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- PRP治療
美容医療/PRPの注入は安全なのか?リスクや気になる副作用を解説 「最近肌のたるみが気になる」「目元にできた濃いクマが気になる」など美容面で悩みは尽きることがありません。 そんな美容面での悩みを抱える人におすすめしたいのがPRPの注入です。副作用の心配がない上に自然に若々しい肌を手に入れることができます。ただ「失敗しないのか」「痛みはどれくらいなのか」「実際の治療の流れは?」など気になっている人も多いでしょう。そこで、PRP注入治療について詳しく解説していきます。 PRP注入による治療法について PRP注入による治療(自己多血小盤注入法)は、自分の血液を採取し血中にある血小板を高濃縮して抽出された成長因子を再び体内に注入する治療法です。 高濃縮された成分のことをPRP( Platelet Rich Plasma )と呼び、再び体に注入して戻すのでPRP注入治療法と呼ばれています。PRPの中に含まれている成長因子には、肌の細胞を活性化させコラーゲンなど美肌に必要な成分の生成を促す効果が期待できるので若々しい肌を取り戻すことができます。 また自分の血液を使用してPRPを作り注入するので、「副作用のリスクは圧倒的に低い」のが特徴です。 PRPの注入治療は“治癒する力”を意図的に取り戻すのが目的の治療法で、自分の治癒力を最大限利用し、さらに血小板を濃縮したPRPで治癒を手助けします。 ただし、ご自身の治癒力を利用した治療法のため、術後すぐに効果があらわれるわけではありません。注入した成長因子が美肌のために必要なコラーゲンなどの成分を生成しますが、それにはある程度時間が必要だからです。徐々に美肌を作り上げるイメージです。 突然変化することがないということは、人目を気にせず安全に美肌効果を実感できるということで、自然さを気にされる方におすすめの方法と申せます。 PRP注入治療の施術方法とは? PRP注入治療は、文字通りPRPを注入して治療を行うものです。その注入の際に利用するのが、注射器になります。高濃縮したPRPを注射器の中に入れ、気になる部分に直接注入することで局所ごとに成長因子の効果を実感することが可能です。 目の下のくまが気になるのであれば目の下に、ほうれい線が気になるのであれば口元にと自分の悩みにピンポイントでPRPを注入することができます。 PRP注入による痛みは? PRPの投与は、注射器を利用した注入法のため「痛みを伴うのではないか」と心配される人も多いのではないでしょうか。 特に目元や口元、皮膚の薄い場所などは注射器を利用すると通常なら鋭い痛みを伴います。しかし、PRP注入治療の際には基本的に注入する前に局所麻酔を行うため施術中の痛みはないのでご安心ください。 また、麻酔の方法もクリーム状の麻酔薬を用いるため、麻酔を行うことによる痛みはありません。したがってPRP注入治療の一連の流れ(麻酔→PRPの注入)の中で痛みを伴うことはありません。 強いて痛みがあるとすれば、術後のダウンタイム中に少し痛みを感じる人がいる程度です。 PRP注入による治療法は安全なのか? このようにPRPを注入する治療法は、とても魅力的な治療法と言えますが、美容治療という面から「失敗するのではないか」というリスクを考えて一歩踏み出せない人もいるでしょう。 特に注入するタイプの治療法においては、失敗して今の悩みよりも悪化してしまった時のことを常に考えてしまうものです。 PRP注入治療に関しても同様で心配を拭えないかもしれません。 ですが、自分の血液を利用するというものがPRP注入治療の大前提です。私たちの身体は体内に“異物”が混入すると拒絶反応を起こします。しかし、自分の血液を異物と勘違いされることは、ほとんどありません。したがって、拒絶反応から起こる失敗は、ほぼ無いと言えるです。 そのため、PRPの注入による治療は、基本的に安全であること、失敗のリスクを少なく美容治療を行いたい人におすすめの治療法と言えるのです。 PRP注入治療法のリスクや副作用とは? PRP自体、美容以外でもプロアスリートも利用している治療法です。 あの「大谷翔平選手も肘の治療」に使っていたため、話題を集めました。ですが「治療法なのでリスクや副作用は必ずあるだろう。」と思っている人も多いのではないでしょうか。 基本的に安全性の高い治療法 ヒアルロン酸やボツリヌストキシンを注入して一時的に肌にハリを持たせるプチ整形が流行っていますが、根本療法ではないため肌が若返ることはありません。 逆に人によっては副作用として現れてしまったり、注入のしすぎにより逆に肌に凹凸ができてしまうといったトラブルを引き起こしてしまう可能性があります。ですが、PRP治療であれば成長因子の含まれた成分を直接患部に注入するため、コラーゲンの生成や表皮の生成の手助けをします。 さらに注入するのは自分の血液から採取したものなのでアレルギー反応や副作用といったリスクはほぼありません。安全かつ効果の期待できる治療法といっても過言ではありません。 術後の腫れは副作用ではない PRP注入治療を行なった後に腫れが出ますが、これは副作用によって腫れているわけではありません。 注射をしたことで腫れているもしくは、内出血が起こっているだけなので術後1週間程度でおさまります。ただし、稀に腫れが引かないこともあるので、痛みを伴っていたりいつになっても内出血等の症状が引かない場合には施術を受けたクリニックに相談しましょう。 PRP注入による治療法の具体的な流れ 最後に、PRP注入治療の具体的な流れを紹介します。基本的にはどのクリニックでも同じ流れで治療を行なっているので参考にしてください。 1. カウンセリング 2. 採血 3. 遠心分離し血漿成分を抽出 4. 患部へ注入 これがPRP注入治療の背術の流れです。また、治療自体は簡単ですぐに終わってしまうのもこの施術の特徴といえます。治療に数日かかってしまうといった方法ではなく、注入して終了なので日帰りで治療を受けることが可能です。 注意点としては、カウンセリングを経て治療に入る際には同意書へサインが必要となるため、治療に不安がある場合は、気が済むまで質問しましょう。 安全性についてや副作用についてなど、自分で納得した上で治療を受けることが大切です。 ・治療に不安がある場合は、気が済むまで質問しましょう! PRP注入の上を行く話題の治療法の存在 PRPの注入治療はとても魅力的な治療法ですが、医療の進歩、現在はその上を行く治療法が話題となっていることをご存知でしょうか。それが「幹細胞治療」と呼ばれているものです。これも再生医療であり、PRP注入治療と同じく自分の細胞を使用します。 そこで以下に安全性、持続性ともに期待できる脂肪幹細胞治療の特徴を簡単に紹介します。 脂肪幹細胞治療とは 脂肪幹細胞治療は、線維芽細胞を再生しコラーゲンを生成するだけでなく、皮膚の角質層の修復、神経や血管の生成などにも効果が期待できます。 つまり、PRP注入治療方よりも効果が高いのが特徴です。自分の細胞を使用した治療法のため、効果が高いだけでなく安全性の高い治療法として注目を集めている反面、日本で治療を受けたい場合には、まだまだ導入しているクリニックが少ないという背景もあります。 ですが、リペアセルクリニックではいち早く脂肪幹細胞治療の認可を受けたため実際に施術を受けることができます。そんな脂肪幹細胞治療がおすすめの理由は以下の通りです。 再生医療による美容 • 自分の細胞を使うため高い安全性を実現 • 高い持続性と効果 • 自分本来の美しさを取り戻せる 安全性や効果については当然ですが、脂肪幹細胞は肌の内部にしっかりと働きかける効果が期待できるため自分本来の美しさを何歳からでも取り戻すことができます。また、その効果はとても自然でヒアルロン酸やボツリヌストキシンのように不自然になってしまうことはありません。 美容ケアとしてトータルに使用することができるので美容面で悩みを抱えている人におすすめです。 脂肪幹細胞治療がおすすめの人 高い効果を実現する脂肪幹細胞治療は以下のような人におすすめです。 • 人工物は使わず美容ケアを行いたい人 • 安全性の高い治療を受けたい人 • 自然な仕上がりにこだわっている人 • 肌を美しく保ちたい人 • 他の治療法で満足できなかった人 • 不自然さなく自分本来の美しさを取り戻したい人 また、脂肪を利用した治療法にはADRC(脂肪組織由来再生幹細胞治療)やセルーションがありますが、この治療法は300cc〜500ccの脂肪を採取し培養せず体内に戻します。 つまり、脂肪の中に今入っている脂肪幹と成長因子しか使用することができない上に、まだらです。そのため、脂肪が元々少ない人や高齢の場合には大きな負担を伴います。ですが、脂肪幹細胞治療では米粒2つぶ程度の脂肪を採取するだけで治療可能です。脂肪幹細胞は採取した脂肪は培養して1000万個〜1億個に増やし注射器で体内に戻すので負担が少なく効果は大きい治療法です。 自分本来の美しさを取り戻して綺麗になりたい人におすすめです。 PRP注入治療や最新治療で美しさを取り戻そう! PRP注入治療法は再生医療として現在メジャーな治療法です。そのため、たくさんのクリニックで施術を受けられるのが特徴です。ただ、PRP注入治療法よりも効果を実感したいのであれば脂肪幹細胞治療が現在一番おすすめです。 日本では治療できるクリニックが少ないですが、リペアセルクリニックでは最新治療法である脂肪幹細胞治療を受けることができるのでおすすめです。自分にあった安全な治療法で美しさを手に入れてください。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2024.02.08 -
