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- ひざ関節
- 再生治療
膝の痛み!介護士の関節の痛みに再生医療を検討してみては? 介護士は、利用者の生活を支える、とてもやりがいがある仕事です。 しかし、体を使う仕事が多いため、膝や腰など関節の痛みを抱えている人も多いですし、膝が痛くても同僚に気を使って、痛みを我慢しながら仕事をしている人もいるのではないでしょうか。 今回は、介護士の膝の痛みを治す方法について解説します。 介護士の膝の痛みを治す方法 膝の痛みを治す方法は原因によってさまざまですが、主に、痛みのある部分に湿布を貼って痛みを和らげたり、サポーターやテーピングで膝関節を固定する方法が用いられます。 介護士は日常的に膝関節を使いますが、サポーターを装着することで膝関節を安定させることができるので、痛みを軽減できます。しかし、サポーターをつけても根本的な治療にはつながりません。 また、膝蓋靭帯炎のように炎症を起こしている場合は、とにかく安静にすることが大切です。靭帯や半月板を損傷したことで生じる膝の痛みを治すには、手術という方法があります。 しかし、手術となると不安になったり、仕事への復帰までの期間を気にする介護士の方も多いでしょう。そこで、最近注目を集めているのが「再生医療」によって膝の痛みを治す方法です。 再生医療は、患者さん自身の細胞を膝関節に注入し、傷ついた軟骨を修復させるという治療法です。手術より短期間での治療が可能なこと、患者さん自身の細胞を使うため副作用が少ないなどのメリットがあります。 膝の痛み!重症化を防ぎましょう 介護士が膝の痛みを治す方法は、ご紹介した手術や再生医療などもありますが、なるべく早く専門医を受診し、適切な治療を開始して重症化を防ぎましょう。 介護士に起こる膝の痛みの原因とは? 介護士は膝を痛めやすい職業のひとつです。 ベッド上の利用者のオムツ交換や体位変換では中腰の姿勢で作業をすることがあります。利用者を抱える、車椅子に移乗する、入浴用のストレッチャーに移乗するなど、膝など関節への負担が大きくかかります。 特に、ベッドから車椅子、車椅子からトイレというような座った状態の利用者の移乗が、膝に大きな負担がかかります。腰を曲げて体を低くしてから、利用者を抱えるように移乗するからです。 このように介護士の仕事の中に膝に痛みが生じるリスクが多く潜んでいます。 膝の痛みを重症化させないようにするには? 痛みがあるときは、まずは、なるべく安静にすることが大切です。サポーターをつける、痛み止めを飲むなどの方法で対処できる場合もありますが、その場合も、専門医の診察を受けてください。 適切なサポーターの使い方をし、適切な痛み止めの使用をすることが大切です。重症化してしまうと、根本的な治療が必要になります。 まとめ・膝の痛み!介護士の関節の痛みに再生医療を検討してみては? 介護士は体を使う仕事であり、膝関節への負荷が大きい職種です。変形性膝関節症などになってしまい、膝の痛みを抱えながら仕事をする人もいますが、つらい痛みは早く改善したいですよね。 近年は、膝の痛みを治す方法として、自身の細胞で傷ついた軟骨を修復する再生医療が注目されています。根本的に膝の痛みを治す治療を受けたい!という場合は、この再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。詳しくは、専門医にご相談くださいね。 以上、膝の痛み!介護士の関節の痛みに再生医療を検討してみては?と題して解説しました。参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.11.23 -
- ひざ関節
- 再生治療
- PRP治療
膝の内側が痛い… それはもしかしたら鵞足炎かもしれません。 自己流でマッサージをして少しでも痛みを和らげようとするのは、逆に症状を悪化させてしまう可能性があるので注意が必要です。 本記事では「鵞足炎の痛みに自己流マッサージをするリスク」について詳しく解説します。 鵞足炎の症状を和らげるためにはマッサージが効果的ですが、自己流では逆効果になってしまうことがあります。 自己流マッサージのリスクを理解して、専門医や整体師の指導のもとで行いましょう。 鵞足炎を治療するには|セルフケアは効果的? 鵞足炎とは、ランニングやサッカーなどで過度な負担がかかり、鵞足部という膝の内側の部分に炎症を起こす病気です。 オーバーユース(使いすぎ)や、不十分なウォーミングアップ(準備)なども鵞足炎の引き金になります。 注意頂きたいのは鵞足炎は一度発症すると再発しやすい厄介な病気で、アスリートにとっては選手生命を脅かしかねない障害になります。 鵞足炎の治療法としては、主に安静やストレッチ、貼り薬、鎮痛剤の内服と併せ、整体師など専門の人にマッサージをしてもらうという方法が挙げられます。 ただ、マッサージでは痛みを和らげる効果を期待することはできますが、根本的に治療という意味では効果は期待できません。 鵞足炎の痛みに自己流マッサージはおすすめしない 鵞足炎による膝内側の痛みに自己流マッサージを行うリスクについて解説していきます。 自己流マッサージで症状が悪化する危険 痛みが緩和するまで安静にする 鵞足炎の予防にストレッチやマッサージは効果的 膝内側の痛みがある場合、なんとか自分でマッサージをして少しでも痛みを和らげたいと思うかもしれません。 自己流でマッサージには、どのような危険があるか理解しておきましょう。 自己流マッサージで症状が悪化する危険 マッサージによって鵞足炎の症状が悪化する危険があるため、自己流のセルフケアはやめた方が良いです。 鵞足炎の原因といえば、激しい運動やウォーミングアップ不足などスポーツ選手に多いイメージがあると思います。 しかし、膝周りの筋肉の疲労だけでなく「骨格の歪み」を原因として鵞足炎を発症する場合があります。 骨格の歪みによって不安定な状態で自己流マッサージをしてしまうと、逆に負担が増すようになり痛みが悪化することが多いです。 自己判断でマッサージをせずに必ず病院や整体院などで施術を受ける、もしくはアドバイスをもらうようにしましょう。 痛みが緩和するまで安静する 鵞足炎によって膝内側の痛みを感じる場合、痛みが緩和するまで安静にしましょう。 軽症の場合、膝を使う運動を控えることで数週間で炎症が治ります。痛みが強い時は、湿布を使用して炎症を抑えるのがおすすめです。 鵞足炎の急性期の痛みは「冷湿布」で炎症を抑え、慢性期の痛みは「非ステロイド抗炎症薬の湿布」で疼痛のコントロールをします。 湿布であれば何でも良いわけではないため、医師に相談して適切なものを処方してもらいましょう。 鵞足炎の予防にストレッチやマッサージは効果的 鵞足炎の予防や再発防止のために行うストレッチやマッサージは効果的です。 内転筋(太ももの内側)と大腿四頭筋(太ももの前側)のストレッチがおすすめです。 一度鵞足炎になったことがある方は、補強機能付きの膝サポーターも活用することで膝を安定させることができるのでおすすめです。 サポーターの種類や選び方は、以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。 