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「手足が冷えているわけでもないのに、なぜか冷たく感じる」「暖かい部屋にいるのに指先がジンジンする」といった症状にお悩みではありませんか? 実際に冷えていないのに冷たく感じる場合は、末梢神経の異常・自律神経の乱れ・血管のトラブルなどが関係している可能性があります。 このような症状は、一時的な血行不良だけでなく、糖尿病性神経障害・閉塞性動脈硬化症などの病気が隠れている可能性もあるため、早めに医療機関を受診することが大切です。 この記事では、冷えていないのに手足が冷たく感じる原因・神経障害との関係性や対処法について解説しています。 冷えていないのに冷たいと感じる症状が気になっている方は、ぜひ最後までお読みいただき、ご自身の症状に合った対処法を見つけましょう。 冷えていないのに冷たく感じる症状にお悩みの方へ \再生医療という新しい選択肢/ 冷えていないのに冷たく感じる症状の原因が神経障害である場合、従来の治療だけでは改善が得られないときは再生医療という選択肢があります。 再生医療は、損傷した末梢神経の修復・再生を促すことで、従来の治療では改善が難しかった感覚異常やしびれに対し、根本的なアプローチを目指す治療法です。 >>当院の実際の症例はこちら 手術を行わないため身体への負担が少なく、入院も不要です。 実際の治療法や症例については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 冷えていないのに冷たく感じるのは、神経障害の可能性がある 手足が実際には冷えていないにもかかわらず冷たいと感じる場合、神経障害が関係している可能性があります。 これは、皮膚にある温度を感じる神経(感覚神経)が誤作動を起こし、実際の温度とは異なる情報を脳に伝えてしまうことで生じるのです。 末梢神経には以下3種類があり、いずれかの機能に異常が生じると、しびれや冷感、痛みといったさまざまな症状が現れることがあります。 感覚神経 運動神経 自律神経 神経障害が引き起こされる原因としては、ストレスや睡眠不足、不規則な生活習慣、ホルモンバランスの乱れなどが挙げられます。 ただし、こうした症状は糖尿病性神経障害や閉塞性動脈硬化症(ASO)など、重大な疾患の初期症状である可能性も考えられるため注意が必要です。 冷える季節でないのに手足が冷たいと感じる場合は、重症化する前に医療機関を受診しましょう。 冷えていないのに冷たいと感じる原因【病気の可能性も】 冷えていないのに冷たいと感じる原因は以下のようにさまざまです。 血行不良 自律神経の乱れ 血管の病気 末梢神経障害 糖尿病 更年期障害 一時的な血行不良から、神経や血管の病気が背景にあるケースまで幅広く考えられます。 ここでは、代表的な6つの原因について解説します。 血行不良 血行不良は、冷えやしびれを引き起こす代表的な原因の一つです。 末梢血管の血流が悪化すると組織への酸素や栄養供給が不足し、手足の冷えやしびれにつながります。 特に寒い場所などで血管が収縮すると一時的に血行が悪化し、皮膚の色が青白く変化することもあります。 血行不良は単独で起こるだけでなく、以下のようにさまざまな原因によって引き起こされます。 自律神経の乱れ 血管の病気 運動不足 長時間の同じ姿勢など 一時的な冷えであれば体を温めることで改善しますが、温めても症状が続く場合や頻繁に繰り返す場合は、別の原因が隠れている可能性があるため注意が必要です。 自律神経の乱れ 自律神経の乱れも手足の冷えを引き起こす原因の一つです。 自律神経は体温調節や血流のコントロールを担う神経で、交感神経と副交感神経の2つがバランスよく機能することで体の状態が正常に保たれています。 しかし、以下のようにさまざまな原因によってこのバランスが崩れることがあるのです。 自律神経を乱す主な要因 体への影響 精神的ストレス 交感神経が優位になり、末梢血管が収縮して手足が冷えやすくなる 睡眠不足・不規則な生活 体内時計が乱れ、体温調節のリズムが崩れる 運動不足 血流が滞りやすくなり、末端まで熱が届きにくくなる ホルモンバランスの変化 更年期や月経周期の影響で自律神経の調整機能が不安定になる 特に交感神経が過度に優位になると血管が収縮し、血流が減少するため手足が冷たく感じやすくなります。 また、自律神経の乱れにより、実際の気温とは無関係に寒さを感じるといった感覚の異常が生じることもあります。 血管の病気 血管の病気によって物理的に血流が阻害され、冷感が生じることがあります。 代表的な疾患には以下のものがあります。 疾患名 特徴 閉塞性動脈硬化症(ASO) ・動脈硬化により足の血管が狭くなり、血流が悪化する ・一定の距離を歩くと足に痛み・しびれが出て歩けなくなり、休息すると治まる「間欠性跛行」が特徴的な症状 バージャー病 ・手足の末梢血管に炎症が起き、血管が詰まることで冷えやしびれが生じる ・喫煙との関連が強いとされている レイノー症候群 ・寒さやストレスで血管が強く収縮し、指先が白⇒紫⇒赤と色調変化する ・冷えや痛みを伴う 進行すると皮膚の変色や傷が治りにくくなることもあるため、歩くと足が重くなる、皮膚が青白いなどの症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 末梢神経障害 末梢神経は皮膚の感覚や筋肉の動きなどを司っている神経で、この神経が損傷すると「冷えていないのに冷たい」といった感覚異常が現れます。 損傷した神経は温度や痛覚を正しく脳に伝えられなくなるため、ジンジンとした異常な冷感やしびれを引き起こします。 末梢神経障害の原因は、以下のように多岐にわたります。 糖尿病(糖尿病性神経障害) 過度なアルコール摂取・喫煙 ビタミンB12欠乏症 自己免疫疾患 遺伝性疾患 感染症 末梢神経障害の症状は一般的に手足の先でより強く現れる傾向があり、放置すると症状が慢性化・重症化するおそれがあります。 しびれや冷感に加えて、感覚が鈍くなる、力が入りにくいといった症状がある場合は、早めに神経内科を受診することが大切です。 また、つらい末梢神経障害に対しては、再生医療という新しい選択肢があります。 再生医療とは患者さまご自身の細胞や血液を活用し、本来備わっている自然治癒力を高めることで、損傷した神経の修復や改善を促す治療法です。 従来の対症療法とは異なり、原因そのものへのアプローチを目指します。 【このような方はご相談ください】 長年、手足のしびれや痛みに悩まされている 既存の治療で十分な改善がみられない 将来的な悪化を防ぎたい 根本的な改善を目指したい 実際の症例や治療法については、公式LINEでも解説していますので、ぜひ参考にしてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 糖尿病 糖尿病による神経障害は、足の冷えやしびれとして初期から現れることがあります。 高血糖の状態が続くと神経に少しずつダメージが蓄積し、糖尿病の代表的な合併症のひとつである「糖尿病性神経障害」を引き起こします。 足の末梢神経は障害を受けやすく、初期には以下のような症状がみられることがあります。 足先の冷え・熱くなる 足の先がしびれたような感覚 手や足の感覚が鈍る 足の裏に紙が貼りついているような感覚 神経痛が起こる ※参照:日本臨床内科医会「糖尿病性神経障害」 これらの症状は左右対称に現れることが多いのが特徴です。 感覚が鈍くなる段階まで進行すると、けがや低温やけどに気づきにくくなるため、冷感を感じた時点で早めに医療機関を受診することが大切です。 当院(リペアセルクリニック)でも、糖尿病に伴う神経障害に対し、再生医療によるアプローチを行っています。 神経の根本的な改善を目指したいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 更年期障害 更年期には女性ホルモン(エストロゲン)のバランスが急激に変化し、それに伴って自律神経の調整機能が不安定になります。 これにより血流が不規則になり、実際の体温とは異なる冷感を感じたり、逆に顔や上半身がほてる「ホットフラッシュ」が起こったりすることがあります。 更年期障害による冷えの特徴としては、手足は冷たいのに顔や上半身はのぼせるという「冷えのぼせ」が挙げられます。 更年期の症状は個人差が大きいため、冷えやしびれの原因が更年期によるものか他の疾患によるものかを判断するためにも、婦人科や内科で相談しましょう。 冷えを感じる症状への対処法 医療機関での治療と並行して、以下のように自分で行える対処法を取り入れることで症状の軽減が期待できます。 対処法 具体的な方法 期待できる効果 血流促進 ・ウォーキングなど軽い運動を日常に取り入れる ・ぬるめのお湯(38〜40℃)でゆっくり入浴する ・ふくらはぎや足先のマッサージを行う ・末梢血管の血流が改善し、手足の冷えやしびれの軽減が期待できる ・入浴は副交感神経を優位にし、自律神経のバランスを整える効果もある 食生活の見直し ・ビタミンB群(豚肉・レバー・卵など)、ビタミンE(ナッツ類・植物油など)、鉄分(赤身肉・ほうれん草など)を積極的に摂取する ・冷たい飲食物を控え、体を温める食事を心がける ・神経の修復や血流改善に必要な栄養素を補給できる ・体を内側から温めることで冷えの改善につながる ストレスケア ・趣味や休息を通じてリラックスする時間を確保する ・規則正しい生活リズムを意識する ・深呼吸やストレッチなどで副交感神経を活性化させる 交感神経の過度な緊張が緩和され、血管の収縮が抑えられることで末梢の血流改善が期待できる これらの対処法はあくまで症状の軽減を目的としたセルフケアです。 対処法を続けても改善がみられない場合やしびれ・痛みが悪化する場合は、治療が必要な疾患が隠れている可能性があるため、医療機関を受診してください。 冷えていないのに冷たい症状が続く場合に受診すべき診療科とは 冷えていないのに冷たく感じる症状が続く場合、原因によって受診すべき診療科が異なります。 「何科を受診すればよいかわからない」という方は、以下の表を参考にしてみてください。 診療科 受診の目安となる症状 神経内科・脳神経内科 手足のしびれ・冷感・感覚の異常がある場合(末梢神経障害の精密検査が可能) 内科・糖尿病内科 血糖値が高い、または糖尿病の診断を受けている場合(糖尿病性神経障害の疑い) 整形外科 腰痛を伴う下肢のしびれや冷感がある場合(腰部脊柱管狭窄症などの疑い) 膠原病リウマチ内科 指先が白→紫→赤と色が変わるレイノー症状がある場合 婦人科 更年期に伴う冷えやのぼせ、月経不順などがある場合 どの診療科を受診すべきか迷う場合は、まずはかかりつけの内科に相談し、必要に応じて専門の診療科を紹介してもらうとスムーズです。 冷えていないのに冷たく感じる症状に対する治療法 以下では、冷えていないのに冷たく感じる症状に対する代表的な治療法を紹介します。 治療法 概要 対象となるケース 薬物療法 神経の過敏さを抑える薬(プレガバリン・デュロキセチンなど)や血流改善薬が用いられる 神経障害性疼痛、血行不良による冷え 運動療法 ウォーキングやストレッチなどで血流改善や神経機能の回復を支援する 血行不良、自律神経の乱れ 精神療法 カウンセリング等で心理的負担を軽減し、自律神経のバランスを整える ストレスや不安が要因となっている場合 再生医療 損傷した神経の修復・再生を促す新しい治療法。自己の幹細胞やPRP(多血小板血漿)を用いる 従来の治療で改善しない末梢神経障害 特に末梢神経障害が原因の場合、従来の薬物療法では症状のコントロールが難しいケースもあります。 そのような場合の選択肢として、損傷した神経そのものの修復・再生を目指す再生医療も検討しましょう。 再生医療はご自身の細胞の力を活用し、損傷した組織の修復を促す治療法で、手術を行わないため身体への負担が比較的少なく、入院の必要もありません。 https://youtu.be/NeS1bk2i5Gs?si=7QgdHpQPhsR9VHMA 「従来の治療を試したが改善しない」「手術には抵抗がある」という方は、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 冷えていないのに冷たい症状は早めの受診を 冷えていないのに冷たく感じる症状の背景には、以下のようにさまざまな原因が考えられます。 血行不良 自律神経の乱れ 血管の病気 末梢神経障害 糖尿病 更年期障害など 見た目に異常がなくとも、冷たく感じる症状が続く場合は神経障害や糖尿病、血管の病気が隠れている可能性があるため、違和感がある場合は早めに専門医の診察を受けましょう。 また、冷えや神経障害の症状に対しては、再生医療という選択肢もあります。 再生医療は、患者さまご自身の細胞や血液を活用し、損傷した組織の修復や神経機能の改善を目指す治療法です。 再生医療の詳細については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでもご案内していますので、ぜひ参考にしてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2026.02.27 -