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ニキビができやすい頬は面積も広いのでたくさんのニキビができてしまいますし、つい触ってしまったり…ということを繰り返してしまいニキビ跡になりやすい部位でもあります。 でも、赤みを帯びていたり、凸凹の皮膚になっている頬のニキビ跡を鏡で見ると、気分が沈んでしまうこともありますから、ニキビができてしまったら、なるべくニキビ跡を残さないようにすることが大切です。 こちらもご参照ください 頬にできるニキビの原因 頬にできる大人ニキビの原因は、甘い物や脂質の摂り過ぎ、胃腸障害、ビタミンB2、B6の欠乏、ダニなどが考えられます。 白や黒の非炎症性ニキビの場合は、適切なスキンケアをすることで大事には至りませんが、炎症性ニキビの赤ニキビになったり、黄ニキビになったりすることがあり、そうなると頬にニキビ跡を残しやすくなります。 ビタミンB2、B6不足を解消しよう! ビタミンB2やB6は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをしていて、食品中のたんぱく質からエネルギーを産み出したり、筋肉や血液などが作られたりする時に働きます。 このビタミンが欠乏するとニキビになりやすくなりますから、しっかり栄養素を摂ることが必要です。 ビタミンB2、6が豊富な食材は、うなぎ、卵、納豆、乳製品、葉菜類、かつお、まぐろ、レバー、肉、バナナなどがあります。 ニキビダニを増やしすぎないようにしよう! ヒトの顔にはニキビダニがいます。 このダニは、肌の皮脂量をコントロールしており、適量のニキビダニは、肌の状態をよくするには欠かせないものです。しかし、このニキビダニが増えすぎると、ニキビのほか、乾燥や老化、ニキビ以外の赤み、かゆみなどを発症します。 ニキビダニが増える原因は、水洗顔、ステロイドの長期使用、生活の乱れ、甘い物や脂っこいものの摂り過ぎ、免疫力低下などが挙げられます。 対策するためには、規則正しい生活習慣や食生活の見直し、保湿、正しい洗顔でスキンケアをすることが必須です。 そして、ニキビをひどくしないことが、頬にニキビ跡を残さないために必要です。 ニキビ跡の治療法 頬などのニキビ跡の治療には、フラクショナルレーザー治療や、ケミカルピーリング、皮膚再生治療などが行われています。 特に自分の血液や組織を使用して、コラーゲンを分泌している線維芽細胞を修復させる肌の再生治療は、近年注目を集めています。 頬のニキビ跡の治療目的だけでなく、シワやたるみにも効果があり、肌のアンチエイジングにも効果的なんですよ。 まとめ 頬は面積が広い分、ニキビができる数も多く、結果ニキビ跡が目立ってしまうことが多いです。 頬のニキビ跡を消したい!という場合は、皮膚科や美容外科を受診し、自分にあった治療法をみつけてください。 そして、ニキビ跡を残さないようにするためにも、ニキビを作らないこと、できてしまったニキビにはなるべく触れないようにして早く治すことが大切です。生活習慣や食生活の見直しなど、ニキビ予防にも気を配るようにすると良いでしょう。 監修:院長 坂本貞範
最終更新日:2024.02.05 -
- 糖尿病
血糖値の急上昇は突然死のリスク|今すぐ始めたい食後高血糖の症状と改善方法 最近は機能性食品のCMなどで「血糖値の上昇を抑える」「糖の吸収を抑える」というキャッチコピーを聞くことが増えてきました。 血糖値が急激に上昇すると何が問題なのでしょうか。 この記事では血糖値が急上昇すると何が問題なのか、また血糖値が急上昇するリスクや血糖値の上昇を抑える方法について解説します。 食後に血糖値が急上昇したまま戻らないのは病気の可能性 健康な人であっても、食事をすると血糖値が上がります。しかし、健康な人であれば食後しばらくすると上昇した血糖値が下がります。食後、時間が経っても血糖値が上がったままという場合は食後高血糖になっている可能性があります。 食後血糖値とは 食事で摂ったブドウ糖は腸で吸収されたあと血液に入り、すい臓から分泌されたインスリンによって筋肉や肝臓など全身の組織や細胞に取り込まれ、エネルギーとして利用されます。つまり、食後は血糖値が上昇するのです。 健康な人であれば、食後2時間ほど経てば140mg/dl未満(平常時の血糖値)に血糖値が下がりますが、食後高血糖の場合は140mg/dl以上の状態が続きます。 定期健康診断では空腹時(前日の夜から10時間以上絶食)血糖値を測定するため、血糖値が下がった状態の血糖値を見ていることになります。 しかし、食後高血糖は食後のみ症状が現れるため、空腹時血糖値では異常が見られず、健康診断で「正常」と判定されることがあるのです。 食後高血糖が起きる原因 食後はどんな人でも血糖値が上がりますが、健康であればすい臓からインスリンが分泌されるため、食後2時間後には空腹時の血糖値まで下がっていきます。 しかし、インスリンの分泌量が少なかったり、なかなか分泌されない場合は血糖値が下がらず食後も高血糖の状態が続きます。 食後高血糖にひそむ危険な病気 食後高血糖は食後に現れる高血糖です。空腹時は正常値に戻るため、通常の健康診断では高血糖を見逃されてしまい、気付かないうちにさまざまなリスクが起こる可能性があります。 糖尿病を発症するリスク 健康な人であれば、食事で上がった血糖値は食後2時間ほどで下がります。しかし、食後高血糖のある方は食後2時間経っても血糖値が下がりません。 食後血糖値が下がらない原因としては、すい臓から分泌されるインスリンの働きや分泌量そのものが低下していることによると考えられています。 インスリンの働きや分泌量の低下は糖尿病の原因でもあるため、放置すると糖尿病の発症リスクが高くなります。 さらに、食後高血糖は食後しばらくの間しか高血糖であることが確認できないため、一般的な健康診断では見逃されてしまうことが多くあります。 そのため、食後高血糖は隠れ糖尿病とも呼ばれています。 食後高血糖は気づきにくく放置してしまう傾向があるため、糖尿病を発症しやすくなります。 がん・認知症を発症するリスク 健康な人であれば、食事をするとインスリンがうまく働くため、血液中の糖をスムーズに細胞に取り込むことができます。 しかし、生まれ持った体質や生活習慣の乱れが原因で、インスリンが効きにくくなり、血液中の糖を細胞に取り込みにくくなると血糖値が急上昇してしまいます。 また、上昇した血糖値を正常に戻すために、すい臓は大量にインスリンを分泌するため、血糖値の上がり下がりが激しくなります。この急激な血糖値の上がり下がりのことを血糖値スパイクといいます。 実は、このようにインスリンが極度に多い状態は記憶力が衰える原因になるといわれています。ネズミによる実験では、インスリンが極度に多いとき、脳にアルツハイマー型認知症の原因といわれるアミロイドベータという物質が蓄積していることがわかってきています。 つまり、インスリンが極度に多い状態はアルツハイマー型認知症の原因になりうるということになります。 一方、脳に届くインスリンの量が少なくなることでも記憶力が低下するといわれているため、記憶力や認知症を抑えるためにも血糖コントロールが重要になります。一方、糖尿病はがんの発症リスクも高めます。 実はインスリンは細胞のがん化やがん細胞の増殖を引き起こすといわれています。また、糖尿病によって高インスリン血症や慢性炎症などを起こすこともがんを招く原因になると考えられています。 特に食後高血糖は血糖値の上がり下がりが繰り返されるため、インスリンが極端に多い状態による影響が大きくなります。そのため、食後高血糖はがんや認知症のリスクが高くなるのです。 心筋梗塞や脳卒中を発症するリスク 食後高血糖の場合、インスリンの分泌量や働きが低下しているため、上昇した血糖値を正常値に戻す力が非常に弱く、耐糖能異常の状態であるといえます。耐糖能異常は動脈硬化の引き金になることがわかっています。 また、食後高血糖は活性酸素の発生をうながすため、血管にストレスを与えたり、炎症を起こすことで動脈硬化を引き起こすともいわれています。 このように、耐糖能異常によって動脈硬化が起こると脳卒中や心筋梗塞など糖尿病の合併症を引き起こす可能性が高くなります。 今すぐ始めたい血糖値の急上昇を抑える食事法 食後の血糖値の急上昇を抑え、高血糖を抑えるにはどうすれば良いのでしょうか。 食後の血糖値が上がりにくい食べ物を選んで食べると食後の血糖値の上昇が穏やかになります。ただし、食後高血糖を防ぐには食べ方にもポイントがあります。 規則正しい3食の食生活 朝食を抜くと、昼食後に血糖値スパイクが発生することがわかっています。これは、朝食を抜くことで空腹の時間が長くなるため、昼と夜(残り2食)の食事後の血糖値が急上昇しやすくなるためです。 そのため、3食規則正しく食べることが食後の急激な血糖値の上昇を抑えることにつながります。 食べる順番は野菜から 食事をする際は野菜から食べることが血糖値の急上昇を抑えることにつながります。 野菜は食物繊維が豊富なため、最初に野菜を食べると食物繊維が腸の壁をコーティングするため、あとから食べるものの吸収速度を緩やかにする効果があります。なお、最初に食べるのは野菜だけでなく、きのこや海藻もおすすめです。 野菜の次に食べるならたんぱく質が豊富な肉や魚がおすすめです。肉や魚などを食べると、胃から腸に運ばれる際に脂質やたんぱく質と反応することでインクレチンというホルモンが分泌されます。 インクレチンは胃の内容物を排出するスピードを遅くする働きがあるため、あとに食べるご飯などの炭水化物の消化吸収速度が遅くなり、血糖値の上昇が緩やかになります。 飲食中に気を付けるポイント 食後の血糖値の急激な上昇を抑えるためには食べる順番だけでなく、ゆっくりと食べることも大切です。早食いはインスリンの働きが追いつかず、食後の血糖値を急激に上昇させてしまいます。 早食いの習慣がある場合は、一口食べたら箸を置くことを意識すると自然と早食いが抑えられ、食事の時間を長くすることができます。 食後は軽い運動をする 運動には血糖値を下げる効果があります。したがって、食後に軽い運動を行うと食後高血糖を防ぐ効果があります。 血糖値は食後30分~1時間後に上昇します。そのため、このタイミングで運動を行うと血糖値の上昇を穏やかにする効果があります。運動は散歩やウォーキングだけでなく、体操や家事をするといったことでもかまいません。少しでも良いので食後に体を動かすことが大切です。 一方、食後15分間は胃腸の働きが活発になり、食事で摂った糖が腸から吸収されるため血糖値が上がりやすいといわれています。 したがって食後15分後に運動すると血液が筋肉や手足に奪われるため、胃腸の働きが低下して血糖値の症状も抑えられるといわれています。ただし、食後すぐの運動は消化不良を招く可能性もあるため、注意が必要です。 血糖値を下げる食べ物・上げにくい食べ物 食後高血糖を抑えるには、血糖値を下げる食べ物や血糖値が上がりにくい食べ物を選ぶのも効果的です。血糖値を下げる食べ物または血糖値が上がりにくい食べ物には以下のようなものがあります。 ・野菜類(玉ねぎ、オクラ、トマト、レタス、キャベツなど) ・キノコ類 ・海藻類 ・食物繊維を含む食べ物(発芽玄米や大麦、オートミールなど) ・酢 ・柑橘類 ・大豆製品 ・乳製品 玉ねぎは料理に取り入れやすく、ミネラルも豊富なため、血糖値を気にする方には特におすすめの食材です。ただし、水にさらすと水溶性のビタミンが溶け出してしまうため、水にさらさずに調理することをおすすめします。 血糖値を上げるNG食べ物 食後高血糖を抑えるためには血糖値を上げる食べ物は避けましょう。血糖値を上げやすい食品には以下のようなものがあります。 ・ご飯・食パン・菓子パン ・麺類(うどん、そば、パスタなど) ・イモ類(里芋、ジャガイモなど) ・大豆以外の豆類(おたふく豆やインゲン豆など) ・甘いもの・甘い飲み物(饅頭やケーキ、スナック菓子、ジュースなど) 野菜は血糖値を上げにくいものが多いですが、とうもろこしやかぼちゃといった澱粉質の多いものは血糖値を上げやすいため、摂りすぎないようにしましょう。 まとめ・血糖値の急上昇は突然死のリスク|食後高血糖の症状と改善方法 血糖値が急上昇するリスクや血糖値の上昇を抑える食べ物や食事方法について説明しました。 食後高血糖を放置すると脳卒中やがん、認知症などさまざまなリスクを引き起こすことがあります。食後高血糖が気になったら医師に相談しましょう。 また、医師から食後高血糖といわれた場合は食事や運動に気を付け、糖尿病の進行を抑えることが大切です。 監修:院長 坂本貞範 こちらもご参照ください
