看護師さんの職業病である椎間板ヘルニアの予防・改善法を紹介!仕事との両立法を徹底解説

公開日: 2019.11.21
更新日: 2025.07.31

多くの看護師が悩む、椎間板ヘルニア。

長時間の立ち仕事や中腰での作業、移乗動作など、日常的な業務が腰に大きな負担をかけていることが原因です。

しかし適切な対策を行えば、椎間板ヘルニアの発症後も仕事を続けることは可能です。

この記事では、看護師が椎間板ヘルニアを発症しやすい理由や椎間板ヘルニアの予防策と改善策を解説します。

椎間板ヘルニアの予防方法・改善方法を知りたい方はぜひ参考にしてください。

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なぜ看護師は椎間板ヘルニアを発症しやすいのか?

看護師が椎間板ヘルニアを発症しやすい理由を、以下に分けて解説します。

これらのリスクを理解することは、予防と対策を講じる第一歩です。

日々の業務を見直すきっかけとして、ぜひ参考にしてください。

立ち仕事・中腰・移乗動作が腰に大きな負担をかける理由

看護師は患者さんのケアにおいて、長時間の立ち仕事、前かがみでの体勢、そして患者さんの移乗など、腰に大きな負担がかかる動作を日常的に行います。

特に、中腰の姿勢は腰椎への圧力を増大させ、椎間板にかかる負荷が大きくなります。

また、患者さんの体格や状態によっては、予測不能な動きに対応しながら介助する必要があり、不自然な体勢での作業を強いられることも少なくありません。

さらに、不規則な勤務時間や夜勤によって十分な休息が取れないこと、慢性的な疲労、運動不足なども、体幹の筋力低下を招き、腰への負担を増加させる要因となります。

これらの複合的な要因が、椎間板ヘルニアを発症しやすい環境を作り出していると考えられます。

医療現場における姿勢のクセと職業病の関係

医療従事者は患者さんのケアや処置において、特定の姿勢を長時間維持することが多く、これが職業病の原因となることがあります。

特に看護師は患者さんの体を支えたり、移乗させたりすることが多いです。

この時腰をかがめたまま持ち上げると、腰に集中して負担がかかり、腰痛や椎間板ヘルニアに繋がります。

また点滴の準備やカルテの記入で、長時間前かがみの姿勢を続けることで、首や肩の筋肉が凝り固まり、肩こりや腱鞘炎といった症状が現れることもあります。

今すぐできる!看護師向け椎間板ヘルニアの予防法

看護師向けの椎間板ヘルニアの予防法は、以下の通りです。

  • 正しい姿勢と動作の工夫
  • 腰のサポート
  • ストレッチと体幹トレーニング

患者さんの移乗や介助時は、腰をかがめるのではなく、膝をしっかり曲げて重心を落とし、体全体を使って持ち上げるように意識してください。

中腰での作業を避け、可能な限り低い姿勢での作業はしゃがむ、あるいは片膝をつくなどの工夫を取り入れることが重要です。

また業務中に腰への負担を感じる際は、適度な締め付け感のあるコルセットや腰痛ベルトで腰部を安定させるのも効果的です。

靴はクッション性が高く、足裏全体を支えるものを選び、足元からの衝撃を和らげることで、腰への負担を軽減できます。

さらに休憩時間や就寝前に腰や股関節周辺のストレッチで筋肉の柔軟性を保ち、プランクなどの体幹を鍛えるエクササイズを継続することで、腰を支えるインナーマッスルが強化されます。