再発を繰り返す鵞足炎には「再生医療」での治療がおすすめ 整体院などでマッサージをして、一時的には症状が改善したけれど、また鵞足炎を再発してしまった…。 このように何度も繰り返す鵞足炎にお悩みの場合、再生医療という選択肢も視野に入れてみるといいでしょう。 PRP療法といって、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射し、血小板のもつ修復作用で損傷した組織の修復を促すという再生医療があります。 PRPによる治療は、スポーツ選手が心配になるドーピングには指定されていないため、安心して治療を受けることができます。 何より、治療期間が短くて済むために、パフォーマンスを落としにくく、体に負担がかかりにくいといったメリットがあります。 まとめ・鵞足炎の痛みに自己流マッサージは悪影響!専門医の指導を受けましょう つらい痛みを伴う鵞足炎ですが、決して自己判断でマッサージなどをせず、必ず医療機関もしくは整体院などで施術を受けるようにしましょう。 自分でマッサージをする場合は、専門医や整体師の指導のもと、行うようにしてくださいね。 また、再発を繰り返す場合や痛みが改善しない場合は、再生医療という新しい治療法で鵞足炎を根本から治すという手段もあります。 自分にあった治療法を選択し、快適なスポーツライフを送りましょう。 PRP療法はアスリートに最適な方法です。詳しくは当院までお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
2019.10.31 -
- ひざ関節
- 再生治療
膝の内側が痛む鵞足炎は、運動をする方や膝に負担がかかる生活をしている方にとって、再発しやすく悩みの原因となることが多い疾患です。 何度も症状が現れたり、具体的な予防策がわからなかったりして、困っている方も多いのではないでしょうか。 この記事では、鵞足炎の再発防止策を具体的に解説します。 また、再発が続く場合に選択肢となる再生医療についても紹介します。 膝の負担を軽減し、健康を維持するための方法をぜひご覧ください。 鵞足炎の再発は防げる 鵞足炎は、膝への負担を減らし適切なケアを行うことで再発を防ぐことが可能です。 主な原因は運動による過剰な負荷やストレッチ不足であり、これらの改善が予防につながります。 鵞足炎の再発予防のために、無理のない範囲で必要な対処をしましょう。 鵞足炎 3つの再発防止策 鵞足炎の予防法として、以下の3つを紹介します。 これらの方法について、それぞれ詳しく説明します。 ストレッチで筋肉の柔軟性を高める 鵞足炎の再発を防ぐには、膝周りの筋肉の柔軟性を高めることが重要です。 筋肉の柔軟性を高めることで関節の動きをスムーズにし、特定の部位に過度な負荷が集中するのを防ぎます。 また、ストレッチは血行を促進し、筋肉の緊張を緩和する効果があり、膝の負担を軽減するのに役立ちます。 膝周りのストレッチを3つ紹介するので、無理のない範囲でやってみてください。 運動前後にストレッチを取り入れることは、筋肉の柔軟性を向上させ、鵞足炎の再発予防に効果的です。 アイシングで炎症を抑制する アイシングには、炎症を抑えて痛みを和らげる効果があります。 運動後や膝に違和感を感じたときに鵞足部を冷やすと、炎症を抑えることができます。 やり方は簡単で、氷や保冷剤をタオルで包み、膝の内側を15~20分程度冷やすだけです。 注意点として、直接肌に当てるのは避けて冷やしすぎないようにしましょう。 アイシングを運動後の習慣にすれば、鵞足炎の症状が和らぎ、再発予防に役立ちます。 フォームを見直して膝の負担を軽減する 鵞足炎の再発予防には、日常生活や運動時のフォームや姿勢の見直しが欠かせません。 誤ったフォームや偏った動作は膝に過剰な負担をかけ、鵞足炎が再発する原因となります。 特に、ジャンプの着地時やランニング中に膝が内側に傾く動作は、鵞足炎を引き起こすリスクを高めてしまいます。 自分の動作を意識して、適切なフォームを身につけることが重要です。 鵞足炎が再発する場合は再生医療を検討しよう 鵞足炎は予防を心がけても再発してしまうことがあり、特にスポーツ選手にとっては繰り返しの発症が大きな問題となります。 何度も再発することで、日常生活や運動のパフォーマンスに支障をきたすことも少なくありません。 再発を繰り返す場合は、選択肢の一つとして再生医療の「PRP療法」を検討しましょう。 PRP療法は、患者自身の血液から抽出した血小板を濃縮して患部に注射する治療法です。血小板の修復作用により症状の改善を促します。 再発を繰り返す鵞足炎の症状にお悩みの方は、再生医療クリニックである当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 【まとめ】鵞足炎はストレッチなどで再発を防ごう 鵞足炎は、膝の内側にある鵞足部に炎症が生じる疾患で、膝に過度な負担がかかる運動や筋肉の柔軟性不足によって発症や再発が起こりやすいとされています。 しかし、適切なケアや対策を行うことで、再発リスクを抑えることが可能です。 膝周りの筋肉の柔軟性を高めるためのストレッチや、運動後のアイシング、日常生活や運動時のフォームの見直しは、鵞足炎予防の基本といえます。 それぞれを日常の習慣に取り入れ、膝の健康を守りましょう。 また、鵞足炎が再発を繰り返す場合には、再生医療の「PRP療法」もご検討ください。
2019.10.27 -
- ひざ関節
- 再生治療
鵞足炎は陸上選手や水泳選手、サッカー選手など激しい運動をする人に起こりやすい病気です。膝用のサポーターは、鵞足炎の痛みを和らげる手段として用いられます。 膝サポーターにはさまざまな種類がありますが、鵞足炎におすすめのサポーターはソフトタイプです。 ドラッグストアやスポーツショップにて販売されているので、自分にあうサポーターを見つけてみましょう。 今回は、鵞足炎になった際のサポーターの選び方と、その種類について解説します。 この記事を読むとわかること 鵞足炎の主な治療法 鵞足炎でお悩みの方におすすめの膝サポーター サポーターを着用しても痛みがつらい場合の治療法 鵞足炎の治療法 鵞足炎(がそくえん)とは膝の近くにある、縫工筋・半腱様筋・薄筋という3つの筋肉が合わさる鵞足部に炎症が生じる病気です。 水泳やサッカー、アメリカンフットボールなど足を回転させるような動きをするスポーツで起こりやすいと言われています。 鵞足炎の治療は基本的に安静にして患部を冷やすほか、ストレッチや塗り薬を用いることもあります。 主な治療法は下記の通りです。 治療方法 内容 時期 安静 運動の休止 痛みが見られた最初の時期 クーリング 保冷剤などで冷やす 痛みが現れて間もない時期 ストレッチ 鵞足まわりや太ももの緊張を緩和する 症状が落ち着いたら、無理のない範囲で 塗り薬・貼り薬 症状にあわせてその都度処方 症状にあわせて、その都度処方 痛みが強く日常生活での動作に支障をきたす場合、サポーターを装着して痛みを緩和させる方法もあります。 膝サポーターのタイプは主に2つ 膝サポーターは大きく2種類に分けられます。 サポーターの種類 売っている場所 特徴 用途 ソフトサポーター ドラッグストア スポーツショップ 伸縮性がある 膝の保温 運動や階段の上り下りの際の痛みの緩和 ハードサポーター 整形外科の義肢装具士にて作成 側面に金属部品が入っている 靭帯損傷や半月板損傷による膝のぐらつき ソフトサポーターとハードサポーターについてそれぞれみていきましょう。 