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肋軟骨炎とは肋骨と胸骨をつなぐ肋軟骨が炎症を起こし、胸の痛みや違和感を生じる疾患です。 深呼吸・咳・姿勢によって痛みが増すことがあり、胸がチクチク痛む・押すとズキッとするといった症状が起こる場合があります。 しかし、「肋軟骨炎を予防する方法が分からない」「もし発症した時の治療法を知りたい」と、不安や疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか? 本記事では、肋軟骨炎を予防するために見直すべき生活習慣について解説しています。 肋軟骨炎の一般的な治療法についても、紹介しています。 「またあの胸の痛みを繰り返したくない」という方は、ぜひ参考にして日常に取り入れやすい予防法を通じて、再発リスクを減らしていきましょう。 肋軟骨炎を予防するには?生活習慣の見直しポイントを紹介 肋軟骨炎を予防するには、以下のような生活習慣を見直しましょう。 猫背・巻き肩や長時間同じ姿勢などに注意する 適度な運動・筋トレを行う ストレスや疲労に注意する 自分の体と向き合い、無理なく続けられるケアを取り入れることが肋軟骨炎の予防となります。 猫背・巻き肩や長時間同じ姿勢などに注意する 以下のような姿勢の悪さは肋軟骨炎の原因の一つになりますので、注意しましょう。 猫背・巻き肩 スマホやPC作業などによる長時間の前かがみ 体を動かさず同じ姿勢を維持し続ける これらの姿勢の状態が続くと、胸郭まわりに負荷が集中し、肋軟骨に炎症が起こりやすくなります。 また以下のような方法でストレッチを取り入れることも有効です。 習慣 内容 目的 こまめな姿勢リセット 1時間に1回は立ち上がる・伸びをする 血流促進・筋緊張の緩和 肩甲骨を寄せるストレッチ 肩を開く・胸を張る簡単な動き 胸部の圧迫を軽減 背筋を伸ばす意識 座る・立つ時に姿勢を意識 猫背・巻き肩の予防 日常的な姿勢の見直しが、肋軟骨への負担を減らし、炎症の予防につながります。 適度な運動・筋トレを行う 肋軟骨炎の予防には、以下のような軽い運動や筋トレも効果的です。 種類 具体例 期待できる効果 有酸素運動 ウォーキング、軽めのジョギング 血行促進・全身の代謝UP ストレッチ 肩甲骨まわり、胸の開き 筋肉の緊張緩和・姿勢改善 筋力トレーニング 背筋・体幹トレ・肩甲骨周囲 姿勢保持力の向上・負担分散 ただし、肋軟骨炎の症状がある場合は、まず炎症や痛みが落ち着くまで無理をせず安静に過ごすことが大切です。 痛みが和らいできたら、徐々に軽めの運動から再開しましょう。 ストレスや疲労に注意する ストレスや疲労の蓄積は、肋軟骨炎の見えにくい引き金になることがあります。 精神的な緊張が続くと呼吸が浅くなり、胸郭の動きが制限されることで、肋軟骨まわりに余計な負担がかかってしまいます。 また、ストレスは自律神経のバランスを乱し、炎症反応が過敏になる要因にもつながる可能性があるので、以下のような方法で対策しましょう。 深い呼吸を意識する(腹式呼吸) 軽い瞑想やマインドフルネス 自分の趣味に集中する時間を持つ 1日7時間以上の質の高い睡眠 栄養バランスの取れた食事 ストレスを感じやすい人ほど、意識的に心と体を整える習慣を取り入れましょう。 肋軟骨炎の一般的な治療法 肋軟骨炎の一般的な治療法としては、以下の通りです。 安静 薬物療法 温熱療法・理学療法 ブロック注射 自身に合った治療法を選択するためにも、ぜひ参考にしてください。 安静 肋軟骨炎の治療の基本は、患部を安静に保つことです。 以下のような動作や姿勢を避け、肋骨周辺に負担をかけないようにしましょう。 胸を張る・ひねる動作は控える 猫背・巻き肩など 激しい運動や患部への圧迫といった、負担がかかる姿勢や動作を控えることを意識することが大切です。 薬物療法 肋軟骨炎の薬物療法では、痛みや炎症を抑えることを目的に症状の程度に応じて以下のような内服薬や外用薬が使用されます。 NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬) 湿布・塗り薬 咳止め/痛み止め 薬の使用は一時的な症状緩和を目的としており、根本的な治療には安静や生活習慣を見直しましょう。 また症状や体質に応じて医師の指導のもと適切に使用することが大切です。 温熱療法・理学療法 肋軟骨炎の治療では筋肉の緊張をほぐし痛みを和らげるとともに、肋軟骨周辺の柔軟性を高めることを目的として温熱療法や理学療法が用いられます。 温熱療法 患部を温め、血行を促進 理学療法 ・ストレッチや軽い運動を通じて、胸郭周辺の筋肉と関節の柔軟性を高める ・姿勢改善で肋軟骨への負担を軽減 痛みが和らいできたら、専門家のアドバイスを受けながら、自分の体調に合わせて少しずつ取り組み始めましょう。 ブロック注射 肋軟骨炎の治療では一般的に安静や薬物療法で回復が見込まれますが、症状が強く、長期間続く場合には以下のようなブロック注射が検討されることがあります。 局所麻酔薬 ステロイド ただし肋軟骨炎は通常数週間で自然に改善することが多いため、初期段階でのブロック注射まで行うことは基本的にはありません。 症状の経過を見ながら、医師と相談して適切なタイミングで導入しましょう。 肋軟骨炎の予防は生活習慣を見直そう!医療機関を受診することも重要 肋軟骨炎を予防・再発防止するためには、日々の生活習慣の見直しが重要です。 猫背・巻き肩や長時間同じ姿勢などに注意する 適度な運動・筋トレを行う ストレスや疲労に注意する 肋軟骨炎を予防の基本は、肋軟骨への負担を避けることです。 しかし、上記の対策を取り入れても症状が長引く場合は、医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。
2019.09.03 -
- ひざ関節
バスケットボールでは、ディフェンス時の切り替えしの動作や、ドリブル時の急ストップなどによって半月板損傷を起こすことがあります。 半月板損傷が起きた場合、どのような症状が見られるのか、どのような治療法があるのか、多くのバスケットボール選手が気になっているでしょう。 本記事では、バスケで半月板損傷を起こす原因や治療法、手術を避けて治療できる再生医療について解説します。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、半月板損傷を手術せずに治療できる再生医療について情報を配信しています。 再生医療は、手術や入院不要で治療できるため、早期に競技復帰を目指せる注目されている治療法です。 「半月板損傷を早く治したい」「手術せずに治したい」という方は、ぜひ参考にしてください。 バスケで半月板損傷になる原因3つ バスケで半月板損傷を起こす原因は、主に次の3つです。 ドリブルやディフェンスの切り替えし動作 ドリブル時の急ストップ 内股のシュートフォーム ドリブルやディフェンス時の切り返し動作 ドリブルからフロントチェンジ、次にターンといった場面は多いですが、下肢が地面に固定されたまま上半身だけで行う体重移動は、半月板が傷つきやすいです。 とくに注意が必要なのがターンで、軸足が固定されたままターンしている選手を見かけますが、ボールを回して体幹回旋を行うため、半月板には大きな捻る力が発生してしまいます。 ターンは股関節を回して重心移動を行うものであって、膝を捻るのではありません。 その他の切り替えしやディフェンスの際にも見られる動作なので、 正しい体重移動の練習が必要です。 ドリブル時の急ストップ ドリブルからのストップにおいて、以下のようなケースは半月板損傷を起こしやすいので注意が必要です。 膝が内側に入っている 後方加重になっている 膝が内側に入ると、膝の向きと足の向きが揃っていなければ、膝を捻りやすい角度となっています。 さらに加速した状態からストップすると、慣性力を止めなければならないため、膝が内に入れば慣性力は逃げる場所がなくなり、結果的に膝の捻転力を強めてしまうのです。 また、後方加重の場合には、後ろへ倒れないよう太ももに力を入れて踏ん張るため、膝全面の筋肉や、関節への負荷が大きくなります。 内股のシュートフォーム 内股シュートの問題点は、以下の通りです。 内股姿勢からのシュートとなるため、ジャンプ動作で膝を捻ってしまう ストップ時に慣性力を逃がせず、膝を捻りながら踏ん張ってしまう シュートの動作で飛び上がる際に内股の選手は母趾で蹴り上げて飛ぶため、膝に捻る力が働いてしまい、半月板損傷を起こしやすくなります。 内股から真上に飛ぼうとすると、母趾のみに力が入ってしまうため、無意識のうちに膝を捻っている可能性が高いです。 バスケによる半月板損傷の症状 バスケットボール競技による半月板損傷の症状は、一般的に以下のものが現れます。 疼痛 キャッチング ロッキング 可動域制限 歩行不可 半月板損傷が起きたばかりの急性症状は「疼痛」で、膝を伸ばす際に引っかかるような違和感を、「キャッチング」といいます。 損傷が大きく断裂している場合には、関節内に半月板の一部が入り込み、関節がある一定の角度以上に動かない「ロッキング」と呼ばれる状態です。 ロッキング状態だと、関節を動かせる範囲が限定される「可動域制限」となり、さらに症状が進めば、歩けない「歩行不可」の状態となります。 バスケによる半月板損傷の治療法 バスケによって半月板損傷になった場合、一般的な治療法は大きく分けると以下の2種類です。 保存療法 手術療法 それぞれの治療法について詳しく解説していきます。 保存療法 半月板損傷に対する保存療法では、以下のような治療が行われます。 半月板損傷が軽度の場合は、補助補強のために装具やテーピングを使用し、痛みを感じる場合には、投薬やリハビリを行います。 症状がさらに進んでいる場合は、関節液の吸引や注射などの治療となり、注射に使われるのは麻酔剤やヒアルロン酸です。 関節液吸引や注射で痛みが抑えられない場合や、筋委縮へ症状が進むのを防ぐために低周波などによる電気刺激での治療が行われます。 しかし、保存治療はあくまでも対処療法のため、症状を抑えることや進行を防ぐことが目的で、半月板損傷の修復はできません。 手術療法 半月板損傷に対する手術療法では、以下のような手術が行われます。 半月板縫合術とは、損傷によって裂けた半月板を縫い合わせるため、半月板を残せる手術方法です。 一方で、半月板切除術では、痛みの原因となっている損傷した半月板を切り取ります。 縫合術または切除術のどちらか一方で手術を行う場合や、両方を組み合わせた手術を行う場合もあります。 バスケを原因とする膝の痛みを手術せずに治す再生医療について 近年の半月板損傷の治療には、手術をしないで半月板の修復を目指す「再生医療」が注目されています。 再生医療とは、人間の持つ再生力を活用し、損傷した半月板の再生・修復を目指す医療技術のことです。 手術をしない治療方法には「保存療法」もありますが、対処療法のために完治ができないことに加え、重度の半月板損傷には対応できません。 しかし、再生医療であれば、損傷した半月板の改善にも期待できる治療法のため、早期に競技復帰できる可能性が高いです。 再生医療は手術や入院の必要がないため、スポーツ選手にとって望ましい治療方法であり、海外でも注目されています。 「半月板を手術せずに治したい」「半月板損傷を早く治したい」という方は、ぜひご検討ください。 バスケによる半月板損傷の予防・改善には膝の負担を避けることが重要 バスケットボールは、膝に大きな負担がかかる動作を頻繁に行うスポーツです。 バスケによる半月板損傷の原因となる動作ですが、膝の負担を避けるフォームなどの改善を行わないと再発する可能性が高いです。 半月板損傷の治療と合わせて、膝への負担を避ける動作を習得しましょう。 手術をしないで治療したい方や、少しでも早く競技に復帰したい方は、再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。 再生医療専門クリニックである当院リペアセルクリニックへお気軽にご相談ください。
