アスリートに腰痛が多い理由とは?スポーツで多い病状や早期の競技復帰を期待できる再生医療について解説
公開日: 2019.09.01更新日: 2025.03.31
アスリートの方の中には、なぜスポーツで腰痛になりやすいのか疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
アスリートの腰痛は、放置すると選手生命に影響を与える可能性があるため、原因を知り対策することが重要です。
この記事では、アスリートに腰痛が多い理由や症状、治療法などについて紹介します。
アスリートのスポーツ外傷の治療に注目されている再生医療についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次 [隠す]
アスリートに腰痛が多い理由は?
アスリートに腰痛が多い理由は、競技による腰の回転やひねりによる腰の使い過ぎです。
腰痛につながりやすいスポーツは、以下の通りです。
- 野球
- ゴルフ
- バレーボール
- バスケットボール
- 体操
- フィギュアスケート
- ハンマー投げ
- 重量挙げなど
上記以外のスポーツでも、腰に負担がかかると炎症や軟骨のすり減り、変形のリスクが高まります。
どのような競技でも、腰に違和感を感じた場合は医療機関の受診を検討しましょう。
アスリートの腰痛でよくある病状
アスリートの腰痛でよくある主な病状を4つ紹介します。
それぞれの原因や痛みの特徴を紹介しているので、受診の参考にしてください。
一つずつみていきましょう。
筋・筋膜性腰痛症
筋・筋膜性腰痛症は、腰回りの筋肉や筋膜が損傷して痛みを感じる疾患です。
腰をひねる動作や無理な体勢がきっかけになることが多く、スポーツ全般の動作で発生します。
急性の筋・筋膜性腰痛症は肉離れとも呼ばれ、腰への強い衝撃や急な動作で発症し、動けない程の強い痛みが特徴です。
慢性化すると筋肉の疲労によって背筋の緊張が高まり、痛みを感じることがあります。
筋・筋膜性腰痛症の主な治療は、安静やアイシング、リハビリテーションによる筋力強化などです。
腰椎分離症
腰椎分離症は、腰の使い過ぎによって腰椎と呼ばれる腰の骨に負担がかかり、疲労骨折が生じるスポーツ外傷です。
成長期のスポーツ選手によく見られ、背中を後ろに反らすと腰部の痛みが強くなります。
野球・バレーボール・柔道など、前屈・後屈・旋回を繰り返し腰椎にストレスがかかる機会が多いスポーツで好発します。
また、腰椎分離症の症状が進行すると、腰椎が前後にずれてしまう分離すべり症になる恐れがあります。
分離すべり症は、重篤になると下肢のしびれや痛みが現れる場合もあるため、適切な治療や予防が不可欠です。
椎間関節性腰痛
椎間関節性腰痛とは、背骨をつなぐ椎間関節が損傷することで炎症が起こったり、動きが悪くなったりする外傷のことです。
主な症状は、以下の通りです。
- 腰を反りながら左右どちらかに捻った際に痛みが生じやすい
- 背中を反らした際や前かがみになった際に痛む
- 痛みのために腰の可動域が狭くなる
- 歩行時に痛む
椎間関節性腰痛は、片側だけに強い痛みが生じやすく、腰を反らせたり捻ったりする時に痛みを感じます。
慢性化すると椎間関節の滑膜に異常な血管と神経が増えてしまい、治りにくいことがあります。
早期に競技復帰するためにも、慢性化する前に整形外科を受診して、適切な治療を受けましょう。
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板と呼ばれる組織の中心部にある髄核(ずいかく)が突出し、神経を圧迫して腰に痛みが生じる疾患です。
椎間板とは、腰の骨の間にある軟骨で、衝撃を和らげるクッションのような役割を果たします。
主な症状は腰や臀部の痛みで、片側の脚の付け根からつま先にかけて痛んだり、しびれたりして力が入りにくくなることもあります。
スポーツの際は、前かがみになっている際に痛みを感じやすい点が特徴です。
アスリートの腰痛を治療する方法
アスリートの腰痛を治療する方法を解説します。
アスリートの腰痛の治療は、物理療法や薬物療法で痛みを和らげます。
また、腰痛の根本的な治療を目指せて、手術や入院が不要な再生医療も選択肢の一つです。
