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- 再生治療
野球肩のストレッチは「痛みのない範囲でゆっくり、反動を使わず、投球後は静的にほぐす」が基本です。 痛みが強いならまず炎症を抑え、落ち着いてから可動域と筋のしなやかさを少しずつ取り戻す順番が、安全かつ改善への近道となります。 しかし「肩が重いけど練習は休めない」「ストレッチで何とかなるはず」そんな焦りに不安を感じている方も多くいらっしゃるかと思います。 そこで本記事では、今日から実践できる正しい野球肩のストレッチや、ストレッチで対応できる状態・できない状態の見分け方を詳しく紹介していきます。 正しい野球肩のストレッチのやり方 正しい野球肩のストレッチのやり方は、以下の通りです。 ゆっくり動き可動域を広げる 投球後は静的ストレッチで筋肉と関節をケア ストレッチの目的は「筋肉と関節包の緊張をゆるめ、投球で固まりやすい方向の可動域を回復させる」ことです。 痛みを伴う強い伸張や、反動をつける伸ばし方は、腱板や滑液包に負担をかけやすく、かえって回復を遅らせます。 下記では正しいストレッチについて、詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 ゆっくり動き可動域を広げる 最初は痛みのない範囲で、「左右差を埋めるイメージ」でゆっくり可動域を広げます。 肩甲骨の動きから始め、肩だけを無理に回さないのがコツです。 ポイントは「伸び感はあるが痛くはない」ラインで止めることです。 しびれや鋭い痛みが出たら中止します。 可動域は日々の積み重ねで広がるため、1回で大きく伸ばす行為は避けましょう。 投球後は静的ストレッチで筋肉と関節をケア 投球直後は心拍と体温が高く、筋が伸びやすい時間帯です。 静的ストレッチで前後・内外回しのバランスを整えると、翌日の張りが軽くなります。 静的ストレッチは可動域の維持・遅発性筋痛の軽減に役立ちます。 一方、パフォーマンス直前は静的より動的(ダイナミック)ウォームアップが適しています。 野球肩とは?ストレッチで改善できるのはどんな状態? 野球肩は投球の繰り返しで起きる「筋・腱・関節包・滑液包」のトラブルの総称です。 筋緊張や軽い可動域制限はストレッチで改善が期待できますが、はっきりした炎症・損傷はストレッチだけでは治りません。 一方、腱板炎・関節唇の損傷、強い滑液包炎などは、まず炎症を抑える医療的対応が優先です。 ストレッチの前に痛みの正体を確認することが、遠回りに見えて改善への近道となります。 「炎症」や「損傷」はストレッチで治らない肩痛のサイン 夜間痛や安静時痛・挙上時の鋭い痛み、力が入らない・抜ける感覚は、炎症や損傷のサインです。 この段階は安静+医療的評価→段階的リハビリが優先で、ストレッチを強めるほど悪化しやすくなります。 医療機関では問診・触診に加え、超音波(エコー)で腱と滑液包、X線で骨形状、MRIで軟部組織を確認します。 診断がつけば、炎症期は安静と投薬・注射、落ち着いてから理学療法という筋道が明確になります。 リペアセルクリニック大阪院の「再生医療」で根本治療を目指す 再生医療は、炎症を抑えつつ損傷組織の修復を後押しする治療です。 手術を避けたい、保存療法で停滞している、早く実戦に戻りたいそんな方の選択肢になり得ます。 リペアセルクリニック大阪院では、症状・画像・既往歴を踏まえ、一人一人に適した再生医療を提案します。 痛みの山を越え、ストレッチとトレーニングに集中できる状態を作ることが、結果として最短復帰につながります。 下記ではスポーツ医療に関する、リペアセルクリニック大阪院の症例紹介を行っているので、ぜひ参考にしてみてください。 ストレッチで改善しない野球肩は放置せず、早めの受診を ストレッチを正しく続けても痛みが引かない、夜間にうずく、力が入りにくいときは自己流を中断して受診することが重要です。 原因がはっきりすれば、回復までの道のりは短くなります。 ストレッチは大切ですが、すべてを解決する魔法ではありません。 炎症期は安静を優先し、回復期は動かして取り戻す順序を守ることが、故障をくり返さない近道です リペアセルクリニック大阪院は、再生医療とリハビリを軸に、あなたの肩に合った復帰への最短ルートを一緒に設計します。 肩関節の根本的な回復のために、一人で悩まずに、ぜひ無料カウンセリングを活用してみてください。
2025.10.31 -
- 肩
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野球肩が痛いときは、投球を中止し、炎症を抑える応急処置を行うことが重要です。 無理に投げ続けると、腱や軟骨の損傷が進み、長期離脱を招くおそれがあります。 正しい初期対応と、原因に合った治療を選ぶことが、再発を防ぐ最短ルートです。 しかし「少しの痛みなら我慢できる」「大会が近いから休めない」といったお悩みを抱えている方も多くいらっしゃるかと思います。 そこで本記事では、痛みを悪化させないための応急処置や原因別の治療法を、わかりやすく解説します。 従来の治療法に加えて、近年注目されている再生医療はスポーツによる痛みの抜本治療に適しています。 再生医療は、患者さま自身の幹細胞を活用して、損傷を受けた脊髄の機能改善を目指す治療法で痛みを早期に改善できる特徴を持ちます。 症例や治療法について詳しくは、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEで紹介しているので、ぜひご登録ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 野球肩が痛いときにやってはいけないこと・今すぐできる応急処置 野球肩が痛いときにやってはいけないこと・今すぐできる応急処置は、以下の通りです。 下記では、肩が痛い場合におすすめの対応を詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 投球・筋トレの継続はNG 肩に痛みがある状態で投球や筋トレを続けると、腱板(けんばん:肩の深い筋肉群)や上腕二頭筋腱の炎症が悪化します。 痛みを我慢して投げ続けると、損傷部が修復されずに線維化(しなやかさを失うこと)を起こし、慢性的な痛みへ移行することがあります。 特に成長期の選手は、骨端線(骨の成長部分)が弱く、剥離損傷を起こす危険があります。 アイシング・サポートテーピングの正しい方法 アイシングは15〜20分を目安に1日3〜4回、テーピングは痛みの軽減と可動域制限を目的に行うのが正しい方法です。 痛みが強いときは、冷却後に鎮痛剤を使用する場合もありますが、医師の指示に従うことが原則です。 温めるのは炎症が治まってから行いましょう。。 間違ったストレッチが悪化を招く理由 痛みがあるうちは、肩を無理に回す・後ろに引くストレッチは避けるべきです。 無理なストレッチは損傷組織に負担がかかり、修復が遅れる原因となります。 リハビリ期には、理学療法士の指導のもとでストレッチを行います。 可動域を広げる動作は、炎症が落ち着いてからでも遅くないため、焦りは禁物です。 野球肩とは?痛みの正体を知ることが回復への第一歩 野球肩は、投球時の反復動作によって肩関節周囲の筋肉・腱・関節唇(かんせつしん)などが損傷するスポーツ障害の総称です。 痛みの原因を見極めることで、適切な治療を選べます。 痛みの場所・出る動作・経過時間を記録しておくと、診察時に原因を特定しやすくなります。 症状の「タイプ」がわかれば、治療やリハビリの方向性も明確になります。 原因別に見る治療の進め方|保存療法・手術・再生医療の比較 原因別に見る治療の進め方は、以下の通りです。 保存療法(安静・理学療法・注射)の特徴 手術が必要なケースとリハビリ期間の目安 再生医療という選択肢 下記では、それぞれの治療方法について詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 保存療法(安静・理学療法・注射)の特徴 野球肩の多くは、保存療法で改善が期待できます。 まずは安静とリハビリで炎症を抑え、筋力と柔軟性を回復を優先します。 痛みが落ち着いた後は、投球フォームの修正も再発防止に欠かせません。 リハビリとフォーム改善を並行することで、肘や腰など他部位への負担も減らせます。 手術が必要なケースとリハビリ期間の目安 保存療法で改善しない場合や、腱板断裂・関節唇損傷などの明確な損傷がある場合は、手術を検討します。 手術の種類 概要 リハビリ期間の目安 関節鏡手術 小さな切開で関節内部を確認・修復 約3〜6か月 腱板修復術 切れた腱を縫い合わせて再生を促す 約6〜9か月 関節唇再建 損傷部を縫合し安定性を回復 約6か月以上 手術後はリハビリが非常に重要です。 焦って投球を再開すると再断裂のリスクが上がるため、医師と理学療法士の指導のもと段階的に復帰することが求められます。 再生医療という選択肢 再生医療は、自分の血液や脂肪由来幹細胞を利用して損傷組織の修復を促す治療です。 手術を避けたい方、長引く炎症で悩む方に有効な選択肢です。 これらの治療は、炎症を抑えながら自然治癒力を高めることで、回復スピードを上げ、再発を防ぐ効果が期待されています。 副作用が少なく、入院を必要としない点もメリットです。 リペアセルクリニック大阪院では、PRP・脂肪由来幹細胞を用いた再生医療で、組織修復と再発予防を目指します。 下記ではスポーツ医療の症例紹介も行っているので、ぜひ参考にしてみてくだい。 野球肩はまず「痛みの正体を知ること」が重要 野球肩を早く治すためには、痛みを無視せず、原因を特定して段階的に治療することが最も大切です 投球を休む勇気が、最短復帰への第一歩となります。 肩の痛みを「疲労の一部」と捉えず、早期に対処することが再発を防ぐ鍵です。 リペアセルクリニック大阪院では、再生医療による根本治療と、医師・理学療法士によるリハビリを組み合わせ、競技への早期復帰をサポートしています。 肩の痛みを理由にスポーツ復帰を諦める前に、まずはメール相談・オンライン診療にてご相談ください。
2025.10.31 -
- 肘
