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- 再生治療
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- 幹細胞治療
「お酒は肝臓がんの原因になる?」 「お酒と肝臓がんとの関係が気になる」 日常的にお酒を楽しんでいる方で「このまま飲み続けても大丈夫?」と不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。 本記事では、肝臓がんの発病リスクと飲酒の関係性や、肝臓がんの原因や予防法について解説します。 肝臓は病気になってもなかなか症状が現れず、気付きにくい臓器です。 そのため、治療が遅れて肝臓がんになってしまう可能性があります。 また、お酒によってダメージを負った肝臓の修復・再生が見込める再生医療についても紹介しているので、参考にしてください。 肝臓がんの原因と飲酒の関係性とは 肝臓がんの原因と飲酒の関係性について解説します。 発病リスクを高めるアルコール量 推奨される1日あたりの飲酒量 過度な飲酒は、肝臓がんの原因の一つです。 肝臓がんの発症リスクを高めるお酒の量や、適切な飲酒量を具体的に解説するので、飲酒する際は参考にしてください。 発病リスクを高めるアルコール量 肝臓がんの発病リスクを高める1日あたりの純アルコール摂取量は、男性が69g以上、女性が23g以上※です。 ※出典:国立研究開発法人国立がん研究センター「飲酒と肝がんリスク」 純アルコール量は、お酒を飲んだ際に体内に取り込まれるアルコールの量です。 お酒の種類や度数が異なると、同じ量を飲んでも摂取するアルコール量は異なります。 発病リスクを高める1日あたりのお酒の量を、男女に分けて以下にまとめました。 お酒の種類(アルコール度数) 男性(純アルコール量69g程度) 女性(純アルコール量23g程度) 日本酒(15%) 3合(540ml)/1日 1合(180ml)/1日 ビール(5%) ロング缶3本(1,500ml)/1日 ロング缶1本(500ml)/1日 チューハイ(7%) 缶3本(1,050ml)/1日 缶1本(350ml)/1日 ワイン(12%) グラス6杯弱(600ml)/1日 グラス2杯弱(200ml)/1日 たとえば、1日に3合以上の日本酒を長い期間に渡って飲んでいる男性は、肝臓がんの発病リスクが高くなると考えられます。 上記の表以上にお酒を飲んでいる方は肝臓にダメージを負っている可能性を疑い、飲酒の習慣を見直して量を減らしたり、休肝日を設けたりしましょう。 推奨される1日あたりの飲酒量 厚生労働省の「節度ある適度な飲酒」として推奨される1日あたりの飲酒量は、1日平均純アルコールで約20g程度※です。 ※出典:厚生労働省「アルコール」 純アルコールで約20gの飲酒量は、以下の通りです。 ビール:中瓶1本500ml 日本酒:1合180ml ウイスキー:ダブル60ml ワイン:2杯弱240ml 肝臓がんが心配な方や、脂肪肝の指摘を受けた方は、日頃の飲酒量を見直しましょう。 また、1日あたりの純アルコール量が男性で10~19g、女性では9gまでの方が最も死亡率が低い※という研究結果もあります。 ※出典:PubMed「アルコールと全死因死亡率のメタアナリシス:NHMRCの推奨事項の検証」 健康を意識したい方や女性、少量の飲酒で顔が赤くなる方、65歳以上の方はさらに量を抑えましょう。 肝臓がんの主な原因は?お酒以外にも注意 肝臓がんを引き起こす主な原因は、アルコールだけでなく肥満や、ウイルス性の肝機能障害にも注意しましょう。 アルコール性肝炎 非アルコール性肝炎 ウイルス性肝炎 それぞれの症状の概要や、肝臓がんに移行するリスクについて解説します。 アルコール性肝炎 https://www.youtube.com/watch?si=lGB4xI8fNAAi4TWM&v=ogtKPP3x8Mg&feature=youtu.be アルコール性肝炎とは、長期に渡る多量のアルコール摂取が原因で、肝臓の細胞が傷つき炎症を起こす疾患です。 肝臓はアルコールや有害物質、薬物などを解毒・分解する働きがあるため、アルコールによるダメージを受けやすい臓器です。 アルコール性肝炎の初期段階では、ほとんど自覚症状がないため、肝臓がんへ進行する可能性もあります。 アルコール性肝炎の初期症状は、以下の通りです。 疲れやすい 食欲不振 吐き気 微熱 お酒を飲む期間が長いほどアルコール性肝炎のリスクは高くなりますが、飲酒を控えると改善する見込みがあります。 飲酒の習慣があり、初期症状に心当たりのある方は、飲酒の量を見直して医療機関を受診しましょう。 非アルコール性肝炎 非アルコール性肝炎とは、お酒をほとんど飲まない人でも肝臓に脂肪が溜まり、炎症が起こる疾患です。 過食や運動不足、肥満、糖尿病などが非アルコール性肝炎の原因で、症状が進行すると肝臓がんになることがあります。 非アルコール性肝疾患の進行度は、以下の通りです。 1.正常な肝臓 2.非アルコール性脂肪肝:肝臓に脂肪が溜まった状態 3.非アルコール性脂肪肝炎:肝細胞が損傷して炎症を起こしている状態 4.肝硬変:慢性的な炎症によって肝臓の組織が硬化する状態 5.肝臓がん:肝臓にがん化した細胞がみられる状態 非アルコール性脂肪肝炎は、脂肪肝を経て肝臓がんに進行する場合があります。 健康診断で肥満や脂肪肝を指摘された方は、食生活や運動の習慣を見直して医療機関を受診しましょう。 ウイルス性肝炎 ウイルス性肝炎とは、肝臓がウイルスに感染し、炎症する疾患です。 主なウイルス性肝炎の特徴は、以下の通りです。 ウイルスの種類 主な原因 特徴 A型肝炎ウイルス 貝類や海外旅行での食事 慢性化するケースは少ない 肝臓に負担を与えない低カロリーの食事が推奨される B型肝炎ウイルス 輸血・出産・性交渉など 乳児期に感染した場合は、慢性肝炎や肝臓がんに進展する可能性がある 成人で感染した場合、劇症化するケースもあるが大部分は治癒する C型肝炎ウイルス 輸血・血液製剤・刺青など 慢性的な肝炎に移行するケースが多く、肝硬変や肝臓がんに進展する原因となる E型肝炎ウイルス 豚や猪、鹿などの生肉を食べる 慢性化するケースはほとんどなく、大半が自然に治癒する 上記のウイルス性肝炎の中では、B型肝炎・C型肝炎ウイルスは肝臓がんに移行する可能性が高いです。 ウイルスが長い期間、体内に留まり肝臓の炎症による損傷と修復が繰り返されると、肝臓の遺伝子に異常が生じて、がん細胞が発生するケースがみられます。 B型肝炎は母子感染防止策、C型肝炎は輸血や血液製剤による感染対策が取られていて、日常生活で感染する危険は少なくなってきています。 しかし、B型およびC型ウイルス感染の対策以前に感染した方が慢性肝炎になっている場合、自覚症状はほとんどみられません。 