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ランニングやジャンプを続けているうちにすねの内側がズキズキ痛むような状態が続く場合、シンスプリントの可能性があります。 シンスプリントとは、ランニングやジャンプなどの繰り返し動作によって、すねの内側に炎症が起こり痛みが生じるスポーツ障害です。 初期の違和感を放置して運動を続けると痛みが長引き、復帰までに時間がかかる場合もありますが、適切なストレッチや早めのケアを行うことで症状悪化を防ぎ、回復を早められる可能性があります。 本記事ではシンスプリントに効果が期待できるストレッチ方法や、早期回復につなげるポイントまで解説します。 すねの痛みで悩まれている方はぜひ参考にして、今の状態に合った正しい対処法を見つけてください。 シンスプリントに効果が期待できるストレッチ方法【自宅で実践可能】 シンスプリントの改善・予防には、下半身の筋肉を柔らかく保つストレッチが効果的です。 自宅で実践できるストレッチ方法として、以下の5つがあります。 ふくらはぎ(ヒラメ筋・腓腹筋・後脛骨筋)へのアプローチ すね周辺の筋肉を緩める 足裏をほぐす 足首の可動域を高める 股関節の柔軟性を高める それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。 ふくらはぎ(ヒラメ筋・腓腹筋・後脛骨筋)へのアプローチ ふくらはぎの筋肉は硬くなると痛みの原因になります。 とくにヒラメ筋を効果的に伸ばすことが重要です。 すね周辺の筋肉を緩める すねの前側にある前脛骨筋は、長時間の歩行や運動で硬くなりやすく、シンスプリントの痛みに関係しています。 この筋肉をほぐすことで、すねの痛みを軽減できます。 足裏をほぐす 足裏の筋肉が硬くなると、着地時の衝撃がすねに直接伝わりやすくなります。 足裏の柔軟性を高めることで、衝撃吸収能力が向上し、シンスプリントの予防につながります。 足首の可動域を高める 足首の可動域が広がると、運動時の安定性が高まり、すねへの負担が軽減されます。 アキレス腱周辺を伸ばすストレッチを取り入れましょう。 股関節の柔軟性を高める 股関節の柔軟性が低下すると、下半身全体のバランスが崩れ、すねへの負担が増加します。 股関節まわりを整えることで、ランニングフォームの改善にもつながります。 シンスプリント予防にストレッチが重要な理由 シンスプリント予防において、ストレッチが重要な理由は以下のとおりです。 ふくらはぎやすね周辺の筋肉の緊張を和らげ、骨膜への引っ張りを軽減できる 着地時のすねへの負担を減らせる 可動域が広がり、フォームの乱れを防げる 炎症の再発リスクを下げられる シンスプリントは、ふくらはぎの筋肉がすねの骨膜を過度に引っ張ることで炎症が起き、痛みを引き起こします。 筋肉や腱が硬くなると、この引っ張る力が強まり、骨膜への負担が増加するのです。 ストレッチによって筋肉や腱を柔らかく保つことで、着地時の衝撃吸収能力が向上し、骨膜へのストレスを抑えられます。 これがシンスプリント予防において極めて重要な役割を果たす理由です。 シンスプリントにはストレッチが効果的!放置せずケアを行おう シンスプリントの予防・改善には、ふくらはぎ・すね(前脛骨筋)・足裏・足首・股関節など、下肢全体の柔軟性を高めるストレッチが効果的です。 ただし、シンスプリント初期の違和感を放置して運動を続けると、症状が悪化して疲労骨折に進行し、長期間の治療が必要になる場合があります。 またシンスプリントの痛みの程度は、Walsh分類と呼ばれる4段階で評価されます。 ステージ 症状の特徴 Stage1 運動後にのみ痛みがある Stage2 運動前後に痛みがあるが、スポーツ活動に支障はない Stage3 運動中にも痛みがあり、スポーツ活動に支障がある Stage4 安静時にも痛みが続き、日常生活にも影響がある Stage1〜2の軽度な段階であれば、適切なストレッチやアイシング、運動量の調整で改善が期待できます。 初期なら約2週間、重症なら2〜3カ月の休養を目安とし、その間に柔軟性の改善や筋力強化などのリハビリを並行することが、再発を防ぎながら早期復帰につながります。 セルフケアや保存療法を続けても痛みが引かない場合や、できるだけ早く競技復帰を目指したい方には、再生医療も選択肢の一つです。 再生医療は、ご自身の細胞や血液を用いて、損傷部位の修復を促す治療法です。 >>スポーツ障害に対する実際の症例はこちら 当院(リペアセルクリニック)で行っている再生医療について詳しくは、以下の動画をご覧ください。 「なるべく早く復帰したい」「できるだけ手術は避けたい」「保存療法だけでは不安」という方は、ぜひ当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ シンスプリントのストレッチに関するよくある質問と回答 シンスプリントのストレッチに関するよくある質問を紹介します。 シンスプリントを早く治すには? シンスプリントにサポーターは効果がある? それぞれ詳しく解説します。 シンスプリントを早く治すには? シンスプリントを早く治すには、原因となる運動を制限する安静と運動調整が基本です。 初期の軽度な症状であれば約2週間の安静で改善することが多いですが、重症の場合は2〜3カ月の休養が必要になることもあります。 この期間中は、痛みのない範囲でストレッチや筋力強化などのリハビリを並行して行いましょう。 痛みが落ち着いてきたら、徐々にウォーキングから始め、段階的に運動強度を上げていくことが再発を防ぐポイントです。 シンスプリントにサポーターは効果がある? サポーターは、シンスプリントの痛みを一時的に和らげる効果が期待できます。 筋肉を適度に圧迫することで、運動時の振動を抑え、すねへの負担を軽減します。 ただし、サポーターは根本的な治療ではなく、あくまで補助的な役割であることを理解しておきましょう。
2026.01.30 -
- アキレス腱
- スポーツ医療
アキレス腱炎とは、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつないでいるアキレス腱に炎症が起こり、走ったり跳んだりする動作を繰り返すことで発症しやすい症状です。 「アキレス腱が痛いけれど、できることならランニングは続けたい」「走りながら回復させる方法はないのだろうか」と悩んでいるランナーの方も多いのではないでしょうか。 しかし、痛みがある状態で無理に走り続けると炎症が強まり、症状が長引く・悪化するおそれがあり、放置すると回復までに時間がかかってしまうこともあります。 本記事では、アキレス腱炎を走りながら治すことが難しい理由と運動したい場合の注意点、自宅でできるセルフケア方法を解説します。 アキレス腱炎の痛みでお悩みの方は、ぜひ最後まで読んで、無理のない判断と適切な対処法を見つけましょう。 また、アキレス腱炎をはじめとするスポーツ外傷に対しては、手術以外の選択肢として再生医療という治療法もあります。 再生医療とはご自身の細胞や血液を活用して、損傷した腱や組織の修復を促す治療法です。 https://youtu.be/NeS1bk2i5Gs?si=GyVV7T9nqO99liYK 症例や治療法については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 アキレス腱炎を走りながら治すのが難しい理由とは アキレス腱炎は、以下の理由から走りながら治すのは難しいです。 患部への継続的な負担による回復の遅れ 二次的なケガのリスク 走る動作はアキレス腱に直接的な負担をかけ続けるため、炎症部分に微細な傷が増えていきます。 アキレス腱は血流が乏しく、一度ダメージを受けると回復に時間がかかる組織です。 また、痛みをかばう不自然な動き(代償動作)はフォームの崩れを招き、膝や股関節、腰など他の部位を故障するリスクもあります。 アキレス腱炎を発症した際は「走りながら治す」よりも、まずは安静を優先し、治療に専念しましょう。 アキレス腱炎でも走る場合に知っておきたい注意点と避けるべき行動 アキレス腱炎を発症しても、どうしても体を動かしたい場面があるかもしれません。 その場合に知っておくべき注意点と避けるべき3つの行動について解説します。 避けるべき運動と行動 医療機関の受診が重要 痛みが強いときはすぐに中止する これらのポイントを押さえて、症状の悪化を防ぎましょう。 避けるべき運動と行動 どうしても体を動かしたい場合でも、以下のようにアキレス腱に大きな負荷がかかる運動は避けましょう。 ダッシュや急な方向転換 ジャンプ動作を含む運動 長時間の同じ動作の繰り返し 上り坂や下り坂でのランニング 硬いコンクリートやアスファルト上での運動 同じ動作の繰り返しは、軽い運動であっても長時間続けると大きな負荷となります。 運動する場合は、短時間で切り上げることを意識しましょう。 医療機関の受診が重要 アキレス腱炎を発症したら、まずは整形外科などの医療機関を受診することが重要です。 専門的な診断を受け、炎症の程度を把握したうえで、適切なリハビリ指導を受けましょう。 自己判断で運動を続けると、症状が悪化したり、治りにくい状態になったりするリスクがあります。 医師や理学療法士の指導のもとで、運動再開の時期や方法を相談することをおすすめします。 痛みが強いときはすぐに中止する 運動中に我慢できないほどの痛みを感じた場合は、すぐに運動を中止してください。 以下のような症状がある場合は、運動を控えて安静にすることが必要です。 歩行時にも痛みを感じる アキレス腱の周りに腫れや熱感がある 朝起きたときに強い痛みやこわばりがある 無理をして続けると、炎症が悪化するだけでなく、アキレス腱断裂につながる危険性もあります。 アキレス腱炎に対するセルフケア【自宅でできる】 アキレス腱炎の回復を早めるためには、自宅でのセルフケアが大切です。 以下の方法を日々のケアに取り入れてみてください。 ケア方法 内容 ストレッチ 階段などの段差につま先をかけ、かかとをゆっくり下ろしてアキレス腱を伸ばす 筋力強化 「カーフレイズ」のようにかかとを上げ下げする運動でふくらはぎを鍛え、腱への負担を軽減する 装具・テーピング テーピングで動きを制限したり、インソール(かかとを高くする装具)を使用して腱への衝撃を緩和する 薬物療法・アイシング 消炎鎮痛薬や湿布で炎症を抑えるほか、運動後30分以内のアイシングも有効 これらのセルフケアは、医師の診断を受けたうえで行うことをおすすめします。 症状に合わない方法を続けると、逆効果になる可能性もあるので注意しましょう。 痛みに対する対処法については、以下の記事でも解説しています。 予防法 再発を防ぐためには、運動強度を少しずつ上げることが基本です。 急に走行距離を増やしたり、練習の強度を上げたりすると、アキレス腱に大きな負担がかかります。 以下の点を意識することで再発リスクを下げられます。 運動前にはウォーミングアップを十分に行う 運動後にはクールダウンとストレッチを習慣にする 日常的にアキレス腱の柔軟性を保つストレッチを行う 適切な体重管理を心がける 正しい歩き方・走り方を意識する 目安として、週あたりの走行距離は10%以内の増加に留めましょう。 アキレス腱炎は無理に走るよりも安静が大切 アキレス腱炎の治療の基本は安静です。 一般的には2〜6週間程度の安静期間が必要とされています。 初期の段階でしっかりと休ませることで強い炎症を鎮めることができ、その後のスムーズな復帰が可能になります。 痛みを我慢して運動を続けると、以下のようなリスクがあります。 炎症が慢性化して治りにくい状態(難治性)になる アキレス腱が劣化して断裂しやすくなる 回復までの期間が大幅に延びる 焦って無理をすると、結果的に復帰が遠のいてしまいます。 まずはしっかりと治療に専念し、医師の許可を得てから段階的に運動を再開しましょう。 しかし、アキレス腱炎をはじめとするスポーツ障害では、安静やリハビリ、薬物療法を行っても痛みが長引いたり、競技復帰までに時間がかかるケースも少なくありません。 そのような場合に、手術以外の選択肢の一つとして再生医療が検討されることがあります。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 できるだけ早くスポーツ復帰を目指したい方 手術は避けたいが、症状の改善を目指したい方 安静やリハビリだけでは回復が思わしくない方 アキレス腱の痛みに悩まされている方は、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEをご覧ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ アキレス腱炎に関するよくある質問と回答 アキレス腱炎について、よくある質問をご紹介します。 アキレス腱炎があっても運動を再開してよいタイミングは? アキレス腱炎でおすすめのランニングシューズは? それぞれの疑問について、詳しく解説します。 アキレス腱炎があっても運動を再開してよいタイミングは? 運動を再開してよいタイミングは、症状の程度や回復状況によって異なります。 一般的には、以下の条件を満たしたときが目安となります。 アキレス腱を押しても痛みがない 歩行時に痛みや違和感がない 腫れや熱感がおさまっている 朝起きたときの痛みやこわばりがない ただし、これらの条件を満たしても、すぐに以前と同じ強度の運動を始めることは避けてください。 医師の診察を受け、ストレッチで異常がないことを確認してから、軽い運動から段階的に強度を上げていくことが大切です。 アキレス腱炎でおすすめのランニングシューズは? アキレス腱炎を抱えている場合、シューズ選びは痛みの軽減に重要な役割を果たします。 以下のポイントを参考にしてください。 選び方のポイント 理由 クッション性が高いシューズ 着地時の衝撃を吸収し、アキレス腱への負担を軽減する かかと部分が高めのシューズ アキレス腱への張力を減らす効果がある 足の形に合ったサイズ 大きすぎると余計な力が必要になり、腱に負担がかかる ヒールカウンターがしっかりした構造 かかとの安定性を高め、走行時のブレを防ぐ また、必要に応じてヒールパッド(かかとを高くするインソール)を使用することで、アキレス腱への負荷をさらに軽減できます。 シューズ選びに迷った場合は、専門店でスタッフに相談することをおすすめします。
