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脂質異常症で食べてはいけないもの一覧|避けたい食品と改善ポイントを解説

健康診断で脂質異常症を指摘され、「何を食べてはいけないのか分からない」「コレステロールや中性脂肪の数値を下げたい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
「あれもダメ、これもダメ」と考えると食事が苦痛になってしまい、長続きしないという声もよく聞かれます。
結論として、脂質異常症では「完全に禁止すべき食品」よりも、「摂りすぎを避けるべき食品」を理解することが重要とされています。
極端な制限ではなく、無理なく続けられる食生活の改善が、コレステロール・中性脂肪の管理につながります。
本記事では、脂質異常症と食事の関係、食べすぎに注意したい食品、その理由、積極的に摂りたい食べ物、食事改善のポイント、食事以外の対策、血管機能改善を目指す再生医療まで詳しく解説します。
「何を減らすか」と「何を増やすか」の両方を知ることが、無理のない食事改善の第一歩です。
なお、脂質異常症から動脈硬化が進行し、脳梗塞などの血管疾患を発症した場合の機能回復を目指すアプローチとして、近年再生医療が選択肢の一つとして注目されています。
再生医療とは、患者さまご自身の脂肪組織から採取した幹細胞や血液成分を活用し、損傷した組織の修復や自己治癒力の向上を目指す治療法です。
リペアセルクリニックでは、手術や入院を必要とせず、身体への負担を抑えた再生医療を提供しています。
脳血管疾患後の機能回復を目指した実際の症例については、以下の動画でご紹介しています。
【こんな方は再生医療をご検討ください】
- 動脈硬化から脳梗塞などを発症し後遺症が残っている
- 標準治療やリハビリだけでは十分な改善が見られない
- 脳・心血管疾患の再発予防に取り組みたい
- 身体への負担を抑えた選択肢を検討したい
- 標準治療と並行できるサポートを探している
再生医療について詳しく知りたい方は、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
脂質異常症とは|なぜ食事が重要なのか
脂質異常症とは、血液中のLDLコレステロール(悪玉)・中性脂肪(トリグリセライド)が基準値より多い、またはHDLコレステロール(善玉)が少ない状態を指します。
自覚症状がほとんどないまま進行し、動脈硬化を引き起こす大きな要因となるため、食事をはじめとした生活習慣の管理が重要です。
| 脂質異常症のタイプ | 概要 |
|---|---|
| 高LDLコレステロール血症 | 悪玉コレステロールが多い 動脈硬化の主要因 |
| 高中性脂肪血症 | 中性脂肪が多い 糖質・アルコールの影響大 |
| 低HDLコレステロール血症 | 善玉コレステロールが少ない 運動不足・喫煙が影響 |
食事が重要な理由は、血液中の脂質の値が、毎日の食事内容に大きく左右されるためです。
脂質異常症を放置すると動脈硬化が進行し、脳梗塞や心筋梗塞といった命に関わる病気のリスクが高まります。
逆に言えば、食事を中心とした生活習慣の改善によって、数値の改善や進行の抑制が期待できます。
脂質異常症で食べすぎに注意したいもの一覧
脂質異常症で食べすぎに注意したいものを整理します。
大切なのは「完全に禁止」ではなく「摂りすぎを避ける」という現実的な視点です。
ここでは、3つのカテゴリについて詳しく解説します。
揚げ物・脂身の多い肉
揚げ物・脂身の多い肉は、飽和脂肪酸を多く含み、LDLコレステロールを上げやすい食品です。
| 食品 | 注意点 |
|---|---|
| 揚げ物全般 | 唐揚げ・天ぷら・フライ 油の摂取量が多い |
| 脂身の多い肉 | バラ肉・霜降り肉・鶏皮 飽和脂肪酸が多い |
| 加工肉 | ベーコン・ソーセージ・ハム |
| バター・ラード・生クリーム | 飽和脂肪酸が豊富 |
| レバーなどの内臓 | コレステロールを多く含む |