ソフトサポーター ソフトサポーターはドラッグストアやスポーツショップなどで購入できます。 膝に巻いたり履いたりして、膝の保温や動きの補助をするタイプが一般的です。ソフトサポーターの特徴は以下の通りです。 ソフトサポーターの特徴 安価 ドラッグストア等で手に入れやすい 保温効果がある ハードタイプに比べて補強する作用は乏しい 補強機能付きの膝サポーターは少し値段が高いですが、ある程度の痛みを緩和する効果が期待できます。 ハードサポーター ハードサポーターは膝関節の安定性が最も高く、重症例でも高い除痛効果が期待できます。 整形外科で義肢装具士に作成してもらう必要があり、費用が高額になりがちです。また、サポーター自体が重く装着が難しいため着用する人を選びます。 ハードサポーターの特徴は以下の通りです。 ハードサポーターの特徴 高価 整形外科等でのオーダー 金具が挿入されている 重く、装着が難しい ハードサポーターの使用は慎重に検討しましょう。 鵞足炎にはソフトタイプや補強機能付きサポーターがおすすめ 鵞足炎の重症度にもよりますが、鵞足炎にはソフトタイプや補強機能付きの膝サポーターがおすすめです。 ソフトタイプでは膝の保温ができるので血液の循環が良くなり、炎症を起こしている部位の組織の修復が促進されます。さらに、補助機能があるソフトタイプサポーターだと膝が安定するため痛みの緩和が期待できます。 まずは、保温効果のあるソフトタイプから試してみましょう。 ハードタイプの膝サポーターが鵞足炎におすすめできない理由 ハードタイプの膝サポーターは鵞足炎におすすめできません。 ハードサポーターは膝関節を強く固定するため、鵞足炎の改善に必要な筋肉の動きが抑えられてしまいます。靭帯損傷や半月板損傷による膝のぐらつきに対しては有効ですが、膝のぐらつき感がない鵞足炎の症状には不向きです。 もし、膝のぐらつきにお悩みの方は医療機関の受診をおすすめします。 サポーターで鵞足炎の痛みを緩和できないときは再生医療をご検討ください サポーターをしても鵞足炎の痛みが治まらず、日常生活にも支障をきたしてしまう方は、再生医療を視野に入れてみてはいかがでしょうか。 現在ではPRP療法といって、自身の血小板を濃縮した液体を直接患部に注射し、血小板のもつ修復作用で病気を根治する治療法があります。 ドーピングに指定されていないためスポーツ選手でも治療が可能で、入院や手術の必要もありません。従来の治療法と異なり、体内の自然な治癒力を活用するため、より持続的な効果が期待できます。 鵞足炎がなかなか治らない場合や早く痛みを和らげたい場合には、再生医療による治療をご検討ください。 まとめ:鵞足炎の辛い痛みにはサポーターが効果的な場合もある 少しでも鵞足炎の痛みを和らげたい、日常生活への支障を軽減したい方にはサポーターを活用するのも選択肢のひとつです。 担当医と相談して自分の症状に合ったサポーターを選んでみるのも良いでしょう。 また、再生医療では鵞足炎を痛みの根本から治せる可能性があります。 自分にあった治療法を選んで、鵞足炎と向き合いましょう。鵞足炎を早期に改善したい方は、お気軽にご相談ください。
2019.10.26 -
- ひざ関節
- 再生治療
「急に膝の内側が痛くなった」「膝に違和感がある」という方は、膝の関節や軟骨が損傷している可能性があるので注意が必要です。 本記事では「急に膝の内側が痛くなった時に考えられる原因」について詳しく解説します。 膝の内側の痛みの原因だけでなく、対処法や重症化した時の治療法についても紹介しています。 急に膝が痛くなって不安な方は、痛みの原因や対処法を理解して、適切な処置や治療が受けられるようにしてください。 急に膝の内側が痛む原因とは? 「急に膝の内側が痛くなった」「膝の関節に違和感がある」などの症状は、以下の原因が考えられます。 オーバーユースが原因の鵞足炎 軟骨のすり減りが原因の変形性膝関節症 強い衝撃が原因の内側側副靭帯損傷 ほかの疾患と合併しやすい半月板損傷 それぞれの病気の原因や症状について詳しく解説していきます。 オーバーユースが原因の鵞足炎 歩行や運動時に膝の内側から約5~7cm下方に痛みがある場合、鵞足炎(がそくえん)の可能性があります。 鵞足炎とは、膝を曲げるための筋肉が付着している鵞足と呼ばれる部位に炎症が生じる病気のことです。 主な原因は、以下の通りです。 【鵞足炎の主な原因】 オーバーユース(使いすぎ) ウォーミングアップ不足 急な坂道をランニング 膝に負担のかかるフォームでの運動 X脚などの骨格 打撲などの外傷 など 原因のほとんどがオーバーユースなど、膝に過度な負担がかかる動作によって鵞足炎が引き起こされます。 また、スポーツをしない場合でも、X脚で膝が内側に曲がっている人や打撲などの外傷が原因となることもあるため注意が必要です。 軟骨のすり減りが原因の変形性膝関節症 起き上がったり、歩き始めに膝の内側が痛くなる場合、変形性膝関節症の可能性があります。 変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨がすり減ることで炎症を起こしたり、変形したりして痛みが生じる病気のことです。 症状が悪化すると歩行時や階段の上り下りなど膝を深く曲げる動作でも痛みを感じるため、日常生活にも影響が出てきます。 主な原因は、以下の通りです。 【変形性膝関節症の主な原因】 膝関節の軟骨が老化 肥満 遺伝 筋肉量が少ない 女性ホルモンの変化 など 変形性膝関節症のほとんどの原因が加齢によって膝関節の軟骨が老化し、軟骨がすり減りやすくなっていることです。 また、肥満体型の人や筋肉量が少ない方は膝を支える力が不足しやすいため、膝に負担がかかりやすいので注意しましょう。 遺伝や女性ホルモンの変化など、コントロールできない要素が原因となる可能性もあります。 強い衝撃が原因の内側側副靭帯損傷 膝の痛みだけでなく、腫れていたり不安定さを感じる場合は、内側側副靭帯損傷(ないそくそくふくじんたいそんしょう)の可能性があります。 内側側副靭帯損傷とは、関節の内側で脛骨(スネの骨)と大腿骨(太ももの骨)をつなげている靭帯が伸びたり切れてしまう病気のことです。 主な原因は、以下の通りです。 【内側側副靭帯損傷の主な原因】 スポーツの接触プレーによって膝に負荷が加わる ジャンプの着地などによって膝が強い衝撃を受ける 膝を強くひねるなどの外傷 など 膝に強い衝撃や負荷が加わることで発症しやすい内側側副靭帯損傷は、スポーツをやっている人に多い病気です。 特に激しい接触があるラグビーやサッカー、バスケットボールなどジャンプの着地や減速動作が多いスポーツが注意しましょう。 ほかの疾患と合併しやすい半月板損傷 膝の痛みや腫れ、膝関節の可動域が狭くなったような症状の場合、半月板損傷の可能性があります。 半月板損傷とは、脛骨(スネの骨)と大腿骨(太ももの骨)の間にある軟骨組織に負荷がかかり傷ついてしまう病気のことです。 主な原因は、以下の通りです。 【半月板損傷の主な原因】 スポーツや運動で半月板に負荷がかかる 膝を強くひねるなどの外傷 加齢によって半月板が傷つきやすくなっている など 半月板は、膝をひねるような横の動きに弱いため、激しい接触プレーや頻繁に方向転換するようなスポーツをやっている人は注意が必要です。 