最終更新日:2023.09.22 -
- 離断性骨軟骨炎
スポーツ選手や選手を目指す人が発症しやすい離断性骨軟骨炎は、同じ部分に繰り返し負担がかかることで起こる病気です。 症状が進むと手術が必要になることもあり、その後の活躍に影響を及ぼすことも懸念されますから、きちんと治療を受けることが必要です。 そこで今回は、離断性骨軟骨炎の治療について解説していきます。 こちらもご参照ください 離断性骨軟骨炎の治療期間 離断性骨軟骨炎は、初期のうちに発見し、治療を開始することが望ましいです。 特に、子どもの場合はまだ骨が成長途中ですので、きちんと治療すれば完治しやすいのです。 初期のうちならサポーターやテーピングで関節を固定する、数ヶ月間安静にすることで症状は軽減されていきます。 治療期間は大体3~6ヶ月、症状によっては1年以上になります。 この期間は発症の原因となった運動は制限されます。長期間運動を禁止されるのは辛いと思いますが、この期間にしっかり休むことで症状が完治する可能性が高くなります。 離断性骨軟骨炎で手術による治療を行う場合とは 大人が離断性骨軟骨炎になった場合は手術が必要になることが多いです。 子どもでも、重症な離断性骨軟骨炎は手術による治療となります。 手術と聞くと大がかりなイメージがありますが、離断性骨軟骨炎の手術は内視鏡を使って行うため、体にかかる負担は少ないです。 内視鏡手術は切開する箇所も小さく、術後も早期の回復が可能です。 軟骨の状態によっては、関節内にある軟骨の欠片を取り除いた後、自然に吸収されるピンで軟骨を固定する場合もあります。 離断性骨軟骨炎を早期治療するには 先ほども述べましたが、離断性骨軟骨炎はなるべく早期のうちに治療することが望ましいです。 そのためには、気になる症状があったら医療機関で検査を受けるようにしましょう。 レントゲン写真や超音波エコーなど、画像検査で骨の状態を知ることができますし、もし離断性骨軟骨炎の自覚症状がなくても、画像検査で軟骨がはがれ落ちているかどうかが分かります。 症状がない時期に見つけることができれば、完治させられる可能性も高いです。スポーツをしている人は、定期的に画像検査を受けることをおすすめします。 まとめ 離断性骨軟骨炎は、重症化すると手術治療が必要になりますし、あまりに軟骨の状態がひどい場合は、選手生命を絶たれることもあります。 最悪の事態を防ぐためには、早期発見することが大切です。 離断性骨軟骨炎は、定期的に画像検査を受けることで早期発見することができます。発見が早ければ早いほど確実に治療することが可能ですので、症状がなくても検査を受けることを心掛けましょう。 監修:院長 坂本貞範
最終更新日:2023.11.24 -
- 離断性骨軟骨炎
離断性骨軟骨炎とはどんな症状?その原因と予防、注意すべきこと 運動が原因となるケガに、離断性骨軟骨炎というものがあります。 離断性骨軟骨炎はスポーツをしている子どもに多く見られ、そのほとんどが肘や膝の関節に痛みや違和感を感じます。 症状の程度によっては、長期間の休養も必要になることもあるため、早期発見・早期治療が望ましいです。 そこで今回は、離断性骨軟骨炎とはどのような症状なのか、また、原因や予防法について解説します。 離断性骨軟骨炎とは? 離断性骨軟骨炎とは、軟骨が関節内ではがれ落ちている状態のことを言います。 膝や肘をはじめとする関節は、軟骨の存在によってスムーズな動きが可能となっていますが、スポーツのように長期間同じ動作を繰り返していると、関節内の軟骨がはがれてしまうことがあります。 これは継続的に1つの箇所に負担がかかったためです。 離断性骨軟骨炎になりやすいのは、スポーツをしている子どもです。中でも、野球やバスケットボールのように肘や膝を酷使するスポーツがきっかけになることが多いです。 離断性骨軟骨炎の原因 上記で解説したように、離断性骨軟骨炎は繰り返し関節に負荷がかかったことが原因で起こります。 同じスポーツを長期間続けていると関節にストレスがかかり、軟骨の下にある骨にダメージが蓄積されていきます。 例えば肘や膝などの関節で、いつも同じ場所に負担が加わると、軟骨や骨に向かう血液の流れが悪くなり、血流が滞ると障害を受けた骨の一部は壊死してしまいます。 そして、骨と壊死したところについている軟骨がはがれ落ちると、離断性骨軟骨炎を発症します。 肘や膝など同じ部位に頻繁に強い負荷がかかる野球やバスケットボールなどのスポーツは、離断性骨軟骨炎になりやすいのです。 離断性骨軟骨炎を予防するには 離断性骨軟骨炎は、スポーツの前後や最中の行動で予防することが可能です。 ・スポーツ中やその前後には必ず適度に休息をとる ・同じ内容の動作を何回も繰り返すことを避ける ・肘や膝など離断性骨軟骨炎になりやすい箇所の筋肉トレーニングやストレッチをしっかり行う ・肘や膝の動きに違和感を感じたらすぐに運動やトレーニングを中止する ・よく使う部分の負担を軽減するために、サポーターやテーピングを行う まとめ・離断性骨軟骨炎とはどんな症状?その原因と予防、注意すべきこと 離断性骨軟骨炎とは、スポーツが発症のきっかけとなる場合が多いケガです。 ですから、普段からスポーツの前後やトレーニングの最中にしっかり休息をとる、テーピングやサポーターを使うなど対策をしておくことが重要です。 もし肘や膝に違和感を感じたら、一時的に運動を中止し早めに医療機関を受診してくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2023.11.23 -
- アキレス腱
アキレス腱炎を発症した場合、足に負担をかけない歩き方とは アキレス腱炎が発症し、足に痛みがあると、どうしても痛みをかばうために歩き方が不自然になってしまうことがありますよね。 すると、身体の他の部分に負担がかかってしまうこともあります。 今回は、アキレス腱炎になってしまった時、足になるべく負担をかけない歩き方など痛みの改善ができる方法をご紹介します。 アキレス腱炎で足に負担をかけない歩き方とは? アキレス腱炎の症状が重い場合、アキレス腱を庇うような歩き方になる可能性があります。 そのような時は、以下で紹介する方法を試してみてください。 靴を見直す アキレス腱炎で歩き方が不自然になってしまうほど痛むときは、靴を見直すことをおすすめします。 踵の高めの靴やインソールやヒールウエッジなどで踵を少し高くして固定することで痛みが緩和され、不自然な歩き方の改善を期待することができます。 歩き方を見直す アキレス腱炎が発症し、歩く時に痛みが生じる方は、身体に対する衝撃を小さくする歩き方をするといいでしょう。 身体に対する衝撃を小さくする歩き方のポイントは以下の通りです。 ・足の裏全体でそっと地面に足を置くように接地する ・両足の間隔を腰の幅程度に広く取って歩く ・手は無理に振らず身体の動きに合わせて自然に振る ・足の指が地面をしっかりつかんでいる感覚で歩く ・坂道を歩く時は、上り坂は逆八の字に、下り坂はつま先から着地するように歩く ・階段を上る時はお尻から上げるように、下る時はお尻を一緒にイメージで足をそっと下ろす ・一般的には、このような歩き方が身体に対する衝撃を小さくできる歩き方です アキレス腱炎で痛みがある時も、このような歩き方を心掛けるといいでしょう。 アキレス腱炎を予防する歩き方 アキレス腱炎の痛みを感じながら歩くことはとても苦痛ですから、アキレス腱炎にならないようにするのが一番です。 そこで紹介したいのが、アキレス腱炎を予防する歩き方です。 アキレス腱炎を予防するためには、足首周辺の筋力を強化する必要があります。 例えば、踵を浮かせたつま先歩きをしたり、逆につま先を浮かせた踵歩きをしたりと、普段から筋力をつける歩き方を実践すると、アキレス腱炎を予防することができます。 まとめ・アキレス腱炎を発症した場合、足に負担をかけない歩き方とは アキレス腱炎の足の痛みを緩和するためには、歩き方に注意する必要があります。 踵を少し高い位置に固定できる靴を履いたり、身体にやさしい歩き方を実践したりすると、歩く時の痛みの緩和が期待できるでしょう。 アキレス腱炎になって足の痛みが出る前に、普段からアキレス腱炎を予防する歩き方を心掛けると良いでしょう。 特に今までアキレス腱炎になった経験がある方、スポーツなどで足首やかかと、アキレス腱に負担がかかる動作が多い人は、予防も万全にしてみてくださいね。 監修’リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください アキレス腱炎に関連する記事はこちら
最終更新日:2024.03.05 -
- アキレス腱
