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肩腱板損傷で腕が上がらない!どうして?その原因とは 肩腱板損傷になると、腕が上がらなくなって悩まされるようになります。思うように腕が上がらないと洗濯物を干す、高いところのものを取るといったことが困難になるなど日常生活でもいろいろと支障が出てきます。また、ずっとこのような状態が続くのだろうかと不安になる人もいると思います。 そこで、今回は肩腱板損傷で腕が上がらないというのはなぜなのか?ということについて紹介します。 肩腱板損傷で腕が上がらないのはなぜ? 肩腱板は肩関節を覆う筋肉です。肩関節は複数の関節がありますが、それらの関節だけでは非常に不安定でスムーズに動かすことができません。その関節を安定させてスムーズに腕をあげたり、捻ったりすることをできるようにしているのが肩腱板です。 肩腱板が損傷してしまうと、肩関節を安定させる役割を十分に果たせなくなり、肩関節が不安定になるため腕が上がらないという症状が出ることがあります。 五十肩の腕が上がらない症状と、肩腱板損傷で腕が上がらない症状の違い 腕が上がらないというのは肩腱板損傷でよくある症状の1つですが、腕が上がらないと言えば五十肩をイメージする人もたくさんいると思います。 たしかに、五十肩でも腕が上がらなくなることはありますが、五十肩の場合は肩関節が不安定になるのが理由ではありません。 五十肩の場合は、本来柔らかくて伸びがある関節がかたくなってしまうのが主な理由になります。また、痛みが強すぎて動かすことができないというケースもあります。 このように、腕が上がらない理由は異なりますが、それが肩腱板損傷か五十肩かを自分で判断するのは難しいのです。 肩腱板損傷で腕が上がらないときの対策 肩腱板損傷はそのままにしておいても、損傷した部分が自然に修復し治るということはありません。悪化して損傷した部分が拡大したり断裂してしまうことがあります。 しかし、肩甲骨や脊柱など肩関節周辺の筋肉や関節を柔らかくすることで、腕を上がりやすくすることは可能です。ただし、状態の程度によっては手術をしないと腕を上がるようになるのは難しいケースもありますから、まずは専門医に相談をしてみましょう。 まとめ・肩腱板損傷で腕が上がらない!どうして?その原因とは 肩腱板損傷で腕が上がらないという症状について紹介しました。 無理やり腕をあげようとしたり、何とかしようと自己流で対策をすると悪化してしまう可能性があります。肩腱板損傷で腕が上がらないのを何とかしたいという人は、まずは医療機関で診てもらうことをおすすめします。 https://youtu.be/bKupVfsXpHM?si=AuS-8sLS0tUiHFfL ▶治療方法の選択肢のひとつとして、こちらの動画も是非ご覧ください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.11.19 -
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肩の石灰化は腱板と呼ばれる腱の中にカルシウムが蓄積して痛みを伴う疾患です。急激に強い痛みが伴うことから多くの方が悩まされています。 そんな肩の石灰化の痛みを改善するには、ストレッチによる運動治療が有効です。 本記事では、効果的なストレッチ方法を3選紹介します。症状改善と日常生活の質向上を目指すためにもぜひ最後までご覧ください。 肩の石灰化に運動治療(ストレッチ)が有効な理由 肩が石灰化している場合、夜中に肩の痛みで目が覚める・腕を動かすと痛みがある・腕を動かせないといった症状があります。 肩の石灰化に有効な治療法は多数存在しますが、そのなかの ひとつに運動療法によるストレッチが挙げられます。 ストレッチは石灰化を起こしている肩周辺の筋肉をほぐし、可動域を広げる効果があります。 この項目では、そもそも肩の石灰化とはどういった疾患なのかを具体的に解説した上で、運動治療の目的を紹介します。 肩の石灰化(肩石灰沈着性腱板炎)とは 肩の石灰化とは、体内の余分なリン酸カルシウムが肩関節の動きを安定させる役割のある腱板の周囲に沈着して硬くなってしまうことです。 沈着する初期のリン酸カルシウムはミルク状ですが、徐々に練り歯磨き状・石膏状へと硬くなっていきます。 この石灰化したものを身体が異物と認識し、攻撃することで腱板が炎症を起こします。また、硬くなり膨れ上がった石灰が腱板を突き破ることで、激しい痛みが生じます。そうした症状を、石灰沈着性腱板炎と言います。 運動療法の目的 石灰沈着性腱板炎は、発症してから1週間から4週間の急性期に強い痛みが生じます。よって急性期は保存療法で安静を保ち、強い痛みが落ち着いてから運動療法を開始します。 運動療法は、ダメージや運動不足によって硬くなった筋肉や関節をほぐすことを目的とし、痛みの緩和や関節の可動域を広げる効果があります。 また、肩の石灰化に対して運動療法を行う場合は、痛みが強くならないよう注意しなければなりません。無理して運動してしまうと症状が悪化してしまいます。 