| 卵黄 | コレステロールを含む 過度に神経質になる必要はないが量に配慮 |
これらは「絶対に食べてはいけない」のではなく、頻度と量を意識することが大切です。
肉を食べる際は脂身の少ない部位(ヒレ・もも肉など)を選ぶ、調理は「揚げる」より「蒸す・茹でる・焼く」を選ぶといった工夫が有効です。
スナック菓子・加工食品
スナック菓子・加工食品は、トランス脂肪酸や飽和脂肪酸、糖質を多く含む食品が多くあります。
| 食品 | 注意点 |
|---|---|
| スナック菓子 | ポテトチップスなど 脂質・塩分・糖質が多い |
| 洋菓子・菓子パン | ケーキ・クッキー・ドーナツ バター・生クリーム・砂糖が多い |
| マーガリン・ショートニング使用食品 | トランス脂肪酸を含むことがある |
| インスタント食品 | カップ麺など 脂質・塩分が多い |
| ファストフード | 脂質・カロリーが高い傾向 |
これらの加工食品は、「手軽でおいしい」一方で、脂質・糖質・塩分が凝縮されていることが多い点に注意が必要です。
間食をする場合は、ナッツ類(無塩・素焼き)や果物、ヨーグルトなどに置き換えると良いでしょう。
甘い飲み物・アルコール
甘い飲み物・アルコールは、特に中性脂肪を上げやすい点で注意が必要です。
| 飲み物 | 注意点 |
|---|---|
| 加糖飲料 | 清涼飲料水・加糖コーヒー 糖質が中性脂肪に変わる |
| 果汁飲料 | 「果汁100%」でも糖質は多い |
| エナジードリンク | 糖質が多いものが多い |
| アルコール全般 | 中性脂肪の合成を促進 適量を守る |
| 甘いカクテル・梅酒など | アルコールと糖質の両方を含む |
とくに糖質の摂りすぎは、体内で中性脂肪に変換されるため、中性脂肪値が高い方は甘い飲み物に特に注意が必要です。
飲み物は水・お茶を基本とし、アルコールは適量(節度ある飲酒)を心がけましょう。
なぜこれらの食品がよくないのか
なぜこれらの食品がよくないのか、その理由を理解することで、食事改善のモチベーションが高まります。
| 成分 | 体への影響 |
|---|---|
| 飽和脂肪酸 | LDL(悪玉)コレステロールを増やす 肉の脂・バター・乳製品に多い |
| トランス脂肪酸 | LDLを増やしHDLを減らす 動脈硬化リスクを高める |
| 過剰な糖質 | 余った糖質が中性脂肪に変換される |
| アルコール | 肝臓での中性脂肪合成を促進 |
| コレステロールの多い食品 | 体質によっては血中コレステロールに影響 |
| 過剰なカロリー | 肥満を招き脂質代謝を悪化させる |
これらの食品を摂りすぎると、LDLコレステロールや中性脂肪が増加し、血管壁にプラークがたまって動脈硬化が進行します。
動脈硬化が進むと、脳梗塞・心筋梗塞といった命に関わる病気のリスクが高まるため、食品選びは「血管を守る行動」といえます。
「禁止だから我慢する」ではなく、「血管を守るために選ぶ」という意識を持つと、食事改善が続けやすくなります。
逆に積極的に摂りたい食べ物
脂質異常症の食事改善では、避ける食品だけでなく積極的に摂りたい食べ物を知ることも大切です。
ここでは、2つのおすすめカテゴリについて詳しく解説します。
青魚・オメガ3脂肪酸
青魚・オメガ3脂肪酸は、脂質異常症の改善に役立つ代表的な食品です。
| 食品・成分 | 期待できる働き |
|---|---|
| 青魚(サバ・イワシ・サンマ・アジ) | EPA・DHAが豊富 |
| EPA | 中性脂肪を下げる働きが期待される |
| DHA | 血液をサラサラにする働きが期待される |
| えごま油・亜麻仁油 | α-リノレン酸(オメガ3)を含む 加熱せず使用 |
| ナッツ類(無塩・素焼き) | 良質な脂質 ただし食べすぎ注意 |
青魚に含まれるEPA・DHAは、中性脂肪を下げる働きが期待される良質な脂質です。
「肉を魚に置き換える」だけでも、飽和脂肪酸を減らしオメガ3脂肪酸を増やせるため、効率的な食事改善になります。
