり、普段の生活に支障が出たりします。 それでも痛みを無視して動作を続けていると、どんどん症状が進行し、悪化してしまいます。 テニス肘の治療には、とにかく安静期間が必要不可欠です。軽度のテニス肘なら、安静にしていることで症状が緩和することもあります。 ただ、その安静期間というのは、どの程度の期間が必要なのか。そこで、テニス肘を改善するために要する安静期間について解説します。 テニス肘の治療には安静期間が必要 テニス肘になると痛みがつらいのですが、それを我慢して動かしてしまう人が少なくありません。しかし、治療のためには痛みを感じるなら安静期間が必要になります。 テニス肘には必ず痛みの原因となった動作があります。テニス愛好家なら、テニスのボールを打つ動作が原因ですし、日常生活でタオルなどの布を絞る動作が多い人はその時の手の動きが原因となります。 テニス肘は、発症の原因となった動作を行うと痛みが出ますから、その痛みを取り除くには原因となる動作を避け、安静にすることが必要です。 安静期間について テニス肘になってしまったからと言って、ずっと動かせないのは不便ですが痛みやしびれが引くまでは動かさないよう安静にしないと悪化しかねません。 テニス肘は多くの場合、自然に治ります。ただし、使いすぎたり、痛みがでるような動作を続けていると、治りにくくなります。 テニス肘の治療期間は症状によって異なりますが、軽い場合は、数週間で治ることもあります。症状によっては2~3ヶ月ほど必要になる場合もあります。重症の場合は、それ以上必要なこともああります。 これら治療期間は参考例であり、その症状などで個人差があるため、できるだけ医療機関を受診し、適切な治療を受けてください。治療が遅れたり、重症の場合は、より長い時間が必要にあることもあります。 痛みが引いたからと言ってすぐに以前と同じ運動をしてはいけません。いきなり以前と同じレベルで動かすのではなく、ストレッチしてみてからというのがポイントです。 テニス肘は再発することも多いです。治ったと思って無理に動かしたら悪化してしまう場合もあるため、注意が必要です。 安静期間後のテニス肘 安静期間を終えても、テニス肘は再び痛み出すこともあります。安静にしていても治らない場合は、内服約薬や外用薬、またリハビリテーションのほか、注射や、サポーターなどの装具療法などがあります。 動作中に痛みを感じたら一旦その動作を中止し、しばらく安静に。そして、痛みが引いたらストレッチをしてみて、違和感がなければ動かしてみるといった感じで運動を再開するようにしてください。 もしも安静にしていても痛みやしびれといった症状が治まらない時は、症状が悪化し、進行している可能性が高いです。早めに整形外科を受診するようにしてくださいね。 まとめ・テニス肘とは?その症状と治し方(安静期間)について テニス肘の治し方は、まずは安静にすることが大切です。安静期間は具体的に安静にする日数が決まっているわけではありません。痛みやしびれがなくなるまでがテニス肘の安静期間です。 そして、痛みがなくなっても急に以前と同じレベルでの運動を再開するのではなく、まずはストレッチから始めるようにして下さい。ずっと動かしていなかったのに、いきなり以前と同じレベルで動かすのは危険です。 また、安静にしていても痛みやしびれなどの不快な症状が続いている場合は、それ以上の悪化を防ぐためにも、なるべく早く医療機関を受診してください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2023.09.15 -
- テニス肘
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テニス肘が進行し重症化すると肘が曲がらず手術の可能性がある テニス肘は、症状が重症化すると手術での治療が必要になる場合があります。手術というと少し大げさな感じがするかもしれませんが、テニス肘は進行すると腕を曲げられなくなることもあるのです。 そうなるとスポーツはもちろん、日常生活にも大きな支障が出てしまいます。そのため症状が進行した患者さんには、手術による治療が勧められています。しかし、どんな手術なのかが分からないと不安ですよね。 そこで今回はテニス肘の手術について解説します。 テニス肘で手術が必要になるのはどのような時? テニス肘は重症化するとなかなか治りません。症状が軽いうちは基本的に保存療法を行いますが、痛みが慢性化して来ると保存療法では効果がありませんから、手術での治療に移行します。 テニス肘は肘を酷使するテニスプレイヤーをはじめ、毎日の生活で重いものを持ち運ぶ人、タオルを絞る動作を頻繁に行う人に発症しやすい病気です。 日常生活の動作で雑巾を絞ったり…は誰でも普段から行う動作です。それがきっかけで手術が必要になるなんてショックだと思います。 ですが、日常生活に支障があるままというわけにはいかないので、信頼できる医療機関を受診し、適切な手術を受けることが必要です。 テニス肘の手術は主に2種類ある テニス肘の治療で行う手術には、2種類の方法があります。1つは関節鏡を用いて行う手術で、もう1つは切開による手術です。 テニス肘の患者さんは、ほとんどが関節鏡を使用した手術で治療を行っています。その理由としては、傷口が小さいため回復が早いことが挙げられます。 関節鏡を使った手術の特徴 関節鏡による手術の場合、傷の小ささと回復の早さが最大のメリットになります。よほど重症でない限り、テニス愛好家を中心とした多くの患者さんはこの方法で手術を行っています。 テニス肘の痛みは、肘の腱が断裂した箇所に上腕骨の外側上顆がぶつかることで生じます。手術では断裂している箇所を削り、骨との衝突を解消します。 テニス肘の手術は全身麻酔で行いますが、術後にギプスを使う必要はなく、手術の翌日からリハビリの開始が可能です。 切開による手術の特徴 切開による手術は上腕骨の外側上顆にある病変部を切除する方法です。