肩の石灰化に有効なストレッチ3選 肩の石灰化に運動治療が有効な理由を確認いただいたところで、さっそく有効なストレッチ3選を紹介します。 ストレッチは、空き時間を利用しながら手軽にできる運動療法です。確認し次第実践してみましょう。 タオルを使ったストレッチ 1.タオルの両端を両手で持って、上下に動かす 2.タオルの両端を両手で持って、腕を真上に挙げた状態でゆっくり左右に動かす 3.両腕を下げて体の後ろでタオルの両端を持ち、その状態で左右に動かす ※いずれも繰り返し行います 硬くなってしまった筋肉や関節をほぐすイメージで行います。強い痛みが出る場合は、無理をせず中止してください。 肩の後ろを伸ばすストレッチ 1.横向きで寝る(ストレッチを実施する肩が下になるよう) 2.下側の腕を肘から直角に曲げる(腕は肩と並行になるよう真横に向ける) 3.曲げている肘の手首を上側の手でつかむ 4.手首を腹部側に徐々に倒す(床につけるように) 上記は、肩の後ろを伸ばすのに効果的なストレッチです。就寝前など、寝転んだついでに実践できるお手軽なストレッチとなっています。 インナーマッスルストレッチ 1.床や背もたれのない椅子に座る 2.伸ばす方の腕を下から背中に回す 3.棒やタオルを持ったもう一方の腕を上から背中に回す 4.棒やタオルを両手で持ち、上に回した腕で伸ばす腕を引き上げる 上記ストレッチは、棒やタオルといった引っ張れるものを使用します。 お互いの腕を上下に分けて背中に回し、伸ばす側の腕を引っ張るイメージです。 適切なストレッチで肩の石灰化を緩和しよう 肩の石灰化に対して運動療法は有効ですが、間違ったタイミングや方法でおこなうとかえって悪化を招いてしまいます。自己判断で運動したり自己流の運動をしたりせずに、医師や専門家のアドバイスをきちんと受けた上で正しく行いましょう。 また、手術を伴わない療法として再生医療が近年注目を集めています。肩の痛みにお悩みの方は再生医療による治療も検討してみてはいかがでしょうか。
投稿日:2024.11.19 -
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石灰沈着性腱板炎の辛い痛みは放置しない!悪化するとどうなる?その治療法とは 石灰沈着性腱板炎は、前触れもなく関節に突然強い痛みが発生するので、初めて発症した人は痛みが辛いのはもちろんのこと「放っておくと悪化するの?」「悪化したらどうなるのだろう」と不安になる人も多いでしょう。 ここでは、石灰沈着性腱板炎が悪化するとどういった症状が出るのかについて、また、悪化した時の治療方法についても紹介します。 石灰沈着性腱板炎が悪化する流れ 石灰沈着性腱板炎は腱板にリン酸カルシウムの石灰が沈着し、その石灰を何らかの原因で身体が異物だと判断して攻撃することで腱板が炎症を起こすものです。 沈着する石灰は最初ミルク状ですが、悪化すると練り歯磨き状になり、さらに悪化すると石膏状になるというようにどんどん硬くなっていき、石灰が溜まって膨れ上がっていきます。 そうなると痛みがどんどん増してしまいます。 さらに、石膏状になって膨らんだ石灰が腱板を破って関節の周囲にあって関節の動きを滑らかにする働きのある滑液包へと移動すると強烈な痛みが生じます。 石灰沈着性腱板炎を悪化させないための保存療法について 石灰沈着性腱板炎が発症してから1週間から4週間くらいの急性の時期は保存療法による治療がおこなわれます。 アームスリングや三角巾などの固定器具を使って患部を動かさないようにして負荷を軽減した状態で安静したり、炎症鎮痛剤を内服するによって炎症や痛みを抑えたりします。 このような保存療法をおこなうことで石灰が体内に吸収されて消失して、悪化せずに軽快するケースが多いです。 また、この時期は石灰がまだミルク状なので、痛みが強い時は注射針を挿入して吸引して取り除く治療をおこなうこともできます。 石灰沈着性腱板炎の悪化した際の治療法 石灰沈着性腱板炎が悪化すると、慢性的に痛みが強くなり関節を思うように動かせなくなってしまいますが、石膏状になった石灰は注射針を挿入しても吸引して取り除くことはできませんし、放置しておいて自然に軽快することも期待できません。 そういう場合は、内視鏡による手術が検討されるのが一般的ですが、近年では衝撃波によって石膏状の石灰を取り除く体外衝撃波療法のように皮膚を切開する必要のない治療法もおこなわれるようになってきています。 まとめ・石灰沈着性腱板炎の辛い痛みは放置しない!悪化するとどうなる?その治療法とは 石灰沈着性腱板炎が悪化した時の症状や治療方法について紹介しました。 石灰沈着性腱板炎は悪化せずに自然に治まっていくこともありますが、悪化すると痛みや関節の可動域制限などでつらい日々を過ごすことになってしまうこともあります。 悪化させないためにも早めに医療機関を受診して正しい治療を受けることをおすすめします。 こちらも併せてご参照ください 監修;リペアセルクリニック大阪院
投稿日:2024.11.19 -