2019.09.03 -
- ひざ関節
バスケ選手は激しい動きを行うため、体の各所に痛みなどの症状を呈しやすいです。 「膝の痛み」もその1つであり、放置すれば痛みによるパフォーマンスの低下が懸念されますし、日常生活にも悪影響が及ぶ可能性もあります。 そこで、バスケ選手の膝の痛みを解消する方法として「再生医療」の検討をおススメします。 こちらもご参照ください バスケ選手に膝の痛みが生じやすい理由とは? 膝の痛みを生じるということは、膝に何らかの異常が発生していると考えるべきです。 バスケという競技は、短時間で激しいダッシュやジャンプを繰り返すスポーツで、その際、膝には大きな負荷がかかります。部活やプロとしてバスケをしている選手の場合は、膝にかかるダメージの回復が追い付きません。 その結果、膝の関節や筋肉にダメージが蓄積し、「ジャンパー膝」、「靭帯損傷」、「半月板損傷」などのトラブルが発生しやすいのです。 バスケ選手が膝の痛みを改善方法するには? 膝の痛みに対する改善方法は、大きく分けて「保存療法」と「手術」があります。 保存療法は膝の安静を確保し、症状の進行を防止する治療法で、軽度な障害に対する治療として選択されるケースが多く、発生している痛みに対してはアイシングなどの対処や消炎鎮痛剤などで対応します。 手術は膝に発生している骨の損傷や筋の断裂を治療する方法で、保存療法では対処できない痛みを改善する方法として選択され、保存療法とは異なり根本的な治療を目指します。 重度の膝の痛みがある場合、手術はスポーツへの復帰を考えるのであれば必要不可欠ですが、手術を受けることに抵抗を感じる人もいますし、手術の結果次第ではスポーツへの復帰が絶望的になるケースも存在します。 再生医療によって膝の痛みの改善する選択肢もある! スポーツ医療における新しい選択肢として「再生医療」が注目されています。 再生医療とは、「幹細胞」などの細胞を利用することによって、欠損や機能不全を起こしている組織や臓器の再生を促す治療法です。 保存療法では痛みを改善できないけれど、手術を受けることに抵抗を感じるという人や、速くスポーツに復帰したいという人にとって、再生医療は極めて重要な選択肢となるでしょう。 外科的な手術を受けずにスポーツへの早期復帰を目指すのであれば、再生医療も1つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。 まとめ 膝の痛みはバスケ選手にとって大きな問題になりますが、現代の医療現場においては、常に保存療法や手術が最適な選択肢になるというわけではありません。新しい選択肢である再生医療を選択することもできます。 再生医療にはメリットが多いので、スポーツへの早期復帰を目指したい人はぜひ検討してみて下さいね。
2019.09.03 -
- ひざ関節
変形性膝関節症の痛みを和らげるリハビリとして、膝に負担の少ない「水泳」が推奨されています。 しかし、泳ぎ方によってはかえって膝の痛みを悪化させる可能性もあります。 本記事では、変形性膝関節症のリハビリとしての水泳について、避けるべき泳法と推奨される泳法について詳しく解説します。 膝の痛みと付き合いながら効果的な運動法を探している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。 また、変形性膝関節症の痛みにお悩みの方は、先端医療である再生医療による治療も選択肢の一つです。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、変形性膝関節症に対する再生医療の治療法や症例を配信しています。 「変形性膝関節症を早く治したい」「リハビリの効果があまり見られない」という方は、ぜひご覧ください。 変形性膝関節症は水泳で平泳ぎできる? 変形性膝関節症のリハビリとして水泳は有効ですが「平泳ぎ」はキック動作が膝に大きな負担をかかるため、基本的には推奨されません。 平泳ぎが推奨されない理由 キックの際に膝を大きくひねる動作が伴う 膝の内側の靱帯や半月板にストレスがかかる 関節の炎症や痛みを引き起こしやすい 深く膝を曲げて力強く蹴り出す「かえる足」自体が膝の負荷が大きい 上記のように平泳ぎによる水泳は、膝への負担が大きいため、変形性膝関節症と診断された方がリハビリで水泳を行う場合は、平泳ぎは避けた方が良いです。 また、泳法によっては、膝だけでなく股関節への負担も大きく、股関節を痛める水泳選手も少なくありません。 以下の記事では、水泳で股関節が痛くなる原因や治療法を解説しているので、合わせてご覧ください。 変形性膝関節症の水泳で膝に負担をかけない泳法 本章では、変形性膝関節症の方が膝に負担をかけない泳法として、以下の2つをご紹介します。 背泳ぎ 水中ウォーキング それぞれのポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。 背泳ぎ 背泳ぎは、膝への負担が少ない泳法であり、変形性膝関節症のリハビリとしても効果的に取り組めます。 項目 詳細 膝に優しい理由 平泳ぎのような激しい”ひねり”の動作がない。 キック時の膝の曲げ伸ばしの角度が小さく、関節へのねじれストレスが生じにくい 泳ぐ際のポイント 無理のないリラックスしたフォームで、ゆっくりと泳ぐことを心がける 膝を必要以上に曲げすぎず、股関節から脚全体を使って、しなやかに水を捉えるイメージでバタ足をする 背泳ぎはリラックスしてゆったりとした気持ちで泳げるため、膝への負担軽減と合わせて、特に中高年の方のリハビリにも取り組みやすい泳法といえます。 水中ウォーキング 泳ぐのが苦手な方や膝の痛みがあり泳ぐのがまだ不安という方は、プールの中を歩く「水中ウォーキング」がおすすめです。 水中ウォーキングのメリットは、以下の通りです。 メリット 詳細 膝への負担が軽い 水の浮力によって、膝にかかる体重の負荷が軽減される。 筋力の維持・向上 水の抵抗を受けながら脚を動かすため、陸上を歩くよりも効率的に太ももやお尻の筋肉が鍛えられる。 関節の柔軟性アップ 水中でゆっくりと体を動かすこと自体が、硬くなりがちな膝関節の可動域を維持し、関節が固まってしまうのを防ぐのに役立つ。 痛みの緩和効果 水の適度な温度や水圧・浮力には、関節の炎症を和らげ、痛みを軽くする効果が期待できる。 運動による血行促進も痛みの軽減につながる。 無理に長時間歩く必要はなく、最初は20分~30分程度を週に数回から継続してみましょう。 変形性膝関節症のリハビリに水泳が推奨されている理由 水泳が変形性膝関節症のリハビリに適しているのか、その理由を以下のポイントから解説していきます。 浮力によって膝関節への負担が少ない 水の抵抗による全身の筋力向上が期待できる 膝関節の柔軟性向上が期待できる 変形性膝関節症のリハビリとして推奨されている水泳ですが、陸上の運動とは何が違うのかわからない方も多いでしょう。 理由を知ることで、リハビリへの取り組み方も変わるかもしれません。 浮力によって膝関節への負担が少ない 水泳が変形性膝関節症のリハビリに推奨される大きな理由は、水中では「浮力」の働きによって体重が軽く感じられ、膝関節にかかる負荷や地面からの衝撃が減少するためです。 例えば、水深が胸の高さほどあるプールの中では、膝にかかる体重の負荷は軽くなります。 浮力のおかげで、膝関節への負担や衝撃が抑えられ、膝に痛みがある方でも痛みを悪化させる心配をせずに運動を続けることが可能です。 水の抵抗による全身の筋力向上が期待できる 水泳は、水の抵抗を全身で感じながら体を動かすため、膝に負担をかけることなく全身の筋力を効率的に鍛えることが可能です。 水の抵抗による筋力向上の効果 全方向からの抵抗で効率的に全身の筋肉を強化 膝を支える太ももやお尻の筋肉を鍛え、関節を安定させる 腹筋や背筋など体幹の筋力もバランスよく向上 水の抵抗は、動きの速さに応じて変化するため、体力やその日のコンディションに合わせて、無理なく運動を継続できます。 膝関節の柔軟性向上が期待できる 水中での運動は、水の浮力によって筋肉の緊張が自然と和らぎます。 また水圧や水温によって血行も促進されるため、硬くなりがちな膝関節の柔軟性を高め、動きをよりスムーズにする効果が期待できます。 水中では陸上よりも痛みを感じにくく、関節を動かしやすいという特性があるのが特徴です。 特にリハビリの初期段階で行う、関節の動きを良くするための可動域訓練にも適しています。 変形性膝関節症の水泳に関するよくある質問 本章では、変形性膝関節症の水泳に関するよくある質問に回答していきます。 平泳は膝に悪いですか? 水泳膝とは? 正しい知識を身につけて、安心して水中でのリハビリに取り組みましょう。 平泳ぎは膝に悪いですか? 平泳ぎによる動作は膝への大きな負担になるため「膝に悪い」です。 「かえる足」と呼ばれる平泳ぎで行われるキックは、膝を深く曲げた状態から、足先を外側に向けて、内側に絞り込むようにして水を強く蹴ります。 一連の動作の中で、膝関節には「ひねり」の力が強く加わります。 ひねりのストレスは、膝の内側にある靱帯や、クッションの役割を果たしている半月板に大きな負担がかかるのです。 水泳膝とは? 水泳膝とは、主に平泳ぎのキック動作を繰り返し行うことによって起こる、膝の内側に痛みや腫れが生じるスポーツ障害です。 平泳ぎでは、両脚で水を挟むようにして強く蹴り出す動作を繰り返す動きが特徴です。 このときに膝の内側には、外側に開こうとする力と、内側に絞り込もうとする力が同時にかかり、大きなストレスが集中します。 何度も繰り返すことで、膝の内側にある靱帯やその周りの組織が損傷を受け、炎症を起こしてしまうのです。 変形性膝関節症を早く治したい方は再生医療を検討しよう 水中での運動は浮力によって膝への負担が少なく、水の抵抗で効率的に筋力を鍛えられ、関節の柔軟性も向上する有効なリハビリです。 しかし、「平泳ぎ」は膝をひねるキック動作が関節に大きな負担をかけるため、症状を悪化させる可能性があり推奨されません。 「背泳ぎ」や「水中ウォーキング」といった膝に優しい方法を選ぶことが重要です。 また、変形性膝関節症のリハビリに疲れてしまった方や、運動をしてもなかなか膝の痛みが改善しないとお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。 水泳などのリハビリは、痛みの管理や機能維持にとても大切ですが、すり減ってしまった軟骨を元に戻すものではありません。 再生医療は、患者様ご自身の血液や脂肪から採取した成分を活用し、損傷した組織の修復を促し、炎症を抑えることで痛みの根本的な改善を目指す治療法です。 手術や入院をせずに治療が可能なため、早期回復や社会復帰を目指したい方は、ぜひ当院リペアセルクリニックはご相談ください。
2019.09.02 -
- ひざ関節