局所麻酔での手術が可能という点が特徴的です。 この他にも、筋膜を切開し、筋肉内の圧を下げることで痛みを取り除く治療法、伸筋腱の起始部の切離と必要に応じて関節包・輪状靱帯や滑膜を切除していく治療法もあります。 まとめ・テニス肘が進行し重症化すると肘が曲がらず手術の可能性がある テニス肘の手術方法は、患者さんの症状や痛みの原因、進行具合などを診察で確認し、それぞれに合った術式で行われています。 多くの患者さんは、傷跡が少なく術後の早い回復が見込める関節鏡による手術で治療していますが、肘の状態や症状の進行によっては関節鏡手術が適さないこともあります。 テニス肘が重症化すると手術が必要になりますが、その場合は担当の医師としっかり相談した上で治療方針を決めていきましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2023.03.10 -
- テニス肘
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テニス肘は45歳以上で発症しやすくなる?!重症化を防ぐためにできること テニス肘(テニスエルボー)は重症になると治療にかかる期間も長くなりますし、手術が必要になってしまうこともあります。テニス肘は、テニス以外でも日常生活の動作が原因となって発症することも多い病気のため、患者さんも一定数います。 また、テニス肘の特徴として、45歳以上になると発症しやすくなるという特徴もありますが、この理由は、年齢とともに肘の腱が痛むからです。 テニス肘は、軽い症状のうちに治療したいところですが、重症化してしまう人も少なくありません。今回はテニス肘の重症化を避ける対処法について解説します。 テニス肘が重症になると・・・ テニス肘は「上腕骨外側上課炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」とも言います。 状態としては、肘の外側にある上腕骨外側上顆が過敏になっていることを指し、一般的な呼び名である「テニス肘」は、テニス愛好家に発症する確率が高いことから付いたと言われています。 テニス肘が軽度のうちは動作中に痛みを感じるものの、動作を中断して安静にしていれば痛みがなくなりますが、重症化してしまうと簡単には痛みを取り除くことができなくなります。 痛みが引かない テニス肘は、重症化してしまうとなかなか痛みが引かなくなり、痛む箇所に湿布を貼るなどして対処します。 湿布で応急処置をすると一時的には痛みが引くこともありますが、根本的な痛みの原因が解消されていないため、しばらく経ったらまた痛み出すことが多いです。 このように、一度重症化してしまうと痛みを取り除くのが大変なのです。 テニス肘を重症化させないために テニス肘が重症化するのを避けるには、まず痛みが出る動作をなるべく行わないことが重要です。テニス肘は原因となった動作の反復で重症化します。そのため、原因そのものを避けることが最も有効でしょう。 また、手や指のストレッチをこまめに行うことも大切です。手首周辺の筋肉を日頃から柔らかくほぐしておくのも効果的。そして肘を使った動作を行う際には、テニス肘用のバンド、もしくはサポーターや場合によってはテーピングも有効です。 テニス肘用のバンドやサポーター、テーピングを利用する時には、担当の医師に着け方を確認しておきましょう。いずれにしろ、発症した場合は、放置せず早めに医療機関、病院などで診察を受けて適切な処置やアドバイスを頂くことが重症化させない一番の方法です。 ・医療機関を受診し、診断を受ける ・安静を保つ ・発症した原因となる動作を行わない ・ストレッチを取り入れる ・装具、サポーターやテーピング利用する まとめ・テニス肘は45歳以上で発症しやすくなる?!重症化を防ぐためにできること テニス肘の重症化を避けるには、痛みなどの症状が軽いうちにきちんと医師に診察してもらうこと、手や指のストレッチをこまめに行うことが大切です。 特に45歳以上になると発症するリスクが高くなります。肘周辺に痛みが出たら放置せずに早いうちに対処することが、重症化させないためのポイントになります。テニス肘は、軽度のものであれば数週間で治ることが多い病気ですから、重症化して治療期間が長引くより、軽症のうちに治療したほうがいいですよね。 痛みが出たら早めに整形外科を受診し、治療を始めましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2024.03.22 -
- 肘
- テニス肘
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)が悪化する原因と悪化しやすい人 テニス肘は悪化してしまうと、とても厄介な病気です。テニスをしている人がかかる病気のように思えるかもしれませんが、実際はテニスを全くしたことがなくても発症する病気なのです。 テニス肘の正式な名称は「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」と言います。重いものやタオルを絞る動作で痛みを感じることが病気の特徴で、放置していても治らない場合はテニス肘が悪化している可能性があります。 今回はテニス肘が悪化するとどうなるのか、また、テニス肘の悪化の原因について解説します。 テニス肘の悪化とは テニス肘は初期のうちは症状が軽いのですが、何らかのきっかけで症状が悪化することがあります。テニス肘が悪化するとどのような症状が出るのでしょうか? テニス肘の症状は、肘に特定の動作をした時に痛みを感じます。痛みの出る箇所が肘のどの辺りかと言うと、腕を組んだ姿勢で肘一番の前に来る骨が出っ張った箇所になります。 初期であれば安静にしていれば痛みも引きますし、放置していても治ることがあります。しかし、悪化している場合は時間が経っても症状が一向に改善しません。