-
- スポーツ医療
- 再生治療
疲労骨折してしまった場合「病院で治療を受けた方がいいのか」「自然治癒するのか」気になる方も多いでしょう。 結論、疲労骨折は、骨折部位の負担を避けて安静にしておくことで自然治癒を目指せるケガです。 しかし、早く治すためには症状に応じて適切なケアが必要であり、自己判断で自然治癒を目指すのはリスクがあるといえます。 この記事では、疲労骨折が起こりやすい部位や、自然治癒で早く治す方法、治療にかかる期間などを解説しています。 「疲労骨折が疑われる方」や「疲労骨折を早く治したい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。 疲労骨折は自然治癒が期待できる 疲労骨折は、骨折部位に負担をかけないように安静すれば、基本的に自然治癒が期待できます。 しかし、時間の経過とともに自然に治癒していきますが、放置してしまうと治りが遅くなる可能性があるため注意が必要です。 疲労骨折の痛みの特徴や、起こりやすい部位を理解して、適切な対応を取ることが大切です。 痛みが長引く場合は、医療機関を受診することも選択肢の一つとして検討しましょう。 疲労骨折はどんな痛み? 疲労骨折の痛みは、運動時や特定の動作時にズキズキとした痛みを感じるのが特徴です。 完全に骨折した場合と異なり、大きな腫れや出血を伴う強い痛みはないため、痛みを我慢しながら日常生活や運動を続けられる場合があります。 しかし、痛みを我慢して運動を続けることで完全な骨折に至る可能性があるので注意しましょう。 疲労骨折が起こりやすい部位 一般的に疲労骨折が起こりやすい部位は、以下の通りです。 骨に負担がかかりすぎることによって発生する疲労骨折は、身体を支える際に負荷がかかる下肢に起こりやすいものです。 疲労骨折が起こりやすい部位を把握して、負担をかけすぎないように心がけましょう。 疲労骨折が自然治癒するまでの期間 疲労骨折の自然治癒に取り組む場合、一般的には2~3か月が休息期間として設定されています。 部位や重症度によって休息期間は異なりますが、設定された期間中は疲労骨折の原因となった運動は禁止されます。 疲労骨折した部位と、自然治癒までにかかる一般的な期間は以下のとおりです。 脛骨…4~8週間 中足骨…6~8週間 腰椎…6~12週間 大腿骨頸部…8~12週間 あくまで目安であるため、治癒までの期間は個人差が生じることに留意しておきましょう。 疲労骨折を自然治癒で早く治す方法 疲労骨折を自然治癒で早く治す方法を解説します。 6〜8週間は安静にする カルシウムやたんぱく質を摂取する 適切なリハビリを行う 自然治癒を補助する治療を検討する 疲労骨折を早く治したい方は、ぜひ参考にしてください。 6〜8週間は安静にする 疲労骨折を早く治すためには、骨折部位に負担をかけないように6〜8週間は安静にしましょう。 骨折部位別の安静期間の目安は、以下の通りです。 骨折部位 安静期間の目安 脛骨(すねの骨) 4〜8週間 中足骨 6〜8週間 腰椎 6〜12週間 大腿骨頸部 8〜12週間 骨折部位や症状によって適切な安静期間には個人差があるため、まずは医療機関の受診が推奨されます。 また、安静にするだけではなく、以下で解説している方法も合わせて実践してみましょう。 カルシウムやたんぱく質を摂取する 疲労骨折を早く治すには、カルシウムやたんぱく質などの自然治癒を助けるために必要な栄養素を積極的に摂取しましょう。 必要な栄養素 主な食品 カルシウム ・乳製品 ・大豆製品 ・緑黄色野菜 など たんぱく質 ・肉類 ・魚介類 ・大豆製品 ・卵 など ビタミンD ・魚類 ・きのこ類 ・卵黄 など 上記のような栄養素を摂取できる食べ物をバランスよく取り入れることが、疲労骨折を早く治すために重要です。 適切なリハビリを行う 疲労骨折を早く治すためには、適切なリハビリを行うことも重要です。 優先すべきは骨折部位に負担をかけないことですが、運動不足によって筋力や柔軟性が低下すると、治った後にケガをするリスクが高まる可能性があります。 骨折部位に注意しつつ、以下のような運動を取り入れましょう。 骨折部位周辺の筋力トレーニング 骨折部位周辺のストレッチ 片足立ちなどのバランス感覚の訓練 また、上記のようなリハビリを取り入れることは重要ですが、自己判断で行うと思わぬケガや症状の悪化につながる可能性があるため注意が必要です。 理学療法士の指導を受けるなど、専門家と相談しながらリハビリを行いましょう。 自然治癒を補助する治療を検討する 疲労骨折を早く治すには、医師や理学療法士と相談して自然治癒を補助する治療を検討してみましょう。 自然治癒を補助する治療方法の種類と、期待できる効果は以下のとおりです。 治療方法 期待できる効果 アイシング 痛みと腫れの緩和 電気刺激療法 痛みの軽減/筋肉の緊張緩和 超音波療法 骨治癒の促進 マッサージ療法 血行促進/筋肉の緊張緩和 ストレッチング 関節可動域の維持/筋力低下の予防 運動療法 筋力強化/関節機能の回復 アイシングや電気刺激療法をはじめとする物理療法は、痛みの緩和や、炎症を抑えることが期待されている治療方法です。 効果には個人差がありますが、早期回復を目指す場合は医師と相談の上で採用してもよい方法でしょう。 自然治癒後に疲労骨折を再発させない予防法 疲労骨折は自然治癒したあとも、再発させないことが大切です。 運動前のウォーミングアップ 自分に合った負荷のトレーニング 規則正しい生活習慣 ここからは疲労骨折を再発させないための予防方法や、予防に有効な食べ物を紹介します。 運動前のウォーミングアップ 一度治った疲労骨折を再発させないためにも、運動前のウォーミングアップを徹底しましょう。 ウォーミングアップは、単なる準備運動ではなく、体温を高めることで筋肉への酸素・血液量を増加させ、筋肉を柔らかくする目的があります。 また、関節の可動域を広げ、柔軟性を高めることでケガを防ぐことも可能です。 自分に合った負荷のトレーニング 疲労骨折を再発させないためにも、自分に合った負荷のトレーニングを心がけましょう。 急激に大きな負荷をかけないよう注意し、トレーニングの負荷は段階的に増やすことが重要です。 定期的に休息日を設けながらトレーニングするのも良いでしょう。 また、トレーニングを行う際は、足のサイズに合った靴やクッション性のある靴を使用するなど、運動に向けたコンディションを整えることも大切です。 規則正しい生活習慣 疲労骨折を予防するためにも、規則正しい生活習慣を身につけることも大切です。 バランスの取れた食生活を意識する 適度な運動習慣を身につける 睡眠時間を確保する 禁煙・禁酒をする 上記のような生活習慣への改善によって、骨を十分に休息させる規則正しい生活を送りましょう。 また、定期的に骨密度の検査を受け、骨の健康状態を管理することも重要です。 疲労骨折の自然治癒についてよくある質問 最後に疲労骨折と自然治癒に関してよくある質問を紹介します。 疲労骨折になりかけの前兆は? 疲労骨折になりやすい人の特徴は? 疲労骨折しても歩ける? 疑問がある方はここで解消しておきましょう。 疲労骨折になりかけの前兆は? 疲労骨折になりかけている場合、以下のような前兆が出ると考えられます。 特定の動作をすると痛い 安静にすると痛みが和らぐ 明らかなケガはしていないのに痛む 通常の骨折は、明らかに衝撃が加わるようなケガをしており、患部が腫れたり安静にしていても痛むなどの症状が出るという点で異なります。 疲労骨折になりやすい人の特徴は? 疲労骨折になりやすい人の傾向として、以下のような特徴が挙げられます。 急にトレーニング量を増やした ランニングのフォームが揃っていない 地面が硬い/柔らかい 靴が足に合っていない 筋力・柔軟性不足 技術不足 加齢 体重増加 偏平足 栄養不足 骨密度の低下 O脚またはX脚 骨に対する過度な負荷をかけ続けることで疲労骨折につながるため、無理のない運動負荷に収めることが大切です。 疲労骨折しても歩ける? 通常の骨折とは異なり、疲労骨折は骨のズレが生じないため、骨折部位によっては歩くことが可能です。 しかし、歩けるからといって無理して歩いてしまうと、さらに状態が悪化する恐れがあるため、できる限り安静に過ごす必要があります。 痛みや違和感があるなど、疲労骨折が疑われる場合は、早めに病院で診察してもらいましょう。 疲労骨折が自然治癒しない場合は再生医療をご検討ください 疲労骨折した場合、自然治癒だけでは完全回復には至らない可能性があります。 自然治癒に取り組み、経過観察をしても回復の兆しが見えなかったり悪化したりした場合は、手術が必要となるおそれがあるため注意が必要です。 もし疲労骨折が慢性化していたり、再発が多い、既存の手術治療で完治しなかったなどの場合は、当院(リペアセルクリニック)の再生医療をご検討ください。 再生医療を活用することで、治療期間を大幅に短縮し、日常生活や競技への早期回復が見込めるようになります。 自然治癒では完治しきらず手術が必要となる場合でも、手術をせずに済ませられるのも再生医療の特徴です。 手術後の悪影響や後遺症の心配をする必要がなくなるため、興味がある方は再生医療の活用を検討してみてください。 再生医療の詳しい治療法やプラン、料金などを知りたい方は、無料相談も行っていますのでお気軽にご相談ください。
2025.02.07 -
- ひざ関節
- 再生治療
歩きすぎた翌日や運動後に、膝の裏に痛みを感じてお悩みではないでしょうか。 膝の裏の痛みは日常生活に支障をきたし、放置することで悪化する可能性もあります。 この記事では、膝の裏が歩くと痛い原因と歩きすぎによる痛みの対処法、考えられる疾患を解説します。 膝の裏の痛みで悩まれている方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。 また、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療に関する情報の発信や簡易オンライン診断が受けられます。 膝の裏の痛みにお悩みの方は、ぜひ一度お試しください。 膝の裏が歩くと痛い原因と考えられる疾患 膝の裏が歩くと痛い原因として、主に以下の5つの疾患が考えられます。 これらの疾患について正しい知識を身につけ、適切な治療を選択しましょう。 変形性膝関節症 変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が徐々にすり減り、関節が変形してしまう疾患です。 以下のような症状が現れ、日常生活に影響を及ぼします。 症状 膝の痛み 膝の腫れや変形 歩行など動きの制限 原因 半月板や靭帯など膝関節の損傷 加齢による膝軟骨の老化 膝関節への過度な負担 治療法 保存療法(運動療法、痛み止めの使用) 手術療法(人工関節置換術、骨切り術など) 再生医療(幹細胞治療、PRP療法) 初期段階では保存療法が有効ですが、進行すると手術が必要になることがあります。 また、他の細胞に変化する能力を持つ「幹細胞」を使用する再生医療という治療法もあります。 変形性膝関節症に対する再生医療に関しては、以下のページもご覧ください。 半月板損傷 半月板損傷は、膝関節の半月板というクッションの役割をする軟骨が損傷する疾患です。 症状 膝の裏の痛み 階段の上り下りでの痛み 膝がひっかかる感じ 膝の腫れ 原因 スポーツでの急な方向転換 加齢による半月板の変性 膝への過度な負担 治療法 保存療法(安静、理学療法、薬物療法) 手術療法(半月板縫合術、部分切除術) 半月板損傷後は、悪化を防ぐため激しい運動や膝を深く曲げる動作は避けてください。 膝の違和感を感じたら、無理をせず医療機関を受診することが大切です。 関節リウマチ 関節リウマチは、免疫の働きに異常が生じて関節に炎症が起こる疾患です。 症状 膝の裏を含む関節の痛みと腫れ 朝のこわばり 関節の変形 全身の疲れやすさ 原因 遺伝的要因 環境要因 免疫システムの異常 治療法 薬物療法(抗リウマチ薬、生物学的製剤) 理学療法、手術療法 複数の関節に症状が現れることが多いため、膝以外の関節にも症状がある場合はとくに注意が必要です。 ベーカー嚢腫(のうしゅ) ベーカー嚢腫は、膝の裏にある滑液包が炎症を起こし、関節液が過剰に溜まることで膨らんだ状態です。 膝の関節内に問題がある場合に併発することが多く、とくに関節リウマチや変形性膝関節症の患者に見られることがあります。 症状 膝の裏の腫れや圧迫感 膝の可動域が制限される 膝を曲げた時に感じる痛み 原因 膝関節への過剰な負担 変形性膝関節症などの疾患 治療法 保存療法(安静、湿布など) 溜まった関節液の吸引 手術療法 ベーカー嚢腫は放置すると症状が悪化し、膝関節のさらなる負担や他の疾患を併発する可能性があります。 また、原因となる疾患の治療も重要であり、リウマチや変形性膝関節症が疑われる場合は、医療機関での治療が必要です。 膝窩筋腱炎(しっかきんけんえん) 膝窩筋腱炎とは、膝の裏にある膝窩筋という筋肉とその腱に炎症が生じる状態です。 主にランニングやジャンプといった運動を繰り返すことで発症する可能性が高いです。 症状 膝の裏の鈍い痛み 膝の曲げ伸ばしや階段の上り下りで痛みを感じる 膝関節の可動域が制限される 原因 長時間同じ姿勢を保つ(デスクワークなど) 急激な運動量の増加 筋肉の柔軟性不足 治療法 保存療法(安静、冷却、ストレッチなど) 膝窩筋腱炎は初期段階で適切な対応を取ることで、症状の悪化を防げる可能性があります。 膝の裏に痛みを感じたら、無理をせず早めに医療機関を受診しましょう。 膝の裏が歩くと痛いときに病院にいくべき症状 膝の裏の痛みがあるとき、病院に行くべき症状の目安について解説します。 わずかな痛みであれば安静にすることで改善することもありますが、以下のような症状が現れる場合には病院に行きましょう。 正座やしゃがむことができない ピキッとした鋭い痛みがある 階段や段差、坂道が辛い 夜間の痛みで眠れない 膝の腫れや熱感がある 歩行が困難になった これらの症状がある場合は、変形性膝関節症や半月板損傷などの可能性が考えられます。 痛みや違和感があるにもかかわらず、無理な動作を続けていると関節に負担をかけ続け、重症化するリスクがあるため我慢は禁物です。 症状が出て早い段階で病院へ行き、医師や理学療法士の指導のもと治療やリハビリをすると、早期改善が期待できます。 歩きすぎて膝の裏が痛いときの対処法 歩きすぎて膝の裏が痛い場合について、以下の適切な対処法を行うことで症状を和らげられます。 それぞれの対処法について詳しく解説していきますので、ご自身の症状に合った方法を見つけてください。 