肝炎ウイルスに感染しているかどうかは主に血液検査でわかるので、心配な方は医療機関で肝炎検査を受けましょう。 肝臓がんを予防するには? お酒や食事の習慣による肝臓がんを予防するには、肝臓がんの原因となる病気を早期に発見し、生活習慣を見直しながら適切な治療を受けることが重要です。 生活習慣の改善 定期的に検診・検査を受ける 以下では、肝臓がんの予防法についてそれぞれ詳しく紹介します。 生活習慣の改善 肝臓がんの予防には、生活習慣の改善が不可欠です。 肝臓がんの原因であるアルコール性肝炎や非アルコール性肝炎は、お酒や食事の習慣と深い関わりがあります。 見直したい生活習慣は、以下の通りです。 アルコールの制限や禁酒 禁煙 食生活の改善 運動不足の解消 アルコールの制限や禁酒、禁煙は肝臓がんの予防に有効です。 また、食事では糖質と脂質を控え、たんぱく質やビタミンを積極的に摂りましょう。 以下の記事では、肝臓を回復させる食事や運動について解説しているので、合わせて知りたい方はご覧ください。 定期的に検診・検査を受ける 肝臓がんを予防するために、定期的な検査や検診を受けましょう。 肝臓がんに限らず肝臓の病気は、初期段階で自覚できる症状がほとんどないため、検診や検査で発覚する場合が多くみられます。 肝臓がんの主な検査は、以下の通りです。 血液検査:がんによって生成される物質を測定する 超音波検査:超音波が出る器具を身体に当て、がんの大きさや肝臓の状態を調べる 画像検査:CTやMRIでがんの広がりを調べる 肝硬変やウイルスによって慢性的な肝炎になっている方は、3〜6カ月ごとに定期的な検査を受けましょう。 肝臓がんにつながる肝炎や脂肪肝の治療に再生医療の選択肢 脂肪肝や肝炎などの肝臓がんにつながる疾患は、手遅れになる前に治療しましょう。 肝臓の疾患は、自覚症状が少ないために病気に気が付くのが難しいので、お酒を飲む量が多い方や脂肪肝を指摘された方は、医療機関を受診しましょう。 また、肝臓の疾患には再生医療による治療も選択肢の一つです。 再生医療とは、自身の細胞を用いて損傷した組織の修復を目指す治療法で、お酒の飲みすぎによって損傷した肝臓を改善できる可能性があります。 肝臓の状態に不安を抱えている方は、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 【まとめ】多量飲酒は肝臓がんの原因に!生活習慣を改善して予防しよう 多量の飲酒習慣は、肝臓がんの原因の一つです。 例えば、男性はビール1,500ml以上/1日、女性はビール500ml以上/1日の飲酒をしている方は、肝臓がんのリスクが高くなる可能性があります。 お酒の量を控え、食事や運動の習慣を見直して肝臓がんの進行を予防しましょう。 また、肝臓がんにならないためには定期的な健康状態のチェックが重要です。 肝臓の病気は自覚症状が現れにくいので、検診の結果を確認してください。 アルコールの制限や食事、運動以外の肝臓疾患の治療として、再生医療による治療に注目が集まっています。 急なお酒の制限や禁酒は難しいとお考えの方、生活習慣の改善だけでは心配な方は、再生医療も選択肢の一つです。 >再生医療による肝疾患の症例はこちら まずは、お気軽に当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
2020.01.26 -
- 再生治療
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「脂肪肝は治る?」「脂肪肝を早く治したい」と思っている方はいませんか。 脂肪肝は、肝臓に脂肪が過剰に蓄積した状態であり、進行すると肝機能が低下する可能性があります。 脂肪肝の状態によって改善に要する期間は異なりますが、生活習慣を見直すことで、脂肪肝の改善が期待できます。 本記事では、脂肪肝の早期改善を目指すための方法について、詳しく解説します。 脂肪肝が重症化する前に、生活習慣を見直したり、医療機関を受診したりしましょう。 脂肪肝を放置しないで!早期治療が重要な理由 脂肪肝には、大きく分けてアルコールの飲み過ぎが原因の「アルコール性脂肪肝(ALD)」と、肥満・糖尿病・脂質異常症などの代謝異常が原因となる「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」の2つがあります。 代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)※はさらに、以下の2つの病型に分類されます。 ※2023年6月にNAFLD/NASHからMASLD/MASHに名称変更 単純性脂肪肝(NAFL) 肝臓に脂肪が蓄積しているが、炎症や組織の損傷がない比較的軽度の状態 脂肪性肝炎(MASH) 脂肪蓄積に加えて、肝臓の炎症や線維化が起きている進行性の病態 こうした脂肪肝をそのままにしておくと、以下のような重大な病気に進行する恐れがあるため、早期から治療を受けることが重要です。 脂肪肝炎 肝硬変 肝がん 心疾患(狭心症・心筋梗塞など) 肝機能の低下 肝臓は人間の体のなかで最大の内臓ですが、機能低下や病期の進行に気づくことが難しいため、「沈黙の臓器」と呼ばれます。 重篤な状態になってからでは治療が難しくなることもあるので症状がないからといって安心せず、定期的な健康診断や脂肪肝を指摘された段階で医療機関を受診しましょう。 脂肪肝が肝硬変に移行する理由については、以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。 脂肪肝の改善が期待できる!見直したい生活習慣のポイントを紹介 脂肪肝の改善を目指すには、以下のポイントに注意して生活習慣を見直すことが大切です。 食事改善|糖質と脂質の摂取量を見直す 運動習慣|有酸素運動や筋力トレーニングを継続的に行う 適正体重|体重の5~10%を減らすことが推奨される 禁酒・節酒|お酒の飲み過ぎに注意 睡眠の質を改善|不眠症や睡眠時無呼吸症候群は脂肪肝のリスクに 無理なく継続できるよう生活習慣を工夫し、改善目標を設定しましょう。 食事改善|糖質と脂質の摂取量を見直す 脂肪肝の改善を目指すには、以下の糖質と脂質の摂取量を見直す食事改善の実践が大切です。 糖質の見直し ・白米、パン、砂糖入り飲料、スイーツなどの精製糖質を控える ・野菜や玄米、全粒粉など食物繊維を含む糖質に置き換える 脂質の見直し ・飽和脂肪酸(脂身の多い肉・バター・加工肉など)を控える ・不飽和脂肪酸(青魚・ナッツ・オリーブオイルなど)を積極的に摂る エネルギーの総量を調整 年齢・性別・活動量に応じた適切な摂取カロリーを意識する 糖質と脂質を過剰に摂取すると費しきれなかったエネルギーが中性脂肪に変わり、肝臓に蓄積されやすくなります。 余剰エネルギーが長期にわたって肝臓に蓄積すると、肝臓の炎症や線維化を引き起こし、肝機能が低下するリスクが高まります。 