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肋軟骨炎を予防するには?再発を防ぐポイントも医師が解説

公開日: 2019.09.03
更新日: 2025.06.02

肋軟骨炎とは肋骨と胸骨をつなぐ肋軟骨が炎症を起こし、胸の痛みや違和感を生じる疾患です。

深呼吸・咳・姿勢によって痛みが増すことがあり、胸がチクチク痛む・押すとズキッとするといった症状が起こる場合があります。

しかし、「肋軟骨炎を予防する方法が分からない」「もし発症した時の治療法を知りたい」と、不安や疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか?

本記事では、肋軟骨炎を予防するために見直すべき生活習慣について解説しています。

肋軟骨炎の一般的な治療法についても、紹介しています。

「またあの胸の痛みを繰り返したくない」という方は、ぜひ参考にして日常に取り入れやすい予防法を通じて、再発リスクを減らしていきましょう。

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肋軟骨炎を予防するには?生活習慣の見直しポイントを紹介

肋軟骨炎を予防するには、以下のような生活習慣を見直しましょう。

自分の体と向き合い、無理なく続けられるケアを取り入れることが肋軟骨炎の予防となります。

猫背・巻き肩や長時間同じ姿勢などに注意する

以下のような姿勢の悪さは肋軟骨炎の原因の一つになりますので、注意しましょう。

  • 猫背・巻き肩
  • スマホやPC作業などによる長時間の前かがみ
  • 体を動かさず同じ姿勢を維持し続ける

これらの姿勢の状態が続くと、胸郭まわりに負荷が集中し、肋軟骨に炎症が起こりやすくなります。

また以下のような方法でストレッチを取り入れることも有効です。

習慣 内容 目的
こまめな姿勢リセット 1時間に1回は立ち上がる・伸びをする 血流促進・筋緊張の緩和
肩甲骨を寄せるストレッチ 肩を開く・胸を張る簡単な動き 胸部の圧迫を軽減
背筋を伸ばす意識 座る・立つ時に姿勢を意識 猫背・巻き肩の予防

日常的な姿勢の見直しが、肋軟骨への負担を減らし、炎症の予防につながります。

適度な運動・筋トレを行う

肋軟骨炎の予防には、以下のような軽い運動や筋トレも効果的です。

種類 具体例 期待できる効果
有酸素運動 ウォーキング、軽めのジョギング 血行促進・全身の代謝UP
ストレッチ 肩甲骨まわり、胸の開き 筋肉の緊張緩和・姿勢改善
筋力トレーニング 背筋・体幹トレ・肩甲骨周囲 姿勢保持力の向上・負担分散

ただし、肋軟骨炎の症状がある場合は、まず炎症や痛みが落ち着くまで無理をせず安静に過ごすことが大切です。

痛みが和らいできたら、徐々に軽めの運動から再開しましょう。

ストレスや疲労に注意する

ストレスや疲労の蓄積は、肋軟骨炎の見えにくい引き金になることがあります。

精神的な緊張が続くと呼吸が浅くなり、胸郭の動きが制限されることで、肋軟骨まわりに余計な負担がかかってしまいます。

また、ストレスは自律神経のバランスを乱し、炎症反応が過敏になる要因にもつながる可能性があるので、以下のような方法で対策しましょう。

  • 深い呼吸を意識する(腹式呼吸)
  • 軽い瞑想やマインドフルネス
  • 自分の趣味に集中する時間を持つ
  • 1日7時間以上の質の高い睡眠
  • 栄養バランスの取れた食事

ストレスを感じやすい人ほど、意識的に心と体を整える習慣を取り入れましょう。

肋軟骨炎の一般的な治療法

肋軟骨炎の一般的な治療法としては、以下の通りです。

自身に合った治療法を選択するためにも、ぜひ参考にしてください。

安静

肋軟骨炎の治療の基本は、患部を安静に保つことです。

以下のような動作や姿勢を避け、肋骨周辺に負担をかけないようにしましょう。

  • 胸を張る・ひねる動作は控える
  • 猫背・巻き肩など

激しい運動や患部への圧迫といった、負担がかかる姿勢や動作を控えることを意識することが大切です。

薬物療法

肋軟骨炎の薬物療法では、痛みや炎症を抑えることを目的に症状の程度に応じて以下のような内服薬や外用薬が使用されます。

  • NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)
  • 湿布・塗り薬
  • 咳止め/痛み止め

薬の使用は一時的な症状緩和を目的としており、根本的な治療には安静や生活習慣を見直しましょう。

また症状や体質に応じて医師の指導のもと適切に使用することが大切です。

 

温熱療法・理学療法

肋軟骨炎の治療では筋肉の緊張をほぐし痛みを和らげるとともに、肋軟骨周辺の柔軟性を高めることを目的として温熱療法や理学療法が用いられます。

温熱療法

患部を温め、血行を促進

理学療法

・ストレッチや軽い運動を通じて、胸郭周辺の筋肉と関節の柔軟性を高める

・姿勢改善で肋軟骨への負担を軽減

痛みが和らいできたら、専門家のアドバイスを受けながら、自分の体調に合わせて少しずつ取り組み始めましょう。

ブロック注射

肋軟骨炎の治療では一般的に安静や薬物療法で回復が見込まれますが、症状が強く、長期間続く場合には以下のようなブロック注射が検討されることがあります。

  • 局所麻酔薬
  • ステロイド

ただし肋軟骨炎は通常数週間で自然に改善することが多いため、初期段階でのブロック注射まで行うことは基本的にはありません。

症状の経過を見ながら、医師と相談して適切なタイミングで導入しましょう。

【まとめ】肋軟骨炎の予防は生活習慣を見直そう!治療には再生医療という選択肢も

肋軟骨炎を予防・再発防止するためには、日々の生活習慣の見直しが重要です。

  • 猫背・巻き肩や長時間同じ姿勢などに注意する
  • 適度な運動・筋トレを行う
  • ストレスや疲労に注意する

肋軟骨炎を予防の基本は、肋軟骨への負担を避けることです。

しかし、これらの対策を取り入れても症状が長引く場合や、痛みが慢性化している場合には、従来の保存療法だけでなく再生医療も選択肢の一つになります。

当院(リペアセルクリニック)では、肋軟骨炎に対する再生医療を活用し、炎症や組織の修復をサポートする治療を提供しています。

「つらい胸の痛みを根本から改善したい」「再発を繰り返さない治療を探している」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

手術をしない新しい治療「再生医療」を提供しております。

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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