2026.01.30 -
- スポーツ医療
- 再生治療
健康のために筋トレを始めたい、あるいは続けているものの、「尿酸値が高いけれど筋トレをしても大丈夫なのか」と不安を感じている方は少なくありません。 尿酸値は食事だけでなく、運動の内容や強度、回復のさせ方によっても影響を受ける数値です。 特に筋トレは体に良いイメージがある一方で、「尿酸値が上がる」「痛風が悪化する」といった話を耳にし、判断に迷うケースも多いでしょう。 そこでこの記事では、尿酸値と筋トレの関係を仕組みから整理し、数値が気になる方でも安全に続けやすい考え方を解説します。 結論:筋トレはやり方次第で尿酸値に影響するため、強度と回復管理が重要 結論から整理すると、筋トレそのものが必ず尿酸値を悪化させるわけではありません。 一方で、強度が高すぎるトレーニングや、休養や水分補給が不足した状態が続くと、尿酸値が上がりやすくなる条件がそろってしまいます。 つまり問題になるのは「筋トレをするかどうか」ではなく、「どのような内容・頻度・回復設計で行っているか」です。 尿酸値が高めの方ほど、追い込み重視の筋トレではなく、体の代謝改善を目的とした組み立てが重要になります。 尿酸値とは?高くなると何が問題か 尿酸値とは、血液中に含まれる尿酸の濃度を示す数値です。 尿酸は体内でプリン体が分解される過程で生じる老廃物で、通常は腎臓から尿として排出されます。 しかし、生成量が多すぎたり排泄が追いつかなくなったりすると、血液中に尿酸が蓄積していきます。 尿酸値が高い状態が続くと、結晶化した尿酸が関節に沈着し、痛風発作を引き起こすリスクが高まる点が大きな問題です。 また、痛風だけでなく、高尿酸血症は腎機能障害や心血管疾患との関連も指摘されています。 そのため、数値が高めと指摘された段階で、生活習慣や運動の内容を見直す意義は小さくありません。 筋トレで尿酸値が上がるといわれる理由 筋トレと尿酸値の関係が語られる際、「筋トレをすると尿酸値が上がる」というイメージが先行しがちです。 実際には、特定の条件が重なった場合に尿酸値が上昇しやすくなると考えられています。 ここでは、その代表的な理由を整理します。 筋分解によるプリン体産生の増加 無酸素運動中心で乳酸が増える影響 筋トレの内容や体の状態によって、尿酸の「作られ方」と「排出され方」のバランスが崩れることが、数値上昇の背景になります。 それぞれの仕組みを理解しておくと、対策が立てやすくなるでしょう。 筋分解によるプリン体産生の増加 筋分解によるプリン体産生の増加は、尿酸値上昇の一因としてよく挙げられます。 高強度の筋トレでは、筋繊維に強い刺激が加わり、筋肉の分解と再合成が活発に起こります。 この過程でエネルギー代謝が亢進し、プリン体の産生量が一時的に増える可能性も。 特に、休養が不十分な状態で連日追い込むようなトレーニングを行うと、分解優位の状態が続きやすくなります。 その結果、体内で作られる尿酸の量が増え、排出が追いつかない状況が生じることがあります。 筋トレが悪いというよりも、回復を考慮しないトレーニング設計が問題になりやすい点が重要です。 無酸素運動中心で乳酸が増える影響 もう一つの要因として、無酸素運動中心で乳酸が増える影響が挙げられます。 筋トレは基本的に無酸素運動の要素が強く、短時間で強い負荷をかける運動が中心になります。 無酸素運動が続くと体内に乳酸が蓄積しやすくなり、腎臓での尿酸排泄が一時的に低下すると考えられています。 つまり、「尿酸がたくさん作られる」ことに加えて、「外に出にくくなる」条件が重なる点が問題です。 特に水分摂取が不足している状態では、この影響が強まりやすくなります。 筋トレ後に尿酸値が上がりやすい人は、運動強度だけでなく、運動中・後の水分管理にも目を向ける必要があります。 筋トレで尿酸値が下がる可能性がある理由 一方で、筋トレが尿酸値を下げる方向に働く可能性も指摘されています。 これは短期的な変動ではなく、生活習慣として筋トレを取り入れた場合の中長期的な影響です。 重要なのは、筋トレを「代謝改善の手段」として活用できるかどうかという視点になります。 基礎代謝向上と体脂肪減少の影響 インスリン感受性改善との関係 ここからは、尿酸値改善に寄与すると考えられる仕組みについて解説します。 「筋トレ=悪影響」と決めつけないためにも、両面を理解しておくことが大切です。 基礎代謝向上と体脂肪減少の影響 基礎代謝向上と体脂肪減少は、尿酸値にとってプラスに働く要素です。 筋肉量が増えることで、安静時でもエネルギー消費が高まりやすくなります。 その結果、内臓脂肪が減少しやすくなり、尿酸値が高くなりやすい体質からの改善が期待できます。 肥満や内臓脂肪の蓄積は、高尿酸血症と関連が深いことが知られています。 無理のない筋トレを継続し、体重や体脂肪が安定して減少していくと、尿酸値も緩やかに改善していくケースが少なくありません。 この点からも、短期的な数値変動より、長期的な体の変化に目を向ける姿勢が重要になります。 インスリン感受性改善との関係 インスリン感受性の改善も、筋トレが尿酸値に良い影響を与える理由の一つです。 筋トレによって筋肉が糖を取り込みやすくなると、インスリンの効きが改善します。 インスリン抵抗性が強い状態では、尿酸の排泄が低下しやすいことが知られています。 そのため、筋トレによる代謝改善は、間接的に尿酸値の安定につながる可能性があります。 特に、糖代謝異常やメタボリックシンドロームを指摘されている方では、この効果が重要になります。 筋トレを「数値改善の一環」として位置づける視点が役立つでしょう。 尿酸値が高い人におすすめの筋トレの考え方 尿酸値が高めと指摘されている場合、筋トレを完全に避ける必要はありません。 重要なのは、尿酸値に配慮した筋トレの考え方を理解し、体にとって負担の少ない形で取り入れることです。 筋トレは本来、代謝を高め、生活習慣病の予防にもつながる手段ですが、やり方を誤ると逆効果になりかねません。 数値が気になる方ほど、「追い込む」より「整える」視点が求められます。 中〜低強度で回数を多めに設定する 大筋群を中心に全身をバランスよく動かす セット間の休憩を十分に取り、呼吸を整える 運動前後でしっかり水分補給を行う このような設計であれば、筋分解や乳酸の急激な増加を抑えやすくなります。 筋肉に刺激を入れつつも、回復が追いつく範囲で行うことが、尿酸値を安定させるポイントです。 「汗をかいた=良い運動」と短絡的に考えず、体の反応を見ながら調整する姿勢が大切でしょう。 尿酸値が高い人が避けたい筋トレのNG例 一方で、尿酸値が高い状態で避けたい筋トレも存在します。 これらは短期間で筋力向上を狙う目的では効果的でも、数値管理の観点ではリスクになりやすい方法です。 特に、体調や生活リズムが不安定な状態では注意が必要になります。 限界まで追い込む高重量トレーニング 休養日を設けず連日同じ部位を鍛える 水分摂取を控えたまま長時間行う 体調不良や脱水気味でも無理に続ける これらの行動が続くと、尿酸の産生増加と排泄低下が同時に起こりやすくなります。 結果として、筋トレ後に数値が上がり、「やはり筋トレは良くないのでは」と誤解につながることもあります。 大切なのは、筋トレを中断することではなく、体に合わないやり方を見直すことです。 筋トレとあわせて見直したい生活習慣 尿酸値を意識する場合、筋トレ単体よりも、生活習慣全体のバランスが数値に大きく影響します。 どれだけ運動に気を配っても、日常生活の負荷が高いままでは改善しにくいのが実情です。 筋トレをきっかけに、周辺の習慣も整理していくと効果が出やすくなります。 アルコール摂取量を控えめに調整する 水分をこまめに補給し、脱水を防ぐ プリン体だけでなく総摂取カロリーを意識する 睡眠時間を確保し、回復を優先する 特にアルコールや睡眠不足は、尿酸値を上げやすい要因として見逃されがちです。 筋トレで体を整えようとしているのに、回復を妨げる習慣が残っていると、結果が出にくくなります。 運動・食事・休養を一つのセットとして考えることが重要です。 痛風発作や数値が不安な場合の受診目安 筋トレを続ける中で、尿酸値や痛風発作が不安な場合は、自己判断だけで進めないことも大切です。 以下のような状況では、一度医療機関で相談することが勧められます。 尿酸値が継続して高値を示している 運動後に関節の痛みや腫れが出たことがある 過去に痛風発作を経験している 腎機能や生活習慣病を指摘されている 数値の推移や体の反応を把握したうえで、運動内容を調整することが望ましいケースもあります。 特に既往歴がある方は、「自己流で頑張る」より「安全に続ける」視点が重要になります。 まとめ:尿酸値を意識するなら「追い込みすぎない筋トレ」が基本 尿酸値と筋トレの関係は単純ではなく、やり方次第でプラスにもマイナスにも働く点が特徴です。 高強度・短期集中型の筋トレは数値悪化につながる可能性がありますが、適切な負荷と回復を意識したトレーニングは、むしろ体質改善に寄与します。 重要なのは、「どれだけやるか」ではなく、「どのように続けるか」です。 中長期的な代謝改善を目的にする 水分・休養を含めた回復設計を行う 数値と体調の変化を定期的に確認する 不安があれば早めに専門家へ相談する 筋トレは、尿酸値が気になる方にとっても「敵」ではなく「使い方次第の味方」になり得ます。 無理なく、長く続けられる形を見つけることが、結果的に数値と健康の両立につながるでしょう。
2026.01.30 -
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ジャンパー膝と診断され、しばらく休んでいるのに「なかなか良くならない」「一度良くなったのに、また痛みが戻った」と感じている方も多いのではないでしょうか。 特にスポーツを続けている場合、完全に休めない事情もあり、結果として痛みと付き合いながら競技を続けてしまうケースも少なくありません。 そこで本記事では、ジャンパー膝が治らないと感じる背景を整理し、長引く理由と改善を目指すための考え方をわかりやすく解説します。 「なぜ治らないのか」が分かるだけでも、次に取るべき行動は大きく変わります。 また当院リペアセルクリニックでは、スポーツ医療対する再生医療について無料カウンセリングを実施しておりますので、ぜひご相談ください。 >>再生医療専門の「リペアセルクリニック」に無料相談する 結論|ジャンパー膝が治らない背景には「負荷のかけ方」と「回復設計のズレ」がある 結論として、ジャンパー膝が治らない最大の理由は、膝蓋腱への負荷と回復のバランスが崩れていることにあります。 完全に休めていない、あるいは逆に休みすぎて回復が進まないなど、対応が極端になっているケースが少なくありません。 ジャンパー膝は「休めば治る」「鍛えれば治る」という単純な障害ではなく、負荷調整と回復設計を同時に整える必要があります。 まずは、どの段階でズレが生じているのかを整理することが改善への第一歩です。 ジャンパー膝(膝蓋腱炎)が治らないと感じやすい状態とは ジャンパー膝が治らないと感じやすいのは、以下のような状況が続いている場合です。 練習を休むと痛みは減るが、再開するとすぐ再発する 日常生活では問題ないが、運動時に必ず痛む 痛みの場所がはっきりしないまま長引いている ストレッチやアイシングをしても変化を感じにくい これらは「一時的な炎症」ではなく、腱に慢性的な負担が蓄積しているサインと考えられます。 そのため、表面的な痛み対策だけでは改善を実感しにくくなります。 