「RICE処置」で早めの回復を目指す 膝の裏が痛む場合、まずは「RICE処置」を実践すると効果的です。 RICE処置は、患部への負担を最小限に抑え、炎症や腫れを軽減するために効果的な方法です。 とくに、痛みが発生してからすぐに行うことで、早期回復につながる可能性があります。 ただし、症状が重い場合や改善が見られない場合は、速やかに病院へ行きましょう。 湿布で痛みの緩和を図る 膝の裏の痛みを和らげるために湿布を使用するのも効果的です。 冷湿布と温湿布を症状に応じて使い分けましょう。 症状に合った湿布を選び、適切に使用することが重要です。 ストレッチで筋肉の柔軟性を高める ストレッチは筋肉の柔軟性を高めて膝の負担を軽減する効果があります。 ストレッチ中に痛みを感じる場合は無理をせず、体に負担をかけない範囲で行うことが重要です。 痛みが強いときは医療機関を受診する 膝の裏の痛みが強い場合や、セルフケアを行っても症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。 適切な診断と治療を受けることで、症状の悪化を防ぎ、早期回復を目指せます。 膝の裏が歩くと痛いときによくある質問 膝の裏が痛いときによくある、以下の2つの疑問について解説します。 膝裏が痛いときのストレッチは? 膝が痛い時は歩かない方が良い? これらの疑問を解消して、膝の裏の痛みに対してより適切な対応をしましょう。 膝裏が痛いときのストレッチは? 膝の裏が痛いときにおすすめのストレッチは、太ももの後ろ(ハムストリング)とふくらはぎを同時に伸ばすストレッチです。 ストレッチは痛みのない範囲で行い、無理をしないことが大切です。 痛みが強い場合は、まず安静にして症状の改善を待ちましょう。 膝が痛い時は歩かない方が良い? 膝に強い痛みや腫れ、熱感がある場合は歩かない方が良いです。 軽い痛みで歩行に支障がない場合や、慢性的な痛みで医師から運動を推奨されている場合は歩いても問題ありません。 自分で判断がつかない場合は、医療機関を受診して医師の指示を仰ぎましょう。 膝の裏が歩くと痛いときは再生医療をご検討ください 歩きすぎて膝の裏が痛いときは、症状悪化を防ぐため安静にしてRICE処置で対処しましょう。 他にも対処法としてはストレッチや湿布の活用などがありますが、痛みが強い場合や改善が見られない場合は、医療機関の受診をおすすめします。 また、歩きすぎて膝の裏が痛いときの治療法としては保存療法や手術療法が一般的ですが、近年では再生医療という新しい治療法もあります。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて、自然治癒力を高めることで損傷した組織の再生を促す治療法です。 膝の裏の痛みでお悩みの方は、保存療法や手術療法と併せて再生医療を検討してみましょう。 以下のページでは、膝関節に対する再生医療の症例を公開しているため、併せて参考にしてください。 >再生医療による膝関節の症例はこちら 再生医療について詳しく知りたい場合は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。
2025.02.07 -
- 変形性股関節症
- 股関節
- 再生治療
股関節の痛みは、加齢や生活習慣、疾患などさまざまな原因で発症する症状です。 痛みを放置すると、歩行困難や日常生活への支障、さらには手術が必要になるケースもあります。 この記事では、股関節の痛みを放置することで起こるリスクや病院を受診すべき症状、考えられる疾患について詳しく解説します。 股関節の痛みで悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。 また、現在リペアセルクリニックでは手術を必要としない治療法の再生医療に関する情報をLINEで発信しております。 長引く股関節の痛みでお悩みの方は、ぜひご登録ください。 股関節の痛みの放置によって考えられる悪化リスク 股関節の痛みを放置すると、症状が徐々に悪化し、さまざまなリスクが生じる可能性があります。主なリスクとして以下の5つがあります。 歩けないほど痛みが強くなる 日常生活に影響が出る 股関節が摩耗・変形する 姿勢悪化による他の関節の痛み 転倒リスク増加による外傷 これらのリスクを正しく理解して、早期に適切な対処を行いましょう。 歩けないほど痛みが強くなる 股関節の痛みを放置すると、痛みが徐々に悪化し、歩行や立ち上がりなどが困難になる可能性があります。 初期段階では歩き始めや階段の昇降時にのみ痛みを感じていた場合でも、放置することで安静時にも痛みを感じるようになるのが特徴です。 痛みによって動作が制限されると、筋力低下や関節の硬化が進み、さらに症状が悪化する悪循環に陥るおそれがあります。 日常生活に影響が出る 股関節の痛みを放置すると、買い物や外出、家事などの基本的な日常生活動作が困難になり、生活の質が低下します。 特に以下のような動作が難しくなります。 靴下や靴を履く動作 椅子に座る・立ち上がる動作 車の乗り降り 階段の昇降 長時間の立ち仕事 これらの動作が困難になると、家族や周囲の人に頼らざるを得なくなり、精神的な負担も増加します。 股関節が摩耗・変形する 股関節の痛みを放置すると、関節軟骨がすり減り、骨の変形が進行する可能性があります。 股関節に痛みがあるということは、関節に過度な負担がかかっているケースが多いです。 関節軟骨は一度失われると自然に再生することはほとんどなく、摩耗が進むと骨同士が直接こすれ合うようになります。 その結果、強い痛みや関節の可動域制限が生じ、変形性股関節症などの深刻な疾患へと進行します。 姿勢悪化による他の関節の痛み 姿勢が悪化すると他の関節にも負担がかかるため、痛みの放置は厳禁です。 無意識のうちに痛みを避けるような歩き方や姿勢をとるようになり、以下のような問題が生じます。 腰への負担増加による腰痛 反対側の股関節への過度な負荷 膝関節への負担による膝痛 背骨の歪みによる背部痛 これらの問題を回避するためにも、早期に股関節の治療を行い、他の関節への負担も軽減することが重要です。 転倒リスク増加による外傷 股関節の痛みを放置すると、筋力低下や歩行の不安定さから転倒リスクが高まり、骨折などの外傷につながる可能性があります。 特に高齢者の場合、股関節の痛みによって以下のような状態になりやすくなります。 足を上げる動作が困難になる バランス感覚が低下する 歩行速度が遅くなる とっさの動作ができなくなる 転倒による骨折は、手術や長期的なリハビリが必要になるリスクがあります。 また、転倒への恐怖心から外出を控えるようになり、さらに筋力が低下する悪循環に陥るおそれもあります。 股関節の痛みで病院を受診すべき症状リスト 次のような症状が現れたときは、医療機関への受診をおすすめします。 安静時にも股関節に痛みがある 夜間に痛みで目が覚める 歩行時に痛みが強くなる 2週間以上痛みが続いている 足にしびれや力の入りにくさを感じる 股関節の可動域が制限されている 股関節周辺に腫れや熱感がある 階段の昇降が困難になった 特に安静時にも痛みがある場合や足のしびれを伴う場合は、症状が進行している可能性が高いため、すぐに専門医の診察を受けましょう。 股関節の痛みで考えられる疾患や病態 股関節の痛みの原因となる疾患や病態には、さまざまなものがあります。 変形性股関節症などの代表的な疾患 関節唇損傷などのレントゲンで見逃されやすい病態 これらの正しい知識を身につけて、適切な診断と治療を受けましょう。 変形性股関節症などの代表的な疾患 股関節の痛みを引き起こす代表的な疾患として、以下のようなものがあります。 疾患名 主な特徴 変形性股関節症 ・関節軟骨がすり減り、股関節の機能が低下する疾患 ・中高年に多く、痛みやこわばり、可動域の制限が現れる リウマチ性股関節症 ・自己免疫疾患により関節に炎症が生じる疾患 ・朝のこわばりや腫れが特徴で、複数の関節に症状が広がる 大腿骨頸部骨折 ・高齢者に多く、転倒などの外傷が原因で発生する骨折 ・強い痛みや歩行困難が生じ、放置すると寝たきりにつながる 大腿骨頭壊死 ・大腿骨頭への血流が障害されることで骨組織が壊死する疾患 ・歩行時や立ち上がり時に痛みが生じ、壊死の範囲が大きいと手術が必要 これらの疾患は、それぞれ異なる原因や進行パターンを持っています。早期発見と適切な治療により、症状の悪化を防げます。 関節唇損傷などのレントゲンで見逃されやすい病態 股関節の痛みには、レントゲン検査では見つけにくく、診断時に見逃されやすい病態もあります。 代表的なものとして、以下のような病態があります。 病態名 主な特徴 関節唇損傷 ・股関節の縁にある関節唇が損傷する病態 ・レントゲンでは見つからず、MRI検査が必要 ・引っかかり感が特徴 股関節インピンジメント ・骨の形状異常により関節の動きで骨同士がぶつかる病態 ・若年層から中年層に多く、放置すると関節唇や軟骨の損傷につながる 滑液包炎 ・股関節周囲の滑液包が炎症を起こす病態 ・外側の痛みや横向き寝での痛みが特徴で、超音波やMRI検査で診断 腸腰筋腱炎 ・股関節前面の腸腰筋腱が炎症を起こす病態 ・前側の痛みが特徴で、歩行や階段昇降時に症状が悪化する 痛みが続く場合は医師に相談し、必要に応じてMRI検査や超音波検査などの精密検査を受けましょう。 股関節の痛みに関してよくある質問 日常生活に大きく影響を与える股関節の痛みに関して、よくある質問を紹介します。 股関節が痛いときは歩かないほうがいい? 股関節が痛くて歩けないときの対処法は? 突然歩けないほど股関節が痛くなる原因は? 股関節が右だけ痛い原因は? 股関節の痛みにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。 股関節が痛いときは歩かないほうがいい? 股関節が痛いときは、無理して歩かないようにしましょう。 特に強い痛みがある場合は、関節や筋肉に負担をかける可能性があるため、安静にすることを優先してください。 ただし、長期間にわたって股関節を動かさないと関節が硬くなったり、筋力が低下したりするリスクもあります。 痛みが落ち着いてきたら、医師や理学療法士の指導のもとで軽い運動を取り入れると、症状の改善が期待できます。 股関節が痛くて歩けないときの対処法は? 股関節の痛みが強く、歩けない場合には以下の対処法が有効です。 安静にする 冷やすまたは温める サポート器具を活用する 医師の診察を受ける まずは安静にするのが大切ですが、痛みが強いときは医療機関を受診して医師の診察を受けましょう。 突然歩けないほど股関節が痛くなる原因は? 突然歩けないほどの股関節の痛みが生じる原因には、以下のような疾患が考えられます。 変形性股関節症:関節軟骨の摩耗や変形が進行し、痛みや可動域の制限を引き起こす 関節リウマチ:関節の炎症が原因で痛みが強まり、歩行が困難になる可能性がある 大腿骨頭壊死:骨への血流が途絶え、骨組織が壊死することで激しい痛みが生じる 滑液包炎:股関節周囲の滑液包が炎症を起こし、歩行時に強い痛みを伴う これらの症状が現れた場合は、早急に医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。 股関節が右だけ痛い原因は? 股関節が右だけ痛いときは、骨格や筋肉のバランスのゆがみが原因となっている可能性が考えられます。 ゆがみが生じる要因には、「立っているときに右足に重心をかける」「座っているときに足を組む」などがあります。 股関節への偏った負担が痛みの原因となるため、正しい姿勢を意識し、長時間同じ姿勢でいないようにしましょう。 股関節の痛みは放置厳禁!長引く痛みには再生医療をご検討ください 股関節の痛みを放置すると症状が悪化し、歩行困難や日常生活への支障、さらには変形性股関節症やリウマチ性股関節症などの深刻な疾患につながるおそれがあります。 痛みは放置せずに、医療機関を受診して適切な診断と治療を受けましょう。 また、近年の治療では、手術がいらない治療法として再生医療が注目されています。 再生医療とは、患者さまご自身の細胞や血液を用いて、損傷した股関節の修復を図る治療法です。 実際に当院では、「手術しないと治らない」と言われた変形性股関節症の痛みが、再生医療によって改善した症例が多数あります。 実際に当院で治療を受けた患者様の症例は、こちらからもご確認いただけます。 また「股関節の痛みを手術せずに治したい」「長引く痛みをなんとかしたい」という方は、以下の動画をぜひご覧ください。
2025.02.07 -
- 股関節
- 再生治療
