-
- 肩
- スポーツ医療
- 再生治療
野球肩のストレッチは「痛みのない範囲でゆっくり、反動を使わず、投球後は静的にほぐす」が基本です。 痛みが強いならまず炎症を抑え、落ち着いてから可動域と筋のしなやかさを少しずつ取り戻す順番が、安全かつ改善への近道となります。 しかし「肩が重いけど練習は休めない」「ストレッチで何とかなるはず」そんな焦りに不安を感じている方も多くいらっしゃるかと思います。 そこで本記事では、今日から実践できる正しい野球肩のストレッチや、ストレッチで対応できる状態・できない状態の見分け方を詳しく紹介していきます。 正しい野球肩のストレッチのやり方 正しい野球肩のストレッチのやり方は、以下の通りです。 ゆっくり動き可動域を広げる 投球後は静的ストレッチで筋肉と関節をケア ストレッチの目的は「筋肉と関節包の緊張をゆるめ、投球で固まりやすい方向の可動域を回復させる」ことです。 痛みを伴う強い伸張や、反動をつける伸ばし方は、腱板や滑液包に負担をかけやすく、かえって回復を遅らせます。 下記では正しいストレッチについて、詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 ゆっくり動き可動域を広げる 最初は痛みのない範囲で、「左右差を埋めるイメージ」でゆっくり可動域を広げます。 肩甲骨の動きから始め、肩だけを無理に回さないのがコツです。 ポイントは「伸び感はあるが痛くはない」ラインで止めることです。 しびれや鋭い痛みが出たら中止します。 可動域は日々の積み重ねで広がるため、1回で大きく伸ばす行為は避けましょう。 投球後は静的ストレッチで筋肉と関節をケア 投球直後は心拍と体温が高く、筋が伸びやすい時間帯です。 静的ストレッチで前後・内外回しのバランスを整えると、翌日の張りが軽くなります。 静的ストレッチは可動域の維持・遅発性筋痛の軽減に役立ちます。 一方、パフォーマンス直前は静的より動的(ダイナミック)ウォームアップが適しています。 野球肩とは?ストレッチで改善できるのはどんな状態? 野球肩は投球の繰り返しで起きる「筋・腱・関節包・滑液包」のトラブルの総称です。 筋緊張や軽い可動域制限はストレッチで改善が期待できますが、はっきりした炎症・損傷はストレッチだけでは治りません。 一方、腱板炎・関節唇の損傷、強い滑液包炎などは、まず炎症を抑える医療的対応が優先です。 ストレッチの前に痛みの正体を確認することが、遠回りに見えて改善への近道となります。 「炎症」や「損傷」はストレッチで治らない肩痛のサイン 夜間痛や安静時痛・挙上時の鋭い痛み、力が入らない・抜ける感覚は、炎症や損傷のサインです。 この段階は安静+医療的評価→段階的リハビリが優先で、ストレッチを強めるほど悪化しやすくなります。 医療機関では問診・触診に加え、超音波(エコー)で腱と滑液包、X線で骨形状、MRIで軟部組織を確認します。 診断がつけば、炎症期は安静と投薬・注射、落ち着いてから理学療法という筋道が明確になります。 リペアセルクリニック大阪院の「再生医療」で根本治療を目指す 再生医療は、炎症を抑えつつ損傷組織の修復を後押しする治療です。 手術を避けたい、保存療法で停滞している、早く実戦に戻りたいそんな方の選択肢になり得ます。 リペアセルクリニック大阪院では、症状・画像・既往歴を踏まえ、一人一人に適した再生医療を提案します。 痛みの山を越え、ストレッチとトレーニングに集中できる状態を作ることが、結果として最短復帰につながります。 下記ではスポーツ医療に関する、リペアセルクリニック大阪院の症例紹介を行っているので、ぜひ参考にしてみてください。 ストレッチで改善しない野球肩は放置せず、早めの受診を ストレッチを正しく続けても痛みが引かない、夜間にうずく、力が入りにくいときは自己流を中断して受診することが重要です。 原因がはっきりすれば、回復までの道のりは短くなります。 ストレッチは大切ですが、すべてを解決する魔法ではありません。 炎症期は安静を優先し、回復期は動かして取り戻す順序を守ることが、故障をくり返さない近道です リペアセルクリニック大阪院は、再生医療とリハビリを軸に、あなたの肩に合った復帰への最短ルートを一緒に設計します。 肩関節の根本的な回復のために、一人で悩まずに、ぜひ無料カウンセリングを活用してみてください。
2025.10.31 -
- 肩
- スポーツ医療
- 再生治療
野球肩が痛いときは、投球を中止し、炎症を抑える応急処置を行うことが重要です。 無理に投げ続けると、腱や軟骨の損傷が進み、長期離脱を招くおそれがあります。 正しい初期対応と、原因に合った治療を選ぶことが、再発を防ぐ最短ルートです。 しかし「少しの痛みなら我慢できる」「大会が近いから休めない」といったお悩みを抱えている方も多くいらっしゃるかと思います。 そこで本記事では、痛みを悪化させないための応急処置や原因別の治療法を、わかりやすく解説します。 従来の治療法に加えて、近年注目されている再生医療はスポーツによる痛みの抜本治療に適しています。 再生医療は、患者さま自身の幹細胞を活用して、損傷を受けた脊髄の機能改善を目指す治療法で痛みを早期に改善できる特徴を持ちます。 症例や治療法について詳しくは、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEで紹介しているので、ぜひご登録ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 野球肩が痛いときにやってはいけないこと・今すぐできる応急処置 野球肩が痛いときにやってはいけないこと・今すぐできる応急処置は、以下の通りです。 下記では、肩が痛い場合におすすめの対応を詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 投球・筋トレの継続はNG 肩に痛みがある状態で投球や筋トレを続けると、腱板(けんばん:肩の深い筋肉群)や上腕二頭筋腱の炎症が悪化します。 痛みを我慢して投げ続けると、損傷部が修復されずに線維化(しなやかさを失うこと)を起こし、慢性的な痛みへ移行することがあります。 特に成長期の選手は、骨端線(骨の成長部分)が弱く、剥離損傷を起こす危険があります。 アイシング・サポートテーピングの正しい方法 アイシングは15〜20分を目安に1日3〜4回、テーピングは痛みの軽減と可動域制限を目的に行うのが正しい方法です。 痛みが強いときは、冷却後に鎮痛剤を使用する場合もありますが、医師の指示に従うことが原則です。 温めるのは炎症が治まってから行いましょう。。 間違ったストレッチが悪化を招く理由 痛みがあるうちは、肩を無理に回す・後ろに引くストレッチは避けるべきです。 無理なストレッチは損傷組織に負担がかかり、修復が遅れる原因となります。 リハビリ期には、理学療法士の指導のもとでストレッチを行います。 可動域を広げる動作は、炎症が落ち着いてからでも遅くないため、焦りは禁物です。 野球肩とは?痛みの正体を知ることが回復への第一歩 野球肩は、投球時の反復動作によって肩関節周囲の筋肉・腱・関節唇(かんせつしん)などが損傷するスポーツ障害の総称です。 痛みの原因を見極めることで、適切な治療を選べます。 痛みの場所・出る動作・経過時間を記録しておくと、診察時に原因を特定しやすくなります。 症状の「タイプ」がわかれば、治療やリハビリの方向性も明確になります。 原因別に見る治療の進め方|保存療法・手術・再生医療の比較 原因別に見る治療の進め方は、以下の通りです。 保存療法(安静・理学療法・注射)の特徴 手術が必要なケースとリハビリ期間の目安 再生医療という選択肢 下記では、それぞれの治療方法について詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 保存療法(安静・理学療法・注射)の特徴 野球肩の多くは、保存療法で改善が期待できます。 まずは安静とリハビリで炎症を抑え、筋力と柔軟性を回復を優先します。 痛みが落ち着いた後は、投球フォームの修正も再発防止に欠かせません。 リハビリとフォーム改善を並行することで、肘や腰など他部位への負担も減らせます。 手術が必要なケースとリハビリ期間の目安 保存療法で改善しない場合や、腱板断裂・関節唇損傷などの明確な損傷がある場合は、手術を検討します。 手術の種類 概要 リハビリ期間の目安 関節鏡手術 小さな切開で関節内部を確認・修復 約3〜6か月 腱板修復術 切れた腱を縫い合わせて再生を促す 約6〜9か月 関節唇再建 損傷部を縫合し安定性を回復 約6か月以上 手術後はリハビリが非常に重要です。 焦って投球を再開すると再断裂のリスクが上がるため、医師と理学療法士の指導のもと段階的に復帰することが求められます。 再生医療という選択肢 再生医療は、自分の血液や脂肪由来幹細胞を利用して損傷組織の修復を促す治療です。 手術を避けたい方、長引く炎症で悩む方に有効な選択肢です。 これらの治療は、炎症を抑えながら自然治癒力を高めることで、回復スピードを上げ、再発を防ぐ効果が期待されています。 副作用が少なく、入院を必要としない点もメリットです。 リペアセルクリニック大阪院では、PRP・脂肪由来幹細胞を用いた再生医療で、組織修復と再発予防を目指します。 下記ではスポーツ医療の症例紹介も行っているので、ぜひ参考にしてみてくだい。 野球肩はまず「痛みの正体を知ること」が重要 野球肩を早く治すためには、痛みを無視せず、原因を特定して段階的に治療することが最も大切です 投球を休む勇気が、最短復帰への第一歩となります。 肩の痛みを「疲労の一部」と捉えず、早期に対処することが再発を防ぐ鍵です。 リペアセルクリニック大阪院では、再生医療による根本治療と、医師・理学療法士によるリハビリを組み合わせ、競技への早期復帰をサポートしています。 肩の痛みを理由にスポーツ復帰を諦める前に、まずはメール相談・オンライン診療にてご相談ください。