治らないと感じる背景には、痛みの正体と向き合えていないケースが多く含まれています。 ジャンパー膝が治らない主な原因 ジャンパー膝が長引く理由は一つではなく、複数の要因が重なっていることがほとんどです。 以下では、代表的な原因を整理します。 痛みがあるまま運動を続けている 安静にしすぎて回復が進まない フォームや筋力バランスの問題が改善されていない 慢性化して腱の状態が変化している それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。 痛みがあるまま運動を続けている 最も多いのが、痛みを感じながら競技を続けているケースです。 「動けるから大丈夫」「ウォーミングアップ後は痛みが減る」と判断し、負荷をかけ続けると、腱の回復が追いつかなくなります。 膝蓋腱は血流が乏しく、微細な損傷が積み重なると修復に時間がかかります。 結果として、炎症が慢性化し、「休んでも完全には良くならない」状態に移行してしまいます。 安静にしすぎて回復が進まない 一方で、安静にしすぎていることが回復を遅らせている場合もあります。 痛みを恐れて完全に運動をやめると、筋力や腱の耐久性が低下し、再開時に再び負荷が集中します。 特に太ももや股関節周囲の筋力が落ちると、膝蓋腱への負担が増えやすくなります。 ジャンパー膝では「完全休養」ではなく、「痛みを悪化させない範囲での段階的な刺激」が重要です。 フォームや筋力バランスの問題が改善されていない ジャンパー膝が治らない背景には、動作フォームや筋力バランスの問題が残っていることも多くあります。 太もも前ばかりを使う着地や踏み込み、股関節をうまく使えていない動作は、膝蓋腱に負担を集中させます。 痛みが一時的に引いても、動き方が変わらなければ再発を繰り返します。 治療と並行して、体の使い方を見直す視点が欠かせません。 慢性化して腱の状態が変化している 長期間痛みが続く場合、腱自体の質が変化している可能性があります。 慢性化したジャンパー膝では、炎症だけでなく腱の変性が起こり、回復力が低下していることがあります。 この段階では、ストレッチやアイシングだけでは改善しにくくなります。 「治らない」と感じる背景には、こうした組織レベルの変化が関与しているケースもあります。 一時的に良くなっても再発を繰り返す理由 ジャンパー膝では、一時的に痛みが軽減しても再発することが珍しくありません。 これは、痛みが引いた=負荷に耐えられる状態に戻った、とは限らないためです。 腱の修復が不十分なまま元の運動量に戻すと、再び同じ部位に負担が集中します。 再発を防ぐには、痛みの消失だけでなく、動作や筋力の回復を基準に判断する必要があります。 ジャンパー膝が治らない人に多いNG行動 治らない人に共通しやすい行動を知ることも重要です。 痛み止めでごまかしながら練習を続ける 自己流ストレッチだけで対応する 痛みが引いたらすぐ全力復帰する フォームや筋力評価を受けていない これらは短期的には動ける感覚を得られますが、長期的には悪循環を招きます。 「今できるか」よりも「数か月後に続けられるか」という視点が重要です。 改善を目指すために見直したいポイント ジャンパー膝の改善には、負荷・回復・動作の3点を同時に整えることが欠かせません。 練習量と強度を段階的に調整する 股関節・体幹を使う動作を習得する 痛みの出ない範囲で筋力を再構築する 単独の対策ではなく、組み合わせて考えることで回復の実感が得られやすくなります。 「なぜ治らないのか」を整理したうえで対応を組み直すことが重要です。 病院に行くべきタイミングと検査内容 以下のような場合は、医療機関での評価を検討しましょう。 1か月以上痛みが改善しない 運動を再開すると必ず再発する 日常生活にも違和感が出てきた 超音波検査やMRIなどで腱の状態を確認することで、現在の段階を客観的に把握できます。 自己判断を続けるより、原因整理のために一度立ち止まることも大切です。 保存療法で改善しない場合の再生医療という選択肢 保存療法を続けても改善が乏しい場合、治療方針を再検討する段階に入っている可能性があります。 リペアセルクリニック大阪院では、ジャンパー膝が慢性化したケースに対して、競技歴や再発状況を踏まえた評価を重視しています。 そのうえで、従来のアプローチだけでは回復が難しい場合には、再生医療という選択肢について説明を受けることができます。 再生医療は、腱の修復環境を整え、回復を後押しすることを目的とした治療であり、「治らない状態が続いている」方の判断材料の一つとなります。 まとめ|ジャンパー膝は「我慢」ではなく「原因整理」が改善への近道 ジャンパー膝が治らないと感じる背景には、負荷のかけ方と回復設計のズレが存在します。 我慢して続けることが解決策になることは少なく、原因を整理し、対応を組み直すことが重要です。 「なぜ治らないのか」を理解し、適切な段階で判断することが、長期的な競技継続と再発予防につながります。 なかなか治らないとお悩みの方は、一人で抱え込まず、ぜひリペアセルクリニック大阪院までお気軽にご相談ください。
2026.01.29 -
- スポーツ医療
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ジャンプやダッシュを繰り返すスポーツをしている方の中には、膝のお皿の下に痛みを感じ、「ジャンパー膝」と診断された経験がある方も多いのではないでしょうか。 痛みが出ても動けてしまうため、「どれくらいで治るのか」「練習は続けていいのか」と判断に迷い、結果的に長引いてしまうケースも少なくありません。 そこで本記事では、ジャンパー膝はどれくらいで治るという疑問に対して、回復期間の目安や重症度ごとの違い、復帰までの考え方を整理して解説します。 焦って復帰する前に、まずは回復の全体像を把握しておきましょう。 結論|ジャンパー膝の回復期間は重症度と対応次第で大きく変わる 結論として、ジャンパー膝がどれくらいで治るかは、重症度とその後の対応によって大きく左右されます。 軽度であれば数週間から1か月程度で改善を目指せることもありますが、痛みを我慢して競技を続けた場合、数か月から半年以上かかることも珍しくありません。 ジャンパー膝は「使いすぎ」によって起こる障害であり、治療の中心は負荷の調整と回復環境の立て直しです。 そのため、「時間が経てば自然に治る」という考え方ではなく、早い段階で適切な対応を取れるかどうかが回復期間を左右します。 ジャンパー膝(膝蓋腱炎)とは? ジャンパー膝(膝蓋腱炎)とは、太ももの筋肉とすねの骨をつなぐ膝蓋腱に繰り返し負荷がかかり、炎症や微細な損傷が生じた状態を指します。 特に、ジャンプや着地、急停止・急加速を頻繁に行う競技で発症しやすく、バスケットボールやバレーボール、サッカーなどで多くみられます。 初期は運動後だけに痛みを感じる程度でも、進行すると日常生活の動作でも違和感や痛みが出るようになります。 腱は筋肉に比べて血流が乏しいため、一度負担が蓄積すると回復に時間がかかりやすい点が特徴です。 ジャンパー膝はどれくらいで治る?期間の目安 ジャンパー膝の回復期間は、症状の進行度によって大きく異なります。 以下では、一般的に考えられる重症度別の目安を整理します。 軽度|数週間〜1か月程度で改善を目指せるケース 中等度|1〜3か月以上かかることが多いケース 慢性化|半年以上かかる・痛みと付き合う期間が続くケース 同じジャンパー膝でも、どの段階で対処できたかによって回復の見通しは大きく変わります。 それぞれの特徴を理解し、自分の状態に近いものを確認してみましょう。 軽度|数週間〜1か月程度で改善を目指せるケース 軽度のジャンパー膝では、運動後にのみ膝のお皿下が痛むといった症状が多くみられます。 この段階では、腱の損傷は比較的軽く、炎症が主体となっていることが多いです。 適切に運動量を調整し、ジャンプやダッシュを一時的に控えることで、数週間から1か月程度で痛みが落ち着くケースもあります。 ただし、痛みが引いたからといってすぐに元の練習量へ戻すと、再発する可能性が高いため注意が必要です。 中等度|1〜3か月以上かかることが多いケース 中等度になると、運動中や動作のたびに痛みを感じる状態が続きます。 練習後だけでなく、階段の昇り降りや立ち上がり動作でも違和感が出ることが特徴です。 この段階では、腱の微細損傷が蓄積しており、単なる安静だけでは回復しにくくなります。 負荷を減らしつつ、リハビリや筋力バランスの見直しを行う必要があり、回復までに1〜3か月以上かかることも珍しくありません。 慢性化|半年以上かかる・痛みと付き合う期間が続くケース 痛みを我慢して競技を続けた場合、ジャンパー膝が慢性化することがあります。 この状態では炎症だけでなく、腱自体の質が低下し、組織の修復が追いつかなくなっています。 日常生活でも違和感が残り、運動を再開するとすぐに痛みが再燃するケースが多くみられることも。 回復には半年以上かかることもあり、「完全に痛みが消える」よりも「痛みをコントロールしながら付き合う」期間が長くなる傾向があります。 回復が遅れる原因とやりがちなNG行動 ジャンパー膝がなかなか治らない背景には、回復を妨げる共通した原因や行動パターンが存在します。 自覚のないまま続けている習慣が、結果として治癒を長引かせているケースも少なくありません。 【回復を遅らせやすい要因】 痛みを我慢してジャンプ・ダッシュを継続する 練習量は減らしたが、強度は変えていない 太もも前ばかり使い、股関節や体幹が使えていない ストレッチやケアを自己流で済ませている ジャンパー膝では、「休んでいるつもり」でも膝蓋腱に十分な負荷軽減ができていないことがあります。 特に、ジャンプ回数は減らしても着地動作や踏み込みの癖が変わらなければ、腱へのストレスは継続します。 回復を早めるには、単に練習量を減らすだけでなく、動作の質や使い方まで含めて見直す視点が必要です。 早く治すために最優先で見直すポイント ジャンパー膝を早期に改善させるためには、「何を足すか」より「何を減らすか・整えるか」を優先することが重要です。 以下は、回復を早めるために特に意識したいポイントです。 【優先して見直したい点】 ジャンプ・着地動作を一時的に制限する 太もも前だけでなく、お尻・体幹の筋活動を高める 痛みの出ない範囲で段階的に負荷を戻す 睡眠・食事など回復を支える生活環境を整える ジャンパー膝は「休めば治る」障害ではなく、「負荷を適切に再配分できるか」が回復の鍵になります。 太もも前に集中していた負担を、股関節や体幹へ分散できるようになると、腱へのストレスが軽減されやすくなります。 短期間で結果を求めるより、再発しにくい体の使い方を身につける意識が大切です。 運動・スポーツ復帰の目安と判断基準 ジャンパー膝の回復過程で多くの方が悩むのが、いつ運動や競技に復帰してよいのかという判断です。 痛みの有無だけで復帰を決めてしまうと、再発につながるリスクがあります。 【復帰判断の目安】 日常動作や階段昇降で痛みが出ない 軽いジャンプ動作で違和感がない 練習後や翌日に痛みがぶり返さない 動作時の恐怖感やかばいが減っている これらを満たしたうえで、練習量や強度を段階的に上げていくことが重要です。 「完全復帰」は一度に目指すものではなく、部分参加や制限付き練習を経て判断するほうが安全です。 焦って復帰時期を早めるほど、結果的に離脱期間が長くなるケースも少なくありません。 病院に行くべきタイミング ジャンパー膝は保存的な対応で改善することも多い一方、医療機関での評価が必要なケースもあります。 以下のような状況では、自己判断を続けず受診を検討しましょう。 【受診を検討したいサイン】 数週間〜1か月以上、痛みが改善しない 安静にしても膝のお皿下に痛みが残る 練習を再開するとすぐ痛みが再燃する 痛みの範囲が広がってきている 画像検査や専門的な評価を受けることで、腱の状態や負荷のかかり方を客観的に把握できます。 「ただの使いすぎ」と思い込まず、回復が思わしくない場合は一度立ち止まることが大切です。 痛みが長引く・再発を繰り返す場合の再生医療という選択肢 適切な休養やリハビリを行っても痛みが長引いたり、復帰と再発を繰り返す場合は、腱そのものの回復力が低下している可能性があります。 このようなケースでは、従来の保存療法だけでなく、治療の選択肢を再整理することが重要です。 リペアセルクリニック大阪院では、ジャンパー膝を含む慢性的な腱障害に対して、現在の症状だけでなく、競技歴や再発の経緯まで含めて検査を行います。 そのうえで、従来のケアで改善が頭打ちになっている場合には、再生医療という選択肢についても相談が可能です。 再生医療は、損傷した腱の修復環境を整え、回復力を引き出すことを目的とした治療であり、競技継続や再発予防を見据えた判断材料の一つになります。 「これ以上休めない」「同じ痛みを繰り返したくない」と感じている方にとって、現状を見直すきっかけになるので、ぜひお気軽にご相談ください。 まとめ|「治るまでの期間」は正しい対応で短縮できる ジャンパー膝がどれくらいで治るかは、重症度と回復期の対応次第で大きく変わります。 軽度であれば数週間で改善を目指せることもありますが、無理を重ねれば慢性化し、回復までに長期間を要することもあります。 重要なのは、「痛みがあるかないか」だけで判断せず、動作の質や回復の過程を丁寧に見極めることです。 焦らず段階的に負荷を戻し、自分の体に合った回復戦略を取ることが、結果的に最短の復帰につながります。