これらの予防策を日常的に取り入れることで、椎間板ヘルニアのリスクの低減が期待できます。

椎間板ヘルニアを発症した看護師ができる改善策

椎間板ヘルニアを発症した看護師ができる改善策は、以下の通りです。

  • ストレッチ
  • 体幹トレーニング

椎間板ヘルニアのリハビリは、痛みの程度や症状によって異なりますが、一般的には腰に負担をかけずに、体幹や下半身の筋肉を強化していくことが大切です。

具体的には、以下の腰に負担をかけないストレッチや、体幹体幹を安定させるための体幹トレーニングがおすすめです。

ストレッチ・トレーニング方法 具体的な内容
仰向けで両ひざを抱え込む ①仰向けに寝て、両膝を胸にゆっくり引き寄せ、両手で抱え込む
②腰の伸びを感じながら20〜30秒キープ
腰をひねる ①仰向けに寝て両膝を立て、両腕を広げる
②膝を揃えたままゆっくりと左右どちらかに倒し、顔は反対側を向く
③腰の側面が伸びるのを感じながら20〜30秒キープ
④反対側も同様に行う
プランク ①うつ伏せで肘とつま先で体を支え、頭からかかとまでが一直線になるようにキープ
②お腹が落ちたりお尻が上がりすぎたりしないよう注意し、30秒〜1分程度キープ
バードドッグ ①四つん這いの姿勢になり、手は肩の真下、膝は股関節の真下に置く
②お腹を軽く引き締め、ゆっくりと右腕と左足を同時に床と平行に伸ばす
③体がぐらつかないように安定させ、数秒キープしたらゆっくりと戻す
④反対側も同様に行う
ヒップリフト ①仰向けに寝て膝を立て、足は肩幅に開く
②お腹を軽く引き締めながら、お尻をゆっくりと持ち上げ、肩から膝までが一直線になるようにする
③お尻の筋肉を意識し、数秒キープしゆっくりと元の位置に戻す

ただし自己判断で行わず、必ず医師や理学療法士の指導のもとで行ってください。

職場では患者さんの移乗動作を工夫する、腰痛ベルトを適切に活用する、ベッドの高さを調整するなど、腰への負担を軽減する対策を徹底しましょう。

また必要に応じて業務内容の見直しや一時的な負担軽減を相談し、治療に専念できる期間を設けることも重要です。

これらの対策を行うことで、症状の改善と仕事の両立を目指すことができます。

椎間板ヘルニアを発症した際の治療方法

椎間板ヘルニアを発症した際の治療方法は、以下の通りです。

治療方法 内容
保存療法 ・コルセットを装着して安静にする
薬物療法 ・鎮痛剤や筋弛緩薬を内服する
理学療法 ・ストレットや筋力トレーニングなどのリハビリをする
注射療法 ・痛みが強い場合に神経ブロック注射を打つ
手術療法 ・神経を圧迫している椎間板のヘルニア部分を摘出する

椎間板ヘルニアを発症した際の治療方法は、主に「保存療法」と「手術療法」に分けられます。

椎間板ヘルニアの治療法は、保存療法で痛みの緩和を目指し、改善が見られない場合は手術を検討するのが一般的です。

しかし、手術は身体への負担や長期のリハビリが必要となるリスクも伴います。

そこで、新しい選択肢として注目されているのが再生医療です。

リペアセルクリニックで採用している幹細胞を用いた再生医療は、手術をせずに自身の細胞の力で損傷した椎間板の修復を目指す治療法です。

この治療は従来の保存療法では効果がなかった方や、手術に抵抗がある方にとって新たな希望となる可能性があります。

ご自身の症状や治療への希望に合わせて、再生医療という選択肢を一度検討してみませんか。

再生医療の詳細について知りたい方は、当院のメール相談・オンライン診療にてご相談ください。

手術をしない新しい治療「再生医療」を提供しております。

椎間板ヘルニアを発症しても工夫をすれば向き合いながら働ける

椎間板ヘルニアを発症しても、看護師の仕事を辞める必要はありません。

適切な工夫と対策を講じることで、症状と向き合いながら働き続けることは十分に可能です。

  • 正しい姿勢と腰のサポートが予防になる
  • ストレッチと体幹トレーニングは予防・改善に繋がる
  • 身体の負担が少ない椎間板ヘルニアの治療方法は再生医療

予防方法や改善方法を日々の業務に活かすことで、椎間板ヘルニアの悪化を防ぎ、仕事との両立が可能になります。

また再生医療は、手術に抵抗がある方にとって、身体への負担が少ない新しい選択肢です。

リペアセルクリニックでは、日帰り可能で再生医療を用いた根本的な治療を行っています。

身体に負担の少ない再生医療を希望される方は、当院のメール相談・オンライン診療にてご相談ください。

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監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設