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神経痛・神経障害性疼痛の薬を一覧で紹介!改善を目指すための治療法も解説

ビリビリ、ジンジンとしたつらい痛みやしびれが続く「神経障害性疼痛」。
「市販の痛み止めを飲んでも全く効かない」「病院ではどんな薬が処方されるの?」と疑問や不安を抱えていませんか?
神経障害性疼痛は神経そのものの損傷や機能異常によって生じる痛みであり、一般的な鎮痛薬では十分な効果が得られにくく、専門的な薬剤を用いた段階的な治療が必要です。
この記事では、神経障害性疼痛に使用される薬の種類を紹介するとともに、市販薬や漢方薬では改善が難しい理由、薬以外の治療法についても解説します。
ご自身の症状や現在の治療に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
神経障害性疼痛の痛みに対し、
\薬だけに頼らない新しい選択肢/
神経障害性疼痛は薬物療法で痛みを抑えることが基本ですが、薬はあくまで痛みを和らげるだけであり、損傷した神経そのものの修復はできません。
従来の治療では、薬物療法で症状軽減が見込めない場合、手術療法による治療が一般的でしたが、近年では再生医療も選択肢の一つとなります。
再生医療は、患者さまご自身の細胞や血液を活用して自然治癒力を高め、損傷した神経の修復・再生に直接アプローチすることで、神経障害性疼痛の改善を目指す治療法です。
再生医療については以下の動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。
当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでは、再生医療の具体的な治療法や適応症例について紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
神経障害性疼痛に使用される薬の種類【一覧】
以下では、神経障害性疼痛に使用される薬の種類一覧を紹介しています。
| 分類 | 代表的な薬剤 |
|---|---|
| 第一選択薬 | ・リリカ・タリージェ(Ca2+チャネルα2δリガンド) ・サインバルタ(SNRI) ・トリプタノール(三環系抗うつ薬) |
| 第二選択薬 | ・ノイロトロピン(ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液) ・トラマール・トラムセット(トラマドール) |
| 第三選択薬 | ・モルヒネ ・オキシコドン ・フェンタニルなど(強オピオイド鎮痛薬) |
参照:日本ペインクリニック学会「神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第2版」
神経障害性疼痛の治療では、薬物療法が中心となりますが、痛みを完全になくすことは難しいとされています。
そのため、治療の目標は痛みの緩和とともに、QOL(生活の質)やADL(日常生活動作)の改善を図ることに置かれます。
第一選択薬(リリカ、サインバルタ、トリプタノールなど)
第一選択薬は、神経障害性疼痛の治療で最初に使用が検討される薬剤です。主に3つのカテゴリーに分けられ、患者の症状や状態に応じて使い分けられます。
| 商品名(一般名) | 作用の特徴 | 主な副作用 |
|---|---|---|
|
・リリカ(プレガバリン)
|
神経細胞のカルシウムイオンの流入を抑え、興奮性神経伝達物質の過剰放出を抑制することで鎮痛効果を発揮する | 眠気、ふらつき、めまい、体重増加 |
| サインバルタ(デュロキセチン) | 脳や脊髄での下行性疼痛抑制系を強める働きがある。抗うつ薬の一種だが鎮痛効果が認められている | 吐き気、口の渇き、眠気、便秘 |
|
・トリプタノール(アミトリプチリン)
|
歴史のある薬で鎮痛効果が高いとされている。下行性疼痛抑制系を活性化する作用がある | 口の渇き、便秘、眠気、起立性低血圧、心臓への影響 |
参照:日本ペインクリニック学会「神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第2版」