痛みが出る動作の種類によっては、日常生活に影響を及ぼすことも少なくありません。 テニス肘が悪化する原因 テニス肘はなぜ悪化してしまうのでしょうか?その原因はテニス肘になるきっかけとなった動作を繰り返していることにあります。例えば、重いものを持つ動作がテニス肘の原因だった人がいるとします。 その人が重いものを持つ動作を反復することで、肘への負担も継続的にかかっていることになり、どんどん悪化してしまうのです。ですから、テニス肘の悪化を避けるには、肘の負担となっている動作を避けることが大切です。 テニス肘が悪化しやすい人 テニス肘には、症状が悪化しやすい人がいます。それはテニス肘の原因となる動作を繰り返す人、そして糖尿病や甲状腺の病気を持つ人です。これらの人は、テニス肘が悪化しやすいので、軽度のテニス肘でも放置しない方が良いです。 症状に気付いたら、なるべく早めに医療機関を受診するよう心掛けましょう。 まとめ・テニス肘(上腕骨外側上顆炎)が悪化する原因と悪化しやすい人 テニス肘はテニス経験とは無関係に、肘に負担のかかる動作を日常的に行っている人がかかる疾患です。また、年齢では45歳以上の人に発症しやすい病気で、悪化すると日常生活に大きな悪影響を及ぼします。 中でも糖尿病や甲状腺の病気にかかっている人は、症状が悪化しやすい傾向がありますから、軽い症状でも肘を使った特定の動作の際違和感や痛みに気が付いたら、放置せず早めに整形外科を受診してください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2024.03.26 -
- 膝の慢性障害
- ひざ関節
ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは?その治療方法と注意すべき点 ランナー膝をご存知でしょうか。正式には「腸脛靭帯炎」と、なかなか聞きなれない病名です。ランナー膝といったほうが、聞いたことがあるという方が多いかもしれませんね。 今回は、このランナー膝(腸脛靭帯炎)とは一体どんな疾患なのか、詳しくご紹介します。 ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは、 ランニング等による膝の使いすぎから来る「膝に起こる障害」のことです。 膝の屈伸運動を繰り返し行うことで腸脛靭帯が大腿骨外顆(がいか)と擦れ、炎症が起こって痛みが発生します。 マラソンなどの長距離ランナーをはじめ、バスケットボール、水泳、自転車、エアロビクス、バレエなど多岐に渡るスポーツで発症します。 過剰なランニング時間やウォームアップ不足、休養不足、硬い路面や下り坂による負担など、さまざまな要因が発症に結びついています。 どんな症状がでるの? 腸脛靭帯炎とは、膝が痛むというのが基本的な症状です。 痛む箇所は大腿骨外顆周辺、膝の外側で、腸脛靭帯の走行に沿って痛みが出るケースもあります。 初期はランニング後に痛みが発生するのですが、休むと痛みが消失します。 しかし、ランニングを続けていると次第に痛みは増してきて、休んでも簡単に痛みが消失しなくなります。 治療方法について 膝の屈伸運動を繰り返し行うことで発症する腸脛靭帯炎なので、最大の治療方法はランニングや膝に負担が掛かる練習を休止、或いは練習を減らすことが症状緩和につながります。 そして、アイシングや湿布の使用、ストレッチを強化します。 また、スポーツ整形外科を受診し、消炎鎮痛剤の内服や局所注射などの治療を行います。 注意!腸脛靭帯炎ではない場合もある! 腸脛靭帯炎の症状は膝の外側の痛みですが、同じ膝でも「膝の外側の痛み」は腸脛靭帯炎ではありません。 中学生や高校生の場合、疲労骨折が考えられるケースもありますし、中高年なら外側半月板損傷が疑われるケースもあります。 膝の外側の痛みが改善しないようであれば、整形外科をはじめ、スポーツを専門とする病院を受診するようにしましょう。 まとめ・ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは?その治療方法と注意すべき点 腸脛靭帯炎とは、ランニングなどで膝屈伸を繰り返すことにより、腸脛靭帯が大腿骨外顆と擦れ、膝外側に痛みが生じる疾患です。 初期は休むことで痛みが取れますが、ランニングを続けていると次第に痛みが増し、休んでも痛みが取れなくなります。 ランニングを休止したり、練習量を軽減したりすることが最大の治療ですが、痛みが治まらない場合はスポーツ整形外科を受診し、痛み止めの服用や注射が必要になる場合もあります。 年齢によっては他の疾患の可能性もあるので、膝の外側の痛みが治まらない場合は、早めに受診して診断してもらうようにしてください。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2023.08.23 -
- 膝の慢性障害
- ひざ関節
膝蓋腱炎(ジャンパー膝)とは?痛みの程度で分かる重症度、その治療と予防法 膝蓋腱炎とは、スポーツをしている成長期のお子さんの膝の痛みに多い「ジャンパー膝」とも呼ばれている疾患です。 でも、あまり聞いたことがない病名ですし、どのような病気なのか、治るものなのか…といったことが知りたいという方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、膝蓋腱炎とはどんな疾患なのかについてまとめました。 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)とは? 膝蓋腱炎とは、膝全面の痛みを主とする慢性のスポーツ障害で「ジャンパー膝」とも言われています。 好発年齢は、成長期の12歳~20歳くらい。特に10代のスポーツをする男性に多いです。 また、痛みの程度によって重症度が決められています。 軽症 スポーツはできるが、運動後に痛みが出る。 中等度 運動を始めるときに痛みがあるが、ウォーミングアップで痛みが消失。