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石灰沈着性腱板炎とは 石灰沈着性腱板炎とは、肩の腱板にカルシウムが蓄積し、それが炎症を引き起こすことで強い痛みや肩の可動域制限が起こるつらい疾患症状です。 この痛みは前触れもなく突然発生することが多く、夜中に寝返りを打った瞬間に激痛が走って目覚めたり、痛みから腕や物を持ち上げたりする動作が難しくなります。そのため、症状が続くと日常生活の質が大きく低下し、不安やストレスを感じることも少なくありません。 そこで、ここでは、石灰沈着性腱板炎の痛みの原因やどれくらいの期間痛みが続くのかについて紹介します。 痛みが続く原因 石灰沈着性腱板炎の痛みは、石灰が沈着することによる腱板の炎症によるものです。 沈着する石灰はリン酸カルシウム結晶で、なぜリン酸カルシウムが沈着してしまうのかは解明されていません。 また、石灰が付着しても必ず痛みが生じるわけではないので、症状が出ていない人のなかにも石灰が沈着している人はたくさんいます。 沈着した石灰が硬くなって膨らんでしまうと痛みが増し、腱板を破って関節の周囲にある滑液包へ出てしまうと強烈な痛みが生じます。 痛みが続く期間 石灰沈着性腱板炎には3つの型(急性型、亜急性型、慢性型)があり、この型によって痛みが続く期間が異なります。 急性型 急性型は発症してから1週間から4週間に炎症によって強い痛みが生じるタイプです。 沈着する石灰はミルク状です。そして、体内で一部吸収されることもあり、自然に消滅することもあります。 石灰が消滅し炎症も治まれば痛みも生じなくなるのですが、多くの場合、残存します。 亜急性型 亜急性型は1ヶ月から半年くらい痛みが続くタイプです。 急性型のような症状が出たり、症状が治まったりするのを繰り返すのが特徴です。 慢性型 慢性型は6ヶ月以上痛みが続くタイプです。 関節をたくさん動かすと痛む、腕を挙げると痛むのが特徴です。 石灰沈着性腱板炎の治療法 発症から間もない時期 石灰沈着性腱板炎が発症してから1週間から4週間くらいの急性の時期は保存療法による治療がおこなわれます。 アームスリングや三角巾などの固定器具を使って患部を動かさないようにして負荷を軽減した状態で安静したり、炎症鎮痛剤を内服するによって炎症や痛みを抑えたりします。 このような保存療法をおこなうことで石灰が体内に吸収されて消失して、悪化せずに軽快するケースが多いです。 また、この時期は石灰がまだミルク状なので、痛みが強い時は注射針を挿入して吸引して取り除く治療をおこなうこともできます。 悪化してしまった場合 石灰沈着性腱板炎が悪化すると、慢性的に痛みが強くなり関節を思うように動かせなくなってしまいますが、石膏状になった石灰は注射針を挿入しても吸引して取り除くことはできませんし、放置しておいて自然に軽快することも期待できません。 そういう場合は、内視鏡による手術が検討されるのが一般的ですが、近年では衝撃波によって石膏状の石灰を取り除く体外衝撃波療法の ように皮膚を切開する必要のない治療法もおこなわれるようになってきています。 石灰沈着性腱板炎の治療に手術が必要なのか?についてはこちらもご覧ください 石灰沈着性腱板炎の予防 石灰沈着性腱板炎の原因については、はっきりしたことが分かっていませんが、予防には、肩関節まわりの筋力トレーニングやストレッチといった、一般的な肩の痛みの予防法が有効だと考えられます。 軽いダンベルを持って、可動域を意識したトレーニングや肩を色々な方向に動かすラジオ体操、ヨガにダンスなどもよいでしょう。肩を酷使する仕事やスポーツをする場合は、定期的な休息を取り、無理をしないよう心がけることが大切です。 また、食べ物で予防を心がけるのであれば、オメガ3脂肪酸を多く含む魚やナッツ類、ビタミンCやEを豊富に含む果物や野菜は、全身の炎症を抑える効果が期待できます。これらの栄養素を含む食品は、腱の健康を保つために有益であるという研究結果もあるので、積極的に摂取していくのがおすすめです。 肩のストレッチについてはこちらもご覧ください まとめ 石灰沈着性腱板炎は、肩に強い痛みを伴う疾患です。型によって痛みの強さや感じる期間は異なりますが、早期治療をすれば早期回復が見込めるものでもあります。悪化すると日常生活の質が低下してしまうので、早期に医療機関を受診するようにしましょう。
投稿日:2024.11.19 -
