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腰痛や関節の痛みで退職まで考える?看護師の職務の悩み、その実態に迫る

公開日: 2019.11.10
更新日: 2024.11.19

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腰痛や関節の痛みで退職まで考える!?看護師の職務の悩み、その実態に迫る

腰痛や関節の痛みに悩んでいる看護師は多いと聞きます。中には、ベルトやコルセットをして業務に当たる痛々しい看護師もいます。長時間立ちっぱなしだったり、患者の体を支えたり持ち上げたりと腰への負担が大きいのが看護師の仕事です。

悪化すると心身ともに辛いだけでなく、症状がひどくなれば辞める、退職するという事態になりかねません。そこで今回は、看護師の腰痛を引き起こす原因や実態について紹介します。

腰痛で退職を考える看護師の実態

 

看護師にとって腰痛は職業病!?退職を招きかねないこともある

腰痛は、看護師にとって職業病とも言われるほど身近なものです。看護師は人の命を預かる仕事という責任感が強く「腰痛で休んでいられない」「腰痛は職業病」だと我慢してしまう傾向にあります。

腰痛には安静や、休養が大切ですが、責任感や職業病だからと無理をしてしまう人が多いようです。とはいえ、無理を重ねると腰だけでなく、精神的にも辛くなってしまいかねません 。

このように看護師の退職理由で比較的よくあるのが腰痛です。腰痛のせいで働けなくなり、今の職場を辞めて少しでも腰の負担のないところへ転職しようと考えたり、休養や治療のために退職を選択するのです。

看護師を退職に追込む腰痛を引き起こす病気とは

腰痛は悪化すると退職を考えるほど重大な問題です。腰痛は骨だけでなく関節、筋肉、筋膜、靭帯、神経などさまざまなものが関係しています。看護師が腰痛を引き起こす主な病気を紹介します。

急性腰痛症(ぎっくり腰)

ぎっくり腰は無理な体勢を取ったり重たいものを持ち上げたりしたときに突然起こる腰痛です。看護師は仕事内容の特徴からぎっくり腰になることがあるのです。看護師は、ベッド上の患者のオムツ交換や体位変換で中腰になることがあります。

排泄介助の時や患者を車椅子に乗せる時などに無理な体勢をとることもあるでしょう。体を使うことの多いため、突然腰痛が起こることがあります。

椎間板ヘルニア

人間の背骨は椎骨という24個の骨でできています。椎骨と椎骨の間には椎間板という軟骨があり、クッションの役割を果たしています。椎間板ヘルニアは、その椎間板が突出することで腰痛が生じます。

そして、腰痛だけでなく肩こりや腕・足のしびれなど辛い症状を引き起こします。看護師は中腰になったり、患者の体を支えたり持ち上げたりと腰への負担の大きい仕事です。そういった動作が椎間板ヘルニアの原因になるのです。

ストレスが原因の腰痛

腰痛の原因は骨や関節だけなく、心理的な要因もあります。要はストレスですが、看護師は人間関係、長時間勤務、夜間勤務などストレスを抱えやすい職業です。そういったストレスが原因で腰痛を引き起こすこともあるのです。

看護師が腰痛で転職や退職を考えるとき

上記のように看護師は、長時間立ちっぱなしだったり、中腰で作業をするハードな職業で腰への負担が大きい仕事です。患者を持ち上げるなど力仕事を求められることが多々あります。

また、人間関係にストレスが生じやすいのが看護師です。腰痛が原因で職場に居づらくなることもあり、周りに迷惑をかけないようにと自ら退職する人もいます。退職して腰の負担の少ない職場へ転職する人もいます。しっかり治療に取り組むため、休んで治すという人もいます。

看護師の腰痛を予防する方法

腰痛の対策法としては、サポーターやコルセットで腰を支えたり、痛み止めで痛みをコントロールする方法や、痛みの原因を取り除く手術など、さまざまな方法があります。最近では関節痛に再生医療が注目されています。自身の細胞を使って傷ついた軟骨を修復するというもので、腰痛の治療への可能性が広がっています。

まとめ・腰痛や関節の痛みで退職まで考える!?看護師の職務の悩み、その実態に迫る

腰痛は看護師にとって身近な問題です。中腰での作業や力仕事など、看護師の仕事にはぎっくり腰や椎間板ヘルニアなどの原因となるものがあるからです。腰痛が悪化すると退職を余儀なくされることもあるでしょう。

いずれにしましても腰痛を感じたら、放置しないことが大切です。病院など、専門の医療機関を受診し、しっかり検査を受けて治療に取り組みましょう。また日頃からストレッチや、腰痛体操を取り入れて腰痛対策、腰痛を予防する意識も必要です。

腰痛の治療の選択肢は、保存療法か手術がメインでした。しかし関節の痛みの治療に用いられる再生医療も、今後腰痛の治療として選択肢が広がりそうです。腰痛を感じたら予防を心がけ、生活や動き方を改善する意識をもって長く看護師を続けましょう。

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