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足首捻挫の後遺症|セルフチェック方法や治し方、医療機関の受診目安について解説

捻挫から数カ月、あるいは数年以上たっても「腫れぼったさが引かない」「踏み込むと痛む」「グラつく感じがする」といった違和感に悩む方は多いのではないでしょうか。
足首の捻挫は「時間がたてば自然に治る」と思われがちですが、適切な回復が得られないまま経過すると、後遺症として痛みや不安定感が残るケースも少なくありません。
本記事では、足首捻挫の後遺症として見られやすい症状を整理し、セルフチェックで自身の状態を見分ける方法を解説します。
足首捻挫の痛みや違和感が長引く場合、患者さま自身の回復力を活かし、炎症の抑制や組織修復を促す「再生医療」が治療の適応となることがあります。
当院「リペアセルクリニック」では、具体的な治療について無料カウンセリングを実施しておりますので、ぜひご相談ください。
目次
足首捻挫の後遺症|症状チェックリスト
足首の捻挫を放置すると後遺症が出る可能性が高くなります。
以下では、具体的な後遺症の症状を紹介します。
それぞれの後遺症について、詳しく解説していきます。ご自身に上記のような症状がないか確かめてください。
痛みや腫れが続く・悪化する
捻挫で傷ついた靭帯の回復には6週間〜3カ月程度かかる※とされており、期間を過ぎても症状が続く場合、完全に治りきっていない可能性があります。
※出典:日本アスレティックトレーニング学会誌「スポーツ活動における足関節捻挫」
足首捻挫の後遺症として見られる痛みの例は、以下の通りです。
- しゃがみ込む動作で足首を大きく反らした際、外くるぶしの前側にピリッとした痛みや引っかかるような違和感を覚える
- 運動後に、足関節の前側が腫れぼったい感じがして痛む
- 腫れが落ち着いたあとも、痛みが続く
- つま先を下げたときに、足首が痛む
痛みや腫れが「徐々に良くならない」「むしろ悪化している」と感じる場合は、自己判断で様子を見るのではなく整形外科を受診しましょう。
以下の記事では、捻挫して歩けるけど痛い際の足首の応急処置や重症度のチェック方法を解説しているので参考にしてください。
足首の不安定感・機能低下
足首の不安定感・機能低下も、足首捻挫の後遺症のひとつです。
捻挫によって靭帯(骨と骨をつなぐ組織)が伸びたり部分的に傷ついたりすると、足首を安定させる働きが低下し、歩行や動作のたびに不安を感じやすくなります。
具体的な症状は、以下の通りです。
- 足首が不安定で、ぐらつく感じがある
- 再び捻りそうな不安を感じる
- 階段を下りる際に、足元がふらつく
- 足首を動かしたときに、ポキポキと音が鳴る
足首の不安定感や違和感が続く場合は、後遺症の一環として関節の支えが弱くなっていることも考えられます。
悪化すると、痛みが増したり捻挫を繰り返したりするリスクが高まるため、必要に応じて専門医に相談しましょう。
足首周辺が硬くなる
捻挫後に固定や安静期間が長く続くと、足首周辺の筋肉が使われずに硬くなったり、関節が動きにくくなったりする場合があります。
主な症状は、以下の通りです。
- 足首を動かしにくい
- 曲げ伸ばしに違和感がある
- 以前と感覚が違う
重症例では、ギプス固定の影響で関節がさらに硬くなるケースもあるため、固定を終えた後は医師や専門家の指示に従って適切なリハビリを行うことが重要です。
足首の硬さを放置すると、動きが制限されるだけでなく再び捻挫を起こしやすくなる可能性もあるため、違和感が続く場合は早めに相談しましょう。
足首捻挫の後遺症のセルフチェック方法
足首の捻挫の後遺症が出ていないかどうかを確認してみましょう。
詳しいやり方について解説します。
ご自宅でも気軽にできるチェック方法ですので、ぜひ試してください。
足首の上下運動によるチェック
足首を上下に曲げ伸ばししてください。
正常な場合は足首を曲げたときにまっすぐ曲がりますが、指先が外側や内側に向く、指だけが持ち上がる場合には後遺症が出ている可能性があります。
足首の硬さチェック
足首のかたさで捻挫の後遺症のセルフチェックができます。
- 1.足首をまっすぐ壁に向けて立つ
- 2.かかとが浮かない状態で壁に膝をつけるように足首を曲げる
- 3.膝がつかなければ足の位置を調整する
- 4.壁と膝がくっつくときのつま先と壁の距離をチェック
つま先と壁の距離が10cmほどになると良好です。
左右両方の足首で測定してください。
足首がかたい場合は、ストレッチをして足首の柔軟性を上げましょう。
ふくらはぎの筋力チェック
ふくらはぎの筋力が落ちているかどうかで捻挫の後遺症をチェックできます。
- 1.両足でつま先立ちをしてかかとの高さを測定
- 2.片足でつま先立ちをして同じ高さまで上げられるかを測定
左右それぞれ測定してください。
左右に差がある、そもそも上げられない場合は後遺症が疑われます。