反張膝(はんちょうひざ)は、立っているときに膝関節が正常な範囲を超えて後ろに反り返る状態を指します。 靭帯や関節の緩い女性に多く見られ、放置すると膝への負担が蓄積し、関節の痛みや歩行障害、姿勢の崩れなどを引き起こすリスクもあります。 しかし「反張膝って治せるの?」「治療法はある?」「手術が必要なの?」と不安・疑問を抱えている方も多いでしょう。 本記事では、反張膝の原因・なりやすい人の特徴や主な治療法について詳しく解説します。 また従来の治療では装具やリハビリ、手術などが行われてきましたが、最近では再生医療によるアプローチが注目されています。 体に負担をかけずに膝の構造そのものを修復・再生する新しい選択肢です。 反張膝の治し方や再生医療の具体的な内容を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。 反張膝とは 反張膝とは、足を横から見たときに後ろに弓のように曲がってしまっている膝変形のことです。 反張膝の原因は、生まれつきや大腿骨に外傷を受けて変形したことなどが考えられます。 靭帯や筋の柔軟性が過剰なケースでも生じやすく、膝が反るような力の入れ方を続けると発症しやすいです。 また、脳卒中などの脳疾患で麻痺が残った方も反張膝になる場合があります。 反張膝は膝の関節が過度に伸び切った状態になり、大腿四頭筋や下腿三頭筋に大きな負担がかかると同時に、膝関節や足部の変形につながるおそれがあります。 自分が反張膝なのではないか?と気になる方は、セルフチェックも可能です。自分でできるチェック方法を紹介するので、参考にしてください。 反張膝の原因 反張膝を起こしてしまう原因には以下のようなものが考えられます。 生まれつき・遺伝的な要因 過去の膝の怪我 筋力不足・過度な柔軟性 ここからは反張膝を起こす要因として挙げられる3つの原因について詳しく見ていきましょう。 生まれつき・遺伝的な要因 反張膝は、遺伝的な要因が影響する可能性があり、両親や兄弟など家族の中で同様の膝の疾患や問題を持っている場合は、反張膝になりやすいと言われています。 家族に確認して問題がある場合は、早期の対策を講じることで、予防や治療に役立てられます。 過去の膝の怪我 過去に膝を怪我したことがある方や手術を受けた経験がある方は、反張膝のリスクが高まる傾向があります。 外傷や手術によって関節の構造や可動域が変化し、膝の安定性が損なわれることがあるためです。 また、脳卒中後の片麻痺も反張膝のリスクを高める可能性があります。 麻痺により片側の筋力が極端に低下したり、筋緊張が異常に高まったりすることで、歩行時に膝関節がうまく制御できず、反張膝のような代償動作が現れやすくなります。 このように、膝の既往歴や中枢神経の障害は、反張膝を引き起こす重要なリスク要因です。 もしこれらに該当する場合は、早期からの予防的アプローチや専門的なリハビリテーションが必要になります。 筋力不足・過度な柔軟性 反張膝は、膝関節が通常の可動域を超えて過度に伸展する状態を指します。 膝の安定性が損なわれ、歩行や日常生活に支障をきたしますが、背景には、筋力不足や過度な柔軟性が関与しています。 膝の安定性を保つためには、周囲の筋肉が重要です。 とくに大腿四頭筋やハムストリングスの筋力が不足していると、膝関節をしっかりと支えられなくなり、膝が後方に過度に伸びやすくなります。 大腿四頭筋 ・太ももの前面に位置し、膝を伸ばす力を助ける4つの筋肉の総称です。 ・大腿四頭筋筋力が不足すると、膝の安定性が低下します。 ハムストリングス 太ももの裏側に位置する3つの筋肉の総称で、膝を曲げたり、股関節を後ろに反らすときに働きます。 筋力不足に加えて、過度な柔軟性も反張膝を引き起こすリスクがあり、以下のようなケースでは注意が必要です。 靭帯が緩んでいる(関節弛緩性) 関節が過可動(ハイパーモビリティ)状態になっている とくにストレッチを頻繁に行う人は靭帯が柔らかくなりすぎるため、注意が必要です。 関節が過度に柔らかい場合、膝が通常の範囲を超えて伸びることがあります。 関節の柔軟性維持は重要ですが、過度に柔らかくするのは避けましょう。 反張膝を回避するためには、筋力と柔軟性のバランスが重要です。 反張膝になりやすい人の特徴|生活習慣・癖に注意が必要 反張膝になりやすい人の特徴として、以下のようなものがあります。 重心が後ろに偏りやすい姿勢をしている 骨盤が前方にスライドしている 幼少期に体操やバレエをしていた ヒールの高い靴をよく履く 下半身の筋力が不足している 膝の故障や手術歴がある 反張膝を放置すると、将来的に変形性膝関節症や腰痛につながることもあります。 姿勢改善や筋トレ、靴選びを見直すだけでも予防につながるので、今の体の使い方を一度見直してみましょう。 反張膝の主な治療方法(治し方) この項目では、反張膝を治したい方に向けて治療方法を紹介します。 いずれも専門医の指示に従って適切に行いましょう。 保存療法 保存療法とは病気などの直接原因を取り除くのではなく、症状の改善や緩和を目指す治療を指します。 保存療法にはリハビリも含まれ、いくつかのアプローチがあります。反張膝は単純に筋肉を鍛えるだけで改善されるものではなく、神経回路についての取り組みも重要です。 以下に、反張膝のリハビリに役立ついくつかの方法を示します。 1.神経回路の再構築を目指すリハビリ 膝関節の屈曲と足関節を背屈する練習が重要となります。 足関節の筋緊張の影響を受けやすいので、足関節周りのストレッチも有効です。 歩行中の正しい姿勢や体重移動を回復する目的があります。 2.装具療法の利用 AFO(短下肢装具)は、装具を使用して足関節機能を補助することで、膝の伸展抑制をサポートする方法です。 安定した歩行を促進して反張膝の改善を目指します。 3.筋力増強トレーニング 単に膝周囲の筋肉を強化するだけではなく、足の関節や、股関節を含んだ足全体の筋肉を効果的に鍛えるのが大切です。 前脛骨筋や股関節伸展筋を重点的にトレーニングし、反張膝の改善を見込みます。 4.姿勢と歩行の意識 歩行中、体重の移動や足裏の感覚を意識して行う訓練が効果的と言われています。 歩行訓練では体重移動を正確に行うことを意識し、神経回路に正しい動きを伝えます。 リハビリは個々の症状や状態に応じて調整されるものです。専門医の指導のもとで、個人に適したリハビリ(保存療法)を受けましょう。 外科的療法 外科的療法と呼ばれる反張膝の手術は、症状が重い場合に検討される治療法です。 しかし感染や出血などのリスクが伴う場合があります。 また、麻酔による副作用や、手術後の回復に時間がかかる場合もあるので、手術前には医師との相談が重要です。 さらに手術後には入院期間が「数週間から数カ月」といった長期になる点もデメリットでしょう。 そのため治療方法の選択は、患者様の症状や状態、およびリスクを十分に考慮した上で専門医と相談するのが大切です。 再生医療 反張膝は、筋力の低下や姿勢の乱れが関与することが多く、自覚しにくい症状です。 痛みが慢性化したり、動作に支障が出るようであれば、専門医に相談し、保存療法での改善が難しい場合は再生医療の選択も視野に入れましょう。 再生医療は自身の細胞を活用し、損傷した組織を修復・再生させる先進的な医療です。 リペアセルクリニックでは、自己由来の幹細胞やPRP(多血小板血漿)を用いた治療を提供しています。 幹細胞治療 ・切らない治療で、入院不要 ・軟骨再生が見込めるため、人工関節を回避できる可能性も ・自分の細胞と血液を使用するため、安全性が期待できる PRP療法 ・関節の痛みや炎症に効果が期待できる ・日帰り治療が可能 ・美容医療にも応用される再生技術 手術と言われた方や反張膝を改善したいとお悩みの方は、一度検討してみてください。 再生医療の治療法や症例については、以下当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも確認できますので、ご確認ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 反張膝に関するよくある質問 反張膝に関するよくある質問に対しての回答は、以下の通りです。 水泳選手は反張膝を治したほうが良い? 反張膝になりやすい女性の特徴は? 反張膝を改善するための筋トレ・ストレッチ方法は? 反張膝にお悩みの方は参考にご確認ください。 水泳選手は反張膝を治したほうが良い? 結論、反張膝は水泳に対して有利に働くことから、治すべきか否かの判断は難しいところです。 反張膝は膝の可動域を広げるため、水をとらえる範囲が大きくなり、泳ぐスピードが向上します。しかしパフォーマンス向上につながる側面がある一方で、膝の痛みや将来的な障害のリスクもはらんでいます。 反張膝が競技に与える影響や、膝の痛みなど症状の程度、将来の競技レベルなどを総合的に判断し、医師やトレーナーとよく相談して治療の方針を決めるのが重要です。 反張膝になりやすい女性の特徴は? 女性は男性に比べて骨盤が広く、関節がゆるみやすい傾向があります。そのため、膝関節が不安定になりやすく、反張膝になりやすいと言われています。 また、ヒールのある靴を長時間履くこと、猫背の姿勢を続けることも反張膝の原因になります。さらに妊娠や出産で骨盤の歪みや体型の変化が起こり、反張膝が悪化するケースも少なくありません。 反張膝を改善するための筋トレ・ストレッチ方法は? 反張膝を改善するための筋トレ・ストレッチ方法は、以下の通りです。 【ストレッチ】大腿四頭筋(前もも)をゆるめる ・立位または横向きに寝た状態で、片膝を曲げて足首を持つ ・かかとをお尻に近づけるように引っ張り、太もも前面が伸びるのを感じる ・30秒キープ×左右2セット 【筋トレ】ハムストリングス(太もも裏)を鍛える ・仰向けになり、膝を立てて足裏を床につける ・お尻を締めながら、ゆっくりお尻を持ち上げる ・肩~膝が一直線になるところで3秒キープ、ゆっくり下ろす ・10回×2セット 【筋トレ】中臀筋を鍛える ・横向きに寝て、下の足を軽く曲げる ・上の足をまっすぐ上にゆっくり持ち上げ、3秒キープ ・ゆっくり下ろす ・10回×左右2セット 反張膝を改善するには、筋肉のバランスを整えることが大切です。 前ももはゆるめ、裏ももとお尻を鍛えることで、自然で安定した立ち姿勢が身につきます。 反張膝を治すなら再生医療を検討しよう 反張膝(はんちょうひざ)とは、立ったときに膝関節が正常な可動域を超えて後ろ側に反るように曲がった状態をいいます。 反張膝の主な原因には、以下のようなものがあります。 遺伝的な関節の柔らかさ(関節弛緩性) 外傷や靭帯損傷の後遺症 脳卒中後の麻痺や神経障害 筋力低下や姿勢の癖 反張膝が長期間続くと、膝関節や半月板の損傷・慢性的な膝痛や歩行時の不安定感、反り腰や猫背などの姿勢不良の問題を引き起こす可能性があるので注意が必要です。 症状が進行して保存療法で効果が出にくい場合、外科的治療が検討されることがありますが、手術はリスクや入院が伴うため、慎重な判断が求められます。 そうした中で近年注目されているのが、再生医療という選択肢です。 また、現在は膝以外の場所から脂肪細胞を採取し「幹細胞」を抽出する方法や、血小板を多く含んだ液体を膝に注射する再生医療も注目されています。 保存療法で効果を感じにくい場合や進行を止めたいとお考えの方は、当院(リペアセルクリニック)までぜひご相談ください。 また、治療の流れや実際の症例、再生医療に関する最新情報は、当院の公式LINEでもご紹介していますので、気になる方は、ぜひお気軽にご覧ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2019.09.02 -
- ひざ関節
