正座をすると足首が痛い原因まとめ!有効なストレッチも紹介
公開日: 2020.06.25更新日: 2024.11.19
正座をした際、足首が痛くなったことがある人は多いでしょう。実は正座で頻繁に足首が痛くなる人は、注意が必要です。
痛みの原因によっては、医療的な対応が必要な可能性があります。
本記事では、正座をすると足首が痛くなる原因と有効なストレッチについて紹介します。足首の痛みを和らげ、健康的に過ごしたい方は参考にしてください。
- ・正座をすると足首が痛む理由
- ・足首が痛くなったときの対処法(ストレッチ)
目次
正座をすると足首が痛い原因
正座をすると足首が痛くなる原因は、足に負担がかかるという単純な理由だけではありません。一般的に考えられる原因は以下の4つです。
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原因によっては医療機関の受診が必要なケースもあります。それぞれ詳しく解説していくので、心当たりがないか慎重に確かめてください。
原因1.足首が硬い
足首の関節は動かさないと徐々に硬くなっていきます。原因は運動する機会が減っていることです。
現代では正座をする頻度も減っており、足首を使う機会が減っている点も原因の1つです。関節周囲組織の柔軟性が乏しい状態で大きく動かすと、刺激が痛みとして感じられる場合があります。
怪我や病気の心当たりがない人は、まずは運動不足により関節が固くなっていないか確認してみましょう。
原因2.骨や組織が変形している
足に負担がかかる靴を履くと、足首にストレスがかかって骨の変形を引き起こします。たとえば、ハイヒールを長時間履くと足のバランスが崩れて靭帯にストレスを与えてしまいます。
靴を選ぶ際は、足首に負担のない靴を選ぶようにしましょう。他にも、年齢に伴うホルモンの変化によって骨の変形が引き起こされる可能性があります。
原因3.怪我の後遺症として残っている
過去に一度でも足首に怪我をした経験がある人は、後遺症による痛みの可能性があります。たとえば、捻挫で足首を損傷し、後から痛みとなって出てくるなどです。
年齢を重ねていくと、より足首周辺の骨や関節などに変形が起こりやすくなり、結果的に足首に負担がかかりやすくなります。
正座するときに痛みが出やすい人は、過去に怪我をしたことがないか思い返してみましょう。
原因4.足関節滑液包炎
仕事中に正座が多い人は「足関節滑液包炎」の可能性が考えられます。
足関節滑液包炎とは、滑液包と呼ばれる足首の前方にある関節の周りを包んで保護している部分が強い圧迫や摩擦を受けて炎症が起き、痛みが生じる疾患です。
また、炎症の際に滑液包内にある滑液が過剰分泌して滑液が溜まり、コブのように腫れる場合があります。
正座は足首の前方部分に強い圧迫や摩擦を受ける動作のため、足関節滑液包炎になりやすいです。とくに正座をする機会が多い職業に勤めている方は注意が必要です。
正座による足首の痛みに有効なストレッチ
自宅でもできる足首の簡単なストレッチを紹介します。
ストレッチを行って、腓腹筋やヒラメ筋の柔軟性を向上しましょう。
- 1.階段につま先を乗せた状態で立つ
- 2.踵を上げ下げする
ストレッチの際は、しっかりと踵を下げることを意識しましょう。膝を伸ばした状態と曲げた状態でそれぞれ行います。
つま先の方向を変えてストレッチを行っていくと、足首がより曲がりやすくなります。
痛みが出る場合は、ストレッチを無理に行わず、医療機関を受診してください。
正座をすると足首が痛くなる方からよくある質問
正座をすると足首が痛くなると悩んでいる方からの、よくある質問をまとめました。
答えを参考にしつつ、痛みを対処してください。
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正座で足首が腫れるのはなぜ?
正座を長時間すると、足首の外側に刺激が加わりやすくなります。長時間の刺激により、関節周囲にある滑液包からの分泌量が増えてしまい、腫れてしまう可能性があります。
足首の外側が腫れていると感じる場合は、足首に負担のかかる生活習慣を改善していきましょう。
捻挫後に正座で足首が痛い原因は?
捻挫をしたときに痛めやすい靭帯は、前距腓靱帯です。足の前についている靭帯のため、体重をかける・しゃがむと圧迫されて痛みが出やすくなります。
また正座をしたときに足首の前側が伸びるため、痛みを感じやすい人が多いです。
捻挫の痛みは放置すると後遺症となる可能性があるため、非常に危険です。捻挫の早期受診と適切な治療を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
正座による慢性的な足首の痛みには再生医療が効果的
本記事では、正座による足首の痛みの原因とストレッチ方法について紹介しました。原因に心当たりのあり痛みが持続する場合は、医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。
また、近年は体にメスを入れる必要のない再生医療の選択も可能です。一般的な治療を受けても痛みが改善されない場合は、当院の再生医療による治療を検討してみませんか。
当院では来院前でも「メール相談」を受付けていますので、まずはご相談ください。