また、足首がまっすぐに上がらない場合も足首に問題がある可能性が考えられます。
片足立ちによるバランスチェック
次に紹介するのは、片足立ちした際の左右のバランスを確かめる方法です。
- 1.片足をふくらはぎにつけた状態で片足立ちする
- 2.目を閉じて30秒間片足立ちの状態をキープする
足の位置がずれるほどふらつく場合は、後遺症が疑われます。
目を瞑った状態が難しい場合は、目を開けた状態から試してください。
チェックリストの中でできなかったことがある場合、トレーニングを始めて後遺症を克服しましょう。
足首捻挫の後遺症の治し方は?主な治療法
足首の捻挫の後遺症に対する治療法は、以下の通りです。
それぞれの治療法について紹介します。
以下の記事では、足首の捻挫を早く治す方法や治療期間について解説しているので参考にしてください。
保存療法
足首捻挫の後遺症に対する治療では、手術を行わずに改善を目指す保存療法が基本となります。
保存療法の主な内容は、以下の通りです。
- テーピングを使用して足首の安定性を高める
- ストレッチにより関節の柔軟性や血流を改善し、硬さや違和感の軽減を図る
- リハビリテーションにて筋力やバランス能力を段階的に回復させ、足首の機能改善を目指す
症状や回復状況に応じて、無理のない範囲で継続しましょう。
手術療法
足首捻挫の後遺症に対して、保存療法で十分な改善がみられない場合には、手術療法が検討されることがあります。
手術は、重度の靭帯損傷や強い関節不安定性に対する根本的な治療法で、断裂・弛緩した靭帯を修復または再建して足首の安定性を回復させます。
代表的な方法は、以下の通りです。
| 名前 | 内容 |
|---|---|
| 靭帯修復術 | 靭帯のゆるみや部分的な断裂がある場合、靭帯を骨に縫い直し、必要に応じて周囲の組織で補強する |
| 靭帯再建術 | 強い不安定感や捻挫を繰り返している場合、自身の腱や人工靭帯を用いて新たに靭帯を作り直す |
手術はすべての方に必要な治療ではありませんが、スポーツを継続したい方や不安定感・痛みが強く日常生活に支障が出ている際は、有効な選択肢となることがあります。
治療方針は、症状の程度や生活背景を踏まえ担当医と十分に相談しましょう。
再生医療
「手術はしたくないが、保存療法だけでは痛みが取れない」とお悩みの方にとって、再生医療は治療選択肢のひとつです。
足首捻挫の後遺症では、再生医療のPRP療法が用いられる場合があります。
PRP療法は、患者さま自身の血液から血小板を多く含む成分(多血小板血漿)を抽出し、痛みや炎症の原因となっている部位へ注射する治療法です。
血小板に含まれる成長因子の働きにより、炎症や痛みの軽減が期待されます。
当院「リペアセルクリニック」では具体的な治療について無料カウンセリングを実施しておりますので、ぜひご相談ください。
足首捻挫の後遺症チェックに関してよくある質問
足首捻挫の後遺症チェックに関してよくある質問は、以下の通りです。
それぞれ詳しく確認していきましょう。
足首捻挫を放置するとどんな後遺症が出る?
足首捻挫を放置すると靭帯の回復が不十分になり、以下のような長期的な後遺症につながる可能性があります。
- 痛みが慢性化する
- 関節が不安定な状態が定着する
- 関節のクッション(軟骨)がすり減り、将来的に関節炎を起こす
足首の捻挫は「そのうち治るだろう」と放置されがちですが、適切な治療を受けないまま過ごすとさまざまな後遺症が出る可能性があります。
捻挫を軽く考えず、早めに適切な処置を受けて後遺症や慢性化を防ぎましょう。
以下の記事では、足首の捻挫を放置した際の症状や治る期間について解説しているので参考にしてください。
捻挫の後遺症は病院に行くべき?
足首の捻挫後に痛みや違和感が1週間以上残っている場合、整形外科の受診を検討しましょう。
とくに、以下のような症状が見られる際は、注意が必要です。
- 痛みが続く
- ぐらつく
- 階段が不安
- 腫れが引かない
上記は、靭帯のゆるみや関節機能の低下、炎症の長期化などが関係していることがあります。
痛みや不安定感が続いているときは、放置せず医師に相談して後遺症の改善につなげましょう。
足首捻挫の後遺症が長引く場合は再生医療をご検討ください
足首の捻挫を放置すると、靭帯の回復が不十分なまま後遺症が出ることがあります。
代表的な症状は以下の通りです。
痛みや不安定感が続く場合は自己判断せず、早めに整形外科を受診してください。
適切な治療やリハビリを行い、慢性化や再発防止につなげましょう。
なお、保存療法で十分な改善がみられない際は、手術を行わずに受けられる治療として再生医療が検討されることもあります。
再生医療(PRP療法)は、靭帯や周囲組織の炎症を抑制し痛みや違和感の軽減が期待できます。
再生医療を検討している方は当院(リペアセルクリニック)までご相談ください。
監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設



