また、膝を強くひねるなどの外傷が原因となって半月板損傷や断裂する可能性があります。 スポーツをやらない人も加齢によって階段の上り下りなどの日常生活の中でも半月板が傷つく場合があるので注意しましょう。 急に膝の内側に痛みが生じた時の対処法 急に膝の内側が痛みだした時には、痛みを和らげるために以下の対処法を行なってみましょう。 アイシングする 湿布を貼る サポーターをする テーピングをする どの方法も痛みを和らげることを目的としており、「鵞足炎」や「変形性膝関節炎」を発症していた場合、完治するわけではありません。 痛みが取れない場合や不調を感じたら、早めに医療機関へ相談しましょう。 アイシングをする 急な膝の痛みや腫れが生じている時は、氷嚢や保冷剤で患部をアイシングするのが効果的です。 しかし、炎症が強い場合、冷やすことで血行が悪くなり逆に痛みがひどくなる可能性があります。 温めて血行を良くした方が良いこともあるので、症状に応じて使い分けましょう。 湿布を貼る 湿布などの貼り薬を貼って痛みを緩和させる方法があります。 湿布の中でも特に非ステロイド抗炎症薬は炎症を抑える効果や痛みを緩和させる効果が高いです。 サポーターをする 痛くて歩けない場合、サポーターを活用するというのも良いでしょう。ドラッグストアやスポーツ用品店に行くと、補強機能付きタイプのサポーターが販売されています。値段は少し高いですが、膝が横方向にぶれるのを抑えてくれ、痛みを軽減する効果が期待できます。 テーピングをする テーピングすることで膝の痛みを和らげたり、膝関節をサポートする効果が期待できます。 膝の関節は曲げ伸ばし動作が多いため、伸縮性の高いテープを選びましょう。 また、強く巻きすぎてしまうと血行不良の原因となるため、力加減に注意が必要です。 歩けないほど膝の痛みは手術不要の再生医療で治療できる 歩けないほど膝に痛みがある人は「鵞足炎」や「変形性膝関節症」を発症している可能性があります。 保存療法による回復が見込めない場合「再生医療」による治療がおすすめです。 【再生医療とは】 機能障害や機能不全になった生体組織に対して、体が持つ再生能力を利用して損なわれた機能を再生させる医療技術のこと 患者さんの幹細胞を採取・培養して数を増してから患部へ投与することで、損なわれた機能を再生させることができます。 入院や手術不要で治療できるため、日常生活にもすぐに復帰できると評価されている治療方法です。 再生医療による治療を検討する際は、ぜひ当院にご相談ください。 【まとめ】急に膝の内側が痛くなったら放置せず医療機関へ 膝の内側が痛くなった場合の対処法はさまざまですが、痛みが引かない時は放置せずに医療機関へ相談しましょう。 「鵞足炎」や「変形性膝関節炎」などの病気を発症している可能性があります。 急な膝の痛みや膝の違和感がある時は、医療機関を受診し、自分にあった治療法を選択してくださいね。 近年は、手術しない治療方法として「再生医療」による治療に注目が集まっています。 再生医療は、通常のクリニックや病院で受けることができません。 当院は厚生労働省から認可を受けた再生医療専門クリニックとして多くの症例を有します。 ご質問、ご相談などはお気軽にお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
2019.10.23 -
- ひざ関節
- 再生治療
- スポーツ医療
ロードバイクで鵞足炎の可能性!膝の痛みがあるなら疑うべき ロードバイクで気持ちよく颯爽と駆け抜ける中、急に膝の痛みが…。その痛みは、もしかすると鵞足炎かもしれません。今回はロードバイクで鵞足炎になるのかについて、また、鵞足炎の症状や原因について解説します。 ロードバイクで膝の痛み…鵞足炎を発症することもある 久しぶりにロードバイクを楽しんでいたら、膝に痛みが…。という経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。そして、その痛みは鵞足炎かもしれません。 鵞足炎とは、膝を取り巻く3つの筋肉が合わさる鵞足という部分に炎症を生じる病気で、内側に膝を曲げたりするようなスポーツにより、過度な負荷がかかることによって起こります。 そして、ロードバイクでは、誤ったフォームによる膝への過度な負担が引き金となって、鵞足炎を発症するケースがあります。 ロードバイクで鵞足炎にならないようにするには? 鵞足炎はウォーミングアップが足りない、オーバートレーニングなどが原因の1つになります。ロードバイクだけでなく、スポーツなど体を動かす前には十分なストレッチやウォーミングアップが必要不可欠です。 また、ロードバイクの誤ったフォームとして、つま先が外側に向いてしまう、膝を内向きにして漕いでしまうという2つが挙げられます。このようなフォームでロードバイクを続けると、疲れが溜まりやすいですし、疲れがたまると、フォームへの意識が疎かになることがあります。 ロードバイクでは、きちんとしたフォームが大事!自分のフォームを見つめなおしましょう。 繰り返す鵞足炎の痛みでロードバイクが楽しめない!再生医療という最新療法 鵞足炎は一度発症すると何度も再発しやすい病気です。せっかくロードバイクを楽しんでいても、再発が怖い、痛みがあってロードバイクすら乗れないという方は、再生医療という治療法を検討してみてはいかがでしょうか。 現在ではPRP療法といって、自分の血液から取り出した血小板を濃縮し、その液体を直接患部に注射して血小板のもつ修復作用で病気を治すという治療法があります。 入院や手術の必要もありませんし、体に負担がかかりにくいというメリットもあります。 まとめ・ロードバイクで鵞足炎の可能性!膝の痛みがあるなら疑うべき 鵞足炎は予防をすることができる病気ですが、完全に発症を防ぐということはできません。ロードバイクが趣味という方には、膝の痛みは致命的な症状と言えるでしょう。鵞足炎を発症しないためにも、十分なウォーミングアップと適切なフォームの見直しをこころがけましょう。 また、何度も鵞足炎を繰り返すという方は再生医療という治療を選択するのも1つの選択ですよ。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
2019.10.20 -
- 再生治療
- ひざ関節
