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足首の靭帯損傷が完治するまでの期間を程度別で解説!

公開日: 2020.01.17
更新日: 2024.10.16

足首の靭帯損傷は、サッカーやバスケットボールなどのスポーツで起こりやすいケガですが、実は段差の踏み外しなど、日常生活の中でも発症しやすい疾患です。

大したケガではないと思われがちですが、完治するまでには適切なリハビリが必要となります。

現在発症中で「いつ頃完治するのだろう」「早く治して復帰したい」とお悩みの方も多いことでしょう。

そこで本記事では、足首の靭帯損傷が完治するまでの期間を解説します。程度に分けて目安となる期間を記載しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読むとわかること
  • ・足首靭帯損傷の完治期間
  • ・損傷程度における治療内容
  • ・足首靭帯損傷におけるリハビリ期間

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足首靭帯損傷の完治期間【程度別】

靭帯損傷とはいわゆる捻挫のことで、足首の捻挫は損傷の程度によって3段階に分類されています。

損傷程度 完治期間(目安)
軽度の靭帯損傷(Ⅰ度) 2〜4週間程度
中度の靭帯損傷(Ⅱ度) 4〜8週間程度
重度の靭帯損傷(Ⅲ度) 3~6か月程度

完治期間も程度毎で異なり、症状が重くなればなるほど完治に時間がかかります。

早急に仕事・スポーツに復帰したいがために自己判断でトレーニングを行うのは、症状の悪化=完治までの期間が伸びることにつながるため危険です。早期復帰を目指すのであれば医療機関を受診し、医師の指示に従いつつ適切な行動をとりましょう。

  • Ⅰ度:靭帯が伸びる程度の損傷
  • Ⅱ度:靱帯の部分断裂
  • Ⅲ度:靱帯の完全断裂

損傷程度における治療内容

損傷程度 主な治療内容
靭帯が伸びる程度の損傷(Ⅰ度) アイシングとテーピングで安静処置
靱帯の部分断裂(Ⅱ度) ギブスの固定処置
靱帯の完全断裂(Ⅲ度) 手術

治療内容は損傷程度によって異なります。軽度(Ⅰ度)〜中度(Ⅱ度)の場合は、固定による安静処置が基本となり、重度(Ⅲ度)の場合は手術を伴う可能性があります。

足首における大半の靭帯損傷は、2〜3週間程度で治療が完了します。それまでの期間は辛抱強く安静にしましょう。

慢性化した靭帯損傷には再生医療も考慮

スポーツ選手にとってケガはつきものですが、足首の捻挫といえども完治前の競技復帰は非常に危険です。

捻挫が慢性化すると最悪の場合、日常の歩行に影響が出る可能性があります。そのため、医師の指示に従い適切な治療とリハビリを行ってください。また、慢性化した靭帯の損傷には再生医療が効果的です。

患者さん自身の幹細胞を利用して損傷した靱帯の修復や改善を目指す療法で、プロアスリートも取り入れるなど、近年スポーツ医療の分野で注目されています。

再生医療は体への負担が少なく、アレルギーなどの副作用のリスクも軽減できます。さらに、全治までの期間を早めることも可能です。

再生医療に興味をもたれた方は、ぜひ当クリニックにお問い合わせください。

足首靭帯損傷におけるリハビリ期間

足首靭帯損傷におけるリハビリ期間は以下の通りです。重症度によって異なりますが、長くて3〜数カ月程度のリハビリ期間を要します。

足首の靭帯損傷からの回復過程において、リハビリテーションは非常に重要です。時間をかけて適切なリハビリを行うことで、靭帯の修復を促進し、足首の機能を効果的に回復させます。

初期の段階ではRICE処置を中心とした保存療法が行われます。この時期は過度な負荷を避け、腫れを軽減させることが目的です。

中期になると徐々に関節の可動域を広げるエクササイズから始まり、徐々に筋力トレーニングやバランス訓練を取り入れます。足首の安定性を高めるために、片足立ちやバランスボードを使った訓練が効果的です。

後期ではスポーツ復帰や日常生活での完全な機能回復を目指し、より高度なトレーニングを行います。ジャンプや方向転換など、動的な運動を徐々に取り入れていきます。

リハビリ期間中は痛みや腫れの程度を常に観察し、無理のない範囲で段階的に負荷をかけることが重要です。

足首の靭帯損傷を放置すると…

足首の靭帯損傷は、適切な治療を受けずに放置するとさまざまな問題につながる可能性があります。

最も懸念されるのは慢性的な不安定性の発生です。適切に治療されなかった靭帯は、十分な強度で修復されないことがあります。その結果、足首が不安定な状態が続き、日常生活やスポーツ活動に支障をきたす可能性があります。

また、繰り返し捻挫を起こしやすくなります。不安定な足首は、ちょっとした不整地でも簡単に捻挫を起こしてしまう可能性が高くなります。これにより、さらなる靭帯損傷や周辺組織の損傷を引き起こす危険性が増加します。

長期的には、変形性関節症のリスクが高まります。不安定な足首関節に繰り返し負荷がかかることで、関節軟骨の摩耗が進み、早期に関節の変形や痛みが生じる可能性があります。

さらに、代償動作による二次的な障害も懸念されます。不安定な足首をかばうために歩行パターンが変化したり、他の関節に過度な負担がかかったりし、膝や腰に問題が生じる可能性があります。

これらの問題を避けるためには、足首の靭帯損傷を放置せず、早期に適切な治療を受けることが非常に重要です。

放置によるリスク
  • ・慢性的な不安定感
  • ・繰り返しの捻挫を起こしやすくなる
  • ・変形性関節症の発症 二次的な障害の発生(他の部位に影響)

足首の靭帯損傷は適切な治療で改善を目指そう

足首の靭帯損傷はケガの程度が3段階に分類されています。

軽いものであればテーピングをして数週間、靱帯が完全に断裂した場合は全治までに数カ月かかる場合があります。不完全な状態で競技に戻ると症状の悪化や後遺症を招く恐れがあるため、躊躇なく医療機関を受診し適切な治療を受けてください。

また、治療法のひとつとして、再生医療をご紹介しました。足首の靱帯損傷で早く完治したい・慢性化した症状に悩んでいる方は、再生医療による治療も検討してみてはいかがでしょうか。

スポーツ外傷は⼿術しなくても治療できる時代です。

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