プレガバリン(リリカ)は、帯状疱疹後神経痛や糖尿病性神経障害をはじめとする幅広い神経障害性疼痛に対して推奨されている薬剤です。
ミロガバリン(タリージェ)は2019年に発売された比較的新しい薬で、プレガバリンと同様に末梢性神経障害性疼痛の治療に使用されます。
デュロキセチン(サインバルタ)は抗うつ薬の一種ですが、有痛性糖尿病性神経障害に対する有効性のエビデンスが高く、鎮痛目的でも広く使用されています。
三環系抗うつ薬は鎮痛効果が高い反面、抗コリン作用による副作用(口の渇き、便秘、ふらつきなど)が出やすいため、特に高齢の方への処方では注意が求められます。
いずれの薬剤も、医師の指示のもとで少量から開始し、効果と副作用のバランスをみながら用量を調整していくことが重要です。
第二選択薬(ノイロトロピン、トラマドール)
第一選択薬で十分な効果が得られない場合や、副作用により継続が難しい場合に検討されるのが第二選択薬です。
| 商品名(一般名) | 作用の特徴 | 主な副作用 |
|---|---|---|
| ・ノイロトロピン |
・痛みを抑える神経の働きを活性化する ・副作用が少なく安全性が高いのが特徴 |
比較的少ない(発疹、胃部不快感など) |
| ・トラマール(トラマドール) ・トラムセット |
・オピオイド受容体に作用して痛みを抑える ・SNRIのような再取り込み阻害作用も併せ持つ |
吐き気、便秘、めまい、眠気 |
参照:日本ペインクリニック学会「神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第2版」
ノイロトロピンは、帯状疱疹後神経痛などの神経障害性疼痛に対して推奨されている薬剤で、副作用が比較的少なく、高齢の方にも使用しやすい点が特徴です。
脳から脊髄へと働きかける痛みを抑える神経の仕組みを活性化することで鎮痛効果を示すと考えられていますが、詳しいメカニズムは完全には解明されていません。
一方、トラマドールは弱オピオイドに分類される鎮痛薬です。
オピオイド受容体への作用に加え、セロトニンおよびノルアドレナリンの再取り込みを阻害する働きを持ち、複数の作用機序によって鎮痛効果を発揮します。
麻薬や向精神薬には分類されていないため、特別な厳しい管理が必要なく、臨床現場でも使用しやすい薬剤とされています。
第三選択薬(モルヒネなどのオピオイド鎮痛薬)
第一選択薬・第二選択薬で効果が不十分な場合や、がん性疼痛を合併している場合に検討されるのが第三選択薬のオピオイド鎮痛薬です。
| モルヒネ | 強力な鎮痛作用を持つ代表的なオピオイド鎮痛薬 |
|---|---|
| オキシコドン | モルヒネと同等の鎮痛効果があり、経口薬として使用される |
| フェンタニル | 貼付剤(パッチ)があり、持続的な痛みのコントロールに使用される |
これらの強オピオイド鎮痛薬は、強力な鎮痛効果を持つ一方で、便秘、吐き気、眠気などの副作用が起こりやすいとされています。
また、長期使用による耐性や依存のリスクがあるため、専門医による慎重な投与管理が求められます。
非がん性の神経障害性疼痛に対して強オピオイドを使用する場合は、他の選択薬で十分な効果が得られなかった場合に限定して検討されるのが一般的です。
神経障害性疼痛とは
神経障害性疼痛とは、体性感覚神経系(痛みや触覚を伝える神経)の損傷や疾患によって引き起こされる痛みのことです。
通常の痛みが炎症やケガなどによって生じるのに対し、神経障害性疼痛は神経そのものが傷ついたり、機能に異常をきたしたりすることで発生します。
具体的には、神経が過敏になって痛みの信号を過剰に発したり、脳からの痛みを抑える仕組みがうまく働かなくなったりすることで慢性的な痛みが生じます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 症状の特徴 | ・焼けるような痛み ・電気が走るような痛み ・しびれ ・触れただけで痛む「アロディニア(異痛症)」 |
| 代表的な疾患 | ・帯状疱疹後神経痛 ・有痛性糖尿病性神経障害 ・坐骨神経痛 ・脊髄損傷後疼痛 ・三叉神経痛 |
出典:厚生労働省「神経障害性疼痛治療薬の臨床評価に関するガイドライン」