階段の上り下りで膝の内側がズキッと痛む・運動の翌日に膝がだるく、内側を押すとピンポイントで痛いといった、症状に心当たりがある方は、鵞足炎(がそくえん)の可能性があります。 鵞足炎は初期段階であれば、安静やセルフケアで改善することも多いですが、放置すると慢性化し、長引く痛みの原因になることも。 本記事では、鵞足炎のセルフチェック方法や対処法について解説しています。 まずは自分の膝の状態を簡単に確認できるセルフチェックから始めてみましょう! 鵞足炎のセルフチェック方法 以下を参考に鵞足炎のセルフチェックを行いましょう。 【鵞足炎のセルフチェック表】 階段の上り下りで膝の内側に痛みを感じる 正座やあぐらの姿勢で痛みが強くなる 安静にしていると痛みは軽いが、運動後に悪化しやすい 膝を深く曲げたり(90度以上)、完全に伸ばしたときに痛みが出る 膝関節自体に腫れはないが、内側がなんとなく腫れぼったい感覚がある 膝のお皿の内側から約5~7cm下のあたりを押すと鋭い痛みを感じる 膝を曲げる(踵をお尻に近づける)動作で、内側に痛みが出る これらのチェックは、鵞足部に炎症があるかを自宅で簡単に確認するための方法です。 ただし、膝の痛みには他にも内側側副靱帯損傷・滑液包炎・変形性膝関節症など多くの可能性があります。 症状が強い・長引く場合には、整形外科での専門的な診断を受けることをおすすめします。 鵞足炎だった場合の対応策 鵞足炎だった場合の対応策としては、以下の通りです。 安静と患部のアイシング ストレッチ・筋力トレーニングを行う また以下の記事では、鵞足炎を予防するためのポイントをご紹介しています。 安静と患部のアイシング 鵞足炎の場合、最初に行うべき対応は安静とアイシング(患部の冷却)です。 項目 内容 冷やすタイミング 痛みや腫れを感じるとき、または運動後すぐ 使用するもの 氷嚢、保冷剤、ビニール袋に入れた氷(タオルで包む) 冷却時間の目安 1回15〜20分を、1日2〜3回程度 注意点 直接肌に当てず、低温やけどを防ぐ/就寝中の使用は避ける アイシングは炎症を抑えると同時に、感覚を鈍らせて一時的に痛みを軽減する働きもあります。 症状が落ち着くまで数日間は継続してみましょう。 ストレッチ・筋力トレーニングを行う 痛みや腫れが落ち着いてきたら、再発防止や根本改善を目的としたストレッチと筋力トレーニングを取り入れていきましょう。 ストレッチとトレーニングを並行して行うことで、膝まわりの柔軟性・安定性が向上し、鵞足部にかかる負荷を分散できます。 継続することで、膝の動きがなめらかになり、再発リスクを下げる効果が期待できます。 鵞足炎による痛みを緩和するストレッチ・マッサージ方法については、以下の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。 慢性した鵞足炎に対して根本改善を目指す治療法について 鵞足炎が慢性化すると、保存療法やストレッチ、アイシングといった基本的なケアでは痛みが完全に取れず、日常生活やスポーツ復帰に支障をきたすこともあります。 そのような場合、以下のような治療を行う再生医療も選択肢の一つとして検討しましょう。 治療法 特徴 PRP療法(多血小板血漿注射) 自分の血液から抽出した成分(成長因子)を患部に注入し、炎症の抑制と組織の再生を促す。 幹細胞治療(脂肪・骨髄由来) 自身の幹細胞を用いて軟部組織の修復を図る。 再生医療は自由診療(保険適用外)ですが、従来の治療で改善しない慢性的な鵞足炎に対する新たな選択肢として、近年注目が高まっています。 具体的な治療法や費用・リスクについては、当院(リペアセルクリニック)にご相談ください。 【まとめ】膝の内側が痛い人は「鵞足炎セルフチェック」で早めの対処を 膝の内側に痛みや違和感がある場合、鵞足炎が原因である可能性は少なくありません。 セルフチェックを行った上で、以下のような症状がある方は早めに状態を確認し、適切なケアを始めることが重要です。 階段の上り下りで膝の内側が痛む 運動後や翌日に痛みが出る 膝の内側を押すとピンポイントで強く痛む 軽度のうちであれば、安静・アイシング・ストレッチなどのセルフケアで炎症を抑えられることもあります。 しかし、痛みが長引いている場合には、PRP療法や幹細胞治療といった再生医療を検討するのも一つの方法です。 手術を回避しながら自己修復力を活かして根本改善を目指せるとして、近年注目を集めています。 治療法については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEからも確認いただけますので、ぜひ参考にしてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2019.10.15 -
- ひざ関節
- 再生治療
膝を使いすぎ鵞足炎になってしまったら、アイシングが効果的! 鵞足炎を発症!そんな時はアイシングが効果的です! サッカーやマラソンをしている人なら誰しもが発症する可能性のある鵞足炎は、アイシングが効果的と言われています。 今回は、鵞足炎とはどのような症状なのか、また、アイシングのやり方についてご紹介します。 鵞足炎とは? 鵞足炎とは、膝を取り巻く3つの筋肉がくっついている部分を鵞足部と言い、この鵞足部に炎症が起きると「鵞足炎」という病気を発症することになります。 主にランニングやサッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、水泳など、足を内側にひねる動きをするスポーツをする人に生じやすい疾患で、膝に負荷をかけすぎる、急な負荷をかける、運動前のストレッチをおろそかにしたりするなどで発症します。 鵞足炎を発症した場合は、急性期であればアイシングが効果的です。その後は鎮痛剤の内服や貼り薬、ストレッチなどを行って治療を行います。 鵞足炎になったときはどこをアイシングするの? 鵞足炎になると、膝の内側に強いズキズキとした痛みを生じます。明らかな腫脹が見られた場合はもちろん、痛みを感じたらまずはすぐに患部を冷やす(アイシングをする)必要があります。速やかに氷を入れた袋や保冷剤などを、膝の内側のでっぱった部分に当て、患部を冷やしてあげましょう。 そして、なるべく早く専門医を受診し、診断・適切な治療を受けるようにしてくださいね。 鵞足炎でアイシングをしても痛みが引かない・再発するときは? 鵞足炎は繰り返しやすいという特徴があります。そのため、ストレッチやアイシングなどを行っても、再び発症してしまう人が少なくありません。 繰り返す鵞足炎を何とかしたいとお考えの場合、再生医療という選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。 現在はPRP療法といって、自分の血小板を濃縮した液体を患部に注射し、血小板のもつ修復作用で根治するという治療法があります。ドーピングにも指定されていないため、アスリートの方たちも安心して治療を行うことができますし、体に負担をかけない治療法として注目を集めています。 まとめ・膝を使いすぎ鵞足炎になってしまったら、アイシングが効果的! スポーツをしている最中に急な膝の内側の痛みに襲われた場合は、鵞足炎を発症しているかもしれません。腫れや熱感・痛みを感じたら、まずはアイシングをし、必ず専門の医療機関を受診してください。 もし、鵞足炎を繰り返してしまう場合は、再生医療という治療の選択肢もあります。入院や手術も不要なので、仕事を長期で休む必要もないという点も魅力のひとつです。自分にあった治療法を探してみてくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
2019.10.13 -
- 再生治療
- ひざ関節