「ピリッと痛みが走る」「毎日耐え難い痛みがある」といった、膝をついた際の痛みにお悩みの方も多いのではないでしょうか。 膝に痛みを感じる原因は一つではなく、さまざまな疾患や問題が関係している場合があります。 痛みを軽減し改善するためには、まずは原因をしっかりと把握し、適切な対処法を講じることが重要です。 そこで本記事では、膝をつくと痛い原因を詳しく解説し、自分でできる対処法から専門的な治療方法まで幅広く紹介していきます。 原因を把握し、適切な対処を行うことで痛みの改善につながるのでぜひ参考にしてみてください。 また当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、すぐに膝の痛みを解消したい方に向けて、再生医療の症例や治療内容を紹介しています。 最短で治療に進める無料相談を利用して、膝の痛みを改善したい方はぜひご確認ください。 膝をつくと痛い原因 膝をつくと痛い原因は、膝の皿の前にあるクッションの炎症や、加齢に伴う軟骨のすり減りなど様々です。 皮下神経痛 滑液包炎 膝蓋骨の損傷 変形性膝関節症 その他の原因 下記では原因について詳しく紹介していくので、自分に当てはまるものがあるか確認するためにも、ぜひ参考にしてみてください。 皮下神経痛 皮下神経痛は、膝に鈍的な刺激などを受けることで、皮下組織に炎症を引き起こしてしまう症状です。 外傷が治っても神経痛として現れることから、膝をつくと痛みが生じます。 また、神経痛の場合は軟骨や筋肉などに症状が出ているケースとは異なり、痛みが長引くこともあります。 レントゲンなどの画像検査では異常が見つかりにくいため、原因不明の痛みとして見過ごされやすいケースも。 原因がはっきりしないものの、膝をつくと痛い状態が続く場合は、皮下神経の障害も視野に入れて専門医に相談することが重要です。 滑液包炎 滑液包炎とは、クッションの役割を果たす滑液包が炎症し、余分な関節液が溜まってしまう疾患です。 余分な関節液が溜まってしまうと膝の可動域を制限してしまうので、普段の動きに支障をきたします また、膝をついたときに痛みが生じるだけでなく、足の曲げ伸ばしでも痛みを伴います。 通常は膝への負担を減らすことで改善に向かいますが、すり傷などから細菌が侵入して「化膿性滑液包炎」に進行するケースには注意が必要です。 膝蓋骨の損傷 膝蓋骨の損傷は名前の通り、膝の皿(膝蓋骨)の損傷で発症する疾患です。 損傷には、一度の大きな力で起こる急性のものと、継続的な負担で起こる慢性のものがあります。 膝蓋骨骨折 膝蓋骨軟骨軟化症 急性の損傷の代表は「膝蓋骨骨折」で、転倒して膝を直接コンクリートに打ち付けるなど、強い衝撃で発生します。 膝蓋骨骨折の場合は、即座に医療機関での治療が必要となります。 一方、慢性的な負担で生じるのが「膝蓋骨軟骨軟化症(しつがいこつなんこつなんかしょう)」です。 膝蓋骨軟骨軟化症は膝蓋骨の裏側を覆う関節軟骨が、使いすぎなどによってすり減ったり、柔らかく変性したりする状態のことを呼びます。 特に階段の上り下りや、長時間座った後に立ち上がる際に、膝の皿の奥に鈍い痛みを感じる場合が多いケースがあります。 変形性膝関節症 膝をつくと痛い原因の一つに、変形性股関節症が関与していることがあります。 変形性股関節症は、股関節の軟骨が摩耗して骨同士が擦れ合い、炎症や痛みを引き起こす疾患です。 特に膝をつく際には、股関節周辺の筋肉や靭帯が無理な力を受け、痛みを感じやすくなります。 股関節が痛むことで無意識に膝をかばうような不自然な歩き方になり、関節に過剰な負担がかかり痛みを発症させることも。 膝の治療をしても痛みが改善しない場合、実は股関節に問題が隠れている可能性があるので、注意が必要です。 その他の原因 これまで挙げた原因以外にも、膝周辺の特定の組織の炎症や、全身性の病気の一症状として、膝をつくと痛いと感じることがあります。 膝の痛みの原因は多岐にわたるため、自己判断は難しく、正確な診断のためには専門医への相談が不可欠です。 【考えられるその他の原因】 脂肪体炎(しぼうたいえん) 腱の炎症(ジャンパー膝・鵞足炎など) 痛風(つうふう)・偽痛風 脂肪体炎(しぼうたいえん)は膝の皿の下にあるクッション組織が、膝を曲げる動作で関節に挟み込まれて炎症を起こす状態です。 正座やしゃがみ込み、膝立ちといった動作で特に痛みが強くなるのが特徴です。 またスポーツによるジャンプやランニングの繰り返しで、膝の皿の下の腱(膝蓋腱)や、膝の内側の腱(鵞足)に炎症が起こることがあります。 炎症部位に、膝をつく動作で負担がかかることで痛みが生じます。 痛風は血液中の尿酸などの結晶が関節内に溜まり、ある日突然、激しい痛みと腫れ、熱感を伴う関節炎を引き起こす病気です。 膝関節は好発部位の一つであり、発作中は膝をつくどころではないほどの激痛に襲われる場合も。 上記のような症状が見られた場合は、早めに医師に相談し、重症化を防ぎましょう。 膝をつくと痛い時の対処法 膝をつく行為はは日常的に行う動作のひとつであり、痛みが生じることで相当なストレスになってしまいます。 また、放置すると痛みの症状が長引く可能性があるので注意が必要です。 そこでこの項目では、膝をつくと痛いときの対処法を紹介します。 激しい運動などは控える サポーターを使う ストレッチを行う 病院で治療をする 症状の改善・完治を目指すために、ぜひ参考にしてみてください。 激しい運動などは控える 膝をつくと痛い場合は、炎症を引き起こしている可能性があるので激しい運動は控えましょう。 炎症を起こした膝を酷使してしまうと、膝をつくときの痛みだけでなく歩行にも影響を及ぼす可能性が出てきます。 「少しの痛みだから大丈夫」「我慢できる」と無理に運動するのは禁物です。 まずは安静にして膝の様子を見守ってください。 サポーターを使う 膝をつくと痛い原因のひとつに、膝に負担がかかりすぎていることが挙げられます。 負担を軽減するためにも、膝をよく使う方はサポーターの使用がおすすめです。 サポーターの使用で歩行も楽になり、不意に膝をついてしまっても痛みを軽減してくれます。 また、膝をつく際の痛みだけでなく、膝の動きを全体的に補助してくれるため、根本となる疾患の改善につながります。 ストレッチを行う 安静にしすぎた結果、膝周りの筋力が低下し治癒前よりも膝をつくと痛い状態になってしまう可能性さえあります。 そんな状態を避けるためにも、膝が痛いときにおすすめの簡単なストレッチを紹介します。 【膝が痛い時におすすめのストレッチ】 椅子に腰かけ片方の足をのばす(つま先は上向きに) 背筋を伸ばしたまま体を前に倒す 前屈をするように伸ばした足の指先を手でつかむ 痛みを伴ったまま行うと症状が悪化する可能性もあるので、無理はせずに、ストレッチを習慣化することが大切です。 柔軟性・関節の可動性を向上させながら、症状の改善を目指せます。 病院で治療をする 膝の痛みといってもさまざまな要因があります。 したがって、痛みに合わせた治療法を実施することが大切です。 痛みの原因はMRIやレントゲンなどを撮ってはじめてわかるものもあります。 そのため自己判断で解決しようと考えるのは危険です。 痛みの度合いや、軟骨または筋肉の状態によっては手術になる可能性もあります。 手術と聞くと避けてしまう人もいるかもしれませんが、早急に治療しておかないと症状が悪化してしまうので、痛みが引かない場合は病院を受診しましょう。 膝をつくと痛い時の治療法 膝をつくと痛い時の治療法は、基本的には安静などの応急処置から始め、改善しない場合は薬物療法や理学療法・注射といった「保存療法」が中心となります。 治療法 目的・内容 薬物療法 ・湿布・飲み薬で炎症や痛みを抑える ・神経痛に対応する薬が使われることも 理学療法 ・電気・温熱療法で痛みを和らげる ・筋力トレーニングで膝関節の安定化を図る 注射療法 ・ヒアルロン酸で関節の動きを助ける ・ステロイドで強い炎症を直接抑えるなど 装具療法 サポーターや足底板(インソール)で膝を安定させる 保存療法を数ヶ月続けても改善が見られない場合や、重度の変形性膝関節症などでは、関節鏡手術や人工膝関節置換術といった手術療法が検討されます。 膝をつくと痛いという症状を根本から解決するためには、専門医による診断のもと、自身の状態に合った治療法を選択することが重要です。 膝をつくと発症する痛みに対する再生医療という選択肢 再生医療は世界中で注目を集めている分野で、外傷的な要因による膝の痛みに効果を発揮します。 【膝の痛みに効果的な再生医療】 PRP(多血小板血漿)注入治療 幹細胞治療 PRP注入治療は、自分の血液を採取し遠心分離機にかけ血小板を高濃縮したものを抽出し、患部に注入する治療法です。 高濃縮された液体(PRP)の中には多くの成長因子が含まれており、組織の修復や再生を促し膝の痛みを軽減させます。 幹細胞治療は、米2粒程度の脂肪を採取し、細胞の中にある幹細胞を培養し患部に注入します。 培養された幹細胞を注入することで、炎症や痛みを軽減するだけでなく損傷した組織の修復や改善を可能とします。 膝をつくと発症する痛みにお悩みの方は、ぜひ再生医療をご検討ください。 膝をつくと痛む症状に関するよくある質問と回答 膝をつくと痛む症状は、年齢や痛む場所によって原因が異なることがあります。 そこでこの項目では、膝をつくと痛む症状に関するよくある質問とその回答を紹介していきます。 20代で発症する膝の痛みの要因は? 膝をつくと外側が痛む要因は? 膝の痛みについてより詳しく理解するために、ぜひ参考にしてみてください。 20代で発症する膝の痛みの要因は? 20代で膝をつくと痛みが生じる主な要因には、過度な運動やスポーツによる負荷が挙げられます。 特に、ジャンプを多用するバスケットボールやバレーボールなどの競技では、膝への負担が大きくなります。 また、急激な体重増加や不適切な姿勢、靴選びも原因となることがあります。 具体的には、ジャンパー膝(膝蓋腱炎)や半月板損傷などが20代に多く見られます。 これらの症状は、膝をつく動作で痛みを感じやすくなります。 膝をつくと外側が痛む要因は? 膝をつくと外側が痛む主な要因としては、腸脛靭帯炎(ランナー膝)や外側半月板損傷が考えられます。 腸脛靭帯炎は、膝の外側を通る腱が炎症を起こす症状で、ランニングやサイクリングなどの繰り返し動作で発症しやすくなります。 外側半月板損傷は、膝の外側にあるクッションの役割を果たす半月板が傷つくことで起こります。 膝の痛みは早期に対処することで予防が可能 膝をつくと痛いという症状は、原因に応じた早期の対処と日々の生活習慣の見直しによって、悪化を防ぎ、改善することが可能です。 原因は滑液包炎や変形性膝関節症、神経の問題など非常に多岐にわたるため、自己判断で放置することは危険です。 「そのうち治るだろう」と考えているうちに症状が進行し、治療がより困難になるケースも少なくありません。 膝をつくと痛いというサインに気づいたら、まずは整形外科を受診し、専門家による正確な診断を受けることが、快方への最も確実な一歩と言えるでしょう。 膝の痛みの治療として、リペアセルクリニックの再生医療も有効な選択肢です。 >>再生医療による膝関節の症例はこちら リペアセルクリニックでは、入院不要で、ご自身の身体への負担を抑えながら痛みの根本的な改善を目指す専門的な再生医療を提供しています。
2019.08.10 -
- ひざ関節
膝に水が溜まる状態は、炎症などが原因で起こります。 放置していると痛みが悪化したり、関節の変形につながるおそれもあるため、適切な処置が欠かせません。 しかし「膝の水を抜く処置ってどれくらい費用がかかるの?」「そもそも水を抜くってどんなことをするの?」といった、不安や疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。 膝に水が溜まった際の治療法は、保険診療と自費診療でかかる料金が異なります。 そこで本記事では、膝の水を抜く処置にかかる費用や、メリット・デメリットについて、詳しく解説します。 膝の違和感を放っておかず、正しい知識と対応で将来の関節トラブルを防ぎましょう。 膝の水を抜く際にかかる料金【保険診療と自費診療で異なる】 膝の水を抜く際にかかる料金は、保険診療と自費診療で異なります。 基本的に膝の水を抜く処置は、健康保険が適用されるため、多くの方は医療費の3割を負担します。 内訳 保険診療(3割負担の場合) 初診料・再診料 約250~900円 関節穿刺(水を抜く手技料) 約250円 検査料(レントゲン、エコーなど) 約500~2,000円 薬剤費・その他処置料(注入薬など) 数百円 ~1,500円 合計 約1,500~4,500円 保険点数は全国共通ですが、医療機関や診療内容によって料金が異なるため注意しましょう。 一方で、以下のケースでは自費診療が適用され、全額自己負担となります。 保険証不携帯 保険適用外の治療(再生医療 など) 特殊な事情 自費診療は数千円~数十万円と、医療機関が自由に料金を設定できるため、必要な費用が大きく異なります。 膝に水が溜まった際に、自費診療で処置を受ける場合は、事前に料金体系を確認しましょう。 膝に水が溜まる主な原因 膝に水が溜まる主な原因は、以下の3つです。 