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「歩きすぎるとモートン病が悪化するって本当?」「モートン病になったら歩くのは控えるべき?」と不安に感じていませんか? モートン病は足指の付け根を通る神経が圧迫されることで、痛みやしびれが生じる疾患です。 長時間の歩行や立ち仕事によって症状が悪化することはありますが、歩きすぎだけが直接の原因とは限りません。 この記事では、モートン病と歩きすぎの関係や主な原因、日常生活で実践できる予防策について解説します。 正しい知識を身につけて、痛みのない快適な歩行を取り戻すための第一歩を踏み出しましょう。 手術なしで足の痛みにアプローチ \再生医療という新しい選択肢/ モートン病をはじめとする足の痛みに悩んでいるけど、「できれば手術は避けたい」という方は再生医療も選択肢の一つとなります。 再生医療とは患者さまご自身の細胞や血液を活用し、損傷部位の修復を促す治療法です。 入院不要で身体への負担が少ないため、日常生活を維持しながら治療を進めることも可能です。 モートン病をはじめとする足の痛みでお悩みの方は、まずは以下の動画で再生医療についてご覧ください。 https://youtu.be/NeS1bk2i5Gs?si=7QgdHpQPhsR9VHMA 再生医療に関する内容や詳細については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 【結論】モートン病は歩きすぎだけが原因ではない モートン病は歩きすぎただけで起こるわけではありません。 モートン病は、足の指へ向かう神経が、骨(中足骨頭)と靭帯のあいだで繰り返し圧迫されることで起こります。 この神経の圧迫を引き起こす主な原因は以下のとおりです。 足に合わない靴(きつい靴・ヒールなど) 足のアーチの崩れ 足の構造の変化 歩行量は、あくまで症状を悪化させる要因のひとつにすぎません。 足に合った靴で正しい歩き方をしていれば、たくさん歩いたとしてもモートン病の発症リスクはそれほど高くないといえます。 一方で、足に合わない靴を履いたり、足の構造に変化が生じたりしている状態で長時間歩けば、症状を悪化させる可能性があるので注意しましょう。 発症に関わるのはどれだけ歩いたかではなく、足にどのような負担がかかっているかです。 モートン病の主な原因|歩き方や足への負担が影響 モートン病の原因はひとつではなく、以下のように日常生活における複数の要因が重なって発症するとされています。 ハイヒールや幅の狭い靴による圧迫 横アーチの崩れ(加齢や足の変形) ランニングや長時間の立ち仕事による過度な負担 ここでは、代表的な3つの原因について解説します。 ハイヒールや幅の狭い靴による圧迫 モートン病の原因の一つとして、以下のようにハイヒールや幅の狭い靴、サイズの合わない靴の着用が挙げられます。 靴のタイプ モートン病との関係 ハイヒール つま先立ち状態が続き、足指の付け根に体重が集中して神経を圧迫する 幅の狭い靴・サイズがきつい靴 足指を左右から締め付け、神経障害を引き起こしやすい 大きすぎる靴 足が中で安定せず、前足部への負荷が増す クッション性の低い靴 地面からの衝撃を吸収できず、足裏への負担が大きくなる ハイヒールはかかと部分が高い構造のため、履いている間は常につま先立ちに近い姿勢になります。 この状態では足指の付け根部分に体重が集中し、その下を通る神経が中足骨と靭帯に挟まれて圧迫されやすくなるのです。 また、足の幅に対してきつすぎる靴を履くと足指が左右から締め付けられ、神経への圧迫がさらに強まります。 反対に、大きすぎてゆるい靴も注意が必要で、靴の中で足が安定しないと足指が反り返りやすくなり、前足部への負荷が増します。 このように靴の種類やサイズ、機能性はモートン病の発症リスクに関わるので、まずは日常的に履く靴を見直してみましょう。 横アーチの崩れ(加齢や足の変形) 足の横アーチの崩れも、モートン病のリスクを高める原因の一つです。 足のアーチには以下3つのアーチがあり、これらがクッションの役割を果たしています。 内側縦アーチ(土踏まず) 外側縦アーチ 横アーチ これらの中で第2〜第4足指の付け根付近を横切る横アーチが低下すると、足の横幅が広がる開張足という状態になります。 この状態で体重がかかり続けると、神経が中足骨頭部・深横中足靭帯と地面との間で繰り返し圧迫され、慢性的な刺激によって神経が厚くなり(神経腫が形成され)、痛みやしびれを引き起こすのです。 また、外反母趾や扁平足といった足の変形もアーチの崩れにつながり、モートン病を発症しやすくする原因です。 ランニングや長時間の立ち仕事による過度な負担 前足部に繰り返し強い負荷がかかることは、モートン病の発症や悪化のリスクを高めます。 特に以下のような場合、足指の付け根に継続的な負荷がかかるため注意が必要です。 項目 詳細 ランニングによる影響 ・歩行に比べて足にかかる衝撃が非常に強い ・着地のたびに前足部へ負荷が集中する 長時間の立ち仕事・中腰作業の影響 ・前足部に継続的な荷重がかかる ・つま先立ちに近い姿勢が続く ・神経が圧迫される時間が長くなる ランニングは歩行よりも足への衝撃が強く、着地のたびに前足部へ負担が集中するため、これを繰り返すことで神経が圧迫されます。 また、クッション性の低いシューズや足に合っていないランニングシューズで走り続けると、足裏への負担がさらに増加するため注意が必要です。 また、長時間立ち続けたり中腰の姿勢を保ったりすると、足の前方に体重がかかり続けるため、神経が圧迫されやすくなり、発症リスクが高まります。 このように歩きすぎや走りすぎ自体が直接の原因とは限りませんが、足のアーチの崩れや合わない靴の状態で負荷がかかると、症状の発症や悪化につながる可能性があります。 モートン病を悪化させない予防策 モートン病を悪化させない予防策は以下のとおりです。 足指に負担を集中させない歩き方を意識する 靴の見直しとインソールで負担を減らす 足裏や指のケアで負担をやわらげる ここでは、すぐに実践できる3つの予防策を紹介します。 足指に負担を集中させない歩き方を意識する モートン病の予防には、以下のように足指の付け根に過度な力がかからない歩き方を身につけることが大切です。 歩き方のポイント 具体的な意識 着地 かかとの外側からしっかり着地する 重心移動 かかと→土踏まず→足先の順に体重を移動させる 蹴り出し 親指の付け根(母指球)で自然に蹴り出す 足指 つま先に力を入れすぎず、指を自然に広げて歩く 意識したいのは「かかとから着地し、足裏全体で重心を移動させ、最後につま先で蹴り出す」という一連の流れです。 つま先だけで地面を蹴るような歩き方は、前足部に大きな負荷が集中するため避けましょう。 歩行中は足指を自然に広げられる状態を保り、指全体で地面を踏めるように意識すると負荷が分散されやすくなります。 日頃から歩き方を意識するだけで、足指の付け根への負担を大幅に軽減できる可能性があります。 靴の見直しとインソールで負担を減らす 以下のように靴の見直しとインソールで負担を減らすことも、モートン病の予防において大切なポイントです。 靴選びのチェックポイント 理由 足幅に合ったサイズを選ぶ 足指が左右から圧迫されるのを防ぐ つま先にゆとりがある 足指を自然に広げられ、神経への圧迫を軽減する クッション性のある靴底 歩行時の衝撃を吸収し、前足部への負担を減らす ヒールが低い(3cm以下が目安) つま先立ち状態を避け、体重を足裏全体に分散させる 中足骨パッド付きインソール 横アーチを支え、足指の付け根への荷重を分散させる 靴を選ぶ際は、足の長さだけでなく足幅もしっかり合わせることが大切です。 つま先部分にゆとりがあり、足指を自然に広げられるデザインのものを選びましょう。 また、靴底にクッション性があるものを選ぶと、歩行時の衝撃が吸収されて神経への負担が軽減されやすくなります。 すでに持っている靴を買い替えるのが難しい場合は、中足骨パッド付きのインソール(靴の中敷き)を活用する方法も検討しましょう。 インソールで崩れた横アーチを支えることで足指の付け根にかかる体重を分散させ、神経への圧迫を和らげる効果が期待できます。 靴は夕方以降に試し履きすると、むくみを考慮した適切なサイズが選びやすくなります。 足裏や指のケアで負担をやわらげる 以下のように足裏や指のケアで負担をやわらげる方法も、モートン病の予防に役立ちます。 ケアの種類 やり方のポイント 期待できる効果 足指回し 足指を一本ずつ持ち、ゆっくり大きく回す 足指の柔軟性を高め、関節の動きをスムーズにする 足裏マッサージ 親指で足裏全体を押してほぐす 足裏の筋肉の緊張を緩和する ふくらはぎストレッチ 壁に手をつき、片足を後ろに伸ばしてかかとを床につける 足首の可動域を広げ、つま先への負担を軽減する タオルギャザー 裸足でタオルを足指でたぐり寄せる 足裏の筋力を強化し、横アーチの維持を助ける 入浴後など身体が温まった状態で、足指を一本ずつゆっくり回したり、足裏を親指で押してほぐしたりすることで、足の柔軟性を高められます。 足裏の筋肉が柔らかくなると歩行時の衝撃を吸収しやすくなるため、神経への圧迫も緩和されやすくなります。 また、足首やふくらはぎのストレッチも効果的です。 ふくらはぎの筋肉が硬いと歩行時に足首の動きが制限され、つま先に負担が偏りやすくなるためです。 タオルギャザー(床に置いたタオルを足指でたぐり寄せるエクササイズ)は、足裏の筋力強化と横アーチの維持に有効とされています。 毎日数分のケアを習慣にすることで、足全体の衝撃吸収機能が高まり、モートン病の予防につながります。 モートン病は歩く量よりも、靴選びや歩き方の影響を受けやすい! モートン病のリスクを高めるのは「歩く距離」そのものではなく、足に合わない靴・足への負担がかかる歩き方です。 以下のように日常の足の環境を見直すことが、予防と悪化防止のポイントになります。 ハイヒールや幅の狭い靴を避ける 足幅に合ったサイズの靴を選ぶ 横アーチを支えるインソールを活用する つま先に負担をかけすぎない正しい歩き方を意識する 足指のストレッチや足裏のケアを習慣にする 痛みやしびれが長期間続く場合や、セルフケアでは改善が見られない場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 モートン病による痛みが長引いている方や手術以外の方法を探している方は、再生医療という選択肢もあります。 再生医療は、患者さまご自身の細胞や血液を用いて自然治癒力を高め、損傷した神経の修復や再生を促すことを目指す治療法です。 自己脂肪由来の幹細胞治療やPRP療法により、手術をせず入院も不要で足の痛みの改善を目指す効果が期待できます。 再生医療の治療法については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2026.02.27 -
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足の指の付け根にピリッとした痛みやしびれを感じるのに、見た目には特に変化がない、そんな症状に心当たりはありませんか? それはモートン病の可能性があります。 モートン病は足の中指と薬指の間を中心に痛みやしびれが生じる疾患ですが、外見上の変化が目立ちにくく、自己判断が難しいのが特徴です。 この記事では、モートン病の見た目の特徴や診断方法、初期症状、似た症状を持つ病気について解説します。 足の痛みやしびれでお悩みの方は、ぜひ参考にして自分の症状を確認してみましょう。 手術不要・入院不要の再生医療で \足の痛みの根本改善を目指しませんか?/ モートン病による慢性的な足の痛みやしびれ、神経障害にお悩みの方には、再生医療という新たな選択肢もあります。 再生医療とは損傷した神経の修復・再生を促し、痛みの根本改善を目指す治療法で、患者さま自身の細胞や血液を活用するため、身体への負担が比較的少なく、手術や入院を伴わない治療が可能です。 詳しい内容は以下の動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。 https://youtu.be/NeS1bk2i5Gs?si=7QgdHpQPhsR9VHMA 再生医療の詳しい情報は当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでもご案内していますので、モートン病や神経障害による痛みでお悩みの方はぜひご覧ください。 モートン病に見た目の変化はある?明らかな腫れや赤みは見られにくい モートン病は、見た目にわかる変化がほとんど現れない疾患です。 強い痛みやしびれがあっても、赤みや大きな腫れ、あざなどの明確な外見上の異常は見られにくいのが特徴です。 ただし、症状が進行すると、圧迫部位の周辺に仮性神経腫(かせいしんけいしゅ)と呼ばれる有痛性のしこりが形成されることがあります。 この場合、足裏に小さな腫瘤(しゅりゅう)として触れることがありますが、外見上はほとんど目立たず、触診ではじめて確認されることが一般的です。 このように、モートン病は見た目では分かりにくい疾患であるため、足指の付け根に痛みやしびれが続く場合は、自己判断せず、早めに医療機関を受診しましょう。 モートン病の診断方法 モートン病は見た側で判断できないため、以下のように症状の誘発テストや画像検査によって診断を行います。 診断方法 概要 モルダーテスト(身体所見) 足指の付け根を横から挟むように強く圧迫し、痛みやカクッという感覚が生じるかを確認する方法 ティネルサイン 神経の障害部位を叩くと、その支配領域に痛みが放散するかを確認する検査 つま先立ちテスト つま先立ちをさせて痛みが強まるかを確認する方法で、神経への圧迫を再現 レントゲン検査 骨折や骨の異常など、他の疾患を除外するために行われる MRI検査 神経腫の有無や大きさ、周囲組織の状態を確認するための画像検査 超音波検査 神経腫をリアルタイムで観察でき、外来で手軽に実施できる検査 出典:日本整形外科学会「モートン病」 確定診断にはレントゲン検査やMRI検査、超音波検査などが必要に応じて行われるため、自己判断に頼らず専門医による適切な検査を受けることが大切です。 モートン病の初期症状|痛みやしびれを感じる場合は要注意 モートン病の初期には、以下のような症状が現れます。 初期症状 特徴 痛み・しびれ 歩行時やハイヒールなど幅の狭い靴を履いている際に、足指の付け根(特に第3〜4趾間)に鋭い痛みやしびれ、灼熱感が生じる 異物感・違和感 「足裏に小石を踏んでいるような感覚」「靴の中で何かが挟まっているような違和感」がある 症状の変化 靴を脱いだり安静にすると痛みが和らぐが、進行すると安静時にも痛みが続くことがある モートン病の症状には個人差がありますが、第3〜第4足趾間(中指と薬指の間)に生じるしびれや疼痛、灼熱痛などの神経症状が代表的です。 また、痛みが強く出ることもあり、場合によってはふくらはぎ付近まで違和感が広がるケースもあります。 原因としては、ハイヒールの常用や中腰姿勢の継続など、つま先立ちに近い姿勢が長時間続くことによる神経の圧迫が挙げられます。 また、中年以降の女性に多く発症する傾向があるため、該当する方は特に注意が必要です。 これらの症状に心当たりがある場合は、自己判断で放置せず、早めに整形外科などの医療機関を受診しましょう。 モートン病に似た症状や病気 足の痛みやしびれがあるからといって、必ずしもモートン病とは限りません。 以下のように似たような痛みやしびれが出る疾患は他にもあるため、自己判断せず正しく診断してもらうことが大切です。 疾患名 主な痛みの部位 特徴 中足骨疲労骨折 足の甲(中足骨) ランニングなどのスポーツ後に発症しやすく、運動時に痛みが強くなる 足底筋膜炎 かかと・土踏まず 起床時の一歩目や長時間の立ち仕事後に強い痛みが出やすい 足根管症候群 足首の内側(くるぶしの下) 足首内側で神経が圧迫され、足裏全体にしびれが出る 糖尿病性神経障害 両足全体 左右対称にしびれや感覚低下が広がり、痛みを感じにくくなることもある 坐骨神経痛 臀部〜下肢 腰椎椎間板ヘルニアなどが原因で、臀部から太もも・ふくらはぎへ痛みやしびれが放散 関節リウマチ 手足の関節 足趾関節の腫れや炎症、朝のこわばりを伴う 痛風 足の親指の付け根 突然の激しい痛みと赤い腫れが特徴 モートン病は主に第3〜4趾間に痛みが集中し、狭い靴やつま先立ちの姿勢で悪化するのに対して、他の疾患ではそれぞれ異なる部位や状況で症状が現れます。 モートン病は見た目だけでは判断が難しいため、症状を確認しよう! モートン病は外見上の変化が乏しいため放置されやすい疾患ですが、自然に症状が改善することは少なく、悪化すると歩行に支障が出るケースもあります。 外見上の変化に乏しいからこそ、痛み・しびれ・異物感といった自覚症状に早く気づくことが大切です。 足の指の付け根に気になる症状がある方は、まず以下のポイントを確認してみてください。 歩行時や靴を履いた時に足指の付け根にピリッとした痛みやしびれがあるか 足の裏に小石を踏んでいるような異物感はないか 靴を脱ぐと痛みが和らぐか 安静時にも痛みが続いていないか これらに心当たりがある場合は、早めに整形外科を受診し、適切な検査・診断を受けることをおすすめします。 また、モートン病の痛みが慢性化している方や神経障害に対して根本的な治療を検討したい方には、再生医療という選択肢もあります。 再生医療は、患者さま自身の細胞や血液を活用する治療法で、身体への負担が比較的少なく、手術や入院を伴わずに治療を受けられます。 再生医療については当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも、紹介していますので、足の痛みやしびれでお悩みの方は、ぜひ一度ご確認ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2026.02.27 -