膝靭帯損傷の回復期間!歩けないほどの場合安静で1か月、ただし完全回復は難しい 膝靭帯損傷を起こした直後、歩ける人もいれば、歩けない人もいます。靭帯を損傷したと思った場合、無理は禁物です。まずは安静にして早めに医療機関を受診し、医師の指示を仰ぎましょう。しかし、万が一、歩けない状態の膝靭帯損傷を引き起こしてしまったら、どれぐらいの治療期間が必要か不安ですよね。 今回は、膝靭帯損傷で歩けなくなったら、治療後どのくらいの期間で歩けるようになるのかを紹介します。 膝靭帯損傷で歩けない場合、安静にすれば1カ月程度で歩けることが多い 膝靭帯が断裂した場合、膝関節が抜けたような違和感といった症状がでます。出血のために関節が腫れるなど、歩くことが困難になることも多々あります。ただ、膝靭帯損傷で歩けなくなったとしても、安静にしていれば1ヶ月位してくると腫れや痛みが取れて、普通に歩けるようになっていきます。 膝靭帯損傷から歩けても、完全に治しきるのは難しい 膝靭帯損傷で歩けなくなっても1ヶ月程で歩けるようになると紹介しましたが、これはあくまでも歩けるようになることが前提で、完全に治るわけではありません。 歩けるようになったとしても、膝靭帯損傷の後は、膝関節のゆるみが残ります。膝関節のゆるみは、日常生活においては支障をきたしませんがスポーツをする予定がある人は再び膝靭帯損傷になる可能性があるため手術という選択が必要になります。 膝靭帯損傷の手術後、2~3週間では歩けるようになる 膝靭帯損傷の手術を受けた場合、術後2~3日目から松葉杖で歩く練習を始め、2~3週間程で松葉杖が取れて歩けるようになります。膝関節を動かす訓練も同時に行い、筋力の回復を目指します。 歩けるようになるのは2~3週間ですが、スポーツへ復帰できるまでには、ランニングやジョギングだと術後4ヶ月、完全に復帰できるまでには術後8ヶ月程度は要します。 膝靭帯損傷、スポーツで復帰を目指すなら再生医療 アスリートや、スポーツ選手、それ以外でもスポーツを頻繁に楽しまれたいなら、膝靭帯損傷の手術を受けるという選択肢が一般的です。ただし、手術に抵抗がある人や、より早くスポーツ復帰したい人には、最近注目の再生医療という選択肢があります。 特にアスリートにとって、長期の入院やリハビリ、手術などは選手生命にかかわる問題です。シーズン中はもとより、オフシーズンであっても身体的なパフォーマンスは維持したいどころか、上げたいというアスリートも多くいます。 そんな方たちにとって手術や入院は、何としても避けたいと考えるのは当然です。最初は我慢しながら、そして症状が進み手術を受けて、それでも思うようなパフォーマンスが取れないことで引退に追い込まれる選手は多くいます。 こんなスポーツを生業とするアスリートにこそオススメしたいのが再生医療です。手術を避けて入院もせず、患部の症状を回復させる最新医療だからです。 靭帯損傷は、スポーツ選手にとって大変な致命的ともいえる症状です。 だからこそパフィーマンスはもとより、選手生命を縮めないため、逆に伸ばすためにも再生医療を選択肢として持っていただければと思います。 そうすれば安心してプレーやトレーニングに励むことが可能です。再生医療の治療は少しでも早く治したい人、長期間治療しているのに効果が感じられない人などにも効果が期待できます。 まとめ・膝靭帯損傷の回復期間!歩けないほどの場合安静で1か月、ただし完全回復は難しい 膝靭帯損傷で歩けなくなったとしても、1ヶ月程で歩けるようになるので安心してください。 ただし、スポーツをしている人は、膝靭帯損傷を再発する可能性があるので、手術をすることをおすすめします。手術は身体の負担にもなりますし入院の必要性もあるので、抵抗がある、時間が限られているという人は、再生医療という選択肢も検討してみてください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼ スポーツ外傷(筋・腱・靭帯損傷)に対する再生医療 当院の再生医療は、スポーツ選手のパフォーマンスを維持し、選手生命を守ります
2019.10.09 -
- ひざ関節
- 再生治療
鵞足炎(がそくえん)とは、鵞足と呼ばれる膝の内側の部位が、無理に動かされることによって生じる炎症です。 サッカーやマラソン、バスケットボールなどのスポーツ選手をはじめ、変形性膝関節症の既往歴がある方も発症しうる疾患のため注意が必要です。 湿布は辛い症状を和らげたいときに利用される鎮痛剤の1種ですが、効果的な貼り方がわからない方も多くいるのではないでしょうか。 本記事では、鵞足炎に効果的な湿布の貼り方やおすすめの種類をご紹介します。 湿布の効果を十分に得られるよう、鵞足炎の症状にあった湿布を使用しましょう。 鵞足炎に効果的な湿布の貼り方 鵞足炎に効果的な湿布の貼り方や位置は、以下の通りです。 鵞足の位置 膝の内側(足から膝に向かって触れる出っ張った部分が目安) 湿布の貼り方 出っ張った部分を中心に縦方向に貼る 鵞足炎になったときは、膝の内側にある出っ張った箇所を中心に縦方向に湿布を貼るのが効果的です。 鵞足は膝の内側にあるため、膝を動かした際に湿布がずれないようにする必要があります。 膝へかぶせるように湿布を貼り、貼付する場所がずれてしまうと十分な効果が得られません。 鵞足炎になった場合に、湿布の効果を十分に得られるよう、貼り方や適切な種類を確認し貼付しましょう。 鵞足炎に効果的な湿布の種類 鵞足炎に効果的な湿布の種類は、症状や程度によって異なります。症状に合わせて適切な湿布を貼りましょう。 発症から14日程度の期間を指す急性期は「冷湿布」を貼り、まずは痛みや強い炎症を抑えることが重要です。 急性期を脱したあとの慢性期には、非ステロイド抗炎症薬の湿布を用いて疼痛のコントロールを図りましょう。 湿布の成分について 湿布の成分は、大きく以下の3つに分けられます。 成分 効果 特徴 サリチル酸メチル 消炎 植物に含まれている成分 冷湿布・温湿布がある 厚手のシート状が多い カプサイシン 消炎・温感 血流促進・鎮痛 血流を促進 感覚神経が麻痺し痛覚が鈍くなる 非ステロイド性抗炎症薬 消炎・鎮痛 消炎効果・鎮痛効果に優れる 刺激を抑える効果が強い 医師の指示のもと症状に合った湿布を使うことが得策ですが、早急に湿布を使用したい場合は成分内容を確認し、適切な種類を使用しましょう。 【湿布以外】鵞足炎の痛みを自分で和らげる方法 湿布以外で鵞足炎の痛みを和らげる方法は、以下の2つです。 ストレッチやテーピング固定などを適切に行うことで、鵞足炎の症状改善や再発予防に役立ちます。 過度なストレッチや誤った固定方法は、鵞足炎を悪化させる恐れがあります。 鵞足炎の痛みを悪化させないためにも、湿布以外の適切な対処法も確認しましょう。 ストレッチ 湿布以外で鵞足炎を治す方法として、ストレッチがあります。ストレッチは、鵞足部の筋肉や腱の緊張を緩和し、血行を促進させることで、症状の軽減を助けます。 鵞足炎に効果的なストレッチ方法は、以下のとおりです。 過度なストレッチや誤った動かし方は逆効果となり、治りが悪くなる可能性があるため、無理のない範囲で行うことが大切です。 テーピング・サポーターによる固定 テーピングやサポーターによる固定は、鵞足炎の症状を軽減し、痛みの緩和に効果的な方法です。 テーピングは膝を90度に曲げ、膝の皿を包み込むようにしっかりと巻くのが効果的です。 サポーターを使用する場合は、補強機能付きの膝サポーターの使用を推奨します。 ただし、長時間の固定は筋力低下を招く可能性があるため専門医のアドバイスを受けながら、適切な使用方法を心がけましょう。 鵞足炎に対する湿布の効果は? 