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半月板損傷症状チェック|進行度別の症状と医療機関受診の目安について解説

公開日: 2020.06.15
更新日: 2025.06.30

膝に痛みや違和感を感じて「もしかして半月板を痛めているのでは?」と不安になっている方も多いのではないでしょうか。

半月板損傷は膝の代表的なケガの一つで、早期発見と適切な治療が症状改善の鍵となります。放置すると症状が進行し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があるため、注意が必要です。

本記事では、半月板損傷の症状を詳しくチェックできる項目から、進行度別の症状、医療機関を受診する目安まで分かりやすく解説します。

ご自身の膝の状態と照らし合わせて、適切な対応を取るための参考にしてください。

また、半月板損傷をはじめとする膝の痛みを手術せずに治療できる再生医療についても解説しています。

当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、半月板損傷に対する再生医療の症例を公開中なので、合わせてご覧ください。

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半月板損傷の症状チェック|特徴的なサインに注意

半月板損傷には特徴的な症状があります。

以下のような症状がある場合は、半月板損傷の可能性を疑い、早めの対処を検討しましょう。

歩行時に膝が痛くなる

歩くときに膝の痛みを感じるのは、半月板損傷の最も代表的な症状の一つです。

半月板が損傷すると膝関節に炎症が起こり、歩行時に膝周囲の筋肉が収縮することで痛みが生じます。

初期段階では、体重をかけたときや、歩き始めに痛みを感じることが多いです。

ただし、膝の痛みは半月板損傷以外の原因でも起こります。どのような動作や状況で痛みが強くなるかを観察し、他の症状と合わせて判断することが大切です。

膝に引っかかり感がある

膝の曲げ伸ばし時に「引っかかる感じ」がするのも、半月板損傷の特徴的な症状です。

損傷した半月板の一部が膝関節内で正常な位置からずれることで、膝を動かすときに引っかかりを感じるようになります。

継続的な引っかかり感は、さらなる半月板の損傷を招く恐れがあるため、早急に医療機関を受診しましょう。

膝の力が急に抜ける感覚がある

半月板損傷により膝が不安定になると、歩行中や階段の上り下りで「膝がガクン」と抜けるような症状が現れます。

膝関節の安定性を保つ重要な役割を果たしている半月板が損傷すると、本来の機能が低下して膝関節が不安定になります。

この症状は転倒してケガのリスクも高めるため、安全のためにも早めの診断と治療が必要です。

膝の曲げ伸ばしができない

損傷した半月板の断片が膝関節内で挟まり、膝が動かなくなる症状を「ロッキング」と呼びます。

この状態では、動かそうとしても膝が曲がらない・伸びない状況が続き、安静にしていても強い痛みを感じることがあります。

ロッキングが起こった場合は、日常生活やスポーツ活動に大きな支障をきたすため、すぐに医療機関を受診しましょう。

以下の記事では、膝がロッキングを起こす原因や対処法について解説しているので、合わせてご覧ください。

膝に腫れや熱感がある

膝の腫れや熱っぽさは、半月板損傷による炎症反応の現れです。

半月板が傷つくと、周辺の軟骨や靭帯、腱といった組織も影響を受けて、修復しようとする過程で炎症が起こります。

また、炎症により膝に水が溜まりやすくなることもあります。

膝を動かすと音が鳴る

膝を曲げ伸ばしするときに音が鳴るのは、半月板損傷の可能性を示すサインです。

損傷した半月板の断片が関節内で引っかかることで「ポキポキ」「ミシミシ」「コリコリ」といった音が鳴ります。

音と同時に痛みや引っかかり感がある場合は、半月板損傷の可能性が高いと考えられるので医療機関に相談しましょう。

半月板損傷の症状を進行度別にチェック

半月板損傷は時間の経過とともに症状が変化し、悪化していく傾向があります。

以下では、初期・中期・進行期の3段階に分けて、それぞれの特徴的な症状を解説します。

進行度を理解することで、現在の状態を把握し、適切な治療タイミングを見極めることができます。

初期

半月板損傷の初期段階では、症状が軽微で見過ごされやすいのが特徴です。

  • 軽い膝の痛み
  • 膝の引っかかり感
  • 軽い腫れや圧迫感

初期段階の痛みは安静時には落ち着くことが多く、「ちょっとした痛みだから大丈夫」と考えて治療を先延ばしにしてしまう方も少なくありません。

しかし、この段階での適切な対処が、症状の悪化を防ぐ重要なポイントとなります。

中期

治療が遅れて症状が進行した中期の半月板損傷では、日常生活への影響が目立つようになります。

  • 痛みの悪化
  • 階段や坂道での痛み悪化
  • 膝のロッキング
  • 膝に水が溜まる
  • 膝の不安定感

中期になると、痛みが日常的に続くようになり、階段の利用や長時間の歩行が困難になります。