しかし、運動後に再び痛みが出る。 重症 運動負荷で痛みが出る。痛みが消えないため運動ができない。 最重症 腱や靭帯の断裂があり、運動ができない。 膝蓋腱炎の原因とは? 膝蓋腱炎の原因は、大腿四頭筋の柔軟性の低下が要因の1つとなります。 特に骨の成長が著しい成長期の選手は、骨の成長に対して筋肉の成長が追金井いつかない現状があり、結果的に筋肉が硬くなり、膝蓋骨周辺に負担がかかります。 また、選手自身の体力や技術に適さない練習の積み重ねや、足に合わない靴の使用、地面が硬すぎる、或いは柔らかすぎるなどの練習場の環境が合わない練習、不適切な靴、硬すぎたり柔らかすぎたりする練習場の環境が膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の原因になることがあります。 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の予防と治療 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の予防は、大腿四頭筋とハムストリングスのストレッチと筋力強化が良いでしょう。 特に身長がぐんぐん伸びる成長期の選手の場合、先ほども触れましたが骨の成長に筋肉の成長が追ついていません。そのため、筋肉が硬くなってしまっているので、ストレッチなどを行って柔らかくすることが効果的です。 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の症状が軽い場合は、ストレッチと筋力強化をすることで治癒できる場合もあります。 また、運動後10~15分のアイシングにより、炎症を抑えることができ、循環も良くなります。 しかし、ストレッチアやアイシングなどを行っても、症状が改善されない場合、痛みが良くならない場合は、スポーツ専門の整形外科を受診してください。 そして、一定期間運動を休止し、しっかりと治療を受け休養をとることが必要です。 医師による治療を行っても痛みが改善しない場合は、重症化していると考えられるため、整形外科医と相談し手術を受ける、或いはスポーツを諦めるか、どちらかの選択を迫られる場合があります。 まとめ・膝蓋腱炎(ジャンパー膝)とは?痛みの程度で分かる重症度、その治療と予防法 成長期の選手の場合、ただの痛みだと我慢していることも多くあります。 しかし、膝蓋腱炎(ジャンパー膝)は重症化してしまうとスポーツを続けられなくなる場合もあります。 痛みの症状がある場合はそれ以上悪化させないように、練習を少なめにしたり休むなどの対策をして、しっかり治すことが大切です。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.09.18 -
- 膝の慢性障害
- ひざ関節
ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)なら運動は控えて!その原因と予防、治療法 日常的にスポーツをしていて、そんな時に膝に痛みが出るようになり、そんな状態が続いたので診察を受けたところ「ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)」という病名を言われ、日常的に聞かない名前だけに驚いた経験がある方もおられるのではないでしょうか。 今回は、この「大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)」について、どのような症状で、もし発症したらどうすればいいのか、分かりやすくお伝えしていきたいと思います。 ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)とは? 大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)の「大腿四頭筋」とは、大腿(太もも)の全面に位置している筋肉(大腿直筋、内側広筋、外側広筋、中間広筋)の4つのことです。 この4つの筋肉の中に膝のおさら「膝蓋骨」があり、このおさらの部分「膝蓋骨」と大腿骨で作られているのが膝蓋大腿関節です。 そして、大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)になると、膝の「おさら」のあたりが痛みます。 ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)の原因とは? 大腿四頭筋腱付着部炎は、大腿四頭筋の柔軟性の低下が要因の一つとなります。 大腿四頭筋腱付着部炎とは、「ジャンパー膝」とも呼ばれていて、サッカーやバレーボール、バスケットなど膝を使うあらゆるスポーツで発症する可能性があります。 例えば、サッカーではボールをキックしたり、ダッシュするような膝の使い方が膝を酷使することになりますし、バレーボールなどのジャンプ動作でも膝に負担がかかります。 つまり、大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)は、膝を酷使することによって起こる「スポーツによる膝の慢性障害(スポーツ障害)」です。 成長期に発症しやすい疾患です! 成長期のスポーツ少年・スポーツ少女の場合、骨の成長に対して筋肉の成長が追い付かない状況があります。そのため、筋肉が硬い状態となり、膝蓋骨周辺に負担が蓄積しやすくなります。 また、選手の体力や技術に合わない練習や足に合わない靴、硬すぎたり柔らかすぎたりする練習場の環境も、ジャンパー膝の原因になります。 ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)の症状とは! ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)は、痛みの程度により、重症度が異なります。 