アキレス腱炎、安静にしても治らないのなら、他の病気の可能性! アキレス腱炎になると、ふくらはぎから踵あたりにかけて、痛みを感じたり腫れたりする症状が現れます。中には、普通に歩けないほどの痛みを感じる方もいることでしょう。 アキレス腱炎は基本的に、まったく歩けなくなるということはありませんが、歩けないほどの強い痛みを感じる場合は、他の病気が隠れている可能性もあります。 アキレス腱炎ではない?歩けないほど痛いなら要注意! 歩けないほどアキレス腱が痛いというのであれば、整形外科などの病院を受診する人がほとんどだと思います。しかし、一度病院にかかって、アキレス腱炎ですね…と診断され、おとなしくして様子を見ていれば治るでしょうなどと言われると、痛みを我慢してしまう人もいるかもしれません。 しかし、歩けないほど痛む場合は、アキレス腱炎ではないほかの病気が隠れているかもしれませんから、もう一度受診してみてください。 他の病気の可能性 1.アキレス腱周囲炎 アキレス腱炎と同じように、アキレス腱周囲炎は、スポーツなどで繰り返してアキレス腱に負担をかけるような動作をする人に多く発症し、その症状も運動をするとアキレス腱が痛むというようにアキレス腱炎と同じです。 そして、アキレス腱炎の場合と同じように、歩けないほど痛むケースもあります。アキレス腱炎との違いは、その痛みの場所が移動するかどうかということです。アキレス腱周囲炎は、痛みの場所が移動せず、常に同じところに痛みを感じます。 2.アキレス腱付着部症 アキレス腱と踵の骨がつながっている部分の周りが痛い場合、アキレス腱付着部症の可能性があります。 アキレス腱付着部症は症状が進むと、運動をしないで静かにしていても痛みが続く場合があります。 アキレス腱炎との違いは、アキレス腱付着部症は病状が進むと、肉芽形成が認められたり、石灰化や骨化などの変化が現れることです。 アキレス腱と共に踵部分が歩けないほど痛む場合は、受診することをおすすめします。 3.アキレス腱断裂 アキレス腱断裂は、歩けないほど痛いというよりは、断裂した際には歩けなくなります。基本的に、発症時は歩かせてはいけないのですが、時間が経つと歩くことができるケースも少なくなく、つま先立ちができなくなるのが特徴です。 アキレス腱炎と同様、運動時に発症することが多いのですが、運動時でも特に、ダッシュをしたり、ジャンプを繰り返す、踏み込みといった動作で発生する傾向にあります。 まとめ・アキレス腱炎、安静にしても治らないのなら、他の病気の可能性! アキレス腱炎だと思っていたにも関わらず、歩けない状態であったり、歩けないほど痛みがあったりする場合は、他のアキレス腱の病気が隠れているかもしれません。 今回は、アキレス腱の痛みの代表的な病気を紹介しましたが、これらの他にもさまざまな病気が隠されているかもしれません。歩けなくなったり、歩けないほどの痛みが続いたりする場合は、早めに医療機関、病院等で受診されることをお勧めします。 以上、アキレス腱炎で歩けないほど痛い場合は、他の病気の可能性も疑うべき、とのテーマで記載させて頂きました。 監修:リペセルクリニック大阪院
最終更新日:2022.11.23 -
- アキレス腱
アキレス腱炎はスポーツ以外にも日常生活においても発症する アキレス腱炎は、スポーツをする人や運動選手に多く見られる症状です。では、スポーツをしていない人はアキレス腱炎を発症しないのでしょうか。 今回は、いつもの日常生活を送る中でもアキレス腱炎は発症するのかどうかについて紹介します。 アキレス腱炎は日常生活の中でも発症します! 激しいスポーツをする人に多く見られるアキレス腱炎ですが、実は、あまりスポーツをあまりしない人でもアキレス腱炎を発症することがあります。 アキレス腱炎を発症する原因は、アキレス腱に強い負担をかけることで起こるのですが、アキレス腱の柔軟性が低いと、より発生頻度が高くなります。 アキレス腱の柔軟性が低下しているにも関わらず、日常生活において同じ動作を繰り返していると、運動をしていなくてもアキレス腱炎を発症してしまうのです。 アキレス腱炎が日常生活で発症するリスクが高いのは中高年 若い人のアキレス腱炎の原因は、運動をしすぎることやアキレス腱に負荷を与え無理をすることなのですが、中高年の場合はアキレス腱の老化が原因のケースが多いです。 しばらく椅子に座って作業をした後などに、歩き始めようとするとアキレス腱が痛むこと場あります。このような日常生活の動作においてもアキレス腱炎をアキレス腱が痛むことがあるのです。 アキレス腱はコラーゲン線維からできているので、年齢を重ねると柔軟性がなくなって固くなります。そのため腱に小さな傷が入り、痛みが生じるわけです。 このアキレス腱炎の状態で運動を続けると、アキレス腱断裂になることもあるので、日常生活の動作でアキレス腱に痛みが生じる場合は要注意です。 アキレス腱炎を発症、日常生活で気を付けること アキレス腱炎を発症すると、さまざまな保存療法でアキレス腱炎の治療を行います。その中でも、日常生活で気を付けることとしておすすめなのが、靴の履き方です。 靴は、かかとの高いものを履くか、インソールやヒールウェッジなどを靴底に入れ、かかとを高くして履くと、アキレス腱の緊張が緩んで痛みを緩和する効果が期待できます。 アキレス腱炎は安静が必要と言われていますが、日常生活を送る上で歩くことは必要なので、アキレス腱に負担をかけないためにも、靴の履き方に注意してみてください。 まとめ・アキレス腱炎はスポーツ以外にも日常生活においても発症する 基本的にアキレス腱炎は、運動による負担によって発症することが殆どです。だからといって安心していてはいけません。特に中高年は、アキレス腱の老化でアキレス腱炎を発症するリスクが高いので、日常生活でアキレス腱に痛みが生じる場合は注意が必要です。 運動をしない人がアキレス腱炎を発症したら、靴にインソールやヒールウェッジなどを入れて、日常生活の歩行からアキレス腱に負担をかけないように注意してみてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2024.03.06 -
- アキレス腱
アキレス腱炎が慢性化してなかなか治らない場合の治療法 アキレス腱炎は、保存療法によって痛みが改善することが殆どです。しかし、中にはアキレス腱炎がなかなか治らない人もいます。痛みや違和感を抱えたままではスポーツができない、生活に支障をきたすということもありますよね。 では、アキレス腱炎が治らなかったらどうすればいいのでしょうか。そもそもなぜ、アキレス腱炎が治る人、治らない人がいるのでしょうか。 アキレス腱炎が治らない? 保存療法で治ると言われているアキレス腱炎ですが、中には治らない人もいます。では、アキレス腱炎が治らない人は、なぜ治らないのでしょうか。 症状が軽いアキレス腱炎なら保存療法でも数週間で治すことができるのですが、重症となると、簡単に治らないのです。 スポーツを休んで治療をしているにも関わらず治らない場合は、今の治療のアプローチが誤っている可能性が高いです。 また、繰り返される負担でアキレス腱炎は発症するので、一度治ったとしても、また同じように負担をかけていると再発し、なかなか治りません。 40歳以上の方は、運動をしていなくてもアキレス腱炎になることがあります。これは、年齢を重ねることによって血管が増えてしまうことが原因です。 血管が増えると神経線維も一緒に増えるので、痛みが生じてしまいます。このような原因だとアキレス腱炎はなかなか治りません。 重症のアキレス腱炎はなかなか治らない 重症のアキレス腱炎ほどなかなか治らないわけですが、どのような症状だと重症なのでしょうか。「Blazina」という、膝蓋腱炎の重症度分類がるのですが、これをアキレス腱炎に当てはめることができます。 分類は以下の通りです。 (Ⅰ度)運動開始時のみ痛みがある (Ⅱ度)運動開始時に痛みがあり、動いている間に消失するが時間経過につれて再び痛みが出る (Ⅲ度)運動中は常に痛みが消えない ※Ⅰ度は軽度で、Ⅱ度、Ⅲ度と重症度が高くなり、アキレス腱炎もなかなか治らないのです。 アキレス腱炎が治らない場合はどうするか 重症度の高いアキレス腱炎は、数ヶ月の保存療法を経ても治らない場合があります。そのような場合は、手術療法という選択肢があります。 手術療法とは、アキレス腱周辺の癒着を剥離したり、硬くなった組織の切除をしたりする外科的アプローチです。医療機関を受診し、適切な助言を受けて判断しましょう。いずれにしろ重症化する前、「治るだろう」と放置せず早期に受診されることをお勧めします。 まとめ・アキレス腱炎が慢性化してなかなか治らない場合の治療法 軽症のアキレス腱炎であれば保存療法で治るのですが、重症化するとなかなかアキレス腱炎を治すことができません。また、負担を掛け続けると再発することがあり、加齢によっても治りにくくなることがあります。 数ヶ月の保存療法でも治らない場合は、手術療法という治療方法もあるので、医師と相談の上、アキレス腱炎の治療方法を検討してみてくださいね。 監修:院長 坂本貞範 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2022.11.16 -
- アキレス腱
アキレス腱炎のリハビリテーションにはメディカルとスポーツがある アキレス腱炎になると、痛みや炎症でスポーツをすることが難しくなります。それだけでなく日常生活まで支障をきたすことがあります。 普段通りの日常生活が送れるように、またスポーツが再開できるように、アキレス腱炎もリハビリテーションを取り入れることで早期に回復を目指せます。 では、アキレス腱炎のリハビリテーションとはどのようなものなのでしょうか。 アキレス腱炎のリハビリテーションはどこでできる アキレス腱炎のリハビリをしたい場合、どこに行けばリハビリテーションを受けられるのでしょうか。アキレス腱炎のリハビリテーションが行われているのは以下の通りです。 ・リハビリテーション科 ・整骨院 ・整形外科 ・鍼灸院 アキレス腱炎のリハビリテーションを受けたい方は、上記の診療科をお訪ねください。 アキレス腱炎のリハビリテーションの種類 アキレス腱炎だけでなく、他の症状にも言えることですが、リハビリテーションには主に2種類のリハビリテーションがあります。 まず1つ目が「メディカルリハビリテーション」です。メディカルリハビリテーションは、怪我をしてから日常生活が正常に送れるようになるまでの機能回復訓練のことです。 もう1つが「スポーツリハビリテーション」で、怪我をしてからスポーツができるようになるまでの機能回復訓練です。 アキレス腱炎の場合、スポーツが原因で発症することが多いので、メディカルリハビリテーションだけでは不十分なため、スポーツリハビリテーションで、できるだけ早くスポーツに復帰することを目指します。 メディカルリハビリテーション:怪我から日常生活が正常に送れるようになるまでの機能回復訓練 スポーツリハビリテーション:怪我をしてからスポーツができるようになるまでの機能回復訓練 アキレス腱炎のスポーツリハビリテーションの内容 アキレス腱炎をはじめとしたスポーツリハビリテーションの内容と流れは以下の通りです。このような内容と流れで、アキレス腱炎の痛みを取り、再発を防止しながらスポーツが再開できるようにリハビリテーションが行われます。 ・炎症の除去 ・可動域の改善 ・筋力回復・向上 ・バランス能力向上 ・全身運動の運動性 ・競技における動作の習得 まとめ・アキレス腱炎のリハビリテーションにはメディカルとスポーツがある アキレス腱炎のリハビリテーションは、整形外科や整骨院、鍼灸院といったアキレス腱炎の専門性が高い診療科や、リハビリテーションを専門としているところで受けることができます。 炎症の除去から始まり、最終的には運動が再開でき、競技に復帰することを目的にリハビリテーションのメニューが組まれます。 アキレス腱炎はスポーツをしている人に多く見られる症状のため、メディカルリハビリテーションだけでなく、スポーツリハビリテーションを受けてスポーツの再開を目指す人が多いですよ。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2024.03.01 -