「股関節唇損傷はどのくらいで治る?」 「痛みを早く治す方法はない?」 股関節唇損傷は、股関節の受け皿部分の縁である関節唇が損傷した状態のことです。 日常生活に復帰できるまでの期間は、保存療法で約2〜3カ月、手術した場合は約2〜3週間程度が目安です。 本記事では、股関節唇損傷が治る期間や治療方法について詳しく解説します。 また、股関節唇損傷を早く治したい方は、先端医療である再生医療も選択肢の一つです。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、股関節唇損傷の治療として注目されている再生医療に関する内容や症例を公開中です。 「現在の治療で期待した効果が出ていない方」「股関節唇損傷を早く治したい方」は、ぜひ再生医療について知っておきましょう。 股関節唇損傷はどのくらいで治る? 股関節唇損傷の治療期間を、日常へ復帰する期間とスポーツへ復帰する期間の2つに分けて紹介します。 日常生活へ復帰するまでの期間 スポーツへ復帰するまでの期間 股関節唇は自然に回復することはほぼない組織なので、適切な治療を受けることが重要です。 治療期間について理解し、治療やリハビリを乗り越えましょう。 日常生活へ復帰するまでの期間 股関節唇損傷から日常生活に復帰できるまでの期間は、保存療法で約2〜3カ月、手術した場合は約2〜3週間程度が目安です。 保存療法:約2〜3カ月 手術療法:約2〜3週間 手術を行わず、鎮痛薬の内服、関節内注射、リハビリテーションなどで症状の改善を図る保存療法では、おおよそ2〜3カ月が回復の目安とされています。 一方、関節鏡を用いた手術で損傷した関節唇を縫合・修復した場合、約2〜3週間で日常の動作ができます。 関節の可動域や筋力を回復させるために、数カ月間の段階的なリハビリが必要です。 保存療法、手術療法いずれの場合でも、再発や悪化を防ぐためには股関節に過度な負担をかけない生活習慣を身につけることが重要です。 正しい姿勢や歩き方を意識し、股関節に負担の少ない動作を習慣化して、スムーズな回復を目指しましょう。 スポーツへ復帰するまでの期間 股関節唇損傷からスポーツに復帰できるまでの期間は、約4〜6カ月程度です。 競技レベルや股関節唇の損傷程度によって異なりますが、手術した際の回復までの流れの目安は、以下の通りです。 期間 内容 術後2〜3週間 歩行、関節可動域の改善など基本動作のリハビリ 3カ月頃 軽いジョギングの再開が可能になる場合がある 4〜6カ月 スポーツ復帰を本格的に目指す 股関節は、スポーツ動作において高い安定性や柔軟性、筋力が求められるため、日常生活に戻るよりも長いリハビリ期間が必要になる傾向にあります。 サッカーやバスケットボール、格闘技などのジャンプ・ダッシュ・深くしゃがむ動作などが含まれる競技では、完全復帰までの時間が長くなるため、長い目で治療に取り組みましょう。 股関節唇損傷の再発や痛みを防ぐためには、股関節をねじる動きや大きく開脚する動作は慎重に行うことが重要です。 股関節唇損傷を早く治すためにやってはいけないこと 股関節唇損傷を早く治すためにやってはいけないことは、以下の通りです。 やってはいけないこと 詳細 深くしゃがみ込む動作 床に座る・長時間しゃがむなどは、股関節への圧力が強く、損傷を悪化させる原因になる ジャンプやダッシュなどの急激な運動 衝撃や瞬発的な力が股関節に負担をかけ、炎症や再損傷のリスクが高まる 股関節を強くねじる動き テニス・水泳・ゴルフなどの動作で起こりやすく、関節唇にストレスを与える可能性がある 過剰なスクワットや筋トレ 深くしゃがむ動きや高負荷のトレーニングは避け、軽度な運動から始める 片脚に偏った姿勢・立ち方 体重を片側にかけるクセがあると、股関節に不均等なストレスが加わり回復を妨げる恐れがある 股関節唇損傷を早く治すには、日常の何気ない動作にも細心の注意が必要です。 上記で紹介している内容は、患部に過度な負担をかけてしまうため意識して避けましょう。 股関節唇損傷は治らない?主な治療方法 股関節唇損傷の治療方法について紹介します。 保存療法 手術療法 再生医療 再生医療は、手術なしで組織の修復や痛みの軽減が期待できる治療法で、新たな選択肢として注目されています。 保存療法 股関節唇損傷の治療では、約3カ月間の保存療法が試みられるのが一般的です。 手術をせずに痛みの緩和や機能改善を目指す方法で、体への負担が少ない点が特徴です。 主な治療内容は、以下のとおりです。 治療内容 具体例 安静 炎症や痛みが強い時期は、ベッド上で安静にし、関節への負担を抑える 薬物療法 NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)やステロイド注射などで痛みや炎症をコントロールする 運動療法(リハビリ) 股関節まわりの筋肉を強化し、骨盤・体幹の柔軟性と安定性を高める 生活動作の見直し 深くしゃがむ、あぐらをかく、柔らかいソファに沈み込むなど、股関節を深く曲げる動作を避ける 保存療法は、痛みや症状の緩和を目的としており、股関節唇の損傷の修復はできません。 症状が再発したり、効果が不十分だったりする際は、手術療法が検討されることもあります。 手術療法 保存療法で効果が見られない場合や、痛みが強く日常生活やスポーツ活動に支障をきたしている場合には、手術療法が検討されます。 とくに、アスリートや若年層では、再発防止や競技復帰のために早期の手術が推奨されるケースもあります。 股関節唇損傷の主な手術は、次の2種類です。 手術名 内容 股関節唇修復術 損傷した関節唇を縫合して、元の位置に固定する 股関節唇再建術 損傷部分を切除し、大腿筋膜張筋などから採取した自家組織を移植して補う 股関節唇損傷の手術では、カメラ付きの器具である関節鏡を用いるのが一般的です。 適切な術後リハビリを経ることで、保存療法よりも早期の回復・痛みの改善が期待できます。 ただし関節鏡手術は、以下のような注意点もあります。 高度な技術が必要で、対応できる施設が限られている 感染、出血、術後の再発など合併症のリスクがある 医師と十分に相談し、自分の症状や生活スタイルに合った治療方針を立てましょう。 再生医療 幹細胞を活用した再生医療は、近年注目されている股関節唇損傷の新しい治療法です。 患者さまの脂肪組織から採取・培養した幹細胞を患部に注射し、傷ついた組織の修復促進を目指します。 体への負担が少なく、手術や入院の必要がないことから、次のような方に選ばれています。 手術を避けたい方 保存療法や手術療法で期待した効果が出ていない方 スポーツへの早期復帰を目指したい方 仕事や家庭の都合で長期療養が難しい方 再生医療の治療に興味のある方は、お気軽に当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。 股関節唇損傷の再発予防に効果的なリハビリテーション 股関節唇損傷の再発予防に効果的なリハビリテーションは、以下の通りです。 股関節周辺のストレッチ 股関節周辺の筋力トレーニング リハビリテーションでは、股関節の可動域を広げたり、股関節周辺の筋力をアップしたりするトレーニングを行います。 トレーニングの内容は症状によって異なるので、理学療法士や作業療法士の指導に従いましょう。 股関節周辺のストレッチ 股関節唇損傷の治療後に行うリハビリテーションでは、股関節の可動域トレーニングが重要です。 自宅でも簡単に実践できるストレッチは、以下の通りです。 ストレッチの部位 手順 腸腰筋(腰から足の付け根に渡るインナーマッスル) 1.仰向けになり片膝を立てる 2.立てた膝をお腹につけるように引き寄せ、30秒キープする 3.5回程度繰り返す 大臀筋 1.仰向けになり片膝を立てる 2.反対の脚と交差し、立てた膝を横に倒す 3.30秒キープする 4.10回繰り返し、反対も行う ストレッチを毎日の習慣に取り入れることで、股関節の柔軟性が高まり、股関節唇損傷の再発防止につながります。 痛みや違和感がある場合は無理せず、専門家に相談しながら行いましょう。 股関節周辺の筋力トレーニング 股関節唇損傷からの回復後も、再発を防ぐには股関節を支える筋肉を鍛えることが重要です。 筋力が弱いと正しい姿勢を保てず関節に負荷がかかり、股関節唇損傷の再発リスクが高まります。 自宅で無理なくできる基本のトレーニングは、以下の通りです。 トレーニングの部位 手順 中殿筋(骨盤の外側上部) 1.横向きに寝て、上体をまっすぐに保つ 2.下の足を軽く曲げ、上の脚をまっすぐのまま少し後ろ気味に引く 3.腰を動かさないように注意しながら、上の脚を真上に持ち上げてから下ろす 4.左右各20回を目標に行う 大臀筋 1.うつ伏せになり、骨盤が浮かないよう意識する 2.膝を伸ばしたまま、片脚を遠くへ伸ばすようにゆっくり持ち上げ、ゆっくり戻す 3.脚を上げるときに息を吐き、大殿筋を締める 4.左右各20回を目標に行う トレーニングでは、最初は回数を少なめに設定し体調や筋力に応じて少しずつ増やしましょう。 無理のない範囲で行い、痛みが出る場合は中止してください。 股関節唇損傷の治療期間についてよくある質問 股関節唇損傷の治療期間についてよくある質問は、以下の通りです。 股関節唇損傷の安静期間は? 股関節唇損傷の初期症状は? 股関節唇損傷を放置するとどうなる? 疑問を解消して、適切な治療に取り組みましょう。 股関節唇損傷の安静期間は? 股関節唇損傷の安静期間は、約2~3日が望ましい※とされています。 ※出典:PubMed 症状が現れた直後は炎症が強く出るため、まずは安静・冷却・圧迫などの応急処置を行いましょう。 手術しないでリハビリや薬物療法などで対応する保存療法を選択した場合は、炎症や痛みが治まるまで関節への負担を避けましょう。 股関節唇損傷の初期症状は? 股関節唇損傷の初期症状では、股関節の痛みを感じたり、股関節が引っかかる感じがしたりします。 股関節を曲げたりひねったりすると痛みが出る 長時間の立ち仕事や歩行後に違和感が出る 股関節に引っかかるような感覚がある 股関節を動かしにくくなったように感じる 上記のような症状がある場合、放置すると症状が徐々に悪化し、治るまでにかかる期間も長くなるおそれがあります。 早期に専門医を受診すれば、治療期間を短くできる可能性があります。 股関節唇損傷を放置するとどうなる? 股関節唇損傷を放置すると、痛みや引っかかり感が悪化し、変形性股関節症のリスクが高まる可能性も指摘されています。 症状が進行すると治療期間が長くなり、保存療法だけでなく手術が必要になるケースも増えます。 早期の診断と適切な治療が、回復を早めるために重要です。 変形性股関節症については以下のコラムで詳しく解説しているので参考にしてください。 股関節唇損傷を早く治すなら再生医療をご検討ください 股関節唇損傷が治る期間は症状によって異なります。 保存療法での日常生活の復帰に約2~3カ月、手術を行った場合は約2〜3週間かかります。 スポーツへの復帰には、通常4〜6カ月ほどかかるケースが多いです。 早期回復のためには、深くしゃがむ、ジャンプやダッシュといった股関節に強い負荷をかける動作は控えましょう。 関節唇は自然には再生しない組織のため、痛みが続く場合は早めに整形外科を受診することが重要です。 股関節唇損傷の治療には保存療法や手術だけでなく、再生医療も選択肢の一つです。 再生医療は手術や入院が不要で、損傷した股関節唇の修復を促すことで根本的な改善を目指す治療法です。 股関節唇損傷を早く治したいとお考えの方は、当院「リペアセルクリニック」までお問い合わせください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2025.02.07 -
- 肩
- 再生治療
肩関節唇損傷は、肩関節が脱臼しないように安定させる役割を持つ関節唇が損傷する疾患です。 損傷した関節唇が自然治癒することはなく、適切な治療を受けなければいけません。 本記事では、肩関節唇損傷の治療法やリハビリテーションの方法について詳しく解説します。 肩関節唇損傷を早く治したい方は、肩関節唇損傷を手術せずに治療できる再生医療も選択肢の一つです。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、手術せずに肩関節唇損傷の根本的な治療を目指せる再生医療に関する情報を配信しています。 「再生医療について詳しく知りたい」という方は、公式LINEもチェックしてみてください。 肩関節唇損傷とは 肩関節唇損傷とは、肩の安定に不可欠である関節唇が剥がれてしまう疾患です。 関節唇は、関節のくぼみである関節窩の周りに付いている軟骨で、関節を安定させる重要な役割を果たしています。 特に肩関節の関節唇の上部は、デリケートで損傷しやすい部位です。 以下では、肩関節唇損傷の主な症状や原因について解説します。 肩関節唇損傷の主な症状 肩関節唇損傷の主な原因 損傷した関節唇は、自然治癒することがないため、医師の治療・リハビリテーションの指示を受けましょう。 肩関節唇損傷の主な症状 肩関節唇損傷の主な症状は、以下のとおりです。 肩の痛み 肩が抜けるような不安定感 可動域の制限 コリッと音(クリック音)がする 上記以外にも、関節の安定感が低下している状態ですので、脱臼を繰り返す「反復性肩関節脱臼」と呼ばれる状態に陥ってしまう可能性があります。 肩関節唇損傷の主な原因 肩関節唇損傷の主な原因として、以下の3つが挙げられます。 肩関節の脱臼 肩の使いすぎ 転倒や事故による外的要因 肩関節唇損傷は野球やテニスなど、肩を酷使するスポーツ選手や、肩に大きな負荷がかかる仕事をしている人によく見られる疾患です。 また、肩を強く打つなどの強い衝撃によっても関節唇が損傷するケースがあります。 特に、肩の脱臼が原因で肩関節唇を損傷した場合は、周囲の骨組織も傷つけてしまう場合があるため、反復性肩関節脱臼になりやすくなります。 肩関節唇損傷の治し方|主な治療法 肩関節唇損傷の治療は、大きく「保存療法」と「手術療法」に分けられます。 まずは手術をしない保存療法で症状の改善を目指し、効果が不十分な場合や損傷が重い場合に手術が検討されるのが一般的です。 保存療法 手術療法 治療の目的は痛みの緩和だけでなく、肩関節の安定性を取り戻し、将来的な再発や不安定感を防ぐことにあります。 専門医による正確な診断のもと、ライフスタイルや目標に合わせた治療計画を立てることが重要です。 それぞれの治療法を詳しく見ていきましょう。 保存療法 保存療法は、手術をせずに行う治療の総称です。 特に損傷が軽度な場合に選択され、痛みを和らげ、肩関節の機能回復を目指します。 保存療法の種類は、主に以下の4つです。 安静 薬物療法 理学療法(リハビリテーション) 体外衝撃波治療 関節唇そのものが自然に元通りになるわけではありませんが、周囲の筋力を強化し、柔軟性を改善することで、損傷した部分への負担を軽減します。 症状をコントロールしながら、日常生活やスポーツへの復帰を段階的に目指していきます。 安静 発症直後や痛みが強い急性期には、症状の悪化を防ぐため、まず肩を安静に保つことが基本です。 投球のような肩を大きく使う動作や、痛みを誘発する活動を一時的に中止します。 ただし、まったく動かさないと逆に関節が硬くなるため、痛みのない範囲での軽いストレッチは必要です。 炎症が落ち着き、痛みが和らいできたら、その後のリハビリテーションに移行できます。 必要に応じて、三角巾などで肩を保護する場合もあります。 薬物療法 薬物療法は、薬によって痛みをコントロールし、炎症を抑える目的で行います。 主な薬物療法には、以下のものがあります。 消炎鎮痛薬:飲み薬や湿布で日常的な痛みをコントロールする 関節内注射:ヒアルロン酸による潤滑の補助や、特に痛みが強い場合にステロイド注射を用いる ただし、ステロイド注射の多用は組織に悪影響を及ぼす可能性もあるため、医師の判断のもとで慎重に使用されます。 理学療法(リハビリテーション) 理学療法(リハビリテーション)は、保存療法の中心となる治療です。 肩甲骨の正しい動きや肩関節の動的な安定性を取り戻し、再発を防ぐことを目的とします。 理学療法の主な内容は、以下のとおりです。 ストレッチ:硬くなった肩周りの組織の柔軟性を改善する 可動域訓練:痛みで狭くなった肩の動きを正常範囲に戻す 筋力強化:肩甲骨周りや腱板の筋肉を鍛え、関節の安定性を高める 動作指導:肩に負担のかからない正しい体の使い方を再学習する 専門家の指導のもと、上記のリハビリテーションを個々の状態に合わせて組み合わせて行い、肩の機能を改善していきます。 体外衝撃波治療 体外衝撃波治療は、体外から患部に「衝撃波」という圧力波を照射する物理療法の1つです。 