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足の指の付け根にしびれやピリピリとした痛みがあると、「もしかしてモートン病かもしれない」と不安になる方も多いのではないでしょうか。 モートン病は足指の付け根の神経が圧迫されて起こる疾患ですが、実は似たような症状を引き起こす病気は数多く存在します。 足底筋膜炎や足根管症候群、中足骨の疲労骨折など、痛みやしびれの原因はさまざまであり、自己判断で対処すると症状を悪化させてしまうおそれもあります。 この記事では、モートン病に似た症状を起こす主な疾患と、それぞれの見分け方について詳しく解説します。 足の痛みやしびれの原因を正しく知り、適切な治療につなげるためにも、ぜひ最後までお読みください。 \神経障害に対する新たなアプローチ/ また、神経の圧迫によって歩行時などに強い痛みやしびれが生じる神経障害では、従来の治療で十分な改善が得られけないケースもあります。 そのような場合、根本的な改善を目指す治療法として再生医療が選択肢の一つとなります。 再生医療とは、患者さまご自身の細胞や血液を活用し、損傷した神経や組織の修復を促すことを目的とした治療法です。 実際の治療法については、以下の動画もご覧ください。 https://youtu.be/NeS1bk2i5Gs?si=7QgdHpQPhsR9VHMA 「これまでの治療では思うような効果が得られなかった」「痛みを根本から改善したい」という方は、ぜひ一度当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 モートン病に似た症状を起こす主な疾患を紹介 以下では、モートン病に似た症状を起こす主な疾患を紹介しています。 疾患名 主な症状 痛みの部位 足の関節炎 関節の痛み・腫れ・動作制限 足の各所の関節(広範囲に及ぶ) 足底筋膜炎 かかとや土踏まずの痛み・張り かかと〜土踏まず付近 足根管症候群 足裏のしびれ・ピリピリする痛み 足裏全体(甲や足首より上には出ない) 中足骨疲労骨折 足の甲の痛み・腫れ 足の甲(中足骨) 中足骨骨頭痛 足指の付け根の痛み 中足骨頭(足指の付け根) 神経障害 足先のしびれ・冷え・無感覚 両足の足先〜足裏 腰椎椎間板ヘルニア 腰痛・坐骨神経痛・足のしびれ 腰〜お尻〜太もも〜足先 モートン病は、足指の付け根(特に第3〜4趾間)の神経が圧迫されることで、しびれや疼痛、灼熱感が生じる疾患です。 しかし、足の痛みやしびれを引き起こす疾患はモートン病以外にも多く存在しますので、自身の症状がどれに当てはまるのか確認してみましょう。 足の関節炎 足の関節炎は、足の指だけでなく足の各所の関節に痛みや腫れ、動作制限が生じる疾患です。 原因は以下のように多岐にわたります。 関節の使いすぎ/怪我 細菌感染 関節リウマチなど モートン病が足指の付け根(特に第3〜4趾間)にピンポイントで症状が出やすいのに対し、関節炎は足首や足の甲、かかとなど、広範囲の関節に症状が及ぶ点が大きな違いです。 また、関節炎では患部の腫れや熱感、赤みを伴うことが多く、外見上の変化が目立つ場合もあります。 足指の付け根だけでなく、複数の関節に痛みがある場合や腫れや熱感を伴う場合は、関節炎の可能性もあるため整形外科を受診しましょう。 足底筋膜炎 足底筋膜炎は、かかとから足指の付け根に広がる「足底筋膜」に炎症が起きる疾患です。 主にかかとや土踏まず付近に痛みや張りを感じるのが特徴で、以下のようなタイミングで強い痛みが出やすいとされています。 朝起きて最初の一歩目 長時間座った後に立ち上がったとき モートン病が足指の付け根にしびれや灼熱感を伴う痛みが出るのに対し、足底筋膜炎はかかとから土踏まずにかけての痛みが中心であり、痛みの発生場所が異なります。 足底筋膜炎はランニングや長時間の立ち仕事をする方に多く見られ、足のアーチの崩れや肥満なども発症のリスク要因になるとされています。 かかとや土踏まず付近の痛みが主な症状である場合は、モートン病よりも足底筋膜炎の可能性が考えられるため、専門医による診断を受けることをおすすめします。 足根管症候群 足根管症候群は、足首の内くるぶし付近にある「足根管」というトンネル内で後脛骨神経が圧迫され、足裏にしびれや痛みが生じる疾患です。 主な症状は足裏全体のしびれやビリビリとした灼熱感で、歩行や立ち仕事によって症状が悪化しやすいとされています。 モートン病は足指の付け根の限られた部位に症状が集中するのに対し、足根管症候群では足裏全体に広くしびれが現れる傾向がある点が大きな違いです。 また、足根管症候群では通常、足の甲や足首より上には症状が及ばないことも特徴のひとつです。 原因としては、ガングリオンや腫瘍による神経の圧迫、扁平足、足首の捻挫後に生じた瘢痕(はんこん)形成などが挙げられます。 足裏全体にしびれや痛みが広がっている場合は、モートン病ではなく足根管症候群の可能性があるため、早めに医療機関で検査を受けましょう。 中足骨疲労骨折 中足骨疲労骨折は、スポーツやランニングなどのオーバーユース(使いすぎ)により、足の甲にある中足骨にひびが入る疾患です。 モートン病と同様に足指から甲にかけて症状が出ることがありますが、両者の違いは以下のように痛みが現れるタイミングです。 モートン病 進行すると安静時にも痛みが続くことがある 疲労骨折 主に運動中や荷重時に痛みが強くなり、安静にすると軽減する傾向がある また、疲労骨折では患部に腫れや圧痛が見られることが多く、レントゲンやMRI検査で骨の異常を確認できる場合があります。 運動を続けるうちに足の甲の痛みが徐々に強くなっている場合は、疲労骨折の可能性も考えられるため、無理をせず整形外科を受診しましょう。 中足骨骨頭痛(中足骨頭痛) 中足骨骨頭痛は、足指の付け根の関節(中足骨頭)自体に過度な負荷がかかることで痛みが生じる疾患です。 歩行時に足指の付け根が痛むという点ではモートン病とよく似ていますが、以下のように原因のメカニズムが異なります。 モートン病:神経の圧迫によって起こる 中足骨骨頭痛:骨自体への過度な圧迫や炎症が原因 中足骨骨頭痛では、足の裏の足指付け根部分を押すと痛みが出やすく、歩行時には「小石を踏んでいるような感覚」を覚えることがあります。 進行すると安静時にも痛みが生じる場合があり、日常生活に支障をきたすこともあります。 外反母趾や開張足(足の横アーチの崩れ)、ハイヒールの常用、加齢による足裏の脂肪層の減少などがリスク要因として挙げられます。 足指の付け根に痛みがあるものの、しびれや灼熱感よりも「押すと痛い」「歩くときに骨が当たる感覚がある」という場合は、中足骨骨頭痛の可能性があるため専門医に相談してみてください。 神経障害 ここでいう神経障害とは、主に「糖尿病性神経障害」を指します。 モートン病との大きな違いは、症状の範囲と左右差の有無です。 モートン病 片足の特定の趾間(第3〜4趾間が多い)にピンポイントで症状が出ることが一般的 糖尿病性神経障害 両足に左右対称にしびれが出やすい また、糖尿病性神経障害では足のしびれに加えて「足先の冷え」「感覚の鈍さ」「足裏に何かが張り付いたような違和感」などが見られることもあります。 糖尿病の既往がある方、あるいは健康診断で血糖値の異常を指摘された方で、両足のしびれや冷えが気になる場合は、糖尿病性神経障害の可能性を踏まえて早めに医療機関を受診しましょう。 腰椎椎間板ヘルニア 腰椎椎間板ヘルニアは腰の椎間板が飛び出して神経を圧迫することで、お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて痛みやしびれ(坐骨神経痛)が生じる疾患です。 足先にしびれが出るという点ではモートン病と共通していますが、腰椎椎間板ヘルニアでは足以外の部位にも以下のように広く症状が及ぶ点が大きな違いです。 モートン病 足指の付け根を中心とした局所的な症状 腰椎椎間板ヘルニア 腰痛やお尻の痛み、太もものしびれなどが同時に見られることが多い また、腰を前に曲げたり、長時間座ったりすると症状が悪化するケースも特徴的です。 足のしびれに加えて、腰やお尻、太ももにも痛みやしびれがある場合は、腰椎椎間板ヘルニアの可能性も考えられるため、整形外科で画像検査を受けましょう。 モートン病とその他疾患の見分け方 モートン病と似た症状の疾患はいくつかあり、痛みの出る場所や症状の特徴が見分けるポイントになります。 見分けのポイント モートン病 その他の疾患 痛む場所 第3〜4趾間(中指と薬指の間)や第2〜3趾間にピンポイントで痛む 足底筋膜炎:かかと〜土踏まず 足根管症候群:足裏全体 腰椎疾患:腰〜脚全体 中足骨骨頭痛:足指の付け根(骨部分) 症状の出方 幅の狭い靴で悪化し、脱ぐと軽減 疲労骨折:運動で悪化し安静で軽減 神経障害:持続的なしびれ・冷え 足底筋膜炎:朝の一歩目が痛い 左右差 片足に出ることが多い 糖尿病性神経障害:両足に出やすい セルフチェック モルダーテストで痛み・クリック感あり 足根管症候群:内くるぶしを叩くとしびれが広がる(ティネル徴候) モートン病は、第3〜4趾間や第2〜3趾間に限局した痛みやしびれが出やすいのが特徴です。 一方で、足底筋膜炎はかかとから土踏まずにかけて、足根管症候群は足裏全体に、腰椎椎間板ヘルニアなどの腰椎疾患では腰から脚にかけて症状が広がるなど、痛みの範囲が異なります。 ただし、上記のポイントはあくまで目安であり、自己判断のみでは、疾患を特定できません。 複数の疾患が同時に存在している場合もあるため、正確な診断にはレントゲンやMRIなどの画像検査が必要です。 足の痛みやしびれが気になる場合は、整形外科を受診して専門医の診察を受けましょう。 モートン病と似た症状は自己判断せず、早めに受診しよう 足の痛みやしびれは見た目だけでは原因の判断が難しく、モートン病以外にも骨折や神経障害、関節炎など、さまざまな疾患が隠れている可能性があります。 「モートン病だろう」と自己判断して放置したり、強くマッサージするなどの誤ったセルフケアを続けると、炎症が悪化したり症状が長引いたりすることもあります。 痛みが慢性化して歩行が困難になる前に、できるだけ早く整形外科を受診し、レントゲンやMRIなどの画像検査で正確な原因を特定することが大切です。 また、従来の治療では十分な改善が得られない場合には、再生医療という選択肢もあります。 当院(リペアセルクリニック)では、自己脂肪由来幹細胞治療やPRP療法を通じて、足の痛みやしびれの原因となる神経や組織の修復を目指す治療を提供しています。 治療の詳細については、当院の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2026.02.27 -
- 手
- 再生治療
- 幹細胞治療
手首や指の腱鞘炎がなかなか治らず、「注射治療を受けるべきか迷っている」という方も多いのではないでしょうか。 ステロイド注射は高い効果が期待できる治療法ですが、回数制限や副作用など注意すべき点もあります。 本記事では、腱鞘炎の注射治療の特徴や治療法について解説します。 腱鞘炎のつらい痛みを和らげ、快適な日常を取り戻すためにも、ぜひ最後までご覧ください。 手術なし・入院なしで腱鞘炎の改善を目指す \再生医療という選択肢/ 腱鞘炎の注射治療を繰り返しても改善しない場合や手術を避けたいという方には、再生医療という選択肢があります。 再生医療とは、自己の血液や脂肪から採取した細胞を活用し、炎症の抑制や損傷した腱の修復を促す治療法です。 実際の治療内容については、以下の動画でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/NeS1bk2i5Gs?si=7QgdHpQPhsR9VHMA 自己の血液や脂肪から採取した細胞を用いるため、身体への負担が少なく、手術や入院も必要ありません。 再生医療について詳しく知りたい方は、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 腱鞘炎の注射治療はステロイド注射が一般的|同じ部位への注射は2〜3回が目安 腱鞘炎(ばね指・ドケルバン病など)の注射治療では、ステロイド薬と局所麻酔薬を混ぜた注射を、炎症を起こしている腱鞘の中に打つ方法が一般的です。 主な内容は以下のとおりです。 項目 内容 注射の種類 ステロイド薬+局所麻酔薬の混合注射 使用されるステロイド薬 トリアムシノロン(ケナコルト)など 注射部位 炎症を起こしている腱鞘内 同一部位への回数目安 2〜3回まで 注射間隔の目安 3〜6ヶ月程度 ステロイド薬には強力な抗炎症作用があり、腱鞘の腫れや炎症を抑えて痛みを緩和する効果が期待できます。 ただし、ステロイド注射は効果が高い反面、同じ部位への注射回数は2〜3回が目安とされています。 短期間に繰り返し注射すると、腱が弱くなり、まれに断裂のリスクが高まる可能性があるためです。 そのため、注射の回数や間隔については、医師の判断のもとで慎重に決めることが大切です。 注射治療が検討されるタイミング 腱鞘炎の注射治療は、すべての患者さんに最初から行われるわけではありません。 一般的には、以下のようなタイミングで注射治療が検討されます。 