• ひざ関節

膝サポーターのデメリットとは?長時間使用の注意点や正しい使い方を解説

7f2d655b6e7badc085c04f4aa0037ac4
公開日: 2026.08.31

膝の痛みや不安定感を和らげる目的で、膝サポーターを使っている方は多いのではないでしょうか。

一方で、「一日中つけていて大丈夫なのか」「筋力が落ちるのではないか」と気になっている方もいると思います。

結論として、膝サポーターは使い方やサイズが合っていないと、かえって負担になることがあります。

本記事では、膝サポーターの主なデメリットと長時間使用の注意点、正しい選び方を整理して解説します。

\公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ リペアセルクリニック 公式LINE画像

LINE限定で無料オンライン診断を実施中!
>>簡単30秒で診断してみる

膝サポーターにはデメリットもある

膝サポーターは、膝関節の安定感を補ったり、動作時の不安を軽減したりする目的で使われます。

変形性膝関節症の保存療法でも、足底板とともに膝装具が作成されることがあります。
※参照:日本整形外科学会「変形性膝関節症」

ただし、サポーターはあくまで補助具であり、膝の痛みの原因そのものを治療するものではありません。

サイズや装着方法が合っていない場合、締め付けによる不調や皮膚トラブルにつながることもあります。

メリットだけでなくデメリットも知ったうえで使うことが、上手な付き合い方につながります。

膝サポーターの主なデメリット

使用時に起こりやすいトラブルは、主に次の2つです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

締め付けによる痛み・しびれ・むくみが起こることがある

サイズが小さすぎたり、ベルトを強く締めすぎたりすると、膝周囲の血流やリンパの流れが妨げられます。

その結果、圧迫による痛み、ふくらはぎのむくみ、足のしびれなどが現れることがあります。

「しっかり固定したほうが効く」と考えて強く締めるのは逆効果になりかねません。

装着中にしびれや冷たさ、色の変化を感じたら、すぐに外して膝や足の状態を確認してください。

蒸れ・かぶれなどの皮膚トラブルが起こることがある

長時間つけたままにすると、汗がこもって蒸れやすくなります。

汗と生地の摩擦が続くことで、かゆみや赤み、かぶれが生じることも珍しくありません。

とくに夏場や、通気性の低い素材の製品では注意が必要です。

外したあとに肌を拭いて乾かす、複数枚を交互に洗って使うといった工夫で予防できます。

膝サポーターを長時間つけっぱなしにしても大丈夫?

長時間の使用が問題ないかどうかは、サポーターの種類と症状によって異なります。

薄手の保温タイプであれば日中つけていても差し支えないことが多い一方、支柱付きで固定力の高いタイプは装着時間を限る必要がある場合もあります。

また、就寝中や安静にしている時間まで常時装着する必要はないケースも少なくありません。

寝ている間は膝に体重がかからず、締め付けたまま長時間過ごすことのほうが負担になり得ます。

医師から装具を処方されている場合は指示された時間を守り、市販品を使う場合は製品の使用説明を確認してください。

膝サポーターを使うと筋力が落ちる?

サポーターを装着しただけで、すぐに筋力が低下するわけではありません。

むしろ痛みや不安が和らぐことで歩く量が増え、結果として活動量を保てる場合もあります。

問題になるのは、サポーターに頼りきって運動をしなくなるケースです。

痛みを避けて動かない生活が続けば、太ももの筋力が落ちて膝の安定性はさらに低下します。

変形性膝関節症の保存療法でも、大腿四頭筋の強化訓練や関節可動域訓練が治療の柱に位置づけられています。

サポーターは運動療法の代わりではなく、運動を続けるための後押しと考えるとよいでしょう。

膝サポーターが逆効果になるケース

次のような使い方をしていると、かえって症状が悪化することがあります。

  • 膝周囲のサイズに合っていない製品を使っている
  • 装着位置がずれ、膝のお皿を圧迫している
  • 目的に合わない固定力の製品を選んでいる
  • 強く締めすぎて動きが制限されている
  • 原因がわからないままサポーターだけで長期間対処している

とくに最後の点は見落とされがちです。

サポーターで痛みが紛れている間に症状が進み、本来必要な治療の開始が遅れてしまう可能性があります。

膝サポーターの正しい選び方・使い方

選ぶ際は、まず膝周囲を実際に測り、製品ごとのサイズ表と照らし合わせてください。

そのうえで、目的に応じてタイプを使い分けます。

タイプ 向いている場面
薄手・保温タイプ 冷えると痛みが出る場合
・日常の軽い違和感
全体を包むタイプ 歩行時の軽い不安定感がある場合
支柱付きタイプ 横方向のぐらつきが強い場合
・医師の指示があるとき

装着したら、指が1本入る程度の余裕があるかを確認しましょう。

痛みやしびれ、かゆみが出たときはすぐに使用を中止し、症状が続く場合は医療機関に相談してください。

膝の痛みが続く場合はサポーターだけに頼らない

膝の痛みの背景には、変形性膝関節症や半月板損傷、靱帯損傷などさまざまな原因があります。

変形性膝関節症では、初期は立ち上がりや歩き始めだけ痛み休めば治まりますが、進行すると正座や階段の昇降が難しくなり、末期には安静時にも痛みが残ります。

次のような場合は、サポーターで様子を見ず整形外科を受診してください。

  • 膝が腫れている、熱を持っている
  • 膝の曲げ伸ばしができない、引っかかる感じがある
  • 痛みで体重をかけられない
  • 膝崩れ(突然力が抜ける)が起こる
  • 痛みが数週間以上続いている

原因が分かれば、薬物療法や運動療法など症状に合った治療を選べます。

膝サポーターは目的に合わせて適切に使おう

膝サポーターは膝の安定感を補い、動作時の不安を和らげてくれる便利な補助具です。

一方で、サイズが合わないまま強く締めれば痛みやしびれ、むくみにつながり、長時間の装着は蒸れやかぶれの原因にもなります。

装着しただけで筋力が落ちるわけではありませんが、サポーターに頼って運動をやめてしまうと膝の安定性はかえって低下します。

膝周囲を測って合うサイズを選び、目的に応じたタイプを使い分け、指が1本入る程度の締め具合を目安にしましょう。

腫れや膝崩れがある、痛みが数週間続くという場合は、サポーターで対処し続けず整形外科で原因を確かめてください。

保存療法を続けても改善しない膝の痛みでお悩みの方は、当院(リペアセルクリニック)公式LINEの情報も参考にしてください。

\公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/公式LINE 画像

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設