軟骨の損傷 関節内の炎症 軟骨付近の内出血 膝の水を放置していると、立ち上がる際や歩行時に痛みがみられ、日常生活に支障をきたす恐れがあります。 膝に違和感を覚えた際は、早めに医療機関を受診し、原因や治療法を確認しましょう。 以下の記事では、膝に水が溜まる症状について、詳しく解説していますので合わせてご覧ください。 軟骨の損傷 膝に水が溜まる原因の1つは、軟骨の損傷です。 損傷した軟骨の破片は「異物」と認識され、異物排除のために関節液が過剰に分泌されます。 加齢による変形性膝関節症や、膝を酷使するスポーツは、膝の軟骨を損傷しやすく注意が必要です。 関節内の炎症 関節内の炎症は、膝に水が溜まる原因の1つです。 膝の関節内に細菌やウイルスが侵入すると、炎症反応により関節液の過剰分泌が起こります。 自己免疫疾患である関節リウマチを患っている場合は、免疫機能が誤って自身の関節を攻撃してしまい、痛みや腫れなどの炎症反応がみられます。 関節内の炎症が細菌性であれば、膝の痛みや腫れなどが悪化する恐れがあるため、早めに治療を行うことが大切です。 軟骨付近の内出血 軟骨付近の内出血は、膝に水が溜まる原因です。 日常生活での転倒やスポーツ外傷によって、膝周囲を骨折した場合は、関節液に血が混じることがあります。 骨折や靭帯損傷などの大きな外傷がなくても、膝から抜いた水が赤色であれば、膝軟骨付近で内出血が起こっている可能性があります。 膝の水を抜くメリット 膝の水を抜く処置には、以下のメリットがあります。 膝の負担を軽減できる 痛みや腫れなどの炎症反応を抑えられる 抜いた水の色で原因を調べられる 過剰な関節液を抜くことで、痛みや動かしにくさなどの症状が軽減されます。 膝から抜いた水の色や性状を調べ、炎症の原因を特定し、早期から治療を開始しましょう。 膝の水を抜くデメリット 膝の水を抜く際は、以下のデメリットも踏まえて、治療法を検討しましょう。 水を抜く際に痛みが生じる 感染のリスクがある 膝の水を抜く際は、注射器を使用するため、穿刺部からの感染リスクがあります。 感染を防ぐには、処置後、膝周囲の清潔を保つことが重要です。 膝の水を抜く処置を受ける際は医療機関で、炎症の原因や処置後のケアについて確認しましょう。 膝に水が溜まったとき、水を抜く以外にできる治療法とは 膝に水が溜まったときに、水を抜く以外にできる治療法は、以下の4つです。 薬物療法 リハビリテーション療法 手術療法 再生医療 膝の痛みや動かしにくさなどの症状は、保存療法で改善する可能性があります。 痛みや腫れなどの症状がみられる場合は、医療機関へ相談し、自身に合った治療法を検討しましょう。 薬物療法 膝に水が溜まった際は、以下の薬物療法で、痛みや動かしにくさなどの症状を改善できる場合があります。 内服薬 湿布薬 ヒアルロン酸注射 ステロイド注射 痛み止めや抗炎症薬を用いて炎症症状を抑えることで、膝を動かした際の違和感を軽減できる可能性があります。 薬物療法で治療する際は、医師や薬剤師の説明を十分に受け、副作用に注意しましょう。 リハビリテーション療法 リハビリテーション療法は、膝に水が溜まった際に有効な治療法の1つです。 リハビリテーション療法とは、日常生活を想定して、正しい身体の動かし方を習得する治療法です。 膝軟骨の損傷や関節内の炎症が原因で膝に水が溜まっている場合は、膝へ過度な負担がかかっている可能性があります。 再発を防ぐために、姿勢や動作などを専門家に見てもらい、負担の少ない膝の動かし方を確認しましょう。 手術療法 薬物療法やリハビリテーション療法を受けても症状の改善がみられない場合や以下のケースでは、手術療法による治療を検討します。 重度の変形性膝関節症 半月板損傷 靭帯損傷 手術療法では膝に水が溜まる原因を根本的に取り除けますが、入院やリハビリなどで治療期間が長引く可能性もある点に注意が必要です。 再生医療 膝に水が溜まり保存療法を受けても症状が改善しないときは、再生医療による治療も1つの選択肢です。 再生医療には、PRP(多血小板血漿)療法と幹細胞治療があり、それぞれ以下の特徴を持ちます。 再生医療の種類 特徴 PRP(多血小板血漿)療法 患者様の血液から血小板を高濃縮した血漿を精製し、再度患部に注入する治療法 幹細胞治療 患者様自身の幹細胞を採取・培養し、患部に注入する治療法 再生医療による治療は、炎症を軽減するだけでなく、損傷した組織の修復や再生にも期待できます。 以下のページでは、実際に当院で再生医療の治療を受け、改善した患者さまの症例を紹介しているため、併せて参考にしてください。 >再生医療による膝関節の症例はこちら 膝に水が溜まり再生医療による治療を検討している方は、ぜひ一度当院(リペアセルクリニック)へお問い合わせください。 【まとめ】膝に水が溜まる症状を緩解させるには根本的な治療が重要 膝に水が溜まる症状を緩解させるには、手術療法や再生医療などの根本的な治療が重要です。 膝の水を抜く処置を受ければ、関節液が過剰に溜まる原因を調べられますが、穿刺部の感染リスクや痛みなどのデメリットに注意が必要です。 痛みや腫れ、膝の動かしにくさなどの症状を放置していると、症状が悪化する恐れがあります。 保存療法で症状の改善がみられなかったり、病状が進行したりした場合は、再生医療による治療も選択肢の1つです。 再生医療は、変形性膝関節症や膝軟骨の損傷が原因で、膝に水が溜まった際に有効な治療法です。 入院や手術が不要なため、日常生活への早期復帰が見込めます。 膝の痛みや動かしにくさでお困りの際は、当院(リペアセルクリニック)の再生医療をご検討ください。
2019.07.20 -
- 靭帯損傷
- ひざ関節
肉離れ(筋断裂)は、スポーツや日常生活の中で引き起こされるケガですが、重症の場合は完全に筋肉が断裂して永久断裂となるケースも。 永久断裂を引き起こすと激しい外傷や機能喪失を伴うこともあり、元の状態に戻ることができるのか、不安に感じる方もいるかもしれません。 しかし、適切な治療を受ければ、永久断裂でも回復は可能です。 本記事では、肉離れの症状や治療法について詳しく解説し、早期復帰に向けた最新の治療法も紹介していきます。 肉離れ(筋断裂)や永久断裂でお悩みの方は、自身の状態と治療への理解を深めるために、ぜひ参考にしてみてください。 肉離れ(筋断裂)で完全断裂しても治療は可能 肉離れ(筋断裂)で筋肉が完全に断裂した場合でも、永久に治らないわけではなく、以下の適切な治療によって回復を目指すことが可能です。 外科的手術 リハビリテーション 温熱療法と冷却療法 薬物治療 再生医療 完全断裂は、筋肉の線維が文字通り完全に離れてしまった状態を指し、肉離れの中でも最も重症度が高い分類に含まれます。 激しい痛みや機能喪失を伴うケースもありますが、このような重篤な状態であっても、手術によって筋肉を再接続し修復することが可能です。 完全断裂と診断され、「元通りには動かせないのでは」と悲観的に考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。 しかし専門医による正確な診断と適切な治療計画、そして前向きなリハビリへの取り組みがあれば、日常生活やスポーツへの復帰が可能となります。 諦めずに、まずは医療機関にご相談ください。 肉離れ(筋断裂)の症状 肉離れ(筋断裂)の症状は、断裂の程度によって痛みや腫れ、機能障害の重さが大きく異なります。 症状の現れ方は、一般的に軽度・中等度・重度の3段階に応じて大きく異なり、症状に応じて治療方針を決定していきます。 軽度(I度)の特徴 筋線維の微細損傷:痛みはあるものの、自力での歩行や日常生活動作は比較的可能 中等度(II度)の特徴 筋線維の部分断裂:患部に明確な痛みがあり、自力での歩行が困難になる 重度(III度)の特徴 筋線維の完全断裂:筋肉が完全に断裂した状態で、激しい痛みとともに患部の機能が失われる 重度の症状になると、受傷直後から立つことや歩くことができなくなり、患部の凹みや断裂した筋肉の塊が見られる場合もあります。 上記の症状や歩行困難が見られた場合は、自己判断をせずに速やかに整形外科などの専門医を受診することが重要です。 正確な診断に基づいた早期の適切な処置と治療が合併症を防ぎ、早期回復への鍵となります。 肉離れ(筋断裂)の治療法 肉離れ(筋断裂)の治療法は、症状の重さに応じて段階的に進められます。 受傷直後は応急処置が重要|RICE処置 部分断裂は保存療法が中心 完全断裂は手術が適応される場合もある 症状に応じて適切な治療法を選択することが重要で、完全断裂(永久断裂)を防ぐためには、特に早期の対応が必須です。 受傷直後は応急処置が重要|RICE処置 肉離れ(筋断裂)を受傷した直後の、応急処置の基本となるのがRICE処置です。 RICEとは、Rest(安静)・Ice(冷却)・Compression(圧迫)・Elevation(挙上)の4つの基本的な処置法を指します。 Rest(安静) 損傷した筋肉に負担をかけないように患部をできるだけ動かさないようにする Ice(冷却) 急性の炎症や腫れを抑えるため、アイスパックや冷却ジェルで患部を冷やす Compression(圧迫) 腫れが抑え血液やリンパ液の滞留を防ぐために弾性包帯などで患部を適度に圧迫する Elevation(挙上) 受傷した部位を心臓より高く挙げておくことで、腫れを最小限に抑える 冷却を行う際は受傷後24時間~72時間以内に行うと効果的で、腫れや痛みを軽減につながります。 15〜20分を目安に行い、皮膚を傷めないようにタオルなどで包んでアイスパックや冷却ジェルを使用しましょう。 RICE処置を的確に行うことで内出血や腫れ・痛みの程度を最小限に抑え、結果として治癒期間の短縮や重症化の防止につながります。 部分断裂は保存療法が中心 肉離れの中でも、筋肉の線維が部分的に断裂している部分断裂に対しては、体への負担が少ない保存療法が治療の中心となります。 部分断裂は筋肉の連続性がある程度保たれており、適切な環境を整えれば自然治癒力によって損傷部位の修復が期待できるため、手術を避ける場合が多い傾向にあります。 【保存療法の基本的な治療法】 RICE処置 基本的な処置で重症化を防ぐ 非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs) 鎮痛や炎症を抑えるために、NSAIDs(非ステロイド系抗炎症薬)を処方する 物理療法 筋肉の回復を促進するために、物理療法が行う 運動療法(リハビリテーション) 筋力を強化し、柔軟性を向上させるためにリハビリを行う 痛みが軽減し回復期に入ると、物理療法として、温熱療法・電気刺激療法・超音波療法などが用いられるケースがあります。 超音波療法や温熱療法は血行を促進し、筋肉の緊張を和らげて、治癒を早める効果が期待できるメリットも。 また、リハビリテーションは保存療法において最も重要な要素です。 痛みの軽減に合わせて、理学療法士などの専門家の指導のもと、段階的な筋力トレーニングを進めます。 上記の適切な保存療法を、しっかり最後まで遂行すれば、重症化を防いで元の生活を取り戻すことが可能です。 回復のために焦らず、根気強く、治療とリハビリに取り組んでいきましょう。 完全断裂は手術が適応される場合もある 肉離れの中でも、筋肉が完全に断裂した完全断裂の場合には手術が必要となることがあります。 筋繊維が完全に分断されているため、自然回復が難しいケースが多く、適切な治療を行わないと筋肉が機能しなくなったり、障害が残ったりするリスクが高まります。 【手術が必要となる場合】 断裂部の隙間(ギャップ)が大きい場合 断裂した筋線維の両端が大きく離れてしまった場合 早期の復帰や高い活動レベルを望む場合 スポーツ選手など高い身体能力が求められる方が、早期に機能回復を希望する場合 特定の部位の断裂 断裂した筋肉の種類や部位によっては、手術が第一選択となるケースもある 保存療法での回復が不十分な場合 一定期間、保存療法を行っても痛みが改善しない・筋力が十分に回復しない場合 手術の主な目的は、断裂した筋線維の断端同士を物理的に縫い合わせることで、筋肉の連続性を取り戻し、治癒を促進することです。 