アスリートは「免疫力低下」に注意!対策する方法を紹介します
公開日: 2019.11.04更新日: 2024.03.11
アスリートは一般の人よりも強健な体を持っていると思われていますが、実はアスリートは、風邪やインフルエンザなどにかかりやすいのです。
それは厳しいトレーニングをしていることが原因で、免疫力が低下しているからです。
今回は、アスリートが免疫低下を起こす原因、アスリートが免疫力を高めるための対策法について紹介します。
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アスリートが免疫力低下を起こす原因とは?
健康的なイメージのアスリートの免疫力が低下する原因はさまざまで、以下のようなことが挙げられます。
・激しい運動
・睡眠不足
・不規則な生活
・栄養の偏った食生活
・強いストレス
適度な運動は免疫力を高めますが、運動強度が高まるほど免疫力は低下し、風邪をひきやすくなることが知られています。
睡眠時間が短い、眠りの質が悪い、不規則な生活を送っている人は病気のリスクが高くなりますし、栄養の偏りや強いストレスも免疫力を低下させます。
免疫とはどんなものか?
免疫は体の中に入ってきたウイルスや細菌、カビなどを撃退し、病気にならないように守ってくれる体の仕組みです。
免疫には、「自然免疫」と「獲得免疫」があり、自然免疫は生まれつき持っている免疫で、病原体を食べて退治してくれます。
獲得免疫は自然免疫では退治しきれない毒素や病原体に対応するもので、侵入した病原体を記憶して、次の感染時に素早く対応できるように備える働きがあります。
この免疫の力が低下すると感染症やがんなどの病気にかかりやすくなります。
アスリートの免疫力低下対策を紹介します
健康のためには適度な運動と十分な睡眠、規則正しい生活が必要なのは当然のことです。
しかし、アスリートが一般人と同じことをやっていては、トップに上り詰めることはできません。
そこで、きびしい練習を続けながらも免疫力を高める最新の方法として「免疫細胞療法」があります。
NK細胞療法
患者さん自身の血液からNK細胞を取り出し、培養した後で活性化されたNK細胞を点滴で体に戻します。免疫力が高まることで病気の予防が期待できます。
CAT細胞免疫療法
患者さん自身の血液からキラーT細胞を採取し、培養後に点滴で体に戻します。活性化され大量に増えたキラーT細胞が、免疫力を高め病気になりにくい体を作ります。
まとめ
免疫は私たちの体を病気から守ってくれる自己防衛システムで、免疫力が低下すると病気にかかりやすくなってしまいます。
激しいトレーニングを行なっているアスリートは、一般の人よりも免疫力が低下している可能性があります。免疫力を高める対策法として、免疫細胞療法をご紹介しました。
免疫細胞療法は患者さん自身の血液を使うので、副作用の心配がありません。体本来の免疫力を強化して、病気にかかりにくい体づくりを目指す方法です。
免疫力アップのために、検討してみてはいかがでしょうか。