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野球肘が痛い場合は「痛みが出たら投球を中止し、炎症期は安静と冷却、落ち着いたら段階的リハビリ」を守ることが最短復帰への近道です。 無理なストレッチや早すぎる復帰は再発の原因になります。 いつまで休むか・何をして良いかを明確にし、必要に応じて再生医療も選択肢に加えることで、痛みを繰り返さない肘を目指せます。 しかし「大会が近い」「チームに迷惑をかけたくない」と思うほど、つい投げ続けてしまう方も多くいらっしゃるかと思います。 そこで本記事では、いまの痛みを悪化させない初期対応、病院での治療の流れ、そして根本回復を後押しする再生医療まで、わかりやすく解説します。 野球肘の治し方|自宅でできる応急処置と初期対応 野球肘の治し方として、投球や捕球のあとに肘が痛んだら、まずは48〜72時間の炎症コントロールが基本です。 最初にやるべきことと、やってはいけないことを整理しておきましょう。 初期の対応 痛みが出たらまず投球を中止し、冷却・安静・圧迫・挙上を徹底しましょう。 薬の自己判断は避け、早めに整形外科で評価を受けましょう。 いつ・どの動作で・どれくらい痛むかをメモしておくと診察の時に役立つので、痛みの記録もとっておきましょう。 まずは痛みゼロでの日常動作→軽い可動域運動→フォーム確認→キャッチボールへと段階的に、改善していくことが重要です。 やってはいけないこと 痛みを我慢しての投球・関節を強く押し込むストレッチ、温め直後の全力投球は悪化しやすくなるので避けましょう。 強いマッサージも初期段階では逆効果となるので、まずは腫れと痛みを引かせることを意識しましょう。 温めてすぐ全力投球も、一時的に楽になっても再発リスクが上がるため、避ける必要があります。 野球肘とは?痛みが起こる原因について解説 野球肘は、投球のくり返しで肘の内側・外側・後方(肘頭)に負担が集中して起こる障害の総称です 成長期では骨のはし(骨端線)が未完成なため、剥離(はくり)や炎症が起こりやすく、無理をすると長引くリスクも。 原因は、投球フォームの乱れ・体幹や股関節の柔軟性不足・登板過多・休養不足などが組み合わさることです。 小中高生では、成長のタイミングと練習量のバランスが重要となります。 病院で行われる治療法の流れ 診察では痛む場所と動きでタイプを見極め、必要に応じてエコー(超音波)やレントゲン、MRIで状態を確認します。 多くはまず保存療法(手術をしない治療)から始め、痛みが引いたら段階的に運動を再開します。 検査と診断 検査と診断では「どこが、どの動きで、どの程度痛むか」を丁寧に確認し、画像検査で重症の有無をチェックすることが再発予防につながります。 画像検査を行う場合は、エコーで靱帯や腱の状態を確認し、必要に応じてX線で骨・MRIで軟骨・骨内の変化を診察します。 保存療法の内容 保存療法の内容は炎症期は休む、回復期は可動域→筋力→投球動作の順で戻すことが基本です。 復帰の合図は、ノースロー48〜72時間で日常痛がない、軽い可動域運動で痛みが出ない、翌日に痛みが残らないの3条件が目安です。 焦らなければ、結果的に早く試合に戻ることが可能です。 再生医療という治療の選択肢 再生医療は、炎症を抑えつつ損傷組織の修復を後押しすることが期待できる治療です。 手術を避けたい方、保存療法で停滞している方の選択肢になります。 症例や調製法によりばらつきがあるため、医師と相談のうえ対応を検討することが重要です。 リペアセルクリニック大阪院の再生医療は、炎症期の痛みを抑え、回復期のリハビリを前へ進める治療計画をご提案します。 下記では肘関節に関する、症例紹介をしているので、ぜひ参考にしてみてください。 野球肘は痛みを我慢せず、早期に専門医の診断を受けることが最短復帰への第一歩 最短で復帰するには、「痛みが出たら休む→炎症を抑える→段階的に戻す」というシンプルな流れを崩さないことです。 痛みを抱えたままの投球は、遠回りになります。 ストレッチは大切ですが、炎症期のやり過ぎは逆効果です。 可動域は痛くない範囲で少しずつ、筋力は正しいフォームで低負荷から行いましょう。 再生医療を組み合わせれば、痛みの山を越えてリハビリに集中しやすくなります。 リペアセルクリニック大阪院では、一人一人に適した再生医療で、再発しにくい肘づくりを支援します。 肘関節の根本的な回復のために、ぜひ無料カウンセリングを活用してみてください。
2025.10.31 -
- 肘
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野球肘におけるストレッチは、「痛みを我慢して伸ばす」ことが悪化の原因になるため注意が必要です。 特に、投球による炎症や筋腱損傷を抱えた状態では、間違ったストレッチが組織をさらに傷つけることがあります。 本記事では、野球肘を悪化させない安全なストレッチ方法と、ストレッチだけでは回復しない場合の治療選択肢について解説します。 安全に行う野球肘ストレッチのポイント 野球肘のストレッチで最も大切なのは、「炎症の時期を見極めて無理をしない」ことです。 炎症が強い時期にストレッチを行うと、靭帯や腱への微細損傷が広がり、回復が遅れてしまいます。 症状の進行段階に合わせて、段階的にストレッチの強度を変えることが重要です。 下記では症状の進行段階に合わせたストレッチのポイントを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。 急性期は無理に伸ばさない 結論として、痛みや腫れがある急性期にはストレッチをしてはいけません。 この時期は上腕骨内側上顆(ないそくじょうか)付近の筋肉や靱帯に炎症が起こり、組織が非常に脆い状態です。 無理に動かすと再損傷のリスクが高まります。 炎症が治まるまでは、肘関節を動かすよりも「安静+冷却+圧迫+挙上(RICE処置)」を優先します。 再発を防ぐ第一歩は、焦らないことです。 急性期に無理なストレッチを行うと、骨端線損傷(こったんせんそんしょう)や靱帯断裂など、重症化する例もあります。 亜急性期は軽いストレッチを行う 急性期を過ぎて痛みや腫れが落ち着いた、亜急性期(2〜4週)では軽いストレッチを再開できます。 ただし「気持ちいい程度」で止めるのが原則です。 肘の柔軟性を少しずつ取り戻すためには、周囲筋(前腕屈筋群・伸筋群)のストレッチを中心に行います。 ストレッチの際は、「痛みが出る一歩手前」で止めることが大切です。 可動域を広げる目的で勢いをつけたり、長時間続けたりすると、治りかけの腱に再び炎症が起きる場合があります。 特に成長期の選手は骨端線が閉じていないため、慎重に進めましょう。 危険なストレッチの例 野球肘の改善目的で行われがちなストレッチの中には、実際には症状を悪化させるものもあります。 特に、肘の過伸展や強制的な回内・回外運動は靭帯や骨を痛める原因になります。 一見「柔軟性を高める」ように見えるこれらの動作は、実際には損傷部位に負担をかけます。 ストレッチは筋肉に対して行うものであり、関節や靭帯を無理に動かすものではないことを理解しましょう。 痛みを感じる動作を繰り返す場合、軽度の炎症が慢性化し、最終的には投球障害へ発展することもあります。 ストレッチで改善しない場合のサインと治療の選択肢 ストレッチを数週間続けても改善しない場合、単なる筋緊張ではなく腱・軟骨・骨端への損傷が関与している可能性があります。 そのまま放置すると変形性肘関節症などの慢性障害に移行するため、早期の診断が重要です。 下記では受診の必要な症状について詳しく解説しているので、治療の選択肢を把握するためにもぜひ参考にしてみてください。 要受診のサイン 結論として、次のような症状がある場合は自己判断でストレッチを続けず整形外科を受診しましょう。 これらの症状が続く場合、靱帯損傷や剥離骨折、軟骨障害などが潜んでいることがあります。 早期にMRIや超音波検査を受けることで、再発や重症化を防ぐことができます。 治療の選択肢 野球肘の治療には、保存療法・注射・再生医療など複数の選択肢があります。 症状の程度や競技レベルに応じて、段階的に治療を組み合わせることが推奨されます。 治療法 概要 期待できる効果 保存療法 安静・冷却・ストレッチ制限・リハビリ 炎症軽減、痛みの抑制 注射治療 ヒアルロン酸やステロイドの局所注射 短期的な疼痛緩和 再生医療 自分の血液や幹細胞を利用して修復を促進 組織の再生、再発予防 特に再生医療は、損傷した腱や靭帯の修復を促すことが報告されており、手術に抵抗のある方にも有効な選択肢となります。 リペアセルクリニック大阪院の再生医療で、肘の根本回復を目指す リペアセルクリニック大阪院では、野球肘のような投球障害に対して、脂肪由来幹細胞(ADRCs)やPRP(多血小板血漿)を用いた再生医療を行っています。 自分自身の細胞を利用して炎症を鎮め、損傷した組織の修復を促すため、副作用リスクが少なく安全性が高いのが特徴です。 スポーツ選手のように肘を酷使する方にとって、再生医療は「早く・安全に回復したい」という要望に応える新しい選択肢です。 炎症の抑制と組織再生を同時に進めることで、再発しにくい肘を目指せます。 以下では、肘関節に関するリペアセルクリニック大阪院の症例紹介を行っているので、ぜひ参考にしてみてください。 野球肘はストレッチだけに頼らず、根本的なケアが重要 野球肘の回復には、ストレッチだけでなく、炎症のコントロールと組織修復の両立が不可欠です。 急性期は安静を守り、亜急性期以降は軽いストレッチで柔軟性を戻ことを意識しましょう。 さらに、再生医療などの治療を取り入れることで、痛みを抑えながら根本改善を図ることができます。 痛みを我慢してストレッチを続けることは、治療を遠ざける原因になりかねません。 専門医の診断と正しいケアで、肘の機能を取り戻しましょう。 リペアセルクリニック大阪院では丁寧なカウンセリングを行い、一人一人の症状に合わせた、治療が可能です。 スポーツ復帰を目指す方に、最適な治療プランをご提案し、回復まで寄り添います。 肘関節の根本的な回復のために、ぜひ無料カウンセリングを活用してみてください。
2025.10.31 -
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投球障害肩(野球肩)とは、野球の投球動作によって肩に痛みが生じる状態の総称で、成長期の小中学生から成人まで幅広い年代で発症します。 適切な治療を行わずに放置すると、慢性化して競技復帰が困難になる場合があります。 この記事では、野球肩が治るまでの期間目安や治らない場合の原因、正しい治療法について解説します。 投球時の肩の痛みで悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。 また、現在リペアセルクリニックでは手術を伴わない治療法の再生医療について公式LINEで発信しております。 野球肩などのスポーツ障害に対する治療選択肢として、肩の痛みに関する改善症例も紹介しておりますので、ぜひ登録してください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 野球肩が治るまでの期間は数週間から1~2カ月が目安|ノースロー期間が重要 野球肩とは、投球動作によって肩に痛みが生じる状態の総称で、腱板損傷やインピンジメント症候群など、さまざまな疾患が含まれます。 野球肩が治るまでの期間は、症状の程度や原因によって異なりますが、一般的には数週間から1~2カ月程度が目安です。 軽度の炎症であれば数週間で改善することもありますが、重症の場合は数カ月以上かかることもあります。 治療において重要なのが、投球動作を完全に休止する期間であるノースロー期間で、痛みの回復や炎症を鎮めるために欠かせません。 ノースロー期間は通常3~4週間程度必要とされ、この間にストレッチや筋力トレーニングなどのリハビリテーションを行います。 ノースロー期間を守らずに投球を続けると、症状が悪化して慢性化する可能性があります。 焦らずにしっかりと休養を取ることが、早期復帰への近道です。 なお、野球肩が治らない原因については、以下で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。 野球肩が治らない原因|投球フォームや身体の使い方に注意 野球肩が治らない原因として、以下の4つが考えられます。 投球動作によるオーバーユース 不適切なフォームでの投球 筋力や柔軟性が不足している 成長期に見られる骨の脆弱性 これらの原因を理解して、適切な対処法を実践しましょう。 投球動作によるオーバーユース 投球動作を繰り返すことで肩に過度な負担がかかり、組織が損傷することをオーバーユースと呼びます。 とくに成長期の選手や投手は、連続した投球により肩の筋肉や腱に疲労が蓄積しやすい状態です。 オーバーユースが原因の野球肩では、まず投球動作を3~4週間完全に休止することが必要です。 この期間に炎症を鎮め、その後リハビリテーションを開始します。 休養期間を守らずに投球を続けると、症状が悪化して治りにくくなるため、無理は禁物です。 不適切なフォームでの投球 投球フォームに問題があると、特定の筋肉や腱に過度な負担がかかり、炎症や損傷を引き起こす原因になります。 以下のようなフォームは野球肩のリスクを高めます。 