完全断裂という診断を受け、「もう元には戻らないのでは」と深く不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。 しかし手術療法は、機能障害を回避して社会復帰やスポーツ復帰を目指すための有効な手段となるので、まずは医師の指示に従い適切な処置を行いましょう。 肉離れ(筋断裂)からの早期復帰を目指す方に再生医療をご紹介 肉離れによる日常生活への影響を最小限に抑え、1日も早い復帰を強く望む方にとって、再生医療も有効な手段です。 従来の治療法では安静期間が長期化しがちであったのに対し、再生医療は治療期間の短縮や、より質の高い回復をもたらす場合もあります。 リペアセルクリニックでは、最先端の再生医療を活用して治療期間を短縮することが可能で、患者様やアスリートの方が1日も早く日常生活や競技生活に戻れるようにサポートします。 【リペアセルクリニックの取り組み】 PRP療法 患者自身の血液から血小板を抽出し、損傷した筋肉や腱に注射することで回復を促進 幹細胞治療 CPC (細胞加工施設) の高い技術により、冷凍しない方法で幹細胞を投与できる リペアセルクリニックのPRP療法は患者様自身の血液などから採取した細胞や成長因子を、損傷部位に直接投与することで、治癒のプロセスを活性化させるメリットがあります。 細胞を冷凍しない独自の方法で幹細胞を投与できるので、高い生存率を実現し、体に負担をかけずに治療期間の短縮が可能です。 リペアセルクリニックでは、スポーツ外傷に対して最適な治療法を提案し、患者一人ひとりに合わせたカスタマイズ治療を行っています。 【まとめ】肉離れ(筋断裂)は完全断裂しても治療可能!ケガをしたらまず応急処置 肉離れ(筋断裂)は、軽度から完全断裂に至るまでさまざまな段階がありますが、どの状態でも適切な治療を受けることで回復は十分可能です。 【肉離れの治療法】 RICE処置 保存療法 リハビリテーション 外科的手術 再生医療 完全断裂に至った場合でも、手術や再生医療などの先進的な治療法により、筋肉の機能回復が期待できます。 必要に応じて再生医療や手術を受けることで、最短での復帰が可能となるので、ケガをしたらまずは専門医に相談することが重要です。 再生医療は、従来の治療に比べて治療期間を短縮し、早期の日常生活・競技の復帰を可能にします。 また手術などに比べて、体への負担が少ないメリットがあるので、後遺症や筋力低下を最小限に抑えることができます。 1日も早く日常生活や競技生活に戻りたい・体に負担をかけずに迅速に治療を受けたいと考えている方は、ぜひリペアセルクリニックにご相談してみてください。 リペアセルクリニックは患者様の想いにしっかり寄り添い、責任を持って早期復帰への道を開きます。
2019.07.02 -
- 靭帯損傷
- ひざ関節
前十字靭帯断裂は、サッカー選手に多いけがの1つです。 サッカーのプレイ中、不自然な体勢で転倒したときに、太ももとすねをつなぐ前十字靭帯が断裂してしまう場合があります。 今回は、前十字靭帯断裂がサッカー選手に起こりやすい理由や、症状を放置するリスクについて詳しく解説します。 プロのサッカー選手にも前十字靭帯断裂はたびたび見られ、復帰までに長期間の休養が必要になる場合もあります。 前十字靭帯断裂になった際は、早めに医療機関を受診して、適切な治療を受けましょう。 前十字靭帯断裂がサッカー選手に多い理由 前十字靭帯断裂がサッカー選手に起こりやすい理由は、瞬発性を求められるスポーツで筋肉や腱、靭帯などを損傷しやすいためです。 サッカーのプレイ中に前十字靭帯断裂を引き起こす原因として、大きく2つに分類されます。 原因 けがが想定されるシーン ノンコンタクトインジュリー (相手との接触がなく発生するけが) ・瞬時にステップをきる ・ヘディングの着地時に膝をひねる コンタクトインジュリー (接触プレイで発生するけが) ・相手からタックルを受ける ・ボールを蹴る足が交差してぶつかる 非接触の場合、瞬時にステップを切ったり、ヘディングの着地の際に膝をひねったりすると、太ももとすねをつなぐ前十字靭帯が断裂する恐れがあります。 また、サッカー中に相手からタックルを受けたり、ボールを蹴る足が交差したりする接触プレイでも断裂する恐れがあるため注意が必要です。 そもそも「前十字靭帯断裂」とは? 前十字靭帯断裂とは、膝関節のなかにある、太ももとすねの骨をつなぐ靭帯を断裂するけがです。 以下では、前十字靭帯断裂の主な症状や原因について解説します。 主な症状 主な原因 前十時靭帯は膝の安定性を保つ役割を担っており、損傷すると痛みや腫れ、歩行困難などの症状が現れます。 靭帯断裂は、回復までに時間がかかる傾向があり、サッカーへ早期復帰するために早くから適切な治療を受けることが重要です。 主な症状 前十字靭帯を断裂すると、以下の症状が現れます。 膝にある靭帯が断裂した際に、ブチっと切れる音(断裂音)が聞こえる場合もあります。 靭帯断裂の症状が現れたときは、すぐに競技をやめ、医療機関を受診しましょう。 主な原因 スポーツ選手の前十字靭帯断裂は、以下の動きが原因で起こる可能性があります。 サッカー選手はプレーの際に、以上の動きを行うことが多く、前十字靭帯を断裂しやすいスポーツといえます。 前十字靭帯断裂を放置するリスク 前十字靭帯断裂を放置するリスクは、以下のとおりです。 膝関節のなかにある前十字靭帯が断裂し上手に機能しなくなれば、周囲の関節や筋肉系にも影響を及ぼします。 膝の負担が大きくなることで、膝軟骨がすり減って変形してしまう「変形性膝関節症」や「半月板損傷」のリスクが高まります。 歩行困難などの痛みまで症状が悪化すると、サッカーへの復帰が難しくなるだけでなく、日常生活にも支障をきたす恐れがあるため、早めに治療を受けることが重要です。 前十字靭帯断裂の主な治療方針 前十字靭帯断裂は症状の程度によって、以下のような流れで治療が進められます。 靭帯を断裂した可能性が高いときは、応急処置である「RICE処置」を行うことが大切です。 前十字靭帯断裂は自然治癒はしないため、多くの場合手術療法が選択されます。 術後は継続的なリハビリテーションを行い、日常生活やスポーツ活動への復帰を目指します。 治療の際は医師や理学療法士などの専門家の指示に従い、治療を受けながらサッカーへの復帰時期を検討しましょう。 急性期における処置 サッカー選手に多い前十字靭帯断裂は、「RICE処置」と呼ばれる急性期における処置が重要です。 RICE処置は医療従事者でなくても行える応急処置です。 前十字靭帯断裂の可能性がある場合は、膝を無理に動かさないように、RICE処置を実施しましょう。 関節鏡視下手術 断裂した前十字靭帯を再建する治療方法に、関節鏡視下手術があります。 関節鏡視下前十字靭帯再建術は、患者様のほかの組織から採取した腱で前十字靭帯の代用靭帯を作る手術です。 術後は安静にする必要があるため、筋力が低下したり、可動域が制限されたりする場合があります。 術後すぐに無理をすると再断裂する可能性があるため、医師の指示に従ってリハビリを開始しましょう。 継続的なリハビリテーション 前十字靭帯断裂が起こったときは、術後の回復や再発予防のために、継続的なリハビリテーションが重要です。 術後安静の指示が解除されたら、リハビリテーションが段階的に開始されます。 最終目標がサッカーへの復帰である場合も、まずは日常生活動作のリハビリテーションから行います。 筋力をつける運動や膝関節の可動域を広げる訓練を継続的に行い、早期回復を目指しましょう。 前十字靭帯断裂の早期回復を目指すなら再生医療も選択肢の1つ 前十字靭帯断裂の早期回復を目指す場合は、再生医療による治療も選択肢の1つです。 再生医療は損傷した靭帯の修復・再生を促す治療法で、痛み症状の軽減に期待できます。 再生医療で前十字靭帯断裂を治療したい方は、ぜひ当院(リペアセルクリニック)にご相談ください。 再生医療では、体の持つ再生能力を活用し、損傷した前十字靭帯の修復・再生を促すため手術よりも治療期間が短いです。 また、患者様自身の細胞を利用する治療法のため、副作用のリスクが少ない点も強みといえます。。 前十字靭帯断裂でスポーツ活動への早期回復を目指したい方は、当院(リペアセルクリニック)の再生医療をご検討ください。 【まとめ】前十字靭帯断裂からサッカーへの早期復帰を目指す方は当院へご相談ください サッカーは急激な方向転換やストップ動作が多いスポーツで、前十字靭帯断裂のリスクが高いのが特徴です。 前十字靭帯断裂を治療せずに放置していると、症状が悪化したり、膝周囲の関節軟骨や半月板も損傷する恐れがあります。 症状が現れたときは応急処置を十分に行い、早期から治療を受けることが大切です。 前十字靭帯断裂からサッカーへの早期復帰を目指す方は、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 当院(リペアセルクリニック)では、スポーツ外傷の治療として、再生医療をご提供しています。 前十字靭帯断裂の再生医療について気になる点がある方は、お気軽に当院(リペアセルクリニック)へお問い合わせください。
2019.07.02 -
- 靭帯損傷
- ひざ関節
サッカーなどのスポーツ中に転んだり、プレーヤー同士がぶつかったりすると、前十字靭帯断裂になる可能性があります。 前十字靭帯断裂は強い痛みを伴うため、「立ち仕事が辛い」と感じている方もいらっしゃるでしょう。 飲食店の厨房や建設現場などは立ち仕事が多く、前十字靭帯断裂になった場合は早めの治療が必要です。 症状が悪化すると歩行が困難となり、手術しか選択肢がなくなってしまうので、膝に負担をかけないリハビリも実践してみましょう。 本記事では、前十字靭帯断裂の特徴や放置した場合のリスク、日常的なケア方法などをわかりやすく解説します。 手術不要の治療法も紹介しますので、膝を切らずに治したい方はぜひ参考にしてみてください。 立ち仕事に影響する前十字靭帯断裂とは? 前十字靭帯断裂とは、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)をつなぐ前十字靭帯が断裂し、痛みや腫れを引き起こす症状です。 スポーツ中にプレーヤー同士がぶつかり、膝が可動域を超えて曲がったときや、ジャンプ後の着地で膝に強い衝撃が加わると、前十字靭帯断裂になる場合があります。 前十字靭帯断裂が疑われる場合は、受傷時の断裂音や以下の症状をチェックしてみましょう。 土木や建設、飲食などの業界は立ち仕事が多いため、膝の痛みが長時間続くと、精神的にも大きなストレスがかかります。 痛みを我慢して立ち仕事を続けた場合、膝の変形を引き起こす可能性もあるので要注意です。 「膝崩れ」などの自覚症状があるときは、早めに医療機関の診察を受けておきましょう。 立ち仕事の方が前十字靭帯断裂を発症した場合の放置リスク 立ち仕事は膝にかかる負担が大きいため、前十字靭帯断裂を放置すると、以下のリスクが発生します。 前十字靭帯には血管があまり通っておらず、栄養が届きにくいため、自然な回復は期待できません。 立ち仕事を続けると前十字靭帯の損傷が進行し、完全断裂する恐れがあります。 プロのアスリートは選手生命に関わるため、収入が途絶えてしまう可能性も。 ご自身の技量で成り立っている飲食店など、代替が利かない職業の場合は、経営悪化や廃業リスクもあるので要注意です。 前十字靭帯断裂の症状が重くなると、治療方法が外科手術に限定される場合があるため、2週間程度の入院も必要になります。 仕事や家事を休めない方は、前十字靭帯断裂を放置しないように注意しましょう。 仕事を続けながら膝を守る実践的な方法 立ち仕事を続けながら膝を守りたい場合は、以下の方法を実践してみましょう。 サポーターなどの活用を保存治療といい、前十字靭帯断裂の悪化を防止できるため、初期段階の症状に効果的です。 