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脳梗塞の後遺症で見られる「しびれ」の原因は?種類や改善に役立つ治療法を解説

「脳梗塞の後遺症でしびれる原因は?」
「後遺症のしびれは治る?」
脳梗塞後の手足のしびれにお悩みの方の中には、上記のような疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、脳梗塞の後遺症で見られる「しびれ」の原因や治療法について解説します。
脳梗塞後の手足のしびれにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
脳梗塞の後遺症で見られる「しびれ」の原因
脳梗塞によるしびれは、脳内の感覚を司る領域、特に視床や体性感覚野が損傷を受けることで発生します。
これらの部位が障害されると、感覚情報の伝達や処理が正常に行われなくなり、実際には刺激がないにもかかわらず、ビリビリとしたしびれや異常な感覚が生じます。
一方、しびれがない脳梗塞の場合、損傷が運動機能や他の認知機能を司る領域に限定され、感覚を司る領域が影響を受けていない可能性があります。
その結果、しびれの症状は現れず、代わりに運動麻痺や言語障害など、他の症状が主に現れることがあります。
しびれの出方は、主に障害された部位や感覚経路の影響の受け方によって異なります。
脳梗塞の後遺症による「しびれ」の種類
脳梗塞の後遺症によるしびれの症状として、以下の種類があります。
それぞれの症状を詳しく解説しますが、脳梗塞の再発予防のための対処法も以下で紹介していますので、参考にしてください。
感覚低下
感覚低下とは、脳梗塞の影響により脳の神経回路が損傷した際に、触覚・痛覚・温度覚などの感覚情報が脳に正しく伝わらない状態のことです。
痛みや温度変化などが認識できないことが特徴で、触覚・痛覚・温度覚・位置覚などが低下し、火傷や傷に気づきにくくなることがあります。
日常生活に支障が出る可能性もあるため、早い段階でのリハビリを行うことが重要です。
感覚過敏
感覚過敏は、痛みを感じない程度の刺激でも過剰な痛みを感じる状態のことです。
衣服のこすれや、誰かに軽く触れられるだけで痛みを感じることが特徴で、脳梗塞後に感覚の調整機能が乱れることが原因となります。
寝具の接触だけでも痛みを感じることで、睡眠障害によるストレスなども増える可能性があるため、注意が必要です。
異常感覚
異常感覚は、刺激がなくてもチクチク感や虫が這うような感覚などの症状が出ることが特徴です。
脳梗塞により感覚経路が損傷したことで発症し、歩行時のふらつきや転倒のリスクもあります。
通常の感覚とは全く異なり、日常生活の質に直結する障害のため、日常動作や睡眠にも支障が出る可能性があります。
錯感覚
錯感覚は、触れた刺激を実際とは違う感覚として脳が認識する症状です。
軽く触れただけで、針に刺されたような痛みや、冷たいものが熱いと感じられるような錯覚があります。
服のボタンをとめられない、箸を落とす、熱いものに気づかずや火傷をするなど、日常生活でのリスクも高くなります。
脳梗塞後の「しびれ」が後遺症かその他の原因か見分けるには?
脳梗塞後のしびれについて、後遺症以外の原因は首や腰の骨、椎間板ヘルニアによる神経圧迫が考えられます。
また、手首の神経の圧迫や糖尿病性神経障害など、末梢神経の症状でもしびれることがあります。
これらの症状は、首や手足のしびれのほか、日常動作を続けることで悪化する可能性がある症状です。
脳梗塞によるしびれは、通常、体の片側(顔・腕・足)が同時にしびれることが特徴で、下記の症状に当てはまる場合は、脳梗塞によるしびれの可能性があります。
- 片方だけ手足がしびれる
- 手に力が入らない
- ろれつが回らない
- 言葉が出にくい
- 視野が半分欠けている
これらの症状を伴うことが多く、突然発症するのが特徴です。
脳梗塞の後遺症による「しびれ」の改善に役立つ治療法
脳梗塞の後遺症によるしびれの治療法は主に以下の5つです。
5つの治療法について詳しく解説します。
薬物療法
薬物療法では、症状に応じて抗てんかん薬や抗うつ薬など、神経障害性疼痛に用いられる薬が検討されます。
しかし、症状そのものを抑えることを目的としており、しびれの原因そのものを治す治療法ではありません。
薬の効果で一時的に症状が和らぐ場合でも、根本的な改善にはつながらない点に注意が必要です。