期待される主な効果は、以下の2つです。 除痛効果:痛みを伝える神経の働きを鈍らせる 組織修復効果:血流を改善し、組織の自己修復を促す 主にリハビリテーションなどと並行して行われ、週に1回程度の体外衝撃波治療を数回繰り返します。 手術療法 保存療法で症状が改善しない場合や、関節唇が大きく剥がれてしまい肩の不安定感が強い場合には、手術療法が検討されます。 手術の目的は、痛みの原因となる損傷部分を処置し、関節の構造的な安定性を取り戻すことです。 手術は主に以下の2つの方法があります。 鏡視下デブリードマン 鏡視下関節唇修復術 また、術後の回復期間の目安は以下のとおりです。 日常生活への復帰:約1ヶ月 スポーツへの復帰:約3〜6ヶ月 回復期間はあくまで目安であり、損傷の状態や手術内容によって異なります。 鏡視下デブリードマン 鏡視下デブリードマンは、関節内の損傷した組織を除去・清掃する手術で「クリーニング手術」とも呼ばれます。 関節唇の損傷部分がささくれたり、部分的に断裂したりしている場合に選択されることが多い手術です。 この手術のポイントは、以下のとおりです。 目的:痛みの原因となるささくれなどを除去し、関節内の引っかかりをなくす 対象:関節唇の剥離がなく、肩の安定性が保たれている場合 関節内の機械的な刺激を取り除くことで痛みの軽減を目指すのが、鏡視下デブリードマンの主な役割です。 鏡視下関節唇修復術 鏡視下関節唇修復術は、関節唇が骨から完全に剥がれてしまっている場合に行われる手術です。 スーチャーアンカーと呼ばれる、糸付きの小さなネジで剥がれた関節唇を元の位置に縫い付けて固定します。 この手術のポイントは、以下のとおりです。 目的:剥がれた関節唇を修復し、肩関節の構造的な安定性を取り戻す 対象:反復性脱臼を繰り返すなど、不安定性が強い場合 失われた関節の受け皿としての機能を再建するため、術後の安静期間と段階的なリハビリテーションが重要です。 肩関節唇損傷のリハビリテーション方法 肩関節唇損傷は、治療後のリハビリテーションが大切です。 主なリハビリテーションの方法を術後1ヶ月目から順番に解説します。 術後1ヶ月目|炎症管理 術後2ヶ月目|関節可動域・筋力向上 術後3ヶ月目以降|日常生活の動作訓練 治療が終わった後のリハビリテーションがその後の生活にも大きく影響します。 怪我の状態や時間経過に合わせて無理なくリハビリテーションを行いましょう。 術後1ヶ月目|炎症管理 治療後初期は痛みがあるため、安静にし、鎮痛剤などで改善を図ります。 また、夜間に肩を動かさないように装具を着用します。 しかし、肩背面の組織が硬くなりやすいため、リハビリテーションは手術翌日から無理のない範囲で開始することが一般的です。 重い負荷をかけてトレーニングをしてしまうと悪化する可能性があるので、運動量や負荷には注意しなければなりません。 術後2ヶ月目|関節可動域・筋力向上 術後2ヶ月目は、肩関節の可動域向上、筋力強化のためのリハビリテーションを行います。 可動域を広げて肩関節の負担を軽減する狙いがあります。 肩の筋力を上げるトレーニングでは、軽い負荷から徐々に負荷を上げていくことが大切です。 スポーツ復帰を目指す場合は、全身の心肺機能を戻すために有酸素運動も行います。 術後3ヶ月目以降|日常生活の動作訓練 術後3ヶ月目以降は、トレーニングの負荷を上げながらスポーツに特化したリハビリテーションが行われます。 スポーツの中では瞬発的な動作が多いため、素早い動作に対応できるようトレーニングします。 受傷のきっかけとなった動作をチェックし、再発を防止することが重要です。 肩関節唇損傷の再発予防に効果的なセルフケア 肩関節唇損傷の治療は、病院でのリハビリテーションだけで完結するものではありません。 治療によって改善した肩の状態を維持し、再発を予防するためには、ご自宅での継続的なセルフケアが重要です。 本章では、以下の2つのセルフケアをご紹介します。 肩周辺の筋力トレーニング 肩周辺のストレッチ 手術を受けたかどうかに関わらず、長期的な視点で肩の機能を見直し、日常生活やスポーツ活動での負担を管理していく必要があります。 セルフケアを日常生活に組み込み、損傷のリスクを低減させましょう。 肩周辺の筋力トレーニング 再発予防のための筋力トレーニングは、肩関節を支えるインナーマッスル(腱板)と、その土台となる肩甲骨を安定させる筋肉が中心です。 これらの筋肉が協調して働くことで、関節唇への機械的なストレスが減り、肩関節が正常な位置で安定します。 トレーニングの基本は「軽い負荷・正しいフォーム・高回数」です。 重い負荷はかえって肩を痛める原因になるため避けましょう。 ご自宅でできる代表的なトレーニングは、以下のとおりです。 肩周辺の筋力トレーニング チューブでの腕の内外ひねり運動 うつ伏せでの腕の上げ下げ運動 肩甲骨を引き寄せるチューブ運動 上記の運動を痛みを感じない範囲で、各種20回程度を目安に継続しましょう。 肩周辺のストレッチ 肩関節唇損傷の再発予防には、特に肩の後方部分の柔軟性を保つことが重要です。 投球動作などを繰り返すことで硬くなりやすい肩の後ろ側の筋肉をストレッチでほぐし、滑らかな動きを取り戻します。 これにより、腕を挙げる際の関節内部での衝突を防ぎ、関節唇への不要なストレスを軽減できます。 ストレッチは、お風呂上がりなど体が温まっている時に行うとより効果的です。 推奨される主なストレッチは、以下のとおりです。 肩周辺のストレッチ 腕を胸の前で交差させるストレッチ 壁を指で登るような腕上げ運動 腕の力を抜いた振り子運動 反動をつけず、痛気持ちいいと感じる範囲で各種30秒ほどゆっくりと伸ばしましょう。 肩関節唇損傷の治し方に関するよくある質問 ここでは、肩関節唇損傷の治し方についてよくある質問に回答していきます。 肩関節唇損傷はどれくらいで治る? 肩関節唇損傷のテスト方法は? 肩関節唇損傷は手術しないで治せる? それぞれの質問について、詳しく見ていきましょう。 肩関節唇損傷はどれくらいで治る? 肩関節唇損傷の回復期間は、日常生活への復帰は約1カ月が目安です。 運動やスポーツ復帰は3〜6ヶ月程度かかるのが一般的です。 ただし、治療法や損傷の程度で大きく異なります。 保存療法の場合:数ヶ月かけてリハビリテーションを行い、機能改善を目指す 手術療法の場合:術後2〜3週間の固定期間を経て、段階的なリハビリテーションを開始 どちらの治療法を選択しても、焦らずにリハビリテーションに取り組むことが大切です。 上記の期間はあくまで目安であり、最終的な復帰時期は肩の状態に応じて専門医が判断します。 肩関節唇損傷のテスト方法は? 肩関節唇損傷の診断は、医師による問診・複数の徒手検査・MRIなどの画像検査を組み合わせて総合的に判断します。 診断に至るまでの主な流れ 問診での症状や受傷経緯の確認 医師が肩を動かす複数の徒手検査 MRI検査による関節内部の画像診断 確定診断のための関節鏡視下検査 まずは問診で痛みの状況などを詳しく伝え、徒手検査で損傷が疑われる部位にストレスをかけて症状を再現します。 次にMRIで関節唇の状態を確認しますが、最終的な診断は手術の際に用いる関節鏡で行われることもあります。 肩関節唇損傷は手術しないで治せる? 肩関節唇損傷は、保存療法によって手術せずに症状を改善させることも可能です。 リハビリテーションによって肩の機能を回復させ、痛みのない状態を目指すのが主な目的となります。 そのため、傷ついた関節唇が自然に元通りになるわけではない点に注意しましょう。 以下のような場合は、手術が検討されます。 肩関節唇損傷で手術が検討されるケース 保存療法で改善しない長引く痛み 脱臼を繰り返すなどの不安定感 画像検査で明らかな関節唇の剥離 適切なリハビリテーションで筋力を強化し、正しい動作を習得すれば、手術が必要ない場合もあります。 肩関節唇損傷の治療・再発予防には再生医療をご検討ください 肩関節唇損傷は、自然治癒することはないため、適切な治療を受ける必要があります。 損傷の状態に応じて、保存療法や手術などの治療法があります。 肩関節唇損傷の症状でお悩みの方は、手術や入院が不要な治療法として注目されている再生医療による治療も選択肢の一つです。 当院リペアセルクリニックの再生医療は、患者さま自身の細胞のみを用いて治療を行うため、アレルギーや拒絶反応のリスクが少ない点が特徴です。 手術せずに肩関節唇損傷の根本的な治療を目指せるため「手術を避けたい」という方は、再生医療による治療を検討してみましょう。 >再生医療による肩関節の症例はこちら 「再生医療について詳しく知りたい」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックまでご相談ください。 https://youtu.be/iHqwMDfKID8?si=rb3wOqnkET6TMCQn
2025.02.07 -
- 変形性股関節症
- 股関節
- 再生治療
股関節は骨盤と太ももの骨をつなぐ重要な関節で、歩く・立つ・座るなど日常のあらゆる動作に関わっています。股関節が右だけ痛いと感じたことはありませんか。 片側だけの股関節の痛みは、日常生活における姿勢の偏りやケガのほか、変形性股関節症などの病気が原因となっている場合もあります。 痛みを放置すると、かばう動作によって反対側にも痛みが広がったり、症状が進行したりする可能性があるため注意が必要です。 この記事では、股関節が右だけ痛くなる原因や考えられる病気、セルフケアの方法、効果的な治療法について詳しく解説します。 股関節の痛みに対処するには、原因に合わせて治療を行うことが大切です。股関節の右だけが痛いと感じる方は、原因を知るためにも早めに医療機関を受診しましょう。 また、現在リペアセルクリニックでは手術なしで根本的な改善が期待できる再生医療に関する情報をLINEで発信しております。 ぜひご登録ください。 股関節が右だけ痛いときの主な原因 股関節が右だけ痛くなる原因はさまざまです。 片側だけの股関節の痛みには、以下の4つの原因が考えられます。 変形性股関節症などの病気 重心の偏りによる骨盤の歪み 外傷やオーバーユース(使いすぎ) 腰からの放散痛 片側だけの股関節痛の原因を正しく理解して、適切な対処につなげましょう。 変形性股関節症などの病気 股関節が片側だけ痛む場合、変形性股関節症をはじめとする病気が原因となっているケースがあります。 変形性股関節症は、加齢や肥満、関節の使いすぎなどによって股関節の軟骨がすり減り、骨同士がぶつかることで痛みが生じる病気です。 とくに初期の段階では片側だけに痛みが出ることが多く、右側だけ痛むことがあります。 動き始めに痛みを感じる、長時間歩くと痛みが強くなるなどの症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 重心の偏りによる骨盤の歪み 日常生活における姿勢の偏りは、片側だけの股関節痛を引き起こす大きな原因です。 以下のような習慣がある方は、片側の股関節に負担がかかりやすいため注意が必要です。 立つときに片足に重心をかけている いつも同じ側の足を組んでいる カバンをいつも同じ肩にかけている デスクワークで長時間同じ姿勢を続けている 猫背や反り腰になっている これらの習慣が積み重なると骨盤の高さや傾きに左右差が生じ、体の歪みにつながります。 姿勢の偏りによって左右の荷重バランスの崩れることで、片側の股関節に過剰な負担がかかって痛みを引き起こします。 外傷やオーバーユース(使いすぎ) ケガやスポーツによる外傷、特定の動作の繰り返しによる使いすぎ(オーバーユース)も、片側だけの股関節痛の原因となります。 股関節周りを損傷すると、ケガを負った側の股関節に痛みが出ます。 片側の股関節痛につながりやすい外傷には、以下のものがあります。 股関節唇損傷 肉離れ 打撲 股関節に違和感を覚えたら、無理をせず休息をとって安静にしましょう。 腰からの放散痛 股関節自体には問題がなくても、腰に原因があって股関節周辺に痛みを感じる場合があります。 これは「放散痛」と呼ばれる症状です。 たとえば、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などによって腰の神経が圧迫されると、その神経が通っているお尻や太もも、足の付け根に痛みやしびれが広がります。 患者さま自身は股関節が痛いと感じていても、詳しく調べると原因は腰にあったというケースは少なくありません。 とくに、しびれを伴う痛みがある場合は、腰からの放散痛の可能性を考慮する必要があります。 股関節が右だけ痛いときに考えられる病気・症状 股関節が右だけ痛いときに考えられる疾患は、以下の4つです。 変形性股関節症 関節リウマチ 骨頭壊死 大腿骨近位部骨折 坐骨神経痛 腰部脊柱管狭窄症 原因となる疾患を知るために、股関節に痛みが出たら早めに医療機関を受診しましょう。 変形性股関節症 股関節が右だけ痛いときは、変形性股関節症の可能性が考えられます。 変形性股関節症は、加齢や肥満、関節の使いすぎなどの原因によって股関節の軟骨が擦り減り、骨と骨がぶつかることで痛みが生じる疾患です。 関節の擦り減りが進行し、 痛みがある股関節をかばうと反対側の股関節も痛くなる可能性があるため注意が必要です。 以下の動画では、変形性股関節症について詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。 関節リウマチ 股関節が右だけ痛い場合に考えられる疾患に、関節リウマチがあります。 関節リウマチは、免疫系の異常により関節内に炎症が起こり、関節の痛みや腫れを引き起こす疾患です。 関節リウマチは自己免疫疾患の1種で、症状が慢性化するのが特徴です。 症状は全身のあらゆる関節に見られますが、特に手足の指の関節に症状が現れやすいです。 完治はしないため、症状と長く付き合う必要があります。 自身に合った対処法で痛みをコントロールして、症状の悪化を防ぎましょう。 関節リウマチの早期受診の重要性については、以下で詳しく解説していますので参考にしてください。 骨頭壊死 股関節が片側だけ痛む場合に考えられる疾患に、骨頭壊死があります。 骨頭壊死は太ももの骨の上側で起こりやすく、以下の因子によって発症リスクが高まります。 股関節骨折 股関節脱臼 糖尿病 腎臓病 痛風 アルコール依存症 ステロイドの長期使用 股関節の怪我や生活習慣病などにより、骨に血液が十分に供給されなくなると骨細胞が壊死します。 初期症状は股関節や太ももに痛みが出ますが、壊死の範囲が狭い場合は痛みを感じないこともあります。 