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- 再生治療
- 足底腱膜炎
「重症の足底腱膜炎と診断された」 「足底腱膜炎が重症の場合はどんな治療方法がある?」 人口の1割程度の方が発症すると言われている足底腱膜炎は、最初は我慢できる程度の症状です。しかし、悪化して重症になり、つらい症状が出てしまうこともあるため、早めの対処が必要です。 この記事では、足底腱膜炎が悪化した場合の症状や原因、治療方法について紹介します。 足底腱膜炎が重症化するとどうなる? 足底腱膜炎が軽度の場合と重症の場合を以下にまとめました。 踵骨棘(しょうこつきょく)とはかかとに痛みを伴うトゲです。足底腱膜が長い間炎症した際、足底腱膜とかかとの骨をつないでいる健がトゲのように固くなってしまうために起こります。 踵骨棘(しょうこつきょく)ができるほど重症化した場合、治療は難しくなるので早めの対策が必要です。 足底腱膜炎が重症化してしまう原因 足底腱膜(足の裏)の過剰な負担が足底腱膜炎の重症化を招く原因です。足底腱膜の負担が増すと、ダメージが蓄積されて炎症反応が起こります。 具体例を以下にまとめました。 ・加齢とともに足底腱膜炎の機能が低下する ・増加した体重が足の裏に負担をかける ・ふくらはぎやアキレス腱の柔軟性が低い ・足の裏のアーチが崩れていて足底腱膜が適切に機能しない ・痛みを我慢して激しい運動や長時間の立ち仕事をする 体質や年齢、日常の過ごし方によって足底腱膜炎が重症化してしまう可能性があります。 重症化した足底腱膜炎の治療方法 足底腱膜炎が軽度である場合は、ストレッチやインソール、テーピングなどの保存療法があります。しかし、重症化すると保存療法だけでは十分な治療に繋がりません。 そこでこの項目では、重症化した足底腱膜炎の治療法にフォーカスして紹介します。 体外衝撃波疼痛治療 足底腱膜炎が重症になった場合の主な治療法として手術が挙げられますが、できるだけ避けたいと考える方も多いです。また、身体への負担を考慮して高齢の患者さんに対しての手術を見送る場合もあります。 以前は重症化した足底腱膜炎に対して、手術の選択肢しかありませんでしたが、近年ではスポーツ医療の進歩によって、手術よりも負担がはるかに少ない治療装置による治療もおこなわれるようになりました。 その装置は体外衝撃波疼痛治療装置と言われるもので、痛みを感知する神経に衝撃波をあてて痛みを緩和したり、血流を促進させて損傷部分の組織を修復させる治療法です。 ステロイド注射 重症化した足底腱膜炎の治療には、ステロイド注射が有効な場合があります。ステロイドはアレルギー反応や炎症を抑えられる薬です。 患部に注射して痛みを和らげる効果がありますが、副作用により処置できる回数が限られています。 また、足の裏は敏感なため処置の際に大きな痛みを感じやすい部位です。慎重に検討しましょう。 手術 ストレッチやインソールなどの保存療法を半年から3年程度行っても効果がない方や、日常生活で支障をきたしている方には手術が検討されます。 足底腱膜や骨棘(こつきょく)の切除を目的とした手術がありますが、成功率は高くないとされているため、留意しておく必要があります。 再生医療 近年では、自身の細胞を用いて損傷した部分の再生・修復を図る再生医療が注目を集めています。自身の細胞を利用して治療をおこなうことから、アレルギーなどの副作用を伴わず、治療にかかる期間も短縮できる点がメリットです。 再生医療を実施できる医療機関は限られているため、興味のある方はぜひ当院にお問い合わせください。 足底腱膜炎の重症化を未然に防ごう 足底腱膜炎が重症になるとどのような症状が出るか、また、重症になった場合の治療法について紹介しました。現在ではスポーツ医療の進歩により、重症になっても手術以外の治療で痛みの緩和や治癒を目指せるようになりました。 とはいえ、足底腱膜炎は重症になる前の予防が大切です。足の裏やかかとが痛い場合や、つっぱりを感じる場合は無理をせずに安静にしましょう。また、重症化を防ぐためにも医療機関の受診をおすすめします。 当院でも足底腱膜炎をはじめ、さまざまな疾患に対するお悩み相談を受け付けています。お気軽にお問い合わせください。
2019.12.01 -
- 再生治療
- 変形性股関節症
- 股関節
変形性股関節症を発症し、やむなく介護職を辞めないための治療法と予防について 介護職は、体を使う仕事のため関節などに負荷がかかりすぎることが原因で体のどこかに痛みを抱えている人が多いです。たとえば、変形性股関節症は股の痛みを伴います。 股関節に痛みがあると介護の仕事に支障をきたすこともありますし、重症化すれば働けなくなり、仕事を辞めてしまうことにもなりかねません。今回は、介護職に就かれている方が発症することもある「変形性股関節症」について、その原因や治療法を紹介し予防に努めて頂きたいと考えます。 変形性股関節症とは? 股関節は、わたしたちの体の中で最大の関節で、体を支えるだけでなく、体を動かすことにも重要な役割を果たしています。その股関節に痛みが出てくる変形性股関節の原因や症状を紹介します。 変形性股関節症の原因 日本人の変形性股関節症の原因は、股関節の形成不全が多数を占めています。これは乳幼児の時の股関節の脱臼の後遺症や、生まれつきの形成不全です。股関節の脱臼や大腿骨頚部骨折といったケガ、関節リウマチも変形性股関節症のリスクを高めます。 また、加齢による軟骨のすり減りによって発症することもあります。 介護職に変形性股関節症が起こる理由 変形性股関節症のリスクは介護の仕事にも多く潜んでいます。日常的に長時間立ちっぱなしで仕事をしたり、しゃがんだり、中腰での作業が多かったり、何より利用者の体を移動したり、支えたりする仕事は、思った以上に股関節への負荷が大きくなり軟骨がすり減るリスクが高くなります。 変形性股関節症の症状 初期の症状は立ち上がる時や動き始める時に起こる、足の付け根の痛みです。おしりや太ももに痛みが出ることもあります。進行するとしゃがむことが困難になったり、前かがみができなくなったりと日常生活に支障が出ます。 長時間立っているのがつらくなる場合もあるでしょう。 変形性股関節症の診断 ・変形性股関節症はレントゲンで進行度合いを確認することができます。 ・常な股関節症は骨盤と大腿骨の間に隙間がみられます。 ・大腿骨の関節部分は丸い形をしており、その上部は骨盤に覆われています。 ・しかし、股関節に形成不全がみられる方は、骨盤に覆われている面積が狭くなっています。 ・また変形が進行してくると、骨盤と大腿骨の隙間が狭くなったり、軟骨下骨が硬くなります。 ・さらに症状が進行すると、関節の周囲にトゲのような骨組織ができたり、骨嚢胞(こつのうほう)とよばれる骨の空洞ができることがあります。 介護職が悩む変形性股関節症の治療 もしも介護職が変形性股関節症になったらどのような治療があるのでしょうか。 薬物療法 痛みがあると仕事だけでなく日常生活にも支障が出てしまいます。