軽症 スポーツは可能ですが、運動後にひざに痛みが出ます。 中等度 スポーツ開始時に痛みがありますが、ウォーミングアップで痛みが消失します。しかし、スポーツ後にまた痛みだします。 重症 運動負荷で痛み、その痛みは消えず、スポーツはできません。 最重症 腱や靭帯の断裂があり、当然スポーツはできません。 ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)の治療法 大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)は、ストレッチと筋力強化が一番の予防です。軽傷の場合は、これだけでも治癒することもあるくらいです。また、運動後10~15分にアイシングをするのも効果的です。また湿布なども有効です。 スポーツ前のウォーミングアップ、準備体操、ストレッチは必ず行うようにしましょう。筋肉をほぐし、温めスポーツの動きからくる故障を防ぐことが可能になります。 また、スポーツ後には面倒でもクールダウンのためのストレッチを身体が温かいうちに行いましょう。これだけで筋肉内の疲労物質を排出できる効果を期待できるほか。筋肉の緊張を緩和し、筋肉の柔軟性を取り戻すことが可能になります。その運動が激しければ、激しいほど筋肉の組織は傷つくため、その修復を行う助けになりもます。 このようなスポーツ前後の取組みを通してジャンパー膝を防げるように注意することが予防として大切になります。 ただ、ジャンパー膝で痛みが出てしっまた部分へはテーピングやサポーターなども有効な手段ですが、自己流では逆効果の場合もあります。できるかぎり医療機関にて専門家の指導を受けて効果的に行うようにしましょう。 どうしても痛みが取れない重症な場合は、手術を受けるか、スポーツを諦めるかの選択をしなければならない場合もあります。 まとめ・ジャンパー膝(大腿四頭筋腱付着部炎)なら運動は控える!その原因と予防、治療法 大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)と診断されても、軽症~中等症の症状であればスポーツの継続は可能です。 しかし、重症化してしまうとスポーツを諦めなければならない状況になるケースもあります。痛みが軽症であっても、その症状を見過ごすことなく、適切な治療を受けてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.07.20 -
- 膝の慢性障害
- ひざ関節
鵞足炎の治療方法と予防、気になる治療期間の目安について 歩くと痛い鵞足炎。鵞足炎による膝の内側の痛み、早く治したいですね。でも、鵞足炎はどのような治療を行うのでしょうか。また、鵞足炎の治療期間はどのくらいなのでしょうか。 今回は、鵞足炎の治療方法や治療期間などについてご紹介します。 鵞足炎の治療について 股関節や足関節の動きが左右均等か、必要以上に筋肉が硬くないかをチェックし、動きの悪さや硬さを感じた時は、すぐに整形外科を受診しましょう。早期に見つけて治療に取り組めむことができれば早く治ります。 痛みを感じるようになって鵞足炎と診断されても、痛み止めやリハビリなどで、比較的短期間に治すこともできますから、とにかく早く治療を始めることが必要です。 こちらもあわせてご覧ください 鵞足炎が治せる!?最新治療について解説 どんな治療をするの? 痛みが生じている部分が、熱を持っていたり張りを感じる場合は、アイシングや超音波治療、電気療法などを行い、炎症症状の軽減、改善を目指します。痛みを感じると、その部分だけでなく周辺の筋肉が緊張してしまいます。なので、膝を曲げる筋肉などのストレッチやアイシングを行います。 その他、消炎剤や鎮痛剤の内服や湿布などの外用剤の併用、緊張して固まった筋肉のマッサージ治療も行われます。 鵞足炎の治療期間 鵞足炎の治療を始めたとして、どのくらいの時間がかかるのでしょうか?鵞足炎の治療期間を見てみましょう。どのくらいの期間がかかるのか確認してみると、残念なことに全ての人が短期間に治るわけではありません。 やはり鵞足炎の症状の度合いや、再発防止のために、どのくらい安静を保つことができるかなどによって鵞足炎の治療期間は異なってきます。鵞足炎の治療が長引いてしまうと、日常生活に支障も出てきます。スポーツ選手は、スポーツができない期間が長引いてしまいます。 鵞足炎は治療ができる疾患ですが、治療期間が長引く可能性もあるため、予防をすること、再発を防ぐことが必要です。 鵞足炎の予防方法 まずはスポーツ選手の場合の予防法を挙げてみます。 ・特に膝を曲げる筋肉のストレッチを、練習前後に十分行う ・練習直後は、20~30分アイシングし、その後温める ・新入生の場合などのランニング距離は、徐々に伸ばすようにする ・シューズ選びを大切にする ・足首の柔軟改善や、正しいフォーム作りを検討する 次に、スポーツをしない人の予防法を挙げます。 ・膝周りなどの筋肉のストレッチを行う ・体重増加を防ぎ、膝に負担をかけないようにする ・足にあった靴を選ぶ、インソールを入れる どちらの場合も、膝の周りなどの筋肉をストレッチし、膝に負担をかけすぎないようにすることが基本で、大切なことが分かります。 まとめ・鵞足炎の治療方法と予防、気になる治療期間の目安について 鵞足炎の治療期間は、短期で済む場合もありますが、症状によっては長期化することもあります。早期に治すためには、早期発見、早期治療が必要ですし、鵞足炎にならないための予防も大切です。 痛みを感じたら放置せずに病院に行くべきです。医療機関でしっかり検査を受けて早期に治療に取り組むことが大切です。また、鵞足炎は再発することがありますから、治ったとしてもストレッチを継続し、再発防止に心がけるようしょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 鵞足炎とは?