フォームの特徴 問題点と肩への影響 肘が下がっているフォーム 投球時に肘が肩よりも下がることで、肩関節に過度なストレスが加わります 手投げのフォーム 下半身や体幹を使わず腕だけで投げるため、リリース時に肩関節へ瞬間的な高負荷がかかります 体の開きが早いフォーム 上半身が先に開くことでリリースが不安定になり、肩関節に過度なストレスがかかります ステップが不足しているフォーム ステップが小さい、前足が早く着地するなどで上半身主導になり、肩への負担が増えます これらの不適切なフォームは、長年積み重なることで損傷が蓄積し、肩の違和感や痛みとして現れます。 予防には、指導者による適切なフォーム指導や、自身のフォームを見直すことが大切です。 筋力や柔軟性が不足している 肩周辺の筋力や柔軟性が不足していると、投球動作で肩関節が不安定になり、特定の組織に負担が集中します。 とくに肩甲骨周辺の筋力や、肩関節の柔軟性が低下していると、正常な投球動作ができずに野球肩を引き起こしやすくなります。 予防と改善には、肩甲骨周辺の筋力トレーニングや、肩関節のストレッチを日常的に行うことが重要です。 投球前後のウォーミングアップとクールダウンも欠かさず実施しましょう。 成長期に見られる骨の脆弱性 成長期の骨には特有の弱さがあり、スポーツ障害を引き起こしやすい状態です。 成長期の骨は以下のような特徴を持っています。 骨が柔らかく、折れ方が大人と異なる 自然治癒力が高いが、変形したまま治ることもある 骨端線(成長線)が存在し、力学的負荷に弱い 野球肩はこれらの特徴を持つ小中学生の野球選手、とくに投手に多くみられます。 野球肩(投球障害肩)の原因となる疾患 野球肩の原因となる疾患としては、以下の6つがあります。 インピンジメント症候群 ベネット損傷 腱板損傷・腱板炎 SLAP損傷(関節唇損傷) 上腕二頭筋長頭腱炎 上腕骨近位骨端線離開(リトルリーガーズ・ショルダー) 野球肩は単一の疾患ではなく、さまざまな疾患の総称です。 ご自身が該当する症状を確認して、適切な治療を受けましょう。 インピンジメント症候群 インピンジメント症候群とは、肩の関節を構成する骨同士が衝突したり、骨の間に筋肉が挟まれたりして痛みが生じる状態です。 インピンジメント症候群には主に2つのタイプがあります。 タイプ 症状の特徴 肩峰下インピンジメント 肩の上部にある肩峰と上腕骨の間で組織が挟まれ、腕を上げる動作で痛みが生じる インターナルインピンジメント 肩関節の内側で骨や腱が衝突し、投球動作の特定の角度で痛みが生じる 主な要因は姿勢の悪化や筋力の低下、柔軟性の低下です。 治療では、これらの要因を改善して、インピンジメントを生じさせない動きを取り戻すことが目的になります。 炎症がある場合はアイシングや安静で痛みを和らげ、その後ストレッチや筋力トレーニングなどのリハビリテーションを行います。 ベネット損傷 ベネット損傷とは、野球の投球など肩の使いすぎによって肩甲骨の後下部にできる骨の突起のことです。 投球動作を繰り返すことで、肩甲骨の一部に骨棘(こつきょく)と呼ばれる骨の出っ張りができます。 ベネット損傷は、投球時の肩の後ろ側に痛みや違和感を引き起こします。 治療は投球動作の休止とリハビリテーションが基本ですが、症状が改善しない場合は手術を検討することもあります。 腱板損傷・腱板炎 腱板損傷・腱板炎は、肩を動かす重要な腱が使いすぎや外傷、加齢などによって傷つき、炎症や断裂を起こす疾患です。 腱板が損傷すると肩関節が不安定になり、腕を上げる動作で痛みが生じます。 治療は保存療法が基本ですが、断裂が大きい場合や保存療法で改善しない場合は手術を検討します。 SLAP損傷(関節唇損傷) SLAP損傷とは、肩関節を構成している肩甲骨に接する関節唇が傷ついたり、裂けてしまったりすることです。 SLAP損傷の症状には、投球時の肩の痛み、肩の引っかかり感、力が入りにくいなどがあります。 診断にはMRI検査が有用で、治療は保存療法を行いますが、改善しない場合は関節鏡を使った手術を検討します。 上腕二頭筋長頭腱炎 上腕二頭筋長頭腱炎は、腕の力こぶを作る上腕二頭筋の長頭腱が、繰り返し動作による摩擦で炎症を起こし、肩の前部から二の腕にかけて痛みを生じる疾患です。 症状は肩の前面の痛みで、腕を上げる動作や物を持ち上げる動作で痛みが強くなります。 治療は投球動作の休止、アイシング、ストレッチなどの保存療法が中心です。 炎症が強い場合は消炎鎮痛薬を使用することもあります。 上腕骨近位骨端線離開(リトルリーガーズ・ショルダー) 上腕骨近位骨端線離開は、上腕骨の肩に近い部分にある骨端線(成長線)が損傷・離開する状態で、成長期の選手に発症しやすい疾患です。 投球時や投球後に肩の痛みを感じ、腕を上げる動作が困難になります。 治療は投球動作を直ちに中止することですが、早期であれば症状が改善し、スポーツに復帰できます。 復帰にあたっては投球フォームの見直しが重要で、再発予防のために過度な投球数を避けることが大切です。 野球肩に対する治療法|基本は保存療法による投球動作の休止とリハビリテーション 野球肩の治療法としては、主に以下の3つがあります。 保存療法による投球動作の休止 リハビリテーション(ストレッチ・筋トレ) 手術療法 野球肩の治療は、症状の程度や原因によって異なりますが、基本的には保存療法から開始します。 まずは、投球動作を完全に休止することが重要です。 休止期間は通常3~4週間が目安となりますが、症状の程度によって調整されます。 同時に、炎症を抑えるためのアイシングや、痛みがある場合は消炎鎮痛薬を使用することもあります。 投球動作を休止している間も、適切なストレッチや筋力トレーニングなどのリハビリテーションを行うことで、早期復帰につながります。 保存療法やリハビリテーションを数カ月続けても症状が改善しない「投球肩」に対しては、関節鏡下後方関節包リリース術が有効な治療となる場合があります。 この手術では、肩の内旋制限が20度以上ある投球選手5人に対してこの手術を行った結果、以下のような成績が報告※されています。 ※※出典:J-STAGE「Arthroscopic Capsular Release for a Throwing Shoulder with Refractory Posterior Capsular Tightness」 評価項目 結果 競技復帰率 5人中4人が元の80%以上のパフォーマンスで野球に復帰 外転位での内旋制限の改善 31度から7度へ改善(腕を横に上げた状態) 屈曲位での内旋制限の改善 25度から5度へ改善(腕を前に上げた状態) これらの改善は手術の有効性を示すものです。 ただし、手術はあくまで最終手段であり、まずは保存療法とリハビリテーションで改善を目指します。 野球肩の長期化・慢性化を防ぐには、早期診断と適切な初期治療が重要 野球肩は適切な治療を行えば改善が期待できる疾患ですが、放置すると慢性化して治りにくくなります。 投球時に肩の痛みを感じたら、我慢せずに早めに整形外科を受診しましょう。 初期段階であれば、投球動作の休止とリハビリテーションで多くの場合改善します。 慢性化した野球肩に対しては、再生医療という新しい治療法があります。 再生医療の一つである幹細胞治療は、患者様自身から採取した幹細胞を培養して、損傷した組織に投与する治療法です。 再生医療の治療法については、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEをご確認ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2025.10.31 -
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野球肩の痛みで思うようにプレーできず、試合や練習を休まざるを得ない状況に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 この記事では、野球肩に対するテーピングの効果と具体的な巻き方を解説します。 テーピングは痛みの軽減や予防に役立ちますが、あくまで応急処置やサポート手段です。 肩の痛みで悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで適切なテーピング方法を身につけましょう。 野球肩に対するテーピングの効果 野球肩に対するテーピングには、主な効果として以下の3つがあります。 痛みの軽減:関節や筋肉の負担を減らし、痛みを和らげる 怪我の予防:肩の動きを制限し、過度な負荷を防ぐ 応急処置・再発防止:怪我をした際の処置や、再発を防ぐ 痛みが続く場合や、テーピングをしても改善が見られない場合は、医療機関を受診して適切な診断と治療を受けましょう。 野球肩テーピングの巻き方【症状・目的別】 野球肩テーピングの巻き方を、痛みの軽減、投球フォームの安定化、再発予防の3つの目的別に紹介します。 痛みの軽減の場合 投球フォームの安定化の場合 再発予防の場合 事前の準備として、キネシオロジーテープとはさみを用意し、テープを貼る前に肩を拭いて乾かしましょう。 痛みの軽減の場合 5cm幅のテープを3本用意し、四隅を丸くカットカットする 1本目は肘上部から肩の頂点を通り、首の付け根まで貼る 2本目は1本目の少し後方から開始し、肩の突出部を通って胸部まで貼る 3本目は1本目の少し前方から貼り、肩を通って背中側で固定 痛みを我慢せず、適切なサポートで肩への負担を軽減しましょう。 投球フォームの安定化の場合 5cm幅のテープを3本用意し、四隅を丸くカットする 1本目は肘上部から肩の突出部を通り、首の付け根まで一直線に貼る 2本目は1本目よりやや前方から開始し、肩の突出部を経由して肩甲骨方向へ 3本目は1本目よりやや後方から始め、肩の突出部を通って胸部まで貼る 適切にサポートすることで正しいフォームの維持につながります。 再発予防の場合 5cm幅のテープを2本用意し、四隅を丸くカットする 1本目は首と肩の中間付近から、肩の突出部へ向けて貼り、棘上筋をサポート 2本目は肩甲骨の端から肩の突出部まで貼り、終わりは1本目と重ねて外旋筋をサポート 適切なテーピングで筋肉への負担を分散させ、再発リスクを軽減できます。 野球肩を治すには、テーピングに依存せず根本的な治療を行うことが重要 テーピングは痛みの軽減や怪我の予防に役立ちますが、あくまで一時的な処置に過ぎません。 根本的な原因を解決しなければ、痛みは繰り返し発生します。 野球肩の原因には、投球フォームの問題、肩周辺の筋力不足、柔軟性の低下、オーバーユース(使いすぎ)などがあります。 これらの根本的な問題を改善するには、適切な治療とリハビリテーションが必要です。 また、慢性化した肩の痛みに対しては、以下のような治療法が選択肢となります。 物理療法(電気治療、温熱療法など) リハビリテーション(ストレッチや筋力トレーニング) 投薬治療(痛み止めや炎症を抑える薬) 注射治療(ステロイド注射など) これらの治療でも改善しない場合や、より根本的な改善を目指したい場合には、再生医療も選択肢の一つです。 再生医療では、他の細胞に変化する能力を持つ、幹細胞を患者様から採取・培養して患部に投与します。 肩の痛みに対する再生医療の治療法などについては、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEをご覧ください。 再生医療に関する情報発信や簡易オンライン診断を行っております。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 野球肩に対する簡単なテーピングの巻き方に関するよくある質問 野球肩のテーピングの巻き方について、よくある質問を紹介します。 テーピングしたまま寝ても問題ない? テーピング用テープでおすすめのものは? 疑問を解消してテーピングを行い、野球肩の回復をサポートしましょう。 テーピングしたまま寝ても問題ない? テーピングをしたまま寝ることは、基本的におすすめしません。 長時間テープを貼り続けると、肌がかぶれたり、血行が悪くなったりする可能性があります。 どうしても痛みが強く、夜間もサポートが必要な場合は、医療機関に相談してサポーターなどの別の手段を検討しましょう。 テーピング用テープでおすすめのものは? 野球肩のテーピングには、キネシオロジーテープがおすすめです。 キネシオロジーテープは、伸縮性があり肌に優しい素材でできています。 運動をする際は粘着力が強いものを選ぶなど、用途に合わせて選択しましょう。