2026.01.29 -
- スポーツ医療
ふくらはぎの筋断裂とは、筋肉の繊維が部分的または完全に断裂した状態のことで、「肉離れ」とも呼ばれています。 スポーツ中のダッシュやジャンプなどで起こりやすく、放置すると歩行が困難になったり、再発しやすくなったりするリスクがあります。 この記事では、ふくらはぎの筋断裂の症状や原因、対処法から全治期間、治療法まで詳しく解説します。 ふくらはぎの痛みで悩まれている方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。 また、現在リペアセルクリニックでは手術なしで根本的な改善を目指せる再生医療に関する情報をLINEで発信しております。 再生医療に興味がある方は、ぜひご登録ください。 ふくらはぎの筋断裂(肉離れ)とは ふくらはぎの筋断裂は、筋肉に急激な力がかかることで筋繊維が損傷・断裂する状態です。 まずは症状と原因について、以下の2つを解説します。 主な症状 主な原因 ご自身の状態と照らし合わせながら確認してみてください。 主な症状 ふくらはぎの筋断裂は、受傷した瞬間に「ブチッ」「バチッ」という断裂音を感じ、激しい痛みが生じるのが特徴です。 主な症状は以下のとおりです。 受傷直後に「ブチッ」という音とともに激しい痛みを感じる 損傷した部位が腫れて、皮下出血(青あざ)ができる場合がある 痛みで足を動かしづらくなり、歩行が困難になる 力が入らず、思うように足を動かせない 重症の場合は筋肉のへこみが目で見てわかる 軽度であれば患部を押したときに痛む程度で歩行も可能ですが、重度になると自力で歩くことがほぼできなくなります。 痛みが数分で治まる「こむら返り(足がつる)」とは異なり、筋断裂の場合は痛みが長時間続きます。 主な原因 ふくらはぎの筋断裂は、筋肉が急激に収縮したり伸ばされたりしたときに発生します。 主な原因は以下のとおりです。 ダッシュ、ジャンプ、急停止など瞬発的な動作 ウォーミングアップ不足による筋肉の硬さ 筋力や柔軟性の不足 疲労の蓄積による筋肉の状態悪化 水分不足による筋肉の柔軟性低下 スポーツをしていない方でも、久しぶりの運動や急な動作で筋断裂を起こす可能性があります。 また、体が冷えると筋肉が硬くなるため、冬場はとくに注意が必要です。 ふくらはぎで筋断裂を起こしたときの対処法 ふくらはぎで筋断裂を起こしたときは、適切な応急処置を行い、速やかに医療機関を受診しましょう。 対処法として、以下の2つを解説します。 RICE処置による応急処置 医療機関を受診 早期の対処が症状の悪化を防ぎます。 RICE処置による応急処置 筋断裂を起こしたときの応急処置として「RICE処置」が効果的です。 RICE処置は、Rest(安静)・Icing(冷却)・Compression(圧迫)・Elevation(挙上)の頭文字をとった応急処置の基本です。 処置 方法 Rest(安静) 患部を動かさずに安静を保つ。損傷の拡大を防ぐ Icing(冷却) 氷や保冷剤をタオルで包み、1回15〜20分を目安に患部を冷やす Compression(圧迫) 包帯やサポーターで適度に圧迫し、腫れを抑える Elevation(挙上) 患部を心臓より高い位置に上げて、血液やリンパ液の流れを調整する RICE処置はあくまで応急処置です。 処置を行った後は、なるべく早く医療機関を受診しましょう。 医療機関を受診 筋断裂が疑われる場合は、できるだけ早く整形外科を受診することが大切です。 とくに以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 受傷時に「ブチッ」という断裂音を感じた 痛みが強く、歩行が困難である 患部が大きく腫れている、または内出血がある 筋肉にへこみが見られる 時間が経っても痛みが引かない 軽い痛みで歩行に支障がない場合でも、数日で痛みが改善しない場合は受診をおすすめします。 医療機関では、問診・触診のほか、エコー(超音波検査)で筋肉の損傷具合を確認します。 ふくらはぎの筋断裂における全治期間は?主な治療法 ふくらはぎの筋断裂の治療期間は、損傷の程度によって1週間から6カ月が目安です。 全治期間と治療法について、以下の2つを解説します。 主な治療は「保存療法」 早期回復のためにリハビリが重要 回復に向けた流れを理解し、焦らず治療に取り組みましょう。 主な治療は「保存療法」 ふくらはぎの筋断裂における治療は、手術をせずに自然治癒を促す「保存療法」が基本となります。 全治期間は重症度によって異なり、目安は以下のとおりです。 重症度 状態 全治期間の目安 軽度 ・筋繊維の微細な損傷 ・押すと痛みがあるが歩行は可能 1〜2週間程度 中等度 ・筋繊維の部分断裂 ・腫れや内出血があり歩行が困難 1〜2カ月程度 重度 ・筋肉の完全断裂 ・強い痛みで自力歩行がほぼ不可能 3〜6カ月程度 保存療法では、テーピングや装具で患部をサポートしながら安静にし、徐々にリハビリを行います。 完全断裂や大きな損傷がある場合には、手術が必要になることもあります。 早期回復のためにリハビリが重要 筋断裂の治療では、柔軟性と筋力を回復させるためにリハビリが欠かせません。 リハビリの内容は医療機関によって異なりますが、基本的には以下のように進められます。 ストレッチで患部を軽く伸ばし、20〜30秒かけてゆっくり行う(3〜5セット) 筋力トレーニングで低下した筋力を回復させる 最終段階でダッシュやジャンプなど実践的な動きを取り入れる リハビリを始めるタイミングは、炎症が治まり、痛みや腫れが軽減してからです。 自己判断で過度な負荷をかけると再発につながる恐れがあるため、焦らず医師や理学療法士の指示に従い、段階的に進めましょう。 ふくらはぎの筋断裂についてよくある質問 ふくらはぎの筋断裂についてよくある質問を紹介します。 ふくらはぎの筋断裂はどのくらいで治る? ふくらはぎの筋断裂は手術する? 治療期間や方法について正しく理解し、回復に向けた適切な対応を取りましょう。 ふくらはぎの筋断裂はどのくらいで治る? 症状の程度によって異なりますが、軽度で1〜2週間、中等度で1〜2カ月、重度で3〜6カ月が目安です。 ただし、これは適切な治療を受けた場合の目安です。 痛みがある場合は放置せず、早めに医療機関を受診しましょう。 ふくらはぎの筋断裂は手術する? 多くの場合、手術をせずに保存療法で治療を行います。 ただし、筋肉や腱の完全断裂がある場合や、損傷が広範囲に及ぶ場合には手術が検討されることもあります。 ふくらはぎの筋断裂を早く治すなら再生医療をご検討ください ふくらはぎの筋断裂は、適切な応急処置と治療によって回復が期待できる症状です。 しかし、「できるだけ早く治したい」「スポーツに早く復帰したい」と考える方も多いのではないでしょうか。 そのような方には、「再生医療」という治療法が選択肢になります。 再生医療は、ご自身の血液や細胞を利用して損傷した組織の修復を促す医療技術です。 入院を伴う大きな手術を必要としないため、早期回復を目指している方にもご検討いただけます。 再生医療について詳しくは、当院「リペアセルクリニック」へお気軽にお問い合わせください。
2025.12.26 -
- スポーツ医療
- 再生治療
トレーニング中に「筋トレで血管が切れるって本当?」「いきむのが怖い」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。 筋トレ中の頭痛の多くは一時的な血管の変化や酸欠によるものとされ、正しい知識があれば過度に恐れる必要はありません。 しかし、「本当に大丈夫?」「実は危険なサインを見逃しているのではないか」と心配になる方もいるでしょう。 本記事では筋トレによる頭痛の原因や、リスクを減らす呼吸法について解説します。 ぜひ参考にして、安全にトレーニングを続ける知識を身につけてください。 筋トレによる血圧の上昇で脳血管が切れる可能性がある 筋トレで重い負荷をかけて強く力むと血圧が一時的に急上昇し、脳血管に大きな負担がかかります。 息を止めたままの動作は血圧が上がりやすく、条件が重なると脳出血などのリスクも否定できません。 ベンチプレスや懸垂など力みやすい種目では、呼吸を意識して無理のない負荷で行うことが重要です。 ボディービルダーを対象にした筋トレ中の血圧の変化について、以下のような事象が報告されています。 項目 内容 激しい筋トレ中の血圧 レッグプレスの最大努力時に最高血圧480mmHgを記録 ※一般的な安静時血圧は120mmHg前後 安静時との比較 安静時の約4倍もの圧力が血管にかかる ※出典:Arterial blood pressure response to heavy resistance exercise - PubMed 高重量トレーニングで強く力むと、血管に強い圧力がかかります。 健康な血管であれば耐えうるケースが多いですが、未発見の動脈瘤などの弱点がある場合や動脈硬化が進んでいる場合は、破綻リスクが高まると考えられます。 筋トレ中・筋トレ後に頭痛が起こる主な原因 筋トレ中や後に起こる頭痛には、以下のような原因がいくつか考えられます。 血圧の急上昇や血管の一時的な収縮 高負荷・急激なトレーニングメニュー 息を止めて力む動作(バルサルバ動作) もともとの片頭痛・緊張型頭痛の悪化 上記の要因がどのように血管や神経に作用し、痛みにつながるのかを詳しく解説します。 血圧の急上昇や血管の一時的な収縮 激しい頭痛の原因として、血管の一時的な強い収縮による「可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)」の可能性があります。 力んだ際に、数十秒〜1分以内で痛みがピークに達する「雷鳴頭痛」が特徴です。 RCVSは自然に治まることが多いとされますが、進行すると脳出血につながる可能性もあるため、衝撃的な痛みを感じた場合は直ちに中断し受診してください。 高負荷・急激なトレーニングメニュー 以下のような激しいトレーニングの繰り返しは脳血管への負担となります。 高重量で行うスクワット・デッドリフト・ベンチプレス 限界まで追い込むRMトレーニング 短時間に全力を繰り返すHIIT 息を止めがちなプランクや体幹トレーニング 過度な運動で体が酸素不足になると、脳が酸素を取り込もうとして血管を拡張させ、頭痛を引き起こすことがあります。 マスク着用時も酸欠リスクがあるため、息苦しさを感じたら休憩をとることが大切です。 息を止めて力む動作(バルサルバ動作) 息を止めて力む「バルサルバ動作」は、胸腔内圧を高めて血圧を急上昇させる要因です。 息を止めて力む状態が続くと頭痛が起こりやすくなり、血管への負担も増大する可能性があります。 バルサルバ動作によって体に起こる変化は、以下のとおりです。 息を止めて力むことで胸や腹の圧力が上がる 上がった圧力が血管を押し、血圧を急上昇させる 息を吐いて力を抜いた瞬間に血液が心臓へ戻り、脳血管へ衝撃を与える 無意識に息を止めてしまう場合は、意識的に呼吸を続ける練習をおすすめします。 もともとの片頭痛・緊張型頭痛の悪化 慢性的な片頭痛がある場合、筋トレにより悪化するリスクがあります。 運動で血流が良くなり血管が開くと、片頭痛特有の拍動性の痛みが一時的に強まる場合があります。 緊張型頭痛の方はトレーニングでの筋肉の緊張により痛みが強くなる可能性があるため、リラックスを心がけましょう。 筋トレ時のこめかみ・後頭部が痛む場合に考えられる原因 頭痛が起こる場所によって、原因やリスクが異なる場合があります。 部位ごとの特徴とリスクについて、以下の表にまとめました。 痛む部位 考えられる原因 特徴 こめかみ・頭全体 一次性運動時頭痛 ズキズキと脈打つ痛み 後頭部・首筋 椎骨動脈解離 首の後ろの痛みから始まり、めまいなどを伴う 頭全体(激痛) くも膜下出血・RCVS 突然の激しい痛み 後頭部の痛みは、首を通る血管(椎骨動脈)が傷ついている可能性もあります。 首を極端に反らしたり、重い負荷で首を痛めたりした覚えがある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 筋トレ時の頭痛を防ぐために意識したいポイント 筋トレ時の頭痛を防ぐために意識したいポイントは、以下のとおりです。 息を止めない呼吸法を意識する トレーニング前後の水分補給を徹底する 急に負荷を上げず、準備運動・ストレッチを行う 今日から実践できる具体的な予防策と効果について、詳しく解説します。 