検討されるタイミング 具体的な状況 保存療法で改善しない場合 安静・サポーター・湿布・内服薬などの保存療法を一定期間続けても症状が改善しない場合 日常生活に支障がある場合 痛みが強く、家事・仕事・育児などの日常動作に著しい支障が出ている場合や、早期の改善を望む場合 症状が強い場合 痛みが激しい場合や、ばね指で指が動かなくなる「ロック現象」が生じている場合 まずは安静やサポーターの装着といった保存療法が優先されますが、それでも十分な効果が得られない場合に、医師と相談のうえ注射治療を検討するのが一般的な流れです。 腱鞘炎の注射はチクッとした鋭い痛みを伴うことが多い 腱鞘炎の注射は、炎症を起こしている腱鞘内に直接針を刺すため、チクッとした鋭い痛みを感じることがあります。 ただし、痛みの感じ方には個人差があり、「思ったほど痛くなかった」という方もいれば、「かなり痛かった」と感じる方もいます。 医療機関では、できるだけ痛みを軽減するために、以下のような工夫が行われています。 痛み軽減の工夫 内容 局所麻酔の併用 ステロイド薬に局所麻酔薬を混ぜて注射するため、注入後は痛みが軽減される 極細針の使用 27ゲージなどの極細の針を使用し、刺入時の痛みを最小限に抑える 注射そのものは数分で終わる処置で、通常はその日のうちに帰宅できます。 注射当日の入浴は感染予防の観点から控えるよう指示されることが多いため、医師の説明に従いましょう。 翌日以降は、注射部位を清潔に保てば通常通りの入浴やシャワーが可能なケースがほとんどです。 腱鞘炎に対する注射の効果(即効性)と持続期間 腱鞘炎に対する注射の効果(即効性)と持続期間は、主に以下のとおりです。 項目 内容 即効性 ・注射に含まれる局所麻酔薬の作用により、直後から痛みが軽減することがある ・ステロイドの抗炎症作用は、数日〜1週間ほどで徐々に現れる 効果の持続期間 個人差があるが、数週間〜数ヶ月(3ヶ月〜半年程度)持続することが多い 注射にはステロイド薬と局所麻酔薬が含まれているため、注射直後から局所麻酔の作用で痛みが和らぐことがあります。 ただし、ステロイド本来の抗炎症作用が十分に発揮されるまでには、数日〜1週間程度かかるとされています。 また、1回の注射で長く症状が落ち着く方もいれば、数か月後に再発する方もおり、効果の持続には個人差があるので注意しましょう。 症状が再び強くなった場合は、医師と相談しながら再度の注射や別の治療法を検討することが一般的です。 腱鞘炎の注射で起こりうる副作用・リスク 腱鞘炎のステロイド注射は効果が高い治療法ですが、主な副作用・リスクとして、以下のものが報告されています。 副作用・リスク 内容 腱の脆弱化・断裂 ステロイド注射を頻繁に繰り返すと、腱が脆くなり断裂を起こすリスクがある 感染症 稀ではあるが、注射部位から細菌が侵入し感染症を起こす可能性がある 皮膚の変化 注射部位の皮膚が白くなる(脱色素)、薄くなる(皮膚萎縮)といった変化が生じることがある 血糖値の上昇 ステロイドには血糖値を上昇させる作用がある とくに注射を重ねるほど腱断裂のリスクが高まるため、同じ部位への注射は2〜3回までに制限されています。 また、糖尿病の方はステロイド注射によって血糖値が一時的に上昇する可能性があるため、注射を受ける前に必ず医師に伝えましょう。 副作用やリスクが不安な方は、事前に担当医から十分な説明を受け、納得したうえで治療を受けることが大切です。 腱鞘炎の注射で改善しない場合の治療法 ステロイド注射を数回行っても症状が改善しない場合や再発を繰り返す場合には、以下の治療法が検討されます。 治療法 内容 検討されるケース 再注射 ステロイド注射を再度行う 前回の効果が不十分だった場合 手術(腱鞘切開術) 狭くなった腱鞘を切開し、腱の通り道を広げる ・症状が強い ・指が伸びない・曲がらないなど 再生医療 自身の細胞や血液を活用し、炎症抑制や組織修復を促す 注射や手術以外の選択肢を検討したい場合 注射で十分な改善が得られない場合は、手術療法が検討されます。 代表的なのは「腱鞘切開術」で、狭くなった腱鞘を切開して腱の通り道を広げる方法であり、一般的には局所麻酔下で行う日帰り・短時間の手術です。 また「現在の治療で十分な効果が得られていない」「薬や注射に頼らずに痛みを改善したい」という方にとって、再生医療は新たな選択肢となります。 再生医療とは、患者さまご自身の細胞や血液を活用し、炎症の抑制や損傷した組織の修復・再生を促すことで、痛みの根本的な改善を目指す治療法です。 再生医療の具体的な治療内容や適応症例については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも詳しく紹介しています。あわせて参考にしてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 腱鞘炎の注射は医師と相談を!改善しない場合は再生医療という選択肢も 腱鞘炎の注射治療では、ステロイド薬を用いた方法が一般的です。 炎症を抑え、痛みの軽減が期待できる治療法ですが、回数制限や副作用のリスクがあるので注意が必要です。 「手術はしたくない」「注射を繰り返すのは不安」「できるだけ早く改善したい」という方は、再生医療という選択肢もあります。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 ステロイド注射を打っても痛みが再発してしまう 注射の副作用が心配で、繰り返したくない 痛み止めや湿布が手放せず、根本的に改善したい 仕事や家事(育児)に支障が出ている ステロイド注射が炎症を一時的に抑える治療であるのに対し、再生医療は組織の修復を目指すアプローチです。 項目 ステロイド注射 再生医療(PRP療法・幹細胞治療) 目的 炎症を抑えて痛みを緩和 損傷した組織の修復を促進 回数制限 同一部位2〜3回まで 回数制限の目安は特になし 入院の必要性 不要 不要 主なリスク 腱の脆弱化・断裂、感染症、皮膚変化など 自己組織を使用するため副作用リスクが低いとされている 腱鞘炎の治療でお悩みの方は、根本的な改善を目指す再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。 当院(リペアセルクリニック)では、治療内容や適応について公式LINEで詳しくご案内していますので、まずはお気軽にご確認ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 腱鞘炎の注射に関するよくある質問と回答 腱鞘炎の注射に関するよくある質問と回答は以下のとおりです。 妊娠中に腱鞘炎の注射治療は可能? 腱鞘炎の注射は保険適用される? 治療前の疑問を解消するためにも、ぜひ参考にしてください。 妊娠中に腱鞘炎の注射治療は可能? 妊娠中でも腱鞘炎の治療として、ステロイドと局所麻酔の注射を行うことは一般的に可能です。 腱鞘炎の治療で用いられる局所ステロイド注射は、投与量が少なく注射部位に限定して作用するため、胎児への影響は極めて少ないとされています。 妊娠中の注射治療が可能かどうかは個々の状況により異なるため、必ず担当の産科医および整形外科医に相談のうえ判断してもらいましょう。 腱鞘炎の注射は保険適用される? 腱鞘炎に対するステロイド注射は、一般的に健康保険が適用されます。 保険適用の場合、注射にかかる自己負担額は3割負担で1,000円〜3,000円程度が目安とされています。 ※医療機関や使用する薬剤によって異なります ただし、初診料・再診料・検査費用などが別途かかる場合がありますので、費用について不安がある方は事前に受診する医療機関へお問い合わせください。
2026.02.27 -
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手足のしびれやピリピリとした痛みが続いている場合、末梢神経障害の可能性があります。 末梢神経障害とは脳や脊髄から全身へ伸びる末梢神経が何らかの原因で損傷し、感覚や運動の働きに支障が生じる状態です。 しかし「年齢のせいかもしれない」「そのうち治るだろう」と様子を見ていると、症状が徐々に進行し、痛みの慢性化だけでなく、筋力低下・筋萎縮や歩行障害などの後遺症が残る可能性があります。 この記事では、末梢神経障害の症状や原因、治療法について詳しく解説します。 神経障害による症状の悪化を防ぐためにも、ぜひ参考にしてください。 手足のしびれ・痛みでお悩みの方へ \再生医療という新たな選択肢/ 末梢神経障害によるしびれや痛みに対し、薬やリハビリなどの治療を続けているものの、「思うように改善しない」「痛みが残ったまま」という方もいるでしょう。 そうした方にとって、神経そのものにアプローチする再生医療という選択肢があります。 再生医療とは、幹細胞などの細胞の力を活用し、傷ついた組織の修復や機能回復を目指す治療法です。 手術不要・入院不要で身体への負担が少ない治療ですので、気になる方はまず以下の動画をご覧ください。 https://youtu.be/NeS1bk2i5Gs?si=7QgdHpQPhsR9VHMA 再生医療の症例や詳細については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 末梢神経障害とは|末梢神経が損傷し、感覚や運動の働きに支障が出る状態 末梢神経障害(ニューロパチー)とは、脳や脊髄から全身へ伸びる末梢神経がダメージを受けることで、以下のような症状が現れる状態を指します。 手足のしびれや痛み 筋力低下 感覚鈍麻など 末梢神経は、手足を動かす・痛みや温度を感じる・血圧や発汗を調整するといった重要な役割を担い、身体の各部位と中枢神経をつなぐ情報伝達の経路として機能しています。 そのため神経がダメージを受けると情報が正しく伝わらなくなり、感覚や運動機能にさまざまな障害が生じるのです。 また、原因は糖尿病やアルコール多飲、自己免疫疾患、神経の圧迫、薬剤の副作用など多岐にわたり、背景となる疾患によって治療方針は異なります。 症状の進行を防ぐためには、原因を特定し、早期に適切な治療を開始することが重要であり、薬物療法に加えて生活習慣の見直しなどが行われます。 末梢神経障害の症状 末梢神経障害の症状は、主に以下のとおりです。 感覚の異常(しびれ・痛み) 運動の異常(筋力低下) 自律神経障害(内臓・汗・血圧) その他の症状 具体的な症状を確認していきましょう。 感覚の異常(しびれ・痛み) 感覚神経の障害は、末梢神経障害において最も一般的な初期症状とされています。 感覚症状の種類 具体的な症状 しびれ・痛み ・ピリピリ・ジンジンとした異常感覚 ・チクチク刺すような痛み ・焼けるような痛み(灼熱感) ・実際には冷えていないのに冷たく感じる(冷感) 感覚鈍麻 ・触れられている感覚が鈍くなる ・痛みや温度を感じにくくなる ・ケガや火傷をしても気づきにくい 感覚過敏 ・通常は痛みを感じない軽い刺激で痛みを感じる ・布団や衣類が触れるだけで痛む このように、末梢神経障害では「感じにくくなる症状」と「過剰に感じてしまう症状」の両方が起こることが特徴です。症状が続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 運動の異常(筋力低下) 運動神経が障害されると、筋肉を動かす指令がうまく伝わらなくなり、手足に力が入りにくくなります。 初期の段階ではわずかな違和感にとどまることもありますが、日常生活の中で以下のような変化として気づくことが多いとされています。 物がつかみにくい ペットボトルのキャップが開けにくい ボタンが留めづらい 歩行時につまずきやすい 階段の上り下りがつらい 症状が進行すると、筋肉が使われなくなることで徐々にやせ細っていく「筋萎縮」が起こる場合もあり、見た目も手足が細くなり、左右差が目立つこともあります。 筋萎縮は一度進行すると回復が難しいケースもあるため、「最近、力が入りにくい」といった小さな変化でも軽視せず、早めに医療機関を受診することが大切です。 自律神経障害(内臓・汗・血圧) 自律神経が障害されると、呼吸や血圧、発汗、消化・排尿など、自分の意思とは無関係にコントロールされている身体機能に支障が生じます。 主な症状は以下のとおりです。 自律神経障害の症状 具体的な症状 血圧の異常 ・立ちくらみ(起立性低血圧) ・急に立ち上がった際のめまい ・失神しそうになる感覚 発汗の異常 ・汗をほとんどかかない、または必要以上に汗をかく 消化器の症状 便秘や下痢を繰り返す 泌尿器の症状 ・排尿がうまくできない(排尿障害) ・尿が出にくい、残尿感がある 循環器の症状 安静時の動悸 自律神経障害は、手足のしびれや痛みといった典型的な末梢神経障害の症状とは異なるため、神経トラブルが原因であると気づきにくいことがあります。原因不明の立ちくらみや消化不良、排尿トラブルなどが続く場合は、神経内科など専門医への受診を検討しましょう。 その他の症状 末梢神経障害には、これまでに紹介した「感覚」「運動」「自律神経」の3つの分類に当てはまらない症状がみられることもあります。 たとえば、遺伝性の神経障害では、長期間にわたる神経障害の影響により、以下のような足の形に変化が生じることがあります。 足の甲が高くなる:ハイアーチ(凹足) 足指が曲がったままになる:つちゆび(槌趾) こうした足の変形は、歩行のしづらさや転倒リスクの増加につながることがあるので注意が必要です。また、抗がん剤などの薬剤が原因の場合、薬を中止した後でも一時的に症状が悪化する「コースティング(coasting)」と呼ばれる現象が起きることもあります。 末梢神経障害の原因 末梢神経障害は1つの原因だけでなく、以下のように複数の要因が重なって発症するケースもあるため、正確な診断のためには医療機関での精密検査が必要です。 原因の分類 具体例 代謝・栄養性 ・糖尿病 ・ビタミン欠乏(ビタミンB1、B12 など) ・アルコールの過剰摂取 薬剤性 ・抗がん剤(パクリタキセルなど) ・抗結核薬、抗ウイルス薬 免疫・炎症性 ・ギラン・バレー症候群 ・血管炎 圧迫・外傷性 ・手根管症候群 ・椎間板ヘルニア ・外傷による神経損傷 その他 ・感染症、遺伝性疾患、甲状腺機能低下症 糖尿病は末梢神経障害の代表的な原因のひとつであり、慢性的な高血糖状態が続くことで末梢神経の血流が低下し、神経細胞が徐々にダメージを受けます。しびれや痛みが持続する場合は自己判断せず、医療機関で検査を受けましょう。 末梢神経障害の治療法 末梢神経障害の主な治療法は以下のとおりで、原因疾患の治療と症状を和らげる対症療法を組み合わせて行われます。 治療法の分類 具体的な内容 原因療法 ・血糖コントロール ・薬剤の中止・減量 ・ビタミンの補給 ・手術(圧迫が原因の場合) 薬物療法 ・抗けいれん薬(プレガバリンなど) ・抗うつ薬(デュロキセチンなど) ・ビタミンB12製剤 リハビリ ・運動療法 ・マッサージ ・日常生活動作の訓練 再生医療 ・自己脂肪由来の幹細胞治療 ・PRP(多血小板血漿)療法 ・損傷した神経の修復・再生を促す 従来の治療で十分な改善が得られなかった方にとっては、神経そのものに働きかける再生医療が新たな選択肢の一つとなります。手術や入院を必要としない方法であり、身体への負担を抑えながら神経機能の回復が期待できます。 末梢神経障害の症状は放置すると筋萎縮や痛みの慢性化につながる!早期に受診しよう 末梢神経障害は、感覚神経・運動神経・自律神経のいずれか、あるいは複数が障害されることで発症します。 原因も以下のように多岐にわたるため、正確に特定したうえで早期に適切な治療を始めることが大切です。 糖尿病 ビタミン欠乏 薬剤の副作用 免疫疾患など しびれや痛みを放置すると、神経の損傷が進行し、筋肉の萎縮や痛みの慢性化、関節の拘縮(関節が固まること)につながるおそれがあります。 特に糖尿病性の末梢神経障害では、足の感覚低下から傷に気づかず、壊疽や切断に至るリスクもあるため注意が必要です。 気になる症状がある場合は、自己判断で様子を見ず、早めに神経内科や整形外科を受診しましょう。 また、現在の症状に不安を感じている方や、従来の治療で十分な改善が得られなかった方は、ぜひ一度当院へご相談ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