そのため痛み止めで疼痛コントロールを行います。 運動療法 股関節は骨盤と大腿骨で構成されるので、その周りの筋肉を鍛えて力をつけることで股関節の変形をとどめることができます。ここでは簡単な筋力トレーニングの方法を紹介します。 股関節周りの筋肉は、足を動かすことでトレーニングすることができます。立った状態で行う場合は、足を前に出す、横に開いていく、後ろに上げる、この3つを試してみましょう。足を前に出すときは、膝を曲げて行ってもよいですが、膝を伸ばして行うとより強い負荷で運動できます。 これら3つの運動を、痛みの出ない範囲でゆっくりと行います。トレーニングをする際は、バランスを崩して転倒したり、足を動かした際に上半身が前後左右に動かないよう、手すりなどにつかまりながら行うようにしましょう。 手術 痛み止めや運動療法で疼痛コントロールが難しいほど進行した場合、手術という選択肢があります。初期の段階では骨の一部を切って骨同士がぶつからないようにします。 変形が進んでいる場合は人工股関節置換術という方法もあります。 朗報!変形性股関節症も再生医療なら辞めないで働き続けられる 痛みを我慢しながら介護職を続けるのは大変なことです。手術となると入院のため仕事を休まなければなりません。また手術の後どれくらいで復帰できるかも気になるでしょう。 介護の職場では人手不足のところが多く、休暇を取りにくい人もいるかもしれません。そこでご紹介したいのが、再生医療という方法です。再生医療では、患者さん自身の脂肪から採取した幹細胞を股関節に注入し、傷ついた軟骨を修復するという治療法を行います。 自身の血液から採取した多血小板血漿を股関節に注射し、傷ついた組織を修復させる方法もあります。手術の場合、長期休暇が必要になり、介護職の人には負担でした。 しかし再生医療は入院のために仕事を休む必要はなく、自身の細胞や血液を使うので副作用の心配もありません。新たな治療の選択肢として可能性が広がっているのです。 https://youtu.be/a6NGuEDLKgQ?si=7cU06xSVyMl9jCHP ・再生医療は、入院の必要がありません ・再生医療は、日帰りで治療できます ・再生医療は、手術不要です まとめ・変形性股関節症を発症し、やむなく介護職を辞めないための治療法と予防について 体を使うことの多い介護職が変形性股関節症になると、仕事自体がリスクになりますし、働けなくなって、辞めるという選択肢を取られる方もいらっしゃいます。何より、日常生活そのものにも支障をきたすこともあります。 そして近年、変形性股関節症の新たな治療として再生医療が注目されていることをお伝えしました。痛みが強くて、つらいけれど手術するほど休みがとれない、手術は避けたい、少しでも安心な治療法で根本的な治療を望みたいというのであれば、再生医療を検討してみる価値があるでしょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 当院の再生治療 自己細胞由来幹細胞治療 PRP治療 股関節の痛みについて
2019.11.29 -
- ひざ関節
- 変形性膝関節症
- 再生治療
介護職はやりがいのある仕事な一方で、体を使う仕事が多いためさまざまな部分に痛みが出る可能性があります。 たとえば、膝の痛みである変形性膝関節症に悩む人も多いのではないでしょうか。 今回は膝の痛みを引き起こす変形性膝関節症に介護職が多い理由や治療法について詳しく解説します。 この記事を読むとわかること ・介護職に変形性膝関節症が多い理由 ・変形性膝関節症の症状や治療法、対処法 介護職に多い変形性膝関節症とは? 変形性膝関節症とは、膝の軟骨がすり減ることで起こる痛みを伴う疾患で、長時間の立ち仕事や中腰姿勢が多い介護職では発症リスクが高いことが知られています。 膝関節は大腿骨と腓骨、膝蓋骨でできており、軟骨がクッションの役割を果たしています。軟骨が膝の負荷の軽減や関節の滑らかな動きに役立っているのです。 しかし加齢や肥満、過度の負荷によって軟骨がすり減ると膝への負荷が大きくなり痛みが生じます。軟骨がすり減るために骨同士がぶつかるようになり、膝関節の変形につながります。 なぜ介護職に変形性膝関節症が多いのか? 介護職に変形性膝関節症が多い理由は、利用者の介助時に必要な中腰姿勢や膝の曲げ伸ばしによる関節への負担にあります。 日常的な介助動作で膝に負担がかかり続けることで、膝の軟骨が徐々に摩耗し、変形性膝関節症を引き起こすリスクが高まる傾向にあります。 この症状は日頃の膝の使い方によって少しずつ進行していくため、予防や対策が重要です。 介護職は膝関節に負担がかかる職業 介護職は利用者の体を抱えたり、中腰の姿勢になったりと膝への負担の大きい仕事をしています。 とくに下記の動作は膝に負担がかかりやすいため、注意が必要です。 介護職で膝に負担がかかりやすい動作 ・離床介助の際に利用者の体を抱える ・入浴や排泄の介助の際に中腰になる 介護職は仕事中に膝の曲げ伸ばしをする機会が多く、膝関節への過度な負荷から若くても変形性膝関節症になるリスクがあります。 変形性膝関節症の症状 変形性膝関節症とは日々の動作で膝関節の軟骨がすり減り、膝に痛みが現れる病気です。 主な症状は下記を下記の通りです。 変形性膝関節症の主な症状 ・初期症状・・・膝が曲げにくい、鈍い痛みがある ・中期症状・・・膝の腫れが見られ、階段の上り下りやしゃがみが困難になる ・末期症状・・・曲げる、歩くなどの日常生活が難しくなる 膝の痛みにお悩みの方は、自分がどの段階なのか確認してみましょう。 初期の段階では、歩き始めや立ち上がるときなど動き初めに痛みが生じます。痛みが軽い場合もあり、膝を動かさなければ痛みがないので症状を見逃してしまいがちです。 進行していくと階段の上り下りで痛みが出たり、膝が腫れたり水が溜まったりします。さらに症状が進むと安静にしていても痛みが出てきてしまいます。 日常生活が難しくなるほど悪化する前に、早めに医療機関を受診しましょう。 介護職が悩む変形膝関節症の治療法とは 膝に痛みを抱えながら介護の仕事を続けることは、大きな負担となります。そこで、変形性膝関節症の治療法について紹介します。 薬物療法 症状が軽度~中等程度であれば、痛み止めや湿布薬など薬を使って炎症を和らげます。 急な腫れには湿布の利用も効果的です。 注射 注射は変形性膝関節症の初期から治療が可能で、症状によって2種類を使い分けます。具体的な注射の種類は以下の通りです。 変形性膝関節症の治療として使用される注射 ・ヒアルロン酸・・・・痛みに応じて定期的に摂取し、膝関節の摩耗を防ぐ。 ・ステロイド・・・・・強い炎症の反応や痛みを抑えられるが打てる回数に限りがある。 どちらも膝関節に注射して炎症を抑える働きがあります。 サポーター サポーターは、膝周辺の筋肉や靭帯を支えて動きを制限することで、膝の痛みを和らげる効果が期待できます。変形性膝関節症の症状がある場合は、日常生活や仕事で膝にかかる負担を減らし、症状の悪化を防ぐのに有効です。 