息を止めない呼吸法を意識する 筋トレ中は息を止めず、力まないことが重要です。 呼吸法としては動作を行う際に呼吸を止めず、力むときに息を吐き、力を抜くときに息を吸うことが推奨されます。 どうしても息を止める必要がある高負荷時は、以下のような「修正バルサルバ法」などが活用できます。 力を入れる一番きつい瞬間に、歯の間から「スッ」と息を漏らす 完全に息を止めず、少しずつ空気を逃がすことで血圧の急上昇を防ぐ 動作が終わったら、大きく息を吐いてリラックスする 修正バルサルバ法は血圧上昇を抑え、頭痛予防につながります。 トレーニング前後の水分補給を徹底する 運動で体内の水分が不足すると血の巡りが悪くなり、脳へ栄養や酸素が行き届かなくなることで頭痛につながる可能性があります。 脱水状態になると血液量が減り、脳の血管や膜が引っ張られることで痛みが生じやすくなります。 脱水症状を防ぐため、筋トレ前後には十分な水分補給を行うことが大切です。 急に負荷を上げず、準備運動・ストレッチを行う 急に激しい運動をすると血流の速さが一気に変わり、血管や筋肉に負担をかけるリスクがあります。 筋トレ前のウォーミングアップとしてストレッチを行うことが、頭痛を防ぐのに効果的です。 運動の強さと血管への影響の違いは以下のとおりです。 行動 血管への影響 効果・リスク 急な激しい運動 血流が一気に速くなる 血管や筋肉に急激な負担をかけるリスクがある 準備運動・ストレッチ 血流が緩やかに速くなる 血管が広がり、急激な血圧上昇を和らげる効果が期待できる 強い負荷で筋力をつけたい場合でも、脳出血等のリスクを避けるため、急激に負荷を上げず「徐々に」重さを上げることが望ましいです。 筋トレ中・後に頭痛が出たときの対処法 もしトレーニング中に頭痛を感じたら、すぐに以下のような対処を行うことが推奨されます。 対処法 具体的な行動 運動を中止する 痛みを感じた時点でセットを中断、もしくは終了する 器具の負荷を軽くする 次回以降は重量を落とす 痛み止めを飲む 痛みが続く場合は鎮痛剤を使用し安静にする 自分の体の声に耳を傾け、異変を感じたら勇気を持って休むことが、長期的なトレーニング継続につながります。 筋トレは脳の血管に負担をかけず正しい方法で安全に行おう! 多くの筋トレ頭痛は良性の「一次性運動時頭痛」であると考えられていますが、初めて激しい頭痛を感じた場合は念のため医療機関を受診しましょう。 リハビリやセルフケアを続けても痛みが改善しない、あるいは慢性的な頭痛や体の痛みに悩まされている場合は、当院へご相談ください。 当院では、自身の細胞を使って体の修復を促す治療提供しており、スポーツによる不調の改善もサポートしています。 繰り返す痛みにお悩みの方は、ぜひ一度、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEからお気軽にご相談ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 筋トレで脳血管が切れることに関するよくある質問と回答 筋トレで脳血管が切れることに関するよくある質問と回答は、以下のとおりです。 頭痛が出ても筋トレは続けていい? 脳の血管が切れる前兆はある? 頭痛が出ても筋トレは続けていい? 筋トレ時に頭痛が出た場合、基本的に中止しましょう。 突然バットで殴られたような衝撃を感じる頭痛の場合は、血管のトラブルが起きている可能性があります。 痛みが徐々に強まるタイプであっても無理をすれば悪化する恐れがあるため、その日は中断し様子を見ることが望ましいです。 脳の血管が切れる前兆はある? 脳の血管が切れる前には、前兆が出る場合とまったく出ない場合があります。 たとえば、くも膜下出血では本格的に血管が破れる数日〜数週間前に、突然起こる強い頭痛が前触れとして現れることがあります。 この頭痛は「警告頭痛」と呼ばれ、普段経験しないような痛みが特徴です。 「いつもと明らかに違う」「急にズキッとした強い痛みを感じた」といった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
2025.12.26 -
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- スポーツ医療
前十字靭帯断裂(ACL断裂)は、膝関節の中にある靭帯が切れてしまうケガです。 サッカーやバスケットボールなど、急な方向転換やジャンプが多いスポーツで発生しやすく、一度断裂すると自然に治ることはありません。 「前十字靭帯を断裂してしまったけれど、いつ頃スポーツに復帰できるのだろう」「リハビリはどのくらいかかるのか」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。 この記事では、前十字靭帯断裂からスポーツ復帰までの期間の目安、リハビリの流れ、治療法の選択肢について解説します。 前十字靭帯断裂でスポーツ復帰を目指している方は、ぜひ最後まで読んで、ご自身に合った回復への道筋を見つけましょう。 また、「手術による長期離脱は避けたい」「できるだけ早く競技に復帰したい」という方は、再生医療も選択肢の一つです。 当院(リペアセルクリニック)では、ACL損傷をはじめとしたスポーツ外傷に対し、幹細胞治療やPRP療法などの再生医療を用いた治療を行っています。 >>実際の症例はこちら 症例や治療内容については、以下の公式LINEでも紹介しています。 「自分の靭帯の状態でも適応になるのか知りたい」という方は、まずは当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 前十字靭帯断裂(ACL断裂)からスポーツ復帰までの目安は6カ月〜12カ月程度 前十字靭帯断裂の手術後、スポーツに復帰できるまでの期間は競技によりますが一般的に6カ月〜12カ月程度です。 ただし、損傷の程度やリハビリの進み具合によって個人差があり、以下が目安となります。 歩行可能になるまでの期間は約2〜4週間 ジョギング再開の目安は約3カ月 それぞれの時期における回復状態と注意点を把握して、安全なスポーツ復帰を目指しましょう。 歩行可能になるまでの期間は約2〜4週間 前十字靭帯再建術後、自分の足で歩けるようになるまでには約2〜4週間かかります。 術後数日は車椅子での生活となる場合もありますが、松葉杖を使えば翌日から移動が可能です。 この時期は膝の可動域を回復させるリハビリが中心となり、無理をせず段階的に荷重をかけていくことが大切です。 日常生活への復帰を焦らず、医師や理学療法士の指導のもとでリハビリを継続しましょう。 ジョギング再開の目安は約3カ月 ジョギングを再開できる目安は、術後約3カ月です。 移植した腱が骨にしっかりと定着し、強度が安定し始めるのがこの時期です。 徐々にジョギングを再開できるようになりますが、無理な運動は再損傷のリスクを高めます。 ジョギングを開始する際は平らな場所でゆっくりとしたペースから始め、膝に痛みや違和感がないか確認しながら進めましょう。 「3カ月経ったから大丈夫」ではなく、筋力や膝の安定性が十分に回復しているかを確認することが大切です。 ACL手術後のリハビリ期間とスポーツ復帰までのステップ 前十字靭帯再建術後のリハビリは、手術直後から段階的に進めていきます。 移植した腱を保護しながら、可動域訓練・筋力トレーニング・スポーツ動作の練習へと負荷を高めていくことが重要です。 以下の表は、手術後からスポーツ復帰までの流れを時系列でまとめたものです。 手術からの時期 リハビリ内容 手術直後 膝周辺の組織の柔軟性を確保する。装具を着用し、膝関節の動きを伴わない筋力トレーニングを開始。膝以外の部分(体幹・上半身など)のトレーニングも行う 1週間 体重の1/3程度の荷重練習を開始。関節の動きを改善する運動を始める 2〜3週間 全体重をかける練習へ移行。軽く曲げる程度のスクワットなど、体重をかけながらのトレーニングを実施 4〜6週間 エアロバイクなどマシーンでの運動を開始。より積極的に体重をかけたトレーニングを進める 3カ月 ジョギングを開始。平らな場所でゆっくりとしたペースから始める 4カ月 両足ジャンプ、軽いターン動作を開始 6カ月 スポーツの練習を開始。競技特有の動作練習を段階的に取り入れる 8〜12カ月 競技への完全復帰を目指す。筋力が健側の85%以上に回復していることが目安 移植腱が負担に耐えられるようになるまでは約3カ月かかるため、それまでは無理な運動を避けることが大切です。 前十字靭帯断裂に対する主な治療法 前十字靭帯断裂の治療法は主に以下の2つがあります。 自家腱移植(ハムストリング腱・膝蓋腱) 保護的早期運動療法 それぞれの治療法の特徴を理解して、ご自身に合った治療を選択しましょう。 自家腱移植(ハムストリング腱・膝蓋腱) 自家腱移植は、自分の体にある腱を使って断裂した前十字靭帯を再建する手術です。 移植に使用される腱は、主に以下の2種類があります。 ハムストリング腱(太ももの裏側にある腱) 膝蓋腱(膝のお皿の下にある腱) 手術は関節鏡手術と呼ばれる方法で行われ、数ミリほどの小さな穴からカメラを入れるため、傷口が小さく、入院期間も短くて済みます。 入院期間は短い場合で4〜7日程度です。 スポーツ復帰までの期間は一般的に8〜12カ月程度とされていますが、競技の種類やリハビリの進み具合によって個人差があります。 どちらの腱を使用するかは、競技の種類やご自身の希望などを考慮して医師と相談して決定します。 保護的早期運動療法 保護的早期運動療法は、手術を行わずに装具とリハビリで膝の機能回復を目指す治療法です。 治療の流れは以下のとおりです。 装具を使用して膝関節を保護・固定する 炎症を管理しながら、できるだけ早期にリハビリを開始する 膝の可動域を回復させる訓練を行う 太ももの筋肉を中心に筋力強化を行い、膝の安定性を補う 保護的早期運動療法は、損傷が軽度の場合や手術を希望されない場合に検討されます。 ただしスポーツ復帰を目指す場合、保存療法では膝の不安定性が残りやすく、競技中に「膝崩れ」を起こすリスクがあります。 そのため、スポーツ復帰を希望される方には、基本的に手術による治療が推奨されています。 前十字靭帯断裂後にスポーツ復帰の期間を早めるなら再生医療も選択肢の一つ 前十字靭帯断裂からスポーツ復帰を目指すには、手術とリハビリを経て6カ月〜12カ月程度の期間が必要です。 損傷の程度や回復の進み具合には個人差がありますが、焦らず段階的にリハビリを進めることが安全な復帰への近道となります。 手術以外の選択肢としては、再生医療という治療法があります。 幹細胞治療やPRP療法(多血小板血漿療法)など、患者さま自身の幹細胞・血液を活用する治療法です。 手術を避けたい方や、早期復帰を希望される方にとって、治療の選択肢の一つとなる可能性があります。 以下は当院で変形性膝関節症と前十字靭帯断裂を抱える方に再生医療を行い、しゃがみ込みの痛みが改善した症例になりますので、ぜひ参考にしてください。 再生医療について詳しくは、以下の動画でも紹介しています。 前十字靭帯断裂でお悩みの方は、当院「リペアセルクリニック」にご相談ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 前十字靭帯断裂のスポーツ復帰に関するよくある質問と回答 前十字靭帯断裂からのスポーツ復帰についてよくある質問を紹介します。 前十字靭帯断裂の手術の成功率は? サッカー選手が前十字靭帯断裂から復帰するまでにかかる期間は? 復帰までの不安を解消するために、ぜひ参考にしてください。 前十字靭帯断裂の手術の成功率は? 前十字靭帯再建術は、確立された手術方法であり、多くの患者さまが競技に復帰しています。 研究によると、再建術後1年で33〜92%の方がスポーツに復帰できたという報告※があります。 ※出典:PubMed 復帰率に幅がある理由は、リハビリ環境や競技レベルによって差が出るためです。 専属トレーナーのサポートを受けられるプロ選手では90%以上が復帰できた一方、一般の競技者では復帰率が低くなる傾向があります。 サッカー選手が前十字靭帯断裂から復帰するまでにかかる期間は? サッカー選手の場合、前十字靭帯断裂から競技復帰までには一般的に8カ月〜12カ月程度かかります。 サッカーは急な方向転換やジャンプ、接触プレーが多いスポーツです。 そのため、膝の安定性と筋力が十分に回復していないまま復帰すると、再断裂のリスクが高まります。 医師や理学療法士、トレーナーと連携しながら、安全に競技復帰できるよう計画的にリハビリを進めましょう。
2025.12.26 -
