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腱板損傷と断裂の違いについて医師が解説!特徴についても紹介

病院で「腱板損傷」「腱板断裂」と診断されたとき、違いがよくわからず不安に感じる方は多いのではないでしょうか?
腱板損傷と腱板断裂は別の病気ではなく、損傷の程度によって呼び方や治療方針が異なります。
この記事では、腱板損傷と断裂の違いや、不全断裂と完全断裂の違いについて解説します。
現在の症状がどの段階にあるのかを整理し、早めの受診や適切な治療を検討しましょう。
また、腱板損傷や腱板断裂による肩の痛みに対して手術を避けたい・往来の治療では改善が見られない場合は再生医療も選択肢の一つになります。
再生医療とは、患者さまご自身の細胞や血液を用いて、損傷した組織の修復や回復を促す治療法です。
手術とは異なり、体への負担を抑えながら、肩の痛みや機能改善が期待できます。
当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでは、再生医療の治療法や適応症例について無料カウンセリングを実施していますので、ぜひご相談ください。
目次
腱板損傷と断裂の違いとは|損傷の程度によって異なる
腱板損傷と断裂の違いは、以下のように損傷の程度によって異なります。
| 項目 | 腱板損傷 | 腱板断裂 |
|---|---|---|
| 状態 | 腱板がすり減ったり引き伸ばされたりして傷ついている状態全般 |
腱が部分的または完全に切れている重度の状態 |
| 症状 | 動かしたときの痛みや夜間の痛み | 腕を上げにくい、力が入らない、痛みが長く続くなどの症状が現れることがある |
| 治療の考え方 | リハビリや薬物療法により改善が期待できる | 手術が必要になるケースが多く、症状や損傷範囲によって治療法は相談 |
腱板は、肩関節の周囲にある4つの筋肉と腱からなる組織で、腕をスムーズに動かしながら肩を安定させる役割を担っています。

※出典:日本整形外科学会「肩腱板断裂」
原因はどちらも共通で、加齢や肩の使いすぎ、繰り返す負荷、外傷などです。
医師によっては比較的軽度のものを「損傷」、完全に切れた重度の状態を「断裂」と使い分けることがあります。
肩の痛みが続く場合は、自己判断せず専門医に相談して現在の状態を正確に把握しましょう。
腱板の不全断裂と完全断裂の違い
腱板断裂は、切れ方や損傷の範囲によって「不全断裂」と「完全断裂」に分類されます。
不全断裂は腱の一部が切れている状態で、腕の動かしにくさや痛みが現れることがあります。
一方、完全断裂は腱が完全に切れている状態で、痛みに加えて腕を挙げる力が入りにくくなることが特徴です。
それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
不全断裂
不全断裂は、腱板の一部が傷ついて部分的に切れているものの、腱は完全には断裂していない状態を指します。
主な症状は、以下のように腕を挙げた際に力が入りにくくなったり痛みが生じたりして、日常生活の中で肩に違和感を覚えることです。
- 洗濯物を干す、頭を洗うなど腕を肩より高く挙げる動作
- 服を着替える際に腕を後ろに回す動作
- 寝返りや就寝中に肩に痛みを感じる
早期に発見できれば、リハビリや薬物療法などの保存療法によって症状の改善や自然な回復が期待できる場合があります。
不全断裂は比較的軽度とされますが、肩を使い続けることで損傷が進行し完全断裂へ移行する恐れがあります。
痛みや動かしにくさがある場合は、自己判断せず専門医に相談して現在の状態に合った適切な治療を受けましょう。
完全断裂
完全断裂は、腱板が完全に切れてしまい骨から離れたり組織が分離したりしている状態を指します。
腱板は血流が乏しい組織のため、一度完全に切れると自然に再びつながることはほとんどありません。
そのため、放置すると切れた腱が徐々に退縮(後退)して短くなり、将来的に手術での修復が困難になるリスクもあります。
当院(リペアセルクリニック)では、再生医療を用いた腱板断裂の治療を実施しています。
再生医療は、自分の細胞や血液をもとに体の自然な回復力を高めて損傷した腱板の再生をサポートする治療法です。
とくに、幹細胞治療では自然な回復が難しい腱板にもアプローチできる場合があります。
実際に当院で治療を受けられた方の症例は動画でも紹介しており、腕の動かしやすさや痛みの改善の様子をご覧いただけます。
「根本的に治したいけど手術は避けたい」とお考えの方は、肩の痛みを根本から解決できる可能性のある再生医療をご検討ください。
当院(リペアセルクリニック)では、再生医療の治療法や適応症例について無料カウンセリングを実施しています。
腱板損傷と断裂では損傷の程度が異なる!早期治療で重症化を防ごう
腱板損傷は腱板がすり減ったり引き伸ばされたりして傷ついている状態を指し、腱板断裂は腱が部分的または完全に切れているより重度の状態を指します。
いずれも、肩の使いすぎや加齢、繰り返す負荷、外傷などによって起こります。
腱板の損傷を放置すると断裂の拡大や筋肉の萎縮、関節の変形を招くリスクがあるため早期の治療が重要です。
次のような症状がある場合は、早めに整形外科を受診しましょう。
- 痛みや動かしにくさがが数週間以上続いている
- 夜寝ているときに肩が痛んで目が覚める
- 湿布や市販の痛み止めを使っても良くならない
- 腕を上げる動作(洗髪、着替えなど)が困難になってきた
また、腱板損傷の代表的な治療法は、以下のとおりです。
- 保存療法:リハビリや薬物療法で症状の改善を目指す
- 手術療法:腱板の断裂を修復する手術
- 再生医療:自分の細胞や血液を活用して腱板の修復・再生を促す治療
再生医療は、手術を避けたい方や従来の治療で改善が見られなかった方の選択肢の一つとして注目されています。
自然な回復が難しい腱板にもアプローチでき、手術不要で長期間の入院や仕事の休みを避けながら早期回復を目指せます。
当院リペアセルクリニックでは、再生医療の治療法や適応症例について無料カウンセリングを実施しています。
治療についての疑問や気になる点があれば、ぜひご相談ください。
腱板損傷と断裂の違いに関するよくある質問と回答
腱板損傷と断裂の違いに関するよくある質問と回答は以下のとおりです。
今後の治療や受診の判断に役立ててください。
腱板が断裂しているかはレントゲン検査でわかる?
腱板は軟部組織であるため、レントゲン検査だけでは断裂の有無を直接確認できません。
レントゲンは主に骨の状態を確認するために用いられ、肩関節の隙間の狭まりや腱板損傷の原因となる骨棘(こっきょく)と呼ばれる骨のトゲの有無を調べます。
腱板の損傷や断裂を正確に把握するには、MRI検査や超音波(エコー)検査が必要です。
とくにMRIは、腱板の損傷範囲を詳細に確認できるため確定診断に最も有効な手段とされています。
以下の記事では、腱板損傷のテスト方法について解説しているので参考にしてください。
肩の腱板損傷はどのくらいで治る?
肩の腱板の回復にかかる期間は、損傷の程度や選択する治療法によって異なります。
| 軽度の損傷(保存療法) | 適切なリハビリや薬物療法を行うことで数週間から数カ月(目安として3〜6カ月程度)で痛みが和らぎ、肩の動きが改善する場合が多い |
|---|---|
| 重度の断裂(手術療法) |
|
肩の症状や生活への影響は個人差がありますので、早めに専門医に相談し適切な治療計画を立てましょう。
以下の記事では、腱板損傷の予後と回復までにかかる期間について記載しているので参考にしてください。
監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

