2025.10.31 -
- 肘
- スポーツ医療
- 再生治療
野球肘が痛い場合は「痛みが出たら投球を中止し、炎症期は安静と冷却、落ち着いたら段階的リハビリ」を守ることが最短復帰への近道です。 無理なストレッチや早すぎる復帰は再発の原因になります。 いつまで休むか・何をして良いかを明確にし、必要に応じて再生医療も選択肢に加えることで、痛みを繰り返さない肘を目指せます。 しかし「大会が近い」「チームに迷惑をかけたくない」と思うほど、つい投げ続けてしまう方も多くいらっしゃるかと思います。 そこで本記事では、いまの痛みを悪化させない初期対応、病院での治療の流れ、そして根本回復を後押しする再生医療まで、わかりやすく解説します。 野球肘の治し方|自宅でできる応急処置と初期対応 野球肘の治し方として、投球や捕球のあとに肘が痛んだら、まずは48〜72時間の炎症コントロールが基本です。 最初にやるべきことと、やってはいけないことを整理しておきましょう。 初期の対応 痛みが出たらまず投球を中止し、冷却・安静・圧迫・挙上を徹底しましょう。 薬の自己判断は避け、早めに整形外科で評価を受けましょう。 いつ・どの動作で・どれくらい痛むかをメモしておくと診察の時に役立つので、痛みの記録もとっておきましょう。 まずは痛みゼロでの日常動作→軽い可動域運動→フォーム確認→キャッチボールへと段階的に、改善していくことが重要です。 やってはいけないこと 痛みを我慢しての投球・関節を強く押し込むストレッチ、温め直後の全力投球は悪化しやすくなるので避けましょう。 強いマッサージも初期段階では逆効果となるので、まずは腫れと痛みを引かせることを意識しましょう。 温めてすぐ全力投球も、一時的に楽になっても再発リスクが上がるため、避ける必要があります。 野球肘とは?痛みが起こる原因について解説 野球肘は、投球のくり返しで肘の内側・外側・後方(肘頭)に負担が集中して起こる障害の総称です 成長期では骨のはし(骨端線)が未完成なため、剥離(はくり)や炎症が起こりやすく、無理をすると長引くリスクも。 原因は、投球フォームの乱れ・体幹や股関節の柔軟性不足・登板過多・休養不足などが組み合わさることです。 小中高生では、成長のタイミングと練習量のバランスが重要となります。 病院で行われる治療法の流れ 診察では痛む場所と動きでタイプを見極め、必要に応じてエコー(超音波)やレントゲン、MRIで状態を確認します。 多くはまず保存療法(手術をしない治療)から始め、痛みが引いたら段階的に運動を再開します。 検査と診断 検査と診断では「どこが、どの動きで、どの程度痛むか」を丁寧に確認し、画像検査で重症の有無をチェックすることが再発予防につながります。 画像検査を行う場合は、エコーで靱帯や腱の状態を確認し、必要に応じてX線で骨・MRIで軟骨・骨内の変化を診察します。 保存療法の内容 保存療法の内容は炎症期は休む、回復期は可動域→筋力→投球動作の順で戻すことが基本です。 復帰の合図は、ノースロー48〜72時間で日常痛がない、軽い可動域運動で痛みが出ない、翌日に痛みが残らないの3条件が目安です。 焦らなければ、結果的に早く試合に戻ることが可能です。 再生医療という治療の選択肢 再生医療は、炎症を抑えつつ損傷組織の修復を後押しすることが期待できる治療です。 手術を避けたい方、保存療法で停滞している方の選択肢になります。 症例や調製法によりばらつきがあるため、医師と相談のうえ対応を検討することが重要です。 リペアセルクリニック大阪院の再生医療は、炎症期の痛みを抑え、回復期のリハビリを前へ進める治療計画をご提案します。 下記では肘関節に関する、症例紹介をしているので、ぜひ参考にしてみてください。 野球肘は痛みを我慢せず、早期に専門医の診断を受けることが最短復帰への第一歩 最短で復帰するには、「痛みが出たら休む→炎症を抑える→段階的に戻す」というシンプルな流れを崩さないことです。 痛みを抱えたままの投球は、遠回りになります。 ストレッチは大切ですが、炎症期のやり過ぎは逆効果です。 可動域は痛くない範囲で少しずつ、筋力は正しいフォームで低負荷から行いましょう。 再生医療を組み合わせれば、痛みの山を越えてリハビリに集中しやすくなります。 リペアセルクリニック大阪院では、一人一人に適した再生医療で、再発しにくい肘づくりを支援します。 肘関節の根本的な回復のために、ぜひ無料カウンセリングを活用してみてください。
2025.10.31 -
- 肘
- スポーツ医療
- 再生治療
野球肘におけるストレッチは、「痛みを我慢して伸ばす」ことが悪化の原因になるため注意が必要です。 特に、投球による炎症や筋腱損傷を抱えた状態では、間違ったストレッチが組織をさらに傷つけることがあります。 本記事では、野球肘を悪化させない安全なストレッチ方法と、ストレッチだけでは回復しない場合の治療選択肢について解説します。 安全に行う野球肘ストレッチのポイント 野球肘のストレッチで最も大切なのは、「炎症の時期を見極めて無理をしない」ことです。 炎症が強い時期にストレッチを行うと、靭帯や腱への微細損傷が広がり、回復が遅れてしまいます。 症状の進行段階に合わせて、段階的にストレッチの強度を変えることが重要です。 下記では症状の進行段階に合わせたストレッチのポイントを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。 急性期は無理に伸ばさない 結論として、痛みや腫れがある急性期にはストレッチをしてはいけません。 この時期は上腕骨内側上顆(ないそくじょうか)付近の筋肉や靱帯に炎症が起こり、組織が非常に脆い状態です。 無理に動かすと再損傷のリスクが高まります。 炎症が治まるまでは、肘関節を動かすよりも「安静+冷却+圧迫+挙上(RICE処置)」を優先します。 再発を防ぐ第一歩は、焦らないことです。 急性期に無理なストレッチを行うと、骨端線損傷(こったんせんそんしょう)や靱帯断裂など、重症化する例もあります。 亜急性期は軽いストレッチを行う 急性期を過ぎて痛みや腫れが落ち着いた、亜急性期(2〜4週)では軽いストレッチを再開できます。 ただし「気持ちいい程度」で止めるのが原則です。 肘の柔軟性を少しずつ取り戻すためには、周囲筋(前腕屈筋群・伸筋群)のストレッチを中心に行います。 ストレッチの際は、「痛みが出る一歩手前」で止めることが大切です。 可動域を広げる目的で勢いをつけたり、長時間続けたりすると、治りかけの腱に再び炎症が起きる場合があります。 特に成長期の選手は骨端線が閉じていないため、慎重に進めましょう。 危険なストレッチの例 野球肘の改善目的で行われがちなストレッチの中には、実際には症状を悪化させるものもあります。 特に、肘の過伸展や強制的な回内・回外運動は靭帯や骨を痛める原因になります。 一見「柔軟性を高める」ように見えるこれらの動作は、実際には損傷部位に負担をかけます。 ストレッチは筋肉に対して行うものであり、関節や靭帯を無理に動かすものではないことを理解しましょう。 痛みを感じる動作を繰り返す場合、軽度の炎症が慢性化し、最終的には投球障害へ発展することもあります。 ストレッチで改善しない場合のサインと治療の選択肢 ストレッチを数週間続けても改善しない場合、単なる筋緊張ではなく腱・軟骨・骨端への損傷が関与している可能性があります。 そのまま放置すると変形性肘関節症などの慢性障害に移行するため、早期の診断が重要です。 下記では受診の必要な症状について詳しく解説しているので、治療の選択肢を把握するためにもぜひ参考にしてみてください。 要受診のサイン 結論として、次のような症状がある場合は自己判断でストレッチを続けず整形外科を受診しましょう。 これらの症状が続く場合、靱帯損傷や剥離骨折、軟骨障害などが潜んでいることがあります。 早期にMRIや超音波検査を受けることで、再発や重症化を防ぐことができます。 治療の選択肢 野球肘の治療には、保存療法・注射・再生医療など複数の選択肢があります。 症状の程度や競技レベルに応じて、段階的に治療を組み合わせることが推奨されます。 治療法 概要 期待できる効果 保存療法 安静・冷却・ストレッチ制限・リハビリ 炎症軽減、痛みの抑制 注射治療 ヒアルロン酸やステロイドの局所注射 短期的な疼痛緩和 再生医療 自分の血液や幹細胞を利用して修復を促進 組織の再生、再発予防 特に再生医療は、損傷した腱や靭帯の修復を促すことが報告されており、手術に抵抗のある方にも有効な選択肢となります。 リペアセルクリニック大阪院の再生医療で、肘の根本回復を目指す リペアセルクリニック大阪院では、野球肘のような投球障害に対して、脂肪由来幹細胞(ADRCs)やPRP(多血小板血漿)を用いた再生医療を行っています。 自分自身の細胞を利用して炎症を鎮め、損傷した組織の修復を促すため、副作用リスクが少なく安全性が高いのが特徴です。 スポーツ選手のように肘を酷使する方にとって、再生医療は「早く・安全に回復したい」という要望に応える新しい選択肢です。 炎症の抑制と組織再生を同時に進めることで、再発しにくい肘を目指せます。 以下では、肘関節に関するリペアセルクリニック大阪院の症例紹介を行っているので、ぜひ参考にしてみてください。 野球肘はストレッチだけに頼らず、根本的なケアが重要 野球肘の回復には、ストレッチだけでなく、炎症のコントロールと組織修復の両立が不可欠です。 急性期は安静を守り、亜急性期以降は軽いストレッチで柔軟性を戻ことを意識しましょう。 さらに、再生医療などの治療を取り入れることで、痛みを抑えながら根本改善を図ることができます。 痛みを我慢してストレッチを続けることは、治療を遠ざける原因になりかねません。 専門医の診断と正しいケアで、肘の機能を取り戻しましょう。 リペアセルクリニック大阪院では丁寧なカウンセリングを行い、一人一人の症状に合わせた、治療が可能です。 スポーツ復帰を目指す方に、最適な治療プランをご提案し、回復まで寄り添います。 肘関節の根本的な回復のために、ぜひ無料カウンセリングを活用してみてください。