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スポーツによる膝の痛みは、ランニングやジャンプなど繰り返しの動作によって膝に負担が蓄積することで起こりやすくなります。 痛みを抱えたまま練習を続けると悪化して競技復帰が遅れるだけでなく、階段の上り下りや歩行など日常生活にも支障をきたす可能性があります。 また「練習中に膝が痛くなって思うようにプレーできない」「試合が近いのに膝の痛みが治らない」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。 この記事では、スポーツで起こりやすい膝の疾患、痛みの部位から疑われる原因、適切な対処法について解説します。 スポーツによる膝の痛みで悩まれている方は、ぜひ最後まで読んでご自身の状態に合った対処のヒントを見つけましょう。 また競技に打ち込むアスリートにとって、怪我による長期離脱はパフォーマンスだけでなく選手生活にも影響する問題の一つです。 保存療法やリハビリを続けても改善が見られないという方は、再生医療という選択肢も検討しましょう。 再生医療とは、手術を行わずにご自身の細胞の力を使って、損傷した組織の修復・再生を促す治療法です。 >>スポーツ医療の症例についてはこちら 膝の痛みに対して「手術は避けたい」「できるだけ早期復帰を目指したい」という方は、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 症例や治療内容は、以下の公式LINEでも紹介していますので、併せて参考にしてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ スポーツで起こりやすい主な膝の疾患 スポーツで起こる膝の痛みには、さまざまな原因が考えられます。 とくに多いのは、繰り返しの動作によって膝周りの組織に炎症が起きる疾患です。 代表的なものとして以下の4つがあります。 腸脛靭帯炎(ランナー膝):膝の外側の痛み 鵞足炎:膝の内側の痛み 膝蓋靭帯炎(膝蓋腱炎):膝のお皿の下の痛み 大腿四頭筋腱付着部炎:膝の上・前面の痛み ご自身の症状と照らし合わせながら、当てはまる疾患がないか確認してみましょう。 腸脛靭帯炎(ランナー膝):膝の外側の痛み 腸脛靭帯炎は「ランナー膝」とも呼ばれ、長距離ランナーに多く見られる疾患です。 太ももの外側から膝下まで伸びる腸脛靭帯が、膝の曲げ伸ばしを繰り返すことで大腿骨と摩擦を起こし、炎症が生じます。 走っているときに膝の外側がズキズキ痛むのが特徴で、初期は下り坂を走るときだけ痛みを感じますが、症状が進むと平地でも痛むようになります。 柔軟性不足、走りすぎ、フォームの乱れが主な原因です。 早めに休養をとり、ストレッチやフォームの見直しを行うことが大切です。 鵞足炎:膝の内側の痛み 鵞足炎(がそくえん)は、膝の内側にある「鵞足」と呼ばれる部分に炎症が起きる疾患です。 鵞足は3種類の筋肉が集まって脛の骨に付着する場所で、階段の上り下りや方向転換のときに痛みやすく、ランニング初心者から競技者まで幅広く発生します。 主な原因として、以下が挙げられます。 ストレッチ不足による筋肉の柔軟性低下 サイズや形状の合わないシューズの使用 ランニングやジャンプ動作による過度な負荷の蓄積 鵞足炎は放置すると慢性化しやすく、痛みが長期化する傾向があります。 痛みを感じたら早めに運動量を減らし、患部を冷やすなどの対処を行いましょう。 膝蓋靭帯炎(膝蓋腱炎):膝のお皿の下の痛み 膝蓋靭帯炎(しつがいじんたいえん)は「ジャンパー膝」とも呼ばれ、バレーボールやバスケットボールなどジャンプ動作の多い競技で多く見られます。 膝のお皿と脛の骨をつなぐ靭帯に繰り返し負荷がかかることで、炎症が起きます。 ジャンプ、着地、ダッシュを繰り返す競技で発症しやすく、10〜20代のスポーツ選手に多いのが特徴です。 膝のお皿の下を押すと痛む場合は、この疾患の可能性があります。 痛みを我慢して運動を続けると悪化するため、早めの対処が重要です。 大腿四頭筋腱付着部炎:膝の上・前面の痛み 大腿四頭筋腱付着部炎(だいたいしとうきんけんふちゃくぶえん)は、太ももの前面にある大腿四頭筋の腱が膝のお皿に付着する部分で炎症が起きる疾患です。 ジャンプや急激な負荷増加により悪化しやすく、太ももの柔軟性不足や筋力バランスの乱れがリスクを高めます。 また、症状が長引くと競技復帰が遅れることもあるため、太もものストレッチを十分に行い、筋力のバランスを整えることが予防につながります。 症状が出た場合は無理をせず、適切な治療を受けましょう。 【部位別】膝の痛みの場所から疑われる疾患をチェック 膝の痛みは、どこが痛むかによって原因となる疾患が異なります。 痛みの場所を把握することで、疑われる疾患を絞り込めます。 以下の表で、ご自身の痛みの部位から考えられる疾患を確認してみましょう。 痛みの部位 疑われる主な疾患 膝の外側 腸脛靭帯炎(ランナー膝)、外側側副靭帯損傷、外側半月板損傷 膝の内側 鵞足炎、内側側副靭帯損傷、内側半月板損傷、変形性膝関節症 膝の前面(お皿の下) 膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)、オスグッド病 膝の上側 大腿四頭筋腱付着部炎、膝蓋前滑液包炎、膝蓋大腿関節症 スポーツで起こる膝の痛みは、使いすぎ(オーバーユース)が原因であることが多いです。 ただし、靭帯損傷や半月板損傷など、外傷によって起こる疾患が隠れている場合もあります。 痛みが続く場合や、腫れ・熱感がある場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。 スポーツによる膝の疾患に対する対処法 スポーツによる膝の痛みは、適切な対処を行うことで回復を早められます。 膝のスポーツ障害に対する基本的な治療は「安静・冷却・炎症のコントロール・適切なリハビリ」です。 主な対処法を以下の表にまとめました。 対処法 内容 RICE処置 安静・冷却・圧迫・挙上の応急処置。痛みや腫れが出た直後に行い、炎症の悪化を防ぐ 薬物療法 消炎鎮痛剤の内服や湿布で痛みと炎症を抑える。痛み止めだけに頼らず、安静やリハビリと併用する リハビリテーション 炎症が落ち着いた後、筋力強化や柔軟性向上を行う。競技復帰に向けて最も重要な治療法 装具療法 サポーターやテーピングで膝を保護し、負担を軽減する。リハビリと併用すると効果的 これらの対処法を状態に合わせて組み合わせ、専門家と相談しながら競技復帰を目指しましょう。 スポーツによる膝の痛みには再生医療も選択肢の一つ スポーツによる膝の痛みは、適切な対処を行うことで多くの場合改善が見込めます。 競技復帰には、痛みの原因となる疾患を正しく理解し、早めに対処することが大切です。 ここまで紹介した保存療法で改善しない慢性的な膝の痛みにお悩みの方や、手術を避けたいとお考えのアスリートの方には、再生医療という選択肢もあります。 再生医療は、ご自身の幹細胞や血液を活用する治療法です。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 慢性化してしまった症状を完治させたい 薬剤アレルギーが心配で治療ができていない 定期的にステロイド治療を続けている スポーツをしていて早期治療を希望したい 入院を伴う大きな手術を必要としないため、競技への早期復帰を目指せます。 治療法については、以下の動画でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。 当院「リペアセルクリニック」では、患者さま一人ひとりの状態に合わせた治療プランをご提案しております。 従来の治療で思うような結果が得られなかった慢性の膝痛の方も、一度ご相談ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ スポーツによる膝の痛みに関するよくある質問と回答 スポーツによる膝の痛みについて、よくある質問を紹介します。 膝の痛みは何日続いたら病院に行くべき? 膝が痛い時にやってはいけないことは? 痛みの悪化を防ぐためにも、それぞれ確認しておきましょう。 膝の痛みは何日続いたら病院に行くべき? 一般的には、2週間以上痛みが続く場合は医療機関の受診をおすすめします。 また、以下のような症状がある場合は、早めに受診してください。 腫れや熱感がある 歩行や階段の上り下りが困難 夜間も痛みがある 膝がガクッと崩れる感覚がある 膝が動かなくなる(ロッキング) これらの症状は、靭帯損傷や半月板損傷など、より重篤な疾患が隠れている可能性を示唆します。 早期に診断を受けることで、適切な治療を開始でき、競技復帰も早まります。 膝が痛い時にやってはいけないことは? 膝に痛みがあるときは、以下の行為を避けてください。 痛みを我慢して運動を続ける 強引なストレッチを行う 長時間の負荷をかけ続ける 痛み止めだけで運動を続ける これらの行為は症状を悪化させ、回復を遅らせる原因になります。 とくに炎症が起きている時期は、まず安静にして患部を冷やすことが大切です。
2025.12.26 -
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スノーボードを滑ったあと膝の痛みが続き、不安になってしまう方も少なくはありません。 翌日になっても違和感が抜けないと、「これってけがなのか」「放置してよいのか」と判断が難しくなります。 特に雪上では転倒や着地の衝撃だけでなく、フォームや板のセッティングの影響でも膝に負担が集まりやすい特徴も。 そこで本記事では、スノーボードで膝が痛くなる原因を切り分け、対処・受診目安・予防までを整理して解説します。 「外傷(靭帯・半月板)」と「負荷(フォーム・炎症)」でまず切り分けるが重要 スノーボードの膝痛は、最初に「外傷(靭帯・半月板)」と「負荷(フォーム・炎症)」のどちらが主役かを切り分けると、判断が早くなります。 【まず整理したい2つの軸】 外傷タイプ:転倒・ひねり・着地で「その瞬間に痛めた」感覚が強い 負荷タイプ:滑走後に徐々に痛む、繰り返すうちに悪化する 外傷+負荷の混在:軽い外傷をかばって別の場所が痛む 痛みの部位:内側・外側・前(お皿周り)・奥の不安定感で候補が変わる たとえば転倒直後に腫れが出て不安定なら、靭帯や半月板などの外傷を先に疑いましょう。 一方で「滑っている最中は平気だが、翌日から外側が痛い」ような場合は、負荷による炎症が中心のこともあります。 この切り分けを先に行うだけで、「自宅対応でよいのか」「すぐ受診すべきか」が整理しやすくなります。 スノボで膝が痛くなりやすい理由 スノーボードは、板に足が固定されるぶん、転倒や着地で生じた力が膝関節に逃げにくいスポーツです。 【膝に負担が集まりやすい要因】 エッジ切り替えで膝が内外にぶれやすい(特に疲労時) 着地・段差での衝撃が反復しやすい ブーツやバインの設定で姿勢が崩れると、膝だけで支えがち 寒冷環境で筋肉が硬くなり、可動域が落ちやすい さらに、斜面状況(アイスバーン・コブ・パウダー)によって必要な姿勢が変わるため、同じ人でも日によって膝の負担が増減します。 「いつもと同じ滑りなのに痛む」と感じる場合でも、雪質や疲労の影響でフォームが変わっていることがあります。 原因が外傷か負荷かを見極めながら、部位別に候補を絞っていきましょう。 部位別|スノーボードの膝痛で多い原因 膝の痛みは部位ごとに疑う原因が変わるため、まずは「どこが痛いか」を言語化しておくと受診時にも役立ちます。 【部位別の目安(該当箇所へ)】 膝の内側が痛い|MCL(内側側副靱帯)・内側半月板の可能性 膝の外側が痛い|腸脛靱帯炎(ITB)・外側半月板などの可能性 膝のお皿周り/前が痛い|膝蓋大腿関節の負担・ジャンパー膝など 転倒/着地後に不安定・腫れる|ACL等の靭帯損傷も視野(特に着地) 同じ「膝痛」でも、靭帯・半月板・腱・関節周辺の炎症で対応が変わります。 また、痛みが一点ではなく広がって感じるときは、かばい動作で別の組織に負担が移っていることもあります。 次の各項目で、特徴とチェックポイントを整理します。 膝の内側が痛い|MCL(内側側副靱帯)・内側半月板の可能性 膝の内側の痛みは、まずMCL(内側側副靱帯)の損傷や内側半月板の負担を疑います。 【内側痛で多い訴え】 転倒で膝が内側に折れるような力がかかった 内側を押すと痛い、内側に沿って圧痛がある ひねり動作で「ズキッ」と鋭い痛みが出る 引っかかり・クリック感があり、曲げ伸ばしが怖い MCL損傷は膝の横方向の力で起こりやすいとされ、痛みや不安定感の出方で重症度が変わります。 参照:AAOS OrthoInfo「Collateral Ligament Injuries」 一方で、半月板の損傷では「押すと痛い」よりも、動かしたときの引っかかりや関節裂隙(膝のすき間)周辺の痛みが目立つことがあります。 参照:AAOS OrthoInfo「Meniscus Tears」 痛みが強いのに無理に滑り続けると、腫れが増えて可動域が落ち、回復が遅れやすくなります。 内側痛が続く場合は「どんな転び方をしたか」「腫れが出たタイミング」をメモしておくと、診察で原因が絞りやすいです。 