サポーターは症状が軽度の方から使用できますが、着用しても膝の痛みが強い場合は医療機関の受診を検討してみましょう。 手術 変形性膝関節症が進行し、薬物療法やサポーターで改善が見られない場合は、手術による治療が考えられます。 手術内容としては、変形した骨や軟骨の一部を取り除く骨切り術や、人工関節を膝に埋め込む人工膝関節置換術などが代表的です。 膝が痛む際の対処法 介護職の方が変形性膝関節症によって膝が痛む場合は、痛みが収まるまで安静にして膝を冷やしましょう。 具体的には、痛くない範囲で膝を動かします。また、冷やす際には氷や保冷剤を入れたビニール袋をタオルに包んで1日3回、15分程度膝に当てましょう。 少しずつ炎症が和らぎ、腫れや痛みが落ち着いてきます。 変形性膝関節症の治療に再生医療という選択もある【休養がとれない介護職の方必見!】 近年、変形性膝関節症の治療で薬物療法や注射で効果が実感できず、手術をためらう方への新しい選択肢として再生医療が注目されています。 再生医療のメリットは以下の通りです。 再生医療のメリット ・手術不要なので長い期間仕事を休む必要がない ・体の負担が少ない ・早期回復が期待できるので早く仕事に復帰できる 変形性膝関節症に行われる再生医療には2種類あります。 1つ目は自身の脂肪から採取した幹細胞を膝関節に注入する方法です。幹細胞が傷ついた軟骨を修復して痛みや炎症を抑える効果があります。 2つ目は自身の血液からとれる多血小板血漿を膝関節に注射します。血小板は止血作用があることで知られていますが、血小板が放出する成長因子が膝関節の傷ついた組織を修復し痛みを軽減させます。 手術以外の選択肢を探している方は、膝の痛みを根本から解決できる再生医療を検討してみてください。 介護職に多い変形性膝関節症のまとめ 介護職の方が悩む膝の痛みの原因として多いのが、変形性膝関節症です。 軽度の症状であれば痛み止めの内服や湿布薬で対処できます。しかし、症状が進行すると強い痛みが生じて、介護の仕事が困難になります。 そんな変形性膝関節症の治療法として、再生医療が注目されています。薬やサポーターなどでの対処が難しく、膝の痛みに悩んでいる方には、再生医療による治療も選択肢の1つです。 再生医療は、一般的な病院やクリニックで受けることはできません。当院は厚生労働省から認可を受けた再生医療専門院です。 治療についての疑問や気になる点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
2019.11.27 -
- 手
- 再生治療
「ダンベルを使った筋トレで手首が痛い」 「筋トレは休んだ方が良いの?」 ダンベルを使用した筋トレは手首に負担がかかりやすいため、フォームやダンベル選びによっては手首に痛みが伴う場合があります。 手首の組織が損傷したり、炎症を起こしていたりする可能性があるので筋トレを休むのがおすすめです。 筋トレを休みたくない場合は、サポーターの使用やアイシングなどで手首をケアしながら無理のない範囲で行いましょう。 今回の記事では、手首が痛くても筋トレを休みたくない際の工夫や筋トレ後に手首が痛む原因を紹介します。 この記事をよむとわかること ・筋トレ後に手首が痛む原因 ・手首を痛めない正しい筋トレ方法 手首が痛いけど筋トレを休みたくないときはどうすれば良い? 痛みがあるときは無理せず休むのが一番ですが、それでも筋トレを休みたくない方もいるはずです。 筋トレを継続したい方は、以下のような方法を試してみるのも一つの手です。 手首が痛くても筋トレする際のアイデア ・手首に負担が少ないトレーニング種目を選ぶ ・リストラップやサポーターを使用する ・手首を使わないトレーニングに集中 ・ストレッチとアイシングで手首のケアをする 手首の様子をみながら無理のない範囲で行いましょう。 手首の痛みが悪化しないように筋トレを休むのも大切 筋トレをしていて手首に違和感があったり痛みが生じたりしたときは、筋トレを中断して安静にするのが大切です。 無理をして痛みが悪化すると、長期間筋トレができず、筋力が低下してしまう恐れがあります。まずはしっかり休んで痛みを治し、その後で筋トレを再開する方が効率的に筋力を維持できます。 筋トレ後に手首が痛む原因は? 筋トレ後に手首が痛む原因を紹介します。 筋トレ後に手首が痛む原因 ・TFCC損傷 ・腱鞘炎 ・手根管症候群 それでは、一つずつ紹介します。 TFCC損傷 ※画像あります TFCC損傷は、TFCC(三角線維軟骨複合体)が損傷して炎症を起こしたり、痛みを感じたりする病気です。TFCCは小指側の手首にあり、軟骨や腱などで構成されています。 主な原因は手首の酷使や転倒が挙げられます。とくに、ダンベルを小指側に傾けて持つとTFCCの負担が増す傾向にあるので、筋トレの際は注意しましょう。 TFCC損傷の症状は下記の通りです。 TFCCの症状 ・手首の小指側が痛む ・タオルを絞ったり、ドアノブを捻る動作をすると痛む ・動作の開始時に手が抜けるような感覚がある ・悪化すると、安静時にも痛みがある 症状が悪化し手術になった場合は3〜4カ月の間、手首に負担がかかる動作は中止する必要があります。筋トレを続けたい方は、重症化する前に医療機関の受診がおすすめです。 腱鞘炎 ※画像あります 腱鞘炎は、以下の組織に炎症が起こった状態を指します。 腱鞘炎で炎症している組織 ・腱・・・筋肉と骨をくっつけている部分 ・腱鞘・・腱が通るトンネル状の組織 主な原因は、手首や指の使いすぎです。手首の腱鞘炎では、親指の使いすぎによるドケルバン病や小指側に炎症が起こる尺側手根伸筋炎が考えられます。 腱隨炎の症状を下記にまとめました。 病名 炎症部位 症状 ドケルバン病 親指側 ・親指を広げたり力を入れると親指側の手首が痛む ・持った際に手首に痛みを感じる ・親指側の手首が腫れる 尺側手根伸筋炎 小指側 ・手首を回すと痛む ・手を伸ばすと痛む ・手首の小指側が腫れる 手首の痛みが気になる方は、手首をかえす動作は控えるようにしましょう。 手根管症候群 ※画像あります 手根管症候群とは、手首の手根管の中にある腱や神経が圧迫したり、神経がこすれたりして痛みやしびれを感じる病気です。とくに、手首を曲げたり反らしたりする際に手根管の内部で摩擦が生じます。 手根管症候群の症状を以下にまとめました。 手根管症候群の症状 ・手を振ると痛みが和らぐ ・しびれやピリピリした感じがする ・明け方に強く痛む ・初期は人差し指と中指が痛む ・症状が進むと親指、人差し指、中指、薬指が痛みOKサインができない 手首の使いすぎが原因なので、ダンベルを使った筋トレでは手首を曲げないように注意しましょう。 手首を痛めないために正しい筋トレ方法 手首を痛めないための筋トレは下記の通りです。 手首を痛めない筋トレ方法 ・フォームを整える ・重量や負荷は徐々に上げる ・セット回数を減らす とくに、フォームは重要で、ダンベルを握る位置や手首の角度に注意しましょう。 ダンベルを持って手首を曲げ伸ばししたり、小指側に傾けて持ったりすると負担が増してしまいます。自己流で筋トレをするのではなく、トレーナーなど専門家のアドバイスを受けるのもおすすめです。 安静時も手首の痛みが治まらない際は早急に受診しよう 手首に違和感や痛みがあるときは筋トレを休むようにしましょう。長期的に見れば無理して痛みが悪化するより、休んで痛みの原因を治した方が筋肉を維持しやすいと考えられます。 とくに、筋トレやジム通いなどを始めたばかりの人は、無理をしてしまいがちなので注意してください。 安静にしても手首の違和感や痛みが引かない場合は、無理をせず医療機関を受診しましょう。 手首の痛みに対しては、再生医療による治療も選択肢のひとつです。痛みで日常生活に支障が出る方や筋トレの早い復帰がご希望の方は、当院へお気軽にご相談ください。