最終更新日:2023.12.05 -
- ひざ関節
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長引く鷺足炎を早く治すためにはテーピングなのかストレッチなのか? 鷺足炎が長引くと、日常生活にも支障をきたしてしまいます。鷺足炎になると、階段の昇り降りがつらい、スポーツに早く復帰したい!どうにかして痛みをとりたいですよね。 でも、痛みを取るには、どうしたらいいのでしょうか? 鷺足炎の治療 鷺足炎の治療で、まず大切なのは膝を安静にすることです。鷺足炎は膝を使いすぎたことによっておこる炎症なので、休ませてあげるのが重要です。 次に、緊張してしまった鷺足周辺の筋肉をほぐしてあげることも大切です。マッサージやストレッチによって筋肉の委縮をほぐし、膝の可動域を広げます。 軽症の場合は、痛みを感じたらアイシングを行う、ストレッチをする程度で治ります。また、塗り薬や貼り薬も効果的ですし、軽症や中等症であれば、スポーツを続けることも可能です。 病院で行われる鷺足炎の治療とは? 病院で鷺足炎の治療を受ける場合は、消炎剤や鎮痛剤の内服、湿布などの外用剤、マッサージやストレッチ、電気療法などの痛み軽減方法が行われています。 また、毎日のストレッチ提案や、インソール、足底板の製作などを行い、足への負担を減らしていきます。 スポーツ選手の鷺足炎は長引く? 鷺足炎は慢性のスポーツ障害の1つです。一度発症すると、繰り返すこともありますから、ストレッチなどの予防を徹底しましょう。もし、発症してしまっても、症状を悪化させて、鷺足炎の治療が長引くようなことは避けたほうが良いです。 鷺足炎の痛みが長引く時は ストレッチやリハビリなどで治療を続けていても、なかなか痛みが取れない場合があります。鷺足炎の痛みが長引く時は、ステロイドと局所麻酔薬を注射することがあります。 しかしながら、ステロイドが腱を痛める恐れがあるため、痛みが強く歩行障害が出てしまっているような場合限定で行うなど、ステロイドは最小限にとどめられています。 鷺足炎の痛みではない場合もあるので長引く場合は注意! 人によりますが、筋肉の過緊張によって伏在神経絞扼性障害を起こすことがあります。 鷺足の少し上の中枢をたたくと放散痛を生じ、筋の痛みだけでは収まらなくなります。そして、鷺足の内側やふくらはぎの内側にしびれを感じるようになり、下肢内側の障害にまで発展することもあります。 ここまでくると、筋肉の炎症が和らいだとしても、神経のしびれはとれません。また、「長引く鷺足炎の痛みだなあ」、などと思っていても、症状が悪化し、変形性膝関節症を併発していることもあります。 そうなるとますます日常生活に支障をきたしますので、しっかりとした治療と予防が必要です。鷺足炎の痛みが長引く場合は、かかりつけの医師にも相談してくださいね。 まとめ・長長引く鷺足炎を早く治すためにはテーピングなのかストレッチなのか? どんな病気にでも言えることですが、痛みは早く取りたいものですよね。鷺足炎にしてもそうです。 日常生活のことを考えると、鷺足炎の痛みが長引くようなことは避けたいものですから、ストレッチやリハビリ、適正体重に戻すなど、膝への負担をできるだけ減らすことが大切です。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.01.14 -
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スポーツ選手の鵞足炎と一般人の鵞足炎!膝の内側が痛む原因の違い 歩いている時、運動をしている時に、膝の内側の痛みを感じたら、それは鷺足炎かもしれません。 鷺足炎の原因は、大腿部の3つの筋肉が膝関節の内側に集まって付着している部分が炎症を起こしたためなのですが、どんな時に炎症を起こすのでしょうか。 今回は、鷺足炎の原因について詳しくご紹介します。 スポーツ選手の鷺足炎の原因 鷺足炎は、スポーツ障害の1つとも言われています。 つまり、スポーツ選手に多い病気で、膝の内側に痛みが起こります。特に、ストップ、ターン、スタートダッシュを繰り返すようなサッカー、バスケットボール、ラグビーなどの横に動くことが多いスポーツ選手に見られることが多いです。 膝の屈曲を繰り返すことにより鷺足が脛骨上端とこすれて、炎症を起こすのですが、その原因は、以下のようなものが挙げられます。 鵞足炎の原因(一例) ・ランニングなどで膝に過度な負担がかかる ・ストレッチなど、ウォーミングアップが不足している ・急に長距離を走った ・慣れない新種目なのに、激しいトレーニングを行った ・運動フォームが悪い ・足にあっていない靴を履いている ・柔らか過ぎ、硬すぎなど、練習場の問題 ・X脚やO脚などの骨格異常 スポーツをしていない人の鷺足炎の原因 鷺足炎になるのは、スポーツ選手だけではありません。スポーツをしていなくても、膝を酷使したり負担をかけたりすることによって、鷺足炎は起こります。 ・立ったり座ったりを繰り返し、膝に負担がかかる ・足に合わない靴をはいて歩いたり、運動したりしている ・急に長距離のジョギングを始めた、ストレッチが足りなかった ・加齢に加え、体重が増加し、膝に負担がかかる ・X脚、O脚などの骨格異常 ・変形性膝関節症の合併症 スポーツ選手であっても、そうでない人でも、鷺足炎の原因は膝の酷使、負担をかけることによって起こるのです。 