膝の外側が痛い|腸脛靱帯炎(ITB)・外側半月板などの可能性 膝の外側が痛い場合、反復負荷で起こる腸脛靱帯炎(ITB)や、外側半月板の問題が候補になります。 【外側痛の見え方】 滑走後〜翌日に外側がズーンと痛む(反復負荷型) 曲げ伸ばしで外側が擦れるように痛む フォームが崩れると痛みが増える、休むと軽くなる 外側の引っかかり感や腫れがある場合は半月板も視野 腸脛靱帯炎は、腸脛靱帯が膝周辺でこすれて刺激が積み重なることで症状が出ると説明されています。 参照:Cleveland Clinic「Iliotibial Band Syndrome」 スノーボードでは、エッジングの癖や片脚に乗る時間が長い滑り方で、外側に負担が偏ることがあります。 一方で、外側半月板が関与しているときは「外側が鋭く痛む」「動かすと引っかかる」など、動作との結びつきが強いことが多いです。 外側痛が続く場合は、単なる筋肉痛と決めつけず、痛む動作(ターン・階段・しゃがみ)を具体化して対策を選びましょう。 膝のお皿周り/前が痛い|膝蓋大腿関節の負担・ジャンパー膝など 膝のお皿周り(前)の痛みは、膝蓋大腿関節(しつがいだいたいかんせつ)への負担や、膝蓋腱の炎症(ジャンパー膝)などが関係することがあります。 【前面痛でよくある状況】 階段の昇降やしゃがみ動作で前が痛い 長時間座った後の立ち上がりで痛い ジャンプ着地やコブで膝前が響く 膝の下(膝蓋腱)に一点の圧痛がある 膝蓋大腿関節の痛み(PFPS)は、階段やスクワット、長時間座位で痛みが増えることがあります。 また、ジャンパー膝(膝蓋腱炎)は、ジャンプなど反復動作で腱が弱り、痛みやこわばりが強くなる特徴をもちます。 スノーボードでは膝を曲げた姿勢が続きやすく、前側に負担が集まると、滑走後に前面痛が残ることも。 前面痛はフォーム修正や筋力バランスの調整で変わるケースもあるため、「どの姿勢で増えるか」を把握して対処を選ぶことが重要です。 転倒/着地後に不安定・腫れる|ACL等の靭帯損傷も視野(特に着地) 転倒や着地のあとに膝がぐらつく、急に腫れる場合は、ACL(前十字靱帯)などの靭帯損傷も含めて早めの評価が必要です。 【外傷を強く疑うサイン】 受傷時に「ポン」という音や感覚があった 短時間で腫れが強くなった(関節内の腫れ) 体重をかけると崩れる、不安定で怖い 曲げ伸ばしができない、ロックした感じがある ACL損傷では、受傷時の音や不安定感、腫れなどが典型的な症状として挙げられています。 また、ACL損傷はジャンプや着地などで起こり得ると説明されており、雪上スポーツでも注意が必要です。 参照:Mayo Clinic「ACL injury」 「腫れているけれど歩けるから大丈夫」と判断して滑り続けると、損傷部位をさらに刺激して回復が遅れることがあります。 不安定感や強い腫れがある場合は、その日のうちに無理を止め、受診を前提に動き方を制限することが重要です。 今すぐできる応急処置 受傷直後や強い違和感があるときは、まずRICE(安静・冷却・圧迫・挙上)の考え方で炎症と腫れを抑えると、その後の判断がしやすくなります。 【応急処置の基本】 安静:痛みが増える動作は中止し、歩行量を減らす 冷却:直接皮膚に当てず、短時間で区切って冷やす 圧迫:軽い圧迫で腫れを抑える(強く締めすぎない) 挙上:可能なら脚を高くして腫れを軽減する RICEは打撲や捻挫などの初期対応として一般的に案内されており、腫れや痛みの軽減を目的に行います。 ただし、冷却や圧迫で一時的に痛みが引いても、損傷が治ったわけではありません。 応急処置の目的は「悪化を避けて、次の判断につなげること」なので、痛みの変化と腫れの推移を観察してください。 「体重をかけるほど痛い」「腫れが急に増える」場合は、応急処置だけで済ませず受診を優先しましょう。 病院に行くべきサイン 膝痛は様子見でよい場合もありますが、以下の受診目安に当てはまるなら早めの受診が安全です。 【受診を急ぐ目安】 転倒後から腫れが強く、短時間で増えてきた 膝が不安定で、体重をかけるのが怖い 曲げ伸ばしができない、ロックした感じがある しびれが出る、冷感がある、足先の色が悪い 夜間痛が強く、日常生活に支障が出ている 膝の外傷には靭帯損傷や半月板損傷などがあり、適切な治療で回復を促すことが重要です。 特に「不安定」「強い腫れ」「可動域が急に落ちた」は、放置で長引きやすいサインになり得ます。 受診の際は、転倒状況・痛みの場所・腫れ始めた時間を整理すると、検査の方針が立ちやすいです。 迷う場合は、悪化してから動けなくなる前に相談するほうが結果的に負担が小さくなります。 痛みが長引く・繰り返す場合の再生医療という選択肢 滑走を休んでも膝の痛みが長引く場合は、原因を評価し直し、必要に応じて再生医療を含む選択肢を比較することが重要です。 【痛みが長引くときに見直す観点】 靭帯・半月板の損傷が残っていないか 炎症が続き、滑走フォームで再刺激されていないか 筋力・柔軟性の低下で膝に負担が集中していないか 保存療法(リハビリ・負荷調整)の設計が合っているか リペアセルクリニック大阪院では、スポーツによる膝の痛みについて、受傷経緯・痛む動作・既往治療を整理し、状態評価と選択肢の比較を重視しています。 保存療法を続けても痛みが戻る場合は、「どの組織が残っている痛みに関わるか」を切り分けたうえで、治療方針を組み立て直すことが大切です。 必要に応じて、再生医療の可能性も含めて相談を受け付けています。 「この痛みはいつまで続くのか」と不安が強い場合は、我慢を続ける前に一度ご相談ください。 痛みが続くほど、滑りの質だけでなく日常生活の活動量まで落ち、回復の土台が崩れやすくなります。 早い段階で原因を整理できると、無駄な安静や無理な再開を避けやすくなります。 「戻したい動作」を明確にしたうえで、現状に合う対策を選ぶことが、復帰の遠回りを減らします。 まとめ|膝痛は“原因の切り分け”が最短回復につながる スノーボードの膝痛は、まず外傷か負荷かの切り分けを行い、部位ごとの候補を絞ることが重要です。 【本記事の要点】 内側痛はMCLや内側半月板、外側痛はITBや外側半月板を疑う 前面痛は膝蓋大腿関節の負担や膝蓋腱の炎症が関与することがある 不安定・強い腫れ・ロック感は早めの受診が安全 応急処置は悪化を避ける目的で行い、経過を観察する 保存療法で整うケースも多い一方で、改善が乏しい場合は治療の選択肢を比較する視点も必要です。 リペアセルクリニック大阪院では、状態評価と選択肢の整理を重視し、必要に応じて再生医療の可能性も含めて相談を受け付けています。 不安が続く場合は、早めに専門家へ相談し、納得できる復帰計画を立てましょう。
2025.12.26 -
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歩行や運動時に感じる足の甲の痛みは、日常生活に支障をきたすだけでなく、「もしかして骨折?」という大きな不安材料となるでしょう。 特にスポーツをされている方や、立ち仕事が多い方にとって、足の甲の痛みは見過ごせないサインです。 本記事では、足の甲が疲労骨折してしまう原因や、見逃してはいけない症状の特徴について詳しく解説します。 足の甲の痛みを正しく理解し、適切な処置への第一歩を踏み出しましょう。 また、保存療法で改善が見られない疲労骨折では、再生医療が選択肢となる場合があります 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自然治癒力を高めることで、炎症抑制や損傷した組織の再生・修復を促す医療技術です。 当院リペアセルクリニックでは、具体的な治療について無料カウンセリングを実施しておりますので、ぜひご相談ください。 足の甲が疲労骨折する原因 足の甲に疲労骨折が生じる大きな原因は、骨の強度を超える負荷が、繰り返し同じ場所に加わり続けることです。 足の甲に過度なストレスがかかる主な要因は、以下のとおりです。 オーバーユース(使いすぎ) 急激なトレーニング量の増加 下半身の筋力不足と柔軟性の低下 足に合っていないシューズの着用 コンクリートなどの硬い路面での運動 フォームや身体の使い方の癖 偏平足・ハイアーチなどの骨格的な問題 骨密度の低下 ランニングやジャンプを繰り返すスポーツなど、足への衝撃を伴う動作の繰り返しによって骨への負担が蓄積されます。 急激にトレーニング量を増やした時期などは、特に疲労骨折のリスクが高まります。 また、下半身の筋力・柔軟性不足やクッション性のないシューズの着用、コンクリートなどの硬い路面での運動も、足の甲への負担を増大させる要因です。 骨への負荷を減らすには、運動量の調整だけでなく、シューズの見直しやストレッチによる柔軟性の確保など、多角的なアプローチが有効です。 足の甲が疲労骨折したときの症状 足の甲が疲労骨折している場合、痛みは突然激しくなるのではなく、徐々に強まっていくことが多いため、初期段階での発見と対処が重要です。 本章では、足の甲が疲労骨折したときの具体的な症状や見分け方について解説します。 疲労骨折の主な症状 疲労骨折の症状の見分け方 ご自分の足の状態と照らし合わせながら、疲労骨折かどうか判断するための参考にしてください。 疲労骨折の主な症状 足の甲の疲労骨折は、特に第2・第3中足骨(足部の中央に位置し、体重負荷を最も受けやすい部位)に好発します。 第2・第3中足骨が疲労骨折した場合、以下のような症状が現れます。 歩行時・運動時の足の甲に鈍い痛みがある 安静にしていても足の甲が痛い 患部を指で押すと特定の一点に圧痛を感じる 患部に腫れや熱感がある 上記のような症状を無視して生活や運動を続けると、完全な骨折に至り、長期の安静期間が必要になる可能性があります。 疲労骨折が疑われる症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、適切な対処を心がけましょう。 また、小指側にある第5中足骨を疲労骨折した状態を「ジョーンズ骨折」と呼び、通常の疲労骨折とは予後が異なるため、注意が必要です。 疲労骨折の症状の見分け方 足の甲の痛みは、疲労骨折以外にも「腱炎」や「捻挫」などの可能性があります。 これらを見分けるためには、以下のチェックリストを参考に、痛みの広がり方や、特定の動作による反応などを確認しましょう。 チェック項目 疲労骨折の疑い 腱炎や捻挫の疑い 痛みの範囲 ピンポイントの痛み ぼんやりとした広範囲の痛み 圧痛部位 骨の上を押すと痛む 筋(スジ)や関節を押すと痛む 腫れ方 患部周辺の全体的な腫れ 筋に沿った腫れ、または関節周辺の腫れ 発症パターン 数日~数週間かけて徐々に悪化 急性発症、運動後すぐ 安静時の痛み 症状悪化によって痛む 軽度、またはなし ただし、上記のチェック項目はあくまで目安程度に捉えましょう。 自己判断で処置を遅らせるリスクを避けるため、疑わしい場合は整形外科でのレントゲンやMRI検査を受けることが、確実な回復への近道です。 また、初期段階の疲労骨折ではレントゲンに写らないこともあるため、他の検査を受けることも検討する必要があります。 足の甲の疲労骨折はどのくらいで治る?主な治し方 足の甲の疲労骨折は、多くの場合、手術を行わずに「保存療法」と呼ばれる治療法で自然治癒を目指すことができます。 ただし、これは「何もしないで放置すれば治る」という意味ではなく、骨が修復される環境を整え、適切な管理を行うことが前提です。 疲労骨折の治療プロセスは、主に以下の2つの段階に分けて進められます。 安静と固定 リハビリテーション 骨折の程度や場所によっては手術が検討されるケースもありますが、基本的には患部への負担を取り除くことから治療が始まります。 早期復帰を目指すためにも、各段階でどのような処置が行われるのかを理解しておきましょう。 安静と固定 疲労骨折の治療で優先すべきことは、骨の修復を妨げないよう患部を固定して安静にすることです。 固定期間は重症度によって異なりますが、一般的には以下のとおりです。 軽度:4~8週間 中等度:8~12週間 重度:12週間以上 完全に骨が治っていない状態で固定を外したり、運動を再開したりすると、再骨折や難治化(骨がつかなくなること)を招く恐れがあります。 骨の癒合が確認されるまでは、焦らず安静を保つことが、早期改善の近道です。 リハビリテーション 骨の癒合が確認され、医師の許可が出た後は、少しずつ元の生活やスポーツ活動に戻るためのリハビリテーションを開始します。 リハビリテーションは、以下のようなメニューを段階的に実施します。 荷重訓練 可動域訓練 ストレッチ 筋力トレーニング 動作やフォーム改善 安静期間中に低下してしまった筋力や柔軟性を取り戻し、再発を防ぐ身体作りが目的となります。 無理に頻度や負荷を上げてしまうと再骨折や難治化につながるため、注意が必要です。 「痛みが出ないか」を常に確認しながら、医師や理学療法士の指導のもと、慎重にステップアップしていきましょう。 足の甲の疲労骨折を予防する方法 疲労骨折は、日々のトレーニング習慣や生活環境を見直すことで予防できる怪我です。 