2019.11.26 -
- 腰
- 再生治療
腰痛が原因で保育士を辞める?理想と現実、腰痛は早期治療と予防が大切 子供が好きで、無邪気・無垢な子供達と関りが持てる保育士さんを目指され、憧れを手にしたにも関わらず、理想と現実に戸惑われる方が多いと聞きます。実は、子どものお世話はとても重労働です。 毎日のお世話で身体に疲労がたまり、中でも慢性的な腰痛に悩まされている保育士さんがおられます。せっかく憧れの職業に付いたのにと思わないでください。この腰痛が原因で辞めたい、転職を考えている保育士までおられるほど真剣な悩みなのです。 もちろん身体が辛くても子供が好きで、できれば保育士の仕事を諦めたくないという方もおられるでしょう。そこで腰痛がひどい保育士さんは、我慢して仕事をつづけるべきか、辞めて転職すべきか、この対策を探りました! 転職を考えるほど腰痛に悩まされることになった 腰に一番負担をかける姿勢は「中腰」です。保育士さんの場合、子どもと目線を合わせたり、おむつを替えたりする時に中腰の姿勢になりますよね。また、乳幼児は抱っこが必要ですし、動くようになってくると「おんぶ」や「抱っこ」をせがんできて、保育士の周りには子どもがまとわりついてきます。 そして、子どもの予期せぬ行動によって急に腰に痛みを感じたり、日ごろの疲れが筋肉にたまり腰を痛めてしまうケースが後を絶ちません。ただでさえ大変な仕事であるのに、腰痛を抱えたままでは保育士を続けられず、転職を考える方も少なくありません。 保育士さんの腰痛は「ストレス」が原因の場合がある 保育士さんは、子どもの世話によって腰に負担がかかるため腰痛を発症する確率が高いのは確かです。しかし、「ストレス」が原因で腰痛が起こっていることもあるのです。そのため、神経の安定剤や抗うつ剤で症状が改善することがあります。 腰痛の原因になるほどのストレスを感じるのは職場のせいなのか、仕事の特性なのか、そこはその個人でしか分かりませんが、いずれにしろ転職を考えた方がよいと思う保育士さんがいても不思議ではありません。 転職を考えるより腰痛を予防する意識を持とう 子どもの世話は大変ですが、喜びや発見が多い仕事でもあり、腰痛があっても保育士さんを続けたい!と思う方もいらっしゃると思います。しかし、痛みが重症化してしまうと、やはり保育士さんの仕事を続けることが難しいと考えるようになるかもません。 ただ腰痛が原因なら、その対策を普段から意識して取っておくことがお勧めです。例えば朝晩に腰痛体操などを積極的に行うなど予防する意識を持ちましょう。それでも腰痛を発症したら、痛みが軽度のうちに治せれば問題は無くなります。 保育士を続けたい!腰痛を改善する最新の治療法 近年、再生医療による関節の治療に注目が集まっています。再生医療とは、自分の幹細胞や血液中の血小板を取り出し培養、組織などの修復機能が高まった幹細胞や血小板をダメージ部に注入して自然治癒させる方法です。 関節への再生医療は、効果が出るのが早いこと、アレルギーや拒絶反応がなく安全性が高いことから、スポーツ医療で注目を集めています。この再生医療によって腰痛治療をすることができれば、腰痛が出ても安心。転職も考えなくてよくなりそうですね。 まとめ・腰痛が原因で保育士を辞める?理想と現実、腰痛は早期治療と予防が大切 「保育士の仕事が好きだから、腰痛があっても転職したくない」理想と現実のはざまで悩まれる保育士さんも多いことでしょう。腰痛は早期治療が大切です。放置することなく違和感を感じたら医療機関で適切な治療やアドバイスを受けるようにしましょう。 また、そうなる前の予防にも努めるべきです。体操やストレッチを効果的に取り入れてみてください。 痛みが酷い場合は、休む選択肢のありだと思います。まずは、予防する意識が大切!立ちあがり方や、かがみ方などの腰に負担が掛かりにくい方法を知って実践し、腰痛体操なども面倒がらずに取り入れましょう。どうしてもの場合は再生医療もあります。 せっかくの夢を手放さない前向きな気持ちで立ち向かいたいものですね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.25 -
- 再生治療
- 手
手首に発症するTFCC損傷は、ドアノブを回すときや手首を振る動作などで疼痛がでます。多くの方が痛みに悩まされており、湿布で対応している方もいらっしゃるでしょう。 本記事では、TFCC損傷における効果的な湿布の貼り方を紹介します。その他TFCC損傷に関する情報を掲載しているので、ぜひ参考にしてください。 TFCC損傷における湿布の貼り方 TFCC損傷における湿布の貼り方は以下のとおりです。 1.湿布をX字型に切る 2.交差する中央の部分が疼痛部にあたるように貼る 3.包帯やテーピングで湿布を覆うように固定する TFCC損傷は手首の外側(小指側)にかけて炎症します。 手首は普段からよく動かす部位であることから、上手に湿布を貼らないとすぐに剥がれてしまいます。そのため湿布の切り方を工夫した上で、包帯やテーピングで湿布を覆うように固定するのがコツです。 【注意】湿布は治療期間を長引かせることもある TFCC損傷の治療において患部に炎症がある場合、炎症を抑え痛みの症状を緩和できます。 しかし、湿布は急場の対応として有効ですが根本的な解決にはなりません。 痛みが和らぐことで安心し、完治しないまま放置してしまう可能性があるため、治療期間が長引く危険性さえあります。 外傷がないため「この程度なら大丈夫」「たいしたことはない」といった油断は禁物です。日常生活やスポーツなどが原因で手首の痛みや違和感が生じた場合は、整形外科をはじめとする専門医の診断を受けることをおすすめします。 TFCC損傷とは TFCC(三角繊維軟骨複合体)とは、橈骨と尺骨といった2つの骨の間を結ぶ靭帯や腱、軟骨などの組織からなり、手首の関節を安定させるための組織です。手首を動かす際に衝撃を和らげるクッションの役割も果たしています。 対してTFCC損傷とは、手首の小指側にある関節の疾患です。手首の三角線維軟骨複合体と呼ばれる軟部組織が損傷し発症します。 