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テニス肘を放置するとどうなる?悪化するリスクと治療法を解説

「肘の外側の痛み、放っておいても大丈夫かな」「そのうち治るだろう」と、様子を見ていませんか。
テニス肘は、忙しさや「少し痛いだけ」という軽症感から、つい受診を後回しにしてしまう方も少なくありません。
結論からお伝えすると、テニス肘は軽症なら自然に軽くなることもありますが、痛む動作を続けると長引く可能性があります。
大切なのは、「様子を見てよい場合」と「対処が必要な場合」を見分けることです。
本記事では、テニス肘を放置したときのリスクや悪化のサイン、セルフケア、受診の目安、治療法までをわかりやすく解説します。
目次
テニス肘は放置しても自然に治る?
テニス肘は、軽症であれば腕を休ませることで自然に痛みが軽くなる場合もあります。
テニス肘は、肘の外側にある腱へ繰り返し負担がかかることで起こりやすい症状です。
そのため、痛みの原因となる動作を続けてしまうと、慢性化して長引きやすくなる点に注意が必要です。
過度に不安になる必要はありませんが、「休めば治る」と決めつけて使い続けるのは避けたいところです。
まずは、自分の症状が「様子を見てよい段階」か「対処が必要な段階」かを意識することが大切です。
テニス肘を放置すると起こり得る症状
テニス肘を放置すると、肘の外側の痛みが続き、物を持つ・握る・ひねる動作がつらくなる可能性があります。
放置による症状の変化は、主に以下のとおりです。
下記でそれぞれの症状を詳しく説明していくので、悪化のサインを見逃さないためにも参考にしてください。
肘の外側から前腕にかけて痛みが続く
物を持ち上げる、手首を反らす、タオルをしぼるなどの動作で、肘の外側から前腕に痛みが出やすくなります。
初期は安静時の痛みが少ないこともありますが、負担を続けると痛む場面が増えていくことがあります。
「特定の動作だけ痛い」段階で対処することが、悪化を防ぐポイントです。
握力低下や日常生活への支障が出る
痛みのために強く握れなくなったり、物を落としやすくなったりすることがあります。
進行すると、ペットボトルを開ける、フライパンを持つ、パソコン作業をするといった日常動作にも支障が出やすくなります。
これは筋力そのものの低下だけでなく、痛みを避けて腕を使わなくなることも影響しています。
テニス肘が重症化するとどうなるかについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
テニス肘が悪化・慢性化しやすい人の特徴
テニス肘は、腕を休ませにくい生活や仕事をしている人ほど長引きやすい傾向があります。
特に、以下のような場面が多い方は注意が必要です。
- テニスやゴルフなどのスポーツをする
- 重い物を持つ仕事をしている
- 調理・育児・介護で手をよく使う
- 長時間マウスやキーボードを操作する
これらは手首や前腕を繰り返し使うため、肘の腱に負担が積み重なりやすくなります。
また、年齢を重ねると腱が変化しやすくなるため、中年以降は「少し痛いだけ」と放置しないことが大切です。
テニス肘を放置せず受診したほうがよい症状
数週間たっても痛みが改善しない場合や、日常生活・仕事に支障がある場合は、整形外科を受診しましょう。
以下のような症状がある場合も、受診の目安になります。
- 安静にしていても痛む
- 腫れや熱感がある
- 手や指にしびれを伴う
- 物を持てないほど痛い、握力低下が目立つ
これらの症状の背景には、テニス肘以外の肘関節の疾患や神経の障害が隠れていることもあります。
「ただのテニス肘だろう」と自己判断で放置せず、気になる場合は一度受診して確認することをおすすめします。
テニス肘を悪化させないためのセルフケア
テニス肘を悪化させないためには、痛みを引き起こす動作を減らし、前腕への負担を調整することが大切です。
日常で取り入れやすいセルフケアは、以下のとおりです。
- 重い物を手のひら下向きで持たない
- 作業時間を区切り、こまめに休む
- 痛みのない範囲で前腕をストレッチする
- サポーターやエルボーバンドを補助的に使う
痛みや炎症があるときは、湿布や外用薬で対処するのも一つの方法です。
ただし、セルフケアは治療の代わりではなく、軽症のときや受診までの対処として位置づけましょう。
テニス肘の主な治療法
テニス肘の治療は保存療法が中心で、症状に応じてさまざまな方法を組み合わせます。
主な治療法は、以下のとおりです。
- 痛みが出る動作を避ける(安静)
- 消炎鎮痛薬や湿布などの薬物療法
- ストレッチやエルボーバンドなどの装具療法
- 理学療法(リハビリ)やステロイド注射
まずは痛む動作を避けることを基本に、これらの保存療法を組み合わせて進めるのが一般的です。
保存療法で改善しない難治例では、手術が検討される場合もありますが、多くはまず保存療法から始めます。
肘関節機能改善を目指す再生医療という選択肢
保存療法を続けても痛みが改善しにくい難治性のテニス肘では、再生医療が選択肢として検討される場合もあります。
再生医療は、人が本来持っている組織を修復する力を活用し、損傷した組織や機能の回復・維持を目指す治療法です。
テニス肘に対しては、患者さまご自身の血液を用いるPRP療法などが行われています。
ただし、再生医療はすべての方が対象となるわけではなく、症状の程度や腱の状態、既往歴などを踏まえて医師が判断します。
あくまで保存療法や手術といった標準治療を基本としたうえで、それを補う選択肢のひとつとして位置づけられています。
肘の痛みに対するPRP治療については、以下の記事でも詳しく解説しています。
【こんな方は再生医療をご検討ください】
- 保存療法を続けても肘の痛みが改善しない方
- 手術はできるだけ避けたいとお考えの方
- 長引く肘の痛みを改善したい方
- 身体への負担が少ない方法を検討したい方
再生医療について詳しく知りたい方は、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ|放置せず腕への負担を減らそう
テニス肘は軽症なら改善することもある一方、痛みを我慢して腕を使い続けると長引く可能性があります。
毎日の家事や仕事で腕を使うと、なかなか休ませられず、もどかしく感じることもあるかと思います。
それでも、早めに負担を減らすことが、痛みを長引かせないための近道になります。
テニス肘と向き合ううえで意識したいポイントを整理します。
- 軽症でも痛む動作を続けると慢性化しやすい
- 痛みの出る動作を減らし、こまめに休む
- ストレッチやサポーターを補助的に活用する
- 数週間改善しなければ整形外科へ相談する
日常生活や仕事への影響を防ぐためにも、放置せず段階的に対応していきましょう。
痛みが続く場合は一人で抱え込まず、整形外科で状態を確認することが大切です。
保存療法を続けても改善しない肘の痛みでお悩みの場合は、機能改善を目指す再生医療という選択肢もあります。
「手術はできるだけ避けたい」「長引く肘の痛みを改善したい」という方は、ぜひ当院(リペアセルクリニック)の公式LINEから無料相談をご利用ください。
監修者
岩井 俊賢
Toshinobu Iwai
医師

