2025.10.31 -
- 肩
- 再生治療
肩関節周囲炎になってしまい「どれくらいで治るの?」と不安に思う方も多くいらっしゃるかと思います。 肩関節周囲炎(五十肩)は、一般に6か月〜1年半で改善が見込まれます。 段階(炎症期→拘縮期→回復期)に応じた治療・リハビリを適切に行うと、回復の加速が期待できます。 自然経過でも改善しますが、適切な時期に痛みのコントロール・運動療法・注射などを組み合わせることで、日常復帰の時期を早められる可能性があります。 本記事では、治るまでの期間の目安、段階別の過ごし方、期間短縮につながる治療選択、そして再生医療という選択肢まで、分かりやすく解説します。 症状の段階ごとに見る「治るまでの期間の目安」 症状の段階ごとに見る「治るまでの期間の目安」は、以下の通りです。 痛みの強い時期(炎症期:1〜3か月) 動かしにくい時期(拘縮期:3〜9か月) 回復期(解凍期:9か月〜1年半) 肩関節周囲炎は、多くの場合で炎症期→拘縮期→回復期と推移します。 同じ「五十肩」でも、糖尿病などの基礎疾患の有無、痛みへの感受性、仕事や家事の負荷、睡眠の質などによって経過は変わります。 各期の目的(炎症を鎮める/硬さをならす/機能を戻す)を明確にして取り組むことが、改善の近道となります。 痛みの強い時期(炎症期:1〜3か月) 炎症期は夜間痛と鋭い運動時痛が目立ちます。 関節包(肩関節を包む膜)や腱板周囲の炎症が主体で、寝返り・着替え・洗髪など日常動作がつらくなります。 まずは痛みのコントロールを最優先にし、鎮痛薬、温熱・物理療法、必要に応じステロイド注射で痛みの山を短期間で越える方針が現実的です。 過負荷は再燃の原因になるため、可動域訓練は許容痛(我慢できる弱い痛み)を目安にきわめて軽く開始します。 動かしにくい時期(拘縮期:3〜9か月) 炎症が落ち着くと、痛みは軽減する一方で可動域の硬さが問題になってきます。 関節包の収縮や癒着が関与し、「腕が上がらない/背中に手が回らない」などの機能制限を自覚します。 ここでは積極的な理学療法が主役です。 温熱や電気で血流を促しつつ、壁を使う指這い運動・棒体操・タオル肩回しなどを段階的に行いましょう。 痛みが強くぶり返す負荷は避け、少しずつ、でも毎日続けることが改善速度を左右します。 回復期(解凍期:9か月〜1年半) 回復期は痛みの軽減と可動域の回復が並行して進みます。 ここからは柔軟性の維持に加えて、低負荷トレーニングで筋力・協調性を戻す段階です。 ゴムチューブを使ったトレーニングや、軽量ダンベルでの運動などで、段階的な回復を意識します。 スポーツ復帰を目的とする場合は、無理をせず段階的に行いましょう。 反復後の筋肉痛などは許容範囲ですが、鋭い痛みや夜間痛の再発は中断サインです。 肩関節周囲炎とは? 肩関節周囲炎は、40〜60代に多い肩関節周囲組織の炎症・硬化により、痛みと可動域制限を来す疾患の総称です。 関節包、腱板、靭帯、滑液包などが関与し、発症誘因として加齢変性、使い過ぎ・使わなさ過ぎ、代謝性疾患(例:糖尿病)などが挙げられます。 自然経過で改善する例もありますが、適切なタイミングでの疼痛管理と運動療法を組み合わせることで、進行を抑え、日常生活への復帰を早められる可能性があります。 治療を行うとどれくらい期間を短縮できる? 治療を行った場合の、短縮期間は以下の通りです。 治療法 期間のイメージ ポイント 保存療法(安静・湿布・内服) 12〜18か月 自然経過寄り。痛みの谷を待つ方針。 理学療法(温熱・可動域・筋力) 6〜12か月 拘縮予防と機能回復の中核。 注射治療(ヒアルロン酸/ステロイド) 3〜6か月 炎症期の疼痛軽減→訓練移行を促進。 再生医療(PRP・幹細胞など) 2〜4か月目安 組織修復と抗炎症が期待。適応は診察で判断。 標準的な保存療法のみでは、自然経過(12〜18か月)の範囲に収まることが多い傾向があります。 痛みの強い時期に注射や物理療法を併用し、拘縮期から系統的な運動療法へ切り替えると、改善までの体感期間が半分前後まで短くなるケースもみられます。 重要なのは、段階に合った治療をタイムリーに行うことです。 再生医療による“回復期間の短縮”という選択肢 再生医療は、患者自身の血液由来成分(PRP:多血小板血漿)や幹細胞等を用いて、炎症の沈静化と組織修復を同時にねらうアプローチです。 手術に依らず、注射や局所投与を中心に行えるため、ダウンタイムが比較的短い点が利点です。 疼痛軽減によりリハビリへの移行・継続がしやすくなることで、機能回復のスピードアップが期待できます。 リペアセルクリニック大阪院では、症状や画像所見、既往歴を総合的に評価し、一人一人の症例に合った治療方法を提案します。 「早く治したいけれど、無理はしたくない」という方にこそ、再生医療が検討候補になります。 以下にリペアセルクリニックの症例を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 肩関節周囲炎を最短で改善するためには、自分に合った治療方法が重要 肩関節周囲炎の治療は、段階的に行うことが改善への近道となります。 炎症期は鎮痛と睡眠確保、拘縮期は毎日の低〜中強度ストレッチ、回復期は筋力の回復を心がけましょう。 どの段階でも、鋭い痛み=中止のサインを守ることが安全かつ効率的な回復につながります。 長引く場合は器質的損傷(腱板断裂など)の精査が必要になることもあるため、専門医に相談しましょう。 リペアセルクリニック大阪院では、一人一人に合わせた完全オーダーメイドの再生医療で、痛みを軽減し回復を早めることが可能です。 痛みを抑え、動かせる肩へ段階に沿った治療計画をご提案するので、ぜひお気軽に無料カウンセリングを活用してみてください。
2025.10.31 -
- 肩
- 再生治療
肩関節周囲炎を治療しても、「痛みが治まらない」とお悩みではありませんか? 肩の可動域も制限されるため、肩関節周囲炎は生活の質(QOL)を大きく引き下げます。 ネット上の動画を参考にリハビリを実践する際は、症状の進行段階とマッチしているかどうかが重要です。 患部へのアプローチを間違えると、痛みが長期化する恐れも。 本記事では、肩関節周囲炎の進行段階に応じたリハビリや、適切な治療方法をわかりやすく解説します。 手術が必要といわれた場合は、切らない治療方法の「再生医療」も参考にしてみてください。 肩関節周囲炎の進行段階とリハビリの基本方針 肩関節周囲炎には以下の進行段階や、リハビリの基本方針があります。 炎症期は安静や冷却が優先されるため、無理なリハビリには注意しましょう。 ここからは、進行段階ごとの症状や、効果的なリハビリを解説します。 炎症期(発症〜2ヶ月)|痛みを抑える時期 肩関節周囲炎の炎症期は痛みが強くなり、夜間痛で安眠できない場合があります。 動かすと鋭い痛みを感じる場合は、「安静+冷却」がリハビリの基本方針です。 具体的には肩を無理に動かさず、冷湿布などで炎症を抑えます。 痛みの緩和も必要となるため、炎症期は以下のリハビリを実践してみましょう。 炎症期のリハビリ 手順 軽い振り子運動(ペンデュラムエクササイズ) 1.机や椅子に片手をつき、身体を前に倒す 2.痛いほうの腕をダランと垂らし、半円を描きながら振り子のように振る 可動域を広げようとして無理に動かすと、肩関節周囲炎の悪化を招くので要注意です。 負担が大きいストレッチや、入浴後の過剰運動も避けておきましょう。 凍結期(2〜6ヶ月)|可動域を少しずつ広げる時期 肩関節周囲炎が凍結期になると、肩の痛みは軽減しますが、動かしにくい状態です。 凍結期は軽いストレッチをリハビリ方針とし、以下のように前方挙上・外旋・内旋などの運動を行います。 凍結期のリハビリ 手順 前方挙上 1.仰向けになって両腕を体の前に伸ばす 2.ゆっくりと呼吸しながら、両腕を頭の位置まで上げて10秒キープ 3.休憩を挟んで1日3~4回程度行う 外旋 1.痛む腕を身体の横に伸ばし、肘を90度に曲げる 2.上体と肘を動かさず、前腕を外側に向けてゆっくりと回す(繰り返し10回程度) 3.ここまでの動作を1日3~4回程度行う 内旋 1.立ったまま両手を背中に回す 2.腰の位置で手をつかみ、肩が痛くないほうの手で痛む手を持ち上げる 3.痛みを感じる位置で10秒間キープし、手を元の位置に戻す 4.少し休んだら2~3の動作を繰り返す(1日10セット) 肩甲骨可動運動 1.両肩をすくめるように、上に引き上げる 2.肩をすくめた状態で5秒程度キープ 3.力を抜いて肩を下す 4.ここまでの動作を1日に複数回行う ストレッチで肩を動かす際は、「痛みを感じる位置まで」を限度にしましょう。 肩まで浸かる入浴など、温熱療法もおすすめです。 解凍期(6ヶ月〜)|可動域改善・筋力回復の時期 肩関節周囲炎が解凍期に入ると、肩の痛みがやわらぎ、動かしやすくなります。 ただし、肩の運動量が減っているため、以下のエクササイズで肩甲骨や胸椎を動かしましょう。 解凍期のリハビリ 手順 肩甲骨回し 1.椅子に座って両手を肩に置く 2.肩甲骨の動きを意識しながら、肘を前後に10回ずつ回す(1日3セット程度) 肩甲骨はがし 1.腕を背中に回し、手の甲を腰に当てる 2.手首または肘を反対側の手でつかむ 3.つかんだ手を背骨の方向にゆっくりと引っ張り、10秒ほどキープ(1日3セット程度) 胸椎回旋 1.四つ這いになり、片方の手を頭の後ろに当てる 2.息を吐きながら肘を天井に向かって上げ、上半身をゆっくりとひねる 3.