小指側の手首を曲げたり、押したりすると痛みが発症します。 手首の酷使や大きな衝撃を受けた場合に起こりますが、加齢による損傷も発生します。加齢によるTFCC損傷は無症状なこともあります。 TFCC損傷の原因 TFCC損傷の原因は、急性外傷と慢性的負担によって引き起こされ、それぞれで受傷機転が異なります。 主な原因 急性外傷 ・交通事故 ・転倒 ・スポーツによる損傷 慢性的負担 ・手首の過度な使用や負担 ・手首を使う動作のよるダメージの蓄積 また、以下の行為を日常的におこなっている方はTCFF損傷の発症リスクが高いです。手首に違和感を感じたら早期に医療機関を受診しましょう。 TCFF損傷が起こりやすい場面 日常生活 ・ドアノブをひねる ・料理中スマートフォン ・PCの操作 スポーツ ・野球のバッティング ・ゴルフのスイング ・テニスやバトミントンのラケット操作 TFCC損傷の症状 TFCC損傷の症状は以下の通りです。 たとえば、日常生活でドアノブを捻る・料理で鍋を持ち上げる・包丁を使うなどの日常的な行為で症状が出たり、ラケットやバットを使ったスイングなどのスポーツによる損傷は鋭い疼痛が発生したりします。 TFCC損傷のセルフケア 湿布の効果や貼り方を理解いただいたところで、この項目ではTFCC損傷における湿布以外のセルフケア方法を紹介します。 まずは、損傷した部分を安静に保つことが大切です。サポーターやテーピングで手首の固定からはじめてみましょう。サポーターやテーピングは、ドラッグストアや薬局で簡単に購入可能です。 また、肘や肩を酷使して筋肉が硬くなってしまうと、手首に負担がかかりやすくなります。そこでおすすめしたいのが、肘や肩のマッサージ・ストレッチです。 肘や肩付近の皮膚を軽くつまんで皮膚が硬くなっている部分があったら、そのあたりの筋肉をほぐしていきましょう。 TFCC損傷の痛みに悩む方からよくある質問 TFCC損傷で悩む方々からはさまざまな質問がよせられます。 そこでこの項目では、とくに多い2つの質問に対して回答していきます。ぜひTFCC損傷の改善に役立ててみてください。 TFCC損傷は冷やす?温める? TFCC損傷において湿布を使用する場合、冷却と温熱のどちらを選ぶべきか迷う方が多いです。基本的には、損傷直後の急性期は冷却、慢性期には温熱の使用が推奨されます。 急性期は、炎症を抑えるために冷却湿布を使用し、腫れや痛みを軽減します。 一方、慢性期になると、血行を促進し組織の修復を助けるために温熱湿布が効果的です。 ただし、個人の症状や回復段階によって対応方法が異なるため、医師のアドバイスを受けて使い分けるようにしましょう。 TFCC損傷の重症度チェック方法は? TFCC損傷の重症度を自己チェックする方法として、以下の4つのポイントがあります。 痛みの強さと持続時間 軽度の場合は活動時のみ痛みを感じますが、重度になると安静時にも持続的な痛みがあります。 手首の可動域 軽度では若干の制限がある程度ですが、重度になると著しく制限されます。 握力の低下 軽度では握力にあまり影響がありませんが、重度になると握力が大幅に低下します。 日常生活への影響 軽度では日常生活にほとんど支障がありませんが、重度になると日常動作に大きな支障をきたします。 これらの症状が強く、長期間続く場合は重症の可能性が高いため、速やかに医療機関を受診しましょう。 湿布で改善しないTFCC損傷は再生医療が効果的! 今回は、TFCC損傷における湿布の貼り方からセルフケア方法について紹介しました。 痛みがひどい場合やセルフケアで改善しない場合は、そのままにせず医療機関を受診することが大切です。 湿布は患部の炎症を抑える効果はあるものの、痛んだ患部を根本的に治すことはできません。あくまでも補助的な役割として活用しましょう。 また、最近はTFCC損傷の治療として再生医療が注目されています。手術や入院をせずに治療が可能です。 ただし、再生医療は整形外科などの一般的な医療機関では治療を受けられません。興味のある方は当クリニックにご相談ください。
2019.11.24 -
- ひざ関節
- 再生治療
膝の痛み!介護士の関節の痛みに再生医療を検討してみては? 介護士は、利用者の生活を支える、とてもやりがいがある仕事です。 しかし、体を使う仕事が多いため、膝や腰など関節の痛みを抱えている人も多いですし、膝が痛くても同僚に気を使って、痛みを我慢しながら仕事をしている人もいるのではないでしょうか。 今回は、介護士の膝の痛みを治す方法について解説します。 介護士の膝の痛みを治す方法 膝の痛みを治す方法は原因によってさまざまですが、主に、痛みのある部分に湿布を貼って痛みを和らげたり、サポーターやテーピングで膝関節を固定する方法が用いられます。 介護士は日常的に膝関節を使いますが、サポーターを装着することで膝関節を安定させることができるので、痛みを軽減できます。しかし、サポーターをつけても根本的な治療にはつながりません。 また、膝蓋靭帯炎のように炎症を起こしている場合は、とにかく安静にすることが大切です。靭帯や半月板を損傷したことで生じる膝の痛みを治すには、手術という方法があります。 しかし、手術となると不安になったり、仕事への復帰までの期間を気にする介護士の方も多いでしょう。そこで、最近注目を集めているのが「再生医療」によって膝の痛みを治す方法です。 再生医療は、患者さん自身の細胞を膝関節に注入し、傷ついた軟骨を修復させるという治療法です。手術より短期間での治療が可能なこと、患者さん自身の細胞を使うため副作用が少ないなどのメリットがあります。 膝の痛み!重症化を防ぎましょう 介護士が膝の痛みを治す方法は、ご紹介した手術や再生医療などもありますが、なるべく早く専門医を受診し、適切な治療を開始して重症化を防ぎましょう。 介護士に起こる膝の痛みの原因とは? 介護士は膝を痛めやすい職業のひとつです。 ベッド上の利用者のオムツ交換や体位変換では中腰の姿勢で作業をすることがあります。利用者を抱える、車椅子に移乗する、入浴用のストレッチャーに移乗するなど、膝など関節への負担が大きくかかります。 特に、ベッドから車椅子、車椅子からトイレというような座った状態の利用者の移乗が、膝に大きな負担がかかります。腰を曲げて体を低くしてから、利用者を抱えるように移乗するからです。 このように介護士の仕事の中に膝に痛みが生じるリスクが多く潜んでいます。 膝の痛みを重症化させないようにするには? 痛みがあるときは、まずは、なるべく安静にすることが大切です。サポーターをつける、痛み止めを飲むなどの方法で対処できる場合もありますが、その場合も、専門医の診察を受けてください。 適切なサポーターの使い方をし、適切な痛み止めの使用をすることが大切です。重症化してしまうと、根本的な治療が必要になります。 まとめ・膝の痛み!介護士の関節の痛みに再生医療を検討してみては? 介護士は体を使う仕事であり、膝関節への負荷が大きい職種です。変形性膝関節症などになってしまい、膝の痛みを抱えながら仕事をする人もいますが、つらい痛みは早く改善したいですよね。 近年は、膝の痛みを治す方法として、自身の細胞で傷ついた軟骨を修復する再生医療が注目されています。根本的に膝の痛みを治す治療を受けたい!という場合は、この再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。詳しくは、専門医にご相談くださいね。 以上、膝の痛み!介護士の関節の痛みに再生医療を検討してみては?と題して解説しました。参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.11.23 -