神経障害性疼痛は慢性疼痛の一種であり、痛みに伴って身体機能だけでなく、気分の落ち込みや不安、不眠といった精神的な症状を合併することもあるので注意が必要です。
日常生活への影響が大きいため、痛みが長く続く場合は早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。
神経障害性疼痛は市販の薬(ロキソニンなど)や漢方薬では改善が難しい
結論として、ロキソニンなどの市販の痛み止めや漢方薬では、神経障害性疼痛の改善は難しいとされています。
その理由は、神経障害性疼痛と一般的な痛みでは、発生するメカニズムが異なるためです。
| 薬剤の種類 | 主な作用 | 神経障害性疼痛への効果 |
|---|---|---|
| NSAIDs(ロキソニンなど) | 炎症を引き起こすプロスタグランジンの生成を抑えることで痛みを緩和する | 神経の損傷による痛みには効果が薄い。ガイドラインでは推奨されていない |
| アセトアミノフェン | 中枢神経に作用して痛みの感じ方を和らげる | 副作用は少ないが、有効性を示す強いエビデンスがない |
| 漢方薬 | 体質改善や血流促進によって痛みを和らげることを目指す | 補助的に使用されることはあるが、明確な有効性のエビデンスは不足している |
出典:日本ペインクリニック学会「神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第2版」CQ16
NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は炎症による痛みに効果を発揮する薬であり、神経の損傷そのものが原因の痛みに対しては、十分な鎮痛効果が得られないとされています。
アセトアミノフェンについても同様で、神経障害性疼痛に対する有効性を示した質の高い研究は現時点で十分とはいえず、積極的には推奨されていません。
痛みの緩和目的で漢方薬が使われることもありますが、神経障害性疼痛への効果を示す十分な根拠はなく、補助的な位置づけにとどまります。
市販の痛み止めを飲んでも痛みが改善しない場合は、神経障害性疼痛の可能性を考え、ペインクリニックや神経内科などの専門医療機関を受診することが大切です。
神経障害性疼痛薬以外の治療法
神経障害性疼痛の治療は薬物療法が中心となりますが、それだけでは十分な改善が得られないケースもあります。
薬物療法と並行して、以下のような治療法が検討されることがあります。
| 治療法 | 概要 | 対象・特徴 |
|---|---|---|
| 神経ブロック注射 | 局所麻酔薬を神経の近くに注射し、痛みの伝達を一時的に遮断する | 痛みの悪循環を断ち切る効果が期待できる。硬膜外ブロックなどの種類がある |
| 理学療法 | 運動療法やマッサージにより、血流改善、筋力維持、関節可動域の改善を図る | ADL(日常生活動作)の向上が目標。薬物療法との併用で効果が高まるとされる |
| 脊髄刺激療法(SCS) | 脊髄の近くに電極を留置し、微弱な電気刺激で痛みの信号を抑える | 薬物療法で効果が得られない難治性の痛みに検討される。手術が必要 |
どの治療法が適しているかは、痛みの原因や程度、患者の全身状態によって異なります。
主治医と相談のうえ、ご自身に合った治療法を選択していくことが重要です。
神経障害性疼痛薬で改善しない場合は再生医療も選択肢の一つ
神経障害性疼痛に対する薬物療法は基本的な治療法ですが、主に痛みを抑える対症療法であり、損傷した神経そのものを修復する治療ではありません。
薬を継続しても改善がみられない方・手術は避けたい方にとって、再生医療は新たな治療選択肢となる可能性があります。
再生医療とは患者さまご自身の細胞や血液成分を活用し、損傷した組織の修復や再生を目指す治療法です。
【こんな方は再生医療をご検討ください】
- 長年、手足のしびれや痛みに悩まされている
- 既存の治療では改善が見られない
具体的な治療法などについては、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
監修者
岩井 俊賢
Toshinobu Iwai
医師
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