骨頭壊死が進むにつれて、痛みが強くなったり、歩行困難に陥ったりするため早期の治療が重要です。 大腿骨近位部骨折 股関節が右だけ痛いときは、大腿骨近位部骨折の可能性があります。 大腿骨近位部骨折は、股関節に近い大腿骨(太ももの骨)が骨折した状態のことです。 骨折した部位によって「大腿骨頸部骨折」と「大腿骨転子部骨折」に分類されます。 高齢者や骨粗しょう症の方は骨の強度が低下してしまったことで骨折しやすくなっている可能性もあるので注意が必要です。 大腿骨を骨折すると痛みだけではなく腫れや内出血などの症状が現れます。 坐骨神経痛 片方だけ痛む股関節は、坐骨神経痛が原因の可能性があります。 坐骨神経痛は、腰から足にかけて伸びている坐骨神経が圧迫や刺激を受けることでお尻や太ももに痛みやしびれを感じる症状が現れます。 主な症状は、以下のとおりです。 腰やおしり、足にかけての痛み 腰部や下肢のしびれ 休憩なしでは歩けなくなる(間欠跛行) 長時間立っていることがつらい おしりが痛く座っていられない 股関節に関する疾患ではありませんが、お尻や太ももの痛みが広がり股関節に痛みを感じる場合があります。 腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などで変形した腰の骨は、坐骨神経を圧迫する恐れがあるため注意が必要です。 坐骨神経痛が出現したら、無理に動かさず、安静に過ごしましょう。 腰部脊柱管狭窄症 股関節が片側だけ痛む場合は、腰部脊柱管狭窄症の可能性が考えられます。 腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経が詰まった脊柱管が狭まり、内部の神経や脊髄が圧迫される疾患です。 主な症状は、以下のとおりです。 腰痛 歩行時の足の痛み 足のしびれ 休憩なしで歩くことが困難になる 坐骨神経痛と同様に、お尻や太ももの痛みが広がり股関節に痛みを感じる場合があります。 腰部脊柱管狭窄症で歩行時に痛みが出現する方でも、前かがみの姿勢をとれば症状が軽減する場合があります。 前かがみの姿勢で痛みが落ち着く理由は、狭まった脊柱管が一時的に広がるためです。 股関節が右だけ痛いときのセルフケア 股関節が右だけ痛いときは、適切なセルフケアで症状の緩和が期待できます。 ただし、セルフケアはあくまで補助的なものです。痛みが強くなる場合や新たな症状が出る場合は、すぐに中止して医療機関を受診してください。 姿勢・歩き方を改善する 股関節周辺のストレッチ 症状に応じて冷やす・温める 日常生活の中でできるセルフケアを実践して、股関節への負担を減らしましょう。 姿勢・歩き方を改善する 日常の姿勢や歩き方を見直すことで、片側の股関節にかかる負担を軽減できます。 正しい立ち方のポイントは以下のとおりです。 両足に均等に体重をかける お腹に軽く力を入れて骨盤を立てる 片足重心を避け、左右のバランスを意識する 歩くときは、右足ばかりでリードしないように意識しましょう。 また、靴底のすり減り具合をチェックして、片側だけが極端に減っていないか確認することも大切です。 股関節周辺のストレッチ 股関節周辺のストレッチは、筋肉の柔軟性を高めて痛みの緩和に役立ちます。 ただし、痛みを感じるような無理なストレッチは避けてください。 おすすめのストレッチ方法は、以下のとおりです。 【膝抱えストレッチ】 仰向けに寝る 痛みのある側の膝をゆっくり胸に引き寄せる そのまま10秒キープを3回繰り返す 【股関節の外旋ストレッチ】 座った状態で、痛みのある側の足首を反対の膝に乗せる 背筋を伸ばしたまま前屈する お尻から股関節にかけて伸びを感じるまで10秒キープを3回繰り返す ストレッチは内股にならないように膝とつま先を同じ方向に向けて行ってください。 内股の姿勢は股関節へ負担がかかりやすく、症状が悪化する可能性があります。 入浴後の体が温まった状態で行うと、より効果的です。 症状に応じて冷やす・温める 股関節の痛みには、症状に応じて冷やす・温めるを使い分けることが大切です。 痛みが急に出てきた直後や、運動後に痛みが強くなった場合は、まず股関節を休ませましょう。 とくに、痛む部分に熱っぽさを感じる場合は炎症が起きているサインです。 このような場合は、氷のうや保冷剤をタオルで包み、1回15〜20分程度冷やす(アイシング)と、炎症と痛みを抑えるのに有効です。 一方、慢性的な痛みや筋肉のこわばりがある場合は、温めることで血流が促進され、症状の緩和が期待できます。 お風呂にゆっくり浸かって筋肉を緩めることも効果的です。 股関節が右だけ痛いときの治し方は?主な治療法 股関節が右だけ痛いときの治療法は、以下の3つです。 保存療法 手術療法 再生医療 痛みの原因や症状の程度によって、適切な治療法は異なります。 それぞれの特徴を理解して、自分に合った治療法を選択しましょう。 保存療法 保存療法とは、手術を行わずに症状の改善を目指す治療法です。 保存療法には以下の種類があります。 保存療法の種類 具体的な方法 温熱療法 ホットパックの使用、入浴 薬物療法 消炎鎮痛剤(内服薬・外用薬・坐薬)の使用 運動療法 股関節のストレッチ、下肢の筋力トレーニング、プール内歩行 股関節痛がひどいときは、運動療法ではなく温熱療法や薬物療法などで痛みのコントロールをはかりましょう。 痛みが和らいできたら、悪化防止のために無理のない範囲で運動療法を実施し、股関節周りの筋力を向上させることが大切です。 ただし、保存療法は痛みを和らげる対症療法であり、病気そのものを根治させるものではありません。 保存療法を続けても改善がみられない場合は、他の治療法を検討する必要があります。 手術療法 手術療法は、保存療法で十分な改善が得られない場合や症状が進行したケースで検討されます。 主な手術療法には以下の2つがあります。 手術の種類 特徴 人工関節置換術 損傷した関節を人工物に置き換え、痛みの軽減と可動域の回復を目指す 骨切り術 骨の角度を調整して関節への負荷を分散させる 症状や年齢、生活スタイルに応じて適切な手術を選択します。 いずれも根本的な改善を目的とした方法のため、長期的な関節機能の維持につながる可能性があります。 ただし、手術には入院が必要となり、リハビリ期間も含めると回復までに一定の時間がかかります。 手術を検討する際は、医師とよく相談して判断しましょう。 再生医療 股関節痛が長引いている場合は、再生医療による治療も選択肢の1つです。再生医療は、痛みの緩和だけでなく、損傷した関節や軟骨の修復が期待できます。 再生医療とは、患者さま自身の幹細胞を採取・培養して股関節に注射し、損傷した組織の再生を図ります。 入院や手術を必要としない再生医療は、仕事や家庭の事情で長期休みを取れない方でも受けやすい治療法です。 当院「リペアセルクリニック」は狭い股関節内でもダイレクトに幹細胞を注射できるように、「関節内ピンポイント注射」を実施しています。 また、独自の細胞培養技術により、新鮮な幹細胞を投与できるのも特徴です。 >>再生医療による股関節の症例はこちら 股関節痛にお悩みの方は、ぜひ当院(リペアセルクリニック)の再生医療をご検討ください。 股関節が右だけ痛いときは医療機関で原因を特定しましょう 股関節が片側だけ痛むときは、早めに医療機関を受診し、痛みの原因を知ることが大切です。 痛みの原因に合った対処法や治療法を選択すれば、股関節痛の緩和が期待できます。 股関節痛が悪化し、保存療法での対処が難しい場合は、再生医療による治療を検討しましょう。 股関節が右だけ痛いときの治療にお困りの方は、ぜひ一度当院「リペアセルクリニック」へお問い合わせください。
2025.02.07 -
- 脳卒中
- 再生治療
- 幹細胞治療
脳出血は、突然の発症だけでなく、後遺症として麻痺や言語障害が残ることが多いため患者や家族にとって大きな悩みとなります。 治療後の回復に不安を感じる方や、「最新の治療方法で改善できるのか」「費用や期間はどれくらいかかるのか」といった疑問を抱える方も多いでしょう。 本記事では、脳出血後の後遺症改善に向けた最新治療や、それぞれの治療法の特徴や効果、費用面についても解説します。 脳出血の後遺症に対する最新治療 脳出血は後遺症として麻痺や言語障害などが残ることが多く、治療後の生活の質を大きく左右します。 近年、医療技術の進歩により、従来の治療法に加え、新たなリハビリテーションや治療法が注目されています。 たとえば、IVES療法やHANDS療法といった電気刺激を用いる治療法や、ロボット技術を活用したリハビリ、さらにはボツリヌス療法や再生医療などがあります。 これらの治療法は、それぞれ異なるアプローチで後遺症の改善を目指しており、患者の状態や目標に合わせた治療法の選択が重要です。 以下では、これら最新の治療法について詳しく解説します。 IVES療法・HANDS療法 脳出血の後遺症に対する最新治療として、IVES療法やHANDS療法があります。 この治療では、後遺症によって思うようにできない動きを補助し、その動きを自力でできるようにするものです。 IVES療法 特殊な低周波の電気刺激装置による治療で、麻痺した場所を動かそうとしたとき、活動しようとしている筋肉に電気刺激を与えることで、筋肉の動きを補助し動かしやすくします。 HANDS療法 IVES療法をする際に、手関節装具を併用しておこなう治療方法です。 手関節装具を装着すると、物をつまんだり離したりする動作がしやすくなります。 ロボットによるリハビリ 脳出血の後遺症の最新治療として、ロボットを活用したリハビリがあります。 たとえば、人が体を動かそうとするときに、その意思が脳から筋肉へと伝達されます。そのときに生じる生体電気信号を検知して動作支援をする歩行支援ロボットなどです。 ロボットによるリハビリは、高いリハビリ効果を期待できるだけでなく、リハビリをする患者と療法士の負担を軽減できるというメリットもあります。 ボツリヌス療法 脳出血の後遺症のひとつに、手足がつっぱって動かしにくい、勝手に動いてしまう痙縮(けいしゅく)という症状があります。 この痙縮の最新治療として、ボツリヌス療法があります。 ボツリヌス療法とは、筋肉の緊張を緩める作用があるボツリヌストキシンという成分を筋肉に注射する治療方法です。 ボツリヌストキシンはボツリヌス菌からつくり出されるたんぱく質ですが、ボツリヌス菌自体を注射するわけではないので菌に感染する心配はありません。 ボツリヌス療法は2~3日くらいで効果が現れてきて、その効果は4カ月くらい持続します。 その間にリハビリをおこなうことで、リハビリによる改善効果を高めることもできます。 再生医療 再生医療は、体内に存在する幹細胞の能力を活用し、損傷を受けた組織や臓器を修復する治療法です。 幹細胞には、自己複製能力とさまざまな細胞に分化する能力があります。幹細胞の利用により、従来の治療では難しかった機能の回復が期待できます。 脳出血の場合、幹細胞を用いた治療が損傷した神経組織の再生を促進し、後遺症の軽減や再発予防効果が見込めます。 再生医療(幹細胞治療)で期待できる治療効果 再生医療は、幹細胞を活用して損傷した組織や神経を修復する先進的な治療法です。 脳出血の治療では、幹細胞を利用して後遺症の軽減や再発防止を目指します。 ここでは厚生労働省届出済医療機関である当院(リペアセルクリニック)が提供している、再生医療(幹細胞治療)を基に具体的な治療効果について詳しく説明します。 最先端の医療技術に興味がある方はぜひ参考にしてください。 身体機能(後遺症)の回復 幹細胞治療は、脳出血後に起こる麻痺や言語障害などの後遺症の改善効果が期待できます。 幹細胞が損傷した神経を修復し、新しい神経のつながりを作ることで、体の機能を回復させます。 また、幹細胞が脳の炎症を抑え、回復しやすい状態にします。 効果には個人差があるものの、呂律困難や痺れの軽減が期待される治療法です。 リハビリテーションの効果を増幅 幹細胞治療をリハビリテーションと組み合わせることで、後遺症からの回復がさらに高まります。 発症直後の方だけでなく、発症から数年が経過している方も再生医療の対象です。 幹細胞治療により神経の修復が進むことで、リハビリ中のトレーニングに対する体の反応が良くなります。 その結果、運動能力や感覚の早い改善が期待されます。 リハビリテーションの成果を高めたい方は、再生医療の利用をご検討ください。 脳卒中の再発予防 幹細胞治療には、脳卒中の再発を防ぐ効果も期待されています。 脳卒中は1年以内の再発が12.8%、10年以内の再発は51.3%※と、再発する可能性が高い疾患です。 ※出典:PubMed「Ten year recurrence after first ever stroke in a Japanese community: the Hisayama study」 幹細胞治療を利用すると、損傷した血管が修復されて血流が安定します。 また、幹細胞が血管を健康に保つ働きをするため、再発のリスクを下げられます。 脳出血の最新治療に関してよくある質問Q&A 再生医療は、脳出血後の新しい治療方法として注目されていますが、治療を受けるにあたって、効果が出るまでの期間や費用についてあまり知られていません。 ここでは、脳出血の最新治療に関してよくある質問として、下記の2つの疑問にお答えします。 再生医療に興味がある方はぜひ参考にしてください。 脳出血の後遺症に再生医療の治療効果が現れるまでどのくらい? 再生医療による治療効果が現れるまでの期間は、患者さまの状態や体質により個人差があります。 幹細胞を投与した後、神経細胞の修復や再生には時間がかかるため、数週間から数カ月間、あるいは1年以上は経過を観察する必要があります。 また、治療後のリハビリテーションも重要です。リハビリと再生医療の併用により、回復が促進される効果が期待できます。 再生医療にかかる費用はなぜ高額? 再生医療が高額である理由は、主に3つ挙げられます。 まず、幹細胞を治療に使用する際には、特別な環境下で細胞を培養・増殖する必要があります。 このプロセスには高度な技術や専門的な設備が必要となるため、非常に高いコストがかかります。 また、再生医療の効果を最大限に引き出すためには治療後のリハビリテーションが重要であり、その費用も治療プランに含まれることが一般的です。 さらに、最新の治療法である再生医療は多くの場合、健康保険が適用されない自由診療に分類されているため、治療費を全額自己負担しなければなりません。 これらの治療は保険適応外であることが多いため、費用は基本的に全額自己負担となります。 ただし、医療費控除が適用される場合があり、これにより税負担を軽減できる可能性があります。 【まとめ】脳出血による後遺症は再生医療で回復が期待できる 脳出血後の後遺症に対する治療は、従来のリハビリテーションだけでなく、さまざまな最新技術を取り入れることで改善の可能性が広がります。 IVES療法やHANDS療法、ロボットによるリハビリ、ボツリヌス療法など、それぞれが異なるアプローチで機能回復をサポートします。 患者さまの状態や目標に応じて最適な治療法を選択すると、より良い結果につながるでしょう。 中でも、再生医療は幹細胞を用いて損傷した神経や組織を修復し、後遺症の軽減や回復を目指す新しい治療法として注目されています。 脳出血に対する当院の再生医療の症例(治療経過の一例)は、以下で紹介しています。 https://youtu.be/9A0-W8LxdwM?si=pAv9jdB6KA7Ozdem >>その他の脳出血に対する再生医療の症例はこちら 再生医療による治療をご検討の際は、ぜひ当院へご相談ください。
