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脂肪肝を改善する方法とは?運動・食事など徹底解説

公開日: 2020.01.03
更新日: 2025.06.02

健康診断などで脂肪肝と指摘され、不安に感じている方も多いのではないでしょうか?

脂肪肝は自覚症状がほとんどないため放置されやすい一方で、放置すれば肝炎・肝硬変、さらには肝臓がんへと進行するリスクもある病気です。

しかし、脂肪肝は早期に適切な対応を取れば、生活習慣の改善で回復が期待できる病気でもあります。

この記事では、脂肪肝を改善するための具体的な方法について解説します。

重症化する前の今こそ、生活習慣を見直し、肝臓をいたわる行動を始めましょう。

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【結論】脂肪肝は生活習慣の見直しで改善が期待できる

脂肪肝の疑い

 

脂肪肝は「沈黙の病気」とも呼ばれ、自覚症状がないまま進行することが少なくありません。

しかし長期間放置すると肝炎や肝硬変へと進行するリスクがあります。

症状が出る前に以下のような生活習慣を整え、肝臓への負担を軽減することが何よりも大切です。

  • 食事内容の見直し
  • 適度な運動を取り入れる
  • アルコールを抑える・禁酒

このように脂肪肝は早期であれば、生活習慣の改善によって回復が期待できる病気です。

「まだ症状がないから大丈夫」と油断せず、今日から少しずつでも行動を始めることが、将来の肝臓の健康を守る第一歩になります。

ご自身の体と向き合うきっかけとして、ぜひこの機会に生活を見直してみてください。

脂肪肝から肝硬変に移行する理由については、以下の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

脂肪肝の改善方法

脂肪肝の改善が期待できる方法は、下記の通りです。

脂肪肝の改善には数カ月~数年かかるとされ、すぐに改善される病気ではありません。

焦らずにじっくりと継続しましょう。

食べ過ぎを抑え、脂質・糖質を減らす

脂肪肝を改善するためには、食べ過ぎを抑え、脂質・糖質を減らすことが大切です。

また食べすぎを控えるだけでなく、自分に合った適正な量を知ることも重要になります

農林水産省が示す「食事バランスガイド」では、日常生活や運動量に応じて以下の3段階に分類されていますので、ぜひ参考にしてください。

身体活動量の画像
※参照:農林水産省

自分の身体活動レベルに合った適量を意識することで、脂肪肝をはじめとした生活習慣病の予防・改善に役立ちます。

また以下を参考に自身の年齢・性別・活動レベルに合った食事量と内容も把握しておきましょう。

活動量に応じた摂取量

※参照:農林水産省

生活スタイルに見合った食事管理を続けることで、脂肪肝の予防・改善につながります。

脂肪肝の人が避けた方がよい食品については、以下の記事でも詳しく解説していますので、気になる方はぜひご覧ください。

運動習慣を身に付ける

脂肪肝の改善には、適度な運動習慣が効果的です。

脂肪肝の改善を目指す方には、以下のように始めやすく継続しやすいウォーキングがおすすめです。

  • 最初は会話できる程度のゆったりとしたペース
  • 慣れてきたら、やや息が上がるくらいの速さで歩く

運動不足は肝臓に脂肪が溜まりやすくなるだけでなく、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病のリスクが高まります。

脂肪肝と糖尿病は密接に関わっていて、糖尿病の人は脂肪肝になりやすかったり、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの効きが悪くなったりする恐れがあります。

また運動は継続が重要で、アルコールを飲まない生活習慣性脂肪肝の方が、週3〜4回の有酸素運動を30〜60分継続したところ、体重が減らなくても脂肪肝が改善したという報告もあります。
※参照;日本消化器病学会・日本肝臓学会「NAFLD/NASH診療ガイドライン2020(改訂第2版)」

「いきなり毎日運動するのはハードルが高い」という方も、1日おきに30分のウォーキングから始めてみましょう。

アルコール性脂肪肝の場合は断酒が基本

アルコールの過剰摂取によるアルコール性脂肪肝の方は、禁酒によって脂肪肝が改善する見込みがあります。

肝臓の状態にもよりますが、2~3カ月の禁酒で肝臓の脂肪が大幅に減少するとされています。
※出典:昭和医学会雑誌「アルコール性脂肪肝の禁酒後の経時的病理組織学的変化について」

また、1年禁酒すると肝臓がんのリスクが6~7%低下するという報告がありました。
※出典:厚生労働省健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~「アルコールと肝臓病」

短期間の禁酒で肝臓の脂肪が減るだけでなく、アルコールを控える習慣を続けることで、肝臓の健康を長く保てる可能性があります。

完全な禁酒が難しい方は、休肝日を設けたり、飲酒量を徐々に減らしたりして自分に合ったペースから取り組んでみましょう。

【まとめ】脂肪肝の改善はできることから始めて、継続することが大切

脂肪肝の改善は、できるところから始めて継続することが大切です。

脂肪肝はほとんど自覚症状がないため、生活習慣を見直さずに放置すると、肝硬変や肝臓がんなどの深刻な病気に進行する恐れがあります。

肝硬変や肝臓がんは、一度進行すると従来の治療では回復が難しいとされています。

そのため、回復が期待できる脂肪肝の段階で対策を始めましょう。

脂肪肝の改善方法は、以下の通りです。

  • 食べ過ぎを抑え、脂質・糖質を減らす
  • 運動習慣を身に付ける
  • アルコール性脂肪肝の場合は断酒が基本

無理なく続けることで肝臓の負担を減らし、脂肪肝の改善につながります。

また、近年では再生医療と呼ばれる新たな治療法も注目されています。

再生医療とは、損傷した肝臓組織の修復を促す治療法で、これまでの治療とは異なるアプローチが可能です。

当院「リペアセルクリニック」では、脂肪肝や肝機能の改善を目的とした再生医療を提供しています。

詳しくは以下で紹介していますので、ご興味のある方はぜひ覧ください。

肝臓疾患のお悩みに対する新しい治療法があります。

監修者

渡久地 政尚

Masanao Toguchi

医師

略歴

1991年3月琉球大学 医学部 卒業

1991年4月医師免許取得

1992年沖縄協同病院 研修医

2000年癌研究会附属病院 消化器外科 勤務

2008年沖縄協同病院 内科 勤務

2012年老健施設 かりゆしの里 勤務

2013年6月医療法人美喜有会 ふたこクリニック 院長

2014年9月医療法人美喜有会 こまがわホームクリニック 院長

2017年8月医療法人美喜有会 訪問診療部 医局長

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 院長

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