2025.10.31 -
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捻挫して歩けるけど痛い場合は、症状のチェックが必要です。 軽度の捻挫は安静や湿布で治療できますが、重度になると後遺症を引き起こす恐れがあります。 しかし、仕事や家事を休めない事情から、痛みを我慢している方もいらっしゃるのではないでしょうか。 捻挫は靭帯断裂をともなうケースがあるので、症状によっては手術の可能性も。 本記事では、捻挫したときの応急処置や、治療方法の種類などをわかりやすく解説します。 手術不要の「再生医療」も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。 足首を捻挫して歩けるけど痛い時の重症度をチェック 足首を捻挫したときは、症状がどの程度のレベルなのか見極めが必要です。 捻挫の症状は以下の3段階に分かれており、重度の場合は靭帯断裂などの恐れがあります。 捻挫の重症度 主な症状 軽度(1度) ・靭帯がわずかに伸びており、関節にも大きな影響がない状態 ・痛みが軽いため歩行は可能だが、スポーツは困難 中等度(2度) ・靭帯の部分断裂により、強い痛みを感じる状態 ・足首が不安定になるため、歩行の際にはサポーターなどが必要 重度(3度) ・靭帯が完全に断裂した状態 ・外側のくるぶしが大きく腫れ、内出血で青あざができる ・強い痛みと可動域の制限により、歩行や運動が困難 軽度の捻挫は1~2週間程度で痛みがやわらぐため、「この程度なら病院に行く必要はないだろう」と考えがちです。 しかし、靭帯が伸びたままでは足首が不安定になり、捻挫を繰り返してしまう恐れも。 靭帯の断裂は出術の可能性があるので、中等度や重度の捻挫になったときは、整形外科などの診察を早めに受けておきましょう。 捻挫して歩けるけど痛い時の応急処置 捻挫の症状が「歩けるけど痛い」や「腫れている」場合は、RICE処置を実践してみましょう。 RICE処置はRest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字を取ったもので、以下のように患部を手当てします。 RICE処置の種類 処置方法 目的 Rest(安静) 足首を動かさないように横になる、または椅子に腰かける。 靭帯や血管、神経の損傷を防止する。 Icing(冷却) 氷嚢(ひょうのう)や保冷材などで患部を冷やす。 足首の痛みや腫れ、内出血を抑える。 Compression(圧迫) 包帯やテーピングで足首を固定・圧迫する。 痛みを緩和し、腫れや内出血の進行を抑える。 Elevation(挙上) 足首を心臓よりも高い位置に保つ。 足首の内出血を抑える。 足首の冷やし過ぎは凍傷になる恐れがあるので、氷嚢などを長時間当てないように注意してください。 Elevation(挙上)の際には仰向けになり、足首をクッションに乗せるとよいでしょう。 ただし、RICE処置は捻挫の初期対応に過ぎないため、靭帯や神経などが修復されるわけではありません。 捻挫の痛みが強く、腫れ方もひどいときは、医療機関の治療をおすすめします。 捻挫を防ぐ日常生活の注意点とNG行動 捻挫は足をひねったときや、足をくじいたときに受傷する場合があります。 いつもと変わらない動作でも、状況によっては捻挫のリスクを高めるため、日常生活では以下のNG行動に注意が必要です。 スポーツを始める際にはストレッチを行い、十分にウォーミングアップする必要があります。 急なスポーツの再開も捻挫を引き起こしやすいので、アキレス腱伸ばしなどのストレッチや、軽いランニングで関節をほぐしておきましょう。 飲酒後は歩行は足をひねりやすいため、階段や玄関などの段差にも要注意です。 大きなサイズの靴を履いている場合も、わずかな段差でつまづいてしまう可能性があります。 足首を捻挫したときの治療方法 足首を捻挫した場合、一般的には以下の治療方法を用います。 捻挫の重症度が軽度や中等度であれば、保存療法や運動療法で回復を目指します。 重症化した捻挫は手術する可能性があるため、以下を参考に治療方法の違いを理解しておきましょう。 保存療法 保存療法とは、手術を行わずに患部を治療する方法です。 捻挫の場合はRICE処置を行い、足首を装具などで固定して機能の回復を図ります。 症状によっては鎮痛剤を服用する場合があるので、痛みが強いときは医師に伝えておきましょう。 保存療法で捻挫を治療すると、症状が軽度であれば1~2週間程度、中等度の場合は2~6週間程度で回復を見込めます。 ただし、重度の捻挫には効果を期待できないため、靭帯の完全断裂などを引き起こしている場合は、手術の検討が必要です。 運動療法 運動療法とは、関節の動きや筋力を回復させるため、ストレッチやエクササイズなどを行う治療方法です。 捻挫の受傷直後は保存療法を行い、痛みが引いたら運動療法に切り替えます。 具体的には、関節の可動域を広げるストレッチや、チューブを使った筋力トレーニングなどを取り入れ、足首の機能回復を目指します。 治療期間は軽度の捻挫で数週間程度、中等度は2~3カ月、重度の場合は3~6カ月程度かかるので、根気強く続けていきましょう。 手術療法 捻挫における手術療法とは、切れた靭帯を縫合する治療方法です。 保存療法や運動療法で改善がみられなかった場合は、手術療法を検討する必要があります。 ただし、術後は2~3週間程度の入院期間があるため、多忙な方には難しい選択肢です。 捻挫を何度も繰り返している場合は、可動域制限などの問題を解消できない可能性も。 手術するかどうかは慎重な判断が求められるため、医師と話し合って決めるとよいでしょう。 捻挫が長引く場合の対応と再発予防法と再生医療という選択肢 捻挫は靭帯の緩みや軟骨損傷を引き起こしやすいため、一度受傷すると、クセになる可能性があります。 また、捻挫が長引いてしまうと、仕事や私生活に支障をきたし、アスリートの場合は選手生命に関わる恐れも。 足首の捻挫を繰り返さないためには、以下の再発予防法を実践し、再生医療も検討してみてください。 捻挫の再発予防法 捻挫が長引いたときや、何度も捻挫を繰り返している場合は、以下の再発予防法を実践してみましょう。 足指などの筋力が低下していると、歩行の際につまずきやすいため、運動療法の際には筋力アップを意識する必要があります。 ただし、急激な運動は腱や筋肉を痛める可能性があるので、関節をほぐす軽いストレッチが必要です。 靴は足にフィットしたものを選び、靴底が高いハイヒールなどは避けておきましょう。 歩くときは足裏全体で着地し、つま先で蹴るように足を離すと、足首の動きが安定します。 また、疲れが溜まっていると、歩行の際につま先が上がらず、わずかな段差でもつまづく恐れも。 疲労を感じたら運動を控え、体力の回復に努めましょう。 再生医療という選択肢 再生医療とは、幹細胞の働きにより、損傷した靭帯などを修復する治療方法です。 治療の際には脂肪から幹細胞を抽出し、患部に直接注射するため、手術を必要としません。 また、自分の幹細胞を活用すると、アレルギー反応や免疫反応が起きにくいため、後遺症などのリスクを低減できます。 再生医療は膝の痛みや腰痛、変形性股関節症などにも活用できますが、最新の医療技術なので、聞いたことがない方もいらっしゃるでしょう。 より詳しく再生医療を知りたい方は、ぜひリペアセルクリニックにご相談ください。 リペアセルクリニックには以下の特徴があるため、捻挫の根本的な治療を目指せます。 損傷した靭帯や軟骨などを修復すると、プロスポーツへの復帰も可能です。 手術や入院を避けたい方は、再生医療も選択肢に入れておきましょう。 【まとめ】捻挫したままの歩行は要注意!早期に医療機関の診察を受けることが重要 捻挫の痛みを我慢して歩行や運動を続けると、足首の関節に障害が残る恐れがあります。 忙しい方は治療をためらいがちですが、捻挫は初期対応が重要です。 痛みが強く、腫れも大きいときは、早めに整形外科などで治療を受けておきましょう。 すでに捻挫が重症化しており、靭帯断裂などを引き起こしている場合は、再生医療も選択肢の一つです。 手術以外の治療方法で足首の機能を取り戻したい方は、ぜひリペアセルクリニックにご相談ください。
2025.09.30 -
- スポーツ医療
スポーツだけでなく、日常生活でも多く起きてしまう「足首捻挫」 痛いものの歩ける場合、「病院に受診した方が良いの?」と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。 そこでこの記事では、重症度を自己判断できる捻挫のセルフチェックリストや受診の目安をご紹介します。 この記事を読んでわかること 捻挫のセルフチェックリスト 捻挫の受診目安 捻挫の応急処置やNG行動 捻挫の重症度を判断するセルフチェックリスト 捻挫の重症度を判断するセルフチェックリストは、以下のとおりです。 チェック内容 目的 痛みの強さ 日常生活に支障があるほど痛いと重症度が高い 腫れや熱・内出血があるか 強い場合、重症度が高い可能性 押して痛い箇所があるか 重症度が高いほど押して痛い箇所が多い 骨を押して激痛なら骨折の可能性 立って体重を乗せられるか できない場合、重症度が高い可能性 体重をかけて歩けるか 4歩以上歩けない場合、骨折の可能性 足首を捻った場合捻挫だけでなく、骨折の可能性もあります。 重い捻挫や骨折の場合、痛みが強く腫れや内出血があり、体重をかけられないことが特徴です。 こちらのセルフチェックを利用して、重症度が高いもしくは骨折が疑われるなら受診を検討してください。 なお、重症度ごとの症状や受診の目安は次項以降で解説しています。 捻挫の重症度と症状をご紹介 そもそも捻挫とは、足首を捻ることで足首を支える靭帯の損傷が起きる外傷です。 捻挫は靭帯の損傷レベルによって重症度がⅠ〜Ⅲ度に分類されます。 Ⅰ〜Ⅲ度の靭帯状態と症状については以下の表にまとめました。 捻挫の重症度 靭帯の状態 症状 日常生活への影響 Ⅰ度 微細な損傷 ・軽度の腫れ、痛み ・ほぼ正常に動かせる ほぼなし Ⅱ度 部分断裂 ・腫れと内出血がある ・動かすと痛い 痛みで歩きにくい Ⅲ度 完全断裂 ・強い腫れと内出血 ・痛みで体重を乗せられない ・関節がグラグラする 歩行が困難 Ⅰ度では日常生活に支障はありませんが、Ⅱ度を超えると支障が出る可能性があります。 また、「慢性足関節不安定症」や「変形性足関節症」などの後遺症に至るかもしれません。 日常生活の困難感や後遺症リスクを軽減するためにも、重症度に応じた処置がとても大切です。 なお、捻挫の後遺症については以下の記事で解説していますので、気になる人はご確認ください。 病院に行く目安となる捻挫の症状3選 捻挫後に出る以下の症状は、病院を受診する目安となる症状です。 これらの症状があるにもかかわらず受診しなかった場合、治癒が遅くなったり後遺症が発症したりするリスクが高くなります。 リスクを軽減できるように、最後までご確認ください。 骨折の疑いがある 足首の捻挫ではなく、骨折だった場合にはすぐに病院に受診すべきです。 骨折かどうか自分で判断するためには、「Ottawa Ankle Rules(オタワアンクルルールズ)」をご活用ください。 