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石灰沈着性腱板炎の治療には手術が必要なのか? 石灰沈着性腱板炎は、肩に突然激しい痛みが生じて関節を動かせなくなってしまいます。 しかし、医療機関の受診を検討している人のなかには「手術を受けることになってしまうのでは?」「手術じゃないと治らないのだろうか」と不安になっている人も多いのではないでしょうか。 石灰沈着性腱板炎の治療で、発症時期や状態によっては手術が検討されるケースもあります。ここでは、手術が検討されるケースや手術内容などについて紹介します。 石灰沈着性腱板炎の手術が検討されるケース 石灰沈着性腱板炎の治療では必ずしも手術がおこなわれるわけではありません。 石灰沈着性腱板炎が発症して1週から4週くらいの急性型の場合は、沈着している石灰はミルク状で、時間が経過すると吸収されることがあります。 しかし、多くの場合は残存します。もし、痛みや関節が動かせないなどの症状が強い場合は、注射針で吸引することもできますが、急性型が過ぎても改善されず、ミルク状だった石炭が段々と硬くなってきて石膏状になってしまうこともあります。 硬く膨らんだ石灰によって、強い痛みが続き、関節の可動にも支障がある場合は手術が検討されます。 石灰沈着性腱板炎の手術内容 石灰沈着性腱板炎の手術では関節鏡を用いた手術がおこなわれます。 関節鏡とは、細い棒状の形をしたCCDカメラで、直径5ミリくらいとかなり細いので、皮膚に小さな傷を開けるだけで関節内に挿入し、関節内の状態を細部まで確認することができます。 関節鏡で状態を確認できたら、腱板に沈着している石炭を専用の機械で取り除きます。石灰を取り除いた部分は穴が開いた状態になりますが、自然に修復されるので縫合の必要がないケースがほとんどです。 入院期間と術後について 手術によって沈着していた石灰が確実に取れた場合は、手術後比較的早めに効果を実感することができますし、入院期間も数日で済むケースが多いです。 手術が成功し、腱板に沈着していた石灰が消失した場合は1週間から2週間くらいで腕を挙げることができるようになり、医師のアドバイスを受けてストレッチなどのリハビリを自分でおこなっていくというのが術後の一般的な流れになります。 まとめ・石灰沈着性腱板炎の治療には手術が必要なのか? 石灰沈着性腱板炎の治療で手術が検討されるケースや手術の内容について紹介しました。 手術というと肉体的にも精神的にも大きな負担がかかるイメージを持つ人も多いと思います。 しかし、石灰沈着性腱板炎の手術は肉体的、精神的負担も比較的少ないので、必要以上に不安になる必要はありません。 また、早期治療をおこなえば手術を受けずに軽快することも可能なので、我慢せずに早めに医療機関を受診することをおすすめします。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.11.19 -
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石炭沈着性腱板炎の急性、亜急性、慢性それぞれの治療法について 肩関節に突然強い痛みが出て関節を動かすこともできなくなってしまう石炭沈着性腱板炎は、夜中寝ている時に突然強い痛みが出ることがあります。そのため、痛みだけでなく、寝不足にも悩まされている人も少なくないでしょう。 そんな石炭沈着性腱板炎を治すために医療機関の受診を検討している人もいると思いますが、ここでは、石炭沈着性腱板炎の治療法について紹介します。 急性の石炭沈着性腱板炎の治療法 石炭沈着性腱板炎は発症時期によって急性型、亜急性型、慢性型に分けられますが、発症してから4週間までに強い痛みが生じる急性期には、保存療法がおこなわれるのが一般的です。 固定器具(アームスリング、三角巾など)を使って患部を固定して安静にしたり、湿布で患部を冷やす、消炎鎮痛剤を投与するなどで炎症を抑えたりすることで、軽快するケースが多いです。 痛みがかなり強い場合は、腱板に沈着した石炭に注射針を刺してミルク状になっている石炭を吸引して痛みをとる治療がおこなわれることもあります。 亜急性・慢性の石炭沈着性腱板炎の治療法 石炭沈着性腱板炎は多くの場合、急性に保存療法で安静にしておくことで軽快していきます。 しかし急性の時はミルク状だった石炭沈着が硬くなって石膏状になってくる亜急性型(発症から1ヶ月から6カ月)や慢性型(6カ月以上)では、関節を動かした時に石炭が周りの組織に当たるようになり、炎症や痛みが引かなくなることもあります。 こうした場合は手術で沈着した石炭を取り除くことが検討されます。石炭沈着性腱板炎の手術は内視鏡で患部を確認して器機で石灰を切除するのが一般的です。 体外衝撃波療法とは 石炭沈着性腱板炎の治療方法として、近年では手術の他に体外衝撃波療法もおこなわれるようになっています。 体外衝撃波療法とは、専用の機器によって衝撃波を体外から患部に照射する治療法です。ヨーロッパで普及した治療法で、日本では主に尿路結石の治療に普及しています。 石炭沈着性腱板炎の場合は、沈着している石炭の部分に体外から衝撃波を照射します。 痛みを発している神経の一部は衝撃波で破壊されるので痛みは取れていきます。(破壊された部分の組織は再生されます)また、石炭も衝撃波で破壊され、破壊された石炭は体内に吸収されて少しずつ消えていきます。 まとめ・石炭沈着性腱板炎の急性、亜急性、慢性それぞれの治療法について 石炭沈着性腱板炎の治療法について紹介しました。医療機関では発生時期や症状に応じた治療がおこなわれます。 石炭沈着性腱板炎によって痛みが生じたり、関節が動かせなかったりして悩んでいるけど我慢している人もいるかもしれません。 しかし、症状が長引いたり悪化したりしないためにも医療機関を受診して正しい治療を受けることをおすすめします。 こちらも併せてご参照ください 監修:リペアセルクリニック大阪院