食事改善は、制限するよりも無理なく続けられることが大切です。 自身で調整が難しい場合は、医師や管理栄養士など専門家のサポートを受けるのも有効な方法です。 運動習慣|有酸素運動や筋力トレーニングを継続的に行う 継続的に有酸素運動や筋力トレーニングを行うと、脂肪肝を改善できる可能性があります。 近年の研究では、運動療法単独でもNAFLD患者の肝機能や肝脂肪の蓄積が改善することが明らかになっており、一定の効果が得られると報告されています。 ※出典:日本肝臓学会 脂肪肝の改善が期待できるおすすめの運動は、以下のとおりです。 ウォーキング スイミング ジョギング サイクリング スクワット 腕立て伏せ ダンベル運動 自重トレーニング など 週3〜4回、1回30〜60分の有酸素運動を4〜12週間継続することで、体重変化がなくても肝脂肪化が改善するという研究結果※もあります。 ※参照:日本肝臓学会 また、筋力トレーニングは筋肉量を増やすことで基礎代謝を高め、脂肪を燃焼しやすい体づくりに役立ちます。 心肺機能への負担が軽いため、有酸素運動の実施が難しい方でも行いやすい運動です。 無理のない範囲で身体を動かし、運動習慣を身につけましょう。 適正体重|体重の3~10%を減らすことが推奨される 脂肪肝を改善するには、適正体重を意識して生活することが大切です。 適正体重は以下の計算式で求められ、肥満症の方は現体重の3%以上・高度肥満症の方は10%を減らすことが推奨※されています。 ※参照:日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン2022」 BMI=体重(kg)÷身長(m)2 判定 BMI値 痩せ気味 19以下 正常 20~24 太りすぎ 26.5以上 自分のBMIをチェックして、体重が適正範囲に収まっているか確認してみましょう。 もし基準を超えている場合は、食事や運動習慣の見直しから始めるのが効果的です。 禁酒・節酒|お酒の飲み過ぎに注意 脂肪肝を改善するには、禁酒や節酒を心がけ、お酒の飲みすぎに注意することが大切です。 アルコールを過剰に摂取すると、肝臓にある酵素がアルコール分解を優先し、脂肪の分解が抑制されます。 お酒を飲む際は、以下の表を参考にし、純アルコールを約20g/日※に抑えましょう。 ※参照:厚生労働省「アルコール」 お酒の種類 純アルコール量 ビール(中瓶1本500ml) 20g 清酒(1合180ml) 22g ウイスキー・ブランデー(ダブル60ml) 20g 焼酎(35度)(1合180ml) 50g ワイン(1杯120ml) 12g アルコールが原因で起こるアルコール性脂肪肝は、健診を受けてたまたま発見される場合が大半です。 健診や受診の際に脂肪肝を指摘された際は、早めに治療を開始しましょう。 睡眠の質を改善|不眠症や睡眠時無呼吸症候群は脂肪肝のリスクに 不眠症や睡眠時無呼吸症候群の方は、睡眠の質を改善すると、脂肪肝の悪化リスクを低減できる可能性があります。 睡眠障害は、肝臓の脂肪量やグルコース産生量を増加させる因子であることが示唆されています。 また、脂肪肝になり気道周囲に脂肪が蓄積すると気道が狭くなり、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めるため注意が必要です。 脂肪肝には再生医療という選択肢も 脂肪肝の改善は生活習慣の見直しが基本となりますが、それだけでは効果が得られない場合や進行した病態がみられる場合は、再生医療による治療も1つの選択肢です。 再生医療とは、患者様自身の細胞を利用して、損傷した組織の修復・再生を促す治療法です。 脂肪肝を治療せずに放置していると、肝硬変や肝臓がんなどに進行する可能性があります。 脂肪肝が悪化しほかの肝疾患を発症した際は、肝臓の組織が線維化し硬くなるため、生活習慣の改善だけでは回復が望めないケースもあり進行度に応じた治療の選択が重要です。 生活習慣を見直しても、脂肪肝の改善がみられない場合は、再生医療による治療も検討しましょう。 【まとめ】脂肪肝は早期の改善が大切!自己判断せず医師に相談を 脂肪肝は、乱れた食生活や運動不足などの生活習慣が主な原因で、放置すると以下のような症状に進行するリスクもあります。 脂肪肝炎 肝硬変 肝がん 心疾患(狭心症・心筋梗塞など) 肝機能の低下 一般的な治療方法は、食事療法や運動療法などの生活習慣改善が基本となります。 初期の段階では、こうした取り組みで改善が期待できることが多いため、できるだけ早い対応が大切です。 ただし、生活習慣を見直しても脂肪肝の改善がみられない場合は、再生医療を含めた多角的な治療アプローチについて医師と相談することをおすすめします。 以下のページでは、実際に当院を利用した患者様の脂肪肝に対する再生医療の症例を公開しているため、併せて参考にしてください。 >再生医療による脂肪肝の症例はこちら 脂肪肝の治療法にお悩みの方は、ぜひ一度当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
2020.01.11 -
- 再生治療
- 肝疾患
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脂肪肝と診断され「肝硬変に移行するのではないか」と心配な患者さまも多いのではないでしょうか。 この記事では、脂肪肝が肝硬変に移行する理由や治療法などについて解説します。 脂肪肝は、生活習慣の見直しで改善する可能性がある疾患です。 脂肪肝が肝硬変へ移行する仕組みを理解し、早期に対策ができるようにしましょう。 また、脂肪肝によって損傷した細胞の再生を図る再生医療についても紹介しているので、参考にしてください。 脂肪肝から肝硬変に移行するメカニズム 脂肪肝とは肝臓に脂肪が異常に蓄積され、有害物質の解毒や胆汁の生成などの肝機能が低下してしまう疾患のことです。 脂肪肝が進行すると肝臓の組織が線維化して硬くなる肝硬変になる恐れがあります。 脂肪肝と肝硬変の関係性 脂肪肝から肝硬変に移行する期間・確率 肝硬変になると肝臓がんのリスクにつながる 以下では、脂肪肝と肝硬変の関係性や、どれくらいの期間で移行してしまうのか解説します。 脂肪肝と肝硬変の関係性 脂肪肝によって肝臓に脂肪が異常蓄積される状態が長期に及ぶと、肝臓が損傷して線維化という現象が起こります。 線維化が肝臓に拡がった状態の疾患を肝硬変と呼びます。 脂肪肝と肝硬変の症状や原因は、それぞれ以下のとおりです。 疾患名 回復について 主な原因 肝臓の状態 脂肪肝 見込みあり ・飲酒 ・肥満 ・糖尿病 など ・肝臓に中性脂肪が異常に蓄積される ・肝細胞の破壊と修復を繰り返す 肝硬変 従来の治療では、元に戻らないとされる ・脂肪肝 ・肝炎ウイルス など ・肝臓内に線維組織が増えて肝臓が硬くなる 脂肪肝が肝硬変へ移行すると肝臓の機能が低下するため、老廃物の分解や胆汁の生成などができなくなります。 