物理療法
アスリートの腰痛を治療する方法として、物理療法が挙げられます。
具体的な治療は、以下の通りです。
- 寒冷療法:痛みが強い場合や腰痛になりはじめた時期に氷のうや氷を入れたビニール袋で冷やす
- 温熱療法:症状が落ち着いたらホットパックやマイクロ波などを使用して温める
- 電気治療:電気の刺激を与えて痛みの感覚を和らげる
- 牽引療法:背骨を引っ張って神経の圧迫を軽減し、痛みの軽減を目指す
物理療法では、腰を冷やして炎症を抑えたり、温めて痛みの緩和を目指します。
とくに寒冷療法は痛み始めた初期、温熱療法は症状が落ち着いた際に行うので、状態に合わせて適切な処置が必要です。
誤った方法では症状が悪化する可能性もあるため、自己判断で行わずに医師の指示に従いましょう。
薬物療法
アスリートの腰痛を治療するには、症状に応じた薬物療法が有効です。
薬物療法に使用する主な薬は、以下の通りです。
- 痛み止めの内服薬:ロキソニンやボルタレンなど
- 湿布:炎症を抑える
- 筋肉弛緩薬:筋肉の緊張を和らげて痛みを緩和する
- 神経ブロック療法:痛む部位に局所麻酔薬を注入する
湿布には、炎症を抑える冷湿布と、慢性的な痛みに用いられる温湿布があります。症状によって使い分けましょう。
再生医療
アスリートの腰痛の治療として、再生医療も一つの選択肢です。
再生医療の幹細胞治療では、自身の再生能力を活かして損傷した組織の再生や修復を図ります。
患者さまから幹細胞を採取・培養して注射や点滴で患部に届けるので、手術や入院が不要です。
競技の早期復帰を目指せるため、アスリートから手術しない治療法として注目を集めています。
アスリートの腰痛治療に再生医療が注目される3つの理由
アスリートの腰痛対策として再生医療に注目が集まっている理由を3つご紹介します。
一つずつみていきましょう。
治療の際の体への負担が少ない
再生医療は、手術しない治療法のため、体への負担が少ない点が特徴です。
治療時に必要な施術内容は、以下の通りです。
- 脂肪や血液などを採取
- 幹細胞を投与するための注射や点滴
一方、外科手術では患部を切開するため患者さまの体への負担が大きく、入院期間や長期のリハビリによって選手生命に悪影響を及ぼす可能性も考えられます。
再生医療は、手術しないため患者さまの体への負担が少ない治療法です。
早期の競技復帰を目指せる
再生医療は症状の回復を促す治療法なので、従来の治療法よりも早い回復を目指せる場合があります。
保存療法の場合、患部の安静を確保した状態で数か月の治療期間が必要です。
症状改善までの治療期間が長期化しやすい点や、根本的な原因の治療にはならないためスポーツへの復帰の際に大きな障害となります。
再生医療は、少しでも早くスポーツに復帰したいアスリートにとって大きなメリットといえます。
アレルギーや拒絶反応などのリスクが少ない
アスリートに再生医療が注目されている理由にアレルギーや拒絶反応などのリスクが少ない点が挙げられます。
幹細胞を利用した再生医療は、患者さま自身の脂肪や血液に含まれている成分を利用します。
他人から臓器等の提供を受けたり、医薬品を投与したりしないので、アレルギーや拒絶反応などのリスクが少ない治療です。
しかし、細胞の培養時に化学薬品や添加物を使用している場合もあるので、クリニックは慎重に選びましょう。
【まとめ】アスリートの腰痛にお困りの際は当院へご相談ください
アスリートは、腰の使い過ぎによって腰痛が発生しやすい傾向があります。
腰痛と一口に言ってもさまざまな疾患や外傷があるので、腰に違和感を感じたら医療機関の受診を検討しましょう。
腰痛にお悩みのアスリートの方は、当院(リペアセルクリニック)が提供する再生医療も選択肢の一つです。
当院で提供している再生医療の特徴は、以下の通りです。
- 損傷した部位に直接幹細胞を注射できる
- 入院や手術が不要でスポーツの早期復帰が目指せる
- 患者さまの細胞と血液のみを使用するので副作用リスクが少ない
当院の再生医療では、損傷した部位に直接幹細胞を投与できるため、点滴投与よりも高い治療成績が期待できます。
再生医療による治療をご検討の方は、ぜひ当院へご相談ください。