実際に症状が出てしまうと痛みでつらいですから、鷺足炎の原因を取り除くこと、つまり予防が必要です。 鷺足炎の予防 膝にストレスを与えないように運動することが必要です。 しかし、それを意識しながらスポーツや日常生活を送ることは、難しいことだと思います。 したがって、何か運動をしようとする時や、長距離歩くことが分かっている時などは、体のウォーミングアップや、膝の筋肉のストレッチを、事前に十分行うことが大切です。 また、X脚やO脚であれば、膝と足先がまっすぐ前を向くようにするなど、日常から意識して姿勢を矯正したり、靴にインソールを入れたりするなどして対策することも必要です。 まとめ・スポーツ選手の鵞足炎と一般人の鵞足炎!膝の内側が痛む原因の違い 鷺足炎の原因は、膝に負担をかけすぎることです。 特に、スポーツや運動をする場合は、十分な準備体操を行うことが大切。鷺足炎は、慢性化することもあります。そうならないよう予防を心がけてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.09.01 -
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鵞足炎を悪化させると変形性膝関節症になる危険性をご存知ですか 鵞足炎が悪化すると、日常生活に支障をきたすばかりでなく、進行すると変形性膝関節症が起こってしまう危険性があります。 鵞足炎を悪化させないためには、何をする必要があるのでしょうか? 治療方法などを紹介しながら見ていくことにしましょう。 変形性膝関節症とは?詳しくはこちら 鵞足炎が悪化すると大変なことに! 鵞足炎の軽症段階では、歩いた時や運動した時に、膝の内側に少し痛みを感じる程度です。 しかし、これを放置してしまうと、階段の昇り降りが苦痛になったり、強い痛みを感じ始めます。 重症になると、じっとしていても痛みを感じるなど、日常生活に支障をきたすようになります。 また、鵞足炎は、スポーツ障害の1つとも言われています。体の成長が未熟な子どもが、この鵞足炎になってしまうと、将来、膝に問題を抱えることにもなりかねません。 予防を心がけることが大切ですし、もし鵞足炎になってしまったときは、なるべく軽症のうちに治療することが大切です。 鵞足炎の治療 まずは、膝を休めることが大切です。 痛みを感じたら、アイシングをしながら安静にしてください。貼り薬や塗り薬を使用してもよいでしょう。 このケアで症状に改善が見られなければ、病院を受診してくださいね。 痛みを感じる部分に熱や張りを感じる時は、超音波治療や電気療法などを行い、炎症の軽減を図ります。 痛みが和らいだら、膝に負担をかけないようにしながら、太ももの裏側や内側の筋肉のストレッチをします。ス ポーツをする際のフォームづくりや、足首の柔軟性をつける、膝と足がまっすぐ前を向くようにし、階段を昇る時や歩く時は、できるだけ膝と足先が一直線になるように意識づけをする、足の形に合わせたインソールを入れるなども、鵞足炎を悪化させないためには効果的でしょう。 また、鵞足部の緊張が高まっていると、膝関節がねじれます。これは、さらに鵞足炎を悪化させることになりますので、太ももの過度な緊張をほぐし、膝関節の可動域を拡げるマッサージや、ストレッチ、筋力回復などの膝関節機能改善のための治療が行われます。 鵞足部の治療を行っても痛みが引かないときはどうする? 鵞足部の治療を行っても痛みが引かない時には、ステロイドと局所麻酔薬の注射もありますが、ステロイドが腱を痛める恐れがあり、最小限にとどめられています。 また、この痛みは、鵞足炎が悪化したものであったり、鵞足炎が原因とは限らないため、診断は慎重に行われます。 まとめ・鵞足炎を悪化させると変形性膝関節症になる危険性をご存知ですか 鵞足炎を発症しても、軽症や中等症であればスポーツの継続は可能です。 ただし、悪化してしまうと大変なことになってしまう可能性があるため、軽症のうちに治療やリハビリを行うことによって、鵞足炎を悪化させないようにすることが大切です。 また、スポーツをしていなくても、鵞足炎になることがあります。その場合も、日常生活に支障をきたすことになる前に治療を受けるようにしましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2024.03.18 -
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鵞足炎は重症化すると完治が難しくなります!そうなる前の治療をおススメします 膝の内側の痛み、これくらいの痛みなら我慢できると、そのままにしていませんか?鵞足炎を放置しておくと、日常生活に支障をきたすこともあります。 鵞足炎が重症化してしまうと、変形性膝関節症を併発することもあるんです。そのようなことにならないように、早期に治療を開始しましょう。 鵞足炎は10~20代に発症しやすい 膝の痛みというと、中高年や高齢者というイメージがありますが、鵞足炎は10~20代の若者に発症しやすいという特徴があります。 筋肉や神経、骨や腱などが未成熟のうちに激しいスポーツを行うことで、膝に大きな負担がかかってしまうことが原因です。 