野菜・食物繊維
野菜・食物繊維は、コレステロールの吸収を抑える働きが期待される重要な食品群です。
| 食品 | 期待できる働き |
|---|---|
| 野菜全般 | 食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富 |
| 海藻・きのこ | 水溶性食物繊維が豊富 低カロリー |
| 大豆製品(豆腐・納豆など) | 大豆たんぱく質がコレステロール対策に |
| 玄米・雑穀・全粒粉 | 精製穀物より食物繊維が多い |
| 果物 | 適量を守れば食物繊維補給に 糖質に注意 |
水溶性食物繊維には、腸内でコレステロールの吸収を抑え、体外への排出を促す働きが期待されています。
食事の最初に野菜を食べる「ベジファースト」も、血糖値や脂質の急上昇を抑えるのに役立ちます。
脂質異常症の食事改善ポイント
脂質異常症の食事改善ポイントは、無理なく継続できる工夫を取り入れることです。
| ポイント | 具体的な内容 |
|---|---|
| 調理法を工夫する | 「揚げる」より「蒸す・茹でる・焼く」 余分な脂を落とす |
| 肉の部位を選ぶ | 脂身の少ない部位を選ぶ 鶏肉は皮を取る |
| 主食を見直す | 玄米・雑穀米を取り入れる |
| 外食の選び方 | 定食・和食を選ぶ 揚げ物・丼物に偏らない |
| 間食の管理 | 洋菓子→果物・ナッツ・ヨーグルトに置き換え |
| ベジファースト | 食事の最初に野菜を食べる |
| よく噛んでゆっくり食べる | 食べすぎ防止 |
| 腹八分目を意識 | 総カロリーを抑える |
| 完璧を目指さない | 「8割できればOK」と考え継続を優先 |
食事改善で最も大切なのは、「極端に制限しすぎず、長く続けられる範囲で取り組む」ことです。
厳しすぎる食事制限はストレスとなり挫折しやすいため、少しずつ無理なく習慣を変えていきましょう。
食事以外で気をつけること
脂質異常症の改善には、食事以外で気をつけることも重要です。
| 対策 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 適度な運動 | 有酸素運動が中性脂肪を下げHDLを増やす 週3〜5回・1回30分程度 |
| 禁煙 | 喫煙はHDLを減らし動脈硬化を進める |
| 適正体重の維持 | 肥満の改善で脂質代謝が改善 |
| 節酒 | 過度な飲酒は中性脂肪を上げる |
| 十分な睡眠 | 睡眠不足は代謝の乱れにつながる |
| ストレス管理 | ストレスは脂質代謝に影響することがある |
| 定期的な検査 | 血液検査で数値の変化をフォロー |
| 薬物療法の継続 | 必要な場合は医師の指示通りに服薬 |
とくに「運動」「禁煙」「適正体重」は、食事改善と並んで脂質異常症対策の柱となります。
食事・運動などの生活改善でも数値が十分に改善しない場合は、医師の判断で薬物療法(スタチンなど)が行われることもあります。
血管機能改善を目指す再生医療という選択肢
脂質異常症から動脈硬化が進行し、血管疾患を発症した場合の機能回復を目指すアプローチとして、近年再生医療が選択肢の一つとして注目されています。
ここでまず重要なことは、再生医療は脂質異常症や動脈硬化そのものを治す確立された治療法ではないということです。
脂質異常症・動脈硬化への対応は、食事をはじめとした生活習慣の改善と、必要に応じた薬物療法といった標準治療が中心であり、再生医療は研究が進められている補完的なアプローチという位置づけになります。
幹細胞を用いた治療は、慢性炎症の抑制、血管内皮機能のサポート、自己治癒力の向上を目指すアプローチとして研究が進められています。
また、脂質異常症による動脈硬化が原因で脳梗塞などを発症し後遺症が残った場合には、その機能回復を目指すアプローチとして再生医療が選択肢の一つとなることがあります。
脳卒中後の機能回復は、リペアセルクリニックの主要な治療領域の一つで、多くの患者さまへの治療実績があります。
