筋トレのやり過ぎは免疫力を低下させる!理由や対策法を解説
公開日: 2019.11.20更新日: 2024.11.19
筋トレを続けているのに風邪を引きやすくなった、疲れが取れにくいと感じたことはないでしょうか。筋トレは体力の向上や健康促進に役立ちますが、やり過ぎると免疫力が低下し、かえって体調不良を招くことがあります。
この記事では、筋トレによる免疫力低下の原因や対策法について解説します。バランスの良い食事や十分な睡眠、適度な有酸素運動、さらに免疫細胞療法といった具体的な方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- ・筋トレで免疫力が下がる原因
- ・筋トレによる免疫力低下を防ぐ対策法
目次
筋トレをするとなぜ免疫力が下がるの?
筋トレは基礎筋力を強化し、生活の質を向上させるのに効果的です。
しかし、激しいトレーニングは唾液中の抗体(免疫グロブリンA)の分泌を減少させ、風邪を引きやすくします。また、過度の運動は強いストレスを生み、さらに免疫力を低下させる原因となります。
肌荒れしやすい、疲れが取れにくいなどの症状が現れた場合は要注意です。効果を求めすぎるあまり、オーバートレーニングに陥らないよう気を付ける必要があります。
- ・唾液中の抗体(免疫グロブリンA)の分泌を減少
- ・強いストレス
筋トレによる免疫力の低下を防ぐ対策法
免疫は体内に侵入した細菌やウイルスから体を守る状態を指します。健康促進のために行う筋トレによって免疫機能を低下させてしまうのは本末転倒です。
風邪を引きやすくなったり、疲れが取れにくくなったりする前に本項目で紹介する4つの対策法を実施してみましょう。
バランスの良い食事を摂る
筋トレによる免疫力低下を防ぐには、バランスの良い食事が不可欠です。
たんぱく質やビタミン、ミネラルの摂取により、免疫細胞の働きをサポートできます。とくにビタミンAやC、Eは免疫機能を強化し、体を外部からの攻撃から守る助けとなります。
筋トレに夢中になっている方は、たんぱく質を過剰に摂取する傾向にあるため要注意です。食事の偏りを防ぎ、さまざまな食材を意識的に摂取しましょう。
十分な睡眠時間を確保する
睡眠は免疫力を維持するための重要な要素です。
睡眠中、体は疲労回復を行い、免疫細胞の活動を活性化させます。逆に、睡眠不足が続くと免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。
とくに筋トレをした日は、しっかりと休息をとることが重要です。1日7〜8時間の睡眠を目安にしましょう。免疫だけでなく、筋肉をつけるためにも睡眠は大切です。
有酸素運動の時間を抑える
過度な有酸素運動は、筋トレと同様に免疫力を低下させる可能性があります。
筋トレ後に長時間の有酸素運動を行うと、体への負担が増し、回復が遅れることがあります。免疫力を維持するためには、有酸素運動を含む負荷の高い運動(オーバーワーク)は極力控えましょう。
目安として、有酸素運動は2時間以内にしましょう。
免疫細胞療法を受ける
免疫力低下を防ぐ対策として有効なのが「免疫細胞療法」です。
免疫細胞療法は体に備わっている免疫力を活性化させ、感染症やアレルギーの予防に役立ちます。患者さん自身の血液から取り出した細胞を用いるため、副作用の心配がありません。
免疫細胞療法に興味のある方は当院へお気軽にお問い合わせください。
筋トレのやり過ぎは免疫力が低下を招くので注意しよう
適度な運動は体力の向上や免疫力の強化に効果的です。
しかし、筋トレの効果を求めすぎるあまりに過度なトレーニングを続けると、かえって免疫力が低下する可能性があります。
筋トレを頑張りすぎて免疫力が低下していると感じた場合は、免疫力低下を防ぐ対策をとりましょう。食事や睡眠の見直しのほか、免疫細胞療法を検討してください。