そのため、症状が進行すると命にかかわる可能性が高まります。 脂肪肝から肝硬変に移行する期間・確率 脂肪肝の症状によって異なりますが、非アルコール性脂肪性肝疾患の方は、約5年~10年後に5~20%が肝硬変に移行する※とされています。 ※出典:「脂肪肝」|全国健康保険協会 アルコール性の脂肪肝の場合、大量飲酒を継続すると肝硬変に移行する可能性があります。 肝臓は再生能力が高い器官ですが、従来の治療では肝硬変が完治することはありません。 そのため、脂肪肝を患っている方は、肝硬変に移行する前に適切な治療を受け、症状改善を目指すことが重要です。 肝硬変になると肝臓がんのリスクにつながる 脂肪肝が肝硬変に移行すると、肝臓がんになるリスクも高まります。 非アルコール性脂肪性肝疾患の場合、0~15%の方が5年以内に肝臓がんを発症※しています。 ※出典:「脂肪肝」|全国健康保険協会 とくに、肥満による非アルコール性脂肪性肝疾患の方の肝臓がんが近年増加しているので、注意が必要です。 脂肪肝から肝硬変に移行しても治療せず飲酒を続けると、肝臓がんを発症するリスクが極めて高くなります。 脂肪肝は肝硬変だけでなく、肝臓がんにつながる可能性があることも留意しましょう。 脂肪肝から肝硬変に移行する前に治すための治療法・対処法 脂肪肝の治療は、以下のような生活習慣の改善や薬物療法などの保存療法が中心です。 アルコールの減量・禁酒 食事療法 運動療法 薬物療法 進行した肝硬変では肝臓の線維化を完全に元に戻すことは困難なため、脂肪肝が肝硬変に移行する前に治療することが重要です。 以下でそれぞれの治療法や対処法について詳しく見ていきましょう。 アルコールの減量・禁酒 アルコールによる脂肪肝の方は、アルコールの減量や禁酒が重要な対処法です。 肝臓の働きにはアルコールを解毒・分解する機能があり、分解するときに中性脂肪が生成されます。 そのため、アルコールを過剰に摂取すると、分解する過程でこの中性脂肪が増え肝臓に蓄積されます。 いきなり禁酒するのは難しい方でも休肝日を決めたり、1日に飲む量を減らしたりして最終的には禁酒を目指しましょう。 食事療法 脂肪肝の治療には、食生活の見直しが必要です。積極的に摂取したい食品は、以下の通りです。 食品 具体例 食物繊維 野菜、きのこ、海藻 ビタミン 大豆、うなぎ、野菜など たんぱく質 豆腐、納豆、うなぎ 1日 3食バランスよく食べ、脂肪や糖質を摂りすぎないように注意が必要です。 甘いお菓子やジュース、果物を食べるのはできるだけ控えましょう。 運動療法 脂肪肝の方は、適度な運動習慣を身につけることも重要です。 非アルコール性脂肪性肝疾患の方が食事療法をせずに30~60分、週3~4回の有酸素運動を4~12週間継続した場合、症状の改善※がみられたケースもあります。 ※出典:「NAFLD/NASH診療ガイドライン2020(改訂第2版)」|日本消化器病学会・日本肝臓学会 運動は、体内の中性脂肪を消費します。 筋肉量が増えると基礎代謝が上がって、さらに脂肪を燃焼しやすくなるでしょう。 ウォーキングやサイクリング、水泳などできる範囲からはじめてみましょう。 薬物療法 脂肪肝の根本的な治療になる薬はありませんが、併発している疾患によっては補助的に薬物療法を行うケースがあります。 主な薬の種類は、以下の通りです。 ビタミンE:肝臓の炎症や線維化の改善を図る 糖尿病の治療薬:糖分を尿から排出する薬やインスリンの働きを助ける薬 脂質異常症の治療薬:コレステロールを下げる 高血圧の薬:血圧を下げて炎症や線維化を抑える どの薬も効果が限定的だったり、脂肪肝のみでは保険適用されなかったりします。 脂肪肝の症状改善には、食生活と運動習慣の改善が重要です。 あくまでも、薬物療法は補助的な立ち位置と考えましょう。 脂肪肝から肝硬変に移行しても治る可能性がある「再生医療」の選択肢 脂肪肝・肝硬変の治療として、先端医療である再生医療も選択肢の一つに挙げられます。 再生医療で行う幹細胞治療は患者さま自身の細胞を活用するため、拒否反応やアレルギー反応を引き起こすリスクが低いというメリットがあります。 肝臓の炎症を抑えたり脂肪肝の改善が期待できるだけでなく、従来の治療では元に戻らないとされている線維化した肝硬変の改善も目指せます。 「脂肪肝が肝硬変に移行しないか不安」という方は、まず当院リペアセルクリニックへご相談ください。 脂肪肝から肝硬変への移行に関するよくある質問 脂肪肝の患者さまから寄せられた、脂肪肝から肝硬変への移行に関するよくある質問にお答えします。 脂肪肝はどのくらいで肝硬変になる? 脂肪肝から肝硬変への移行で注意すべき数値は? 脂肪肝と肝硬変の生存率は? 脂肪肝から肝硬変への移行を予防するために、本章の回答を参考にしてください。 脂肪肝はどのくらいで肝硬変になる? 研究によると、非アルコール性脂肪性肝疾患の方は、約5年~10年後に5~20%が肝硬変に移行する※とされています。 ※出典:「脂肪肝」|全国健康保険協会 また、アルコール性脂肪肝疾患は脂肪肝を放置して飲酒を続けると肝硬変に移行する可能性が高いです。 脂肪肝と診断された方は、肝硬変への移行を予防するために、食生活や運動不足を見直しましょう。 禁酒すると脂肪肝の改善が期待できます。 脂肪肝から肝硬変への移行で注意すべき数値は? 脂肪肝から肝硬変への移行で注意するべき数値は、肝臓の線維化(硬さ)を調べる「M2BPGi」です。 M2BPGiは、肝臓が硬くなっているほど高い数値が出ます。 また、年齢、ALT、ASTと血小板の数から算出されるFIB-4インデックスや血小板の数も、肝硬変の予防において重要な数値です。 FIB-4インデックスは数値が高いと肝硬変の可能性があり、血小板の数は少ないほど肝硬変のリスクが上がります。 M2BPGiはオプションで追加しなければいけない病院もありますが、肝硬変が心配な方は一度検査を受けてください。 脂肪肝と肝硬変の生存率は? 肝硬変の5年後生存率は約80%※とされていますが、進行の度合いによって異なります。腹水や黄疸のある「非代償性」になると、生存率が大幅に下がるケースがあります。 ※出典:「肝硬変」|障害者職業総合センター アルコール性の場合、禁酒すると生存率が上がりますが、アルコール摂取を継続すると生存率が低下する可能性が高いです。 脂肪肝から肝硬変に移行する前に治療・対策することが重要 脂肪肝から肝硬変になると肝臓の組織が線維化してしまい、従来の治療法では改善が困難になるため、肝硬変に移行する前の対処や治療が重要です。 肝硬変に移行する前に、栄養バランスの良い食事をして脂肪や糖質を摂りすぎないようにする食事療法と、体を動かして脂肪を燃焼させる運動療法を併せて行いましょう。 また、アルコール性脂肪肝の場合、禁酒が有効な対処法となります。 近年の脂肪肝治療では、食事療法や運動療法以外のアプローチとして、再生医療も選択肢の一つです。 脂肪肝による病気の進行が不安な方や、脂肪肝を根本的に治療したいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。