投稿日:2024.11.19 -
- 腱板損傷
日常生活の中で何気なく動かしているように思う肩ですが、思わぬケガが原因で強い痛みが出たり、動かせなくなったりすることがあります。 スポーツ障害でも多い腱板損傷は、そのような状態を引き起こすもののひとつです。 今回は、その腱板損傷について詳しくご紹介します。 腱板損傷とは?どのような症状があるの? 腱板は肩に存在する筋で、板のように広がっているので腱板といいます。 腱板を構成するのは「肩甲下筋腱」「棘上筋腱」「棘下筋腱」「小円筋腱」という4つの筋肉です。これらが肩の骨を囲み、肩関節の安定性に働きかける重要な存在です。 その腱板が部分的、または完全に断裂するのが腱板損傷です。主な症状は痛みですが、軽い場合もあれば、動かせないほどの激痛、夜間に起こる痛みなど程度に差があります。 部分的な断裂では、肩を動かせないということはあまりありません。損傷が激しい場合、腕が上がらなくなったり、肩が動かしにくいという症状が出ることもあります。 腱板損傷の原因とは? 腱板損傷の原因について見ていきましょう。腱板損傷の原因は大きく3つにわけられます。 外傷 腱板損傷の原因で多いのが外傷、つまりケガです。転んで肩を強く打つ、手をついたときに肩に衝撃が加わるというのが腱板を傷つけてしまうことがあるのです。 オーバーユース スポーツ医療でも注目される腱板損傷ですが、ケガというよりも肩の使い過ぎが原因のことが多いです。 その代表的なスポーツが野球です。何度も繰り返しボールを投げることで、肩関節や腱板に負荷がかかってしまうのです。 加齢によるもの 加齢によって腱板損傷が起こることもあります。年齢を重ねると腱や軟骨など、身体の組織も衰えてしまいます。そのため、自分でも気が付かないうちに腱板が傷ついていることもあるのです。 腱板損傷の治療法とは? 腱板損傷の治療法をご紹介します。近年期待されている治療方法についても見ていきましょう。 保存療法 腱板損傷の治療は基本的には保存療法です。急性期には三角巾で固定し、患部の安静を保ちます。痛みや腫れがある場合は痛み止めの注射やヒアルロン注射を行うこともあります。 また、腱板が損傷した状態で無理に動かすと再発したり、ひどくなったりすることがあるので、リハビリも大切です。 手術 保存療法で痛みが改善しない、損傷がひどく肩の動きが悪いという場合には手術を検討します。損傷した腱板を手術によって直接修復するというものです。 近年は関節鏡といって皮膚を大きく切らない手術が行われています。術後1~2週間ほどで痛みが落ち着くことが多いですが、正常な肩関節の状態に戻すにはリハビリ期間を含めて6か月程度かかることが多いです。 再生医療 これまで腱板損傷の治療は保存療法と手術がメインでした。しかし、手術となれば治療やリハビリを含めてスポーツ復帰までの期間が長くなります。 そんな中、近年、腱板損傷の治療法として再生医療が注目されています。 再生医療は、自身の脂肪から採取した幹細胞を肩腱板に注射します。そして幹細胞が傷ついた腱板や組織を修復するというものです。 外科的な手術をしないで治療できるため、治療期間の短縮も期待できます。 https://youtu.be/bKupVfsXpHM?si=hmwNf-43wNvXqxXf ▶こちらの動画でも詳しく解説しています。是非ご覧ください。 まとめ 今回は腱板損傷についてご紹介しました。 肩を使うスポーツでは使い過ぎによって腱板が傷つくこともありますし、加齢によって腱板損傷を起こすこともあります。 近年治療法として再生医療が注目されています。自分の幹細胞を用いるので、副作用のリスクが少なく、治療期間も短くて済むというメリットがあります。 腱板損傷でお悩みの方は、再生医療による治療を検討してみてはいかがでしょうか。 こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.11.19 -
- 肩
肩が動かない!リハビリでは治りにくい凍結肩の治療法「マニピュレーション」とは 五十肩(肩関節周囲炎)の症状は自然と改善していくこともありますが、症状が長引いて凍結肩になり、肩が動かせなくなってしまうこともあります。凍結肩になると運動療法やリハビリなどでは改善が期待できなくなるため、手術が検討されるのが一般的です。 しかし、他にもマニピュレーションという治療法もあります。今回は、マニピュレーションによる凍結肩の治療について紹介します。 マニピュレーションによる凍結肩の治療 凍結肩の治療におこなわれるマニピュレーションとは、肩に局所麻酔をおこなった状態で、関節包を医師の手で解離させる治療法です。局所麻酔をおこなう際には、超音波エコーで確認しながら狙ったところに正確に麻酔薬を注入していきます。 局所麻酔で肩関節の周りの痛みを感じなくなったところで、医師が患者さんの腕や肩を動かし、関節にくっついて硬くなっている関節包やじん帯を解離させます。 そうすることで、動かなくなった凍結肩を回復させていく治療法です。 