股関節の痛みの原因は立ち仕事?関わりのある変形性股関節症について解説

公開日: 2020.07.19
更新日: 2025.07.31

立ち仕事をしている際に股関節に痛みを感じる変形性股関節症にお悩みの方も、多くいらっしゃるかと思います。

痛みを放置すると、進行性の疾患や慢性的な痛みにつながる可能性があるため、注意が必要です。

この記事では、立ち仕事が股関節に与える影響や関連する疾患について詳しく解説します。

痛みを予防・緩和する方法や治療法についても、医療的な視点から解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。。

\公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ リペアセルクリニック 公式LINE画像

LINE限定で無料オンライン診断を実施中!
>>簡単30秒で診断してみる

立ち仕事が原因で変形性股関節症を発症する理由

股関節は、体重を支えるだけでなく、「立つ」「歩く」「座る」など日常生活の基本動作を司る要となっている関節です。

立ち仕事は股関節に過度な負担がかかるので「変形性股関節症」になりやすいと考えられています。

股関節には軟骨があり、この病気になると軟骨が少しずつすり減ってしまいます。

そのため、股関節に痛みが生じたり、歩行障害が現れることもあるので注意が必要です。

立ち仕事だけでなく、肥満や股関節に負担のかかるスポーツも、この病気になりやすい特徴を持ちます。

変形性股関節症の症状

変形性股関節症は、初めは軽い痛みや違和感が現れますが、進行するにつれて日常生活に大きな支障が出てきます。

代表的な症状は、以下の通りです。

  • 立ち上がったり、歩き始めた時に足の付け根が痛む
  • 爪を切ろうと前屈みになると股関節に痛みを感じる
  • 和式トイレから立ち上がれない
  • 長時間正座ができなくなる
  • 長時間歩くのが辛くなる
  • 車やバスに乗り降りする際に杖や手すりが必要になる
  • お尻や太ももに痛みが出る
  • 足の長さに左右差が出てくる

症状がある場合は早めに専門医を受診し、適切な治療を受けましょう。早めの対応が症状の進行を防ぎます。

股関節の痛みを防止するために心掛けること4選

関節の痛みを防止するには、以下の4項目を意識しましょう。

1.体重管理
2.適度な運動
3.冷えに注意
4.生活スタイルの改善

体重の増加は、股関節への負担をさらに大きくします。

自分の適正体重を保つように注意し、適度な運動を行いましょう。

また腰回りが冷えると、股関節の痛みも増強します。

暖かい服装で過ごし、入浴はシャワーだけで終わらせず、湯船につかる習慣をつけることが重要です。

 

股関節の痛みを緩和する治療法

股関節の痛みを緩和する治療法は、以下の通りです。

  • 薬物療法
  • 運動療法
  • 手術療法
  • 再生医療

初期症状では、痛み止めの薬を服用します。

股関節の痛みを緩和する治療で、根本的な治療ではありません。

適度な運動により股関節のまわりの筋肉を強化し、股関節の変形の進行を抑える運動療法も存在します。

症状の改善がみられない場合は手術を検討する場合もあります。

手術は2種類あり、症状が比較的軽度、かつ若年層には自分の骨を活用する骨切り術が検討されます。

また近年では再生医療によるアプローチも注目されています。

再生医療とは、自己由来の細胞や幹細胞を用いて股関節の炎症を抑え、軟骨の修復・再生を促す治療法です。

手術を回避したり、手術後の痛みを軽減したりする効果が期待できます。主に、PRP療法や幹細胞治療などが用いられます。

手術をしない新しい治療「再生医療」を提供しております。

立ち仕事による股関節の痛みでお悩みの方からよくある質問

立ち仕事による股関節の痛みでお悩みの方からよくある質問は、以下の通りです。

下記では、疑問について詳しく回答していくのでぜひ参考にしてみてください。

立ち仕事向けの股関節に効くストレッチは?

立ち仕事向けの股関節に効く簡単にできるストレッチは、股関節周りの筋肉をほぐす「股関節回し」や、太もも前面を伸ばす「大腿四頭筋ストレッチ」がおすすめです。

立った状態でできる「股関節回し」のストレッチ方法をご紹介します。

  • 背筋を真っ直ぐにして、片足立ちになります
  • 股関節を軸に、上げた脚の膝で円を描くように10回ほどゆっくり回します
  • 10回終了したら、逆の脚も同じようにおこないます

「股関節回し」は立った状態でも行えるため、仕事の合間に無理なく取り入れられます。

日常的にストレッチを続けると、股関節の柔軟性が高まり、痛みの軽減や予防に効果的です。

習慣化して、股関節の健康を保ちましょう。

変形性股関節症は歩いた方が良いですか?

変形性股関節症のリハビリは、股関節に負担をかけない範囲でのゆっくりとした歩行が効果的です。

無理のない速度で歩くと筋力を維持し、関節の柔軟性を保てます。

ただし、速く歩くと股関節に負担がかかりやすいため、自分のペースを守るのが大切です。

最初は短い距離から始め、慣れてきたら少しずつ時間や距離を延ばすようにしましょう。

また、必要に応じてサポーターや杖を使用するのも有効です。

股関節に負担をかけない立ち方は?

股関節に優しい立ち方は、足で踏ん張るのではなく、頭からまっすぐに伸びるように立つことです。

股関節の痛みを抱えると、立ち上がるときに体を前に倒してしまいますが、余計な負担をかけてしまいます。

背筋を伸ばし、頭が真上に引っ張られるイメージで立つと、股関節にかかる負担が軽減され、立ち上がる動作が楽になります。

また、立つときは足を肩幅に開き、重心を均等に保つのもポイントです。

変形性股関節症で立ち仕事がつらい場合は再生医療を検討ください

立ち仕事により股関節に痛みが生じる方は、変形性股関節症が考えられます。

症状が悪化する前に、予防や自分に合った治療法を選ぶのが大切です。

また、近年は再生医療による治療も選択できます。

再生医療はスポーツ医療でも多く用いられており、負担や副作用が少ないため、注目を集めています。

リペアセルクリニックの再生医療は、幹細胞治療やPRP治療など、最新の再生医療技術を駆使し、患者様一人ひとりに最適な治療を提供しています。

患者様の症状やご希望に応じて、個別の治療プランを提案し、無理な勧誘は行わず、安心して治療を受けていただける環境を整えています。

変形性股関節症の治療のひとつとして、ぜひリペアセルクリニックの再生医療を検討してみてください。

\クリック\タップで電話できます/

電話をかける

監修者

岩井 俊賢

Toshinobu Iwai

医師

略歴

2017年3月京都府立医科大学 医学部医学科卒業

2017年4月社会医療法人仁愛会 浦添総合病院 初期研修医

2019年4月京都府立医科大学附属病院 整形外科

2020年4月医療法人啓信会 京都きづ川病院 整形外科

2021年4月一般社団法人愛生会 山科病院 整形外科

2024年4月医療法人美喜有会 リペアセルクリニック大阪院 院長