息を吸いながら、四つ這いの姿勢に戻す 4.ここまでの動作を10回程度繰り返す チューブトレーニング 1.両手でチューブを持ち、肩幅よりも少し広げて腕を前に伸ばす 2.胸を張り、腕を広げてチューブを左右に伸ばす 3.ゆっくりと元に戻す 4.ここまでの動作を10回程度繰り返す 猫背などの姿勢を改善し、一定の筋力を維持できれば、肩関節周囲炎の再発防止も可能です。 肩関節周囲炎とは?知っておきたい原因と症状 肩関節周囲炎とは、加齢や血流低下などを原因とした、関節包・腱板の炎症や拘縮です。 一般的には五十肩と呼ばれており、主な症状は肩の痛みや可動域制限、夜間痛です。 また、症状は「痛み(夜間痛)」「動かせない」「徐々に改善」の順に進行するため、自然治癒の可能性もあります。 ただし、自然治癒には個人差の影響があり、1年以上痛みに悩んでいる方もいらっしゃいます。 肩関節周囲炎の放置は痛みの慢性化につながり、可動域が狭くなる恐れも。 痛みが長期化したら、病期に応じたリハビリを実践してみましょう。 やってはいけないリハビリ・注意点 肩関節周囲炎になった場合、やってはいけないリハビリや注意点があります。 痛みなどの症状が改善されない方は、以下の状況になっていないかチェックしてみましょう。 炎症期のストレッチは痛みを緩和できますが、強すぎる動作は症状の悪化につながります。 自己流のリハビリは効果的なアプローチにならず、回復の長期化を招く恐れがあるので注意しましょう。 肩関節周囲炎の治療方法 肩関節周囲炎のリハビリに効果がなければ、以下の治療方法を検討する必要があります。 肩関節周囲炎の治療方法 治療内容 薬物療法・注射療法 ・非ステロイド性抗炎症薬などの飲み薬や、患部への湿布で痛みを緩和する ・ステロイドやヒアルロン酸を注射し、痛みの緩和や関節の動きの滑らかさを確保する 運動療法・理学療法 ・ストレッチや軽い運動で、痛みの緩和と可動域改善を目指す ・冷却療法や温熱療法で痛みをやわらげる 補助療法・物理療法 ・筋力トレーニングで可動域改善や再発防止を目指す ・超音波療法などで痛みを緩和する 薬物療法や注射療法を検討する際は、感染症や副作用のリスクを理解しておきましょう。 その他の治療方法も痛みの緩和には効果的ですが、肩関節周囲炎の再発を防げない可能性があります。 肩関節周囲炎の根本治療を目指したい方は、以下の「再生医療」も選択肢に入れてみましょう。 新しい選択肢「再生医療」で根本改善を目指す 再生医療とは、幹細胞の働きにより、肩関節周囲炎などの自然治癒を目指す治療方法です。 治療には以下の2パターンがあり、自分の幹細胞や血液を活用します。 再生医療はダメージを負った部位を修復できるので、肩関節周囲炎の根本治療を目指せます。 治療は通院のみとなるため、手術や入院は必要ありません。 自分に合った治療方法かどうか確認したい方は、ぜひリペアセルクリニック大阪院にご相談ください。 リペアセルクリニック大阪院は再生医療を専門としており、肩関節などの治療に成果を上げています。 肩関節周囲炎のリハビリは段階を見ながら自分に合った方法で進めることが重要 肩関節周囲炎は「炎症期・凍結期・回復期」の段階があるため、病期に応じたリハビリが必要です。 正しいリハビリを継続すると、徐々に痛みが減り、肩の可動域も広くなります。 リハビリを続けているのに効果がないときや、肩関節周囲炎の再発に不安がある場合は、再生医療も検討してみましょう。 リペアセルクリニック大阪院では、医学的根拠に基づいた再生医療を行い、諦めていた「痛み」を「希望」に変える治療を提供しています。
2025.10.31 -
- 再生治療
- その他
MRI検査を受けた後「結果はいつ分かるんだろう」と不安に思った経験がある方も、多くいらっしゃるかと思います。 特に腰や膝の痛みが続いていると、結果次第で今後の治療方針が変わる可能性があるだけに、不安も大きいものです。 実際、MRIの結果が出るまでの時間は病院の体制や担当医のスケジュールによって異なりますが、おおよその目安を知っておくと心の準備ができます。 この記事では、結果が出るまでの一般的な流れと、待っている間にできる過ごし方のヒントを解説します。 MRI検査の結果が出るまでの一般的な期間 MRI検査の結果が出るまでの一般的な期間は、多くの場合は以下の2パターンです。 なぜこのような差が生まれるのか、解説していきます。 最短で当日~平均2~3営業日 MRIの検査は最短では当日で平均2〜3営業日以内には結果が出るケースがほとんどです。 具体的には、以下のような違いがあります。 当日説明あり:主治医が同日に外来担当している場合 翌日~3日以内:外注読影や造影検査が含まれる場合 クリニックだったり、主治医がその日外来を担当していたりすれば、撮影後すぐに画像を確認できるため当日の説明が可能です。 一方で、数日後に説明されるケースもあります。 それは、画像の読影を専門の放射線科医に外注しているケースや、造影剤を使用した検査で追加評価が必要な場合などです。 その場合は数日の時間がかかるため、事前に確認してください。 検査内容や施設によって1〜2週間ほどかかる場合も 例外として、検査内容や施設によっては検査結果が出るまで1〜2週間かかるケースもあります。 具体的には、以下のようなケースです。 混雑時 外部検査センター利用時 過去検査との比較が必要な場合 このようなケースでは、解析や報告書作成に時間がかかるため検査結果が出るまで時間がかかります。 結果が早い・遅いを分ける主な要因 MRIの検査結果が早い・遅いを分ける主な要因は、以下のとおりです。 MRIの検査結果が早い・遅いを分ける主な要因 造影検査の有無 造影検査では画像解析に加え、造影効果の評価や副作用チェックが必要です。そのため、読影・報告まで時間を要することがあります。 読影体制(常勤医か外注か) 院内で読影できる場合は即日報告が可能です。一方で外注の場合はデータ送付・読影・報告書返送に数日かかります。 主治医の診察スケジュール 主治医が外来担当で検査日に結果説明できる場合は当日説明が可能です。しかし、診察日が限られていると結果が揃っていても説明が次回外来日まで持ち越されることがあります。 このような理由で、MRI結果の説明が早かったり遅かったりします。 MRIの結果を早く知るための3つのポイント MRIの結果を早く知るためのポイントは以下の3つです。 MRI結果を早く知りたい方には重要な知識なので、最後までチェックしてください。 予約時に「当日説明可能か」を確認する 最初に、予約時に「当日説明が可能か」を確認することが大切です。 主治医が検査当日に外来を担当している場合、その日のうちに画像を確認して説明してもらえる可能性があります。 そのため、事前に受付や予約時に相談しておくとスムーズです。 画像CDを当日受け取る 可能であれば、MRI検査の画像CDを当日受け取るようにしておきましょう。 画像CDがあれば、セカンドオピニオンや再診時にすぐ活用できるためです。 MRI画像を撮影した医療機関では後日になっても、セカンドオピニオンを受ける病院ではすぐ検査結果を説明してもらえるかもしれません。 そのため、もしセカンドオピニオンを受ける意思があるならば画像CDがあれば便利です。 患者ポータルやオンライン結果通知を活用 患者ポータルサイトやオンライン結果通知システムを導入している病院もあります。 これは医師がMRI検査結果を確認した後、患者がスマートフォンやパソコンで結果を閲覧できるサービスです。 外来を待たずに結果を把握できるため、忙しい方には特に便利な方法といえます。 結果を待つ間に痛みの原因を根本から治す準備を行うことが重要 MRIの結果を待つ時間は、痛みの原因を根本から治す準備を行なってください。 この期間にしっかり準備できていれば、結果が出たときにすぐに適切な治療や行動に移せるためです。 具体的には、検査結果次第での治療方法の基本を調べて理解しておきましょう。 治療方法の基本がわかっていれば、適切な医療機関への受診がスムーズで速やかに治療を開始できる可能性が高くなります。 また、治療方法に合わせて事前に治療を受けやすい医療機関を調べておくことも重要です。 MRIの結果が出てすぐ行動に移せるように、しっかり準備してください。 MRIで判明した組織の損傷や軟骨のすり減りの治療方法を紹介 MRIでは膝の半月板や軟骨の損傷が判明しますが、場合によっては治らないと言われることがあります。 これらの組織の特徴は血流が乏しいことで、そのために組織の修復が難しいと考えられてきました。 しかし、近年では「再生医療」によって修復が難しい組織でも治る事例が増えています。 実際に、当院リペアセルクリニック大阪院でも、治らないとされていた関節軟骨の症状緩和に成功した症例を経験しました。 以下のページにて症例を紹介していますので、よろしければご覧ください。 MRIの結果は検査内容・部位:検査する部位や目的によって異なる MRI検査の結果が出るまでの時間について解説しました。 ポイントは以下のとおりです。 MRI検査の結果は多くは当日〜2・3営業日で説明があります。 しかし、担当医が不在だったり検査内容が複雑だったりすると時間がかかる可能性も。 そのため、早く検査結果を聞きたい場合には、予約を取る時に担当医と時間を合わせるなどの工夫が必要です。 検査結果を早く聞くための工夫はこの記事で紹介していますので、ぜひこの記事を読み返して事前に準備をしてください。 なお、当院リペアセルクリニック大阪院ではMRI検査で損傷が判明した組織の「再生医療」が可能です。 半月板をはじめとした修復が難しい組織にも有効な可能性がある治療で、手術をせずに治したい場合の選択肢になります。 興味がある方は以下のリンクから確認ができますので、お気軽にお問い合わせください。
2025.10.20 -