具体的な治療方法は以下のようになりますが、患者の年齢や症状のレベルなどを考慮するので、必ず医師の指示を受けておきましょう。 インソール・サポーターなどのサポート用品の活用 前十字靭帯断裂を治療する場合、インソール(靴の中敷き)によって足部へアプローチする方法があります。 足部のアーチ形状が崩れていると、膝にかかる負担が重くなってしまうため、前十字靭帯断裂の進行を早めてしまいます。 インソールは膝の負担となる衝撃を吸収・分散するので、膝痛の緩和に効果的です。 ただし、既製品のインソールは足裏の形状に合いにくいため、整形外科などの診断を受け、オーダーメイドしてもらうほうがよいでしょう。 また、膝が抜ける感覚がある場合は、膝用のサポーターもおすすめです。 サポーターで膝関節の動きを固定すると、安定感が増すため、立ち仕事を続けやすくなります。 外科手術の治療を避けたい場合は、早めにサポート用品を活用してみましょう。 正しい姿勢と膝に優しい動作のポイント 膝にかかる負担を軽くしたい場合は、姿勢や動作の改善も必要です。 以下の姿勢や動作を習慣化すると、前十字靭帯断裂の進行を防ぐ効果があり、膝の痛みも和らぎます。 姿勢や動作の改善ポイント 具体的な改善内容 立つときの姿勢 ・膝を真っすぐ伸ばす ・重心を意識して左右のバランスをとる ・背筋を伸ばして立ち、顔は前方に向ける 座るときの姿勢 ・背筋を伸ばす ・膝を深く曲げるあぐらや正座、横座りを避ける 歩くときの姿勢 ・背筋を伸ばして前を見る ・猫背にならないよう注意する 立ち座りの動作 ・ゆっくりと立ちあがる ・床や椅子から立ち上がるときは手で体重を支える ・立ち座りが長時間になるときは適度に姿勢を変える 歩くときの動作 ・膝を伸ばし、大きな歩幅で歩く ・腕を振って歩く ・お腹に力を入れる 猫背がクセになっていると膝に負担がかかりやすいので、立つときや歩くときは背筋をまっすぐ伸ばしましょう。 座るときは基本的に椅子を使い、正座やあぐらを避けると、前十字靭帯断裂の悪化を防止できます。 寝るときは仰向けになり、膝の下にクッションを入れて痛みを和らげましょう。 休憩・アイシングなど負担を軽減する日常ケア 前十字靭帯断裂は膝関節の腫れや内出血を引き起こす場合があるため、日常的なケアには休憩やアイシングもおすすめです。 休憩や患部のアイシングなどをRICE処置といい、以下の効果を期待できます。 RICE処置 具体的な処置方法 安静(Rest) 膝関節が動かないように固定し、安静にする 冷却(Icing) 氷や冷却パックなどで膝関節を冷やし、腫れや内出血を抑える 圧迫(Compression) 膝関節を包帯などで圧迫し、腫れや内出血を抑える 拳上(Elevation) 膝関節を心臓より高い位置に上げ、血液循環を調整して腫れを軽減する 立ち仕事が長くなるときは適度な間隔で休憩を取り、膝を冷やすと痛みが緩和されます。 ただし、RICE処置は応急処置に過ぎないため、根本的な治療にはなりません。 休憩やアイシングで症状が改善されない場合は、医療機関で治療を受けておきましょう。 前十字靭帯を断裂した際の治療法【立ち仕事の場合】 前十字靭帯断裂は自然治癒が難しいため、立ち仕事を続ける場合は以下の治療法を検討する必要があります。 外科的手術や運動療法、再生医療には以下の特徴があるので、医師と相談の上、自分に合った治療法を選択しましょう。 .外科的手術 前十字靭帯断裂の外科的手術には以下の種類があり、保存療法に効果がなかったときの選択肢になります。 手術の種類 特徴 靭帯修復術 ・前十字靭帯の断裂を縫合する手術 ・部分断裂で断裂端が明確な場合の治療法となる ・膝関節の安定性を十分に確保できない ・手術は1~2時間程度 ・入院期間は2~4週間程度 靭帯再建術 ・自分の膝蓋腱などを患部に移植し、新たな前十字靭帯をつくり直す手術 ・提供者の腱を使う場合もある ・体に負担がかからないよう、一般的には内視鏡を用いる ・手術は2時間程度 ・入院期間は1~2週間程度 現在は靭帯修復術があまり用いられておらず、靭帯再建術によって治療するケースが一般的です。 入院期間の目安は1~2週間ですが、術後は6カ月~1年程度のリハビリ期間が必要です。 手術に抵抗がある方や、入院を避けたい方は、以下の運動療法や再生医療を検討してみるとよいでしょう。 運動療法 運動療法にはストレッチと筋力トレーニングがあり、痛みの緩和などを期待できます。 運動療法の種類 特徴 ストレッチ ・膝の柔軟性を高めて負担を軽くする ・膝の可動域を広くする・主に足首を回す、太ももやふくらはぎを伸ばす、膝の曲げ伸ばしなどのストレッチを行う 筋力トレーニング ・筋力アップにより膝の安定性を高くする・主に太ももの筋力を高めるため、椅子に座って片脚を伸ばす動作や、スクワットなどを行う 前十字靭帯の断裂後はRICE処置を行い、痛みや腫れが引いたら運動療法に移行しましょう。 両脚の筋力に大きな差が出ないよう、バランスディスクなどを使ったトレーニングも重要です。 ストレッチや筋力トレーニングはすぐに効果が出ないため、辛抱強く続けていきましょう。 再生医療という選択肢 再生医療とは、幹細胞の修復能力を活用し、損傷した患部を元どおりにする治療法です。 治療の際には患者の身体から脂肪を採取し、幹細胞を1,000万~1億個に増やして患部に注入します。 幹細胞の働きによって前十字靭帯が修復されると、立ち仕事やプロスポーツへの復帰も可能です。 再生医療には以下の特徴があるため、前十字靭帯断裂の根本治療を目指したい方は、選択肢に入れてみてもよいでしょう。 手術や入院を避けたい方におすすめの治療法ですが、自分に合うかどうかを判断する必要があるので、まず専門医に相談してみましょう。 リペアセルクリニックは再生医療を導入しており、プロスポーツ選手にも活用されています。 以下のページでは、実際に当院で前十字靭帯断裂の再生医療の治療を受け、改善された方の症例を紹介しているため、ぜひ参考にしてください。 >再生医療による前十字靭帯断裂の症例はこちら 具体的な治療プランなどを知っておきたい方は、電話やメールの無料相談をご活用ください。 前十字靭帯断裂で立ち仕事に復帰する際は靭帯再建手術を検討しよう 前十字靭帯断裂を受傷したときは、休憩・冷却などの方法で膝をケアし、早めに専門医の診察を受けましょう。 初期段階の痛みはリハビリや運動療法で緩和できますが、立ち仕事に復帰する際は、靭帯再建手術を検討する必要があります。 断裂した前十字靭帯をつくり直し、ストレッチや筋力トレーニングを続けると、膝の機能が徐々に回復します。 また、手術に抵抗があり、仕事や家事を休めない場合は、再生医療も選択肢の一つです。 本格的な治療を開始する前に、外科手術や再生医療の特徴を理解し、納得できる治療方法を選択してみましょう。
2019.07.02 -
- PRP治療
- ひざ関節
関節炎とリウマチはよく混同されますが、実はまったく異なる病態です。 関節炎は「関節に炎症が起きた状態」全般を指す幅広い概念であるのに対し、リウマチ(関節リウマチ)は免疫の異常によって自分の関節を攻撃してしまう自己免疫疾患の一つです。 しかし関節炎とリウマチの違いがよく分からないと、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、関節炎とリウマチの症状の違いを詳しく解説します。 関節炎とリウマチの症状の違いを正しく理解したい方、どちらに該当するのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。 関節炎とリウマチの違い 関節炎とリウマチの主な違いを、各項目に分けて解説しています。 症状 原因 診断方法 治療法 両者の違いを正しく理解するためにも、ぜひ参考にしてください。 症状 関節炎とリウマチの症状の違いは、以下のとおりです。 症状 関節炎 リウマチ(関節リウマチ) 痛みの範囲 単一または限られた関節に出やすい 多発し、左右対称に現れる場合が多い 腫れ 局所的で非対称な場合が多い 対称的で熱感や腫れを伴う場合が多い 朝のこわばり 比較的短時間で治まる場合が多い 1時間以上続く場合が多い 全身症状 ほとんど見られない 倦怠感や微熱、貧血を伴う場合がある 関節炎は、膝や指など特定の関節に限定して炎症が起こるケースが多く、全身への影響は比較的少ないのが特徴です。 一方、関節リウマチでは、左右対称に複数の関節に炎症が現れやすく、腫れや熱感も強く出るのが特徴です。 さらに朝のこわばりが1時間以上続くこともあり、倦怠感や微熱、貧血などの全身症状を伴うケースも少なくありません。 原因 関節炎と関節リウマチは、いずれも関節に痛みや炎症をもたらしますが、原因は以下のように異なります。 原因 関節炎 リウマチ(関節リウマチ) 一般的な要因 関節の使いすぎ、加齢、外傷など 自己免疫の異常 遺伝 関連は低い 遺伝的要因が関与する場合がある 環境要因 肥満、特定のスポーツなど 喫煙、感染症などが影響する場合がある 好発年齢 高齢者に多い 比較的若い世代にも発症する 関節炎は加齢や使いすぎなどによって関節が物理的に摩耗することが主な原因で、スポーツや重労働が影響することも。 一方、関節リウマチは自己免疫の異常によって、自分の関節を攻撃してしまう疾患であり、遺伝要因や喫煙・感染症などの環境因子が関与する場合があります。 このように原因が異なるため、予防法や治療アプローチもまったく異なります。 診断方法 関節炎とリウマチの診断方法の違いは、以下のとおりです。 診断方法 関節炎 リウマチ(関節リウマチ) 診察 特定の関節の状態を重点的に観察 全身の関節の状態、皮膚症状などを観察 血液検査 一般的な炎症反応を確認 自己抗体の有無、炎症反応などを確認 画像検査 X線、CT、MRIなど X線、超音波検査、MRIなど 関節炎は局所的な症状の把握が中心ですが、関節リウマチでは全身症状や自己抗体の有無など、より多角的な検査が必要になります。 そのため、関節リウマチが疑われる場合は早めに専門医を受診し、総合的な診断を受けることが大切です。 治療法 関節炎とリウマチでは治療の目的や取り組み方が異なるため、選択される治療法にも違いがあります。 治療法 関節炎 リウマチ(関節リウマチ) 薬物療法 鎮痛剤や湿布などで炎症や痛みを緩和 抗リウマチ薬、生物学的製剤など 非薬物療法 理学療法、運動療法、装具療法など 作業療法、関節保護、生活指導など 手術療法 関節鏡手術、人工関節置換術など 関節形成手術、滑膜切除術など 関節炎では炎症のコントロールと関節機能の維持が治療の中心で、比較的軽度であれば、鎮痛剤やリハビリで対応可能の場合もあります。 一方で関節リウマチでは、進行性の関節破壊を防ぐことが最優先で、免疫に直接働きかける抗リウマチ薬や生物学的製剤による治療が欠かせません。 薬物療法に加えて、関節への負担を軽減する生活習慣の工夫や、症状の進行度に応じた外科的治療が選択されることもあります。 【まとめ】関節炎とリウマチの違いを知り、適切な治療を 関節炎と関節リウマチは、いずれも関節の痛みや腫れといった共通の症状がありますが、以下のように原因や症状の現れ方や治療法には明確な違いがあります。 項目 関節炎 関節リウマチ(リウマチ) 原因 加齢、外傷、感染、代謝異常など 免疫異常による自己免疫疾患 症状の現れ方 特定の関節に現れる 左右対称に複数の関節に出やすい 炎症の範囲 局所的 関節だけでなく全身に及ぶことも 伴う症状 関節の痛み・腫れ・熱感など 倦怠感、微熱、貧血などの全身症状 関節炎は、主に関節の使いすぎや加齢、ケガなどが原因で発症しやすく、痛みや腫れが1か所にとどまることが多いのが特徴です。 一方、関節リウマチは免疫システムの誤作動により、自分自身の関節が攻撃されて炎症が起こる「自己免疫疾患」です。 このように症状が似ていても根本的な原因が異なるため、治療法も大きく異なります。 関節の痛みや腫れが長引くときは自己判断で済ませず、できるだけ早く専門医を受診することが大切です。 日常生活への支障を抑えるためにも、関節に違和感を覚えた際は放置せずに速やかに医療機関での診察を受けましょう。 以下のページでは、当院で再生医療の治療を受け、関節リウマチが改善した患者さまの症例を紹介しているため、興味のある方はぜひ参考にしてください。 >再生医療による関節リウマチの症例はこちら