- アキレス腱
アキレス腱に繰り返し負担をかけることが原因で発症するアキレス腱炎ですが、一時的に痛みが治まっても再発することが多々あります。 再発しやすいアキレス腱炎が慢性化してしまうと、治療が難しくなりますから、やはり再発は予防すべきです。 では、どうすればアキレス腱炎の再発を防ぐことができるのでしょうか。アキレス腱炎の再発防止策をご紹介します。 こちらもご参照ください なぜアキレス腱炎は再発するのか? アキレス腱炎が発症する原因は、長時間のランニングなどによる摩擦や連続したジャンプ動作によるアキレス腱への過度のストレス、アキレス腱の緊張などが挙げられます。 これらの原因は、スポーツによるものが主で痛みが治まればスポーツ復帰を果たす人も多いです。 ただ、一時的に痛みが治まったと思い込み、多少の痛みがあっても無理をしてスポーツを続けると、アキレス腱炎は再発しやすくなりますし、慢性化してしまいます。 アキレス腱炎の再発を予防する方法 アキレス腱炎を慢性化させてしまうと良くありませんから、以下のことに気を付けてしっかり再発を予防してください。 運動前の心掛け アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨を結ぶ腱です。 ですから、アキレス腱炎の再発を予防するためには、過度な運動でふくらはぎの筋肉を酷使しないことが大切です。 また、運動前にふくらはぎの筋肉のストレッチを入念に行い、筋肉の柔軟性を高めておくと再発を予防することができます。 運動後の心掛け 運動前にアキレス腱を酷使しないようにしたり、ストレッチをしたりすることだけでなく、運動後のケアもとても重要です。 運動が終わった後に、使った筋肉のアイシングを行うことで、炎症を早く鎮めて再発を予防することができます。 痛みがある時は運動を休む 運動をした翌日、アキレス腱に痛みが残っている時は運動するのを休んで別メニューを行うようにしましょう。 アキレス腱の痛みが残っているにも関わらず運動を続けると、アキレス腱炎が再発してしまいます。 アキレス腱炎の原因は過剰な運動にあるので、再発を予防するためにも運動量を見直し、痛みがある時は運動を休むようにしてください。 まとめ そもそもアキレス腱炎は、運動によって足に負担をかけることで生じます。 ですから、アキレス腱炎の再発を予防するための最善策は、運動をしないということです。しかし、スポーツをしている人はそう簡単に運動をしないというわけにはいきませんよね。 でも、痛みがある時は運動を休みましょう。 痛みがない時も運動前後の心掛けによって、アキレス腱炎の再発を予防することができるので、ストレッチやアイシングを取り入れながら、アキレス腱に負担をかけすぎないように努めてみてくださいね。
最終更新日:2024.03.04 -
- アキレス腱
アキレス腱炎の具体的な治療法!安静から回復に向けて アキレス腱炎とは、アキレス腱に炎症が起きている状態のことで、スポーツなどでアキレス腱に負担が繰り返してかかることが原因で発症します。万が一アキレス腱炎になった場合、どのような治療が行われるのでしょうか。 今回は、アキレス腱炎の治療方法について紹介します。 アキレス腱炎の治療 アキレス腱炎は、具体的な治療が必要になることも多いですが、まずは炎症を起こしている足を休めることが第一です。その後、必要に応じて薬などを用いる方法などで治療をしていきます。 まず運動を中止し、患部の安静を心がける アキレス腱炎の最初の治療は、運動を中止することです。運動とはスポーツもそうですが、走ったり自転車をこいだりするような日常生活における運動を控えることも重要になってきます。 歩行や日常生活の動作で痛みがなくなれば、運動を再開してもいいのですが、急に強い負荷をかけるような運動を急にしないようにしてくださいね。まずは安静が大切です。 薬を使って治療する 運動を中止しても痛みが治まらない時は、薬を用いた治療を行います。湿布などの外用剤や非ステロイド系抗炎症薬、消炎鎮痛剤を内服します。炎症を抑えるのに優れたステロイド剤は、数回打つと腱が弱くなって断裂するリスクがあるため、あまりおすすめはできません。 靴にパッドを入れる アキレス腱炎が治りにくいと診断された場合は、かかとの部分を高くした中敷きを使ったり、靴底が柔軟なシューズを選んだりして、アキレス腱の緊張を緩めてかかとを安定させる方法を取り入れます。 ストレッチをする アキレス腱炎に効果的なのが、エキセントリックストレッチングです。階段や台など段差のあるところで、痛みがある足の先を段差にかけ、かかとをゆっくりと降ろしアキレス腱を伸ばします。 我慢できる程度の痛みの範囲で15秒ほど行い、これを3回1セットで1日2セット行います。最低でも2週間は続けましょう。 手術をする なかなかアキレス腱炎が治らない場合は手術を行います。変性した腱や骨棘を取る手術で、腱が少なくなってしまうケースでは、他の筋腱で補強をします。痛みの出ている組織を除去するので、一定の効果が得られるはずなのですが、あまり良い成績は出ていないのが現状です。 まとめ・アキレス腱炎の具体的な治療法!安静から回復に向けて アキレス腱炎の治療方法は、運動を中止したりストレッチをしたり、靴にパッドを入れる、薬を使うなど、基本的には保存療法が中心です。保存療法でアキレス腱絵の痛みが改善することが殆どですが、なかなか痛みが取れない場合は手術を検討します。 ただし、手術はリスクやデメリットもあります。 いずれにしても、アキレス腱に痛みがあるときは、まずは足をなるべく休めるようにし、早めに医療機関を受診して医師と相談した上、アキレス腱炎の症状に合った治療の方法を決定するようにしてください。 以上、アキレス腱炎の治療について!湿布から重症な場合の手術まで解説と題して解説させて頂きました。 監修:リペアセルクリニック大阪院 院長 坂本貞範
最終更新日:2023.04.17 -
- 靭帯損傷
- ひざ関節
前十字靭帯断裂は手術をすれば復帰ができる ひざの内部に位置し、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)をつなぎとめるているのが前十字靭帯ですが、何かの拍子でこの靭帯が断裂した後、できることなら手術しないで治したいと思う方も多いと思います。 しかし、前十字靭帯断裂は手術しないで治すことができるのでしょうか? 手術しないと生活の質が悪化の一途をたどる前十字靭帯断裂 前十字靭帯断裂は大腿骨と脛骨をつなぎとめ、ひざの可動域を制御して、スムーズな歩行・運動をするための大切な靭帯です。サッカーやバスケットボールなどでひざがねじれた状態で着地し、体重が強くかかったときこの靭帯が断裂することがあります。 前十字靭帯断裂後には腫れと痛みが出ますが、「何とか我慢できるから病院に行かなくていいや」とそのまま放っておくとやがて腫れと痛みが軽減します。痛みが軽減するので、一見治ってきたように思えるかもしれませんが、実はそうではありません。 その後の生活でひざがうまく使えず、ひざがずれるような感じや、ひざがガクッと外れるような感じを頻繁に経験するようになり、この状態がずっと続きます。 ひざの可動域が低下するので立ち仕事やスポーツをする人はとくに不便さ、不快さを感じますし、関節内の半月板や軟骨への負荷が強くなることで、これらの部位が損傷してしまう可能性が非常に高まります。 そうなると痛みは強まりますし、日常の身体活動で生じるストレスがどんどん強まっていきます。 前十字靭帯断裂は手術しないでいると永久に治らない 断裂した前十字靭帯は放置しておいても、そのうちつながる…ということはありません。残念ながらそこまで私たちの身体は都合よくできていないのです。完全に断裂した靭帯はもうつながってくれません。 では切れた靭帯同士をつなぎ合わせる手術すれば元のように動くのでしょうか?実は、つなぎ合わせる手術をしても靭帯は以前のようには動いてくれないのです。 しかし、なす術がないということではありません。身体の一部を切り取って新しい靭帯を作ることができます。新しい靭帯になることができるのは半腱様筋腱というひざの内側にある腱、もしくは膝蓋腱というひざの前方にある腱です。 断裂した前十字靭帯を除去した後、大腿骨と脛骨それぞれ前十字靭帯のあった場所に穴を開け、それぞれの穴に切り取った一本の腱を詰めて固定します。つなぎ合わせた腱は始めのうちは身体から分離しているので血液を介する栄養補給ができず細胞が壊死し、弱くなります。 ただ、1ヶ月程度で骨と腱をつなぐ血管ができ、半年後には靭帯としての役割を担えるようになってきます。理学療法士の指導を受けながらリハビリを行い、移植手術を受けたほとんどの人は8~10カ月程度でスポーツができるレベルにまで回復します。 ですから、前十字靭帯断裂の場合は手術しないで放置することはせず、信頼できる医師に手術をしてもらって、しっかり治すようにしてくださいね。 まとめ・前十字靭帯断裂は手術をすれば復帰ができる 前十字靭帯断裂は手術しないで放置しておくと、治るどころか、どんどん他の部位にまで負担と損傷を広げてしまいます。結果、生活の質を悪化させていくことになってしまいます。 しかし、前十字靭帯断裂は手術をすればほとんどの場合、スポーツができるほど復活できます。一時的に治療・リハビリでスポーツを休むことになってしまうとは思いますが、早く治療をしてきちんと治す!ということを検討したほうが賢明でしょう。 こちらも併せてご参照ください 監修:院長 坂本貞範