鵞足炎に湿布を使用すると症状の緩和に効果が期待できますが、炎症や痛みの元となる問題の解決には至りません。 湿布により一時的に症状が緩和された状態で運動を再開すると、すぐに症状が出現する可能性があります。 鵞足炎を治すには、炎症が起きている原因を知り、対処しなくてはなりません。鵞足炎の主な原因は、以下のとおりです。 下肢を無理に動かすと、膝へ大きな負担がかかり鵞足炎になる可能性があります。鵞足炎になってしまった場合は、症状が悪化する前に湿布薬で対症療法を行いましょう。 湿布薬には処方制限がある点にも注意 鵞足炎の症状緩和に効果的な湿布薬は、処方制限があるため注意が必要です。 保険適応の場合はクリニックや医院をまたいでも、もらえる湿布薬の枚数に制限があります。 さらに、湿布薬は症状を緩和するのみで、根本的な原因を改善することはできません。 そのため、湿布薬による対応には限界があると言えます。 鵞足炎の根本的な治療を目指す場合は、再生医療の検討をおすすめします。 再生医療では損傷した組織を修復・再生することで、鵞足炎の症状改善に期待できます。 湿布薬の処方制限や、鵞足炎の根本原因の解決に悩んでいる人は、再生医療による治療を検討しましょう。また、その際はぜひ当院へご相談ください。 鵞足炎と湿布に関するよくある質問 鵞足炎と湿布に関するよくある質問を以下にまとめました。 鵞足炎と湿布に関する理解を深め、症状があった際にすぐに対処できるようにしましょう。 鵞足炎に効く薬は? 鵞足炎に効く薬は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やステロイド注射などです。 非ステロイド性抗炎症薬とは、熱感や腫脹などの炎症反応を改善する薬で、代表例にはロキソプロフェンやイブプロフェンがあります。 非ステロイド性抗炎症薬が含まれている湿布は、消炎作用だけでなく鎮痛効果にも優れているため、鵞足炎の症状緩和が期待できます。 ステロイド注射は何回も行うと効果が薄れていきますが、少量であれば鵞足炎に効果的です。 ステロイド注射は副作用も出現しやすいため、医師と相談した上で実施するかを検討しましょう。 鵞足炎は冷やすべき?それとも温めるべき? 鵞足炎の症状緩和には、冷却と温熱療法の両方が効果的ですが使い分けが重要です。 発症直後は冷却が推奨されます。冷却は炎症反応を抑え、腫れや疼痛を軽減する効果があります。冷湿布自体には冷却効果がほとんどないため、アイシングの実施が大切です。 急性期を脱し症状が落ち着いたら、患部を温めましょう。患部を温めると血行が促進され、筋肉の緊張が緩和されます。 誤った処置は症状の悪化を招くため、医師の指示に従い、適切な冷却・温熱療法を実施しましょう。 鵞足炎のセルフチェック方法は? 鵞足炎のセルフチェック方法は、以下のとおりです。 セルフチェックを行うことは重要ですが、正確性に欠けるため自己判断しないよう注意しましょう。 定期的にセルフチェックを行い、異常を感じた際は早めに医療機関を受診してください。 鵞足炎を早く治すために再生医療による治療がおすすめ 鵞足炎を早く治すために、再生医療による治療がおすすめです。 再生医療では、鵞足炎の症状を緩和するとともに、損傷した組織を修復することで症状の改善が期待できます。 再生医療は手術や入院を必要としないため、仕事やスポーツを長期間休まなくて良いメリットがあります。 鵞足炎の治療で再生医療を検討している方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 【まとめ】湿布を貼っても治らない鵞足炎は再生医療も検討 鵞足炎の痛みを和らげるためには、湿布を正しく選び、適切に貼ることが重要です。 とくに、冷湿布と温湿布の使い分けや処方制限に注意しながら使用することで、症状緩和が期待できます。 また、湿布以外の方法としてストレッチやテーピング、サポーターの活用も効果的です。 ただし、湿布やセルフケアでは痛みの改善が見られない場合もあります。そのようなときには、再生医療による治療をおすすめします。 再生医療では、損傷した組織を修復することで症状の改善に期待ができます。 鵞足炎の治療に悩んでいる方は、選択肢の一つとして再生医療を視野に入れて、早期の回復を目指しましょう。 湿布を貼っても治らない鵞足炎にお悩みの方は、ぜひ当院の再生医療をご検討ください。
2019.10.08 -
- ひざ関節
鵞足炎は膝の内側に炎症が生じるスポーツ障害の一つで、再発しやすいのが特徴です。 間違ったフォームや柔軟性不足、筋力の偏りなどが重なると、症状の悪化や長期化を招くリスクもあります。 そのため、日頃から正しいフォームの意識づけやストレッチ、筋力トレーニングによるバランス強化を心がけることが予防の鍵となります。 本記事では、鵞足炎を繰り返さないために、日常生活で習慣化すべき5つの予防ポイントを詳しく解説します。 鵞足炎のリスクを減らすだけでなく、快適にスポーツを楽しむためにも、ぜひ参考にしてください。 鵞足炎を予防するために習慣化したい5つのポイント 鵞足炎を予防するために習慣化したいポイントは、以下の通りです。 太ももの筋肉を鍛える 日常的にストレッチを行う 正しいランニングフォームを身につける 運動時ふくらはぎにテーピングする スポーツ後はアイシングする これらの対策を日常に取り入れることで、膝への負担を軽減し、鵞足炎の発症や再発リスクを防ぐ効果が期待できます。 無理のない範囲で継続し、自分の体に合った予防スタイルを見つけていきましょう。 太ももの筋肉を鍛える 鵞足炎の予防には、太ももの筋肉(とくに大腿四頭筋とハムストリング)をバランス良く鍛える必要があります。 大腿四頭筋は膝を伸ばす際に、ハムストリングは膝を曲げる際に使われる筋肉で、これらが弱いと膝関節への負担が増し、鵞足部の炎症リスクが高まります。 大腿四頭筋を鍛えるには、以下の運動が効果的です。 効果 スクワット ・大腿四頭筋、ハムストリング、臀筋など、下半身全体の筋力バランスを向上 ・膝関節の安定性向上とランニングフォームの改善 ・体幹強化にもつながり、全身の安定性がアップ レッグエクステンション ・大腿四頭筋を集中的に鍛える ・膝を伸ばす力が強化され、関節の安定性が向上 ・リハビリや膝の怪我からの回復にも用いられる スクワットは自宅でも手軽に実施可能で、道具を使わずに全身を鍛えられる点が魅力です。 レッグエクステンションは大腿四頭筋を集中的に鍛えられますが、専用のマシンが必要です。 ただし初心者であれば、自重、チューブでも効果がありますので、そちらの使用も検討しましょう。 週に2~3回を目安に取り組むことで、太もも周辺の筋力が強化され、膝関節への負担を軽減し、鵞足炎の予防につながります。 日常的にストレッチを行う 鵞足炎の予防には、筋肉の柔軟性を高めるストレッチが欠かせません。 とくに、太ももの内側にある以下の筋肉は鵞足を構成する筋肉のため、硬くならないよう柔軟性を維持することが重要です。 特徴 縫工筋 ・ 体内で最も長い筋肉 ・股関節を外に開き、膝を曲げる動作に関与 薄筋 太ももの内側に位置し、脚を内側に閉じたり膝を曲げる動作を担う。 半腱様筋 ハムストリングの一部。脚を後方に引く、膝を曲げるなどの動作に関与。 日常的に以下のストレッチを行うことで、これらの筋肉の柔軟性を保ちながら鵞足炎の予防にもつながります。 