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足首の靭帯が断裂しても歩ける?症状の見分け方から治療法まで詳しく解説

公開日: 2020.01.21
更新日: 2025.03.07

足首の断裂が軽度の場合、放置してしまうケースがあります。

また、症状が軽い場合は歩けるので病院に行かない方もいるのではないでしょうか。

本記事では、足首の靭帯が断裂した場合の症状の見分け方や、適切な治療を受けない場合のリスクについてお伝えします

後遺症や症状の悪化に悩まされないように、適切な処置を受けましょう。

足首の靭帯断裂(損傷)は軽度なら歩けるが注意は必要!

足首の靱帯損傷が軽度の場合、推奨はしませんが歩くことは可能です。

歩けるケース 軽度な足首の靭帯断裂(損傷)
歩行が困難なケース 完全断裂や複数カ所の靭帯断裂

ただし、歩けるからと言って無理に運動を続けたり、病院に行かずに放置したりすると、症状が悪化するおそれがあります。

損傷した靭帯を自然治癒で元の状態に戻すことは困難です。そのまま放置すると再発を繰り返す原因にもなります。

そのため自己の判断ではなく、違和感を感じたら医療機関を受診しましょう。

足首の靭帯が断裂しているかチェック!

足首に痛みがある場合、靭帯を断裂(損傷)しているか判断するために、以下をチェックしましょう。

靭帯断裂の疑いがある症状

  • ・受傷後の痛み・腫れ
  • ・関節の曲げ伸ばしがうまくできない
  • ・関節が抜ける、外れるような感覚
  • ・同じ部位でケガを繰り返す

靭帯損傷の症状は損傷の程度によっても異なりますが、受傷後に痛みがある、関節に違和感がある場合は靭帯断裂(損傷)の疑いがあります。

痛みや腫れがある場合は、軽度だからと放置せず、早めに病院で治療を受けましょう。

足首の靭帯断裂(損傷)を放置するリスク

足首の靭帯断裂(損傷)を放置すると、以下のようなリスクがあります。

慢性不安定性 足首が不安定になりやすくなり、再び損傷するリスクが上がる
痛みが持続する 適切に治療されないと痛みや腫れが続くことがある
関節炎のリスクが上がる 繰り返しの捻挫は将来的な関節炎の発症リスクが上がる
正常な回復が難しくなる 適切な治療を行わないと、筋力が低下して正常に回復が難しくなる

靭帯断裂(損傷)を放置すると、関節炎などの他の疾患の原因になるケースもあります。また、足首の正常な機能が失われる場合も考えられます。

足首の靭帯断裂(損傷)を放置して悪化させないため、痛みがある場合は必ず医療機関を受診しましょう。

足首の靭帯断裂(損傷)の原因と特徴

足首の靭帯は、足首の内くるぶし、外くるぶし、踵骨をつなぐ3つの靭帯のことを指します。

足首の靭帯断裂(損傷)の主な原因は以下の通りです。

  • 足首を捻る
  • 無理な動きをする

足首を捻る、無理な動きをすると靭帯が関節を支えようと伸縮します。そのときにかかる大きな力が靭帯断裂や損傷の原因になります。

また、靭帯断裂(損傷)には以下の特徴があります。

  • 炎症による腫れ
  • 内出血による患部の変色
  • 歩行時の痛み

足首を捻挫していて内出血している場合は、靭帯が断裂(損傷)している可能性が高いです。

足首の靭帯の断裂(損傷)は、足関節外側(内側)靭帯損傷と呼ばれます。

足首の靭帯断裂の種類

足首の靭帯断裂(損傷)には主に以下の種類があります。

前距腓靭帯損傷 足関節を外側から支えている靭帯の損傷
踵腓靭帯損傷 足関節を外側から下方に支えている靭帯の損傷
後距腓靭帯損傷 足関節を外側から後方に支えている靭帯の損傷

靭帯断裂(損傷)の中では、前距腓靭帯損傷が一番多く見られ、次いで踵腓靭帯が多いです。後距腓靭帯損傷はまれに見られます。

足首の靭帯断裂(損傷)の治療法

足首の靭帯断裂(損傷)の治療法は主に4つあります。

それぞれの治療法について詳しく解説します。

RICE処置(応急処置)

応急処置の方法としてRICE処置があります。靭帯を断裂・損傷してしまった場合、すぐにRICE処置を行いましょう。

RICE処置とは、以下の4つの頭文字をとった応急処置の方法です。

  • Rice(安静)
  • Icing(患部の冷却)
  • Compression(患部圧迫)
  • Elevation(挙上)

患部の内出血や腫れを抑えるほか、回復を助ける効果が期待されます。あくまで応急処置なので、処置をした後は必ず医療機関を受診しましょう。

保存療法

多くの場合、靭帯損傷は保存療法での治療が行われます。

軽度の場合 弾性包帯で固定する。早期に理学療法に移行
重度の場合 1週間から10日程度ギプスで固定した後に装具を装着する。その後理学療法に移行する。

理学療法では、超音波治療による消炎処置を中心に行い、徐々に可動域を広げる訓練や筋力強化を行います。

手術療法

何度も靭帯損傷を繰り返している場合や痛みが強い場合は、手術療法による治療が検討されます。

靭帯再建術 損傷した靭帯を再建または修復する。自分の他の部位の腱を移植するケースもある。
関節鏡視下手術 関節鏡を用いた手術方法。傷口が小さく回復が早い特徴がある。