2019.06.30 -
- 膝の慢性障害
- ひざ関節
「腸脛靭帯炎と診断され、早く治す方法を探している」 「治療中だが、期待した効果が出ていないので早く治したい」 上記のようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。 ランナー膝とも呼ばれる腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)は、腸脛靭帯と大腿骨外側上顆が持続的に擦れることにより、膝の外側に痛みや炎症が生じる疾患です。 本記事では、腸脛靭帯炎を早く治す方法や、何日で治るかについてわかりやすく解説します。 腸脛靭帯炎を早く治すためには、安静やセルフケア、下半身のストレッチ・筋力トレーニング、適度な有酸素運動などが効果的です。 また、腸脛靭帯炎を早く治したい場合は、先端医療である再生医療も選択肢としてご検討ください。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、「再生医療ではどのような治療を行うのか」「再生医療で治療した症例」を無料で配信しています。 「腸脛靭帯炎を早く治したい」という方は、ぜひ再生医療についてチェックしてみてください。 腸脛靭帯炎(ランナー膝)を早く治す方法 腸脛靭帯炎(ランナー膝)を早く治すには、以下の4つの方法があります。 安静とセルフケア 下半身のストレッチ 下半身の筋力トレーニング 適度な有酸素運動 腸脛靭帯炎を早く治したい方は、ぜひ参考にしてください。 安静とセルフケア 腸脛靭帯炎の原因の一つは膝の使いすぎ(オーバーユース)が考えられるため、早く治すためにも安静とセルフケアが重要です。 以下のポイントを押さえて対処しましょう。 ランニングの頻度を減らす、または中止する 痛い部分を冷やす(アイシング) 湿布を貼る マッサージを行う アイシングをする場合は、氷水を氷嚢やビニール袋に入れて、痛い部分を15〜20分ほど冷やしましょう。 冷やしすぎによる凍傷は神経や組織の障害を引き起こすため、アイシングをするときは注意してください。 マッサージは、膝や太ももの外側、お尻の筋肉を揉みほぐしたり、押しながら揺すったりして筋肉の血流を改善しましょう。 下半身のストレッチ 腸脛靭帯炎を早く治したい方は、下半身のストレッチを行い、膝や太もも周辺の筋肉の柔軟性を向上させることが重要です。 以下の手順で下半身の柔軟性を高めるストレッチを行ってください。 ①椅子に座る ②片足を前に出す ③前に出した足の爪先に向かって体を倒す ④上記の姿勢を20秒〜30秒キープする ⑤反対の足で同じ動作を繰り返す 痛みがあるときは、ストレッチを中止して安静にすることも大切です。 下半身の筋力トレーニング 腸脛靭帯炎は膝周りの筋力低下も原因となるため、下半身の筋力トレーニングはランナー膝を早く治すのに効果的です。 以下の手順で筋力トレーニングを行い、膝周りの筋力を高めましょう。 ①椅子に座る ②足が閉じるように両手で膝を外側から押さえる ③両手で膝を押さえながら、足を開く ④上記の動作を無理のない範囲で繰り返す また、寝ながら筋力トレーニングがしたい方は、以下のトレーニングがおすすめです。 ①体全体を横向きにして寝る ②上の脚を上下に動かす ③上記の動作を無理のない範囲で繰り返す より負荷をかけたい場合は、ストレッチバンドを付けるとよいでしょう。 適度な有酸素運動 腸脛靭帯炎を早く治すには、膝に負担をかけないよう安静にすることが重要です。 しかし、治療期間中も運動を中止したくない方には、ランニング以外の有酸素運動がおすすめです。 ウォーキング エアロバイク 水泳 上記の有酸素運動は、ランニングよりも膝の負担が少ないため、無理のない範囲で実施しましょう。 膝の負担が少ない有酸素運動を適度に行うことで、体力を落とさずに早期回復を目指せます。 腸脛靭帯炎(ランナー膝)でやってはいけないこと 腸脛靭帯炎になった方がやってはいけないことは、以下の通りです。 膝に大きな負荷がかかる運動 誤ったストレッチの継続 長時間の立ちっぱなしや同じ姿勢の維持 上記を続けると、腸脛靭帯炎の症状が悪化し、治療期間が長引く恐れがあります。 腸脛靭帯炎を早く治したい方は、やってはいけないことをよく理解しておきましょう。 膝に大きな負荷がかかる運動 腸脛靭帯炎になったら、ランニングをはじめとする膝に大きな負荷がかかる運動はやめましょう。 膝の使いすぎ(オーバーユース)が原因の1つであるため、膝に大きな負荷がかかる運動は症状を悪化させる可能性があります。 腸脛靭帯炎の治療中にも運動をしたい方は、以下のような膝への負担が少ない有酸素運動がおすすめです。 ウォーキング エアロバイク 水泳 早期回復のためにも、膝の負担を避けて無理のない範囲で運動を取り入れることが重要です。 誤ったストレッチの継続 腸脛靭帯炎の方は、自己流の誤ったストレッチをしていたらすぐにやめましょう。 ストレッチは筋肉の柔軟性を高め、腸脛靭帯炎の症状改善に有効です。 ただし、有効なのは痛みを感じない程度のストレッチであり、痛みを感じるほど無理に膝を伸ばす動作は症状を悪化させる可能性があります。 専門家の指導のもと、適切なストレッチを行いましょう。 長時間の立ちっぱなしや同じ姿勢の維持 腸脛靭帯炎の方は、立ちっぱなしや長時間同じ姿勢をしないように注意しましょう。 長時間の立ちっぱなしや同じ姿勢の維持は、膝の血流が滞ることで筋肉や靭帯が硬くなるため、症状が悪化する可能性があります。 立ち仕事をする方は、30分に1回を目安に膝を軽く曲げることを意識してみましょう。 また、デスクワークの方でも不適切な姿勢を継続することで膝に負担をかけてしまうため、膝を90度に曲げ、正しい姿勢で座ることが重要です。 腸脛靭帯炎(ランナー膝)は何日で治るの? 腸脛靭帯炎が治るまでの期間は、症状の程度によって異なります。 軽度の場合と中等度以上の場合で、それぞれ以下の通りです。 軽度|数週間〜1カ月程度 中等度以上|1〜3ヶ月程度 腸脛靭帯炎が何日で治るのか気になる方は、ぜひ参考にしてください。 軽度|数週間〜1カ月程度 症状が軽度である場合、腸脛靭帯炎は数週間〜1カ月程度で改善することが一般的です。 軽度な腸脛靭帯炎の症状として「ランニング中の膝の違和感」や「ランニング後の一時的な膝の痛み」などが挙げられます。 症状が軽度の場合、痛みがあるときは安静やセルフケアを徹底しましょう。 痛みが落ち着いてきたら、ストレッチや筋力トレーニングを習慣化することで、早期回復が期待できます。 中等度以上|1〜3カ月程度 腸脛靭帯炎の症状が中等度〜重度の場合、治るまでに1〜3カ月程度かかる場合があります。 中等度の症状として「ランニング中の膝の痛み」、重度の症状として「歩行時や安静時の痛み」などが挙げられます。 症状が中等度以上の場合、安静やストレッチ、筋力トレーニングに加え、医療機関で治療を受けることで早期回復が見込まれます。 腸脛靭帯炎を早く治し、運動や日常生活に復帰したい方は、再生医療による治療も選択肢の一つです。 腸脛靭帯炎(ランナー膝)の主な予防法・対処法 腸脛靭帯炎の主な予防法や対処法を紹介します。 膝周辺のストレッチを入念に行う ランニングシューズやフォームを改善する 走る時間やランニングコースを調整する 腸脛靭帯炎は放置すると、痛みが強くなったり長引いたりして生活の質に大きな影響を及ぼす可能性があります。 スポーツ中に、膝の鈍い痛みや違和感を感じる方は参考にしてください。 運動前ストレッチを入念に行う 入念な膝周辺のストレッチは、腸脛靭帯炎の予防に効果的です。 腸脛靭帯炎の原因の一つに筋肉の柔軟性の低下が挙げられるため、膝や太もものストレッチをして柔軟性を保ちましょう。 痛みを感じる腸脛靭帯は骨盤までつながっているので、太もものストレッチがおすすめです。 以下のストレッチを実践してみましょう。 ①直立して伸ばしたい足を後ろに引く ②後ろの足に体重をかけて振り向くように上半身を捻る ③太ももの外側(大腿筋膜張筋)の伸びを意識する 膝周辺のストレッチは、運動前後に行うなど習慣化すると良いでしょう。 ランニングシューズやフォームを改善する 腸脛靭帯炎の対策には、ランニングシューズやフォームの見直しも重要です。 筋肉や関節に負担がかかりにくいランニングフォーム、シューズ選びを意識しましょう。 項目 チェックポイント ランニングフォーム ひざ下が地面と垂直になるように着地する かかとから着地する 上半身を立てて、真下に近い位置に着地する 背筋を伸ばす 肩の力を抜く ランニングシューズ 指の付け根で曲がるもの 左右にぐらつかないもの かかとの部分(カップ)がしっかりしているもの 適度にクッション性があるもの ランニングの負担を軽減するには着地の方法がとくに重要なので、着地する際の上半身や膝の位置を意識してみましょう。 シューズは消耗品なので、定期的に状態をチェックして自分に合ったランニングシューズを選ぶことが重要です。 走る時間やランニングコースを調整する 腸脛靭帯炎の予防法の一つに、走る時間やランニングコースの調整が挙げられます。 膝に違和感や痛みがある場合は症状が落ち着くまで安静にし、走る時間や距離、スピードを制限しましょう。 脚に負担がかかりづらいランニングコースは、以下の通りです。 柔らかい土や芝生の上 坂道が少ないコース 信号や車が少ないコース 膝に痛みや違和感がある場合のランニングは、無理のない範囲で行いましょう。 走った後にも痛みが続くようであれば、医療機関へ相談することも検討してください。 腸脛靭帯炎(ランナー膝)を早く治す方法についてよくある質問 最後に、腸脛靭帯炎を早く治す方法についてよくある質問をまとめました。 腸脛靭帯炎に湿布を貼る場所はどこ? 腸脛靭帯炎はテーピングで治る? 腸脛靭帯炎を早く治したい方は、ぜひ参考にしてください。 腸脛靭帯炎に湿布を貼る場所はどこ? 腸脛靭帯炎の場合、湿布を貼る場所は膝の外側です。 腸脛靭帯炎は、膝の外側にある腸脛靭帯と大腿骨外側上顆が擦れることで生じる炎症のため、この擦れる部分に湿布を貼ると効果的です。 膝の外側の出っ張った部分の少し上に位置する大腿骨外側上顆に湿布を貼りましょう。 腸脛靭帯炎はテーピングで治る? 腸脛靭帯炎はテーピングでは根治を目指せません。 テーピングは膝を固定し、腸脛靭帯の負担を軽減させるため、一時的に痛みを緩和させることが期待できます。 しかし、根本的な治療にはならないため、医療機関で適切な治療を受ける必要があります。 腸脛靭帯炎(ランナー膝)を早く治すなら再生医療も選択肢の一つ 腸脛靭帯炎を早く治すためには、安静やセルフケア、下半身のストレッチ・筋力トレーニング、適度な有酸素運動などが重要です。 膝への継続的な負担が主な原因となるため、ランニングの頻度を減らす、または中止するなどして、痛みが落ち着くまで膝への負担を避けましょう。 また、膝の痛みがなかなか治らなかったり、膝に激しい痛みがある方は、医療機関で適切な治療を受けてください。 膝の強い痛みや慢性的な痛みにお悩みの方は、再生医療による治療も選択肢の一つです。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、腸脛靭帯炎を根本的に改善できる可能性がある再生医療に関する情報を配信しています。 再生医療に興味がある方は、ぜひ当院リペアセルクリニックの公式LINEを確認してみてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2019.06.10







