膝のヒアルロン酸注射とは|リスクや腫れについて解説
公開日: 2019.12.29更新日: 2025.07.31
膝の痛みや違和感に悩み、膝にヒアルロン酸注射で治療を行ったけれど腫れなどの副作用にお悩みの方も、いらっしゃるかと思います。
膝へのヒアルロン酸注射は一時的に痛みが軽減するため、治療法として活用されている一方、リスクも存在します。
そこで本記事では、ヒアルロン酸注射の副作用やリスクについて解説していきます。
ヒアルロン酸注射による治療を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
膝にヒアルロン酸を注射すると腫れるなどの副作用が表れる場合もある
膝にヒアルロン酸を注射する治療には、腫れを伴う下記の副作用が表れる場合があります。
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膝にヒアルロン酸注射をした直後に激しい運動をすると、腫れる可能性があります。
また、細菌感染による化膿性関節炎を起こすリスクも内包する場合も。
さらに、疹・かゆみ・浮腫などのアレルギー反応を起こす場合もあるので、事前にアレルギー体質でないか把握しておく必要があります。
もしヒアルロン酸注射の後に膝関節全体が腫れる、熱を持っている、痛みがひどくなるといった症状がみられた場合は医療機関を受診しましょう。
膝へのヒアルロン酸注射はどのような治療なのか紹介
ヒアルロン酸注射は、膝関節の痛みや炎症を緩和するために行われる治療法です。
関節内の滑液成分であるヒアルロン酸の注入により、関節の動きを滑らかにし、摩擦を軽減します。
注射のみで完結するため、身体への負担が少ない点が特徴です。
ただし、ヒアルロン酸注射の効果は一時的であり、根本的な治療ではないため、効果が薄れてきた場合は再度注射を検討する必要があります。
膝にヒアルロン酸を注射する目的や効果
膝にヒアルロン酸を注射する目的や効果は、以下の通りです。
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ヒアルロン酸注射は、手術を必要としない点が大きなメリットです。
膝の痛みの軽減が期待できるため、日常生活における影響が少なくなります。
変形性膝関節症の初期症状にお悩みの方などは、注射で痛みが和らぐ場合もあるので、検討してみるのもおすすめです。
膝のヒアルロン酸注射に伴うリスクを回避するなら再生医療がおすすめ
ヒアルロン酸注射は、膝の痛みや腫れに対する効果が期待できる治療法です。
また、外科的な手術よりも1回の治療時間が短く、体への負担が少ないメリットがあります。
一方で、ヒアルロン酸注射には膝の腫れや細菌感染のリスクが伴います。
また、ヒアルロン酸は体内に吸収されてしまうため、何度も注射をしなくてはなりません。
対して、自身の脂肪から採取した幹細胞を膝関節に注入し、損傷した軟骨や靭帯の修復を目指す再生医療が近年注目を集めています。
ヒアルロン酸注射と同様に治療期間が短く、副作用やアレルギーのリスクも少ないため、おすすめの低リスクな治療法です。
膝の腫れや痛みにお悩みの方は、治療法の一つとして再生医療を検討してみるのがおすすめです。
膝の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。
膝のヒアルロン酸注射に関するよくある質問
この項目では、膝のヒアルロン酸注射に関するよくある質問を紹介します。
膝におけるヒアルロン酸注射の料金相場は?
ヒアルロン酸注射の料金相場は、片膝1回3,000円ほどです。
そのほかに初診料やレントゲン費用などを合わせて6,000円前後かかります。
治療に際して、ヒアルロン酸注射を数週間にわたって複数回打つ場合は、合計で1万円から2万円ほどかかります。
膝にヒアルロン酸を打ち続けるとどうなるの?
注射を打ち続けると、必然的に少なからず感染症のリスクが高まります。
また、ヒアルロン酸注射は膝の痛みを緩和する効果がありますが、症状が進行すると次第に痛みに効きにくくなってきます。
痛みを緩和できなくなってきたらほかの治療法を検討しましょう。
膝のヒアルロン酸注射は症状の根本解決にはなりにくい
膝の痛みや炎症を軽減するために、ヒアルロン酸注射が使用される機会は多いですが、これは症状の緩和に過ぎません。
根本的な治療には限界があり、長期的な改善にはつながりません。
対して再生医療は自己治癒力を活用し、膝の機能を回復させることが期待できるため、より根本的な改善が可能です。
リペアセルクリニックで行う再生医療は、以下の特徴を持っており、患者様の膝の痛みに合わせて根本回復を目指せます。
- 幹細胞治療
↳幹細胞を使用して損傷した膝の組織を再生
- PRP療法(血小板豊富血漿療法)
↳患者自身の血液から抽出した血小板を膝に注入することで、組織の修復や炎症の軽減を促す
- 成長因子療法
↳成長因子を使用して、膝の軟骨や骨の再生を促進
リペアセルクリニックでは丁寧なカウンセリングにより、患者様ひとりひとりに合わせて治療を行っていくので、ぜひお気軽に無料カウンセリングを試してみてください。

監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設