2020.01.07 -
- ひざ関節
- 幹細胞治療
膝の靭帯損傷、どこが痛みますか?部位によっては自然治癒が可能です 膝の靭帯損傷というケガをしてしまい、手術を勧められている方の中には、手術をしないで治療できたらと望んでいる人も多いのではないでしょうか。 実は、膝靭帯損傷の部位によっては自然治癒が可能です。 どの部位なら自然治癒が可能なのか、自然治癒の治療方法や、自然治癒が難しい場合の治療方法について紹介します。 膝靭帯損傷は、内側の側副靭帯損傷なら自然治癒が可能 膝関節の下の脛が、外側にねじれたときに発生するのが内側側副靭帯損傷で、スポーツの膝靭帯損傷の中では比較的多いです。 損傷の程度によって、以下のように重症度が異なります。 ・重症度1:症状は痛みがあるだけで膝の左右への不安定さがない ・重症度2:痛みがあるものの30度膝屈曲位で主に左右方向に不安定 ・重症度3:痛みが強く30度屈曲位と完全伸展位で不安定 保存療法で膝靭帯損傷の自然治癒が目指せるとは? 重症度が1度や2度の内側側副靭帯損傷であれば、手術をしない保存療法で自然治癒を目指せます。 手術をしない保存療法では、サポーターで固定して損傷箇所が融合するのを6週から8週待ちます。ギプスによる固定はなるべく使わない傾向にあります。 膝靭帯損傷の自然治癒が見込めない場合は手術か再生医療 内側側副靭帯損傷以外の膝靭帯損傷の場合、自然治癒は見込めないので保存療法は選択せず、手術療法か再生医療を選択することになります。 手術療法では、自分の腱組織を用いた靭帯再建術が関節鏡を用いて行われ、術後には3~6ヶ月のリハビリが必要になります。 再生医療をご存知でしょうか?これまでの手術にとって変わる最先端の治療で、現在とても注目されている治療方法です。 自身の幹細胞を注入する治療方法は、手術を避けることができる上、入院不要なため、身体への負担が少なく、治療やリハビリに時間を費やすことがなく早い治癒が望めるという特徴があります。 まとめ・膝の靭帯損傷、どこが痛みますか?部位によっては自然治癒が可能です できれば自然治癒で膝靭帯損傷を治したいと思う人も多いと思いますが、実際に自然治癒で治療ができるのは、内側側副靭帯損傷の重症度が軽いケースに限られています。 その他の膝関節の靭帯に関する治療は、手術療法が一般的です。しかし、最近は手術療法だけでなく、再生医療を用いた治療も可能になってきました。 再生医療は、自分の幹細胞を注入する治療なので、手術をした時のような身体への負担がかからず、自然治癒に近い治療と言えます。身体に負担をかけずに治療をしたい、なるべく早い治癒を目指したいと考えている人は再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。 当院は再生医療専門クリニックです。国内有数の症例数を有し、再生医療専門医が診察や治療に当たります。再生医療の治療に興味やご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。 監修;リペアセルクリニック大阪院
2019.10.02 -
- ひざ関節
- 幹細胞治療
膝靭帯損傷と診断され、できるだけ早く治したいとお悩みの方は多いのではないでしょうか。 膝靭帯損傷の早期回復において、受傷直後のRICE処置や適切なリハビリの継続、栄養管理は重要です。 この記事では、膝靭帯損傷を早く治すために実践すべきポイントや、損傷の程度に応じた回復期間の目安について解説します。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、膝靭帯損傷の早期回復をめざす再生医療の症例や治療内容を紹介しています。 手術を回避し、より早くスポーツや日常生活へ復帰したい方はご確認ください。 膝靭帯損傷を早く治す方法4選 膝靭帯損傷を早く治す4つの方法は、以下の通りです。 RICE処置による応急処置 継続的なリハビリテーション 食事からタンパク質などの栄養素を摂取 サポーターやテーピングの活用 膝靭帯損傷を早く治すためには、適切な対処と治療が不可欠です。 できることから取り入れて、早期の回復を目指しましょう。 RICE処置による応急処置 膝靭帯損傷の直後には、炎症や腫れを抑えるためのRICE処置が非常に重要です。 RICEとは、以下の4つの要素の頭文字を取った応急処置を指します。 Rest(安静) 患部を動かさず、膝にかかる負担をできるだけ減らす Ice(冷却) 氷や保冷剤で患部を冷やし、炎症や痛み、腫れの進行を抑える 1回20~30分程度を目安にする Compression(圧迫) 包帯を使って膝を軽く圧迫し、内出血や腫れを抑える Elevation(挙上) 患部を心臓より高い位置に保ち、腫れの軽減につなげる RICE処置は、損傷後48時間以内に実施できれば、腫れや内出血が抑えられ、回復のスピードに大きく影響します。早期回復を目指すためにも、迅速に行いましょう。 ただし、RICE処置はあくまで応急的な対応であり、根本的な治療ではありません。 正確な診断と適切な治療を受けるためにも、早めに医療機関を受診しましょう。 継続的なリハビリテーション 膝靭帯損傷からの回復を早めるためには、計画的なリハビリテーションの継続が欠かせません。 主なリハビリ内容は、以下の通りです。 関節可動域の改善 ストレッチや軽い運動で膝の動きをスムーズにする 筋力トレーニング 大腿四頭筋やハムストリングスなどの筋力強化 バランス訓練 転倒防止や再発予防のための体幹・下肢の安定トレーニング 固有受容感覚(プロプリオセプション)の向上 関節の位置や力加減、姿勢、身体のイメージなどを感じ取る訓練 歩行訓練 日常動作の安定を目指す リハビリは、自己流ではなく医師や理学療法士などの指導を受けましょう。 焦らず継続することが、膝靭帯損傷の早期治療につながります。 食事からタンパク質などの栄養素を摂取 膝靭帯損傷の回復を早めるためには、食事から摂取できる栄養素にも意識を向けることが大切です。 身体の修復を助ける栄養素を摂り、内側からの回復を促しましょう。 意識したい栄養素を多く含む食材は、以下の通りです。 必要な栄養素 回復を助ける主な食品例 タンパク質 鶏むね肉、豆腐、卵、魚など ビタミン類(B群・Cなど) ブロッコリー、ピーマン、キウイ、納豆など ミネラル(亜鉛・鉄など) 牡蠣、かたくちいわし、わかめ、レバー、赤貝など コラーゲン 豚肉、湯葉、高野豆腐、ゼラチンなど ケガをして運動量が減るとエネルギー消費も少なくなるため、食事量は通常の約4分の3に抑えるのが理想です。 体重増加による膝への負担を避けるためにも、栄養の質を意識した食事管理を心がけましょう。 