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ビリビリ、ジンジンとしたつらい痛みやしびれが続く「神経障害性疼痛」。 「市販の痛み止めを飲んでも全く効かない」「病院ではどんな薬が処方されるの?」と疑問や不安を抱えていませんか? 神経障害性疼痛は神経そのものの損傷や機能異常によって生じる痛みであり、一般的な鎮痛薬では十分な効果が得られにくく、専門的な薬剤を用いた段階的な治療が必要です。 この記事では、神経障害性疼痛に使用される薬の種類を紹介するとともに、市販薬や漢方薬では改善が難しい理由、薬以外の治療法についても解説します。 ご自身の症状や現在の治療に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。 神経障害性疼痛の痛みに対し、 \薬だけに頼らない新しい選択肢/ 神経障害性疼痛は薬物療法で痛みを抑えることが基本ですが、薬はあくまで痛みを和らげるだけであり、損傷した神経そのものの修復はできません。 従来の治療では、薬物療法で症状軽減が見込めない場合、手術療法による治療が一般的でしたが、近年では再生医療も選択肢の一つとなります。 再生医療は、患者さまご自身の細胞や血液を活用して自然治癒力を高め、損傷した神経の修復・再生に直接アプローチすることで、神経障害性疼痛の改善を目指す治療法です。 再生医療については以下の動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。 https://youtu.be/NeS1bk2i5Gs?si=7QgdHpQPhsR9VHMA 当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでは、再生医療の具体的な治療法や適応症例について紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 神経障害性疼痛に使用される薬の種類【一覧】 以下では、神経障害性疼痛に使用される薬の種類一覧を紹介しています。 分類 代表的な薬剤 第一選択薬 ・リリカ・タリージェ(Ca2+チャネルα2δリガンド) ・サインバルタ(SNRI) ・トリプタノール(三環系抗うつ薬) 第二選択薬 ・ノイロトロピン(ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液) ・トラマール・トラムセット(トラマドール) 第三選択薬 ・モルヒネ ・オキシコドン ・フェンタニルなど(強オピオイド鎮痛薬) 参照:日本ペインクリニック学会「神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第2版」 神経障害性疼痛の治療では、薬物療法が中心となりますが、痛みを完全になくすことは難しいとされています。 そのため、治療の目標は痛みの緩和とともに、QOL(生活の質)やADL(日常生活動作)の改善を図ることに置かれます。 第一選択薬(リリカ、サインバルタ、トリプタノールなど) 第一選択薬は、神経障害性疼痛の治療で最初に使用が検討される薬剤です。主に3つのカテゴリーに分けられ、患者の症状や状態に応じて使い分けられます。 商品名(一般名) 作用の特徴 主な副作用 ・リリカ(プレガバリン) ・タリージェ(ミロガバリン) 神経細胞のカルシウムイオンの流入を抑え、興奮性神経伝達物質の過剰放出を抑制することで鎮痛効果を発揮する 眠気、ふらつき、めまい、体重増加 サインバルタ(デュロキセチン) 脳や脊髄での下行性疼痛抑制系を強める働きがある。抗うつ薬の一種だが鎮痛効果が認められている 吐き気、口の渇き、眠気、便秘 ・トリプタノール(アミトリプチリン) ・ノリトレン(ノルトリプチリン) 歴史のある薬で鎮痛効果が高いとされている。下行性疼痛抑制系を活性化する作用がある 口の渇き、便秘、眠気、起立性低血圧、心臓への影響 参照:日本ペインクリニック学会「神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第2版」 プレガバリン(リリカ)は、帯状疱疹後神経痛や糖尿病性神経障害をはじめとする幅広い神経障害性疼痛に対して推奨されている薬剤です。 ミロガバリン(タリージェ)は2019年に発売された比較的新しい薬で、プレガバリンと同様に末梢性神経障害性疼痛の治療に使用されます。 デュロキセチン(サインバルタ)は抗うつ薬の一種ですが、有痛性糖尿病性神経障害に対する有効性のエビデンスが高く、鎮痛目的でも広く使用されています。 三環系抗うつ薬は鎮痛効果が高い反面、抗コリン作用による副作用(口の渇き、便秘、ふらつきなど)が出やすいため、特に高齢の方への処方では注意が求められます。 いずれの薬剤も、医師の指示のもとで少量から開始し、効果と副作用のバランスをみながら用量を調整していくことが重要です。 第二選択薬(ノイロトロピン、トラマドール) 第一選択薬で十分な効果が得られない場合や、副作用により継続が難しい場合に検討されるのが第二選択薬です。 商品名(一般名) 作用の特徴 主な副作用 ・ノイロトロピン ・痛みを抑える神経の働きを活性化する ・副作用が少なく安全性が高いのが特徴 比較的少ない(発疹、胃部不快感など) ・トラマール(トラマドール) ・トラムセット ・オピオイド受容体に作用して痛みを抑える ・SNRIのような再取り込み阻害作用も併せ持つ 吐き気、便秘、めまい、眠気 参照:日本ペインクリニック学会「神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第2版」 ノイロトロピンは、帯状疱疹後神経痛などの神経障害性疼痛に対して推奨されている薬剤で、副作用が比較的少なく、高齢の方にも使用しやすい点が特徴です。 脳から脊髄へと働きかける痛みを抑える神経の仕組みを活性化することで鎮痛効果を示すと考えられていますが、詳しいメカニズムは完全には解明されていません。 一方、トラマドールは弱オピオイドに分類される鎮痛薬です。 オピオイド受容体への作用に加え、セロトニンおよびノルアドレナリンの再取り込みを阻害する働きを持ち、複数の作用機序によって鎮痛効果を発揮します。 麻薬や向精神薬には分類されていないため、特別な厳しい管理が必要なく、臨床現場でも使用しやすい薬剤とされています。 第三選択薬(モルヒネなどのオピオイド鎮痛薬) 第一選択薬・第二選択薬で効果が不十分な場合や、がん性疼痛を合併している場合に検討されるのが第三選択薬のオピオイド鎮痛薬です。 モルヒネ 強力な鎮痛作用を持つ代表的なオピオイド鎮痛薬 オキシコドン モルヒネと同等の鎮痛効果があり、経口薬として使用される フェンタニル 貼付剤(パッチ)があり、持続的な痛みのコントロールに使用される これらの強オピオイド鎮痛薬は、強力な鎮痛効果を持つ一方で、便秘、吐き気、眠気などの副作用が起こりやすいとされています。 また、長期使用による耐性や依存のリスクがあるため、専門医による慎重な投与管理が求められます。 非がん性の神経障害性疼痛に対して強オピオイドを使用する場合は、他の選択薬で十分な効果が得られなかった場合に限定して検討されるのが一般的です。 神経障害性疼痛とは 神経障害性疼痛とは、体性感覚神経系(痛みや触覚を伝える神経)の損傷や疾患によって引き起こされる痛みのことです。 通常の痛みが炎症やケガなどによって生じるのに対し、神経障害性疼痛は神経そのものが傷ついたり、機能に異常をきたしたりすることで発生します。 具体的には、神経が過敏になって痛みの信号を過剰に発したり、脳からの痛みを抑える仕組みがうまく働かなくなったりすることで慢性的な痛みが生じます。 項目 内容 症状の特徴 ・焼けるような痛み ・電気が走るような痛み ・しびれ ・触れただけで痛む「アロディニア(異痛症)」 代表的な疾患 ・帯状疱疹後神経痛 ・有痛性糖尿病性神経障害 ・坐骨神経痛 ・脊髄損傷後疼痛 ・三叉神経痛 出典:厚生労働省「神経障害性疼痛治療薬の臨床評価に関するガイドライン」 神経障害性疼痛は慢性疼痛の一種であり、痛みに伴って身体機能だけでなく、気分の落ち込みや不安、不眠といった精神的な症状を合併することもあるので注意が必要です。 日常生活への影響が大きいため、痛みが長く続く場合は早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。 神経障害性疼痛は市販の薬(ロキソニンなど)や漢方薬では改善が難しい 結論として、ロキソニンなどの市販の痛み止めや漢方薬では、神経障害性疼痛の改善は難しいとされています。 その理由は、神経障害性疼痛と一般的な痛みでは、発生するメカニズムが異なるためです。 薬剤の種類 主な作用 神経障害性疼痛への効果 NSAIDs(ロキソニンなど) 炎症を引き起こすプロスタグランジンの生成を抑えることで痛みを緩和する 神経の損傷による痛みには効果が薄い。ガイドラインでは推奨されていない アセトアミノフェン 中枢神経に作用して痛みの感じ方を和らげる 副作用は少ないが、有効性を示す強いエビデンスがない 漢方薬 体質改善や血流促進によって痛みを和らげることを目指す 補助的に使用されることはあるが、明確な有効性のエビデンスは不足している 出典:日本ペインクリニック学会「神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第2版」CQ16 NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は炎症による痛みに効果を発揮する薬であり、神経の損傷そのものが原因の痛みに対しては、十分な鎮痛効果が得られないとされています。 アセトアミノフェンについても同様で、神経障害性疼痛に対する有効性を示した質の高い研究は現時点で十分とはいえず、積極的には推奨されていません。 痛みの緩和目的で漢方薬が使われることもありますが、神経障害性疼痛への効果を示す十分な根拠はなく、補助的な位置づけにとどまります。 市販の痛み止めを飲んでも痛みが改善しない場合は、神経障害性疼痛の可能性を考え、ペインクリニックや神経内科などの専門医療機関を受診することが大切です。 神経障害性疼痛薬以外の治療法 神経障害性疼痛の治療は薬物療法が中心となりますが、それだけでは十分な改善が得られないケースもあります。 薬物療法と並行して、以下のような治療法が検討されることがあります。 治療法 概要 対象・特徴 神経ブロック注射 局所麻酔薬を神経の近くに注射し、痛みの伝達を一時的に遮断する 痛みの悪循環を断ち切る効果が期待できる。硬膜外ブロックなどの種類がある 理学療法 運動療法やマッサージにより、血流改善、筋力維持、関節可動域の改善を図る ADL(日常生活動作)の向上が目標。薬物療法との併用で効果が高まるとされる 脊髄刺激療法(SCS) 脊髄の近くに電極を留置し、微弱な電気刺激で痛みの信号を抑える 薬物療法で効果が得られない難治性の痛みに検討される。手術が必要 どの治療法が適しているかは、痛みの原因や程度、患者の全身状態によって異なります。 主治医と相談のうえ、ご自身に合った治療法を選択していくことが重要です。 神経障害性疼痛薬で改善しない場合は再生医療も選択肢の一つ 神経障害性疼痛に対する薬物療法は基本的な治療法ですが、主に痛みを抑える対症療法であり、損傷した神経そのものを修復する治療ではありません。 薬を継続しても改善がみられない方・手術は避けたい方にとって、再生医療は新たな治療選択肢となる可能性があります。 再生医療とは患者さまご自身の細胞や血液成分を活用し、損傷した組織の修復や再生を目指す治療法です。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 長年、手足のしびれや痛みに悩まされている 既存の治療では改善が見られない 具体的な治療法などについては、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2026.02.27 -
- アキレス腱
- 再生治療
- 幹細胞治療
- PRP治療