関節の不安定感も強くなり、転倒のリスクが高まる段階です。

進行期

進行期の半月板損傷では、症状を放置し続けると重症化し、手術が必要になる可能性が高くなります。

  • 慢性的な強い痛み
  • 膝の可動域制限
  • 関節のこわばり
  • 変形性膝関節症の発症
  • 手術適応

進行期では、関節のバランスが崩れることで軟骨の摩耗が進み、変形性膝関節症を併発するケースも少なくありません。

この段階に至る前に、早期治療を受けることが重要です。

半月板損傷における医療機関を受診する目安

半月板損傷が疑われる症状がある場合、適切なタイミングで医療機関を受診することが症状改善の鍵となります。

以下のような症状や状況がある場合は、早めに整形外科などの専門医を受診しましょう。

  • 膝の痛みが1週間以上続いている
  • 歩行時に毎回痛みを感じる
  • 膝の引っかかり感や音が頻繁にある
  • 膝がガクンと抜ける感覚を何度も経験している
  • 膝の曲げ伸ばしができない(ロッキング)が起こった
  • 膝の腫れや熱感が目立つ
  • 階段の上り下りが困難になった
  • 日常生活に支障をきたすようになった

とくにロッキング症状が現れた場合や、痛みで歩行が困難になった場合は、緊急性が高いため速やかに受診することが大切です。

また、スポーツ中の外傷や転倒などで膝を痛めた場合も、症状が軽くても一度専門医に診てもらうことをおすすめします。

早期発見により、効果的で負担の少ない治療選択肢を検討できる可能性が高まります。

半月板損傷を早く治す方法として注目されている再生医療について

半月板損傷を早く治す治療法として、再生医療があります。

再生医療は、患者さま自身の体内から取り出した幹細胞を培養し、膝に注射して患部に届ける治療法です。

以下の特徴があります。

  • 手術・入院が不要で早期復帰が目指せる
  • 自身の細胞を利用するため体への負担が少ない

再生医療では手術や入院を必要とせず、日常生活への早期復帰を目指せます。

完治までにかかる時間やリスクを抑えて半月板損傷の改善を目指す方は、再生医療を提供する当院にお気軽にお問い合わせください。

膝の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。

半月板損傷の症状に関するよくある質問

半月板損傷の症状について、多くの方が抱く疑問や不安にお答えします。

以下の回答を参考に、半月板損傷の適切な治療につなげましょう。

半月板損傷はどこが痛い?

半月板損傷による痛みは、主に膝の内側または外側に現れます。

損傷の程度や部位によっては、膝全体に痛みが広がることもあります。

特徴的なのは、膝を曲げ伸ばしするときや体重をかけたときに痛みが強くなることです。

また、階段の上り下りや長時間歩いた後に痛みが目立つようになることも多く、動作に伴って痛みが変化するのが半月板損傷の特徴です。

半月板損傷の重症度は?

半月板損傷の重症度は、損傷の程度や場所によって軽度・中度・重度の3段階に分類されます。

半月板損傷の重症度 症状
軽度
  • 表面に小さな亀裂
  • 擦り傷
  • 保存療法で改善可能
中度
  • 一部に亀裂(不完全)
  • 痛みや腫れが顕著
  • 膝の動きの制限
重度
  • 完全に裂けている状態
  • 激しい痛みや腫れ
  • 膝の不安定感
  • 手術の可能性あり

重症度の判断には、MRI検査などの画像診断が必要です。

半月板損傷でも歩ける?

半月板損傷があっても、多くの場合は歩けます。

軽度の損傷では、多少の違和感や軽い痛みを感じながらも、ほぼ通常通りに歩行できます。

一方、重度の損傷では激しい痛みや膝の不安定感により、歩行が困難になることもあります。

ただし、重要なのは「歩けるから大丈夫」と判断しないことです。

適切な治療を受けずに無理に歩き続けると、症状の悪化や他の部位への悪影響を招く可能性があります。

歩行に不安を感じる場合や、痛みが続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

半月板損傷の症状チェックに該当したら早期対応が重要

半月板損傷は早期発見・早期治療により、症状の改善が期待できる膝の疾患です。

本記事でご紹介した症状チェックポイントを改めて確認し、ご自身の膝の状態を把握しましょう。

  • 歩行時に膝が痛くなる
  • 膝に引っかかり感がある
  • 膝の力が急に抜ける感覚がある
  • 膝の曲げ伸ばしができない
  • 膝に腫れや熱感がある
  • 膝を動かすと音が鳴る

これらの症状に該当するものがある場合は、進行度に関わらず医療機関を受診することをおすすめします。

現在では保存療法や手術療法に加えて、再生医療という新しい治療選択肢もあります。

半月板損傷を「早く治したい」「手術せずに治したい」という方は、再生医療についてもご相談ください。

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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