マニピュレーションによる治療のメリット 凍結肩の一般的な手術では、皮膚を切開し内視鏡を使用し関節包を剥がしていきます。一方、マニピュレーションは、皮膚の切開をする必要がないというメリットがある治療方法です。 切開を必要とする手術の場合は、感染症のリスクが高いですが、マニピュレーションであれば、感染のリスクも少なく済みます。さらに、手術の場合は入院が必要で医療費も高額になります。 しかし、マニピュレーションは入院の必要がありません。日帰りでの治療が可能のため、費用の負担も手術より少なくすみます。このように、マニピュレーションには手術にはないメリットがたくさんあります。 治療後にリハビリは必須 マニピュレーションによる凍結肩の治療は、入院の必要がなく、日帰りで治療を受けることができますが、治療後のリハビリは欠かすことができません。マニピュレーションによる治療によって肩を動かしやすくなっても、そのままにしておくと関節包や靱帯が再び硬くなって動かなくなってしまいます。 そのため、硬くならないようにリハビリをしっかりとおこなう必要があります。リハビリ期間は通院で3週間くらいかけておこなわれるのが一般的です。マニピュレーションによる治療を検討している人はリハビリ期間も考慮して、治療計画を立てましょう。 まとめ・肩が動かない!リハビリでは治りにくい凍結肩の治療法「マニピュレーション」とは マニピュレーションによる凍結肩の治療について紹介しました。凍結肩になって肩が動かせなくなったら手術を受けるしかないと思っていた人もいるかもしれません。 しかし、マニピュレーションのように手術を必要としない治療法もあります。詳しくは、マニピュレーションを行っている医療機関の専門医にご相談くださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.01.29 -
- 肩
五十肩が改善しないで凍結肩になると改善が困難に!それをストレッチで予防する 五十肩になってしまった人のなかには、一定の期間が経っても症状が改善せずに、凍結肩になってしまう人もいます。凍結肩になってしまうと改善するのが難しくなるので、ストレッチをおこなって予防することが大切です。 今回は、凍結肩予防におすすめのストレッチについて紹介します。 凍結肩予防にストレッチがおすすめ 凍結肩とは、肩関節を包んでいる関節包が硬くなったり、関節にくっついてしまったりすることで、動かせなくなってしまった肩のことです。動かせなくなってしまうのはとても困りますから、関節包が硬くならないように、肩回りのストレッチをおこなうことはとても大切です。 ストレッチをおこなう場合は、無理をしないことが大切です。強い痛みが生じているときや、ストレッチをおこなうと痛みが生じるときなどは、ストレッチは控えましょう。 状態に合わせてストレッチをおこなう 肩関節周囲炎が長引くと凍結肩になってしまうので、そうならないためにもストレッチをおこなうことは有効です。しかし、肩の状態に合わせる、専門医の指導の下でストレッチをすることが重要です。 肩関節周囲炎は疼痛痙縮期、拘縮期、回復期と症状によって分けることができます。強い痛みが生じる疼痛痙縮期には、痛みを我慢してストレッチをおこなわず安静にしておくべきなので、痛みが落ち着いているときに、少しずつストレッチをしていきましょう。 疼痛痙縮期の強い痛みが落ち着き、肩が思うように動かせないようになってくる拘縮期には積極的にストレッチをしていきます。そして、肩を動かしても痛みがなくなったり、動かせる範囲が広くなる回復期も積極的にストレッチをおこなうようにします。 ストレッチだけでなく、運動もして、肩周辺の筋肉を鍛えていくのがおすすめです。 凍結肩になると改善が難しい 肩関節が固まって動かせなくなる凍結肩になってしまうと、ストレッチや運動療法をおこなったとしても回復していくのは難しくなります。そのため、凍結肩になってしまった場合は、ストレッチや運動療法などをおこないながら様子を見るのではなく、手術が検討されるケースが多いです。 また、手術以外にも切開せずに治療ができるマニピュレーションという治療法も検討することができます。 まとめ・五十肩が改善しないで凍結肩になると改善が困難に!それをストレッチで予防する 凍結肩の予防には、ストレッチが有効であることを紹介しました。ただし、間違った方法でストレッチをおこなうと効果がなかったり、かえって悪化させたりするので注意が必要です。 正しい方法でストレッチができるように医師など専門家のアドバイスをしっかりと聞き、指導の下でおこなうようにしてくださいね。以上、凍結肩の予防にストレッチは有効か?について解説させて頂きました。参考になれば幸いです。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.01.24 -
- 肩