この項目が1つでも当てはまれば骨折の可能性があります。 その場合には、可能な限り早く病院を受診しましょう。 強い圧痛や腫れ・熱などがある 強い圧痛や腫れ・熱がある場合、大きな炎症が起きている可能性があります。 強い炎症は骨折や、捻挫のⅡ度以上でみられる症状です。 骨折やⅡ度以上の捻挫を放置すると、後遺症のリスクが高くなります。 そのため、強い圧痛や腫れ・熱が見られる場合には無理せず受診した方が良いでしょう。 歩けない・体重をかけられない 歩けない・体重をかけられない場合も受診した方が良いサインです。 このケースでも骨折やⅢ度損傷など重症が疑われます。 そのため、できるだけ早く受診してください。 捻挫した後にすべき応急処置とNG行動 万が一捻挫した場合、以下の行動を意識してください。 これらは捻挫の治癒を早めるために重要です。 最後までチェックして今後の捻挫に備えてみましょう。 捻挫したらPOLICE処置をしよう! 捻挫したらまずは「POLICE処置」を実行してください。 POLICE処置とは捻挫後の炎症を抑えるための応急処置で、5つの行動の頭文字をまとめた行為です。 方法は以下の表をご参照ください。 概要 処置の内容 Protection(保護) シーネやギブスなどで関節が動かないように固定する Optimal Loading(最適な負荷) 早期から可能な範囲で負荷をかけて組織の再生を促し、関節可動域を保つ Ice(冷却) 怪我した部位を冷やして炎症を抑える Compression(圧迫) 怪我した部位を圧迫して腫れ・むくみを抑える Elevation(挙上) 怪我した部位を心臓より高く挙げ、腫れ・むくみを抑える このように、怪我した部位を保護しつつ動かせる範囲で動かして組織の修復を促す考え方がPOLICE処置です。 安静にするだけでは怪我した部位の筋力が下がったり、固まって動く範囲が狭くなったりする可能性があります。 そのため捻挫直後は痛くない範囲で軽く体重をかける、足の指を動かすといった行動も意識してください。 捻挫したときのNG行動をご紹介 先ほどPOLICE処置で炎症を抑えられる可能性をご紹介しました。 逆に、以下の行動は炎症を強めてしまう可能性があるため注意しましょう。 これらの行動は足首への血流が良くなりすぎるため、炎症を強める可能性があります。 そのため、炎症が落ち着くまでは控えた方が良いでしょう。 捻挫したときの治療方法とは? 捻挫したときの治療方法には、以下のような内容があります。 これらは捻挫の治癒を早めたり、後遺症リスクを軽減したりするために重要です。 ぜひ最後までご確認ください。 靭帯を保護する筋肉やバランスの強化 捻挫で足首の靭帯を損傷すると、足首の支えが弱くなります。 そのため、靭帯を保護してくれる筋肉やバランスの強化が大切です。 具体的には、以下のような方法があります。 足の指でタオルを手繰り寄せる 立って踵上げをする 不安定な床で立つ 片足で立つ このような練習を、痛くない範囲で行なっていきましょう。 ハイカットの靴やインソールなどの利用 自身の筋肉だけでなく、ハイカットの靴やインソールの使用も効果的な可能性があります。 このような道具は、関節や筋肉の機能を高めてくれるツールです。 ハイカットの靴:足首の安定性向上 インソール:足指や足首周囲の筋肉機能向上 きちんと使いこなせば足首の機能向上が期待できるので、上手に活用しましょう。 繰り返す捻挫には再生治療という選択肢もあり! 捻挫で損傷した靭帯は治りにくいため、捻挫の治療は靭帯を助けてくれる組織の強化が基本です。 しかし、繰り返す捻挫に対しては限界があります。 そのようなケースでは、靭帯自体を再生させる「再生医療」が有効かもしれません。 靭帯を再生させれば関節の機能も元に戻り、繰り返す捻挫の予防につながる可能性があります。 そのため、もし捻挫を繰り返す場合には当院でも行なっている「再生医療」をご検討ください。 捻挫に関してよくある質問 捻挫に関してよくある質問をまとめました。 捻挫の治療期間はどのくらいですか? 捻挫の治療期間は捻挫の重症度により異なります。 重症度 治癒期間目安 Ⅰ度 2週間~4週間程度 Ⅱ度 3週間~6週間以上 Ⅲ度 3ヶ月~6ヶ月以上 捻挫した後にすべき応急処置とNG行動でご紹介した応急処置など適切な対応をすればもっと短くなる可能性もあります。 とはいえあくまで目安としてご参照ください。 足を捻って捻挫したとき、何科を受診すれば良いですか? 足首の捻挫は整形外科を受診してください。 このとき、MRIやエコーがある整形外科をおすすめします。 MRIやエコーがあれば、足首の靭帯の状態を詳細に検査できるためです。 そのため、可能な限りMRIやエコーがあるかHPなどでチェックしましょう。 【まとめ】捻挫したら適切な処置をして受診しよう 捻挫をした後のチェックリストや応急処置をまとめました。 ポイントは以下のとおりです。 捻挫をしたらまず重症度のセルフチェック 受診の目安を満たしていたら整形外科を受診 応急処置にはPOLICE処置をしてNG行動を取らない 捻挫で損傷した靭帯は治りにくい組織です。 そのため放置すると後遺症リスクがあります。 まずは症状をセルフチェックして、適切な行動をとるようにしましょう。 なお、当院でも行なっている再生医療であれば、治りにくい靭帯も再生できる可能性があります。 捻挫を繰り返している人は対象となる可能性がありますので、気になる人はお気軽にお問い合わせください。
2025.09.30 -
- スポーツ医療
アキレス腱断裂で歩行が難しくなり「いつ歩けるまでに回復するのだろうか?」と不安に感じている方も、多くいらっしゃるかと思います。 回復期間は治療方法によって異なりますが、最短で3カ月程度、一般的には6カ月程度が目安です。 しかし、アキレス腱は再断裂の可能性があるため、スポーツなどを再開する際は十分なリハビリ期間も必要です。 アキレス腱断裂を治療する際は、いつ頃、何ができるようになるのか把握しておきましょう。 本記事では、アキレス腱断裂から歩けるまでの期間や、再断裂の防止方法などをわかりやすく解説します。 治療期間の短縮を目指したい方に向けて、再生医療についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 アキレス腱断裂から歩けるまでの期間【一般的な目安】 アキレス腱断裂から歩けるまでの期間は、手術療法で3カ月程度、保存療法は6カ月程度が目安です。 手術療法でアキレス腱を縫合すると、完全断裂でも3カ月程度で歩ける場合があります。 術後1~2週間程度は足首を装具(ギプスなど)で固定し、回復状況をみながら歩行訓練や筋トレーニングを取り入れます。 保存療法も足首を固定しますが、手術療法よりも装具の装着期間が長いので、歩けるまでには6カ月程度が必要です。 治療方法の選択に迷ったときは、医師とじっくり話し合ってみましょう。 手術療法と保存療法の違いや歩けるまでの平均週数 アキレス腱断裂を治療する場合、普通に歩けるまでの期間には平均週数の目安があります。 装具が取れてから歩けるまでの平均週数や、治療の過程は以下のようになっています。 治療方法 歩けるまでの平均週数 治療の過程 手術療法 6~8週間程度 【非荷重】 術後2週間程度は足首を装具で固定し、歩行の際には松葉杖を使って荷重を避ける。 【部分荷重】 3~5週間目はヒール付きの装具を使用し、部分的に荷重する。 【全荷重】 6~8週間目は装具を外し、アキレス腱に全荷重して歩行訓練などを行う。 【装具オフ】 回復状況が良好であれば、8週間経過後に装具を外す。 保存療法 8~10週間程度 【非荷重】 治療開始から2週間程度は足首を装具で固定し、歩行の際には松葉杖を使って荷重を避ける。 【部分荷重】 3~5週間目は装具の角度を調整し、部分荷重をかける。 【全荷重】 6~8週間目はヒールがない装具を装着し、アキレス腱に全荷重する。回復状況によっては10週間目まで全荷重する。 【装具オフ】 10週間経過後に装具を外す。 治療の最終段階では装具を外しますが、足首への負荷には注意が必要です。 足首を固定している間は筋力が低下し、可動域も狭くなっているため、急激な運動は避けておきましょう。 アキレス腱断裂から生活動作を再開する時期 アキレス腱断裂の治療が進むと、以下の生活動作やスポーツが可能となりますが、再開時期に注意が必要です。 ここからは、歩行やスポーツをいつ頃再開できるのか、具体的な時期をみていきましょう。 歩行などの再開時期 歩行や階段の昇降、しゃがむなどの動作は装具が取れた時点で再開できます。 手術療法では3カ月程度、保存療法は6カ月程度で生活動作が可能となるため、仕事や家事への影響も少なくなります。 ただし、一度切れたアキレス腱は再断裂のリスクがあるので、赤ちゃんを抱いて階段を昇るなど、足首への大きな負荷には要注意です。 しばらくの間はリハビリを続け、アキレス腱の回復状況を医師に診断してもらいましょう。 スポーツの再開時期 装具が取れる時期になると、基本的にはスポーツを再開できます。 アキレス腱断裂の治療中は筋力が低下するため、装具が取れたら軽い運動を始めるとよいでしょう。 ただし、体が激しくぶつかり合うサッカーやラグビー、ジャンプと着地を繰り返すバレーボールなど、スポーツによっては足首に大きな負荷がかかります。 ハードなスポーツを再開するときは、必ず医師に相談しておきましょう。 アキレス腱の再断裂を防ぐ治療方法 アキレス腱断裂を治療した場合、6~8週間後に再断裂するケースが多くなっています。 装具が取れる時期と重なるため、仕事やスポーツへの復帰を目指す際は、再断裂を防ぐ治療方法が必要です。 何気ない動作が再断裂につながる恐れもあるので、以下の「やってはいけないNG行為」にも注意しましょう。 運動療法やストレッチ アキレス腱の再断裂を防止する際は、以下の運動療法やストレッチなどが効果的です。 アキレス腱の再断裂防止方法 具体的なメニュー 運動療法 ・カーフレイズ(かかとの上げ下げ) ・バランスボードを使ったバランス訓練 ・ハーフスクワット ・軽いジャンプやランニング ストレッチ ・運動前のアキレス腱伸ばし ・足首をゆっくりと回して柔軟性を高める 食事の改善 以下の栄養素を多めに摂取する ・ビタミンC(柑橘類やブロッコリーなど) ・コラーゲン(鶏軟骨や牛スジなど) ・鉄分(レバーや赤身肉など) ・亜鉛(納豆やチーズなど) 靴の改善 ッション性が高く、足の形にフィットした靴を選ぶ 運動療法では少しずつ負荷をかけ、ふくらはぎなどの筋力を強化します。 ストレッチもアキレス腱の再断裂を防ぐ効果があるため、徐々に可動域を広くしていきましょう。 ビタミンCやコラーゲンなどの栄養素を多めに摂取すると、アキレス腱の強化につながります。 足の形にフィットした靴を選んでおけば、つまづきや転倒のリスクが低くなり、アキレス腱の再断裂を防止する効果があります。 やってはいけないNG行為 アキレス腱断裂が歩けるまで回復したら、以下のNG行為に注意しましょう。 ウォーミングアップなしの急激な運動や、過度な筋力トレーニングはアキレス腱の再断裂リスクを高めます。 ジャンプや着地も足首に大きな負荷がかかるため、バドミントンやバスケットボールなどの再開には注意が必要です。 また、サイズの大きな靴を履くと、歩行時の着地で足をひねったり、わずかな段差でつまづいたりする恐れがあります。 装具が取れてもしばらくはリハビリを続け、アキレス腱が切れる前の状態に近づけていきましょう。 アキレス腱断裂に再生医療を用いる選択肢 再生医療とは、幹細胞の働きにより、断裂したアキレス腱などを修復する治療方法です。 具体的には自分の脂肪から幹細胞を抽出し、体外で培養して患部に注入するため、以下のメリットがあります。 再生医療は通院のみで治療するため、手術や入院が不要となり、治療期間の短縮も可能です。 また、再生医療は患部を切開しないので、手術に伴う合併症や、感染症のリスクを低減できます。 治療期間を短縮しつつ、手術や入院を避けたい場合は、再生医療を選択肢に入れてもよいでしょう。 より詳しく再生医療を知りたい方は、リペアセルクリニックにご相談ください。 リペアセルクリニックには再生医療の専門医が在籍しており、初めての方は無料でカウンセリングを受けられます。 また下記ではリペアセルクリニック大阪院の再生医療により、足関節の悩みを克服し歩けるまでの改善が早まった症例も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 【まとめ】アキレス腱断裂は歩けるまでに時間がかかる!再生医療の検討も重要 アキレス腱断裂を治療する際は、まず歩けるまでの期間を把握しておきましょう。 回復時期は治療方法によって異なりますが、いつ頃歩けるのかわかれば、仕事やスポーツ復帰への目途が立つので安心です。 ハードなスポーツを再開する場合、根本治療が欠かせないため、再生医療も重要な選択肢となります。 再生医療をより詳しく知りたい方や、早く治す方法を探している方は、ぜひリペアセルクリニックの無料相談をご活用ください。
