登山の後、原因不明で膝が腫れた!そんな場合の原因と予防、治療法について
公開日: 2020.07.08更新日: 2024.11.19
目次
登山の後、原因不明で膝が腫れた!そんな場合の原因と予防、治療法について
登山で膝が腫れてしまった!そんな経験はありませんか?登山で膝が腫れると、ぶつけたわけでも、転んだわけでもないのに…少し足が疲れただけなのに、なぜ腫れたの?など、原因が分からず不安になってしまう人もいるかもしれません。
今回は、登山の膝の腫れの原因について解説します。
登山で膝が腫れる?その原因は?
そもそも、膝が腫れる…という状態は、膝に何が起きているのでしょうか。腫れとは炎症などが原因で体の一部の血液量が増加し、コブのように膨らむことです。同時に赤みが出たり、熱を持ったり、痛みを感じることもあります。
炎症は生体の防御反応と考えられており、細菌やウイルスなどが侵入した感染症や、筋肉や靭帯の損傷でも生じ、痛みや腫れとして発現します。
登山で膝が腫れる原因
登山での膝の腫れは、膝に継続して大きな負担がかかることにより起こります。登山は平坦な道と比べ、高低差のある道を長時間歩くことになるためより負担や衝撃がかかりやすい状況にあります。
この負担や衝撃が筋肉や靭帯、骨の変形や軟骨のすり減りを起こした結果、炎症が起き、膝の腫れや痛みとして現れるのです。さらに、加齢により半月板や軟骨は劣化し、より変形しやすくなっているため登山のようなスポーツでは変形性膝関節症の症状として腫れや痛みを引き起こすこともあります。
登山で膝が腫れる!予防法
登山のように、足に負担がかかりやすいスポーツをする際には、あらかじめテーピングやサポーターで固定し、なるべく負担や衝撃を少なくした状態にしておくことが必要です。
そうすることで、登山で膝が腫れるのを予防する効果が期待できます。
登山で膝が腫れる!治療法
登山で膝が腫れる原因はさまざまで、その症状に応じて選択される治療法も異なります。まずは安静にしましょう。
湿布などを貼って様子を見るのもおすすめです。しかし、2~3日間安静にしても膝の痛みが治まらないという場合は、なるべく早く医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。
まとめ・膝登山の後、原因不明で膝が腫れた!そんな場合の原因と予防、治療法について
登山で膝が腫れる原因や予防方法を紹介しました。
快適な登山ライフを続けるためにも、サポーターやテーピングの活用は有効です。もし、膝が腫れてしまったというような場合は、まずは安静にし、痛みや腫れが引かないようであれば、医療機関を受診しましょう。
また、膝の状態をきちんと把握しておくことも大切です。登山をすると膝が腫れる、痛みが出るということを繰り返しているなら、医療機関を受診し、登山が可能な膝の状態かどうかを診断してもらうと安心です。
監修:リペアセルクリニック大阪院
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監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設