- アキレス腱
- 再生治療
- その他
スポーツの際に脚をひねってしまい、「歩けるけど膝がグラグラする」など、違和感が残っていませんか? 膝が抜けるような感覚があると、軽度の前十字靭帯損傷(ACL損傷)が疑われます。 軽度の前十字靭帯損傷は痛みなどの症状を感じない場合もありますが、放置すると軟骨損傷や半月板損傷を引き起こす恐れも。 重症化すると歩行困難のリスクが高まるので、前十字靭帯損傷は早めに治療しておきましょう。 本記事では、前十字靭帯損傷が軽度かどうかのチェック方法や、応急処置のポイントなどをわかりやすく解説します。 医師から手術を勧められた方は、切らずに自然治癒を目指せる「再生医療」も参考にしてみてください。 前十字靭帯損傷の軽度症状をチェック 前十字靭帯損傷が疑われる場合は、以下を参考に軽度症状をチェックしてみましょう。 患部の損傷レベルがわかると、応急処置を誤ってしまうリスクが低くなり、治療が必要かどうかも判断できます。 ここからは、軽度の前十字靭帯損傷にみられる特徴や、中等度や重度との違いを詳しく解説します。 軽度損傷に多い症状の特徴 軽度の前十字靭帯損傷になった場合、主に以下のような症状があらわれます。 前十字靭帯損傷の受傷直後は痛みが軽く、翌日以降に膝が腫れる場合もあります。 しかし、靭帯にはあまり血管が通っておらず、修復に必要な栄養が届きにくいため、自然修復はあまり期待できません。 膝の状態がいつもと違い、軽い痛みや抜けるような感覚があるときは、まず整形外科などの診察を受けましょう。 軽度の段階で適切な治療を受けておけば、前十字靭帯損傷の悪化を防止できます。 軽度と中等度・重度の違い 前十字靭帯損傷の症状には1度~3度までのグレードがあり、それぞれ以下のような特徴があらわれます。 前十字靭帯損傷のグレード 特徴 1度(軽度) ・膝関節が不安定になり、力が入りにくい ・膝が抜ける、ずれる、グラグラするなどの感覚がある 2度(中等度) ・膝を動かすと強い痛みを感じる ・歩行中に膝が外れるような感覚を覚える ・膝の曲げ伸ばしができない ・内出血で膝関節が大きく腫れる 3度(重度) ・痛みや腫れが強くなり、歩行が困難 ・膝に力が入らないため、体重をかけられない ・安静時にも強い痛みを感じる 軽度の前十字靭帯損傷は痛みを感じない場合があるので、膝の違和感を一時的なものと考え、治療をしない方もいらっしゃいます。 しかし、症状悪化のサインを見逃すと、前十字靭帯損傷が中等度や重度に進行し、日常生活に支障をきたす恐れも。 症状によっては正座や歩行が難しくなるため、軽度の前十字靭帯損傷でも早めの治療が必要です。 膝に力が入らなくなると、自宅や駅の階段で転んでしまい、大きな怪我を負う可能性もあります。 歩けるからといって油断は禁物|「軽度損傷」にも見られる前十字靭帯の異変 前十字靭帯(ACL)は大腿骨と脛骨をつなぎ、膝の安定性を保つ機能があります。 しかし、ジャンプ後の着地や急な方向転換など、膝に負担がかかると靭帯が伸びたり、部分的に裂けたりします。 軽度損傷(グレード1~2)は断裂がなく、靭帯が伸びて不安定になる状態ですが、歩けるからといって油断は禁物です。 歩行が可能でも軽度とは限らず、膝内部では微小な損傷が進行しているケースも考えられます。 受傷時に「ブチッ」という断裂音が聞こえた場合や、痛みが徐々に強くなるようであれば、治療が必要な状態です。 軽度の前十字靭帯損傷を放置すると、変形性膝関節症などのリスクが高まるので注意しましょう。 受診すべき症状と応急処置のポイント 前十字靭帯損傷を受傷した場合、一般的には48時間以内に腫れが強くなります。 腫れや痛みが強くなり、膝が抜けるような不安定感があれば、早めに整形外科の診察を受けましょう。 受傷直後でも膝が大きく腫れる場合は、以下のRICE処置(Rest・Ice・Compression・Elevation)で症状を緩和できます。 RICE処置の種類 処置内容 Rest(安静) 膝を無理に動かさず、安静にして症状の悪化を防止する Ice(冷却) 氷や保冷材で膝を20分程度冷やし、感覚がなくなったら外す Compression(圧迫) 膝に包帯やテープを軽く巻いて圧迫し、腫れや内出血を抑える Elevation(挙上) 膝を心臓よりも高い位置に保ち、血流のコントロールで内出血を抑える 患部の冷やし過ぎは凍傷のリスクがあるので、20分程度を目安に保冷材などを外し、痛みが再発したらもう一度冷却します。 挙上の際には仰向けになり、膝の下にクッションや枕などを当てておきましょう。 RICE処置は受傷から48〜72時間以内に行いますが、あくまでも応急処置に過ぎないため、前十字靭帯の自然回復はあまり期待できません。 3日目(72時間後)になっても腫れが収まらない場合は、速やかな治療が必要です。 前十字靭帯損傷の治療方法 前十字靭帯損傷となった場合、治療方法には以下の種類があります。 前十字靭帯損傷の治療方法 治療内容 保存療法 ・サポーターなどを装着し、筋力や関節の可動域を改善させる治療方法 ・医師の指導のもと、ストレッチなどのリハビリテーションも並行する 手術療法 ・自分の腱(ハムストリング腱など)を移植し、損傷した前十字靭帯を再建させる治療方法 ・術後は2週間~1カ月程度の入院が必要 保存療法は軽度の前十字靭帯損傷に効果があり、患部を切開しないので、体に大きな負担がかかりません。 ただし、膝の不安定感が残りやすいため、ハードなスポーツには復帰できない可能性があります。 手術療法は前十字靭帯の完全回復を目指せますが、術後の入院期間が長く、スポーツ復帰の際には6カ月~1年程度のリハビリ期間も必要です。 体に負担をかけず、前十字靭帯の機能を取り戻したい方は、次に解説する「再生医療」も検討してみましょう。 手術だけではない選択肢|再生医療による自然治癒サポートを紹介 再生医療とは、前十字靭帯などの自然治癒を目指す治療方法です。 具体的には、自分の脂肪から幹細胞を抽出し、体外培養して患部に注射するため、手術や入院は必要ありません。 幹細胞には欠損した部位を修復する働きがあり、腰や股関節などの治療にも活用できます。 また、自分の幹細胞を活用すると、アレルギー反応のリスクを低減できるので、安全性の高さも大きな特徴です。 手術に抵抗があり、長期入院も難しい方や、軟骨や靭帯の機能回復を目指したい方は、再生医療で解決できる可能性があります。 再生医療が自分に向いているかどうか、詳しく知りたい方は「リペアセルクリニック大阪院」にご相談ください。 リペアセルクリニック大阪院では、自己幹細胞を活用した再生医療を提供し、前十字靭帯損傷や半月板損傷の治療に成果を上げています。 治療は医師の診断に基づき、症状や生活スタイルに合わせた個別プランを実施するため、仕事や家事への影響も最小限です。 前十字靭帯損傷は軽度でもしっかり「治す」意識が大切 前十字靭帯損傷になった場合は、症状が軽度でも放置せず、RICE処置を実践してみましょう。 早めに患部をケアすると、前十字靭帯損傷の重症化を防止できます。 ただし、RICE処置は痛みや腫れの緩和を目的とするため、基本的に前十字靭帯の修復は困難です。 「今の症状が軽いから」と油断し、膝の不安定感を放置すると、変形性膝関節症などを引き起こす恐れがあります。 手術や入院を避けつつ、前十字靭帯損傷の根本治療を目指したい方は、「リペアセルクリニック大阪院」にご相談ください。 リペアセルクリニック大阪院は再生医療を専門としており、無料相談も受け付けています。 まずは専門医に相談し、治療方法の選択肢を広げておくとよいでしょう。
2025.10.20 -
- 手
- 再生治療
手根管症候群は、指のしびれや痛み、特に夜間の激しい症状によって日常生活に大きな影響を及ぼします。 そのつらい症状を悪化させないためには、「やってはいけない事」を正しく理解し、日常生活から手首への負担を減らすことが何よりも重要です。 この記事では、手根管症候群の症状を進行させてしまう「やってはいけない事」一覧と、それを防ぐための正しいセルフケア方法を詳しく解説します。 さらに、セルフケアで改善しない場合に検討すべき、手術に頼らない再生医療という新しい治療の選択肢についても紹介しています。 手根管症候群を根本から改善し、再発を防ぐための正しい知識と対処法を知り、快適な生活を取り戻しましょう。 手根管症候群で「やってはいけない事」一覧 手根管症候群でやってはいけない事は、以下の通りです。 手首を深く曲げたままの長時間作業 強く握る・重い物を持つ動作を繰り返す 寝るときに手首を曲げる姿勢 長時間スマホやパソコンを続ける 痛みを我慢して作業を続ける 上記を繰り返すことで症状が悪化し、日常生活に支障をきたす可能性もあります。 手首を深く曲げたままの長時間作業 手根管症候群の症状がある場合、手首を深く曲げた状態での長時間の作業は避けましょう。 手首を曲げた状態が長く続くと、手根管内の正中神経への圧迫が強まり、しびれや痛みが悪化する原因となります。 特に、キーボード操作や細かい手作業などで手首が極端に曲がってしまう姿勢に注意が必要です。 作業中は手首をできるだけまっすぐな状態に保ち、適度に休憩を取り、ストレッチを行いましょう。 無理な姿勢を避け、手首への負担を軽減する工夫をしてください。 強く握る・重い物を持つ動作を繰り返す 物を強く握り続けたり、重い物を繰り返し持ち上げたりする動作は、手根管内の圧力を高め、症状を悪化させる一因となります。 こうした動作は、手や手首周りの筋肉に過度な緊張を生じさせ、正中神経への刺激を強めてしまいます。 買い物袋や工具などを長時間強く握る必要がある場合は、可能な限り力を抜いて作業するか、補助具の使用を検討してください。 また重い物を運ぶ際は、腕全体を使うように意識し、手首への集中した負担を減らすように心がけましょう。 