- 再生治療
- 腰
腰痛でつらい...腰の痛みに悩む保育士さんに効果的な最新療法とは いつもニコニコしていて、優しく子ども達の面倒を見てくれる保育士さんたちの中には、つらい腰痛で苦しんでいる方も少なくないのではないでしょうか。 保育士の腰痛の原因は、ぎっくり腰のような急性腰痛の場合もありますが、慢性的な腰痛の場合もあります。しかし、腰が痛いからと言って子どもたちの世話を投げ出すわけにはいきませんよね。 今回は、保育士が抱える悩み「腰痛」の原因と効果的な治し方について解説します。 腰痛になりやすいと言われる保育士、その原因と効果的な治療法 保育士にとって、腰痛は職業病とも言える病気の1つです。腰痛になる原因は、 ・子どもとの身長差があるため、かがむ姿勢を取ることが多い ・子どもを抱っこやオムツ交換のために、腰を曲げることが多い ・休憩が取れない などが挙げられます。 保育士は、腰に負担がかかる仕事が多いですよね。そして、気を付けていても腰痛になりがちです。腰に痛みを感じるようになってしまったら、症状が悪化しないように治療する必要があります。 腰痛治療:体操 慢性腰痛に効果的なのは、腰痛体操です。 完全に治す!ということは難しいですが、腰痛の予防にも効果的です。 ・腰椎や下肢のストレッチ ・腹筋や背筋の筋トレ 腰痛治療:病院の受診 慢性腰痛に効果的なのは腰痛体操ですが、それでもよくならない時は専門の医療機関を受診しましょう。病院では、湿布や痛み止めの内服、消炎症鎮痛剤の注射などの治療が行われます。また、電気治療や筋肉の運動などリハビリを行うこともあるでしょう。 コルセットやブロック注射などもありますが、場合によっては手術が選択されることもあります。 慢性腰痛の予防 慢性腰痛の予防において、保育士は特に子どもと接する際の姿勢が大切です。 腰に負担をかけないために、以下のような工夫をしてみてください。 ・おむつを交換する際、かがまなくてよい台を使用する ・散歩に使うベビーカーは、保育士が園児を持ち上げなくてもいいものを使用する しかし、これらのものは保育園や幼稚園の都合で、自分で取り入れることは難しい場合もあります。日ごろの筋肉トレーニングやストレッチ、ストレスをためないことなど、腰痛の予防を心がけましょう。 保育士のつらい腰痛治療に最新医療!「再生医療」の効果に期待 腰痛の治し方としては、薬物療法や腰痛体操が一般的です。しかし、完治することは難しく、再発してしまうこともあります。 腰痛治療の完治を目指して注目されているのが再生医療です。 再生医療は、人間の細胞や血液の修復機能を利用して、ダメージを受けた部分を自然治癒させる方法です。そして、再生医療は現在、膝や股関節、肩の痛みなどの治療に効果が出ており、腰痛治療の選択肢の1つとなることが期待されています。 まとめ・つらい腰の痛みに悩む保育士さんに効果的な最新療法をご紹介します 多くの保育士が悩んでいる腰痛の治し方は「腰痛体操」が効果的です。ただし、無理をしないように行ってください。保育士は子どもと関わる仕事のため、腰痛を発症する確率はどうしても高くなりますが、予防法も取り入れて、腰痛を悪化させないように努めてください。 以上、腰が痛い保育士に効果的な治療方法を解説いたしました。この記事がご参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.11.23 -
- 手
- 再生治療
慢性的な手首の痛みや違和感はTFCC損傷の可能性!悪化(進行)する前に受診を! 「最近、手首を動かすと痛いけど、対策をとらずに我慢している」という人はいませんか? 慢性的な手首の痛みは、TFCC損傷の可能性がありますし、TFCC損傷であれば悪化する前に対策をとっていく必要があります。 そこで、ここではTFCC損傷が悪化するとどうなるのか、また、早めに対策することの大切さについて紹介します。 TFCC損傷が悪化するとどうなる? TFCCとは、軟骨や靱帯などから構成される「三角線維軟骨複合体」と言われているもので手首の小指側にあります。この三角線維軟骨複合体が損傷してしまっている状態をTFCC損傷と言います。 TFCCは手首の関節を動かす際に安定させる働きがあるので、TFCC損傷が悪化してしまうと手首を思うように動かすことができなくなったり、動かす際に痛みが生じたりしてしまいます。 例えば、ドアノブを回す、雑巾を絞る、皿洗いをする、テニスやゴルフなどのスイングをするといった動作を行うと痛みが生じます。 日常生活の動作によるTFCC損傷の悪化 ネット社会とも言われている現代では、パソコンやスマートフォンを、毎日、長時間使用しているという人もたくさんいると思います。 そのパソコンやスマートフォンの操作で手首に負担がかかってTFCC損傷を悪化させてしまうケースも少なくありません。 そうならないためにも、パソコンやスマートフォンを使用している時の姿勢に気を配ったり、30分くらいに1度は小休止をとったりして、できるだけ手首に負担がかからないようにしましょう。また、できる限りパソコンやスマートフォンを使用する時間を減らす努力もしましょう。 TFCC損傷が悪化すると治療期間も長くなる 手首に違和感や痛みが生じた場合、そのうち治るかもしれないと思い、医療機関で治療を受けず、とりあえずそのままにして様子を見る人もいるのではないでしょうか。 なかには、よほど症状が悪化しない限りは医療機関で治療を受けないという人もいるかもしれません。 しかし、TFCC損傷が悪化してしまうとそれだけ治療期間も長くなってしまいますし、早めに治療を受けなかったため悪化してしまい、手術を検討しなくてはならないということになってしまう可能性もあります。 手首に違和感や痛みが生じた場合はできるだけ早めに医療機関で診てもらいましょう。 まとめ・慢性的な手首の痛みや違和感はTFCC損傷の可能性!悪化(進行)する前に受診を! 今回は、TFCC損傷が悪化するとどうなるのか、また、悪化しないうちに早めに対策することが大切であることなどを紹介しました。 TFCC損傷を悪化させないためには医療機関で早めに治療を受けることがおすすめです。 医療機関では、テーピングやサポーターを使った保存療法や、ステロイド注射、手術など状況に応じていろいろな治療が行われます。 また、近年では再生医療による治療も注目を集めているので、TFCC損傷で悩んでいる人は専門のクリニックで相談してみるとよいでしょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.22 -