2025.09.30 -
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指をどこかにぶつけたり、スポーツ中に突き指をしてしまった時、「これってただの突き指?それとも骨折?」と不安になりますよね。 そんな疑問を解決するために、本記事では突き指と骨折を見分けるための重要な5つのポイントと正しい対処法、そして適切な治療方法をわかりやすく解説します。 新しい治療方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。 突き指(捻挫)と骨折の見分け方は? 結論から言うと、突き指と骨折を自分で完全に判断するのは難しいです。 指の腫れや痛みは、どちらの場合でも起こりうるケースが多いためです。 ただし、以下のサインが1つでも見られる場合は、骨折している可能性が非常に高いため、すぐに整形外科を受診しましょう。 指が不自然な方向に曲がっている 特定の箇所を押すと激痛が走る 内出血が広範囲に広がっている 指がまったく動かせない、または動かそうとすると激痛が走る 指先が痺れている、冷たくなっている まず、指の変形が最も分かりやすいサインです。 指が不自然な方向に曲がっていたり、関節がずれているように見える場合は、骨折の可能性が非常に高いです。 また、ただの突き指は関節全体がぼんやり痛むのに対し、骨折の場合は骨の特定の箇所を押した時に、強い激痛が走ります。 さらに、腫れや内出血の程度も重要な判断材料です。 骨折の場合、腫れが著しく、内出血が広範囲に広がり紫色になることが多いです。 そして可動域もチェックしましょう。骨折の場合は、痛みが強すぎて指を動かせない、または動かそうとすると激痛が走ります。 もしこれらの症状が1つでも当てはまる場合は、自己判断で放置せず、すぐに整形外科を受診してください。 指を骨折した時の正しい応急処置とやってはいけないこと 指を骨折した際は、正しい応急処置が重要です。 まずは以下のPOLICE処置を行いましょう。 Protection(保護):副木やテーピングで指を固定する OL(最適負荷):無理のない範囲で動かす Ice(冷却):タオルでくるんだ氷で冷やす Compression(圧迫):包帯などで軽く圧迫する Elevation(挙上):心臓より高い位置に保つ POLICE処置は損傷部位の悪化を防ぎ、早期回復を促します。 専門医の診断を受ける前に、まずこの処置を実践しましょう。 逆に、絶対にやってはいけないのは、自己判断で指を引っ張ったり、元に戻そうとすることです。 無理やり引っ張ることで、指の神経や血管を傷つける危険があります。 また温めると腫れが悪化するため、患部を温める行為も避けてください。 少しでも不安がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 指を骨折した時の適切な治療方法 指を骨折した時の適切な治療方法は、以下の通りです。 保存療法 手術療法 再生医療 保存療法、手術療法、再生医療、どの治療法が適切かは骨折の程度によって異なります。 専門医に相談し、ご自身に最適な治療法を選びましょう。 保存療法 突き指や骨折の症状が軽度で、手術の必要がないと判断された場合に行われるのが保存療法です。 主な治療法は、以下の通りです。 治療法 目的 方法 ギプス固定 骨折部位を完全に固定し、正しい位置で骨が癒合するのを促す 石膏やプラスチック製の素材で、患部を覆って硬化させる 副木(スプリント)固定 骨折した指や関節を簡易的に固定し、不必要な動きを防ぐ アルミニウムやプラスチック製の板を当て、包帯やテープで固定する バディテーピング 患部を隣の健康な指に固定し、動きを制限することで保護する 伸縮性のあるテープで、骨折した指と隣の指を一緒に巻きつける 保存療法中は医師の指示に従い、固定期間を守りましょう。 自己判断で外したり、無理に動かしたりすると、回復が遅れるリスクがあります。 固定が取れた後も、指の可動域を回復させるためのリハビリテーションが欠かせません。 手術療法 骨が大きくずれている場合や、関節にまで損傷が及んでいる場合は、手術が必要となる場合があります。 指の骨折による主な手術療法は、以下の通りです。 手術療法 特徴 経皮的鋼線固定術 皮膚の上からワイヤーを刺し、骨を固定する プレート固定術 骨にプレートやスクリューを直接取り付けて固定する 髄内釘固定術 骨の中に金属製の棒(髄内釘)を挿入して固定する 手術では骨折した部位を直接見ながら整復するため、保存療法よりも正確な位置に戻すことが可能です。 固定には、ワイヤー・ピン・スクリュー・プレートなどが用いられ、骨がしっかりとくっつくまで安定させます。 手術後は保存療法と同様に患部を固定し、その後はリハビリテーションを行うことで、指の可動域や筋力を回復させます。 手術は早期の社会復帰やスポーツ復帰が期待できる一方、麻酔や感染症などのリスクも伴います。 再生医療 近年、骨折治療の新しい選択肢として再生医療が注目されています。 再生医療とは患者さん自身の細胞や組織を使い、損傷した部位の再生・修復を促す治療法です。 特に自身の血液から採取したPRP(多血小板血漿)や幹細胞を用いた治療は、骨の癒合を加速させ、痛みの緩和や機能回復を早める効果が期待されています。 「できるだけ早く治して仕事やスポーツに復帰したい」「手術後の回復をもっと早めたい」という方にとって、再生医療は有効な選択肢となり得るでしょう。 リペアセルクリニック大阪院での骨折治療の症例 リペアセルクリニック大阪院では、骨折の治療に再生医療を取り入れています。 過去には激しい痛みを伴う骨折に対し、患者さん自身の血液から抽出したを患部に注入する治療を行い、回復が促進された症例があります。 この治療は、組織の修復を促す成長因子を豊富に含む多血小板血漿を活用することで、骨折部位の自然治癒力を高めます。 ご自身の症状に再生医療が適応するかどうか、より詳しく知りたい方は、ぜひ下記のページをご覧ください。 不安な場合は迷わず専門医に相談を 突き指の症状だけで、骨折かどうかを自宅で判断することは困難です。 変形・腫れ・内出血・可動域をチェックする 少しでも違和感がある場合は医療機関を受診する POLICE処置により早期回復が期待できる 指の骨折には主に保存療法・手術療法が選択される 再生医療という選択肢もある 少しでも「もしかして骨折かも?」と不安に感じたら、すぐに医療機関を受診しましょう。 正しい診断と治療を受けることで、指の変形や可動域の制限といった後遺症を防ぐことができます。 また、リペアセルクリニックでは再生医療という新しい選択肢を提案しています。 ご自身の細胞を使って損傷した組織の修復を促すことで、早期のスポーツ復帰を目指すことが可能です。 後悔のない治療選択のためにも、まずは当院へお気軽にご相談ください。
2025.09.30 -
- ひざ関節
- スポーツ医療
「朝のランニングで、膝の外側にズキッとした痛みが走る」 「走り始めは大丈夫なのに、距離を重ねると膝の外側が痛くなってくる」 このような症状でお悩みの場合、その痛みはランナー膝の可能性があります。 ランナー膝はランナーの多くが経験するスポーツ障害で、放置すると慢性化し、最悪の場合は大会への参加を諦めざるを得なくなることもあります。 本記事では、ご自身でできるランナー膝のセルフチェック方法をはじめとして、症状の原因や治療法を詳しく解説します。 ご自身の状態を正しく理解し、つらい痛みから解放されるための第一歩として、ぜひお役立てください。 また、現在リペアセルクリニックでは、スポーツ障害の根本的な改善が期待できる「再生医療」に関する情報をLINEにて配信中です。 \慢性的な膝の痛みの改善を目指せる再生医療とは/ 【こんな方は再生医療をご検討ください】 慢性化した痛みで、ランニングへの復帰を諦めている 従来の治療方法では、十分な効果が得られていない 手術はできるだけ避けたいと考えている 慢性化した痛みへ、従来の治療方法とは異なる選択肢に興味がある方は、以下からご登録ください。 その膝の痛みはランナー膝かも?3つのセルフチェック方法 ランニング中の膝の外側に痛みを感じる場合、いくつかの特徴的な症状を確認することで、ご自身でランナー膝(腸脛靭帯炎)の可能性をある程度判断が可能です。 以下のポイントに一つでも当てはまるものがあれば、ランナー膝の可能性があります。 膝の外側(骨の出っ張り周辺)を押すと痛い 膝を30度ほど曲げた状態で痛みが出る 安静時は痛くないが、走り出すと痛みが再発する ご自身の症状と照らし合わせながら、一つずつ確認していきましょう。 膝の外側(骨の出っ張り周辺)を押すと痛い 膝の外側にある骨の出っ張りを指で押したときに、はっきりとした痛みを感じる場合、ランナー膝の典型的なサインと考えられます。 この場所は、専門的には大腿骨外側上顆(だいたいこつがいそくじょうか)と呼ばれ、腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)が付着する部分です。 ランニング動作によって、この部分で腸脛靭帯の圧迫や摩擦が繰り返されることで、炎症が起きて痛みが生じます。 膝のお皿のやや外側にある、骨が出っ張っている部分を指で優しく押してみて、痛みを感じるかどうかを確認してみてください。 膝を30度ほど曲げた状態で痛みが出る 膝を軽く曲げ伸ばしした際、特定の角度(約30度)で痛みが誘発されるのも、ランナー膝にみられる特徴の一つです。 この角度は、腸脛靭帯が大腿骨外側上顆の上を通過するタイミングにあたり、靭帯の緊張が最も高まることで痛みが出やすくなります。 特に「階段を下りる」「坂道を下る」といった動作で、この痛みを感じやすいかもしれません。ご自宅で簡単に確認できる「グラスピングテスト」という方法もあります。 これらのテストで痛みが誘発される場合、症状を悪化させないよう注意深く対処を進めると良いでしょう。 安静時は痛くないが、走り出すと痛みが再発する 安静にしていると痛みが和らぐのに、走り始めると再び痛み出すという症状の出方も、ランナー膝を判断するうえでの重要なポイントです。 この症状は、進行度によって現れ方が少しずつ変化します。 症状 状態 初期症状 ランニングの開始直後は痛むものの、身体が温まってくると痛みが軽くなる、あるいは消える。しかし、走り終わって身体が冷えると再び痛み出す。 進行した症状 ランニング中、常に痛みが続くようになる。