寝るときに手首を曲げる姿勢 就寝中に手首を極端に曲げたまま寝てしまう姿勢は、手根管症候群の夜間の症状、特につらい「しびれ」や「痛み」を引き起こす大きな要因です。 寝ている間は意識的に姿勢をコントロールできないため、手首が曲がった状態で長時間固定され、神経への圧迫が強くなります。 これを防ぐためには、手首をまっすぐな状態に保つための装具(サポーターやスプリント)を装着して就寝することが非常に有効です。 また横向きで寝る際に、手首が枕の下などに入り込まないように注意しましょう。 長時間スマホやパソコンを続ける 長時間にわたってスマートフォンやパソコンの操作を続けることは、手根管症候群の症状を悪化させる可能性が高いです。 特にスマホ操作では、指や手首に負担のかかる姿勢になりやすく、またパソコンでのタイピングやマウス操作でも、手首が不自然に曲がった状態や、指先に力が入りすぎた状態が続きがちです。 スマホやパソコンは連続使用を避け、30分に一度など時間を決めて休憩を取り、手首や指を休ませるストレッチを行いましょう。 痛みを我慢して作業を続ける 手根管症候群による手や指の痛みやしびれを感じながらも、我慢して作業を続けることは、症状を慢性化・重症化させる最も危険な行為の一つです。 痛みは体が発する「休息が必要」というサインです。 このサインを無視して負荷をかけ続けると、炎症がさらに悪化し、正中神経へのダメージが深刻化する可能性があります。 少しでも症状を感じたら、すぐに作業を中断し、手首を休ませてください。 痛みが続く場合は、自己判断せずに整形外科などの専門医に相談し、適切な治療や生活指導を受けましょう。 手根管症候群とは?原因とメカニズムを簡単に理解 手根管症候群は、手首の付け根にある手根管というトンネルの中を通っている正中神経が圧迫されて起こる病気です。 この神経が圧迫される主な原因は、以下の通りです。 反復動作 ホルモンの変化 病気や怪我 パソコン作業や家事、育児(抱っこ)、スマートフォンの操作など、手首を酷使したり、指を頻繁に動かしたりする反復動作を長時間・継続的に行うことで、手根管内の腱が炎症を起こし、むくんで神経を圧迫します。 また、特に妊娠・出産期や更年期の女性に多く見られるように、ホルモン変化に伴う体のむくみや腫れも、手根管内の圧力を高める要因の一つです。 さらに、糖尿病や関節リウマチといった基礎疾患、あるいは手首の骨折やねんざによる変形なども、手根管内の容積を狭めたり、滑膜炎を引き起こしたりして、発症のリスクを高めます。 これらの要因が複合的に作用し、正中神経が圧迫されることで、指のしびれや痛みといった症状が現れます。 手根管症候群の悪化を防ぐセルフケア 手根管症候群の悪化を防ぐセルフケアは、以下の通りです。 姿勢と環境の見直し 就寝時の工夫 日々のちょっとした工夫を取り入れることで悪化を防ぎ、再発のリスクも低くなります。 姿勢と環境の見直し 手根管症候群の悪化を防ぐには、日常生活における手首への負担を最小限に抑えることが必要です。 パソコンでタイピングを行う際は、手首の曲がりを防ぎ、手のひらを支えるためにパームレストを積極的に使用しましょう。 また、スマートフォンを使用する際は、片手で無理な姿勢を取るのではなく、両手で持つようにしたり、スマホスタンドを活用したりして、手首や指への局所的な負担を軽減してください。 さらに、家事を行う際には、手首の負担が少ない軽量器具や電動アイテムに置き換えるなど、作業環境を工夫することが症状の進行を防ぐ鍵となります。 就寝時の工夫 手根管症候群の症状は、就寝中に悪化することが多いため、夜間の手首の姿勢を管理することが重要です。 寝ている間に手首が曲がってしまうのを防ぐため、手首をまっすぐ保つようにタオルを軽く巻いたり、サポーターを使用したりして固定しましょう。 これにより、手根管内での神経圧迫を和らげ、夜間のしびれや痛みの発生を抑える効果が期待できます。 また、うつ伏せ寝や、枕の下などに手や手首を入れ込んでしまう姿勢は、手首を極端に曲げたり、体重で圧迫したりすることになるため、極力避けましょう。 手首に負担をかけずに自然な姿勢で休むことが、症状の改善につながります。 セルフケアで改善しない場合は早期受診が重要 手根管症候群の初期段階では、生活習慣の改善やセルフケアによって症状が軽減することがあります。 しかし、症状が持続したり悪化したりする場合は、放置せずに早期に整形外科などの専門医を受診しましょう。 進行すると、手術が必要になる場合や、神経の回復が難しくなるリスクがあるためです。 特に以下のようなサインが見られたら、速やかに医療機関を受診することを検討してください。 しびれや痛みが数週間続いている 親指の付け根の筋肉が痩せている 夜の痛みやしびれで眠れない日が続いている 上記のサインは症状の進行を示しており、医師による正確な診断と、装具療法や薬物療法、あるいは手術といった適切な治療が必要となります。 早期の受診が回復を早め、症状の固定化を防ぐ鍵となります。 手術に頼らない新しい選択肢|再生医療というアプローチ 手根管症候群の治療において、症状が重度の場合や保存療法で改善が見られない場合、従来は手術が選択されてきました。 しかし、近年では、体への負担が少ない再生医療という新たなアプローチが登場しています。 リペアセルクリニックでは、手根管症候群に対して、患者様ご自身の細胞を活用した再生医療を提供しています。 この治療法は、患者様自身の脂肪組織などから採取した幹細胞を患部に注入することで、損傷した正中神経の炎症を抑え、本来持つ神経組織の修復や再生を促すことを目指します。 リペアセルクリニック大阪院では、左変形性手関節症に悩む患者様に幹細胞治療を行い、症状を軽減させた実績があります。 手根管症候群はやってはいけない事と正しい治療選びで再発を防げる 手根管症候群のつらい症状から解放され、再発を防ぐためには、悪化させる原因を排除し、適切な治療を選ぶことが重要です。 まず日常生活で、手首を深く曲げたままの長時間作業や、重い物を持つ動作などを避け、手首への過度な負担を軽減することが基本となります。 それに加えて、一時的な症状緩和に留まらず、損傷した神経の修復・再生を促す再生医療などの根本改善を目指す治療を選択することで、再発の可能性を低く抑えることが可能になります。 慢性的なしびれや痛みに悩んでいる方は、リペアセルクリニックのメール相談・オンライン診療にてご相談ください。
2025.10.20 -
- 美容
- 再生治療
O脚は姿勢を悪くする原因となりますが、「遺伝だから治らない」とあきらめていませんか? SNSで「脚の隙間」や「美脚ルーティン」などを調べたけど、実践しても効果がなかった場合は、エクササイズを見直す必要があります。 O脚を放置すると、変形性膝関節症のリスクが高くなるため、医療的アプローチも検討しておくとよいでしょう。 本記事では、O脚のタイプ別の原因と正しい治し方をわかりやすく解説し、さらに根本改善につながる再生医療の選択肢まで紹介します。 O脚の治し方【軽度~中程度の方向け】 O脚が軽度~中程度であれば、以下のエクササイズで治せる可能性があります。 生活習慣もO脚に影響するため、立ち方や歩き方の改善もおすすめです。 ここからは、筋力の強化や骨盤の調整方法など、O脚へのアプローチをわかりやすく解説します。 内転筋を鍛える O脚をセルフケアで治す場合は、以下のエクササイズで内転筋(内ももの筋肉)を強化してみましょう。 エクササイズは10回1セットとし、1日2セットを目安にすると、内転筋を鍛えられます。 内転筋は股関節の安定性などに関わる重要な筋肉ですが、筋力が衰えると下半身全体のバランスが崩れるため、O脚の原因にもなります。 場合によっては膝関節の軟骨にダメージを与えるので、早めに筋力を回復させておきましょう。 ふくらはぎの柔軟性を高める O脚は足首の硬さが原因になっているケースがあるため、ふくらはぎのストレッチもおすすめです。 以下のストレッチでふくらはぎの柔軟性を高めると、O脚を防止する効果があります。 足首が硬い人は脛(すね)が前方に傾きにくくなるため、立ったり歩いたりするときにお尻が突き出てしまいます。 いわゆる「反り腰」ですが、同時に膝も外側に開こうとするので、O脚の悪化につながる恐れが。 O脚を防止する際は、足首の柔軟性を意識しておきましょう。 骨盤を整える呼吸エクササイズ 骨盤の歪みはO脚の原因になるため、以下の呼吸エクササイズもおすすめです。 骨盤が後ろ側に傾いていると、股関節が開いてしまうため、O脚を引き起こします。 お腹が突き出た体形になっている場合は、呼吸エクササイズで骨盤の歪みを矯正しておきましょう。 正しい立ち方・歩き方を意識する O脚を治す際には、正しい立ち方や歩き方の意識も必要です。 立つときや歩くときは、「かかと・母趾球・小趾球」の3点で体を支え、膝とつま先の方向を一致させると、脚のねじれを防止できます。 足底のバランスが崩れると、内股やつま先立ちになってしまい、脚が外側に開いてしまいます。 膝にかかる負担も大きくなるので、母趾球が内側に曲がる「外反母趾」にも注意しましょう。 O脚はなぜ起こる?原因を正しく理解しよう O脚の主な原因には、生まれつきの骨格異常や筋肉バランスの悪化、関節のズレなどがあります。 体が成長してからO脚になる場合は、一般的に筋肉バランスなどが影響しているため、以下の生活習慣を見直す必要があります。 猫背や脚を組む座り方がクセになっていると、骨盤がゆがみやすいので要注意です。 肥満は膝関節にかかる負担が大きくなり、膝が内側に向いてしまう場合があるため、O脚を悪化させる恐れも。 靴は歩行時のバランスに影響するので、ソールがやわらかく、足のサイズにフィットしたものを選びましょう。 O脚の原因を特定できれば、エクササイズでどの部位にアプローチするとよいのかわかります。 