「スニーカーや革靴を履くとアキレス腱のあたりが痛い」「ローファーのかかと部分が当たって歩くのがつらい」とお悩みではありませんか。 通勤や仕事で毎日履く靴だからこそ、多少の痛みであれば我慢してしまうという方もいるかもしれません。 しかし、その痛みは単なる靴擦れだけでなく、他の疾患が痛みの原因となっている可能性もあり、放置することで症状が長引いたり、慢性化したりするケースもあるので注意が必要です。 この記事では、靴を履いたときにアキレス腱が痛くなる主な原因と、痛みを悪化させないための正しい対策・対処法について解説します。 アキレス腱の痛みでお悩みの方は、ぜひ最後までご覧いただき、ご自身の症状に合った対処法を見つけてください。 \手術せずにアキレス腱の痛みを改善する選択肢/ 慢性的なアキレス腱の痛みには、再生医療という治療法も選択肢の一つになります。 再生医療とは患者様ご自身の血液や細胞を活用し、損傷した組織の修復や再生を促すことを目的とした治療法です。 炎症を抑えながら、アキレス腱そのものの回復力を高めるアプローチが期待できます。 手術を伴わないため身体への負担が比較的少なく、入院も不要です。 再生医療については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 靴(スニーカー・革靴・ローファー)を履くとアキレス腱が痛くなる原因 靴によってアキレス腱が痛むときに考えられる代表的な3つの原因について解説します。 靴擦れによる炎症 アキレス腱炎 アキレス腱滑液包炎 サイズが合っていない靴や、かかとの形状が足にフィットしていない靴を履くと、歩行時に靴とかかとの間で摩擦が生じます。 自身の症状に合った対処法を知るための参考にしてください 靴擦れによる炎症 靴擦れによる炎症は、かかと周辺のトラブルの中でも多い原因の一つです。 靴の履き口がアキレス腱周辺に繰り返し当たることで、皮膚に摩擦が生じ、赤み・水ぶくれ・皮むけといった症状が起こり、悪化すると歩くたびに痛みを感じるようになります。 また、靴擦れが起こりやすい原因としては、以下のようなものが考えられます。 原因 詳細 サイズが大きい 靴の中で足が動き、歩行のたびにアキレス腱部分に摩擦が繰り返し生じる サイズが小さい 靴の履き口がアキレス腱を圧迫し、特定箇所に負担が集中する 素材が硬い 革靴やローファーなど硬い素材のヒールカウンターがアキレス腱に食い込む 新品で足に馴染んでいない ヒールカップの形状が足の形に合わず、歩くたびに擦れが発生する 汗による摩擦の増加 足が湿った状態だと皮膚との摩擦が大きくなり、靴擦れが悪化しやすい 特にアキレス腱周辺はかかとの骨が突出しているため摩擦が生じやすく、靴を履くたびに同じ箇所が刺激を受けるため慢性化しやすいという特徴があります。 傷口を放置すると、傷が広がったり細菌が侵入して化膿したりするリスクもあるため、早めの対処が大切です。 アキレス腱炎 靴擦れのような外傷がないにもかかわらずアキレス腱が痛む場合は、アキレス腱炎の可能性があります。 アキレス腱炎とは、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつなぐアキレス腱に炎症が生じる疾患です。スポーツ障害として知られていますが、加齢や合わない靴の使用などが影響し、運動習慣が少ない方でも発症することがあります。 アキレス腱炎は一つの原因だけで起こるものではなく、以下のように複数の要素が重なり合って発症することが多いです。 過度な運動や負荷 急激な運動量の増加 筋力や柔軟性の不足 不適切な靴の使用 足の構造的な問題 加齢による腱の劣化 急な方向転換や動作の繰り返し またアキレス腱炎の典型的な症状として、以下のようなものがあります。 押すと痛い(圧痛) つまむと痛い(把握時痛) 動かすと痛い(運動時痛) 特に朝起きた直後や歩き始めに強く痛み、動いているうちに軽くなる傾向があるため、軽視されやすいですが、放置すると安静時にも痛みが続くことがあります。痛みや腫れを感じた場合は、無理をせず運動を中止し、早めに医療機関を受診しましょう。 アキレス腱滑液包炎 靴のかかと部分が当たって痛む場合は、アキレス腱滑液包炎の可能性があります。 アキレス腱滑液包炎とは、腱の動きを滑らかにするクッションの役割を担う滑液包(かつえきほう)に、靴のかかと部分による圧迫や摩擦などが原因で炎症が生じる疾患です。 アキレス腱の周囲には2種類の滑液包があり、それぞれ発症メカニズムや症状に違いがあります。 種類 位置 主な原因 特徴 アキレス腱皮下滑液包炎 アキレス腱と皮膚の間(アキレス腱の後方) 靴のかかとのカウンター(月形芯)がかかとの後ろを繰り返し圧迫することで発症 ・かかとの外側に腫瘤と発赤が生じる ・ハイヒールやパンプスなど先が細くかかとが固定される靴で起こりやすい ・若い女性に多い 踵骨後部滑液包炎 アキレス腱とかかとの骨の間(アキレス腱の前方) アキレス腱への過度な緊張や、硬い靴・足に合わない靴による損傷が引き金 ・内側に圧痛がある ・外観上の腫瘤は少ない ・関節リウマチや痛風が原因となることもある 出典:MSDマニュアル家庭版「アキレス腱滑液包炎」 いずれの場合も、かかとの後方に赤み・腫れ・熱感・強い痛みが生じ、靴を履くこと自体が困難になることがあります。 慢性化すると腫れが硬くなり、朝起きた直後や動き始めにこわばるような強い痛みが出る可能性があるので注意が必要です。 また、かかとの骨が後方に大きく隆起している方やハイアーチ・内反足の方は、靴と骨隆起部分の接触・圧迫が起こりやすく、滑液包炎の発症リスクが高い傾向にあります。 靴を変えても改善しない場合は、整形外科への受診を検討してみてください。 アキレス腱の痛みを悪化させない対策・対処法 アキレス腱の痛みを悪化させない対策・対処法は、以下のとおりです。 靴擦れなど外傷があれば手当をする かかとクッションの活用など負担の少ない靴を選ぶ 正しい靴の履き方を覚える 日常生活で実践できる3つの対策を紹介していますので、症状を悪化させないためにもぜひ参考にしてください。 靴擦れなど外傷があれば手当をする 靴擦れによって傷ができている場合は、傷口を放置せず、以下のようにすみやかに手当をすることが大切です。 傷口を清潔な流水でやさしく洗い流す 水分を清潔なガーゼやタオルで拭き取る 傷口を覆うように絆創膏やガーゼを貼って保護する 水ぶくれができている場合は、無理につぶさずそのまま保護する 傷口を放置すると、傷が広がったり細菌が侵入して化膿するおそれがあります。 外出先で靴擦れが起きた場合は、応急処置として絆創膏で患部を保護し、摩擦が繰り返されないようにしましょう。 初期段階で足にヒリヒリとした違和感がある程度であれば、リップクリームやワセリンを塗って摩擦を軽減する方法も有効です。 ただし、すでに傷ができている場合には傷口に塗らないようご注意ください。 また、痛みや炎症がある場合は、スポーツ外傷の基本である「RICE処置」が有効とされています。 RICE処置 内容 Rest(安静) 痛みのある部位を動かさず安静にする Ice(冷却) 患部に保冷剤などをタオルで包んで当て、炎症を抑える Compression(圧迫) 包帯やテーピングで適度に圧迫し、腫れを抑える Elevation(挙上) 患部を心臓より高い位置に上げ、腫れや内出血を軽減する 手当をしても痛みが強い場合や、傷口がなかなか治らない場合は、医療機関の受診を検討してみましょう。 かかとクッションの活用など負担の少ない靴を選ぶ 靴擦れやアキレス腱の痛みが繰り返し起こる場合は、靴やインソールを見直すことが効果的です。 項目 詳細 サイズ ・つま先に1cm程度の余裕があるサイズを選ぶ ・大きすぎても小さすぎても靴擦れの原因になる 履き口の素材 かかと部分が柔らかく、クッション性のあるものを選ぶ クッション性 ・衝撃吸収に優れた靴を選ぶ ・かかとがすり減っている靴は使用を避ける ヒールの高さ ヒールが高すぎるとアキレス腱への負担が増すため、適度な高さのものを選ぶ 通気性 汗による摩擦増加を防ぐため、通気性のよい素材のものを選ぶ すでに持っている靴で痛みが出る場合は、インソールやかかとクッションの活用が効果的です。 かかとを高くするインソールを使用することで、アキレス腱の過度な伸張を抑えて負担を軽減するとともに、靴の履き口が当たる位置を調整し、摩擦や圧迫の緩和も期待できます。 新しい靴を購入した場合は、いきなり長時間履くのではなく、短時間から少しずつ足に馴染ませるようにしましょう。 正しい靴の履き方を覚える アキレス腱の痛みを防ぐには、以下のように靴を正しく履き、足をしっかりフィットさせることが大切です。 靴紐をしっかりゆるめてから足を入れる 紐を締めたまま無理に足をねじ込むと、アキレス腱部分に余計な摩擦がかかる かかとをトントンと地面に軽く当て、かかとの位置を合わせる 靴の中で足が前方にずれないようにするため 足の甲からつま先にかけて靴紐やベルトを適度に締める きつすぎず、ゆるすぎないフィット感。靴の中で足が遊ばないようにする 歩いてみてフィット感を確認する かかとがパカパカ浮かないか、アキレス腱に靴が当たっていないかを確認する ローファーやスリッポンなど靴紐がない靴の場合は、アキレス腱まで覆う丈のある靴下を着用すると摩擦の軽減につながります。 かかとの摩耗が進んだ靴は着地時のバランスを崩しやすいため、無理に履き続けず早めの交換がおすすめです。 慢性的なアキレス腱の痛みに対しては再生医療も選択肢の一つ 保存療法を続けても改善しない慢性的なアキレス腱の痛みには、再生医療という選択肢があります。 再生医療は、人体が本来持つ自然治癒力を高め、炎症の抑制や傷ついたアキレス腱の修復を促す治療法です。 患者様ご自身の血液や幹細胞由来の成分を患部に注入することで組織の修復をサポートします。 手術を伴わないため身体への負担が比較的少なく、感染症リスクが抑えられる効果も期待できます。 再生医療の詳細については、以下の動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。 https://youtu.be/NeS1bk2i5Gs?si=7QgdHpQPhsR9VHMA 「手術には抵抗がある」「できるだけ身体に負担の少ない方法で改善したい」という方にとって、再生医療は新たな選択肢となります。 また、治療の詳しい内容は当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介しておりますので、慢性的なアキレス腱の痛みにお悩みの方は、ぜひご確認ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 靴によるアキレス腱の痛みは原因を特定して早めに対処しよう 靴によるアキレス腱の痛みの主な原因は、靴擦れによる炎症・アキレス腱炎・アキレス腱滑液包炎の3つが考えられます。 まずは、靴のサイズや形状の見直しを行い、インソールやヒールパッドの活用、正しい靴の履き方を実践しましょう。 対策を行っても改善がみられない・痛みが慢性化している場合は、医療機関を受診して適切な診断と治療を受けることが大切です。 それでも慢性的なアキレス腱の痛みにお悩みの方は、再生医療で痛みの改善を目指すことも検討しましょう。 再生医療は、損傷したアキレス腱の再生・修復を促して炎症や損傷の改善をサポートし、手術に頼らず早期回復を目指せる可能性のある治療法です。 無料カウンセリングも実施しておりますので、慢性的なアキレス腱の痛みにお悩みの方は、ぜひ一度当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2026.02.27 -
- ひざ関節
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「自転車に乗ると膝が痛くなる」「走っている途中から膝の外側がズキッとする」といった症状はイクリングや通勤など、日常的に自転車に乗る方の多くが一度は経験する悩みです。 痛みを放置すると長期間続くことがあり、スポーツの継続が難しくなるケースもあります。 実は、自転車による膝痛はサドル位置・負荷・フォームなど、少しの調整で大きく変わることがあります。 また、元々の膝の状態が影響している場合もあるため、原因を正しく知ることが重要です。 本記事では、自転車で膝が痛くなる原因、すぐにできるセルフチェックや対処法、さらに後半では膝関節を守るための治療選択肢(再生医療)についても分かりやすく解説します。 自転車で膝が痛くなる主な原因 自転車による膝痛の多くは、「サドルの高さ」「負荷設定」「フォーム」など外的要因が関係しています。 自転車は膝に優しい運動として知られていますが、ポジションが少しズレるだけで膝関節への負担が偏り、痛みにつながることがあります。 とくに初心者や久しぶりに乗る方は、サドルの高さや前後位置が適切でないケースが多く、痛みの原因になりやすい傾向があります。 それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。 サドルの高さ・前後位置が合っていない サドルの高さが合っていないと、膝関節の曲げ伸ばしが不自然になり痛みにつながります。 サドルが低すぎる場合は膝が深く曲がりすぎて前側に負担がかかり、逆に高すぎる場合は膝が伸びきってしまい太ももの裏側に負担が生じます。 また、前後位置がズレていると膝がペダルの軌道と合わず、膝の内側や外側に違和感が出やすくなります。 特に初心者の方はサドルを必要以上に低く設定しがちです。正しい高さに調整するだけでも痛みが軽減しやすくなるため、まずはここを確認することが重要です。 ギアが重すぎる/乗車姿勢やペダリングフォームの問題 重いギアの多用やフォームの乱れは、膝への負荷を増やし痛みの要因になります。 重いギアで走ると踏み込む力が必要になり、その負荷が膝に集中します。また、上半身が前に倒れすぎたり骨盤が後ろに傾いた姿勢で乗ると、ペダルの軌道と膝の動きが合わず負荷が偏りやすくなります。 膝を守るためには「軽いギアで回す」意識がとても重要です。フォームの乱れが疑われる場合は、動画撮影や専門店でのポジションチェックが有効です。 元々ある膝の疾患 変形性膝関節症・半月板損傷・鵞足炎など、もともとの膝の疾患が痛みを引き起こしていることもあります。 自転車は膝に優しい運動とされていますが、既存の疾患がある場合は小さな負荷でも痛みが出ることがあります。 膝関節の炎症・軟骨の摩耗・腱のトラブルが背景にあると、サイクリングの負荷で症状が悪化することもあります。 元々の膝疾患が疑われる場合は、無理に自転車を続けず、一度医療機関での相談を検討することが大切です。 自分でできるチェックとセルフケア 自転車による膝の痛みは、サドル位置や走行負荷を見直すことで軽減が期待できます。 膝痛はフォームやポジションの影響を強く受けるため、まずは「何が負担になっているのか」を把握することが重要です。 特にサドル位置やギアの重さは、気付かないうちに膝へ大きな負荷をかけていることがあります。 ここからは、自分で実践できる具体的なケア方法を順番に解説していきます。 サドル高さ・ポジションを見直す 膝の痛みがある場合は、サドルを適切な高さに調整することが最初のポイントです。 サドル位置が合っていないと、膝が過度に曲がったり伸びきったりして、特定の筋肉に偏った負担がかかります。 数ミリ単位の違いでも膝への負荷が大きく変わるため、まずは位置を見直すことが重要です。 サドルの基本位置は「ペダルが一番下の位置で膝が軽く曲がる程度」が目安です。 調整しても痛みが気になる場合は、一度フォーム全体を専門店でチェックしてもらうのも有効です。 走る距離・負荷の調整 膝の痛みを感じたら、走行距離とギア負荷を一時的に減らすことが大切です。 重いギアや長距離走行は膝への負担が大きくなり、痛みを悪化させる原因になります。 とくに痛みを感じながら走るのは避け、できるだけ軽いギアで「回すペダリング」を意識することが重要です。 痛みのある状態で走り続けると、数日〜数週間にわたって痛みが残ることがあります。 無理はせず、膝が落ち着くまでは距離と負荷を調整しましょう。 膝周りのストレッチ・筋トレ・アイシングの基本 筋肉の緊張をほぐすストレッチや、痛みがある時期のアイシングは膝のケアに欠かせません。 