再生医療は、患者さまご自身の脂肪組織から採取した幹細胞や血液成分を活用し、組織の修復や機能の維持をサポートする治療法です。
手術や入院を必要とせず、身体への負担を抑えられる点が特徴とされています。
| 治療法 | 特徴 |
|---|---|
| 自己脂肪由来幹細胞治療 | 患者自身の脂肪から採取した幹細胞を培養・点滴投与 組織修復のサポートを目指す |
| PRP(多血小板血漿)療法 | 血液中の血小板を濃縮 成長因子が組織修復をサポート |
| 分化誘導による次世代再生医療 | 幹細胞を損傷部位へ集中的に誘導 従来の幹細胞治療より高い修復力が期待される |
リペアセルクリニックでは、冷凍保存を行わないフレッシュな細胞を1回あたり最大2億個投与できる体制を整えており、培養したての新鮮な細胞で治療を行える点が強みです。
冷凍保存による細胞の質の低下を避け、幹細胞の生存率・活動率を高く保てるとされています。
脂質異常症・動脈硬化そのものへの再生医療は研究段階であり、食事改善をはじめとした標準治療(生活習慣の改善・薬物療法など)を継続することが大前提です。
関心がある方は、まず循環器内科・脳神経内科などの主治医に相談したうえで、再生医療を提供する医療機関で十分な説明を受けることが重要となります。
脳卒中後の再生医療について詳しくは、以下のページも参考にしてください。
まとめ|脂質異常症は日々の食事改善が重要
脂質異常症は、血液中のLDLコレステロール・中性脂肪が多い、またはHDLコレステロールが少ない状態で、自覚症状がないまま動脈硬化を進行させるため、食事をはじめとした生活習慣の管理が重要です。
食べすぎに注意したいのは、揚げ物・脂身の多い肉・加工肉・バターなど飽和脂肪酸の多い食品、スナック菓子・洋菓子・マーガリン使用食品などトランス脂肪酸や糖質の多い加工食品、加糖飲料・果汁飲料・アルコールなど中性脂肪を上げやすい飲み物です。
ただし重要なのは「完全に禁止する」ことではなく「摂りすぎを避ける」という現実的な視点で、頻度と量を意識し調理法や食品選びを工夫することです。
これらの食品は、飽和脂肪酸がLDLコレステロールを増やし、トランス脂肪酸がLDLを増やしHDLを減らし、過剰な糖質やアルコールが中性脂肪を増やすことで、動脈硬化を進行させ脳梗塞・心筋梗塞のリスクを高めます。
逆に積極的に摂りたいのは、EPA・DHAを含む青魚、α-リノレン酸を含むえごま油・亜麻仁油、コレステロールの吸収を抑える働きが期待される野菜・海藻・きのこ・大豆製品・玄米などの食物繊維が豊富な食品です。
食事改善のポイントは、調理法の工夫・肉の部位選び・主食の見直し・外食の選び方・間食の管理・ベジファースト・腹八分目など、極端に制限しすぎず長く続けられる工夫を取り入れることです。
食事以外でも、適度な運動・禁煙・適正体重の維持・節酒・十分な睡眠・ストレス管理・定期検査が重要で、生活改善で十分に改善しない場合は医師の判断で薬物療法が行われることもあります。
再生医療は脂質異常症や動脈硬化そのものを治す確立された治療法ではなく、食事改善をはじめとした標準治療を継続することを大前提とした研究段階の補完的アプローチですが、動脈硬化が原因で脳梗塞などを発症し後遺症が残った場合の機能回復を目指す選択肢となることがあります。
リペアセルクリニックでは、冷凍しないフレッシュな幹細胞を用いた治療や、PRP療法、分化誘導による次世代再生医療など、身体への負担を抑えた治療を提供しています。
脂質異常症の改善は、極端な制限ではなく、無理なく継続できる日々の食事改善が何より重要です。
脳血管疾患後の機能回復を目指した実際の症例については、以下の動画でも紹介していますのでご覧ください。
再生医療についてさらに詳しく知りたい方は、当院の公式LINEでも最新情報や症例を公開していますので、ぜひご登録ください。
監修者
岩井 俊賢
Toshinobu Iwai
医師
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