保存療法の効果が見られない際にも手術療法が用いられるケースがあります。

再生医療

再生医療は患者さまの細胞を用いて損傷した箇所の修復を促す治療法です。

患者さま自身の細胞を利用するため、アレルギーや拒否反応のリスクが少なく、患者さまの身体への負担が最小限で済む利点があります。

再生医療は採血して細胞を加工し患部に細胞を注射するため、手術が不要で治療期間の短縮が目指せます。

当院(リペアセルクリニック)では、足首の靭帯損傷を含む、スポーツ外傷に対する再生医療を提供しています。

無料のメール相談・オンラインカウンセリングも承っておりますので、再生医療を検討している方はぜひ当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。

スポーツ外傷は⼿術しなくても治療できる時代です。

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足首の靭帯断裂(損傷)におけるスムーズに歩くためのケア方法

スムーズに歩きたい一般の方はもとより、スポーツ選手の多くは、靭帯を損傷して早急に復帰したいと願われることでしょう。

結論、早く治すためには受傷後の過ごし方が重要です。

リハビリはもちろん、正しい体の使い方を意識して生活しましょう。

根気よくリハビリを継続する

足首の靭帯損傷後のスポーツ復帰の目安は、腫れや痛みが治ったときではありません。低下してしまった筋力が元に戻ったときが復帰の目安です。

筋力や足首の柔軟性が不十分なままで通常の競技に戻ると、捻挫を繰り返したり、別の部位をケガしてしまう恐れがあります。

受傷後数日から数週間は痛みや腫れが軽減するまで安静に過ごし、それらの症状が改善した後、医師の指導の下、早期にリハビリを始めることが肝心です。

靭帯損傷の治療法でも紹介したとおり、サポーターやテーピングによる固定・リハビリ・筋トレが早く治すための基本です。くわえて、ストレッチによるケアも加えると効果的です。専門の医師やトレーナーとよく相談して、必要なリハビリを根気よく続けましょう。

段階的に強度を上げていくようなリハビリは、地味でつまらないかもしれませんが早く治すために必要なことです。

体の使い方を意識する

足首の靭帯損傷後は、完治しても靭帯の伸び、筋力低下、関節の可動域制限などが残る可能性があります。そのため、再発防止には適切な体の使い方を覚えることが重要です。

  • 歩行時に適度に腕を振り、バランスを取る
  • 背筋を伸ばし、すり足にならないよう意識する
  • 段差での昇降は慎重に行う

これらの動作を意識的に行うことで、足首への負担を軽減し、再発リスクを下げることができます。

足首の靭帯断裂に関するよくある質問

足首の靭帯断裂を経験した方からのよくある質問を紹介します。

2つの疑問に答えていきますので気になる方はぜひご覧ください。

靭帯損傷と断裂の違いは?

靭帯損傷と断裂には、以下の違いがあります。

靭帯損傷
  • 靭帯の伸びや痛み
  • 靭帯の炎症
靭帯断裂
  • 部分的な靭帯の断裂
  • 完全な靭帯の断裂

靭帯損傷は、軽度な伸びから完全な断裂まで靭帯の傷害全般を指す総称です。その中で、靭帯が切れてしまった状態を「断裂」と呼びます。

靭帯損傷の程度
Ⅰ度 部分損傷。靭帯が伸びるだけで断裂していない
Ⅱ度 一部断裂
Ⅲ度 完全断裂

Ⅱ度とⅢ度の状態を「断裂」と呼び、これらは一般的な捻挫(Ⅰ度)よりも重症度が高く、より慎重な治療が必要です。

足首の靭帯断裂の完治までの期間の目安は?

足首の靭帯断裂の完治までの期間はケガの程度によって異なりますが、軽度の場合2~4週間ほど、重度の場合は3ヶ月以上が目安です。

ただし、これは目安であり、個人差や損傷部位によって回復期間は変動します。

痛みや腫れが引いたからといってスポーツを再開すると、不安定な足首になってしまう可能性があります。完治するまでスポーツを控えましょう。

スポーツ復帰の判断は、必ず医師に相談してください。

また、いきなりスポーツを再開するのではなく、無理なくできる運動から徐々に強度を上げてください。

【まとめ】足首の靭帯断裂(損傷)は無理に歩かず病院へ

足首の靭帯損傷は自然に治る可能性が低いケガです。痛みが軽くて歩ける状態でも、応急処置の後は必ず病院に行きましょう。

治療後は痛みや腫れがなくなったからといってすぐにスポーツ復帰せず、医師の指示に従ってリハビリを継続することが重要です。

リハビリを通じて、正しい体の使い方を身につけることで、再発予防にもつながります。

保存療法で十分な改善が見られない場合や、より早期の回復を目指したい方には、再生医療という選択肢もあります。

手術不要で身体への負担が少なく、治療期間の短縮が期待できる新しい治療法として注目されています。

再生医療を検討している方は、ぜひ当院(リペアセルクリニック)の無料のメール相談・オンラインカウンセリングをご利用ください。

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