自転車による膝痛は、太ももの筋肉の硬さや使いすぎによる炎症が背景にあることが多いです。 ストレッチで柔軟性を高めることで膝の動きがスムーズになり、痛みの予防につながります。 また、痛みが出た直後は冷やすことで炎症の鎮静が期待できます。 回復期に入ったら、太ももやお尻の筋力トレーニングを軽く取り入れることで、ペダリング時の安定感が高まり膝の負担が減りやすくなります。 「膝そのものを守る」ための選択肢 ― 再生医療という考え方 膝の痛みが長引く場合は、炎症や軟骨のすり減りなど「膝そのもの」に原因があることもあり、再生医療が選択肢として相談されるケースがあります。 サドル位置や負荷を整えても膝の痛みが続く場合、膝関節そのものに炎症や損傷がある可能性があります。 とくにサイクリングを頻繁に行う方は、膝への繰り返しの負荷が蓄積しやすいため、軟骨や靭帯まわりのトラブルが背景にあるケースも。 最近では、身体が持つ力に注目した再生医療が膝の治療選択肢のひとつとして注目されており、一般的な保存療法に加えて検討する方も増えています。 再生医療は、膝関節にかかる負担を少しでも減らし、痛みと上手に付き合うための一つの考え方として選ばれるケースがあります。 「今ある痛みをどうにかしたい」「膝を長持ちさせたい」というニーズに対して、治療選択肢が広がることは大きなメリットです。 一人で判断せず、専門家と一緒に最適な方法を検討していきましょう。 膝を守りながら自転車を長く楽しむためには正しいケアが重要 自転車を長く楽しむためには、膝に負担を溜めず、早めにケアを取り入れることが欠かせません。 自転車は全身の筋肉を使える優しい運動ですが、ポジションのズレや疲労の蓄積によって膝のトラブルが起こることがあります。 痛みを我慢し続けると悪化するリスクがあるため、違和感を覚えた段階で適切なケアや調整を行うことが大切です。 自分でできるケアと医療機関での相談を組み合わせることで、膝を守りながらスポーツを続けやすくなります。 膝痛と向き合ううえで大切なのは、「早めに負担を減らす」「必要なタイミングで専門家に相談する」という2点です。 セルフケアでは解決しにくい痛みが続く場合は、関節の状態に合わせた治療や将来を見据えたケアが必要になることがあります。 とくに長くスポーツを続けたい方にとって、膝を正しく守ることは非常に重要です。一般的な保存療法だけでは不安が残る場合は、再生医療という選択肢が膝関節のケアにおいて役立つ場面があります。 リペアセルクリニック大阪院では膝の状態を丁寧に確認し、無理な治療を進めず、必要な方にのみ最適な治療を提案しています。 膝を守りながら自転車を長く楽しむためにも、一人で悩まず、正しい知識と専門家のサポートを味方につけていきましょう。
2025.11.28 -
- 脳卒中
- 再生治療
- 幹細胞治療
脳出血は、突然の発症だけでなく、後遺症として麻痺や言語障害が残ることが多いため患者や家族にとって大きな悩みとなります。 治療後の回復に不安を感じる方や、「最新の治療方法で改善できるのか」「費用や期間はどれくらいかかるのか」といった疑問を抱える方も多いでしょう。 本記事では、脳出血後の後遺症改善に向けた最新治療や、それぞれの治療法の特徴や効果、費用面についても解説します。 脳出血の後遺症に対する最新治療 脳出血は後遺症として麻痺や言語障害などが残ることが多く、治療後の生活の質を大きく左右します。 近年、医療技術の進歩により、従来の治療法に加え、新たなリハビリテーションや治療法が注目されています。 たとえば、IVES療法やHANDS療法といった電気刺激を用いる治療法や、ロボット技術を活用したリハビリ、さらにはボツリヌス療法や再生医療などがあります。 これらの治療法は、それぞれ異なるアプローチで後遺症の改善を目指しており、患者の状態や目標に合わせた治療法の選択が重要です。 以下では、これら最新の治療法について詳しく解説します。 IVES療法・HANDS療法 脳出血の後遺症に対する最新治療として、IVES療法やHANDS療法があります。 この治療では、後遺症によって思うようにできない動きを補助し、その動きを自力でできるようにするものです。 IVES療法 特殊な低周波の電気刺激装置による治療で、麻痺した場所を動かそうとしたとき、活動しようとしている筋肉に電気刺激を与えることで、筋肉の動きを補助し動かしやすくします。 HANDS療法 IVES療法をする際に、手関節装具を併用しておこなう治療方法です。 手関節装具を装着すると、物をつまんだり離したりする動作がしやすくなります。 ロボットによるリハビリ 脳出血の後遺症の最新治療として、ロボットを活用したリハビリがあります。 たとえば、人が体を動かそうとするときに、その意思が脳から筋肉へと伝達されます。そのときに生じる生体電気信号を検知して動作支援をする歩行支援ロボットなどです。 ロボットによるリハビリは、高いリハビリ効果を期待できるだけでなく、リハビリをする患者と療法士の負担を軽減できるというメリットもあります。 ボツリヌス療法 脳出血の後遺症のひとつに、手足がつっぱって動かしにくい、勝手に動いてしまう痙縮(けいしゅく)という症状があります。 この痙縮の最新治療として、ボツリヌス療法があります。 ボツリヌス療法とは、筋肉の緊張を緩める作用があるボツリヌストキシンという成分を筋肉に注射する治療方法です。 ボツリヌストキシンはボツリヌス菌からつくり出されるたんぱく質ですが、ボツリヌス菌自体を注射するわけではないので菌に感染する心配はありません。 ボツリヌス療法は2~3日くらいで効果が現れてきて、その効果は4カ月くらい持続します。 その間にリハビリをおこなうことで、リハビリによる改善効果を高めることもできます。 再生医療 再生医療は、体内に存在する幹細胞の能力を活用し、損傷を受けた組織や臓器を修復する治療法です。 幹細胞には、自己複製能力とさまざまな細胞に分化する能力があります。幹細胞の利用により、従来の治療では難しかった機能の回復が期待できます。 脳出血の場合、幹細胞を用いた治療が損傷した神経組織の再生を促進し、後遺症の軽減や再発予防効果が見込めます。 再生医療(幹細胞治療)で期待できる治療効果 再生医療は、幹細胞を活用して損傷した組織や神経を修復する先進的な治療法です。 脳出血の治療では、幹細胞を利用して後遺症の軽減や再発防止を目指します。 ここでは厚生労働省届出済医療機関である当院(リペアセルクリニック)が提供している、再生医療(幹細胞治療)を基に具体的な治療効果について詳しく説明します。 最先端の医療技術に興味がある方はぜひ参考にしてください。 身体機能(後遺症)の回復 幹細胞治療は、脳出血後に起こる麻痺や言語障害などの後遺症の改善効果が期待できます。 幹細胞が損傷した神経を修復し、新しい神経のつながりを作ることで、体の機能を回復させます。 また、幹細胞が脳の炎症を抑え、回復しやすい状態にします。 効果には個人差があるものの、呂律困難や痺れの軽減が期待される治療法です。 リハビリテーションの効果を増幅 幹細胞治療をリハビリテーションと組み合わせることで、後遺症からの回復がさらに高まります。 発症直後の方だけでなく、発症から数年が経過している方も再生医療の対象です。 幹細胞治療により神経の修復が進むことで、リハビリ中のトレーニングに対する体の反応が良くなります。 その結果、運動能力や感覚の早い改善が期待されます。 リハビリテーションの成果を高めたい方は、再生医療の利用をご検討ください。 脳卒中の再発予防 幹細胞治療には、脳卒中の再発を防ぐ効果も期待されています。 脳卒中は1年以内の再発が12.8%、10年以内の再発は51.3%※と、再発する可能性が高い疾患です。 ※出典:PubMed「Ten year recurrence after first ever stroke in a Japanese community: the Hisayama study」 幹細胞治療を利用すると、損傷した血管が修復されて血流が安定します。 また、幹細胞が血管を健康に保つ働きをするため、再発のリスクを下げられます。 脳出血の最新治療に関してよくある質問Q&A 再生医療は、脳出血後の新しい治療方法として注目されていますが、治療を受けるにあたって、効果が出るまでの期間や費用についてあまり知られていません。 ここでは、脳出血の最新治療に関してよくある質問として、下記の2つの疑問にお答えします。 再生医療に興味がある方はぜひ参考にしてください。 脳出血の後遺症に再生医療の治療効果が現れるまでどのくらい? 再生医療による治療効果が現れるまでの期間は、患者さまの状態や体質により個人差があります。 幹細胞を投与した後、神経細胞の修復や再生には時間がかかるため、数週間から数カ月間、あるいは1年以上は経過を観察する必要があります。 また、治療後のリハビリテーションも重要です。リハビリと再生医療の併用により、回復が促進される効果が期待できます。 再生医療にかかる費用はなぜ高額? 再生医療が高額である理由は、主に3つ挙げられます。 まず、幹細胞を治療に使用する際には、特別な環境下で細胞を培養・増殖する必要があります。 このプロセスには高度な技術や専門的な設備が必要となるため、非常に高いコストがかかります。 また、再生医療の効果を最大限に引き出すためには治療後のリハビリテーションが重要であり、その費用も治療プランに含まれることが一般的です。 さらに、最新の治療法である再生医療は多くの場合、健康保険が適用されない自由診療に分類されているため、治療費を全額自己負担しなければなりません。 これらの治療は保険適応外であることが多いため、費用は基本的に全額自己負担となります。 ただし、医療費控除が適用される場合があり、これにより税負担を軽減できる可能性があります。 【まとめ】脳出血による後遺症は再生医療で回復が期待できる 脳出血後の後遺症に対する治療は、従来のリハビリテーションだけでなく、さまざまな最新技術を取り入れることで改善の可能性が広がります。 IVES療法やHANDS療法、ロボットによるリハビリ、ボツリヌス療法など、それぞれが異なるアプローチで機能回復をサポートします。 患者さまの状態や目標に応じて最適な治療法を選択すると、より良い結果につながるでしょう。 中でも、再生医療は幹細胞を用いて損傷した神経や組織を修復し、後遺症の軽減や回復を目指す新しい治療法として注目されています。 脳出血に対する当院の再生医療の症例(治療経過の一例)は、以下で紹介しています。 https://youtu.be/9A0-W8LxdwM?si=pAv9jdB6KA7Ozdem >>その他の脳出血に対する再生医療の症例はこちら 再生医療による治療をご検討の際は、ぜひ当院へご相談ください。
2025.01.08 -
- 脳卒中
- 再生治療
- 幹細胞治療
体には運動神経という神経があり、この運動神経が正しく働いていると手足を思うように動かすことができます。 しかし、脳出血によって運動神経に障害が起きると体に麻痺が生じます。 脳出血が頭の左側で起きると右半身麻痺の症状が生じ、右側で起きると左半身麻痺が生じます。この麻痺を改善していくためにはリハビリが重要です。 本記事では「脳出血後の右半身麻痺を回復させるためのリハビリの重要性」について詳しく解説していきます。 脳出血による右半身麻痺の早期回復を目指すための「再生医療」についても解説しています。 リハビリの重要性と治療方法を理解して、脳出血の後遺症を回復させるための参考にしてください。 脳出血による右半身麻痺は「運動障害」の一つ 脳出血後、脳の細胞がダメージを受けたことで後遺症が残ることもあり、右半身麻痺の症状は「運動障害」の一つです。 運動障害の症状の重さは、脳出血が生じた部位によって異なります。 名称 主な症状 完全麻痺 損傷した部位の運動機能が完全に失われて、感覚がなくなっている状態 不全麻痺 手足などの一部または全身が自分の意のままに動かせなくなっているが、手足の動きや感覚がわずかに残っている状態 痙縮(けいしゅく) 筋肉が過剰に緊張した状態になり、手足が動かしにくかったり、勝手に動いてしまったりする 不随意運動 手足などの一部または全身が自分の意思とは関係なく勝手に動いてしまう 運動失調 麻痺はないが、手や足などの複数の部位を強調して動かせない状態 また、脳出血後の後遺症は「運動障害」以外に触覚や痛覚が鈍くなってしまう「感覚障害」などさまざまな症状があります。 後遺症によって日常生活に影響が出ることも多いため、脳出血後の症状や適切な治療方法を知っておくことが重要です。 脳出血で半身麻痺・片麻痺が起きる原因は? 脳出血で半身麻痺・片麻痺は右脳と左脳のどちらかが障害を受けた場合に発症します。 右脳は左半身の運動機能につながっており、左脳は右半身の運動機能につながっています。 右脳に障害が起きた場合左半身に、左脳に障害が起きた場合、右半身に麻痺症状がみられますが、これは脳から身体につながる神経が延髄で反対側に交差しているためです。 脳出血による右半身麻痺の回復にはリハビリが重要 脳出血によって半身麻痺の後遺症が残ってしまった場合、早期のリハビリがとても重要です。 一般的に脳出血の発症から6ヶ月後までは、ダメージを受けた脳の神経ネットワークが再構築すると考えられており、特に最初の3ヶ月間が最も回復が著しいとされています。 6ヶ月以降もリハビリテーションによって改善が見られることはありますが、時間が経過すると回復の速度は緩やかになる傾向があります。 「回復期」と呼ばれる半身麻痺発症3~6ヶ月までの期間で、脳の機能回復をできる限り引き出すためにリハビリを積極的に行うことが重要です。 リハビリは患者本人だけでなく、家族の理解やサポートも大切なポイントです。 理学療法 脳出血のリハビリにおいて、理学療法の役割は主に、身体の基本的な動作能力を回復と維持です。さらに障害の悪化を防ぐために運動療法や、物理療法を行います。 身体の基本動作のリハビリでは、立つ、座る、歩く、寝るといった動作能力を行いますが、これらの基本動作を行う前に電気や温熱などの物理的手段を用いて、筋肉や関節のマッサージを行います。 特に急性期のリハビリテーションにおいて、重要な役割を果たすのが理学療法です。 作業療法 作業療法は日常生活において必要となる食事や洗顔・入浴などの応用的動作から、社会活動への参加、就学・就労支援による社会的適応能力の改善・維持を目的としています。 具体的には箸を持つ動作や手洗い、服を着るといった動作のリハビリテーションにより、元の日常生活に戻れる支援を行います。 特に回復期のリハビリテーションにおいて、作業療法は重要です。 言語療法 言語療法の主な目的は、話す、聴く、書く、読むといった言語力を向上させることや、安全に食事ができるような姿勢を取り戻すことです。 また、聞き取りやすい発話を行えるようにジェスチャーなどを用いて口や舌を動かすコミュニケーションや、集中力、記憶力、思考力の練習も行います。 