サポーターやテーピングの活用 サポーターやテーピングの活用は、膝靭帯損傷による膝関節の安定性の向上や痛みの軽減が見込めます。 サポート用品の特徴は、以下の通りです。 サポート用品 特徴 主な用途 サポーター 装着が簡単 繰り返し使える 日常生活や軽い運動時のサポート テーピング 固定力が高く関節の動きを細かく調整できる スポーツ時など、靭帯への負荷が大きいシーン 使用する際は膝の状態や生活スタイルに合わせて、適切なタイプ・サイズのものを選びましょう。 また、サポーターやテーピングは一時的なサポートにすぎず、根本的な治療にはなりません。 あくまでも補助的な手段として活用し、適切なリハビリや治療を並行して受けましょう。 膝靭帯損傷のグレード別の回復期間 膝靭帯損傷は損傷の程度によってグレード1〜3に分類され、それぞれ回復期間が異なります。 グレード1の回復期間 グレード2の回復期間 グレード3の回復期間 グレード別に目安となる回復期間をみていきましょう。 グレード1の回復期間 膝靭帯損傷のグレード1は、安静と適切な処置を行えば2〜4週間ほどで回復するのが一般的です。 グレード1は膝靭帯損傷の中でも軽度で、靭帯の一部が断裂している状態を指し、軽度の腫れや痛みがみられます。 グレード1の主な治療法は、以下の通りです。 安静 アイシング 圧迫 挙上 添え木による固定 松葉杖の使用 リハビリでは、関節を動かさずに筋肉を収縮させる等尺性運動や可動域の訓練を行い、痛みが落ち着いてから筋力トレーニングや日常動作訓練へと段階的に移行します。 グレード1の膝靭帯損傷を放置すると、再発や症状の悪化、変形性膝関節症への進行などを招く可能性があります。 早期回復を目指すなら軽度だと放置せずに、医療機関での診断と適切な対応が重要です。 グレード2の回復期間 膝靭帯損傷のグレード2の回復期間は、個人差がありますが1〜3か月程度かかるのが一般的です。 グレード2の膝靭帯損傷は、靭帯が部分的に断裂していて、靭帯線維が引き延ばされた状態になることもあります。 主な症状は、患部の腫れや痛み、関節内の内出血、膝がグラグラするような感覚などです。 治療は安静やアイシング、サポーターによる固定、痛み止めの使用などを中心に行います。 リハビリでは、関節の可動域を広げるストレッチや太ももの筋力トレーニング、バランス練習などを段階的に実施し、日常生活やスポーツへの復帰を目指します。 適切なリハビリを行うと、多くの場合はスポーツ復帰も可能です。 グレード3の回復期間 膝靭帯損傷のグレード3の回復期間は、3〜6か月以上かかる場合があります。 グレード3は靭帯が完全に断裂し、強い痛みや腫れ、膝の不安定感が生じ、歩行が困難になることもあります。 初期は安静やアイシング、装具での固定などの保存療法が行われますが、改善が見込めない場合は手術が検討されます。 主な手術は、以下の2つです。 靭帯縫合術 損傷した靭帯を縫い合わせて修復 靭帯再建術 損傷した靭帯の代わりに、他の部位の組織を移植する 手術前後は、以下のようなリハビリが必要です。 手術前 膝関節の可動域や筋力の維持・向上 松葉杖の使い方を習得 入院中 装具を使用し、患部への負担を軽減 足首や足指を動かして血流維持 他部位の運動で全身機能を保つ 術後1週間以降から徐々に体重負荷や膝の運動を開始 退院後 自宅や通院で膝の可動域拡大や筋力訓練 術後6週間にエアロバイク、軽いスクワットなど 術後2か月に早歩きや階段昇降など日常動作の強化 術後3か月にごく軽いジョギングへ段階的に移行 グレード3の靭帯損傷は重度なため、長期的なリハビリが必要です。 適切な治療と段階的な回復プランにより、日常生活やスポーツへの復帰が目指せます。 膝靭帯損傷を早く治すなら再生医療も選択肢の一つ 膝靭帯損傷を早く治すなら、再生医療も選択肢の一つです。 再生医療は、患者さま自身の幹細胞を活用して、損傷した靭帯の修復を促進する治療法です。 入院や手術を必要とせずに治療できるので、体への負担が少ない点が特徴です。 以下のページでは、膝関節に対する再生医療の症例を公開しているため、併せて参考にしてください。 >>再生医療による膝関節の症例はこちら そのため再生医療は、以下のようなお考えの方に選ばれています。 手術を避けたい スポーツへの早期復帰を目指すアスリート 仕事や家庭の都合で長期療養が難しい 再生医療の治療に興味のある方は、お気軽に当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。 膝靭帯損傷を早く治す方法に関するよくある質問 膝靭帯損傷を早く治したい方からよく寄せられる質問に対して当クリニックで回答したものを紹介しています。 靭帯損傷を早く治すサプリは? 膝靭帯損傷を早く治すなら冷やすべき? 膝の靭帯損傷を早く治す食べ物は? 上記の情報を参考に、適切な対処を選択してみましょう。 靭帯損傷を早く治すサプリは? 靭帯損傷の回復をサポートするサプリメントとして、コラーゲンやグルコサミン、コンドロイチンなどが配合されたサプリメントが挙げられます。 コラーゲンは靭帯を構成する主要成分であり、サプリからの摂取も可能です。 その他、必要な栄養素を供給できるサプリメントは数多くの種類が存在しますが、大切なのは規則正しい食生活です。 サプリメントはあくまでも補助的な役割として捉え、食事から摂取できる栄養素で修復する意識を心がけましょう。 膝靭帯損傷を早く治すなら冷やすべき? 膝靭帯損傷を早く治すなら、初期段階での冷却(アイシング)が効果的です。 損傷直後の冷却は、炎症や腫れを抑え、痛みを軽減する効果が期待でき、回復を早める上で重要な処置の一つです。 一方で、回復が進んだ慢性期には、温めることが効果的になる場合があります。 温熱によって血流が促進され、損傷組織の修復がサポートされるためです。 冷やすか温めるかは回復段階によって異なるため、専門医の指示を受けながら適切な対応を選びましょう。 膝の靭帯損傷を早く治す食べ物は? 膝の靭帯損傷を早く治すには、タンパク質・ビタミンC・亜鉛・オメガ3脂肪酸を含む食べ物が効果的です。 おすすめの食材は、以下の通りです。 栄養素 役割 食材 タンパク質 筋や靭帯の再生を促進 鶏むね肉・魚・卵 ビタミンC コラーゲン生成をサポート 柑橘類・パプリカ・ブロッコリー 亜鉛 組織の修復を促進 牡蠣・ナッツ類 オメガ3脂肪酸 炎症を抑える サバ・イワシ・亜麻仁油 バランスの良い食事を心がけて、膝靭帯損傷の早期回復を目指しましょう。 膝靭帯損傷を早く治すには適切な対処と治療が重要 膝靭帯損傷を早く治す方法は、以下の通りです。 RICE処置による応急処置 継続的なリハビリテーション 食事からタンパク質などの栄養素を摂取 サポーターやテーピングの活用 より早期の回復を目指す方には、入院や手術を必要としない再生医療も選択肢の一つです。 患者さま自身の幹細胞を使って損傷部位の修復を促す再生医療は、アスリートだけでなく一般の方にも注目されています。 再生医療に興味のある方は、お気軽に当院までご相談ください。
