膀胱炎を繰り返すのは20代に多い?女性特有の原因ややってはいけないことを再生医療の専門医が解説
公開日: 2020.07.20更新日: 2025.03.31
膀胱炎(ぼうこうえん)は、細菌感染が原因で膀胱に炎症が起こる病気で、排尿痛や残尿感などの症状がみられます。
20代の方や女性は膀胱炎を繰り返しやすいため、十分な予防策をとることが大切です。
本記事では、膀胱炎が繰り返し起こりやすい原因について、詳しく解説します。
膀胱炎を繰り返す原因や再発した場合の対処法を確認し、発症した際は自身に合った適切な治療を受けましょう。
目次
20代で膀胱炎を繰り返す原因は?女性に多い理由
20代の方や女性は、以下の3つの理由から膀胱炎を繰り返しやすいとされています。
膀胱炎で炎症が起こる膀胱は、尿道の奥に位置します。
女性は男性に比べて尿道が短く、膀胱に細菌が入りやすいため、膀胱炎のリスクが高まります。
性行為による刺激や接触
膀胱炎を繰り返す原因の1つは、性行為による刺激や接触です。
性行為の際に膀胱につながる尿道口に細菌が入り込むと、膀胱炎を発症する恐れがあります。
膀胱へ細菌が侵入するのを防ぐには、身体を清潔に保つことが大切です。
性行為前にシャワーを浴びたり、手洗いうがいを行ったりして、細菌が侵入するリスクを低減しましょう。
月経による体質の変化
女性は月経による体質の変化により、膀胱炎を繰り返しやすいため注意が必要です。
月経や妊娠に深く関係する女性ホルモンに、エストロゲンがあります。
加齢や生活習慣の乱れによってエストロゲンの分泌量が低下すると、膣内の防御機能も低下し細菌が繁殖しやすくなります。
女性は解剖学的に膣と尿道口が近いため、膣の細菌感染が尿道や膀胱に影響する可能性があり、注意が必要です。
また、おりものシートや生理用ナプキンを長時間変えずに使用していると、膀胱炎のリスクが高まります。
ナプキンを使用する際は、こまめに変えて清潔を保ちましょう。
ストレスや体調不良による免疫力低下
ストレスや体調不良による免疫力の低下は、間接的に膀胱炎を繰り返す原因になるため注意が必要です。
過度なストレスは、全身の器官やホルモンバランスに関係する「自律神経」の働きに影響を与えます。
自律神経の乱れが膀胱炎の再発リスクを高める理由は、ホルモンバランスが崩れたり免疫機能が低下したりするためです。
自律神経が乱れる原因には、ストレスのほかに、寝不足や不規則な食生活が挙げられます。
膀胱炎を繰り返さないように、自身に合ったストレス発散法を見つけ、規則正しい生活を送ることが大切です。
膀胱炎を繰り返しやすい人の特徴チェックリスト
以下のチェックリストを使用し、膀胱炎を繰り返しやすい人の特徴に当てはまっていないかを確認しましょう。
- トイレを我慢することが多い
- 水分摂取量が少ない
- ストレスを溜めやすい
- 寝不足のことが多い
- 下腹部を冷やしやすい
- 不規則な食生活を送っている
- 性行為の頻度が高い
- おりものシートや生理用ナプキンをあまり変えない
- トイレットペーパーで拭く際に、後ろから前へ拭く
水分摂取量が増えると、排尿回数も増え、尿道や膀胱への細菌侵入を防げる可能性が高まります。
トイレを我慢してしまう人は排尿回数が少ないため、尿路に細菌が付着しやすく膀胱炎を繰り返す恐れがあります。
過度なストレスや寝不足は、膀胱炎を繰り返す原因の1つである免疫力低下につながるため、規則正しい生活を心がけることが大切です。
膀胱炎中にやってはいけないこと
膀胱炎になってしまった際は、以下の行動をとらないように注意しましょう。
- 性行為
- 疲れやストレスを溜める
- トイレを我慢する
- 下腹部を冷やす
- 刺激物を摂取する
- 自己判断で治療する
膀胱炎は細菌感染が原因のため、抗生剤で治療を行うのが一般的です。
抗生剤治療と並行して、生活習慣の見直しやセルフケアを行うことで、症状の改善が目指せます。
膀胱炎を発症した際の対処法
膀胱炎を発症した際は、以下の3つの対処法を取ることが大切です。
膀胱や尿道に細菌が繁殖しないように生活習慣を見直し、膀胱炎の再発を防ぎましょう。
水分を多くとる
膀胱炎を発症した際は、水分を多くとることが重要です。
水分を多く摂取すると、排尿回数が増え、膀胱に停滞している雑菌を体外に排出できます。
膀胱炎を繰り返しやすい人は、普段より多く水分を摂取し、こまめにトイレに行くことを心がけましょう。
排尿を我慢しない
膀胱炎になったときは、排尿を我慢しないことが大切です。
日常的に排尿を我慢してしまう人は、膀胱の機能が低下し、残尿量が増える恐れがあります。
残尿量が増えると、膀胱内に雑菌を多く含む尿が溜まってしまうため、細菌が繁殖しやすくなります。
尿意がない場合でも、決まった時間にトイレへ行ったり、トイレの前を通りかかったら行ったりするように工夫しましょう。
局所を清潔にする
膀胱炎になった際は、局所を清潔に保つと、症状の悪化を防げる可能性があります。
局所の清潔を保つ方法は、以下のとおりです。
- おりものシートや生理用ナプキンをこまめに変える
- 定期的にトイレへ行く
- 性行為は控える
- シャワーや入浴で身体を綺麗にする
膀胱に雑菌が繁殖しないように、衛生面に注意することが大切です。
膀胱炎を繰り返す20代におすすめの予防策
20代の方や女性など、膀胱炎を繰り返しやすい特徴に当てはまっている人は、以下の予防策をとることがおすすめです。
- 睡眠を十分にとる
- ストレスや疲労を溜めない
- 栄養バランスの良い食事を摂取する
- 水分摂取を習慣化する
- 再生医療で免疫力を改善する
生活習慣を改善したり、免疫力を高い状態で維持したりすると、膀胱炎の再発防止につながります。
免疫力の向上で繰り返す膀胱炎を予防したいと考えている方には、再生医療による治療がおすすめです。
再生医療とは、患者様自身から採取した免疫細胞を培養し、増殖・活性化させてから点滴で体内に戻す治療法です。
生活習慣を改善しても膀胱炎を繰り返してしまう人や、免疫機能の向上を目指したい方は、再生医療による治療をご検討ください。
【まとめ】膀胱炎を繰り返す20代の人は免疫力の低下に要注意
膀胱炎は、性行為による接触や月経による体質の変化などによって繰り返し発症しやすいため注意が必要です。
膀胱炎は膀胱の細菌感染によって発症し、20代の若い年齢であっても症状を繰り返すことが多いのが特徴です。
生活習慣を見直し、免疫力を高めることで再発予防に努めましょう。
免疫力を高める方法の1つに、再生医療による治療があります。
繰り返す膀胱炎や免疫力の低下でお悩みの方は、ぜひ一度当院(リペアセルクリニック)へお問い合わせください。