【時期別】右半身麻痺の回復に必要なリハビリテーション内容 脳出血による右半身麻痺の回復に必要なリハビリ内容を「急性期」「回復期」「維持期」の3つの時期別に解説します。 急性期に行うリハビリ 回復期に行うリハビリ 維持期に行うリハビリ 早期に回復するためにも、それぞれの時期別に適したリハビリを行いましょう。 急性期に行うリハビリ 脳出血の発症から2〜3週間の「急性期」に行う主なリハビリは、以下の通りです。 麻痺した手足の関節をストレッチする ベッドから起き上がる 寝返りを打つ 急性期は特に危険な状態になりやすいので、安静にしている治療期間の体力低下を抑えることをリハビリの目的としています。 主に関節が硬くならないようにストレッチやベッド周辺でできるリハビリを中心に行います。 回復期に行うリハビリ 急性期から発症後6ヶ月までの「回復期」に行う主なリハビリは、以下の通りです。 自力で立つ、座るなどの「基本動作訓練」 杖や歩行器を用いた「歩行訓練」 食事やトイレなどの「日常動作訓練」 回復期のリハビリは、在宅復帰や社会復帰を目指して、さまざまな機能回復を目的としています。 主に自力で立つ、座るなどの基本的な動作や食事やトイレなどの日常生活に欠かせない動作を中心に行います。 維持期に行うリハビリ 一度症状が回復し、退院後の「維持期」に行う主なリハビリは、以下の通りです。 麻痺した側の手足を動かす、ストレッチする 散歩などの軽い運動 症状が回復した機能も何もしないでいると機能低下が進むため、機能維持のためにリハビリをする必要があります。 麻痺した側を積極的に動かすことも重要ですが、麻痺していない側も注意が必要です。 右脳と左脳でバランスを保っているため、意識せずとも麻痺してできないことを麻痺していない側の身体が補おうとして大きな負荷がかかります。 維持期のリハビリは、全身の機能維持を意識することが重要です。 脳出血による右半身麻痺には「再生医療」という選択肢もある 脳出血による右半身麻痺の後遺症には、再生医療という選択肢があります。 再生医療は、患者さま自身の幹細胞を利用する治療法の一つです。幹細胞を採取・培養したうえで体内に戻すことで、特定の疾患や症状に対するアプローチを行います。 再生医療を受けるかどうかは、治療の内容や手続きについて十分に理解したうえで判断することが大切です。 当院「リペアセルクリニック」では、脳出血の後遺症に対する治療として再生医療を提供しています。 詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。 【まとめ】脳出血による右半身麻痺の早期回復を目指すかたは再生医療をご検討ください 脳出血による右半身麻痺を回復させる方法について解説しました。 一般的に脳出血の発症から6ヶ月後までは、ダメージを受けた脳の神経ネットワークが再構築すると考えられており、症状が回復する見込みがあります。 そのため「回復期」と呼ばれる発症から6ヶ月の時期に機能回復のためのリハビリが重要です。 また、脳出血による後遺症の早期回復を目指すなら「再生医療」による脳の再生治療を検討しましょう。 以下の動画では、実際に当院リペアセルクリニックで再生医療を受け、脳梗塞の後遺症が改善された患者様の症例を紹介していますので、併せて参考にしてください。 その他の症例については、こちらもご確認ください。 脳出血による半身麻痺や後遺症は、早い段階で再生医療を行うことにより改善が期待できるため、気になる方は当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
2021.08.06 -
- 糖尿病
- 変形性膝関節症
- 変形性股関節症
- ひざ関節
- 股関節
- 幹細胞治療
医療技術は日々進歩し、これまで治療が難しかった疾患に対しても新たな選択肢が生まれています。 「再生医療」の中核をなす「幹細胞治療」の発展は、損傷した組織の修復や機能回復といった従来の治療法では限界のあった領域に新たな可能性をもたらしています。 本記事では、「幹細胞治療」とは具体的にどのような治療なのか、どのような病気や症状への効果が期待されているのかを解説します。 「幹細胞治療」について詳しく知りたい方、新たな治療の選択肢として検討されている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。 また、当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、幹細胞治療をはじめとする再生医療に関する治療法や症例を公開しています。 今までできなかったことが再生医療によってできる可能性がある新たな治療法なので、合わせてご参考ください。 幹細胞治療とは先端医療である再生医療の一つ 幹細胞治療とは「幹細胞」の能力を利用して、病気やケガで傷ついた組織や臓器の修復・再生を目指す先端医療の一つです。 幹細胞治療のポイント 幹細胞は様々な細胞に変化、自己複製が可能 患者さま自身の幹細胞を採取・培養し、注射や点滴で体内に戻す 幹細胞によって損傷した細胞や組織の修復・再生が期待できる 患者さま自身の細胞を用いるため拒絶反応リスク低い 幹細胞は、皮膚・筋肉・骨・神経など、私たちの体を作る様々な細胞に変わることができる「分化能」と自分と同じ細胞を複製して増やすことができる「自己複製能」という二つの特徴を持っています。 幹細胞治療では、幹細胞の力を借りて、ダメージを受けた体の部分の機能回復を目指します。 具体的には、患者さまご自身の脂肪や骨髄などから幹細胞を取り出し、培養して数を増やした後に患部への注射や点滴で投与します。 幹細胞治療の費用 幹細胞治療は、新しい医療技術を用いた治療法であり、現在では、公的医療保険が適用されない「自由診療」となります。 当院リペアセルクリニックの幹細胞治療の料金は、以下の通りです。 治療対象 費用相場(1回あたり・税込) 関節疾患(膝・股関節・肩など) 約132万円 ~ 198万円 脳卒中・糖尿病・肝臓疾患・慢性疼痛 約242万円 脊髄腔内投与 約242万円 顔の美容 約165万円 上記はリペアセルクリニックにおける一例ですが、治療の対象となる疾患の種類・幹細胞の採取方法や培養方法など、さまざまな要因で費用は大きく変動します。 そのため、実際に幹細胞治療を検討される際にはクリニックでカウンセリングを受け、ご自身の症状に合った治療内容と総額費用について十分に説明を受けましょう。 幹細胞治療ではどんな病気が治せる? 幹細胞治療は整形外科領域の疾患から内科系疾患、さらには美容分野に至るまで、幅広い病気や症状に対して、その効果が期待され研究・治療が進められています。 幹細胞治療の対象となる主な病気・症状の例は、以下の通りです。 分野 主な対象となる疾患・症状(例) 整形外科領域 (関節・骨・スポーツ外傷) ・変形性膝関節症 ・変形性股関節症 ・半月板損傷 ・腱板損傷などの肩の痛み ・スポーツ外傷(関節痛・機能障害) ・骨粗しょう症 など 脳神経・脊髄領域 ・脳卒中の後遺症(麻痺、しびれ、言語障害、記憶障害など) ・脊髄損傷の後遺症(麻痺、歩行障害など) ・アルツハイマー型認知症 ・パーキンソン病 ・末梢神経障害 ・ヘルニア術後の後遺症 など 代謝・内分泌・消化器領域 ・糖尿病 ・肝機能障害(肝硬変、劇症肝炎・肝炎後遺症など) ・腎疾患(慢性腎臓病) など 循環器領域 ・虚血性心疾患(心不全、心筋梗塞後遺症、狭心症など) ・心疾患による不整脈 など 美容・アンチエイジングなど ・肌のシワ・たるみ改善 ・肌の老化防止 ・アレルギー性皮膚炎 ・毛髪再生(薄毛・AGA治療) ・男性機能回復(ED) ・更年期障害 など ただし、全ての病気に対してすでに確立された治療法というわけではなく、まだ研究段階にあるものも多く含まれます。 治療の適応や期待できる効果については、個々の患者さまの状態によって異なるため、医師と十分に相談することが重要です。 幹細胞治療の特徴・メリット 幹細胞治療は、主に以下の2つのメリットがあります。 根本的な治療が期待できる 副作用リスクが少ない 幹細胞治療は従来の対症療法とは異なり、私たちの体が本来持っている「再生する力」を引き出すことで、病気そのものの治癒や機能回復を目指せる可能性があります。 また、多くの場合、患者さまご自身の細胞を使用するため、副作用リスクが少ないという点も魅力の一つです。 根本的な治療が期待できる 幹細胞治療は、損傷したり機能が低下したりした組織や臓器の修復・再生を促すことで、病気の根本的な原因に働きかけ、症状の改善だけでなく、失われた機能の回復を目指せる治療法です。 根本治療への期待 対症療法でなく根本原因にアプローチ 傷んだ組織や臓器の修復・再生を促進 例えば、すり減った膝関節の軟骨が原因で起こる変形性膝関節症では、幹細胞を関節内に注入することで軟骨の再生を促し、痛みの軽減だけでなく関節機能の改善が期待できます。 副作用リスクが少ない 患者さまご自身の体から採取・培養した幹細胞(自己由来幹細胞)を用いる場合は、拒絶反応やアレルギーといった副作用のリスクが低い治療法と考えられています。 副作用リスクが少ない 患者さま自身の幹細胞使用で拒絶反応が少ない アレルギー反応のリスクも低い 注射や点滴で行えるため体への負担が小さい ただし、注射を伴うため針を刺した部位に一時的な出血や内出血が起こる可能性はあります。 幹細胞療法のデメリット 幹細胞治療を検討する際には、その効果への期待だけでなく、知っておくべきデメリットもあります。 保険適用外のため治療費が高い 効果の現れ方には個人差がある デメリットについて、以下でそれぞれ詳しく見ていきましょう。 保険適用外のため治療費が高い 現在、日本で行われている幹細胞治療は、公的医療保険の適用対象外(自由診療)であり、治療にかかる費用は全額自己負担となるため、治療費は高額になります。 費用面の課題 数十万円~数百万円かかる場合も 複数回の治療なら費用はさらに増加 具体的な費用は、治療対象となる疾患や治療を行う医療機関によって異なります。 1回の治療で数十万円から数百万円、あるいはそれ以上の費用が必要となることもあります。 効果には個人差がある 幹細胞治療によって期待される効果には個人差があり、同じ病気であっても全ての人に同様の効果が保証されるわけではありません。 治療後すぐに改善を感じる方もいれば、効果を実感するまでに数ヶ月といった時間を要する方、あるいは期待したほどの効果が得られないケースも存在します。 当院の幹細胞治療(再生医療)について 当院リペアセルクリニックが行っている幹細胞治療は、患者さまご自身の体(主にお腹の脂肪など)から米粒数個程度というごく少量の脂肪を採取し、その中に含まれる幹細胞を特別な技術で取り出すという流れです。 幹細胞を当院提携の細胞培養加工施設で約4〜6週間かけて培養し、数百万個から数億個という十分な数まで増やします。 その後、幹細胞を点滴や治療部位への注射によって患者さまのお体に戻すことで、傷ついた組織の修復や機能の再生を促します。 本章では以下の内容について詳しくご紹介します。 当院の特徴 費用 治療の流れ 当院の肝細治療について気になる方は、ぜひ参考にしてください。 当院の特徴 当院リペアセルクリニックは、再生医療を専門とするクリニックとして幅広い疾患に対応できる体制と、国内トップクラスの豊富な治療実績が特徴です。 リペアセルクリニックの強み 再生医療専門クリニックとして幅広い疾患に対応可能 自己細胞使用で副作用リスクが低い 独自の培養技術により高品質な幹細胞を投与 治療実績1万件以上(※1) (※1)2019年6月〜2024年9月までの東京院・大阪院・札幌院3院の全治療数の累計 独自の培養方法から投与方法に至るまで、高度な専門技術を持つ治療環境がリペアセルクリニックの強みです。 費用 当院リペアセルクリニックでは、幹細胞の採取・培養・投与に関わる一連の費用は基本的に全て治療費に含まれています。 治療対象・内容 投与内容(回数/細胞数) 価格(税込) 関節疾患(膝・股関節・肩など) 1回投与 / 2,500万個 1,320,000円 1回投与 / 5,000万個 1,540,000円 1回投与 / 1億個 1,980,000円 脳卒中・糖尿病・肝臓疾患・慢性疼痛 1回投与 / 2億個 2,420,000円 2回投与 / 4億個 4,400,000円 3回投与 / 6億個 (一般) 5,940,000円 3回投与 / 6億個 (モニター) 4,400,000円 脊髄腔内投与 1回投与 2,420,000円 顔の美容 1回投与 1,650,000円 初回の診察・カウンセリングには2,200円(税込)、治療開始前の血液検査には11,000円(税込)の費用がかかります。 実際の幹細胞治療の費用は、上記の表に示した通り、治療の対象となる疾患や使用する幹細胞の量、投与回数によって異なります。 治療の流れ 当院リペアセルクリニックでの自己脂肪由来幹細胞治療は、患者さまが納得して治療をお受けいただくため、専門医による事前のカウンセリングで治療法をご説明、ご提案させていただきます。 自己脂肪由来幹細胞治療の主な流れは、以下の通りです。 ステップ 主な内容 所要時間(目安) 1. 脂肪の採取 患者さまの下腹部に局所麻酔を行い、米粒3粒程度の脂肪組織を採取 約30分 2. 細胞の培養 専門の細胞培養センターにて、採取した脂肪組織から幹細胞を分離し、治療に必要な数まで培養・増殖させる (培養期間 約4〜6週間) 3. 幹細胞の投与 培養・増殖させた幹細胞を、疾患や患者さまの状態に応じて静脈点滴または治療部位へ局所注射といった方法で投与 約5分~80分 治療開始前には感染症のリスクを確認するための血液検査が必須となりますことをご了承ください。 また、治療効果は投与後すぐに現れるものではなく、数ヶ月かけて徐々に変化を感じられることが一般的です。 ご自身の細胞を用いるため、アレルギー反応や拒絶反応といった副作用のリスクが低いのが特徴です。 幹細胞治療とは再生医療の一つ!新たな治療の選択肢として検討しよう 幹細胞の持つ傷ついた組織を修復し再生する能力を活かした幹細胞治療は、多岐にわたる疾患への応用が期待される先端医療です。 ご自身の細胞を用いることによる副作用リスクの低さや、従来の治療では難しかった根本的な改善が期待できます。 一方で、現在は保険適用外であるために費用負担の大きかったり、効果には個人差があるといった側面もあります。 幹細胞治療は、すべての方のあらゆる病気を治せる万能な治療法ではありませんが、ご自身の状態を正確に把握し、治療の可能性と限界について専門医と十分に話し合い、納得のいく選択をしましょう。 また以下のページでは、実際に当院で行った 幹細胞治療の症例を公開しているため、併せて参考にしてください。 > 幹細胞治療の症例はこちら
2021.01.06