セルフケアでは改善しにくいO脚もある 生活習慣がO脚を引き起こしている場合、エクササイズで改善できる可能性があります。 ただし、O脚の原因によってはセルフケアが難しいため、以下のようなケースは注意が必要です。 O脚の期間が長く、膝に痛みを感じている場合は、変形性膝関節症などの疾患が疑われます。 加齢や出産などがO脚の原因であれば、骨盤が大きくゆがみ、筋力も低下しているため、ストレッチなどのエクササイズでは改善が困難です。 また、変形性膝関節症が重症化すると、歩けなくなる恐れがあるので要注意です。 O脚のセルフケアに効果がなく、膝の痛みを伴っている場合は、医療機関の治療を受けておきましょう。 セルフケアで「治らない」と感じたら医療的アプローチを検討することも重要 O脚はストレッチで治せる場合もありますが、特に効果がなければ、関節や軟骨、靭帯の損傷が疑われます。 膝関節などの損傷は自然に治らないケースが多いため、強い痛みが続くときは、以下の医療的サポートが必要です。 O脚の治療方法 治療内容 装具療法 ・矯正ベルトやサポーターなどを使い、関節や太ももを安定させる治療方法 ・主な目的は歩行の補助や膝の痛みの軽減 手術療法 ・脛骨(すねの骨)の一部を切り、脚の角度を改善する治療方法 ・術後は6週間程度の入院が必要 再生医療 ・幹細胞の働きを活用し、すり減った軟骨などを修復する治療方法 ・通院のみで治療できるため、手術や入院は不要 装具療法は痛みの緩和や歩行時のサポートを目的とするため、O脚の根本的な解決にはならない可能性があります。 手術療法は曲がった骨を矯正できますが、入院期間やリハビリ期間が長いので、家事や仕事が忙しい方には難しい選択肢です。 骨を切らずにO脚を治したい方は、再生医療を検討してもよいでしょう。 再生医療は体にかかる負担が軽く、手術や入院も必要ないため、最先端の医療技術として各メディアにも注目されています。 より詳しい治療内容や、自分に合うかどうか知っておきたい場合は、リペアセルクリニック大阪院にご相談ください。 リペアセルクリニック大阪院では再生医療を活用し、膝関節などの治療に大きな成果を上げています。 O脚の治し方は「原因に合ったアプローチ」がカギとなる O脚はストレッチなどのエクササイズで改善できますが、基本的には軽度~中程度の場合に限られます。 重度のO脚には医療的アプローチが必要となるので、生活習慣から原因を特定し、適切な治療方法を選択しましょう。 長年改善しないO脚や、膝の痛みが慢性化している場合は、再生医療による根本治療が有効です。 O脚の治し方に迷ったときは、リペアセルクリニック大阪院の無料相談をご活用ください。
2025.10.14 -
- 首
- 再生治療
- その他
鎖骨骨折で手術後、プレートを除去する時期はいつなのか悩んでいませんか? 「痛みは軽減しているものの、ゴルフをしたら肩の違和感があって動かしにくいから外したい」「インターネット上ではプレートを外した後に再骨折したなどの情報もあって除去する不安もある」 上記のように、プレートを外すべきかどうかを悩んでいる方も多くいらっしゃるかと思います。 結論から言えば、鎖骨骨折のプレートの除去は時期だけでなく鎖骨の状態が重要です。 そこでこの記事では鎖骨骨折後のプレートを除去する時期の目安や除去するメリット・デメリットなどを解説します。 鎖骨プレートはいつ外す?一般的な除去時期の目安 結論から言えば、鎖骨プレートは鎖骨が完全に癒合した後に除去します。 しかし、癒合したからといってすぐに除去できるものではありません。 ここからは、以下の2項目について深掘りしていきます。 それぞれ鎖骨骨折のプレート除去に関する重要な知識なので、ぜひご覧ください。 外す目安は術後1〜2年が多い 鎖骨骨折自体は3〜6ヶ月で癒合すると言われていますが、鎖骨骨折後のプレートは手術後1〜2年を目安に除去されるケースが多くあります。 個人差はもちろんありますが鎖骨は術後1〜2年経っていれば骨癒合がしっかりしているうえ、骨の強度も高まっているためです。 プレート除去後の問題は再骨折のリスクであり、過去の研究では術後1年経過していても約7%は再骨折のリスクがあるとしています。 そのため、骨癒合した後も骨の強度が強くなるまで待たなくてはいけません。 このような理由から、個人差はあるものの鎖骨骨折のプレートは術後1〜2年を目安に除去されます。 除去を検討するきっかけになる主な症状 鎖骨骨折後のプレート除去を検討するきっかけとなる主な症状は、以下のとおりです。 理由 内容・説明 1. プレートの違和感・出っ張り 鎖骨は皮膚の真下にあるためプレートが浮き出て触れたり、見えたりすることがあります。痩せ型の人ほど顕著で、物理的・審美的なストレスの原因です。 2. 肩が動く範囲の制限 プレートやネジが肩関節周囲の軟部組織(筋肉や靭帯など)の働きを阻害することがあります。それにより肩の動きが制限されることがあるため、生活に支障が出るケースでは除去するきっかけです。 3. 寒い季節に痛む プレートが冷えることで、神経や脂肪などの皮下組織を刺激して痛みにつながる可能性があります。とくに寒冷地で顕著な症状で痛みが強い場合には除去する理由の1つです。 4. 衣服やバッグが当たるストレス 鎖骨部はリュック・肩掛けバッグ・下着・シートベルトなどが直接当たる部位です。そのため、金属による違和感が出やすいため除去が検討されます。 このように物理的な刺激によるストレスだけでなく、見た目の問題もプレート除去を検討する理由になります。 鎖骨骨折プレートの除去時期を決める医学的判断基準 鎖骨骨折のプレート除去時期を決める医学的判断基準は、以下の4項目です。 評価項目 判断基準・臨床的目安 ① 骨癒合の状態 ・X線・CTで骨の状態を確認します。 ・骨の内部、表面共に癒合しているかどうか確認します。きちんと癒合していれば、鎖骨が途切れていない像が確認可能です。 ・骨が癒合しておらず途中で途切れていたり、動きの悪さや痛みがあったりする場合はまだ除去すべきでないと判断されます。 ② 骨折のタイプ (粉砕・転位の有無) ・単純骨折(骨が1箇所で折れている骨折)は癒合が早く、除去しやすいとされています。 ・粉砕骨折(骨が粉々に砕けた骨折)や折れた骨が大きくずれている場合は骨の癒合・再形成に時間がかかります。 ・粉砕骨折では除去後の再骨折リスクが単純骨折より高くなるため、プレートの除去判断は慎重にしなければいけません。 ③ 性別・年齢・骨密度 ・女性、高齢者、低BMI、骨粗鬆症は骨強度が低下しやすいため、再骨折リスクが高くなります。 ・若年男性では鎖骨の癒合が早く、異物感から除去希望が多くなる傾向です。 ・閉経後の女性はホルモンバランスの乱れから骨密度が下がり骨の強度が弱くなるため、再骨折のリスクに注意が必要です。 ④ プレートの位置・種類 ・上方プレート:プレートを固定する部分に力が集中しやすく、除去後の再骨折率がやや高いとされています。そのため、除去判断は慎重にしなければいけません。 ・前下方プレート:固定穴へ力がかかりにくく際骨折リスクが低いため、早期の除去が可能です。 ・デュアルプレート:除去することでの再骨折リスクが高く、基本的に除去は推奨されません。 このような理学的判断に基づき、プレートの除去が検討されます。 なおこれらの基準はあくまで目安であり、患者様の状況などによって個人差があるためご注意ください。 鎖骨骨折プレートは「外す」「外さない」どちらが正しい?それぞれのメリット比較 鎖骨骨折で使用されるプレートは、「外す」メリットと「外さない」メリットがあります。 それらは一長一短であり、一概にどちらが良いとは言えません。 そこでここからは、プレートを「外す」メリットと「外さない」メリットそれぞれを解説します。 プレートを外すメリット プレートを外す場合には、主に以下のメリットがあります。 プレートを外す最大のメリットは、体内から異物がなくなることです。 異物がなくなるため違和感や痛みが軽減されるうえ、心理的ストレスの緩和にもつながるでしょう。 また、プレートは細菌の温床になる可能性があります。 そのため、将来的な感染のリスク軽減につながる鎖骨プレートの除去は、メリットの1つです。 外さないメリット 一方で、プレートを外さない場合には以下のメリットがあります。 プレートを外さない最大のメリットは、骨が安定することです。 プレートを残すことで再骨折のリスクは大きく軽減されるうえ骨が安定するため、日常生活への復帰も早いでしょう。 また、プレートの除去には手術が必要です。 その手術によるトラブルの回避やコストの削減もプレートを外さないメリットと言えます。 再骨折を防ぐには「骨の回復力」を高めることが重要 鎖骨の再骨折は、プレートを外したあとのネジ穴など、骨の強さが一時的に弱くなるために起こることがあります。 骨がしっかり回復していないうちに強い力がかかると、同じ場所が再び折れてしまうのです。 そのため、骨の回復力を高めて再骨折を予防しなければなりません。 骨の回復力を高める方法はいろいろありますが、そのなかでも今「再生医療」が注目されています。 再生医療は自身の細胞から骨のもとになる細胞や成長因子を抽出して利用し、骨が自ら再生する力を助けることを目的とする治療です。 再生医療を利用することで骨が強く再生するため、再骨折の予防にもつながります。 なお当院リペアセルクリニック大阪院でも、骨折への再生医療が可能です。 もし鎖骨骨折でもっと骨の回復力を高めたいという方がいらっしゃれば、お気軽にご相談下さい。 鎖骨骨折プレートの除去は「時期」ではなく「骨の状態」で判断することが重要 鎖骨骨折のプレート除去の時期について解説しました。 ポイントは以下のとおりです。 鎖骨骨折のプレート除去について、およその目安はあります。 しかし、重要なことは時期ではなく骨の状態を見極めることです。 プレート除去の時期が来たからといって、骨の状態が回復していなければ再骨折のリスクが高まります。 プレートには除去するメリットも除去しないメリットもありますので、適切な判断ができるよう専門家の指示に従いましょう。 なお、鎖骨骨折では骨の強度を高めることが重要です。 骨の回復力を高める方法として、「再生医療」という方法もあります。 再生医療は自身の細胞から骨のもとになる細胞や成長因子を抽出して、骨の回復力を高める治療方法です。 当院リペアセルクリニック大阪院でも可能な治療なので、興味がある人はぜひご相談ください。