さらに悪化すると、歩行や階段の上り下りといった日常生活の動作でも痛みを感じるようになる。 初期症状の段階で「温まれば大丈夫」と走り続けてしまうと、症状が進行し、回復が長引く原因にもなりかねません。 早めに気づいて対処することが、早期復帰への近道です。 ランナー膝でやってはいけないこと ランナー膝を一日でも早く治すためには、回復を妨げる可能性のある行動を避けることが欠かせません。 良かれと思って続けている習慣が、実は症状を悪化させているケースも少なくないのです。 痛みを我慢して走り続ける 痛い部分をフォームローラーなどで強く圧迫する 完全に動かない「絶対安静」 特に上記の3つの行動は回復を遅らせる代表的な例と考えられますが、なぜこれらの行動を避けるべきなのか、その理由を一つずつ解説していきます。 痛みを我慢して走り続ける 痛みを我慢して走り続けることは症状を悪化させ、回復を長引せる最も避けるべき行動です。 「これくらいの痛みなら大丈夫」という判断が、結果的にランニングから遠ざかることになりかねません。 痛みを無視して走り続けることには、以下のような複数のリスクが伴います。 走りたいという気持ちを抑え、休む選択をすることが最終的に早期復帰への一番の近道となるでしょう。 痛い部分をフォームローラーなどで強く圧迫する 痛んでいる膝の外側をフォームローラーなどで直接強く圧迫することは、かえって回復を妨げる可能性があります。 セルフケアを行う際は、圧迫する「場所」と「強さ」を意識することが、回復を後押しします。 近年の研究では、ランナー膝の痛みは、靭帯と骨の間にある組織が圧迫されて炎症を起こす「圧迫説」も有力です。 そのため、ケアの対象とアプローチ方法を次のように整理すると良いでしょう。 ケアする部位 アプローチのポイント 膝の外側(痛む場所) 炎症を起こしている可能性があるため、直接の強い圧迫は避ける。アイシング(冷却)が中心。 周辺の筋肉(臀部・太もも) 痛みの根本原因となっている筋肉の緊張をほぐすことが目的。こちらを優しくマッサージする。 このように、痛む場所そのものではなく、その原因となっているお尻や太ももの筋肉を優しくほぐすことを意識してみてください。 完全に動かない「絶対安静」 痛みが強い時期の安静はもちろん必要ですが、長期間にわたって全く動かない「絶対安静」はかえって筋力低下を招き、スムーズな復帰を妨げる要因になり得ます。 回復を促すには、痛みのない範囲で動くことも大切です。 「絶対安静」と、推奨される「相対的安静」には、以下のような違いがあります。 絶対安静 相対的安静 主な目的 痛みの即時的な鎮静 筋力や機能を維持しながら回復を促す 身体への影響 筋力低下や関節の硬化を招きやすい 血行が促進され、回復を早める効果が期待できる デメリット 回復後の再発リスクが高まる 痛みを悪化させない注意深い運動選択が求められる 具体例 全く運動しない ウォーキング、水泳、痛みのない範囲でのストレッチ 痛みの様子を見ながら、膝への負担が少ない運動から少しずつ取り入れていくと良いでしょう。 ランナー膝の治し方|自宅でできる4つのステップ ランナー膝の回復には、痛みの段階に応じたアプローチを順序立てて行うことが効果的です。 ステップ 時期 主な目的 ステップ1 急性期(痛み始め) 炎症を鎮め、痛みを最小限に抑える ステップ2 回復期(痛みが軽減) 痛みの根本原因となっている筋肉をほぐす ステップ3 強化期(痛みが消失) 再発しないための筋力をつけ、身体を根本から改善する ステップ4 復帰期(トレーニング再開) 焦らず安全にランニングへ戻る それぞれの段階で何をすべきか、具体的に解説していきます。 まずは炎症を抑える 痛みが出始めた急性期は、なによりもまず炎症を鎮めることに専念します。 この段階では、スポーツ障害の応急処置の基本である「RICE処置」が有効です。 処置 内容 Rest (安静) 痛みを感じるランニングやジャンプなどの運動を中止する。 Ice (冷却) 氷のうなどを使い、痛む部分を15〜20分ほど冷やす。1日に数回繰り返す。 Compression (圧迫) 弾性包帯やサポーターで軽く圧迫し、腫れを抑える。 Elevation (挙上) 患部を心臓より高い位置に保ち、腫れを軽減させる。 特にアイシングは自宅で簡単にできる効果的な処置ですが、冷やしすぎると凍傷のリスクもあるため、1回の冷却は20分以内を目安にしましょう。 痛みが軽減してきたら無理のない範囲でマッサージをする 痛みのピークが過ぎてきたら、ランナー膝の根本原因となっている筋肉の緊張をほぐすようにしましょう。 ただし、痛む膝の外側を直接強くマッサージするのは避けてください。 お尻や太ももの外側の筋肉が硬くなることで、腸脛靭帯が引っ張られて痛みが生じるため、これらの部位をほぐすのもおすすめです。 テニスボールやフォームローラーを使い、お尻の横や太ももの外側を優しくほぐしてみてください。 あくまで「気持ち良い」と感じる程度の強さで行うことが、回復を促すポイントです。 痛みがほぼなくなったら段階的にトレーニングを再開する 痛みが日常生活で気にならなくなったら、再発予防の鍵となる筋力トレーニングを開始します。 ランナー膝は、膝そのものではなく、股関節周りの筋力不足が原因であることが非常に多いのです。 特に、お尻の横にある「中殿筋」を鍛えることが、ランニング中の膝のブレを安定させ、腸脛靭帯への負担を軽減します。 クラムシェル:横向きに寝て膝を曲げ、かかとをつけたまま上の膝を開閉する運動 サイドレッグレイズ:横向きに寝て、上の脚をまっすぐ伸ばしたままゆっくりと上げ下げする運動 ヒップブリッジ: 仰向けで膝を立て、お尻を持ち上げて身体を一直線に保つ運動 これらのトレーニングを無理のない範囲で継続することが、より強く、怪我をしにくい身体作りにつながります。 少しずつ走行距離を増やす トレーニングを続けても痛みが出なくなったら、いよいよランニングを再開しますが、ここで焦りは禁物です。 身体がランニングの負荷に再び慣れるまで、段階的に距離を伸ばしていく必要があります。 安全な復帰プログラムとして、以下の手順を参考にすると良いでしょう。 まずは15〜20分程度のウォーキングから始め、痛みが出ないことを確認する 「ウォーク&ラン」で少しずつ走りを取り入れる(例:ウォーク4分+ラン1分を5セット) 徐々にランニングの時間を増やし、ウォーキングの時間を減らしていく 痛みなく連続で走れるようになったら、走行距離を少しずつ伸ばす 走行距離を増やす際は、前週の総走行距離の10%以内にとどめる「10%ルール」を意識することが、再発を防ぐための安全な目安となります。 ランナー膝の完治までにかかる期間は?何日で治る? ランナー膝が完治するまでの期間は、症状の重症度や対処法の適切さによって大きく変わります。 軽症なら数週間〜1ヶ月・重症化すると数ヶ月かかる場合も 治らない・長引く場合は専門医へ相談する まずはご自身の症状と照らし合わせながら、どのくらいの期間が必要か、そしてどのような場合に専門医を頼るべきかを確認していきましょう。 軽症なら数週間〜1ヶ月・重症化すると数ヶ月かかる場合も ランナー膝の回復期間は一概には言えませんが、症状のレベルに応じておおよその目安を立てることが可能です。 症状のレベル 症状の特徴 回復期間の目安 軽症 ウォーミングアップ中に痛みがあるが、走っていると痛みが消える。走り終わると再び痛む。 2週間〜1ヶ月程度 中等症 ランニング中、常に痛みを感じる。日常生活では大きな支障はない。 1ヶ月〜3ヶ月程度 重症 歩行や階段の上り下りなど、日常生活の動作でも痛みを感じる。 3ヶ月以上かかる場合も 適切なセルフケアを早期に開始することで、回復期間を短縮する効果も期待できます。 一方でこの期間はあくまで一般的な目安のため、無理をしてトレーニングを再開すると、症状がぶり返してさらに長い期間を要することになりかねません。 焦らず、身体の状態と向き合う姿勢が回復への鍵となります。 治らない・長引く場合は専門医へ相談する セルフケアを続けてもなかなか改善しない場合や、痛みが悪化している場合は他の疾患が隠れている可能性も考えられます。 以下のような状況に当てはまる場合は、一度整形外科を受診することをおすすめします。 2週間以上セルフケアを続けても、痛みが全く改善しない 日に日に痛みが強くなっている 安静にしていても膝がズキズキと痛む 膝の曲げ伸ばしが明らかに困難になっている 膝が腫れていたり、熱を持っていたりする 当院(リペアセルクリニック)でも、膝の症状でお困りの方を対象に最先端の医療技術である再生医療を提供しています。 電話でのご相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。 ランナー膝になってしまう原因 ランナー膝の痛みは、単に「走りすぎ」という理由だけで起こるわけではありません。 走りすぎ(オーバーユース)を前提としつつも、身体の使い方やトレーニング内容、そしてランニング環境といった複数の要因が複雑に絡み合っています。 一般的にランナー膝を引き起こす主な原因は、以下のように3つのカテゴリーに分けて整理されます。 カテゴリー 具体的な原因の例 身体的な要因 股関節周りの筋力不足、臀部や太ももの筋肉の柔軟性低下、O脚などの骨格的な特徴 トレーニング内容 急激な走行距離やスピードの増加、坂道や不整地でのトレーニングの多用 環境的な要因 硬いアスファルトでのランニング、クッション性が失われた古いシューズの使用、傾いた路面の走行 これらの要因が一つ、あるいは複数重なることで膝の外側にある腸脛靭帯への負担が増大し、痛みとなって現れます。 ご自身のランニング習慣や身体の状態を振り返り、当てはまる点がないか確認してみてください。 セルフケアでランナー膝が改善しない場合の治療方法 セルフケアを続けても痛みが改善しない、あるいは悪化する場合には、医療機関の受診を検討してください。 それぞれの治療法がどのようなものか、具体的に見ていきましょう。 整形外科で行う一般的な保存療法 整形外科におけるランナー膝の治療は、手術を伴わない「保存療法」が中心となります。 これは、身体に備わっている治癒能力を最大限に引き出すことを目的としたアプローチです。 保存療法には、様々な選択肢があります。 理学療法: 理学療法士の指導のもと、原因となっている筋肉の柔軟性を高めるストレッチや、股関節周りを中心とした筋力強化トレーニングを行う。 物理療法: 超音波や低周波といった物理的な刺激を利用して、痛みの緩和や血行促進を図る。 薬物療法: 炎症を抑えるための消炎鎮痛剤(内服薬)や湿布薬が処方される。 注射療法: 痛みが非常に強い場合に、炎症を強力に抑えるステロイド注射を行うことがある。ただし、腱への影響を考慮し、繰り返し行うことは慎重に判断される。 これらの治療を組み合わせて痛みの根本原因にアプローチしていくことで、症状の改善を目指します。 難治性の場合に検討される外科的治療 非常に稀なケースですが、長期間にわたって保存療法を続けても全く効果が見られない場合には、外科的治療が検討されることもあります。 ただしこれは、あくまで最終的な手段と位置づけられています。 一般的には、少なくとも6ヶ月以上の保存療法を行っても日常生活に大きな支障をきたすほどの痛みが続く場合に、医師と相談の上で判断されることになるでしょう。 手術では、緊張が強くなっている腸脛靭帯の一部を切離し、骨との圧迫を軽減させる処置が行われます。 しかし、ほとんどのランナー膝は保存療法で改善が見込めるため、まずは根気強くリハビリに取り組むことが大切です。 新たな選択肢である「再生医療」 従来の治療法で改善が見られなかったり、手術を避けたいと考えたりする方にとって、 ご自身の細胞の力を活用して損傷した組織の根本的な修復を目指す「再生医療」が、新たな希望となる可能性があります。 