「一度治ったから安心」と考えるのではなく、骨への負担をコントロールし続ける意識を持つことが、長くスポーツや歩行を楽しむための鍵となります。 疲労骨折で実践したい具体的な予防法は、以下の5つです。 運動量は段階的に増やす 運動前後のセルフケア 下半身の筋力トレーニング 体重管理や食生活の改善 適切なシューズを着用する 以下では、それぞれの予防法とポイントについて、詳しく見ていきましょう。 運動量は段階的に増やす 疲労骨折の主なリスク要因は、オーバーユース(使いすぎ)や急激なトレーニング量の増加のため、運動量は段階的に増やすことが重要です。 運動時間や走行距離を増やす際は、前週比で1.1倍以内に抑える「10%ルール」を意識しましょう。 また、週に1〜2日は完全休養日を設け、骨の微細な損傷を修復させるための休息時間を確保することも不可欠です。 「もう少しやりたい」と思う段階で止める勇気が怪我を防ぎ、結果として長期的なパフォーマンス向上につながります。 運動前後のセルフケア ふくらはぎや足裏が硬くなると、その衝撃が骨に直接伝わりやすくなるため、運動前後のセルフケアが欠かせません。 筋肉の柔軟性は、地面からの衝撃を和らげる重要な「クッション機能」を果たします。 運動前には関節を温める動的ストレッチを、運動後にはアイシングや静的ストレッチを行い、筋肉の緊張をほぐしましょう。 また、入浴やマッサージで血流を促すことも有効です。 自分の身体の状態を確認する習慣が、疲労の蓄積や異変の早期発見につながります。 下半身の筋力トレーニング 足の甲への負担を物理的に軽減するためには、衝撃を受け止めるための筋力強化が重要です。 特に、足のアーチ(土踏まず)を支える足裏や、着地を安定させるふくらはぎの筋肉を鍛えることで、衝撃分散能力が高まります。 自宅でも手軽にできる「タオルギャザー(足指でタオルを寄せる運動)」や「カーフレイズ(つま先立ち)」がおすすめです。 地道なトレーニングを継続して足の筋力を強化することが、疲労骨折を再発しにくい「強い足」を作る土台となります。 体重管理や食生活の改善 骨の健康を守り、疲労骨折を予防するためには、適正体重の維持と栄養バランスの取れた食事が不可欠です。 急激な体重増加は足への物理的負荷を増大させ、過度な減量による栄養不足は骨の修復を妨げます。 骨の主成分となるカルシウムに加え、吸収を助けるビタミンD、定着を促すビタミンK、骨の基礎を作るタンパク質を積極的に摂取しましょう。 身体の内側から骨折しにくい丈夫な骨を作っていく意識が大切です。 適切なシューズを着用する 疲労骨折の予防のためには、衝撃吸収性と安定性に優れ、サイズ感が適切なシューズを選ぶことが重要です。 サイズの合わないシューズや、クッション性が低下したシューズでの運動は、骨への負担を増大させる大きな要因となります。 また、靴底がすり減っていたり、クッション部分にシワが寄っていたりする場合は機能が低下しているサインなので、早めの交換を検討しましょう。 路面や体重、走行フォームにより劣化速度は異なりますが、一般的なランニングシューズの場合、500km程度使用した時点で交換することが推奨されています。 扁平足などの特徴がある場合は、インソールを活用して足のアーチ機能をサポートすることも有効な手段です。 足の甲が疲労骨折したら安静にして早期改善を目指そう 足の甲の疲労骨折は、繰り返す負荷によって徐々に進行するため、初期段階での発見と適切な対処を行うことが重要です。 痛みや違和感を「ただの疲れ」と放置せず、足からのサインに耳を傾けることが、重症化を防ぐ第一歩となります。 足の甲(第2・第3中足骨)を疲労骨折した場合、以下のような症状が現れます。 歩行時・運動時の足の甲に鈍い痛みがある 安静にしていても足の甲が痛い 患部を指で押すと特定の一点に圧痛を感じる 患部に腫れや熱感がある 上記のような症状を無視して生活や運動を続けると症状悪化につながったり、完治が遅れたりする可能性があるため、早期に医療機関を受診しましょう。 早期に適切な診断と治療を受けることが、スポーツや快適な日常生活への一番の近道となります。
2025.11.28 -
- スポーツ医療
「膝が痛くてジャンプがつらい」 「練習を休んでいるのに、膝の痛みが治らない」 部活動や競技スポーツに打ち込む中で、なかなか引かない膝の痛みに悩んでいる人もいるのではないでしょうか。 膝の痛みを放置するとパフォーマンスが落ちるだけでなく、痛みが長引いて競技復帰に影響が出る可能性もあります。 この記事では、膝のお皿の上に痛みが生じる「大腿四頭筋腱付着部炎(だいたいしとうきんけんふちゃくぶえん)」の原因や症状、早く復帰するための治療法について解説します。 痛みの原因や特徴を知り、適切な対応ができるように、ぜひ参考にしてください。 また手術をできるだけ避けてスポーツに復帰したい方には、再生医療という選択肢もあります。 当院(リペアセルクリニック)では、自己由来の幹細胞やPRP(多血小板血漿)を用いて、損傷した腱の修復・再生を内側から促す治療をご提供しています。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 慢性化してしまった症状を完治させたい 薬剤アレルギーが心配で治療ができていない ステロイド治療を続けているが、症状が改善しない スポーツをしていて早期治療を希望したい 怪我の後遺症は、アスリートにとって競技人生を左右する重大な問題です。 早期の競技復帰を目指し、最高のパフォーマンスを発揮するためにも、ぜひご相談ください。 大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)の症状とは|膝のお皿の上に痛みが出るスポーツ障害 大腿四頭筋腱付着部炎とは太ももの前側にある筋肉(大腿四頭筋)が、膝のお皿(膝蓋骨)にくっつくつなぎ目の部分で炎症を起こしている状態です。 スポーツ障害の一つでバレーボールやバスケットボールなど、ジャンプや着地を繰り返す競技のアスリートに多く見られます。 この障害の主な特徴や症状は、以下のとおりです。 項目 詳細 痛む場所 膝のお皿の上側の縁 痛みが出る動作 ジャンプの着地、スクワット、ダッシュ、ストップ動作など 特徴的な症状 患部を押すと痛み、膝に力が入らなくなる感覚がある 初期段階ではアップ後に痛みが引くこともありますが、無理を続けると日常生活に支障が出る恐れがあります。 痛みを我慢せずに早めに休む、もしくは病院の受診を検討しましょう。 大腿四頭筋腱炎との違い 勘違いしやすいですが、「大腿四頭筋腱付着部炎」と似た名前に「大腿四頭筋腱炎」があります。 どちらも太ももの筋肉に関わる炎症ですが、以下のように炎症が起きている場所が異なります。 診断名 状態 大腿四頭筋腱炎 筋肉と骨をつなぐ「腱(すじ)」そのものが炎症を起こしている状態 大腿四頭筋腱付着部炎 腱が骨にくっつく「つなぎ目(付着部)」が炎症を起こしている状態 本記事で解説している「付着部」は、構造的に力学的な負担がかかりやすいため、一般的な腱炎よりも治りにくい傾向があります。 大腿四頭筋腱付着部炎が起こる原因 大腿四頭筋腱付着部炎が起こる原因は、以下のとおりです。 大腿四頭筋腱付着部炎が起こる主な原因 膝を酷使するスポーツによるオーバーユース(使いすぎ) 柔軟性の低下した状態で急に運動した場合 筋力バランスの乱れ・急激な運動負荷の増加 大腿四頭筋腱付着部炎の発症には練習量の多さだけでなく体の使い方や柔軟性などが複雑に関係しています。 ぜひ参考にして、原因を把握しましょう。 膝を酷使するスポーツによるオーバーユース(使いすぎ) よくある原因として挙げられるのが、膝関節の曲げ伸ばしを頻繁に行うことによる「オーバーユース(使いすぎ)」です。 ジャンプや急な方向転換、ダッシュなどを繰り返すスポーツでは、着地のたびに体重の数倍もの衝撃が膝にかかります。 リスクが高いとされる競技には、以下のようなものがあります。 バレーボール バスケットボール ハンドボール サッカー 陸上競技 特にジャンプの繰り返しや硬い地面での練習は、膝への負担を大きくするため注意が必要です。 柔軟性の低下した状態で急に運動した場合 体が硬い状態で運動をすると、腱が常に強く引っ張られる状態となり、炎症を起こすリスクが高まります。 柔軟性が低下することで生じる悪影響は、以下のとおりです。 硬くなっている筋肉 膝への影響 太もも前側(大腿四頭筋) 膝を曲げるだけで腱が強く引っ張られ、付着部に常にストレスがかかる 太もも裏側(ハムストリングス) 膝を伸ばす動作にブレーキがかかり、前側の筋肉に余計な負担がかかる 思わぬ怪我を防ぐためにも、毎日お風呂上がりなどにストレッチをして、体を柔らかくしておきましょう。 筋力バランスの乱れ・急激な運動負荷の増加 太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)と、後ろ側の筋肉(ハムストリングス)の筋力バランスが崩れていることも原因となります。 大腿四頭筋ばかりが強く、ハムストリングスが弱い場合、着地時に膝にかかる負担をうまくコントロールできず、炎症のリスクが高まると考えられています。 また、以下のような練習環境の変化も、体に急激な負荷をかける要因です。 オフシーズン明けで体が慣れていない時期 新しいトレーニングメニューを導入した直後 合宿などで急激に練習量が増えた時 体が慣れていない状態で急に練習量を増やしたり、膝が内側に入るフォーム(ニーイン)の癖があったりすると組織への負担を増してしまうため、注意しましょう。 大腿四頭筋腱付着部炎の治療法 大腿四頭筋腱付着部炎の治療法は、主に以下のとおりです。 保存療法 手術療法 再生医療という新たな選択肢 大腿四頭筋腱付着部炎を治して競技に復帰するためには、膝の状態をよく見て、自分に合った方法で治していく必要があります。 無理をして練習を続けると最悪の場合、腱が断裂してしまい、長期離脱を余儀なくされる可能性があります。 保存療法 治療法の基本となるのは、手術を行わずに回復を目指す保存療法です。 痛みの程度や時期に合わせて、炎症を抑える処置やリハビリテーションを行います。 具体的な治療内容は、以下のとおりです。 治療法 内容 目的・効果 安静・アイシング ジャンプ等の動作を休止し、患部を冷やす 急性期の炎症や腫れ、痛みを最小限に抑える 物理療法 超音波、レーザー、体外衝撃波など 血流を改善し、組織の修復を促す 運動療法(リハビリ) ストレッチ、筋力トレーニング、フォーム改善 柔軟性の向上、患部外の機能強化、再発予防 ※出典:膝蓋腱炎(ジャンパー膝)|一般社団法人 日本スポーツ整形外科学会 痛みが引いても機能は回復していない場合があるため、再発を防ぐためにリハビリを途中で諦めず、最後までやり通しましょう。 手術療法 保存療法を6ヶ月以上続けても症状が改善せず、日常生活や競技生活に大きな支障がある場合や、腱が断裂してしまった場合には手術療法が検討されます。 手術では、以下のような処置が行われます。 変性してしまった腱組織の切除 腱と擦れて痛みの原因となる骨棘(こつきょく)の切除 断裂した腱の縫合 近年では、関節鏡を使った体への負担が少ない手術も行われています。 しかし、手術を行うと競技復帰までに通常3〜6ヶ月程度の期間が必要となるため、医師とよく話し合った上で決める必要があります。 再生医療という新たな選択肢 「保存療法では痛みが引かないけど、手術は避けたい」という方にとって、再生医療も新たな選択肢になります。 従来の治療で改善しない痛みに対し、ご自身の細胞を使って組織の修復を促す効果が期待できます。 当院(リペアセルクリニック)では、スポーツ障害に対して、再生医療による治療を提供しています。 https://youtu.be/NeS1bk2i5Gs 「早く練習に戻りたいけど手術は避けたい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 大腿四頭筋腱付着部炎の根本的な改善には治療が必要! この記事では、大腿四頭筋腱付着部炎の原因や症状、治療法について解説しました。 大腿四頭筋腱付着部炎は、ジャンプなどの使いすぎや柔軟性不足によって、膝のお皿の上の腱が炎症を起こす障害です。 初期であれば安静やリハビリで改善が見込めますが、「アップ後に痛みが消える」状態は治っていないため、早めのケアが必要です。 もし、リハビリを続けても痛みが引かない場合や、手術なしで早めに復帰したいと思う場合は、「再生医療」を検討しましょう。 当院(リペアセルクリニック)では、トップアスリートも利用する再生医療を用いて、痛みの根本的な改善をサポートしています。 「今の治療で本当に良くなるのか不安」「できるだけ早く、万全の状態でコートに戻りたい」という悩みをお持ちの方は、一人で抱え込まず、ぜひ当院の公式LINEからご相談ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2025.11.28