2025.10.14 -
- 靭帯損傷
- 足底腱膜炎
- 再生治療
後十字靭帯損傷は、前十字靭帯損傷と比べて痛みが軽度で済むことが多く、「これくらいなら大丈夫」と軽視してしまいがちな怪我です。 しかし、この油断こそが、リハビリにおける最大の落とし穴となります。 特に、靭帯に強い負担をかける禁忌動作を破ってしまうと、回復が大幅に遅れたり、関節の不安定性が残ってしまう危険性があります。 「早く治したいのに、なぜか膝の調子が悪い…」と感じる方は、知らず知らずのうちに禁忌動作をしているかもしれません。 この記事では、後十字靭帯損傷のリハビリにおける「やってはいけない禁忌動作」とその理由を時期別に詳しく解説します。 さらに、安全に回復を進めるための具体的なステップも解説しているので、ぜひ参考にしてください。 後十字靭帯損傷リハビリの禁忌動作一覧 後十字靭帯損傷後のリハビリにおける禁止動作を、時期別に解説していきます。 初期(0〜4週)固定・保護期に避けるべきこと 中期(4〜12週)可動域拡大期の注意点 後期(3〜6か月)筋力回復期に気をつけたいこと 具体的な内容と、再生医療による新たな回復アプローチについて紹介するので、ぜひ参考にしてください。 初期(0〜4週)固定・保護期に避けるべきこと この時期は、損傷した後十字靭帯の治癒と保護を最優先とし、安静を保つことが求められます。 特に、以下の動作は靭帯に大きな負担をかけるため厳禁です。 ハムストリングス(太もも裏)の単独収縮 膝の過伸展(反りすぎ) 深い屈曲(しゃがみ込み、正座など) 装具を外しての歩行・荷重 特に避けるべきは、膝関節の過度なストレスにつながる動作です。 具体的な禁忌動作として、ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)を単独で強く収縮させる運動があります。 これは、ハムストリングスが脛骨を後方に引き、後十字靭帯に直接的な張力をかけるためです。 また、膝の過伸展(反りすぎ)や、深い屈曲(しゃがみ込みや正座など)も、靭帯への負担が大きいため厳禁です。 医師の指示する装具を外しての歩行や荷重も、靭帯の安定性を損ない治癒を妨げるため行ってはいけません。 再損傷を防ぐため、装具を正しく装着し、部分的な荷重に留める必要があります。 中期(4〜12週)可動域拡大期の注意点 徐々に関節の可動域を拡大していく期間ですが、後十字靭帯への負担を考慮し、段階的なリハビリが必要です。 特に以下の動作は禁止、または注意が必要です。 強いハムストリングス運動 後方荷重動作 無理なストレッチや過屈曲 強いハムストリングスの収縮を伴う運動(レッグカールなど)は、後十字靭帯に強いストレスをかけるため、禁止です。 また、階段下りや坂道歩行など、脛骨が後方にずれる力(後方荷重)がかかる動作も避けましょう。 リハビリの進行に合わせて可動域を広げる際も、無理なストレッチはせず、痛みのない範囲で慎重に行う必要があります。 自転車漕ぎをする場合も、サドルの設定に注意し、膝の過度な屈曲を避けることが重要です。 後期(3〜6か月)筋力回復期に気をつけたいこと 筋力回復とスポーツ復帰に向けた準備期間ですが、後十字靭帯の強度はまだ完全ではありません。 以下の点に、細心の注意を払いましょう。 高負荷・衝撃動作の制限 異常のサインを見逃さない 「痛みがない=完治」ではない ジョギング、ジャンプ、急な方向転換といった、膝に高い衝撃やねじれを生じさせる動作は、必ず医師や理学療法士の許可が出てから段階的に行いましょう。 もしリハビリ中に膝の腫れや不安定感を感じた場合は、すぐにその動作を中止し、専門家に相談してください。 最も重要なのは、「痛みがないこと=完治」ではないという認識を持つことです。 見た目では治っていても、靭帯の強度や関節の安定性はまだ完全ではない可能性が高いです。 指定されたプログラムを最後までやり遂げることが、再損傷の予防と完全な社会復帰への鍵となります。 後十字靭帯損傷とは?見落とされがちなリハビリの落とし穴 後十字靭帯は、膝関節の中心にあり、脛骨(すねの骨)が後方にずれるのを防ぐ主要なストッパーの役割を担っています。 後十字靭帯の損傷は、スポーツ中の衝突や、膝を曲げた状態で強く地面にぶつける事故などで発生します。 前十字靭帯損傷と比べて初期の症状が軽いことが多く、見落とされがちです。 リハビリにおいて「禁忌動作」が特に重要となるのは、ハムストリングスの強い収縮や後方への荷重などが加わると、容易に再損傷したり、関節の不安定性が残存したりするためです。 この不安定感が、将来的な変形性膝関節症につながる落とし穴となります。 そのため医師の指示に基づき、後十字靭帯に負担をかけない動作を厳守し、段階的に機能回復を目指すことが不可欠です。 時期別リハビリの進め方と安全なステップ 時期別のリハビリの進め方と安全なステップは、以下の通りです。 0〜4週:安静・四頭筋の軽い運動 4〜8週:可動域の改善とバランス練習 8〜12週:筋力強化と歩行の安定化 リハビリの各段階における具体的な注意点と安全な進め方を詳しく解説します。 0〜4週:安静・四頭筋の軽い運動 リハビリ初期の目標は、患部の保護と腫れの軽減、そして膝関節を支える大腿四頭筋の機能維持です。 この時期の最適な運動は、以下の通りです。 安静と固定 大腿四頭筋の軽い収縮運動 歩行練習 医師の指示する装具を正しく装着して、日常生活における膝関節の安定化を図ります。 運動としては、膝を完全に伸ばした状態での大腿四頭筋の軽い収縮を積極的に行い、筋力低下を防ぎます。 歩行は理学療法士の指導のもと、部分荷重から開始します。 特に荷重制限を厳守し、杖や松葉杖を使用して後十字靭帯への負担を徹底的に避けることが、再損傷を予防し、その後の治癒過程をスムーズにするための鍵となります。 4〜8週:可動域の改善とバランス練習 この時期は、関節の拘縮を防ぎ、可動域を段階的に改善することが中心となります。 靭帯へのストレスは最小限に抑えつつ、以下のリハビリを行います。 可動域拡大 プールでの歩行や軽い体重移動の練習 禁忌の維持 目標は屈曲60〜90度程度までの可動域拡大であり、決して無理はせず、痛みのない範囲で慎重に行います。 また、全身の協調性やバランス感覚を養うために、プールでの歩行や軽い体重移動の練習など、重力が軽減された状態での安全な負荷トレーニングを導入します。 最も重要なのは、引き続きハムストリングスの強い収縮を伴う運動を厳しく制限することです。 この筋肉は後十字靭帯に強い負担をかけるため、リハビリの進行は慎重にし、運動後に腫れや痛みが増加しないか常に確認することが不可欠です。 8〜12週:筋力強化と歩行の安定化 中期後半に入ると、筋力強化と日常生活動作の安定化に重点を移し、以下を実施する段階になります。 安全な筋力強化 日常動作の再開 自己管理 筋力強化ではレッグプレスなどを利用し、軽負荷かつ角度制限を設けた状態で、主に大腿四頭筋を集中的に鍛えます。 安全な筋力強化を通じて、日常生活における膝の機能的な使い方を再学習することが目標です。 同時に、階段昇降や長時間の歩行など、日常動作を段階的に再開していきます。 もし運動中やその後に膝の痛みや腫れ、不安定感を感じた場合は、すぐにその動作を中止し、専門家に相談しましょう。 完全なスポーツ復帰に向けた準備として、基礎的な安定性を着実に築き上げることが求められます。 回復を早める新たな選択肢|再生医療によるアプローチ 後十字靭帯損傷の回復を早める新たな選択肢として、再生医療が注目されています。 リペアセルクリニックでは、患者さんご自身の血液から採取するPRP(多血小板血漿)や幹細胞を損傷部位に注入し、組織の自然治癒力と修復能力を活性化させる治療法を採用しています。 手術を伴う治療法に比べて身体への負担が少なく、早期の炎症を抑え、組織の再生を促す効果が期待されています。 特に、保存療法で不安定感が残る場合や、手術を避けたい患者にとって有効な選択肢です。 リペアセルクリニック大阪院では、後十字靭帯損傷に対するPRP・幹細胞治療の豊富な症例があり、左膝の後十字靭帯を損傷した女性の痛みが軽減した症例もあります。 当院では、専門的な知見に基づき、一人ひとりの状態に合わせた最適な治療で早期回復をサポートします。 後十字靭帯損傷のリハビリは“禁忌を守る”ことが最短の回復ルート 後十字靭帯損傷のリハビリにおいて、最も重要なのは「何をしないか」を徹底することです。 後十字靭帯損傷は治りにくく、特にハムストリングスの強い収縮や後方荷重といった禁忌動作は、再損傷や不安定性の原因となります。 そのため、時期別に禁忌を正確に理解し、焦らず段階的に進めることが最短の回復ルートとなります。 近年では再生医療をリハビリと組み合わせることで、「治りにくい靭帯を再生へ導く」という新しい治療選択肢も登場しています。 リペアセルクリニック大阪院は、この再生医療により、患者様の自然治癒力を最大化し、「もう一度、動ける膝へ」と導く支援を行っています。 手術を避けたい方や、回復を早めたい方にとって頼れる選択肢です。 気になる方は、当院のメール相談・オンライン診療にてご相談ください。
2025.10.14