- 腰
- 再生治療
看護師さんが職業病である腰痛を予防するための方法とは! 腰痛に悩みながら仕事をされている看護師は多いのではないでしょうか。 同僚の看護師が腰痛で、つらそうにしている場面を見たことがある人もいるかもしれません。立仕事で、力仕事も伴う看護師は、仕事中に腰を痛めることがあります。今回は看護師ができる腰痛予防について紹介します。 腰痛に悩む看護師さんが多い?! 看護師にとって腰痛は職業病と言われるほど、発生率が高い病気です。 腰痛を引き起こす病気の中で、起こりやすいのが「急性腰痛症(ぎっくり腰)」と「椎間板ヘルニア」です。ぎっくり腰は、無理な体勢をとったりひねったりすることで突然起こるものです。 また重い物を持ち上げるなど、腰に負荷がかかることでも起こります。看護師さんは、患者さんの体を支えたり、持ち上げたりすることがありますし、ベッド上の患者さんの介助で中腰になることもあります。 そのため、ぎっくり腰が起こる可能性が高まります。椎間板ヘルニアは、椎間の間にある椎間板が突出することで腰痛が起こり、神経を圧迫するとしびれや感覚異常が生じ、日常生活に支障が出ることもあります。 看護師さんは、その職務上、中腰になったり、患者さんの移乗をしたりと腰に与える負担が大きな職業です。つまり、椎間板ヘルニアのリスクとなる仕事をしていると言えます。さらに長時間立ちっぱなしで仕事をすることもあるため、疲れると筋肉の支えも弱り、関節に負荷がかかりがちになります。 そのため、痛みがでることが多くなり、そうした関節の痛みをかばううちに体に歪みが生じて腰痛の原因となることもあります。 看護師さんの腰痛予防 現在、腰痛もちでなくても、腰痛で悩む同僚を見ると予防したいと思う人もいるでしょう。また、既に腰痛があり、その悪化を防ぎたい、予防したいという人もいると思います。 そこで腰痛予防としてできることを紹介してまいりましょう。 1.姿勢を整える 腰痛予防は、姿勢を整えることが大切です。 体の歪みは腰痛の原因になるので、ストレッチや腰痛体操で体の歪みを整えることをおすすめします。 猫背になりがちな人は、仕事の合間に体をそらせるようにするだけでも腰痛を予防することができます。前かがみになった体を戻すようなイメージで体を後ろにそらせてみてください。 体を柔らかくすることは体に負担を減らすことになり、普段からストレッチを心がけるもの良いでしょう。体が硬く関節の可動域が狭いと姿勢が悪くなったり、いざという時に無理な体勢をとって、ぎっくり腰になるリスクを高めるからです。 2.ボディメカニクスを使って作業をする ボディメカニクスという言葉を聞いたことのある看護師さんは多いのではないでしょうか。ボディメカニクスとは、身体の仕組みや機能を理解し、それを利用しすることで最小限の力で患者さんに接する手法です。特に腰痛の予防に効果のある方法で介護の現場などでも活用されています。 看護師さんは、腰痛を引き起こすリスクが高い仕事をします。 そのため力に任せるのではなく、身体に負担を掛けない、小さな力で行えるように考えられた方法なので腰や身体を傷めるといったリスクを減らすことが可能です。そのため腰痛や関節の痛みを引き起こさないように、人間の体の仕組みを理解して作業することが勧められます。 ボディメカニクス8つの原則 ボディメカニクスには、8つの原則があります。いずれも身体の仕組みを利用したり、重力を利用したり、テコの原理を使うなど小さな力で大きな動作を可能にする方法ですので取り入れて活用されることをお勧めします。 1)支持基底面積を広くし身体を安定させる 2)腰を曲げず、膝からまげることで重心を低くする維持する 3)患者さんとの距離を短く、重心を近づけて動かす 4)重力に逆らわないで水平移動を心がける 5)患者さんを小さくまとめる 6)テコの原理を活用する 7)看護師さん自身の身体全体、大きな筋力を用いる 8)押すのではなく、手前に引く、腰を捻じらない ボディメカニクスの注意点 ・患者さん自身が可能な動きはしてもらう ・患者さんへの指示や、動作の前には声がけを励行する ボディメカニクスの効果 ボディメカニクスは、看護師さんが患者さんを楽に介助する方法ですが、逆に患者さんにとっても不安感や恐怖心を感じることがなくなり、安心できる方法になります。患者さんが恐怖心を持つと、患者さんの身体に余計な力が入ってしまい上手く介助ができなくなりかねません。結果として腰を傷めてしまう原因にもなります。 このように、ボディメカニクスは看護師さんにも患者さんにもメリットが大きな手法なので前向きに活用したいものです。 腰痛予防をしても腰痛がひどい場合の治療法 色々、予防していても腰痛になってしまう場合もあります。 一旦よくなっても、また痛みが出てきてしまうこともあるかもしれません。腰痛の治療にはサポーターで腰を支えたり痛み止めで痛みをコントロールする保存療法、痛みのある部分に注射をするブロック注射、痛みの原因を取り除く手術などがあります。 また、近年は関節の治療に再生医療が用いられています。自分の細胞を関節の軟骨に注入し、傷ついた軟骨を修復させるというものです。この再生医療も腰痛の新たな治療法として選択肢が広がることが期待されています。 まとめ・看護師さんが職業病である腰痛を予防するための方法とは! 看護師にとって腰痛は職業病と言われるほど身近な問題です。看護師の仕事の中には腰痛を引き起こすリスクのあるものがあります。 腰痛を予防するには、ストレッチや腰痛体操をすることがおすすめです。少しでも腰痛を回避できるように、予防をしっかり行ってみてくださいね。以上、辛い腰痛を避けるために、看護師ができる腰痛予防とは!について記させていただきました。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.11.21 -
- 手
- 再生治療
TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)で手術を検討すべきケースと手術の内容について 慢性手関節痛の1つであるTFCC損傷による痛みを改善していくためには、手術を検討する必要があるケースもあります。 「どういった場合に手術を検討するべき?」「どのような手術がおこなわれるの?」「手術後のリハビリは?」というような疑問を持っている人のために、ここではTFCC損傷の手術についていろいろ紹介していきます。 TFCC損傷で手術が検討されるケースとは? TFCC損傷と診断された場合、基本的にはすぐに手術が検討されるということはなく、まずは保存療法で様子を見ます。 保存療法とは、安静にして手関節に負担をかけないようにすることや、テーピングやサポーターで固定して手関節を動かさないようにすること、関節内ステロイド注射で炎症を抑えることなどです。 このような保存療法を3ヶ月から半年くらい行ってみて、症状が軽減されないという場合に手術が検討されます。 TFCC損傷の手術の内容 TFCCは組織が小さく場所も深部にあるので、TFCC損傷の手術は手関節鏡を使います。手関節鏡を使ってTFCCがどのようになっているかを確認し、断裂しているだけという場合は断裂部分の縫合手術を行います。 また、患部が変性していて縫合するのが難しい場合は、尺骨短縮術という方法で手術が行われます。 尺骨短縮術というのは前腕部にある尺骨を数ミリ切断して短くする手術で、尺骨を短くすることで、尺骨につながっているじん帯が引っ張られます。 そうなることで、手関節が安定するようになるため、TFCCへの負担が軽減され、痛みなどの症状が緩和できます。 TFCC損傷の手術後のリハビリについて TFCCの手術を受ける場合、手術後のリハビリについても気になりますよね。また、どれくらいの期間で普段の生活に戻れるかどうかということについても気になります。 TFCCの手術をした直後は肘上から手首までをギプスで固定します。 ギプスで1ヶ月くらい固定することになりますが、固定されていない指や肩は動かすことができるので、手術後3週間くらいから他動運動(他の人から動かしてもらって運動する)や筋力運動などでリハビリを始めます。 そして、ギプスから手関節装具に変更し、2カ月から3ヶ月くらいの間、固定をします。ギプスと手関節装具をつけている期間は激しい運動や重労働は行うことはできません。 まとめ・TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)で手術を検討すべきケースと手術の内容について TFCC損傷は、手関節鏡を使った縫合手術や尺骨短縮術などが一般的ですが、自身では修復することができなくなった部分を、自分の幹細胞によって新しく再生する、再生医療による治療という選択肢もあります。 TFCC損傷で悩んでいる方は、再生医療も治療の選択肢の1つとしてみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.20 -
- 腰
- 再生治療
介護士に腰痛リスクがある理由と、そのリスクを回避する方法 介護の仕事は、やりがいはあっても、勤務を重ねるうちに腰痛で勤務に支障をきたし、最終的に退職してしまう人が多くいます。中には腰痛に苦しみながらも仕事を続けている人もいます。今回は、介護士に腰痛が起こりやすい理由について解説します。 なぜ介護士に腰痛リスクがあるのか 介護の仕事では、腰痛の発生リスクが高いです。また腰痛を理由に退職する人も多いのが介護職の特徴です。では、なぜ腰痛が発生しやすいのでしょうか。 前かがみや中腰の姿勢 ・介護職はベッド上に臥床している利用者や車椅子の利用者などの介護をします。 ・ベッド上でオムツ交換や体位変換をする時には前かがみや中腰の姿勢になることが多いです。 ・また、利用者を車椅子からトイレ、ベッドから車椅子などへの移乗も1日に何度も行う必要があります。 ・このような動作では腰をひねったり、無理な体勢をとることも多く、腰に過度の負担がかかります。 ・結果、急性腰痛(ぎっくり腰)や椎間板ヘルニアを発症するリスクを高めているのです。 入浴介助 ・多くの介護の現場では、入浴介助も行っています。 ・高齢者などが転ばないようにと気を使いながら仕事をするのは大変です。 ・体や髪を洗う時に中腰や前かがみの姿勢が続くこともあります。 ・寝たまま入浴する場合では、利用者を抱えて移動するなど、腰への負担が大きいです。 夜勤 ・夜勤では暗いところで足元をしっかりと確認できないまま作業することもあります。 ・そのような状況で利用者の体を抱えたり、ベッド上の利用者の排泄介助をすると無理な姿勢となり腰や関節を痛めるリスクが高まります。 不規則勤務や人間関係のストレス ・腰痛はストレスでも発症することが知られています。 ・介護職は夜勤や早番・遅番など不規則勤務なので精神的にも身体的にもストレスを感じやすいです。 ・また、人間関係に悩む人も多くそういったことが腰痛につながることもあるのです。 退職者が多い介護職!腰痛の治療について 介護の職場では、腰痛や膝関節の痛みを抱えている職員が多くいます。腰痛に苦しみながら体力のいる仕事をするのは大変なことです。その結果、腰痛を理由に退職する人が多くなるのが介護の現場ということです。 腰痛は、サポーターで腰を支えたり、痛み止めや注射で痛みをコントロールする治療法があります。椎間板ヘルニアの場合はひどくなると手術を勧められることもあります。 また、近年関節の痛みの治療に再生医療が用いられるようになりました。自分の細胞を軟骨に注入し、傷ついた軟骨を修復するというものです。再生医療も腰痛の治療の選択肢として期待されています。 腰痛のリスクを回避するために ・腰への負担をかけないような動きを学び普段から姿勢に気を付けましょう。 仕事で疲れてくると、つい前かがみになってしまったり姿勢の悪さから腰に負担をかけてしまうことがあります。 ・自分自身の体の手入れを行うように意識しましょう。 朝晩のストレッチなどは非常に大切です。また、休日などは無理をせずに体を休める意識も必要かもしれません。これらは自分しか分からないことなので自分を自分で守る意識を持ちましょう。 ・無理を重ねては、継続した仕事にならないことが多くあります。 無理はしない。そして自分の体をメンテナンスする意識を持つことが大切です。 介護の現場で自身だけの力だけを頼るのではなく、介助用具や介助機器を活用することで、できるだけ良い意味で楽(体が)ができる環境を手に入れられるよう職場全体で取り組みましょう。 まとめ・介護士に腰痛リスクがある理由と、そのリスクを回避する方法 介護の仕事は体を使う場面が多く、腰への負荷が重くかかるため腰痛のリスクが高いです。 そして、腰痛を理由に退職する介護職の人は少なくありません。腰痛の治療は痛み止めの内服や注射、手術などがメインですが、近年、膝関節の痛みに用いられる再生医療も腰痛への治療への可能性として期待されています。個人の力だけでは無理な仕事です。長く続けることができません。もし、身体を痛めてしまっては介護業界の損失でもあり、あなた様を頼りにしている方々に失望を与えかねません。目の前ではない未来を見て仕事に取り組んでください。 その意味でも腰痛を発症してしまった場合は、早い段階から整形外科などの医療機関医かかり、必要な助言や治療を受けるようにしてください。介護はもちろん、自分の生活をダメにしては意味がありません。早め早めの治療をお薦めします。 介護はやりがいがあり、そして尊いお仕事です。末永く続けられるよう応援しています。以上、腰痛のリスクが高い介護の仕事は、退職を余儀なくされることがあるとの観点から記事を記させて頂きました。参考にしていただければ幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.11.19