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バスケットボール選手の腰痛の治し方は?原因や治療法を解説

公開日: 2019.09.03
更新日: 2025.04.30

「ジャンプの着地で腰に違和感がある」「ディフェンス姿勢を長く続けると腰が痛くなる」そんな悩みを抱えていませんか?

バスケットボールは、腰痛が起こりやすいスポーツの1つです。

バスケ選手の腰痛は、腰を低く保つディフェンス姿勢や、ジャンプ・着地を繰り返すシュート動作など、プレー特有の動きが原因で起こります。

放っておくと症状が悪化し、練習や試合に支障をきたすだけでなく、日常生活にも影響を及ぼすことがあります。

本記事では、バスケで腰痛が起こる原因や治療法について、詳しく解説します。

「プレーを続けたいけど、腰が痛くて思うように動けない」といったときは我慢せず、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。

バスケによる腰痛を改善するための治療法

バスケによる腰痛を改善するためには、以下の3つの治療法があります。

自身に合った治療法で腰痛を改善し、スポーツや日常生活への早期復帰を目指しましょう

保存療法

バスケによる腰痛を改善する方法に、保存療法があります。

保存療法とは、生活習慣の改善や痛み止めの内服などで、症状の改善を目指す治療法です。

腰痛があるときは、腰への負担を軽減するために、以下のポイントを押さえ安静に過ごすことが大切です。

  • ストレッチを行う
  • アイシング(患部の冷却)を行う
  • テーピングやサポーターを使用する
  • 症状に合った薬を処方してもらう

保存療法を行っても症状の改善がみられない場合は、医療機関と相談し、ほかの治療法を検討しましょう。

手術療法

痛み止めの内服やブロック注射などの保存療法を行っても症状の改善がみられない場合は、手術療法による治療を行います

手術療法の適応となる主な疾患は、以下のとおりです。

  • 腰椎分離症
  • 椎間板ヘルニア
  • 変形性腰椎症

手術では、腰痛の原因となっている神経の圧迫を解除し、痛みを取り除きます。

腰痛の根本的な原因を取り除ける治療法ですが、入院やリハビリ期間が必要な点に注意が必要です。

再生療法

バスケによる腰痛は、再生療法による治療法で改善が期待できます。

再生療法とは、患者様自身の幹細胞を利用して損傷した組織の修復を促す治療法で、以下の特徴があります。

当院(リペアセルクリニック)の再生医療の特徴

  • 入院や手術が不要
  • 患者様自身の細胞を利用するため副作用やアレルギーのリスクが低い
  • スポーツへの早期復帰が見込める

筋膜や筋肉の損傷による腰痛の場合は、再生医療で回復を促すことで治療期間を短縮できる可能性があります。

バスケによる腰痛対策に!今すぐできるセルフケアとストレッチ方法も紹介

バスケによる腰痛対策には、以下のセルフケアやストレッチが効果的です。

  • 広背筋のストレッチ

1.四つん這いになり、右手を左手の前につく

2.手を固定したままお尻を後ろへ引く

3.反対側も同様に実施する

  • 大胸筋のストレッチ

1.仰向けで大の字になる

2.肩と左足を固定したまま、右足をクロスする

3.右足側も同様に実施する

腰痛の再発を防ぐためには、ストレッチだけでなく、体幹を鍛えるトレーニングも合わせて行うことが大切です。

バスケットボール特有の動きが腰を痛める理由|プレー中の動きと起こるリスクがある症状も解説

バスケットボールでは、以下の特有の動きが原因で腰を痛める場合があります

腰痛があるときに無理にプレーを続けると、症状が悪化する恐れがあるため注意が必要です。

ディフェンス時の前かがみ・中腰姿勢による慢性的な負担

バスケのディフェンスでは、前かがみや中腰の姿勢をとるため、腰へ慢性的な負担がかかりやすくなります

腰を低くする姿勢は、瞬発力が上がるメリットがありますが、腰痛を起こしやすいため注意が必要です。

とくに、高身長の選手は姿勢が崩れやすく、自身では姿勢の悪さに気づかない場合もあります。

慢性的な腰痛があるときは、周りの方にプレーを見てもらい、姿勢を改善していくことが大切です。

急な方向転換やストップ動作|筋・筋膜性腰痛(ぎっくり腰)

急な方向転換やストップ動作は、筋・筋膜性腰痛(ぎっくり腰)を発症しやすいため注意が必要です。

筋・筋膜性腰痛(ぎっくり腰)とは、腰の筋膜や筋肉を損傷した場合に起こる腰痛のことです。

急性に発症した場合は、まずは安静にしてアイシングを行いましょう。

痛みが軽減したらストレッチを行い、筋力や柔軟性の低下を防ぐことが大切です。

ジャンプや腰を反らすプレーの繰り返し|腰椎分離症

バスケットボールでは、ジャンプや腰を反らすプレーを繰り返すため、腰椎分離症の発症リスクが高まります。

腰椎分離症とは、背骨の一部である「腰椎」に圧力が加わることで、ひびや疲労骨折を生じる疾患です。

下半身に痛みやしびれがみられる場合は、腰椎分離症の可能性があるため、医療機関を受診し治療を受けましょう。

腰椎分離症は悪化すると、脊椎すべり症に進行する恐れがあります。

脊椎すべり症では、痛みによって歩行が困難になる症状(間欠性跛行)が生じる場合もあるため注意が必要です。

ジャンプ動作・何度も繰り返される着地の衝撃|椎間板ヘルニア

バスケで多いジャンプや何度も繰り返す着地などの動作は、腰への衝撃が大きく椎間板ヘルニアを発症する可能性があります。

椎間板ヘルニアとは、背骨の骨と骨のあいだにある「椎間板」と呼ばれる軟骨が飛び出し、神経を圧迫する疾患です。

日常的に姿勢が良くなかったり、バスケのプレーによって腰を酷使したりした場合に発症します。

椎間板ヘルニアを発症した際は、腰に負担のかかる動作を避け、痛みの軽減を図りましょう。

繰り返しの負荷で椎間板や骨に変性が起こる|変形性腰椎症

バスケのプレーで腰に繰り返し負荷がかかると、椎間板や骨に変性が起こる「変形性腰椎症」の発症リスクが高まります。

変形性腰椎症は、加齢や腰の酷使によって「腰椎」が変形する疾患で、以下の症状がみられます。

  • 動作時の下肢の痛み
  • 下肢のしびれ
  • 腰のだるさ
  • 歩行困難
  • 臀部の痛み
  • 足の冷え

変形性腰椎症を治療せずに放置すると、脊柱管狭窄症に進行する恐れがあるため注意が必要です。

脊柱管狭窄症をはじめとした変形性疾患では、再生医療による治療で、症状の改善が期待できます。

変形性疾患による腰痛でお悩みの方は、当院(リペアセルクリニック)の再生医療をご検討ください。

腰の痛みは手術しなくても治療できる時代です。

【まとめ】バスケットボールによる腰痛が続くときは、専門医に相談を

バスケットボールが原因の腰痛が続くときは、早めに専門医へ相談しましょう

腰痛がある場合は、まずはアイシングを行い安静にすることが大切です。

保存療法を行っても痛みが改善しないときは、再生医療や手術療法による治療を検討します。

スポーツ活動や日常生活への早期復帰を目指すには、症状に合わせて治療法を選択することが重要です。

腰痛が治らず治療法にお悩みの場合は、ぜひ一度当院(リペアセルクリニック)へお問い合わせください。

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監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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