最終更新日:2024.01.29 -
- 靭帯損傷
- ひざ関節
サッカーでよくみられる前十字靭帯断裂は放置で重症化!手術が正解 サッカーのプレイ中、相手からのスライディングタックルなどを受けて不自然な態勢で転倒したとき、太ももとすねをつなぐ前十字靭帯が断裂してしまう「けが」が発生することがあります。 プロのサッカー選手にも前十字靭帯断裂はたびたび見られ、復帰には長期間の休養を余儀なくされてしまいます。こちらの記事では、そんな前十字靭帯断裂について詳しく見ていきたいと思います。 サッカーで「前十字靭帯断裂」が起こる理由 サッカーは、前十字靭帯断裂を非常に起こしやすいスポーツです。ヘディングをするために高く跳んだり、相手からのチャージを受けてもつれたりして、ひざがねじれた状態で片足着地したとき、着地した足で前十字靭帯断裂が起こりやすくなります。 またスライディングタックルを受け、足元をすくわれ、ひざが内側にねじれた状態で倒れたときもねじれた足に前十字靭帯断裂が起こることがあります。前十字靭帯断裂を起こした人の多くは、「ケガする瞬間、身体の中からブチっと切れた音が聞こえた」といった言い方をします。 断裂した直後、ヒザが支えを失うのでぐらぐらした感覚を覚え、数時間後にはひざが大きく腫れだし、痛みが出てきます。痛みはしばらくするとおさまりますが、ひざをひねるときや、止まろうとしたときに、ひざが外れるような不安定な感覚がいつも付きまとうようになります。 サッカーで多い前十字靭帯断裂は放置ではならない 前十字靭帯断裂は生活の質を大きく低下させてしまう重大な負傷です。 ひざが腫れて熱を持ち、痛みが長く続きます。また動くたびにひざが抜けるような感じがして思うように動けずストレスが大きくなっていきます。 前十字靭帯はひざの可動域を調節する大切な靭帯です。断裂を放置しておくと半月板や軟骨に強い負担がかかってしまい、これらの部位まで損傷を生じる可能性が高くなります。 残念なことに「前十字靭帯が断裂した場合、自然に治ることはありません」 もし、サッカーなどで前十字靭帯断裂になったらすぐに手術を受けるようにしましょう。 前十字靭帯断裂の手術というと、「前十字靭帯を断裂した場合、切れた靭帯同士をつなぎ合わせればいいんでしょ」と考えた人がいるかもしれません。これも残念なことなのですが、切れた前十字靭帯同士をつないでももう元のように機能しないのです。 ですから、前十字靭帯断裂の場合、ひざ内部の腱(半腱様筋腱)やひざ前方の腱(膝蓋腱)を切り取って移植して新しい靭帯を作る手術を行うのです。手術後すぐはケガする前のように自由にグラウンドを走り回って、サッカーを楽しむことはできません。 新しい靭帯に血が通い、身体の一部として定着して靭帯の機能を持つようになるまで、じっくりとリハビリを続けていく必要があります。前十字靭帯断裂で再建手術をしたサッカー選手は、たいていの場合、復帰まで1年近く時間を要しています。 まとめ・サッカーでよくみられる前十字靭帯断裂は放置で重症化!手術が正解 サッカーではプレイ中、不自然な状態で地面に着地するケースが多く、それと比例するように前十字靭帯断裂が起こりやすくなります。もしも前十字靭帯断裂になったらすぐに靭帯の再建手術を受けるようにしましょう。 放置しておくと半月板や軟骨など他の部位に強い負担がかかり、痛みをさらに広げてしまいかねませんし、思うように動けないストレスで日々の生活が楽しめなくなってしまいます。 じっくりとリハビリをしながら新しい靭帯をきちんと体の一部にしてまた元気にピッチに戻りましょうね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2024.04.29 -
- 靭帯損傷
- ひざ関節
スポーツに多い前十字靭帯断裂!一般人が発症した場合の対処法 前十字靭帯断裂は、バスケットボールやサッカーなどの激しい動きをするスポーツをする人で特によく見られます。 前十字靭帯とは、ひざの位置にあって太ももとすねをつないでいる靭帯のことで、前十字靭帯断裂というケガをすると当然痛いですし、思うように足を動かせないストレスに悩まされます。 深刻なのは立ち仕事をしている人が前十字靭帯断裂をしてしまうケース。日常生活にも支障をきたしてしまいます。 こちらでは、立ち仕事の人が前十字靭帯断裂というケガをしてしまった時にはどうすべきなのか、対処すればよいのかご紹介します。 前十字靭帯断裂を起こすと一般人の場合、どんな影響を及ぼす? ひざの前十字靭帯は後十字靭帯とともに太ももとすねの骨をつなぐ靭帯です。 前十字靭帯には、すねの骨が前に行き過ぎないように抑えたり、太ももをひねったときに回転し過ぎないように抑える役割もあります。 つまり前十字靭帯はひざの可動域を適度に保つ役割を常に果たしているのです。 前十字靭帯断裂すると、ひざが腫れて痛いですし、ひざが思うように動かせなくてとても憂うつな気分になります。 こんな場合一般人、中でも「立ち仕事」をしている人は普段、業務の中でたえずひざを複雑に動かしているだけに前十字靭帯断裂をしてしまったらたいへん不快で不便な思いをすることになります。 ひざを動かすたびに痛みが走りますし、ひざ関節の動きが不安定になり、仕事だけでなく、生活の質を大きく落としてしまうことになります。 前十字靭帯断裂を発症!立ち仕事に就いてるなら早めの手術を検討しよう 立ち仕事の人が前十字靭帯を断裂すると絶えず痛みとストレスに悩まされます。 痛みは次第に引いていきますが、断裂した前十字靭帯は自然につながることはありませんし、思うように動かせないストレスはずっと続きます。 放置しておくと半月板や軟骨の損傷へと波及する恐れもあります、日々の立ち仕事にも悪影響が及ぶでしょう。 ですから、前十字靭帯断裂の場合は、早めに手術を検討するべきです。 そうしないと、痛みと不便さによるストレスで気持ちまで滅入ってしまうでしょう。 まとめ・スポーツに多い前十字靭帯断裂!一般人が発症した場合の対処法 立ち仕事をしている人が前十字靭帯断裂をしたときのストレスは相当なものです。 我慢していればそのうち治るだろうと思っていたら大間違いで、一度切れた前十字靭帯はもうつながってくれないのです。 前十字靭帯断裂と分かったら、立ち仕事はお休みし、まずは靭帯再建手術を検討しましょう。信頼できる医療機関で手術を受け。しっかりリハビリをすれば本来の状態に少しずつ戻していことができます。 しばらくは前のように動かせないかもしれませんが「急がば回れ」です。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
最終更新日:2023.04.04 -
- PRP治療
- ひざ関節
つらい膝の痛みにも効果のあるPRP治療とは? 膝が痛いとつらいですよね。膝が痛いと日常生活に支障もきたしてしまいます。そんな方たちに朗報なのが、新しい治療の選択肢として注目されている、膝のPRP治療です。 今回は、膝のPRP治療とはどのようなものなのか、説明します。 膝のPRP治療とは? 膝の痛みの治療といえば、これまでは運動療法やヒアルロン酸注射、痛みを抑える内服薬や湿布、また重度の膝の痛みには、人工関節の手術が行われていました。 しかし、人工関節の手術をするほど重度ではないものの、一般的な治療で効果が得られない方や、人工関節手術ができない方など、治療ができない方もいました。 そんな方たちに朗報です! 新しい治療法であるPRP治療も、つらい膝の痛みを改善するための選択肢として加えることができますよ。 PRP治療ってどんな治療? PRPとは「多血小板血漿」のことで、血液に含まれる血小板を使った治療のことをPRP治療と言います。血小板には、傷んだ組織の修復を促進する物質が供給され、傷んだ組織を元に戻そうとする自己治癒起点という働きがあります。 この自己治癒力をサポートするのがPRP療法です。 PRP療法は、まず自分の血液を約20cc採取し、血液の中から血小板が多く含まれている部分だけを特殊な技術を用いて抽出し、自己PRPを作り出します。 そして、作られたPRPを膝に注射することで、膝の組織の修復が促進され、膝の痛みを軽減させたり、炎症を抑制したりする効果をもたらしてくれます。 膝のPRP治療に副作用はあるの? 最近になって行われるようになったPRP治療ですが、気になるのが副作用があるかどうかということですよね。PRPは自分の血液なので、薬物療法や手術に比べると副作用リスクは低いです。 現在、PRP治療を用いている病院の臨床成績でも、約100例の変形性関節症にPRP療法を行ったところ、特に副作用は認められなかったという結果が得られています。 このように、副作用のリスクが非常に低いことが、PRP治療の支持につながっています。安心して治療を受けることができるでしょう。 PRP治療はどんな膝の疾患に効果があるの? 膝の痛みとひとくちに言っても、さまざまな疾患がありますが、その中でもPRP治療で効果がある膝の疾患とは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。 PRP治療で効果がある膝の疾患は以下の通りです。 ・膝蓋腱炎(ジャンパー膝) ・膝の関節靱帯損傷 ・変形性膝関節症 このような膝の疾患が、PRP治療の対象となります。 まとめ/つらい膝の痛みにも効果のあるPRP治療とは? 膝のPRP治療とは、自分の血液を使った再生医療の一種です。これまで一般的だった治療で効果を得られなかった方や、人工関節手術が受けられなかった方には、新たな治療法として大変注目されています。 自分の血液を使った治療なので、副作用のリスクが殆どないというメリットもあります。膝の痛みがつらく、今までの治療法では改善できないという方や、PRP治療に興味を持たれた方は、整形外科医などに相談してPRP治療を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
最終更新日:2024.04.25 -
- PRP治療
- 肘