2025.01.08 -
- 脳梗塞
- 脳卒中
- 再生治療
「脳梗塞の前兆をチェックする方法はある?」 突然の体調不良によって脳梗塞ではないか不安を感じている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、脳梗塞の前兆をチェックする方法から、日常生活でできる予防法について詳しく解説します。 「もしかして脳梗塞かも…」と不安な方は、ぜひ本記事のチェック方法や初期症状を参考にしてください。 また、万が一脳梗塞を発症してしまったときのために、近年注目されている再生医療について知っておきましょう。 \脳梗塞に有効な再生医療とは/ 再生医療は、損傷した脳細胞にアプローチする治療によって、従来の治療では難しい脳細胞の改善が期待できます。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 脳梗塞が治るか不安を抱えて生活している 脳梗塞の再発を予防したい 脳梗塞の後遺症に悩まされている 「脳梗塞が治るか不安」「後遺症を早く治したい」という方の新たな選択肢として、ぜひ検討してみてください。 以下の動画では、実際に当院リペアセルクリニックで再生医療を受け、脳梗塞の後遺症が改善された患者様の症例を紹介しています。 https://youtu.be/AoMLP77h-c4?si=r7ykvSwmkQJPeu9i >>実際の症例はこちらからもご確認いただけます。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、脳梗塞によって損傷した脳細胞の改善が期待できる再生医療について情報を公開中です。 再発防止や後遺症の治療にも効果が期待できるので、将来的な不安がある方は、ぜひ参考にしてください。 脳梗塞の前兆をチェックする方法 本章では、脳梗塞の前兆をチェックする方法について解説します。 前兆チェックには「FAST」が効果的 脳梗塞のセルフチェックリスト 脳梗塞は突然発症することが多い疾患ですが、前兆が現れるケースもゼロではありません。 以下では、見逃しがちな脳梗塞の前兆について詳しく解説します。 前兆チェックには「FAST」が効果的 脳梗塞の前兆チェックには、「FAST(ファスト)」を確認しましょう。 FASTは、脳梗塞の代表的な初期症状の頭文字をとり、取るべき行動を示したもので、迅速な対応を促します。 文字 チェックするポイント Face(顔) ・顔の片側が歪んでいないか ・笑顔を作ったときに口角が片方だけ下がっていないか Arm(腕) ・片方の腕や足に力が入らず、だらんと下がってしまわないか ・両腕を前に伸ばして維持できるか Speech(言葉) ・言葉がうまく話せないか ・呂律が回っていなかったり、意味不明なことを言ったりしていないか ・短い文章を繰り返せるか Time(時間) ・これらの症状に気づいたら発症時刻を確認し、すぐに救急車を呼ぶ 上記の中で「Face(顔の麻痺)」、「Arm(腕の麻痺)」、「Speech(言葉の障害)」の症状が一つでも見られたら、脳梗塞の可能性を疑いましょう。 「Time(時間)」にもあるとおり、脳梗塞の発症からいかに早く治療を開始できるかが、その後の経過に大きく影響します。 症状に気づいた時刻を正確に把握し、すぐ「119番」に電話して救急車を呼びましょう。 脳梗塞のセルフチェックリスト 脳梗塞のセルフチェックリストを確認してみましょう。 以下の特徴に該当するものが多い場合、脳梗塞になりやすい可能性があります。 該当するものが多くても、ほとんどの脳梗塞は血圧管理を徹底し、生活習慣を整えることで予防できる疾患です。 脳梗塞になりやすい特徴が多い方は正しい生活習慣に改善し、健康的な生活を心がけましょう。 脳梗塞の前兆で見逃してはいけない初期症状 https://youtu.be/nImMy68lviU?si=l1xOr7xXyXcfZK-k 脳梗塞の初期症状は、脳のどの部分で血管が詰まったかによって、さまざまな形で現れます。 以下の初期症状は、脳梗塞を見逃さないための重要なサインです。 運動機能に関する前兆 感覚機能に関する前兆 言語機能に関する前兆 視覚機能に関する前兆 平衡感覚機能に関する前兆 上記の症状は、脳梗塞によって特定の脳の機能が障害されるために起こります。 一時的な症状であっても、脳梗塞の前兆である可能性を疑い、早期に医療機関を受診することが後遺症を抑えるために重要です。 以下で、それぞれの障害について、どのような初期症状が現れるのかを具体的に見ていきましょう。 運動機能に関する前兆 脳梗塞による運動障害では、体の片側の筋力や動きが低下します。 私たちの脳は、体の動きをコントロールする「運動野」という部分があり、脳梗塞によって神経経路がダメージを受けると、体を動かすための指令が筋肉にうまく伝わらなくなります。 特徴的なのは、脳の右側が障害されれば体の左側に、脳の左側が障害されれば体の右側に症状が出ることです。 症状の程度は様々で、完全に動かせなくなる場合もあれば、少し動かしにくい程度の軽い麻痺のこともあります。 脳梗塞によるしびれについては、以下の記事で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてください。 感覚機能に関する前兆 脳梗塞による感覚障害は、触覚・痛覚・温度感覚などの体の感覚に異常が生じます。 私たちの体は、皮膚などで感じ取った様々な感覚情報を脳に伝えて認識しています。 脳梗塞によって感覚情報を処理する脳の領域や神経経路がダメージを受けると、体の片側で感覚の異常が起こります。 運動障害と同時に、同じ側の手足に感覚障害が起こることも少なくありません。 言語機能に関する前兆 脳梗塞による言語障害は、話すことあるいは理解することに支障が生じます。 言葉を理解したり話したりする機能は、脳の左半球にある「言語野」という部分が中心となって担っています。 脳梗塞によって言語野や関連する神経がダメージを受けると、言語機能にさまざまな障害が現れます。 以下の記事では、脳梗塞による言語障害について詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。 視覚機能に関する前兆 脳梗塞による視覚障害は、視野の片側が見えなくなる、二重に見えるなど見え方に異常が生じます。 私たちが見た情報は、眼から脳の後ろ側にある「後頭葉(視覚野)」という部分に送られて処理されます。 脳梗塞によってこれらの部分がダメージを受けると、様々な視覚の異常が生じます。 平衡感覚機能に関する前兆 脳梗塞による平衡感覚障害は、激しいめまいや著しいふらつきがあります。 体のバランスを保つ機能は、主に脳の「小脳」や「脳幹」という部分がコントロールしています。 脳梗塞によってこれらの部分がダメージを受けると、平衡感覚に異常が生じ、激しいめまいやふらつきが現れます。 これらの症状は耳の病気(内耳性のめまい)でも起こることがありますが、脳梗塞の重要なサインである可能性もあります。 脳梗塞の前兆における日常生活で意識したいこと 脳梗塞の発症リスクを少しでも減らし、万が一の前兆に気づきやすくするためには、以下のポイントを意識しましょう。 こまめに水分補給する 定期的に運動する 前兆がみられたときの対処法を知っておく 以下では、日常生活で意識したいポイントについて詳しく解説します。 こまめに水分補給する 体内の水分が不足すると血液の粘度が高まり(ドロドロに)、血栓ができやすくなるため、こまめな水分補給が大切です。 一度に大量に飲むのではなく、コップ1杯程度の水を数回に分けて飲むようにしましょう。 睡眠中は汗をかきやすく血流も滞りがちになるため、就寝前と起床後の水分補給は血栓予防に効果的です。 定期的に運動する 適度な運動は血行を促進し、肥満や高血圧などの生活習慣病を予防・改善することで、脳梗塞のリスクを低減します。 無理なく続けられる運動を選ぶことが重要です。 例えばウォーキングであれば、特別な道具も必要なく手軽に始められます。 まとまった時間が取れない場合でも、日常生活の中で意識して体を動かす機会を増やすことが、健康維持に役立ちます。 前兆がみられたら時の対処法を知っておく 脳梗塞は、治療開始までの時間が予後を大きく左右します。 前兆に気づいたらすぐに救急車を呼び、適切な情報を伝えることが、命を救い後遺症を最小限に抑えるために重要です。 脳梗塞の前兆と思われる症状に気づいたら、一刻も早く専門的な治療が受けられる医療機関へ搬送されることが何よりも大切です。 また、初期治療の詳細や倒れた時にやるべきことについて以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。 脳梗塞の前兆チェックに関するよくある質問 脳梗塞の前兆チェックに関するよくある質問とその回答をご紹介します。 脳梗塞で女性特有の前兆・初期症状は? 脳梗塞の前兆は何日前にきますか? 肩こりは脳梗塞の前兆ですか? 脳梗塞を予防するには? それぞれ詳しくみていきましょう。 脳梗塞で女性特有の前兆・初期症状は? 脳梗塞の典型的な前兆(片側の麻痺や言語障害など)は男女共通ですが、女性は原因不明の倦怠感や吐き気など、一見脳梗塞とは結びつきにくい非典型的な症状が前兆として現れることがあります。 上記の症状は心疾患など他の病気とも共通点が多く、ご自身や周囲の方が「いつもと違う、何かおかしい」と感じた場合は、早めに医療機関に相談することが大切です。 脳梗塞の前兆は何日前にきますか? 脳梗塞の前兆は、本格的な脳梗塞が起こる数日前から当日という非常に短い期間に現れることが多く、症状が短時間で消えても決して油断はできません。 前兆は、本格的な脳梗塞が起こる前の「警告サイン」です。 したがって、どんなに短い時間でも脳梗塞を疑う症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診することが重要です。 肩こりは脳梗塞の前兆ですか? 一般的な肩こりが、直接的に脳梗塞の前兆となることは稀です。 しかし、「いつもと明らかに違う」「これまでに経験したことのないような」突然の激しい肩や首の痛み、後頭部の痛みなどが現れた場合には注意が必要です。 ごく稀にですが、脳の血管に問題が起きた初期症状として、首周辺の血流の滞りや神経の麻痺によって強い痛みを感じることがあります。 特に、手足の動きにくさやしびれ、言葉のもつれといった他の症状が同時に出ている場合は、「ただの肩こり」と自己判断せず、念のため速やかに医療機関を受診しましょう。 脳梗塞を予防するには? 脳梗塞を予防するためには、バランスの取れた食事、適度な運動、禁煙・節酒といった生活習慣の改善と、定期的な健康診断による高血圧などのリスク管理が重要です。 予防のポイント 具体的な内容 食事 塩分・脂質の摂りすぎを避ける 野菜・果物・魚を中心としたバランスの良い食生活を心がける 運動 ウォーキングや水泳などの有酸素運動を行う(週に150分以上が目安) 禁煙・節酒 喫煙と飲酒はできるだけ控える 水分補給 こまめに水分を摂取する 定期的な健康診断を受け、ご自身の体の状態を把握し、早期発見・早期対応につなげましょう。 前兆チェックで脳梗塞が疑われる場合は早期に医療機関を受診しよう 脳梗塞は、発症後の迅速な対応がその後の経過を大きく左右するため、早期の医療機関受診が重要です。 前兆が見られたら、一時的な症状や軽い異変であっても迷わず医療機関を受診しましょう。 また、万が一脳梗塞を発症してしまったときは、ぜひ再生医療による治療をご検討ください。 \こんな方は再生医療をご検討ください/ 脳梗塞が治るか不安を抱えて生活している 脳梗塞の再発を予防したい 脳梗塞の後遺症に悩まされている 再生医療は、損傷した脳細胞にアプローチする治療によって、従来の治療では難しい脳細胞の改善が期待できます。 具体的な治療法については、当院リペアセルクリニックで無料カウンセリングを行っておりますので、ぜひご相談ください。
2022.01.22 -
- 脳卒中
- 再生治療