2019.09.29 -
- 幹細胞治療
- 腱板損傷
- 肩
腕を上げるときに痛みや動かしにくさを感じたことはありませんか。 肩の可動域が狭まり、動かしにくいときは、腱板断裂の可能性があります。 肩の腱板断裂は、加齢やオーバーユースなどが原因で起こる損傷です。 本記事では、腱板断裂の症状や治療法について詳しく解説します。 腱板断裂になった際は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。 腱板断裂(腱板損傷)とは? 腱板断裂(腱板損傷)とは、肩関節にある4つの筋肉から構成される「腱板」が損傷する外傷で、以下の症状がみられます。 肩周囲の痛み 肩の動かしづらさ 痛みで眠れない 肩が上がらない 腕を動かした際の引っかかり感 腱板は肩関節の安定性に関わっている組織のため、損傷すると肩周囲に痛みが生じたり、動かせなくなったりします。 肩周囲に違和感を覚えた際は、無理に動かさずに、安静に過ごすことが大切です。 断裂した腱板は自然には再生しないため、症状がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。 腱板断裂を起こす原因 肩の腱板断裂を引き起こす原因は、主に以下の3つです。 加齢 使いすぎ(オーバーユース) 外傷 腱板断裂は、骨と筋肉が離れてしまっている状態であり、安静にしていても自然治癒は困難です。 症状を放置していると、悪化する恐れがあるため早めに医療機関を受診しましょう。 加齢 加齢によって腱が弱くなると、日常生活動作だけでも腱板が断裂する場合があります。 腱板や関節などが加齢によって弱くなった場合は、少しの衝撃でも損傷するリスクがあるため注意しましょう。 また、中高年以降の方は若年層と比べると運動の機会が少なく、肩回りの筋力や柔軟性が低下しやすい特徴があります。 腱板の損傷リスクを低減するために、適度に肩回しをしたり、腕を動かしたりする習慣をつけることが大切です。 使い過ぎ(オーバーユース) 腱板断裂の多くは、肩の使いすぎ(オーバーユース)が原因で起こります。 スポーツや仕事などで肩を酷使していると、腱板に大きな負担がかかり損傷リスクが高まります。 日常的に肩へ負担のかかる動作をしている場合は、発症日が明確でなく、治療が遅れる場合があるため注意が必要です。 外傷 外傷は、腱板断裂を起こす原因の1つです。 転んだときに手をついたり肩をぶつけたりすると、肩周囲に衝撃が加わり、腱板損傷を引き起こす可能性があります。 肩に衝撃が加わった際に強い痛みが生じた場合は、腱板を損傷している可能性もあるため、早めに医療機関を受診しましょう。 腱板断裂は治療が必要!治療方法を紹介 腱板断裂は安静にしていても自然に治ることはないため、以下の治療を受ける必要があります。 保存療法 手術療法 再生医療 腱板断裂の症状を根本的に治したい場合は、手術療法や再生医療を検討します。 症状の程度によって適切な治療方法は異なるため、専門家に相談し自身に合った治療で腱板断裂を治しましょう。 以下の記事では、腱板断裂治療のリハビリについて詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。 保存療法 腱板断裂の症状を緩和する方法に、保存療法があります。 保存療法では、薬や湿布で痛みを和らげたり、ステロイド注射で炎症を抑えたりします。 身体への侵襲が少ない治療方法ですが、損傷部位の根本的な治療はできないため、症状を繰り返す恐れがあり注意が必要です。 手術療法 腱板断裂の症状が悪化し日常生活への支障が大きくなった場合は、手術療法による治療が検討されます。 手術療法では、腱板の代わりとなるほかの組織を肩へ移植したり、人工関節を挿入したりします。 腱板断裂の手術を受ける際は、入院やリハビリ期間も必要となるため、回復までに時間を要する点に注意が必要です。 再生医療 腱板断裂を手術しないで治す方法として、再生医療があります。 再生医療は患者様自身の細胞を利用して、損傷した組織の再生や修復を促す治療方法で、以下のメリットがあります。 腱板損傷の治療に再生医療を検討している方は、ぜひ一度当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 【まとめ】腱板断裂は自然治癒しない!再生医療で切らずに治す選択肢も検討しよう 腱板断裂は自然治癒しない損傷のため、早めに医療機関を受診し治療を受けることが大切です。 肩の腱板断裂の治療方法には、保存療法や手術療法があります。 保存療法で症状の改善がみられない場合や、手術せずに症状を改善したい方は、先端医療である再生医療をご検討ください。 再生医療による治療は、症状の改善だけでなく、損傷した部位の再生・修復にも期待できます。 以下のページでは、再生医療によって肩の痛みが改善した症例を紹介しているため、併せて参考にしてください。 https://youtu.be/cweMZTxZFg8?si=sDufBgIyTKoMPXJn >再生医療による肩関節の症例はこちら 腱板断裂の治療方法にお悩みの方は、当院(リペアセルクリニック)へお気軽にご相談ください。
2019.09.27 -
- 幹細胞治療
- 腰
アスリートの方の中には、なぜスポーツで腰痛になりやすいのか疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。 アスリートの腰痛は、放置すると選手生命に影響を与える可能性があるため、原因を知り対策することが重要です。 この記事では、アスリートに腰痛が多い理由や症状、治療法などについて紹介します。 アスリートのスポーツ外傷の治療に注目されている再生医療についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。 アスリートに腰痛が多い理由は? アスリートに腰痛が多い理由は、競技による腰の回転やひねりによる腰の使い過ぎです。 腰痛につながりやすいスポーツは、以下の通りです。 野球 ゴルフ バレーボール バスケットボール 体操 フィギュアスケート ハンマー投げ 重量挙げなど 上記以外のスポーツでも、腰に負担がかかると炎症や軟骨のすり減り、変形のリスクが高まります。 どのような競技でも、腰に違和感を感じた場合は医療機関の受診を検討しましょう。 アスリートの腰痛でよくある病状 アスリートの腰痛でよくある主な病状を4つ紹介します。 筋・筋膜性腰痛症 腰椎分離症 腰椎関節症 腰椎椎間板ヘルニア それぞれの原因や痛みの特徴を紹介しているので、受診の参考にしてください。 一つずつみていきましょう。 