五十肩から凍結肩に進行した場合の治療で手術が必要な場合と手術方法について 肩を動かす時や寝ているときなどに痛みが生じたりする五十肩は多くの場合、自然に回復していくと言われています。しかし、症状が長引いて肩が上がらなくなる「凍結肩」になってしまうケースもあるので注意が必要です。 そして、凍結肩の治療方法はいろいろありますが、場合によっては手術がおこなわれることもあります。今回は、凍結肩の手術はどのような場合に必要なのか、また、手術の内容はどのようなものなのかについて解説します。 凍結肩の手術を検討するケースとは? 五十肩とも言われる肩関節周囲炎はいきなり手術をすることはありません。まず、強い痛みが生じる急性期を終えたらリハビリを始めます。 多くのケースでは、リハビリを継続しておこなうことで、動かせる範囲も広くなり、痛みもかなり軽くなっていきます。しかし、リハビリを始めて、ある程度の期間が経過しても改善がみられず、肩がほとんど動かせなくなるくらい固まってしまう「凍結肩」になってしまうケースもあります。 凍結肩になってリハビリを継続しても改善が期待できないと判断された場合、手術を検討することになります。 関節鏡視下授動術と麻酔下徒手的授動術について 凍結肩の手術は、関節鏡視下授動術と麻酔下徒手的授動術があります。 手術時間は概ね30分程度で、手術後数日で退院することができます。 関節鏡視下授動術は、皮膚に小さな穴を開け、そこからスコープ(関節鏡)を入れて内部を確認できる状態にします。 そして、肩が動かせない原因となっている関節包(関節を包んでいる袋)を切開して剥がします。 麻酔下徒手的授動術は、関節鏡視下手受動術の後におこなうもので、麻酔をかけた状態で医師が外から肩を動かして硬くなっている関節包を伸ばしていき、肩関節を動かせるようにするものです。 手術後はリハビリが必要 手術によって凍結肩で動かなくなってしまった肩も動かしやすくなりますが、放っておくとまた関節包がまた硬くなって動かなくなってしまったり、以前よりも状態が悪化してしまったりする可能性があります。 そこで、大切になのがリハビリです。 手術後のリハビリは1ヶ月くらいしっかりとおこなっていく必要があるので、手術を受ける際にはリハビリ期間のことも頭に入れた上で計画を立てる必要があります。 まとめ・五十肩から凍結肩に進行した場合の治療で手術が必要な場合と手術方法について 凍結肩の手術について紹介しました。 凍結肩になっても手術によって、動かなくなった肩が動かせるようになりますが、手術を受けずに済むに越したことはないので、凍結肩にならないように予防することが大切です。 予防するためにも、肩の痛みや違和感などが生じた場合には放置せずに早めに医療機関を受診して医師に相談するようにしましょう。以上、凍結肩の手術が必要な場合と、その手術方法を解説いたしました。この記事がご参考になれば幸いです。 リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.02.07 -
- 肩
つらい凍結肩、その改善や再発を予防するリハビリについて解説 五十肩や肩関節周囲炎とも言われる凍結肩(フローズンショルダー)は、肩の痛みや動きの制限が生じるのが特徴です。そのため、凍結肩で思うような動きができずに生活に支障をきたしている人、痛みやだるさでなかなか眠れない人などもたくさんいると思います。 凍結肩の改善や再発を予防するために大切なのはリハビリです。今回は、凍結肩の病期ごとのリハビリについて解説します。 凍結肩の進行期(炎症期)のリハビリ 凍結肩の病期を大きく分けると進行期、拘縮期、回復期の3つに分けることができますが、リハビリは、それぞれの病期に合わせておこなうことが大切です。 進行期は、明確なきっかけもなく痛みや違和感が生じ、関節が急速に硬くなっていく時期です。肩を動かしたときに痛みが生じるだけでなく、安静にしているときや、寝ているときにも痛みが生じるのが特徴です。 進行期は痛みがあるときは局所を固定して安静にするべきですが、痛みの状態を見てストレッチや肩甲骨の動きを広げるエクササイズを少しずつおこなっていきます。 凍結肩の拘縮期のリハビリ 進行期を過ぎると、拘縮期に入ります。拘縮期は、進行期の強い痛みは治まるものの、肩の動きが悪くなって思うような動作ができなくなったり、動かす時に痛みが生じたりする時期です。 拘縮期には、運動療法で動きにくくなった肩関節を動かせる範囲を広げていきます。また、スポーツや仕事で肩をよく動かす必要がある場合は、その動作ができるようにするためのトレーニングもすることがあります。 凍結肩の回復期のリハビリ 拘縮期を過ぎて、安静にしているときだけではなく、肩を動かすときも痛みが出なくなってきたり、動かせる範囲も広くなってきたりする病期を回復期と言います。 回復期になると、もう大丈夫だろうとリハビリを止めてしまいがちですが、回復期こそしっかりとリハビリをして、回復を目指していくことが大切です。回復期のリハビリは、肩関節の動かせる範囲を広げる運動や、普段よくおこなう動作の練習をし、肩の周辺の筋肉も鍛えていきます。 まとめ・つらい凍結肩、その改善や再発を予防するリハビリについて解説 リハビリは自己判断でするのではなく、専門医などのアドバイスを、受けて正しくおこなうことが大切です。凍結肩は、安静にしておけばそのうち治るだろうとそのままにしておくと、運動障害が残ってしまう可能性があるので、正しい方法でリハビリをすることが必要です。 また、凍結肩には病期があります。 ただやみくもにリハビリをするのではなく、それぞれの病期に適したリハビリを、専門医の指導を受けながら行いましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください
投稿日:2024.01.29 -
- 肩
- 再生治療
肩が痛い上がらない!原因と治療、病院は何科を受診すべきか? 急に肩が上がらなくなった!腕を上げると肩に強い痛みがある!ズキズキとした痛みで寝れない、こんな状態になると不安になられて当然です。 なぜ痛むのか?なぜ腕が上がらないのか?で、どうすれば良いのか?その原因と治療のため、病院に行くべきなのか、整体やマッサージで良いのか?迷われることでしょう。 できるなら最初、病院でしっかりと検査され、診断を受けられることをお勧めします。では「肩が痛い」「肩が上がらない」場合、病院で何科に行けばいいのか?ということもあると思います。 今回は、肩が痛む、肩が上がらないときには様子を見るか、病院に行くべきなのか?その際、何科を受診すればよいのかについて解説してまいりましょう。 肩が痛くて上がらない!この症状は四十肩か五十肩?はたまた肩腱板断裂? 肩を上げると痛みが走る、もしくは腕を上げると肩に強い痛みが起こるという場合は、体に何らかの異常が生じているサインです。 四十肩・五十肩だろうと思っていたら、肩腱板が損傷していたり、もしかすると断裂している可能性もあって、そうなると手術の可能性も考えられるのです。 そのため「肩(腕)が上がらない」「肩が痛む」という症状があるなら自己判断で「そのうち治るだろうと」放置せず、早めに病院を受診することをおすすめします。 前途のように、見た目だけでは原因が分からず、検査が必要なことがあるからです。 病院では何科を受診すればよい? 病院の何科を受診すればいいの?今回のように、肩が上がらない、肩が痛む場合は、まずは整形外科を受診することをおすすめします。 検査をしてみて他に原因がある場合は、他の科を紹介してもらえます。あなたがスポーツをしている場合は、スポーツ障害を扱っている病院を受診するという方法もあります。 肩が痛む、上がらない ・病院の整形外科を受診 ・他に原因がある場合は他科の紹介も可能 ・アスリート、スポーツ選手は、スポーツ障害を扱う病院もある 肩が上がらない!手術を避ける新たな治療法の選択 肩が上がらない状態が続くと手術を検討することがあります。スポーツをしているなら肩が上がらないと、思うようなパフォーマンスを発揮することが難しくなるなど復帰が難しくなるかもしれません。 ただ、治療とはいえ、手術をするとなれば、その成否はもとより、患部にメスを入れることになり、復帰までの期間が延びてしまい、その間はトレーニングもできなくなる可能性もあります。 手術を受けるべきか?!悩ましいところです。 しかし近年、身体への負担が少なく、治療期間も短くて済む【再生医療】という選択肢があります。アスリートにとって朗報ですが、自由診療となり、健康保険が使えない点で検討が必要です。 再生医療は、「肩が上がらない」という場合の治療法としても、もちろん有効ですがスポーツ医療の分野でも大きな注目を集めています。 実際、有名なスポーツ選手が再生医療による治療によって短期間で復帰を果たしています。再生医療では、自分の細胞からとった幹細胞を患部に注射し、損傷した腱板を修復するという治療法が用いられます。 注意点としては、再生医療は新しい治療方法、先端治療法なので、一般的な病院で受けることができません。厚生労働省から認可を受けて再生医療を提供しているクリニックなどでの受診が必要です。 当院も厚生労働省から認可を受けて日本でもトップクラスの症例数がございますので、もしもお悩みなら、お気軽にご相談ください。親切丁寧にご説明させて頂きます。 再生医療 ・これまでできるようになった先端医療 ・手術を避けることができ、入院も不要 ・一般的な医療機関で受けることができない ・厚生労働省から許可を得た再生医療専門のクリニックを受診する必要性 まとめ・肩が痛い上がらない!原因と治療、病院は何科を受診すべきか? 肩が上がらないときに病院を受診するか、何科に行くべきか悩む人は多いと思います。基本的には、症状があるときには、原因究明、治療のためにはレントゲンやMRI、エコーなど検査が必要です。 すでに肩に何らかのトラブルが起きている可能性がありますから、なるべく早く医療機関、整形外科を受診しましょう。 早めの受診が早期治療につながり、その分、治癒も早まります。また、手術にかわる新たな治療法として再生医療という治療法も期待されています。 肩が上がらない、スポーツに復帰したい、早く治したいという方は、整形外科はもちろんですが、再生医療についても検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院
投稿日:2024.11.19