痛み止めやステロイド注射は症状を一時的に和らげる対症療法であり、痛みの根本原因が解決されない限り、症状を繰り返してしまうケースは少なくありません。 当院で提供している再生医療は、そのような慢性的なランナー膝に対して、患者さまご自身の脂肪から採取した「幹細胞」を患部に注射することで、腸脛靭帯自体の治癒能力を高める根本的なアプローチです。 従来の保存療法 幹細胞治療 アプローチ 薬の力で「一時的に」炎症を抑える。 自身の細胞の力で組織修復を促し、「根本から」炎症を鎮める。 身体への影響 腱を脆くするなどの副作用リスクがあり、使用回数に制限がある。 自身の細胞を用いるため、アレルギーや副作用のリスクが極めて低い。 期待できる効果 短期的な痛みの緩和。慢性化した場合、効果が限定的になることも。 長期的な痛みの改善と、諦めていたスポーツへの復帰。 これまで完治が難しいとされてきた慢性的な靭帯の炎症に対しても、再生医療は靭帯自体に悪影響を与えることなく、痛みの軽減と組織の再生を促すことが可能です。 活動的な毎日を取り戻すための選択肢として、ぜひご検討ください。 ランナー膝でお悩みなら、ぜひ当院へご相談ください リペアセルクリニックでは、膝の症状への新たな選択肢として再生医療を提供しています。 手術をせずに根本的な改善を目指したい方、従来の治療で満足のいく効果が得られなかった方は、ぜひ一度お問い合わせください。 膝の回復が見込めたマラソンランナーの症例はこちら 当院の「膝の痛み」の再生医療幹細胞治療はこちら ランナー膝の再発予防|見直すべき3つのポイント 痛みがなくなり、無事にランニングを再開できたとしても、根本的な原因が解決されていなければランナー膝は再発を繰り返してしまいます。 二度と辛い痛みに悩まされないためには、以下のポイントが大切です。 以下で詳しく解説していきます。 テーピングの活用で走行時の負担を軽減する ランニングを再開する初期段階や、長距離を走る際には、テーピングを活用することで膝への負担や再発の不安を軽減する効果が期待できます。 テーピングは腸脛靭帯の動きをサポートし、膝関節の安定性を高める役割を果たします。 ここでは、ご自身で簡単にできる基本的な貼り方の一例を紹介します。 テープの準備: 幅5cm程度の伸縮性テープを、膝を伸ばした状態で太ももの付け根の外側から膝下の外側までの長さに合わせてカットします。テープの角は丸く切っておくと、剥がれにくくなります 貼る姿勢: 膝を約90度に曲げた姿勢をとります 貼り始め: 太ももの付け根の外側からテープを貼り始めます メイン部分: 腸脛靭帯に沿って、膝の外側を通り、膝下の外側(脛骨)に向かって、テープを少し引っ張りながら貼っていきます 貼り終わり: 最後の数cmは引っ張らずに、優しく肌にのせるように貼ります 正しく貼ることで、走行中の膝のスムーズな動きを助けてくれるでしょう。 ただし、皮膚がかぶれやすい方は、長時間の使用を避けるなどの注意が必要です。 ランニングフォームを改善する ランナー膝の根本原因として、膝に負担をかけるランニングフォームが挙げられます。 特に、着地時に膝が内側に入ってしまう「ニーイン」や、着地のたびに骨盤が左右に大きく揺れる動きは、腸脛靭帯に過剰なストレスを与えます。 これらのフォームを改善するためには、以下のポイントを意識すると良いでしょう。 改善ポイント 具体的なアクション 期待できる効果 ピッチを上げる 1分あたりの歩数を少しだけ増やしてみる。(例:170歩/分 → 180歩/分) 上下動が少なくなり、着地衝撃が緩和される。 着地点を意識する 足を身体の真下(重心の近く)に着地させるように意識する。 膝へのブレーキが減り、スムーズな重心移動が可能になる。 体幹を安定させる お腹に軽く力を入れ、骨盤が左右にブレないように走る。 股関節や膝の動きが安定し、エネルギー効率も向上する。 最初は意識するのが難しいかもしれませんが、短い距離から少しずつ試してみてください。 スマートフォンで自分のフォームを撮影し、客観的に確認することも有効な方法です。 シューズや練習環境を見直す 自分では気づきにくいシューズの劣化や、いつも走っているコースの特性も、ランナー膝の引き金になることがあります。 定期的に練習環境を見直すことで、未然に再発を防ぐことが可能です。 以下のチェックリストを参考に、ご自身の環境を確認してみましょう。 これらの小さな心がけが、長期的に見てあなたの膝を守ることにつながります。 慢性的なランナー膝の改善に再生医療もご検討ください ランナー膝のセルフチェックを正しく行うことで、早期発見・早期治療が可能となり、慢性化や重症化を防ぐことができます。 一方で、「温まれば痛みが消えるから」と自己判断で放置することは、結果的に治療期間を長引かせることになりかねません。 セルフチェックで一つでも該当項目があった方は、早めの対処を心がけてください。 また、保存療法で改善しない慢性的な痛みに対しては、手術だけでなく、ご自身の細胞の力を活用して組織の修復を目指す「再生医療」という新たな選択肢もあります。 長引く膝の痛みでお悩みでしたら、自己判断で抱え込まず、ぜひ一度専門家にご相談ください。
2025.09.30 -
- スポーツ医療
胸の痛みや違和感があると「病院に行くべきか」「自然に治るのか」と不安になる方も多いのではないでしょうか。 その痛みの原因の一つとして考えられるのが肋骨骨折です。 肋骨骨折は安静にしていれば自然に治る怪我ですが、適切に処置しないと内臓損傷や骨の変形につながるリスクがあります。 この記事では、肋骨骨折の自然治癒期間や受診の判断基準、やってはいけないことを詳しく解説します。 胸部の痛みでお悩みの方は、ぜひ最後まで読んで適切な判断ができるようになりましょう。 肋骨骨折が自然に治るのは約2〜3カ月が目安 単純な肋骨骨折の場合、患部への負担を避けて安静にしておくことで約2〜3カ月で自然に治るのが一般的です。 骨折の程度や年齢、全身状態によって自然治癒までの期間に個人差はありますが、多くの場合は手術をしなくても自然に骨が修復されます。 肋骨は呼吸とともに動く骨のため、完全に動きを止めることはできません。 しかし、骨折部位への負担を最小限に抑えることで、骨の自然な修復機能が働き治癒が進みます。 肋骨骨折によって気胸の合併や内臓損傷などの可能性もあるため、自然治癒を目指す場合でも医療機関で診断を受けた方が良いです。 肋骨骨折の安静期間は約3〜4週間 受傷後の約3〜4週間は、患部に負担をかけないよう安静にすることが重要です。 この期間は骨の修復が活発に行われる時期のため、無理な動作や患部に衝撃が加わる行動は避けましょう。 安静期間中は、深呼吸・咳・くしゃみをできるだけ避け、重いものを持ち上げる動作も控えてください。 寝るときは患部を下にしない体勢を心がけ、痛みが強い場合は上体を少し起こした状態で休むと楽になります。 3〜4週間を過ぎると骨の結合が進み、徐々に日常動作を再開できるようになります。 ただし、完全な治癒までは2〜3カ月かかるため、激しい運動や重労働は医師と相談してから始めましょう。 肋骨骨折で医療機関を受診すべきチェックリスト 胸の違和感が強い場合は、放置せずに医療機関を受診しましょう。 以下を参考に、ご自身の症状に当てはまるかを確認してみてください。 ぶつけた後に胸を押すと違和感がある 呼吸、くしゃみで胸の違和感が強くなる 内出血がある 息をするのが苦しい 胸から軋む音がする 痛みが日に日に悪化している 発熱や全身の倦怠感がある とくに患部に内出血がみられると、肋骨を骨折している可能性が高いと考えられます。 また、急激な息苦しさがある場合、肺に穴が開いて空気が漏れ出してしまう気胸を合併している可能性があるため、早期に医療機関を受診しましょう。 肋骨骨折かどうか判断する基準・症状 肋骨骨折を自分で判断する基準や症状は、主に以下の2つがあります。 胸部の違和感や腫れがあるか 胸部の骨から軋む音がするか これらの症状を正しく理解して、早期発見と適切な対応につなげましょう。 胸部の違和感や腫れがあるか 肋骨骨折の典型的な症状は、胸部の限局的な痛みと腫れです。 以下の特徴がある場合は、肋骨骨折が疑われます。 受傷部位を押すと鋭い痛みがある 呼吸や体を動かすと痛みが悪化する 患部が腫れて熱を持っている 皮膚の色が変わっている(青紫色の内出血) 触ると骨の段差やへこみを感じる 安静時には痛みが軽くても、深呼吸・咳・くしゃみをした時に急に痛みが強くなるのが特徴です。 また、寝返りを打つときや起き上がるときにも痛みを感じやすくなります。 胸部の骨から軋む音がするか 骨折した肋骨の断端が動くことで、軋む音(骨摩擦音)が聞こえることがあります。 この音は「ギシギシ」や「ザラザラ」といった感覚で、呼吸時や体動時に感じられます。 骨摩擦音は骨折を見分ける重要な症状です。 ただし、すべての肋骨骨折で音が出るわけではなく、骨折の程度や部位によって異なります。 もし胸から異常な音が聞こえる場合は、骨折部位をさらに損傷させないよう体を動かさず、速やかに医療機関を受診してください。 肋骨骨折が自然に治るまでやってはいけないこと 治療期間中は、肋骨骨折の治癒を妨げる以下の動作は控えましょう。 重いものを持ち上げる動作 激しい運動やスポーツ 深呼吸や強い咳を無理に我慢しない(適度に行う) 患部を強く押したり揉んだりする 長時間同じ姿勢を続ける 痛み止めを過度に我慢する 医師の指示なしに固定を外す 喫煙(血流を悪化させ治癒を遅らせる) とくに重いものを持ち上げる動作は、胸部に強い負荷がかかるため避けてください。 また、痛みを我慢しすぎると体に余計な負担がかかります。 医師から処方された痛み止めは適切に使用し、楽な姿勢で安静を保ちましょう。 肋骨骨折の自然治癒に関するよくある質問 肋骨骨折について、よくある質問の以下2つを紹介します。 肋骨骨折は放置しても大丈夫? 肋骨のひびを早く治す方法は? これらの疑問を解決して、治療に取り組みましょう。 肋骨骨折は放置しても大丈夫? 肋骨骨折は、放置せずに医療機関で診断を受けることが推奨されます。 放置するリスクとして、気胸(肺に穴が開く)、血胸(胸の中に血がたまる)、骨の変形治癒などがあります。 これらの合併症は命に関わる場合もあるため、軽視できません。 症状が軽くても一度は医師の診察を受けましょう。 肋骨のひびを早く治す方法は? 肋骨のひびを早く治すには、安静にして過ごすことが大切です。 また、骨の修復を助ける栄養素の摂取も欠かせません。 骨の材料となるカルシウム、タンパク質、ビタミンD、ビタミンCを積極的に摂取しましょう。 症状によっては軽い運動が推奨される場合もありますが、激しい運動は避け、医師と相談しながら徐々に活動量を増やしていきましょう。 肋骨骨折や骨のひびを早く治すには再生医療も選択肢の一つ 肋骨骨折は約2〜3カ月で自然に治る可能性がありますが、合併症などのリスクがあるため、胸部の痛みや違和感がある場合は医療機関を受診しましょう。 治癒を早めたい方や改善が見られない方には、再生医療という新しい治療選択肢があります。 \肋骨骨折の治療に有効な再生医療とは/ 再生医療は患者様の細胞・血液を用いて自然治癒力を促進させることで、骨折の長引く痛みや後遺症の改善が期待できる可能性があります。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 肋骨骨折の痛みを早く治したい 長引く骨折の痛みに悩まされている 現在受けている治療を継続すべきか不安を抱えている 当院「リペアセルクリニック」では、肋骨骨折をはじめとする骨の問題に対する再生医療を提供しています。 具体的な治療法については、無料カウンセリングを行っておりますので、ぜひ当院リペアセルクリニックまでご相談ください。
2025.09.30