筋・筋膜性腰痛症 筋・筋膜性腰痛症は、腰回りの筋肉や筋膜が損傷して痛みを感じる疾患です。 腰をひねる動作や無理な体勢がきっかけになることが多く、スポーツ全般の動作で発生します。 急性の筋・筋膜性腰痛症は肉離れとも呼ばれ、腰への強い衝撃や急な動作で発症し、動けない程の強い痛みが特徴です。 慢性化すると筋肉の疲労によって背筋の緊張が高まり、痛みを感じることがあります。 筋・筋膜性腰痛症の主な治療は、安静やアイシング、リハビリテーションによる筋力強化などです。 腰椎分離症 腰椎分離症は、腰の使い過ぎによって腰椎と呼ばれる腰の骨に負担がかかり、疲労骨折が生じるスポーツ外傷です。 成長期のスポーツ選手によく見られ、背中を後ろに反らすと腰部の痛みが強くなります。 野球・バレーボール・柔道など、前屈・後屈・旋回を繰り返し腰椎にストレスがかかる機会が多いスポーツで好発します。 また、腰椎分離症の症状が進行すると、腰椎が前後にずれてしまう分離すべり症になる恐れがあります。 分離すべり症は、重篤になると下肢のしびれや痛みが現れる場合もあるため、適切な治療や予防が不可欠です。 椎間関節性腰痛 椎間関節性腰痛とは、背骨をつなぐ椎間関節が損傷することで炎症が起こったり、動きが悪くなったりする外傷のことです。 主な症状は、以下の通りです。 腰を反りながら左右どちらかに捻った際に痛みが生じやすい 背中を反らした際や前かがみになった際に痛む 痛みのために腰の可動域が狭くなる 歩行時に痛む 椎間関節性腰痛は、片側だけに強い痛みが生じやすく、腰を反らせたり捻ったりする時に痛みを感じます。 慢性化すると椎間関節の滑膜に異常な血管と神経が増えてしまい、治りにくいことがあります。 早期に競技復帰するためにも、慢性化する前に整形外科を受診して、適切な治療を受けましょう。 腰椎椎間板ヘルニア 腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板と呼ばれる組織の中心部にある髄核(ずいかく)が突出し、神経を圧迫して腰に痛みが生じる疾患です。 椎間板とは、腰の骨の間にある軟骨で、衝撃を和らげるクッションのような役割を果たします。 主な症状は腰や臀部の痛みで、片側の脚の付け根からつま先にかけて痛んだり、しびれたりして力が入りにくくなることもあります。 スポーツの際は、前かがみになっている際に痛みを感じやすい点が特徴です。 アスリートの腰痛を治療する方法 アスリートの腰痛を治療する方法を解説します。 物理療法 薬物療法 再生医療 アスリートの腰痛の治療は、物理療法や薬物療法で痛みを和らげます。 また、腰痛の根本的な治療を目指せて、手術や入院が不要な再生医療も選択肢の一つです。 物理療法 アスリートの腰痛を治療する方法として、物理療法が挙げられます。 具体的な治療は、以下の通りです。 寒冷療法:痛みが強い場合や腰痛になりはじめた時期に氷のうや氷を入れたビニール袋で冷やす 温熱療法:症状が落ち着いたらホットパックやマイクロ波などを使用して温める 電気治療:電気の刺激を与えて痛みの感覚を和らげる 牽引療法:背骨を引っ張って神経の圧迫を軽減し、痛みの軽減を目指す 物理療法では、腰を冷やして炎症を抑えたり、温めて痛みの緩和を目指します。 とくに寒冷療法は痛み始めた初期、温熱療法は症状が落ち着いた際に行うので、状態に合わせて適切な処置が必要です。 誤った方法では症状が悪化する可能性もあるため、自己判断で行わずに医師の指示に従いましょう。 薬物療法 アスリートの腰痛を治療するには、症状に応じた薬物療法が有効です。 薬物療法に使用する主な薬は、以下の通りです。 痛み止めの内服薬:ロキソニンやボルタレンなど 湿布:炎症を抑える 筋肉弛緩薬:筋肉の緊張を和らげて痛みを緩和する 神経ブロック療法:痛む部位に局所麻酔薬を注入する 湿布には、炎症を抑える冷湿布と、慢性的な痛みに用いられる温湿布があります。症状によって使い分けましょう。 再生医療 アスリートの腰痛の治療として、再生医療も一つの選択肢です。 再生医療の幹細胞治療では、自身の再生能力を活かして損傷した組織の再生や修復を図ります。 患者さまから幹細胞を採取・培養して注射や点滴で患部に届けるので、手術や入院が不要です。 競技の早期復帰を目指せるため、アスリートから手術しない治療法として注目を集めています。 アスリートの腰痛治療に再生医療が注目される3つの理由 https://youtu.be/4AOGsB-m63Y?si=IBPKQ9Ah7czaUoGQ アスリートの腰痛対策として再生医療に注目が集まっている理由を3つご紹介します。 治療の際の体への負担が少ない 早期の競技復帰を目指せる アレルギーや拒絶反応などのリスクが少ない 一つずつみていきましょう。 治療の際の体への負担が少ない 再生医療は、手術しない治療法のため、体への負担が少ない点が特徴です。 治療時に必要な施術内容は、以下の通りです。 脂肪や血液などを採取 幹細胞を投与するための注射や点滴 一方、外科手術では患部を切開するため患者さまの体への負担が大きく、入院期間や長期のリハビリによって選手生命に悪影響を及ぼす可能性も考えられます。 再生医療は、手術しないため患者さまの体への負担が少ない治療法です。 早期の競技復帰を目指せる 再生医療は症状の回復を促す治療法なので、従来の治療法よりも早い回復を目指せる場合があります。 保存療法の場合、患部の安静を確保した状態で数か月の治療期間が必要です。 症状改善までの治療期間が長期化しやすい点や、根本的な原因の治療にはならないためスポーツへの復帰の際に大きな障害となります。 再生医療は、少しでも早くスポーツに復帰したいアスリートにとって大きなメリットといえます。 アレルギーや拒絶反応などのリスクが少ない アスリートに再生医療が注目されている理由にアレルギーや拒絶反応などのリスクが少ない点が挙げられます。 幹細胞を利用した再生医療は、患者さま自身の脂肪や血液に含まれている成分を利用します。 他人から臓器等の提供を受けたり、医薬品を投与したりしないので、アレルギーや拒絶反応などのリスクが少ない治療です。 しかし、細胞の培養時に化学薬品や添加物を使用している場合もあるので、クリニックは慎重に選びましょう。 【まとめ】アスリートの腰痛にお困りの際は当院へご相談ください アスリートは、腰の使い過ぎによって腰痛が発生しやすい傾向があります。 腰痛と一口に言ってもさまざまな疾患や外傷があるので、腰に違和感を感じたら医療機関の受診を検討しましょう。 腰痛にお悩みのアスリートの方は、当院(リペアセルクリニック)が提供する再生医療も選択肢の一つです。 当院で提供している再生医療の特徴は、以下の通りです。 当院の再生医療では、損傷した部位に直接幹細胞を投与できるため、点滴投与よりも高い治療成績が期待できます。 再生医療による治療をご検討の方は、ぜひ当院へご相談ください。
2019.09.01