脳出血を発症した方やご家族の中には、「また脳出血を起こしてしまうのではないか」「再発率はどのくらい高いのだろうか」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。 実際に脳出血は再発しやすい病気ですが、適切な対策を取ることで発症リスクを下げられます。 この記事では、脳出血の再発率に関するデータと、再発を予防するための具体的な方法を解説します。 脳出血の再発で不安を感じられている方は、ぜひ最後まで読んで適切な予防法を見つけましょう。 また、現在リペアセルクリニックでは再生医療に関する情報をLINEで発信しております。 脳出血の再発予防でお悩みの方は、ぜひLINEをチェックして再生医療ガイドブックをお受け取りください。 脳出血の再発率に関するデータ 脳出血の再発率について、実際のデータを基に以下2つを解説します。 約2人に1人は10年以内に再発している 再発率は50代以上から高まる 再発率に関して正しい知識を身につけて、自分や家族の将来を見据えた行動に役立てましょう。 約2人に1人は10年以内に再発している 脳出血の再発率は、発症後10年以内に約55.6%※というデータがあり、約2人に1人が再発していることがわかります。 ※出典:PubMed 血圧管理が不十分だったり、生活習慣が乱れていたりする方は、高血圧や糖尿病につながり再発リスクが高まります。 そのため、毎日血圧を測定し、医師の指導を受けながら食生活の改善や適度な運動を取り入れることが重要です。 適切な健康管理を維持することで、脳出血の再発リスクを大幅に下げることができ、不安を軽減して生活を送れるようになるでしょう。 再発率は50代以上から高まる 脳出血の再発率は、50代以上から高まる傾向があることが分かっています。 栃木県が発表している脳卒中発症者数※では、男性は70歳代、女性は80代がピークとなります。 ※出典:栃木県公式ホームページ「脳卒中発症登録集計結果」 加齢とともに血管の弾力性が低下し、血圧のコントロールが難しくなるため高齢になるほど再発率が高くなります。 また、運動不足や不健康な食生活が続くと高血圧や糖尿病などのリスクにつながり、さらに再発リスクが高まります。 定期的に健康診断を受け、自分の健康状態をしっかり把握することが重要です。 さらに、ストレスをため込まない生活を心がけることも再発予防につながります。 脳出血の再発を予防するために重要なこと 脳出血の再発を防ぐためには、日常生活で以下の3つに取り組むことが重要です。 血圧管理の習慣 定期的な検査 処方された薬を正しく服用 これらの取り組みを続けて、脳出血の再発予防に役立てましょう。 血圧管理の習慣 高血圧が原因で引き起こる脳出血は患者全体の約9割を占めます。 脳出血は脳内の血管に負担がかかって引き起こるため、再発を防止するには血圧の管理が重要です。 脳出血を起こしたことがある方は家庭血圧で115/75mmHg未満※が推奨されています。 ※出典:厚生労働省「生活習慣病」 生活習慣だけで高血圧を改善できない場合、薬を飲んで血圧を下げるケースもあります。 血圧の正常値と正しい測り方 脳出血の再発予防のためには、以下の正しい方法で血圧を測りましょう。 毎日朝と夜2回、できるだけ同じ時間に測る リラックスして椅子に座り、背筋を伸ばした状態で測る 寝ている場合は仰向けになって腕を伸ばし、手のひらを上に向けて測る 毎回同じ腕で測る。原則、利き腕とは反対側 カフ(腕帯)は肘から1〜2cm上、腕帯のチューブが手のひら側になるよう巻き付ける 血圧を測るのに適した時間帯は、朝は起床後1時間以内・排尿後・朝食や服薬の前、夜は就寝前です。 毎日測定し、正常値の血圧を維持できるようにしましょう。 定期的な検査 脳出血の再発を防止するには、定期的に検査を受け、医師の診断を受けることが大切です。 CTやMRI、頸動脈エコーを受けることで、脳の血管や組織の異常を詳しく確認できます。 異常が早期に発見できれば、再発を未然に防げる可能性が上がります。 処方された薬を正しく服用 脳出血の再発を予防するために、医師から出された薬は決められた通りに継続して服用しましょう。 血圧をコントロールする薬や血液の流れを良くする薬は、脳出血の予防において非常に重要です。 薬の服用を勝手にやめたり、飲む量を変えてはいけません。 薬を飲んでいて体調に変化を感じたり、不安なことがあったりする場合は、遠慮せずに医師に相談してください。 脳出血が再発しないためにやるべき生活習慣の改善 脳出血の再発を予防するには、血圧が高くならないように生活習慣を改善するのが効果的です。 日常生活で取り組める改善方法として以下の6つがあります。 食生活を改善する 定期的に運動する 禁煙する アルコール摂取量を抑える 睡眠の質を高める ストレスを解消する これらの生活習慣の改善を実践して、効果的な再発予防に取り組みましょう。 食生活を改善する 塩分・脂質の摂りすぎは、血圧上昇につながります。 普段の食事では、減塩に取り組みましょう。 一般的には目標摂取量は成人男性1日あたり7.5g未満、成人女性1日あたり6.5g未満ですが、高血圧予防の観点からは男女ともに1日6.0g未満が推奨されています。 また、果物や緑黄色野菜を積極的に摂り、カリウムの摂取を心掛けてください。 カリウムは塩分の排出を助け、高血圧や動脈硬化の予防に役立ちます。 魚介・ナッツ類、アマニ油や大豆油は体内の脂質のバランスを整える働きがあります。 これらの食品を日々の食事に取り入れることで、血圧管理に役立つだけでなく、全身の健康維持にもつながります。 定期的に運動する 定期的に運動を行うことで、血圧を下げる効果が期待できます。 筋トレよりも有酸素運動が好ましく、週に2〜3回、1日30分程度のウォーキングで脳出血予防に効果があります。 ただし、運動のやりすぎは体に負担をかけてしまいます。 運動の頻度は医師と相談し、無理のない範囲で行いましょう。 禁煙する タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、血圧を上昇させる恐れがあります。 禁煙すると脳の血管の収縮が抑えられるため、脳出血のリスクが減少します。 脳出血を発症したことがある喫煙者は、まず禁煙しましょう。 禁煙が難しい方は依存症の可能性があるので、禁煙外来などで医師の指導を受けてください。 アルコール摂取量を抑える アルコールは血圧を上昇させる作用があるので、血圧をコントロールするためにもアルコール摂取量を減らしましょう。 また、アルコールには利尿作用があります。 水分が足りなくなると脳の血流が悪くなり、血栓ができやすくなる点にも注意が必要です。 1日のアルコール摂取量は20g※までに控えましょう。 ※出典:厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」 お酒の種類 アルコール20g相当量 ビール 500ml 日本酒 180ml チューハイ 350ml ワイン 200ml 焼酎 100ml ウイスキー 60ml 女性は上記の半分が適量になるため、覚えておきましょう。 睡眠の質を高める 質の良い睡眠は、血圧の安定に重要な役割を果たします。 睡眠不足や質の悪い睡眠は血圧上昇の原因となるため、脳出血の再発予防には十分な睡眠が必要です。 理想的な睡眠時間は7〜8時間とされており、規則正しい睡眠リズムを心がけることが大切です。 就寝前はスマートフォンやテレビなどの画面を見ることを控え、リラックスできる環境を整えましょう。 寝室の温度や湿度を調整し、快適な睡眠環境を作ることも重要です。 ストレスを解消する 慢性的なストレスは、血圧上昇の大きな要因となります。 日常的にストレスを感じている状態が続くと、血管に負担がかかり脳出血のリスクが高まります。 ストレス解消法としては、深呼吸や瞑想、趣味や軽い運動が効果的です。 また、家族や友人との会話を楽しんだり、自然の中で過ごしたりすることも心の安定につながります。 ストレスを一人で抱え込まず、必要に応じて専門家のサポートを受けることも大切です。 脳出血の再発時にみられる前兆を知っておこう 脳出血の再発には、前兆となる症状が現れることがあります。 前兆となる症状を早期に認識し、適切に対処することで重篤な状態を回避できる可能性があります。 以下のような症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診してください。 突然の激しい頭痛(今まで経験したことがないような強い痛み) 普段と違う激しいめまいや立ちくらみ 視界がぼやける、一部が欠けて見える ろれつが回らない、言葉が出にくい 手足の力が急に入らなくなる 顔面の麻痺(口元が下がる、表情が作れない) 意識がもうろうとする 吐き気や嘔吐を伴う強い頭痛 とくに頭痛は片頭痛などとは違い、突然強い痛みが発生するのが特徴です。 また、普段と違う激しいめまいがあった場合は、脳出血の前兆である可能性が高いです。 これらの症状は単独で現れる場合もあれば、複数の症状が同時に起こる場合もあります。 少しでも異常を感じたら、迷わず救急車を呼ぶか、すぐに病院を受診することが大切です。 脳出血の再発に関してよくある質問 脳出血の再発に関してよくある質問を紹介します。 脳出血が再発する原因は? 脳出血を再発しやすい人は? 脳出血で退院した後に気を付けることは? 再発予防のためにも、関連する知識を身につけておきましょう。 脳出血が再発する原因は? 脳出血が再発する原因は複数ありますが、最も多いのは高血圧です。 脳の血管に継続的な負担がかかると、脳出血のリスクが高まります。 その他の原因として、処方された薬を自己判断で中止、塩分や脂質の多い食事、運動不足などの生活習慣が挙げられます。 また、年齢とともに血管の弾力性が低下することも再発リスクを高める要因の一つです。 生活習慣の改善による予防と同時に、定期的な検査で再発時の早期発見に努めましょう。 脳出血を再発しやすい人は? 脳出血の再発リスクが高い方には以下の特徴があります。 高血圧・糖尿病の人 飲酒・喫煙の習慣がある人 運動の習慣がない人 食生活が乱れている人 薬の服用を自己判断でやめてしまう人 定期的な検査を受けていない人 慢性的なストレスを抱えている人 食生活の改善は、野菜や果物・魚を中心とした食事に切り替えて塩分や脂質を控えるのが重要です。 また、運動はウォーキングを30分、週2回ほどで効果が期待できます。 ご自身の体力や体調を考えながら無理のない範囲で運動の習慣を作りましょう。 脳出血で退院した後に気を付けることは? 脳出血で退院した後は、再発予防のために以下の点に気をつけましょう。 医師から処方された薬を指示通りに服用し続けること 家庭での血圧管理を毎日行うこと 食生活や運動習慣を改善すること 定期的に検査を受けること まず、医師から処方された薬を指示通りに正しく服用することが重要です。 血圧を管理する薬や血液をサラサラにする薬は、脳出血の再発予防に欠かせません。 家庭での血圧測定を毎日行い、記録をつけて定期受診時に医師に報告しましょう。目標値は115/75mmHg未満です。 また、塩分を1日6g未満に抑え、野菜や果物を多く摂るように食生活を改善しましょう。 さらに、定期的な外来受診を継続し、CTやMRIなどの検査を定期的に受けることで早期に異常を発見できます。 体調の変化や気になる症状があれば、すぐに医療機関に相談することが大切です。 脳出血の再発予防には再生医療による治療をご検討ください 脳出血は約2人に1人が10年以内に再発する可能性があり、とくに50代以降では再発率が高まることが分かっています。 脳出血を予防するには、高い再発率を踏まえ、日頃の血圧管理や生活習慣の改善への取り組みが重要です。 血圧のコントロール、定期的な検査、処方薬の適切な服用、食生活の改善、適度な運動など、包括的な健康管理により再発リスクを大幅に下げられます。 生活習慣の他に、脳出血の再発予防には再生医療という治療選択があります。 https://youtu.be/Rc0VnfYJIvE?si=lR6tlYXJg91PbXDI 幹細胞を用いる幹細胞治療では、傷跡がほぼ残らない・拒絶反応のリスクが低いなどの特徴があります。 >>再生医療による脳卒中の症例はこちら 再生医療についての詳細や、脳出血の再発予防に関するご相談をご希望の方は、当院「リペアセルクリニック」へお気軽にお問い合わせください。
2021.08.06 -
- 脳卒中
- 再生治療
- 幹細胞治療
体には運動神経という神経があり、この運動神経が正しく働いていると手足を思うように動かすことができます。 しかし、脳出血によって運動神経に障害が起きると体に麻痺が生じます。 脳出血が頭の左側で起きると右半身麻痺の症状が生じ、右側で起きると左半身麻痺が生じます。この麻痺を改善していくためにはリハビリが重要です。 本記事では「脳出血後の右半身麻痺を回復させるためのリハビリの重要性」について詳しく解説していきます。 脳出血による右半身麻痺の早期回復を目指すための「再生医療」についても解説しています。 リハビリの重要性と治療方法を理解して、脳出血の後遺症を回復させるための参考にしてください。 脳出血による右半身麻痺は「運動障害」の一つ 脳出血後、脳の細胞がダメージを受けたことで後遺症が残ることもあり、右半身麻痺の症状は「運動障害」の一つです。 運動障害の症状の重さは、脳出血が生じた部位によって異なります。 名称 主な症状 完全麻痺 損傷した部位の運動機能が完全に失われて、感覚がなくなっている状態 不全麻痺 手足などの一部または全身が自分の意のままに動かせなくなっているが、手足の動きや感覚がわずかに残っている状態 痙縮(けいしゅく) 筋肉が過剰に緊張した状態になり、手足が動かしにくかったり、勝手に動いてしまったりする 不随意運動 手足などの一部または全身が自分の意思とは関係なく勝手に動いてしまう 運動失調 麻痺はないが、手や足などの複数の部位を強調して動かせない状態 また、脳出血後の後遺症は「運動障害」以外に触覚や痛覚が鈍くなってしまう「感覚障害」などさまざまな症状があります。 後遺症によって日常生活に影響が出ることも多いため、脳出血後の症状や適切な治療方法を知っておくことが重要です。 脳出血で半身麻痺・片麻痺が起きる原因は? 脳出血で半身麻痺・片麻痺は右脳と左脳のどちらかが障害を受けた場合に発症します。 右脳は左半身の運動機能につながっており、左脳は右半身の運動機能につながっています。 右脳に障害が起きた場合左半身に、左脳に障害が起きた場合、右半身に麻痺症状がみられますが、これは脳から身体につながる神経が延髄で反対側に交差しているためです。 脳出血による右半身麻痺の回復にはリハビリが重要 脳出血によって半身麻痺の後遺症が残ってしまった場合、早期のリハビリがとても重要です。 一般的に脳出血の発症から6ヶ月後までは、ダメージを受けた脳の神経ネットワークが再構築すると考えられており、特に最初の3ヶ月間が最も回復が著しいとされています。 6ヶ月以降もリハビリテーションによって改善が見られることはありますが、時間が経過すると回復の速度は緩やかになる傾向があります。 「回復期」と呼ばれる半身麻痺発症3~6ヶ月までの期間で、脳の機能回復をできる限り引き出すためにリハビリを積極的に行うことが重要です。 リハビリは患者本人だけでなく、家族の理解やサポートも大切なポイントです。 理学療法 脳出血のリハビリにおいて、理学療法の役割は主に、身体の基本的な動作能力を回復と維持です。さらに障害の悪化を防ぐために運動療法や、物理療法を行います。 身体の基本動作のリハビリでは、立つ、座る、歩く、寝るといった動作能力を行いますが、これらの基本動作を行う前に電気や温熱などの物理的手段を用いて、筋肉や関節のマッサージを行います。 特に急性期のリハビリテーションにおいて、重要な役割を果たすのが理学療法です。 作業療法 作業療法は日常生活において必要となる食事や洗顔・入浴などの応用的動作から、社会活動への参加、就学・就労支援による社会的適応能力の改善・維持を目的としています。 