PRP治療はつらい肘の痛みの改善にも効果が期待できます! 肘の痛みには、病気やケガによる痛みからスポーツによる痛みまで、さまざまな原因による痛みがあります。 そんな中、スポーツ医学分野においては、PRP治療という画期的な治療法が取り入れられるようになってきました。 今回は、肘のPRP治療とは一体どんなものなのかをご紹介します。 肘のPRP治療とは? PRPとは血小板を高濃度に含んだ血漿のことで、血小板には組織の修復を促進させるさまざまな成長因子がたくさん含まれています。 このPRPを筋肉や腱、靱帯などの軟部組織や、関節内の損傷した組織に注射をすることで、自然治癒の過程を活性化させ、治癒や再生速度アップを期待することができます。 また、組織再生や抗炎症作用を発揮するので、痛みを取り除く効果が期待できる治療でもあります。 肘のPRP治療の流れ 痛みがあるからといって、すぐにPRP治療が行われるわけではありません。 まずはリハビリや内服治療を優先して行います。それでも効果が得られない場合に限り、PRP治療が行われることになります。 PRP治療が決定すると、まずは血液を採取し、遠心分離器にかけてPRPを抽出します。 次に超音波検査器を使用して、患部を正確に確認しながらPRPを注入します。注入後は1週~4週で組織修復が開始され、2週~3ヶ月程度効果が期待できます。 PRP治療の適応になる肘の疾患とは? PRP治療に対応している肘の疾患は、上腕骨外側上顆炎(テニス肘)や上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)、肘関節靱帯損傷、野球肘などです。 主に、スポーツが原因の肘の痛みに対応しており、ヤンキースの田中将大投手やエンゼルスの大谷翔平投手がPRP治療を受けたことでも有名です。 肘のPRP治療の安全性と副作用 スポーツが原因の肘の痛みに効果的なPRP治療は、自分自身の血液を用いた治療なので、安全性は極めて高いと言えます。 また、重い副作用も報告されていません。 但し、注入時の痛みや注入した部位の皮下出血や赤み、腫れや熱を持ったように感じるなどの副作用は報告されています。これらの副作用は一時的なもので、一週間程度で気にならなくなります。 まとめ・PRP治療はつらい肘の痛みの改善にも効果が期待できます! 肘のPRP治療は、スポーツ医学分野において注目されている再生医療です。 テニス肘やゴルフ肘、野球肘などスポーツによる腱の炎症や、軟骨や骨、靱帯などが損傷した場合の痛みに効果が期待できます。 自身の血液を使った治療方法なので安全性は高く、大きな副作用の心配もありません。 スポーツをしている人で、さまざまな治療を施しているにも関わらず、なかなか肘の痛みが取れないという場合は、PRP治療を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
最終更新日:2024.02.02 -
- PRP治療
PRP治療は体にやさしく効果が高いと期待の再生医療ですが、その費用はどの程度なのか 再生医療であるPRP治療は、さまざまな体の悩みに対応しており、効果に関しても大変期待することができます。そこで気になるのが、PRP治療には一体どれぐらいの費用が必要なのか、ということです。 今回は、PRP治療の費用について紹介します。 PRP治療は自由診療/費用は保険適用外となる PRP治療は、2019年現在まだ日本では保険診療として認められていません。ですから、自由診療となるため、病院によってPRP治療の費用は異なります。 一般的に注射1回あたりの費用は数万円~数十万円と幅があります。効果を期待するには数回繰り返して行う必要があるので、トータルすると費用がかさむこともこともあります。高い効果が期待できる治療法ですが、決して安いとはいえないのがPRP治療の費用です。 なぜPRP治療の費用は保険適用外なのか 美容に関するPRP治療が保険適用外であることは理解できるものの、膝や肘など、整形外科分野の治療においても保険適用外なのには理由があります。 実は、PRP治療は効果を期待することができる治療法なのですが、効果が確立されたわけではないのです。まだ臨床試験のデータが少なく、どのくらい有効なのか、持続期間はどれぐらいなのか、合併症の有無などエビデンスが得られるまでにはまだまだ時間がかかります。 そのため、有効性を検証する治験と平行して、PRP治療を患者に提供するという制度を利用しながらPRP治療が行われているのが現状です。但し、安全性に関してはすでに証明されているので、安心して治療を受けることができます。 PRP治療は費用に対して効果のメリットが大きな治療です! 自由診療のためPRP治療の費用は一見すると高く感じますが、薬物治療や手術治療にはない、以下のようなメリットがあります。手術や入院となると、手術費用や入院費用が必要になるため、思いのほか費用がかさみます。また、効果が出にくい治療をし続けるのも費用が積もり積もって、トータルすると高い治療費用を支払うことになります。 ・手術をしなくていい ・入院しなくていい ・傷が残らない ・他の治療で効果がなくても効果が期待できる ・1回あたりの治療費用はPRP治療の方が高いものの、費用対効果の面ではPRP治療は優れていると言えます。 まとめ・PRP治療は体にやさしく効果が高いと期待の再生医療ですが、その費用はどの程度か PRP治療は、どんな治療に対しても保険適用外で自由診療なので、病院によって費用は異なりますが、1回あたり数万円~が相場となっています。PRP治療の安全性は確保されていますが、まだ十分なエビデンスが得られていないため効果が確立されていません。そのため、保険適用にはまだ時間がかかりそうです。 しかし、さまざまな治療を受けても効果が得られなかった人や手術に抵抗がある人には、高い効果が期待できますし、費用対効果の面では大変優れています。PRP治療に関心があり、費用や治療に関するご質問がある方は、再生医療専門院で多くの症例数を有する当院までお問い合わせください。親切丁寧にご説明させていただきます。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2024.01.30 -
- ゴルフ肘
- 肘
ゴルフ肘の辛い痛みを針治療で緩和しプレーに復帰する方法 ゴルフ肘の治療の目的は、基本的に痛みや、しびれを取り除くものです。しかし、長期的にゴルフ肘の症状が出ていて痛みやしびれが慢性化してしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか? そんな時に試してみたい治療法が「針治療」です。針治療は痛みが治まらなくなった段階でも、高い効果を発揮する可能性があります。そこで今回は、ゴルフ肘の針治療についてご紹介しましょう。 ゴルフ肘に針治療!?は有効なのか 針治療は、ゴルフ肘の症状がどの程度の場合に行えば良いのでしょうか? ゴルフ肘の治療について基本的には保存療法で行います。 保存療法とは、 症状の改善、痛みなどを緩和する目的で行う治療方法を指し、手術の前段階、手術を用いて原因を解決するとは異なる方法をいいます。代表的なのはリハビリ等の運動療法や、薬物療法があります。現在の状況を維持し、悪化を防ぎつつ、良い状態を目指す方法と言えるものです。 ゴルフ肘の保存療法としては、段階に応じて様々な治療を行います。例えば初期のうちなら安静の上、ストレッチ、リハビリなどを行うことになります。 症状が進むと投薬やステロイド注射による治療に切り替わります。そして、それでも重症化してしまった場合は手術という方向になります。注意したいこととしてゴルフ肘は、症状が進行するにつれて治りにくく、再発しやすくなるということです。 しかし、初期のうちに治療を始められた人のほとんどが短期間で回復しています。つまり大切なことは、痛みに気づいたらなるべく早く安静にし、必要であれば初期でも専門医の治療を受けることが必要ということです。 では、ゴルフ肘でハリ治療をするのは、どの段階なのでしょうか? ゴルフ肘で針治療を受ける人は、痛みやしびれが慢性化している状態の場合が多くなります。つまり、どちらかと言えば治りにくい状態にあり、根気よく治療を行っていく必要がある状況といえるでしょう。 このゴルフ肘の針治療は、手術を除く治療法で症状が改善しなかった人が受けることが多いといえます。 ゴルフ肘の針治療を行うメリット ゴルフ肘の針治療には大きなメリットがあります。 針治療は、痛みの原因となった肘だけではなく、全身をチェックしておこないます。体の歪みや緊張している筋肉などを一通り確認することで、ゴルフ肘になった原因にもアプローチしていくことができるのです。 ゴルフ肘になった原因、どんな姿勢でスイングを行ったから痛みが出たのかなどをチェックします。そのような方法を用いることで治療にも役立ちますし、今後の再発の予防にも繋がるというメリットがあります。 ゴルフ肘の針治療を行う回数 ゴルフ肘の治療で針治療を行う場合の回数は、5回程度です。実際、ゴルフ肘で通院している患者さんも5回程度で改善することが多く、ほとんどの患者さんは、針治療を終えた後は、ゴルフを再開出来ているようです。 いかがでしょうか?痛みがなかなか引かず、湿布もステロイド注射も効かなかったという人は、針治療も検討してみると効果が期待できるかもしれません。それでも痛みが取れない、改善が見えない場合で、手術を避けた治療をお望みなら、再生医療という先端治療法があります。 再生医療は、通常の整形外科等で受けることはできません。経験豊富な再生医療専門院をお尋ねください。当院は2000例(2022/10現在)以上の症例を有していますので治療に関するお悩みなどご遠慮なくお問い合わせください。 まとめ・ゴルフ肘の辛い痛みを針治療で緩和しプレーに復帰する方法 ゴルフ肘の治療には針治療も有効です。ステロイド注射まで行っても症状が改善されないと、治療を諦めてしまいたくなるかもしれません。しかし、針治療で多くのゴルフ肘患者さんが痛みを改善しています。 再発の予防も必要ですし、あまり無理は出来ませんが、針治療によってゴルフ肘の症状を抑えることができれば、再びゴルフを快適に楽しめる可能性は高くなります。 治療の回数もそれほど多くありませんし、一度針治療を検討してみるのも良いと思います。とはいっても、初期の段階で治すのが一番ですから、痛みが出たら、まずは整形外科を受診し、しっかり診断をしてもらい適切な治療を行ってくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2024.04.08 -