特に、サッカーやラグビー、マラソンやバスケットボール選手に多く、膝を酷使することにより鵞足炎になってしまうのです。 子どものうちに重症化してしまうと、その後の選手生命を絶たれてしまうということも十分に考えられますから、鵞足炎が重症化する前に、しっかりと治療し、再発予防策を取る必要があります。 スポーツによる膝の慢性障害 鵞足炎は、スポーツをする若者に多く発症することからスポーツ障害の1つと言えます。 スポーツの過度な練習によって、膝に起こる障害は鵞足炎だけでなく、以下のようなものもあります。 ・大腿四頭筋腱付着部炎 ・膝蓋腱炎 上記二つは、ジャンパー膝とも言われています。 ・鵞足炎 ・腸脛靭帯炎 これらの障害は、膝のどの部分で炎症が起こっているかによって、名前がついています。 すべてに共通している原因は、筋力不足や、体の柔軟性不足、過度な練習、不適切な靴や、練習場のコンディションなどです。 そして、膝に相当の負担がかかることによって発症し、無理をし続けることで重症化してしまいます。 鵞足炎が重症化すると… 歩いた時や運動した時に、膝に痛みを感じる程度なら軽症ですが、鵞足の部分が熱を持ったり、違和感があったりすると注意が必要です。 腫れてくるというような症状があれば、鵞足炎が重症化してきている証拠です。 さらに、鵞足炎が重症化すると、動いていない時でも痛みを感じるようになり、日常生活に支障をきたします。特に階段の昇り降りがつらくなりますし、鵞足炎と変形性膝関節症とを併発する例も多いです。 まとめ・ 鵞足炎は重症化すると完治が難しくなります!そうなる前の治療をおススメします 鵞足炎は重症化すると完治が難しくなりますし、新たな病気を併発する可能性もあります。 ですから、鵞足炎の症状を感じたら、なるべく早く病院を受診し、適切な治療を始めることが必要です。 また、スポーツをする10~20代の若者に多い病気ですが、スポーツをしていない人でも、鵞足炎を発症することがあります。 膝は何をするにもとても大切な場所ですから、ストレッチをするなどして疲れをとり、適度に休ませてあげることも必要です。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.12.12 -
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鵞足炎とは?なりやすい人とは?セルフケア方法とは 階段の昇り降りや、椅子から立ち上がる時、歩いている時に膝の内側がずきずきと痛むことはありませんか? それは、鵞足炎かもしれません。鵞足炎とは、どのような病気なのでしょうか。 鵞足炎とは? 鵞足とは、ひざの内側に集中してついている筋肉の部分で、膝の曲げ伸ばしに重要な筋肉です。日ごろから、ストレッチをしてこの筋肉を伸ばしておくと良いといわれています。 鵞足炎とは、そのストレッチができていないことで、筋肉が硬くなり、歩行、階段の昇降、椅子から立ち上がる時などに引っ張られることによって炎症を起こし、痛みを感じる病気です。 そのまま放置していると重症になることもあり、じっとしていても痛みを感じ、日常生活に支障をきたします。特に、階段の昇り降りに支障がでます。 鵞足炎になりやすい人とは? 鵞足炎は、特にランナーがなりやすいと言われています。 ランニングする際に、強く膝を曲げ伸ばしすることによって、鵞足周囲の筋腱と膝の内側の骨が摩擦、炎症を起こしやすいからです。 急激なターンやストップを行うサッカー、ラグビーやアメフトなどの横の動きを頻繁にする種目や、慣れない新種目を始めたばかりの人になりやすく、新学年の始まる4月や5月、練習量の増える大会前の時期に見られることが多いです。 スポーツをしていない人も鵞足炎になります。 鵞足炎とは、膝に負担をかけることによって起こるものです。職場において、椅子から立ったり座ったりを繰り返す、趣味でジョギングを始めた、体重が増えた人などは、膝への注意が必要です。 また、変形性膝関節症を患っている高齢者も、鵞足炎を併発することがありますので、注意が必要です。 こちらも併せてご参照ください セルフケアと再発防止 痛みを感じたら、アイシングをし、安静にしましょう。 痛みによって、筋肉が緊張して萎縮し、動かなくなってしまいますから、膝に負担をかけないように、ゆっくりストレッチを行います。 筋肉の疲労を取り除くことが大切ですが、セルフケアによる改善が見られない場合は、病院で診てもらいましょう。 膝に痛みを感じる鵞足炎とは、スポーツをしていなくても起こる炎症です。 日ごろから、ストレッチの習慣をつけるといいでしょう。また、再発防止のためにも、継続してストレッチを行うことが大切です。 まとめ・鵞足炎とは?なりやすい人とは?セルフケア方法とは 階段の昇り降りや、椅子から立ち上がる時、歩いている時に膝の内側がずきずきと痛むことはありませんか? それは、鵞足炎かもしれません。鵞足炎とは、どのような病気なのでしょうか。 鵞足炎とは、膝に負担をかけることによって起こる足の炎症です。 日常の生活に支障きたす前に、治療しましょう。 また、筋肉を柔らかい状態で保つことによって、予防が可能ですから、日ごろから膝に負担をかけないことを意識すること、ストレッチすることが大切です。 慣習:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2023.12.12