リハビリテーション
リハビリでは、関節可動域訓練に加えて、感覚の再学習や日常生活動作の練習を行い、症状への対処力を高めます。
マッサージは筋肉をほぐし、血流を改善して痛みを軽減するのが目的です。
また、関節の可動域を広げると、日常生活が楽になる効果も期待できます。
電気刺激療法
電気刺激療法(TENSなど)は、皮膚の上から電気刺激を与えて、しびれや痛みの軽減を補助的に図る治療法です。
しかし、電気刺激療法だけでしびれが改善するわけではないため、リハビリなどの運動と組み合わせる必要があります。
一部では症状軽減が報告されていますが、効果の持続や適応には個人差がある点にも注意が必要です。
温熱療法
温熱療法は、冷えやこわばりの軽減を目的とした補助的なケアとして用いられることがあります。
手足が冷たくなり血行が悪くなるとしびれが強くなるケースが多いため、ホットパックや温浴を用いて温める対策が有効です。
しびれそのものに対する効果は個人差があり、持続時間も一時的なので注意しましょう。
持続的な改善には他の治療法を併用する必要があります。
再生医療
再生医療は、脳梗塞による後遺症の改善や再発予防につながるとして注目されている治療法です。
脳梗塞に対する再生医療では、患者さま自身の細胞を採取・培養し、数を増やした幹細胞を体内に投与することで、損傷した脳の神経や血管の再生・修復を促す治療を行います。
自己細胞を用いた治療のため、拒否反応やアレルギー反応が起こる可能性が低く、身体への負担が少ないのが特徴です。
脳梗塞後の麻痺やしびれなど、日常動作が困難となる後遺症も改善が期待できるため、再生医療も選択肢としてご検討ください。
「再生医療について詳しく知りたい」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックまでご相談ください。
脳梗塞の後遺症による「しびれ」に関するよくある質問
最後に、脳梗塞の後遺症によるしびれに関するよくある質問に回答します。
脳梗塞の後遺症によるしびれについて気になる方は、ぜひ参考にしてください。
後遺症のしびれは治る?
脳梗塞の後遺症として見られるしびれは、早期から適切なリハビリを継続して行うことで、症状が軽減する可能性はあります。
改善までの期間には個人差があり、比較的早く軽減する方もいれば、長期的な経過をたどる方もいます。
しびれや感覚異常を感じた場合は、放置せず早い段階で医療機関での治療を受けることが大切です。
また、近年の脳梗塞の後遺症に対して、自己細胞を用いた再生医療による治療も注目されているため、併せて検討してみましょう。
後遺症のしびれが悪化したらどうすればいい?
後遺症のしびれが悪化した場合は、まずは主治医に相談し、脳梗塞の再発や他の疾患の可能性を確認しましょう。
原因に対して適切な治療を受けるのと併せて、身体の冷えを改善したり、マッサージをしたりするなどのケアを行ってください。
しびれが悪化した場合は、医療機関と相談し、適切な治療と継続的なケアを行うことが重要です。
脳梗塞の後遺症の「しびれ」には再生医療をご検討ください
脳梗塞によるしびれは、脳内の感覚を司る領域がダメージを受け、感覚情報の伝達や処理が正常に行われなくなることで起きます。
薬物療法によって症状をコントロールし、早期からリハビリテーションを継続することで改善が期待できます。
改善速度には個人差があり、早期からしびれが軽減する方もいれば、改善まで時間がかかる方もいるため、地道にリハビリを継続することが重要です。
なお、脳梗塞の後遺症による「しびれ」にお悩みの方は、再生医療による治療も選択肢の一つです。
再生医療では、患者さまの細胞や血液を用いて、損傷した神経や組織の再生・修復を促す治療によって、後遺症の改善が期待できます。
以下の動画では、実際に再生医療を受けたことによって、脳梗塞の後遺症が改善された患者さまの症例を紹介しています。
当院リペアセルクリニックでは、脳梗塞の後遺症に対する再生医療について無料カウンセリングを実施しております。ぜひご相談ください。
監修者
圓尾 知之
Tomoyuki Maruo
医師
資格・所属学会
日本脳神経外科学会 所属
脳神経外科の最先端治療と研究成果を活かし、脳卒中から1日でも早い回復と後遺症の軽減を目指し、患者様の日常生活の質を高められるよう全力を尽くしてまいります。


