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ゴルフでスイングで右肘が痛い時!ゴルフ肘の可能性があるので安静に! ゴルフ愛好家の多くは、ゴルフで右肘が痛い!などと悩んだことがあるのではないでしょうか?スイングなどで肘に繰り返し負担をかけることがゴルフ肘の原因になります。 また、スイングの回数が多かったからではなく、スイングのやり方が良くなかったことが発症のきっかけになった場合も少なくありません。さらに、ゴルフ肘は左肘と右肘のどちらに発症するかで原因が違ってきます。 今回は右肘がゴルフで痛い!ということになってしまう原因や対策について解説します。 ゴルフで右肘が痛い!どうしたらいい? ゴルフ肘で痛むのは肘の内側です。人によっては外側が痛むこともあります。ゴルフ肘の痛みにはスイングが影響していますから、スイングをしようとする度に痛みを感じます。 初期のうちなら痛みが出たら安静にすることと、運動を再開する時には手のストレッチを行うことで症状が改善しますし、予防につながります。 しかし、悪化すると安静時にも痛みが出るため、治療の方法も治療にかかる期間も長くなってしまいますし、日常生活にも支障をきたします。 ですから、ゴルフで右ひじが痛い!というような症状がある場合は、スイングは控え、痛みが治まるまで安静にしてください。安静にしても痛みやしびれがとれないという場合は、整形外科を受診しましょう。 ゴルフで右肘が痛い!ということになる原因 ゴルフ肘は、ゴルフクラブの扱い方やボールの打ち方に癖がある人が発症しやすい病気で、特に右肘が痛む場合は、右手と右手首の使い方に問題があると言われています。 スイングをする際の問題とは、右手でボールを打っていることです。右手でボールを打った時、ゴルフクラブのヘッドがボールに当たる瞬間、一瞬止まります。 しかし、この時手は止まっていても肘が進んでいるのです。この時肘の関節は伸びた状態になっています。打ち方に癖が付くと常に肘関節は伸びた状態となり、肘には大きな負担となります。 このような間違ったスイングは肘を傷めるため、反復して行うことでゴルフ肘を発症してしまうことがあります。 ゴルフで右肘が痛い!ということにならないようにするには? 例えば、ゴルフをやっていて右肘が痛いのでプレイできない…というようなことになると辛いですよね。ですが、我慢してゴルフを続けてしまうと「痛い!」というだけでは済まなくなり、場合によっては手術を検討することになってしまう危険もあります。 ですから、痛みが起こらないようなプレイの仕方が必要です。ゴルフで右肘が痛い!となることを防ぐ、すなわちゴルフ肘にならないようにするためには、まず肘に負担をかける間違ったスイングを改善することが必要です。 そのためには独学ではなく、きちんと専門家に確認してもらった方が良いでしょう。また、体に筋肉を付けることも有効です。スイングの際、体に負荷がかかっても大丈夫なように、ある程度筋肉を付けておきましょう。 そして、一番効果的な予防法としては、日頃からストレッチを行うことが挙げられます。運動する前と後に肩から指をほぐす習慣を付けましょう。 筋肉が柔らかくなっていれば、肘にかかる負担も軽減されますから、ぜひ、取り入れてみてくださいね。 まとめ・ゴルフでスイングで右肘が痛い時!ゴルフ肘の可能性があるので安静に! ゴルフで右肘が痛い! というようなことになると、これって治るの?と心配になることもあると思います。しかし、初期の段階であれば安静にすることで治りますから、痛みが出たら無理をせず、動かさないように安静にしてください。 また、再発を予防するためにも日ごろからストレッチを行うことをお勧めします。もし、ゴルフ肘の症状を感じたら安静にすること、そして日ごろからストレッチを行い筋肉を柔らかくしておくようにしましょう。 安静にしても治らない、軽めのストレッチでも痛みが強いという場合は、症状が悪化している可能性がありますから、早めに整形外科を受診してください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼ゴルフ肘の関連記事はこちら ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2024.04.15 -
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ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)!肘の内側の痛みを自分で治す方法 ゴルフ肘をご存知でしょうか?ゴルフエルボー、上腕骨内側上顆炎とも言われる肘の疾患です。 ゴルフ肘とは通常、肘の内側に痛みが出ることが多い症状を指しますが、ゴルフクラブの重さや握り方によっては、肘の外側に痛みが出ることもあります。また、ゴルフ肘で左腕が痛くなる人も多く見かけます。 ゴルフ肘で、肘が痛いままでプレーを続けると症状が悪化するだけですので避けなければなりません。また痛みが初期の軽い場合に、これぐらい、この程度ならなど甘く見てプレーするのも避けましょう。悪化を招きかねません。 そこで今回は、肘の内側が痛む「ゴルフ肘」について解説します。同じスポーツ系の疾患でテニス肘といわれる疾患があります。これは、肘の外側が痛むものです。 ・ゴルフ肘:肘の内側が痛みが出る(上腕骨内側上顆炎) ・テニス肘:肘の外側に痛みが出る(上腕骨外側上顆炎) ゴルフで肘や左腕が痛む原因 ゴルフをしていて肘や左腕が痛む原因は、ゴルフクラブの持ち方にあります。左側の肘に痛みを感じる人は右打ちタイプが多く、スイングの仕方に問題があります。 クラブを強く地面に打ち付け過ぎている、肘に力を入れ過ぎている、前腕の位置が固定されているといった特徴が見られます。分かりやすく言うと、ゴルフボールをすくい上げるように打っていることが左肘と左腕の痛みに関係しています。 すくい上げるように打つことで、クラブからの衝撃がより伝わりやすくなるため、肘や腕に負担がかかりやすいのです。また、左肘のゴルフ肘になる人は、ボールを打つ際に体を使わず手だけで打つ傾向があります。これも肘を傷める原因となります。 ゴルフ肘とは ゴルフ肘は、ほとんどが肘の内側に痛みが出ます。病名も正式には「上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)」と言います。肘の外側の痛みはテニス肘と呼ばれることが多く、「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」とも言います。 これらの疾患は、どちらも肘から手にかけての筋肉が関係しています。上腕骨内側上顆炎は肘の内側に出っ張っている上腕骨内側上顆という部分に付着している筋肉が、過剰に働くことでその付着部で炎症を起こしている疾患です。 上腕骨内側上顆に付着している筋肉には、長掌筋や円回内筋など前腕屈筋群とよばれる筋肉があり、これらは手首を手のひら側に曲げたり、指を曲げる働きがあります。 上腕骨外側上顆炎は肘の外側に出っ張っている上腕骨外側上顆という部分に付着している筋肉が、過剰に働くことでその付着部で炎症を起こしている疾患です。上腕骨外側上顆に付着している筋肉には、指伸筋や回外筋など前腕伸筋群とよばれる筋肉があり、これらは手首を手の甲側に反らしたり、指を伸ばす働きがあります。 ゴルフ肘の対策 内側ゴルフ肘は、内側と違い日常生活で痛みを感じることがあります。また、ゴルフやテニスをしていなくても、実は雑巾を絞ったり重いものを持ったりすることで発症する人もたくさんいます。 対策としては、痛みを感じる動作をなるべく行わないことが一番です。外側や内側に関わらす、ゴルフ肘は肘への負担が繰り返しかかることで進行します。重症化すると治りにくくなりますし、リハビリ、湿布などの保存療法が効かない場合は手術が必要になります。 手術の段階になると肘が曲がらなくなってしまうこともあるので一大事です!ゴルフ肘は、症状が軽いうちならストレッチやリハビリで治りますし、治療期間も短くて済みます。 ゴルフ肘で痛みを感じたら我慢せず動作を中断し、しばらく安静を心掛けましょう。 ゴルフ肘を自分で治すセルフ・ストレッチとは 肘に痛みがある疾患として、「上腕骨内側上顆炎」と「上腕骨外側上顆炎」を紹介しました。これらの疾患は、繰り返し筋肉を動かすことで起こる炎症ですのでストレッチを行うことが効果的です。 過剰に働いている筋肉は、収縮を繰り返すことで柔軟性が低下しています。これらの筋肉をストレッチし柔軟性を改善することで付着部の負担を軽減させ、血流が増加することで痛みを和らげることができます。 自分で効果的にストレッチをするには筋肉の働きとは逆の方向に動かすとしっかりと筋肉が伸びます。最初は、内側の痛みの原因になっている前腕屈筋群からストレッチをしましょう。まずは肘を伸ばし、手のひらを上に向けます。 そして反対側の手で手首を甲側に反らしましょう。これで手首を曲げる筋肉が伸ばされます。さらに反対の手をストレッチする側の指に当て、指を伸ばした状態で手首を反らしましょう。すると指を曲げる筋肉も一緒に伸ばすことができます。 続いて、外側の痛みの原因になっている前腕伸筋群からストレッチをしましょう。こちらも肘を伸ばしますが、手のひらは下に向けます。そして反対側の手で手首を手のひら側に曲げましょう。これで手首を反らす筋肉が伸ばされます。 さらにストレッチする側の手を握った状態で手首を曲げましょう。すると指を伸ばす筋肉も一緒に伸ばすことができます。 まとめ・ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)!肘の内側の痛みを自分で治す方法 ゴルフ肘にも種類はたくさんあります。スイングの仕方やグリップの握り方などで、発症する箇所も違うので左肘や左腕が痛む人もいれば、肘の外側が痛むという人もいます。 初期の軽い段階であればストレッチなどで自分で治すことも不可能ではありませんが、揉むなどを含め自己流で行うと悪化させる恐れもあります。どのようなゴルフ肘の症状にも共通して言えるのは、早期の段階で治療するのがベストということです。 痛みを感じたら放置せず、まずは病院で診察を受けるようにしましょう。以上、ゴルフ肘(ゴルフエルボー)左肘の痛みについて、解説させて頂きました。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
最終更新日:2023.01.06