具体的には箸を持つ動作や手洗い、服を着るといった動作のリハビリテーションにより、元の日常生活に戻れる支援を行います。 特に回復期のリハビリテーションにおいて、作業療法は重要です。 言語療法 言語療法の主な目的は、話す、聴く、書く、読むといった言語力を向上させることや、安全に食事ができるような姿勢を取り戻すことです。 また、聞き取りやすい発話を行えるようにジェスチャーなどを用いて口や舌を動かすコミュニケーションや、集中力、記憶力、思考力の練習も行います。 【時期別】右半身麻痺の回復に必要なリハビリテーション内容 脳出血による右半身麻痺の回復に必要なリハビリ内容を「急性期」「回復期」「維持期」の3つの時期別に解説します。 急性期に行うリハビリ 回復期に行うリハビリ 維持期に行うリハビリ 早期に回復するためにも、それぞれの時期別に適したリハビリを行いましょう。 急性期に行うリハビリ 脳出血の発症から2〜3週間の「急性期」に行う主なリハビリは、以下の通りです。 麻痺した手足の関節をストレッチする ベッドから起き上がる 寝返りを打つ 急性期は特に危険な状態になりやすいので、安静にしている治療期間の体力低下を抑えることをリハビリの目的としています。 主に関節が硬くならないようにストレッチやベッド周辺でできるリハビリを中心に行います。 回復期に行うリハビリ 急性期から発症後6ヶ月までの「回復期」に行う主なリハビリは、以下の通りです。 自力で立つ、座るなどの「基本動作訓練」 杖や歩行器を用いた「歩行訓練」 食事やトイレなどの「日常動作訓練」 回復期のリハビリは、在宅復帰や社会復帰を目指して、さまざまな機能回復を目的としています。 主に自力で立つ、座るなどの基本的な動作や食事やトイレなどの日常生活に欠かせない動作を中心に行います。 維持期に行うリハビリ 一度症状が回復し、退院後の「維持期」に行う主なリハビリは、以下の通りです。 麻痺した側の手足を動かす、ストレッチする 散歩などの軽い運動 症状が回復した機能も何もしないでいると機能低下が進むため、機能維持のためにリハビリをする必要があります。 麻痺した側を積極的に動かすことも重要ですが、麻痺していない側も注意が必要です。 右脳と左脳でバランスを保っているため、意識せずとも麻痺してできないことを麻痺していない側の身体が補おうとして大きな負荷がかかります。 維持期のリハビリは、全身の機能維持を意識することが重要です。 脳出血による右半身麻痺には「再生医療」という選択肢もある 脳出血による右半身麻痺の後遺症には、再生医療という選択肢があります。 再生医療は、患者さま自身の幹細胞を利用する治療法の一つです。幹細胞を採取・培養したうえで体内に戻すことで、特定の疾患や症状に対するアプローチを行います。 再生医療を受けるかどうかは、治療の内容や手続きについて十分に理解したうえで判断することが大切です。 当院「リペアセルクリニック」では、脳出血の後遺症に対する治療として再生医療を提供しています。 詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。 【まとめ】脳出血による右半身麻痺の早期回復を目指すかたは再生医療をご検討ください 脳出血による右半身麻痺を回復させる方法について解説しました。 一般的に脳出血の発症から6ヶ月後までは、ダメージを受けた脳の神経ネットワークが再構築すると考えられており、症状が回復する見込みがあります。 そのため「回復期」と呼ばれる発症から6ヶ月の時期に機能回復のためのリハビリが重要です。 また、脳出血による後遺症の早期回復を目指すなら「再生医療」による脳の再生治療を検討しましょう。 以下の動画では、実際に当院リペアセルクリニックで再生医療を受け、脳梗塞の後遺症が改善された患者様の症例を紹介していますので、併せて参考にしてください。 その他の症例については、こちらもご確認ください。 脳出血による半身麻痺や後遺症は、早い段階で再生医療を行うことにより改善が期待できるため、気になる方は当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
2021.08.06 -
- 脳卒中
- 再生治療
脳出血後には、後遺症によって全身や手足のしびれに悩まされるケースがあります。 身体のしびれは日常生活にも大きな影響を及ぼすため、どの程度回復するのか気になるのではないでしょうか。 本記事では、しびれの回復期間や原因、治療法についてご紹介します。 ぜひ、最後までご覧いただき、どの治療を受けるのか検討してください。 脳出血後のしびれ(麻痺)の回復期間には個人差がある 脳出血のしびれ(麻痺)の回復期間は、後遺症の種類や重症度、リハビリの量や質、全身の状態によって個人差があります。 発症後は早期にリハビリを開始することが大切です。 しびれの回復には脳の可塑性(かそせい)が関係している 脳出血後の「しびれ」の回復に大きく関わるのが脳の可塑性です。 脳の可塑性とは、脳の損傷した細胞の代わりを正常な脳細胞が代替し、失った神経の経路に代わる新たな経路を形成したりする性質のことです。 脳の可塑性を利用して神経細胞を適切に刺激すると、脳出血の後遺症からの回復が見込まれます。 回復の効果を促進するためにも、脳出血治療後からリハビリを行うことが重要です。 脳出血後の「しびれ」について 脳出血後のしびれは日常生活にも影響を及ぼします。 適切なリハビリによってしびれや麻痺の回復が期待できる場合もあります。 しびれ(麻痺)の原因 脳出血によって、感覚を司る「視床」や思考や記憶を司る「大脳皮質」が損傷すると、感覚の伝達に障害が発生してしびれや麻痺を発症します。 体のしびれや麻痺の症状が重い場合、日常生活がままならなくなり、鬱状態を引き起こすケースもある後遺症です。 適切な治療とリハビリを行うことで改善が期待できますが、回復までに時間を要する場合があります。 しびれの種類 脳出血後の「しびれ」には、損傷した箇所によって2つの種類にわけられます。 中枢系 脳や脊髄の損傷によって生じる 感覚の鈍さや持続的な痛み 末梢系 手足の末梢神経 ピリピリ、ビリビリした感覚 それぞれのしびれには、症状に応じた治療やリハビリが必要です。 脳出血後のしびれ(麻痺)に対する治療方法 リハビリ以外にも脳出血後のしびれを緩和する方法があります。 薬物療法 薬物療法で処方される薬は主に3つあります。 鎮痛剤 しびれだけでなく痛みもある時に使用 抗うつ剤 しびれにより落ち込みが大きく生活に支障がある場合に使用 漢方薬 しびれの部位に合わせて処方される場合あり 薬物療法は痛みなどを抑えることが目的で、しびれそのものを根本的に治療することはできません。 電気神経刺激 電気神経刺激(しびれ同調TENS)は、しびれと同じ周波数・強さの電気刺激を流してしびれや感覚障害を改善させる治療法です。 効果が持続し、ほかの感覚障害の改善も見られるため、新たな治療法として期待されています。 再生医療 再生医療は、患者さま自身の細胞や組織を利用して損傷した部位を治療します。 自身の組織を用いるため、拒絶反応や副作用のリスクが少なく安全性が高いと注目されている治療方法です。 今まで死んでしまった脳細胞は戻らないとされていました。 しかし、再生医療では体の細胞が持つ再生力を利用することで、脳細胞の再生が期待できます。 効果に個人差はありますが、しびれ(後遺症)の回復やリハビリ効果を高められます。 再生医療による脳出血後の後遺症治療は、ぜひ当院へご相談ください。 脳出血後のしびれ(麻痺)に対するリハビリテーション 脳出血後の生活期のしびれに対するリハビリでは、日常動作を支援します。 脳出血後のしびれに対するリハビリは早期に始めることが重要です。リハビリが遅れると回復までに時間がかかる可能性があります。 脳出血後のリハビリの目的はADLの向上 脳出血後のリハビリの目的は機能回復だけでなく、残された能力を最大限に活用し、生活の質を向上させる目的もあります。 ADL(日常生活動作)の改善により、回復するまでの生活の負担を軽減し、長期的な後遺症にも備えます。 脳出血のしびれ(麻痺)と回復に関するQ&A 脳出血の後遺症”しびれ”に関するよくある質問を紹介します。 しびれからの回復期間や、しびれを発症した方の回復率について回答しています。 脳出血によるしびれ(麻痺)からはいつまでに回復するの? 最も機能が回復しやすい時期は発症してから3~6カ月の回復期です。 脳の可塑性を活かしたリハビリを継続するとより良い回復が期待できます。ただし、個人の症状やリハビリの内容によって回復の程度や期間が異なります。 脳出血後によるしびれ(麻痺)からの回復率は? 2022年のデータによると、自宅に戻れた人は約26%、リハビリ目的の施設へ移行した人は約68%です。 脳出血後の回復率は、症状の重さやリハビリの開始時期によって異なります。 重度のしびれは長期的なケアが必要なケースもありますが、リハビリの開始が早いほど回復率が上がります。 脳出血後のしびれ(麻痺)や言語障害の緩和には早期のリハビリが鍵 脳出血後のしびれの回復期間や治療法について紹介しました。 しびれ(麻痺)の回復期間には個人差はありますが、発症後早期のリハビリが重要です。体調や症状を鑑みながら、無理のない範囲でリハビリを行いましょう。 脳出血後のしびれ(麻痺)を緩和させたい場合、リハビリと併用して再生医療を受けるのがおすすめです。 当院(リペアセルクリニック)で提供している再生医療は厚生労働省に受理された治療方法で、しびれを含む脳卒中の後遺症の改善や再発予防にも役立ちます。 >>実際に当院の再生医療を受けた患者様の症例はこちら 再生医療を検討している方は、当院へお問い合わせください。 以下の動画では、実際に当院リペアセルクリニックで再生医療を受け、脳出血の後遺症が改善された患者様の症例を紹介しています。 https://www.youtube.com/watch?v=KNMHlQW8Ndc
2021.08.06 -
- 再生治療
「人工股関節の手術を受けたけれど、介護の仕事に戻れるのか不安」という悩みを抱える方もいらっしゃるのではないでしょうか? 介護職は立ち仕事や中腰姿勢、持ち上げ動作など、股関節に負担がかかる場面が多いため、人工股関節への置き換え後は影響があります。 本記事では、人工股関節でも介護の仕事を続けられるのか?という疑問に対して、復帰できる可能性や注意点を詳しく解説します。 「人工股関節でも介護の仕事をできるのか知りたい」という悩みを抱えている方は、ぜひご覧ください。 人工股関節でも介護の仕事はできる!【注意点あり】 人工股関節でも介護の仕事はできますが、複数の注意点があります。 日常生活における注意点 介護の仕事における注意点 日常生活と、仕事における注意点に分けて解説します。 日常における注意点 日常における注意点は、主に4つあります。 重労働や激しい運動は避ける 座るときは椅子を利用する 寝るときはベッドを使う 女性座り、とんび座りは避ける 激しい運動を行うと、人工股関節が脱臼する恐れがあります。 歯科で治療を受ける場合は、医師に人工関節であることを伝えてください。感染症予防のために、抗生物質を投与するケースがあります。 また、定期的に通院し、レントゲン検査で人工股関節の様子を確認しましょう。 介護の仕事における注意点 介護の仕事においては、以下の点に気を付けましょう。 しゃがむ、かがむ動作に気を付ける 重度の介助者の入浴介助はひとりで行わない 重い物を持つ動作に注意する 全介助を必要とする方のトイレ介助や移動介助も人工股関節に負担がかかる可能性がある 重度の介助者の介助により、人工股関節に大きな負担がかかるケースがあります。 人工股関節の平均的な耐用年数は20年とされていますが、仕事内容や体重によって前後する可能性があるため、注意が必要です。 人工股関節の手術について|介護の仕事に復帰するまでの流れ 人工股関節の手術を受けた後に、仕事に復帰するまでの期間は業種によっても異なります。 手術後の仕事復帰までの期間 早期復帰を目指すなら再生医療も選択肢のひとつ 介護職の方が仕事に復帰できるまでの期間について、詳しく解説します。 手術後の仕事復帰までの期間 座って行う仕事と立ち仕事で、復帰できる期間が異なる場合があります。 事務職 約2~4週 立ち仕事(半日) 約4~6週 立ち仕事(1日) 約6~8週 ドライバー 約2~3カ月 激しい肉体労働 約3カ月~半年 介護職は激しい肉体労働にあたり、復帰までに約3カ月~半年かかるケースがあります。 しゃがむ、かがむ動作が多いため、摩擦や人工股関節のゆるみを防ぐために、身体になじませる必要があるからです。 他にも、個人の症状などによって復帰の期間が異なるため、具体的な期間については医師に相談してください。 早期復帰を目指すなら再生医療も選択肢のひとつ 股関節を人工股関節に置き換えると、手術前とほぼ同じように生活できるようになりますが、一方でデメリットもあります。 脱臼する可能性がある 長期的なリハビリが必要 耐久年数が決まっている 感染症のリスクがある 足を深く曲げたりあぐらをかいたりすると、人工股関節が脱臼する可能性があるため注意が必要です。 また、耐久年数が約20年のため、患者さまの年齢によっては再手術の必要があります。 しかし、再生医療という治療法なら脱臼やリハビリ、感染症のリスクがありません。 再生医療は、患者さまの脂肪から採取した幹細胞を股関節に注入し、傷ついた軟骨を修復する方法です。 手術や入院を伴わず治療が完結するため、早期の仕事復帰が可能となります。 また、ご自身の細胞を活用する再生医療は、一般的な人工関節の手術と比較して、体への侵襲(しんしゅう)が少ない治療法とされています。 再生医療の治療法や症例については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひご確認ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 人工股関節でも介護の仕事を続けたい方へ 人工股関節の場合は、激しい運動を避け、女性座りなどをしないように注意しましょう。 また、人工股関節で介護の仕事をしている方は、重度の介助者の介助はひとりで行わないようにしてください。重い物を持つ際にも注意が必要です。 人工股関節にならないためには、日常生活で股関節に負担をかける動作を避けることが大切です。適度な運動やストレッチを行い、股関節を鍛えましょう。 それでも股関節に痛みがある場合は、再生医療による治療を検討してはいかがでしょうか。 股関節の治療に関してお悩みの方は、当院「リペアセルクリニック」にご相談ください。
2021.01.15