効果 長座体前屈 太もも裏(ハムストリングス)から背中、臀部にかけての柔軟性を高め、骨盤の可動域を広げる。 開脚ストレッチ 内転筋やハムストリング、股関節周辺の柔軟性向上に効果的。脚の可動域が広がりやすくなる。 壁に手をついてアキレス腱を伸ばすストレッチも、ふくらはぎの柔軟性を高めることで膝関節の負担が軽減され、鵞足炎の予防につながります。 ストレッチは、運動前後のウォームアップやクールダウンに取り入れましょう。 また、入浴後など筋肉が温まっている状態で行うと、効果が得られやすくなります。 正しいランニングフォームを身につける ランニングは膝への負担が大きく、鵞足炎の発症要因としても引き起こしやすいスポーツです。 しかし、正しいフォームを身につければ、膝への負担を軽減できるほか、鵞足炎のリスクを下げられます。 膝が内側に入ると鵞足に過剰な負担がかかり、炎症を引き起こしやすくなります。 また、歩幅を広げすぎると着地時の衝撃が大きくなり、膝への負担が増加しやすいです。 これらを意識してフォームを改善すると、鵞足炎のリスクを軽減できます。 運動時ふくらはぎにテーピングする 運動中の膝の負担を軽減し、鵞足炎の予防に効果的なのが、ふくらはぎへのテーピングです。 テーピングは筋肉や関節の動きを適度に制限しながらサポートすることで、運動時の負荷を分散させる役割を果たします。 とくに、ふくらはぎの筋肉は膝関節の安定性に関わっているため、ふくらはぎの筋肉をテーピングでサポートすると膝関節への負担を軽減できます。 やり方は鵞足部を起点として、ふくらはぎ全体を覆うようにテーピングするのが一般的です。 ただし、正しく行わないと効果が得られないだけでなく、皮膚トラブルを引き起こす可能性があります。 テーピングをする際は、専門家のアドバイスを受けると良いでしょう。 スポーツ後はアイシングする スポーツ後のアイシングは、鵞足炎をはじめとする膝の炎症を防ぐ効果的なケア方法です。 運動を行うと、筋肉や関節には小さな損傷や炎症が生じることがあります。 アイシングはこれらの炎症を抑え、痛みを和らげてくれます。 基本的なアイシングの手順は、以下のとおりです。 ①:氷嚢や保冷剤をタオルで包む ②:患部に15〜20分ほど当てる ③:②を繰り返す 実践する際は、凍傷を防ぐためにタオルで包んでから当てましょう。 また、運動後だけでなく、痛みや腫れを感じた場合にも行う習慣をつけると怪我を予防しやすくなります。 繰り返す鵞足炎には再生医療の選択肢も 鵞足炎は、一度発症すると再発を繰り返しやすい厄介な疾患です。 とくにスポーツを頻繁に行う方や、過去に発症歴がある方は注意が必要です。 繰り返す鵞足炎には、再生医療におけるPRP療法を検討しましょう。 患者様自身の血液を使用にするため、拒絶反応や副作用のリスクが低い 入院不要で最短30分での治療が可能 血小板が損傷部位の修復をサポート 自己の組織を利用する幹細胞治療は、副作用のリスクが低いとされています。 この治療法は鵞足炎によって損傷した腱や滑液包の修復を促し、痛みの軽減や機能回復を目指すものです。 PRP療法については、以下の動画でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/aSqBW6H-9es?feature=shared 【まとめ】鵞足炎を予防するために習慣を変えよう 鵞足炎は膝の内側に痛みを引き起こす代表的なスポーツ障害で、発症を防ぐには、以下のような予防策を心がけることが非常に重要です。 太ももの筋力をバランスよく強化する ストレッチで筋肉の柔軟性を保つ 正しいランニングフォームを身につける テーピングで膝への負担をサポート 運動後はしっかりアイシング これらを継続すれば、膝の負担が減り、炎症や痛みの発生リスクを下げられます。 ただし、鵞足炎は再発しやすい疾患であり、一度でも発症した場合は継続的なケアと根本的なアプローチが必要です。 再生医療も、従来の対処法で十分な効果を得られなかった方の新たな選択肢となります。 再発を繰り返している方や、より根本的な改善を目指したい方は、医師と相談のうえ再生医療の活用も検討してみてください。
2019.10.05 -
- ひざ関節
- 幹細胞治療
膝の靭帯損傷、どこが痛みますか?部位によっては自然治癒が可能です 膝の靭帯損傷というケガをしてしまい、手術を勧められている方の中には、手術をしないで治療できたらと望んでいる人も多いのではないでしょうか。 実は、膝靭帯損傷の部位によっては自然治癒が可能です。 どの部位なら自然治癒が可能なのか、自然治癒の治療方法や、自然治癒が難しい場合の治療方法について紹介します。 膝靭帯損傷は、内側の側副靭帯損傷なら自然治癒が可能 膝関節の下の脛が、外側にねじれたときに発生するのが内側側副靭帯損傷で、スポーツの膝靭帯損傷の中では比較的多いです。 損傷の程度によって、以下のように重症度が異なります。 ・重症度1:症状は痛みがあるだけで膝の左右への不安定さがない ・重症度2:痛みがあるものの30度膝屈曲位で主に左右方向に不安定 ・重症度3:痛みが強く30度屈曲位と完全伸展位で不安定 保存療法で膝靭帯損傷の自然治癒が目指せるとは? 重症度が1度や2度の内側側副靭帯損傷であれば、手術をしない保存療法で自然治癒を目指せます。 手術をしない保存療法では、サポーターで固定して損傷箇所が融合するのを6週から8週待ちます。ギプスによる固定はなるべく使わない傾向にあります。 膝靭帯損傷の自然治癒が見込めない場合は手術か再生医療 内側側副靭帯損傷以外の膝靭帯損傷の場合、自然治癒は見込めないので保存療法は選択せず、手術療法か再生医療を選択することになります。 手術療法では、自分の腱組織を用いた靭帯再建術が関節鏡を用いて行われ、術後には3~6ヶ月のリハビリが必要になります。 再生医療をご存知でしょうか?これまでの手術にとって変わる最先端の治療で、現在とても注目されている治療方法です。 自身の幹細胞を注入する治療方法は、手術を避けることができる上、入院不要なため、身体への負担が少なく、治療やリハビリに時間を費やすことがなく早い治癒が望めるという特徴があります。 まとめ・膝の靭帯損傷、どこが痛みますか?部位によっては自然治癒が可能です できれば自然治癒で膝靭帯損傷を治したいと思う人も多いと思いますが、実際に自然治癒で治療ができるのは、内側側副靭帯損傷の重症度が軽いケースに限られています。 その他の膝関節の靭帯に関する治療は、手術療法が一般的です。しかし、最近は手術療法だけでなく、再生医療を用いた治療も可能になってきました。 再生医療は、自分の幹細胞を注入する治療なので、手術をした時のような身体への負担がかからず、自然治癒に近い治療と言えます。身体に負担をかけずに治療をしたい、なるべく早い治癒を目指したいと考えている人は再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。 当院は再生医療専門クリニックです。国内有数の症例数を有し、再生医療専門医が診察や治療に当たります。再生医療の治療に興味やご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。 監修;リペアセルクリニック大阪院
2019.10.02