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大腸がんと大腸ポリープの違いとは?見た目や見分け方・悪性腫瘍の場合について医師が解説

大腸がんと大腸ポリープの違いとは?見た目や見分け方・悪性腫瘍の場合について医師が解説
公開日: 2026.02.27

健診や内視鏡検査(大腸カメラ)で「ポリープがあります」と言われると、「がんなのかな」「放っておいて大丈夫かな」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

大腸ポリープと大腸がんの最も大きな違いは、良性か悪性かという点にあります。

大腸ポリープは基本的に良性の病変であるのに対し、大腸がんは周囲へ広がったり転移したりする可能性のある悪性腫瘍です。

ただし、ポリープの中には将来的にがんへ進行する可能性がある「腺腫」も含まれるため、適切な診断と経過観察が重要になります。

この記事では、大腸がんと大腸ポリープの違い、がんになるリスク、検査・治療法、早期発見の重要性を解説します。

また、体の免疫機能を整えたい、がんの将来的なリスクに備えたいという方にとって、免疫細胞療法は選択肢の一つとなります。

免疫細胞療法は、ご自身の血液から採取した免疫細胞を培養・活性化し、再び体内へ戻すことで、本来備わっている免疫機能を高め、がん細胞への攻撃力の強化を目指す治療法です。

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大腸がんと大腸ポリープの違い|悪性(癌)か良性(腫瘍性・非腫瘍性)かという点にある

大腸がんと大腸ポリープは、どちらも大腸の内側にできる病変ですが、その性質はまったく異なります。

最も大きな違いは、良性か悪性かという点です。

比較項目 大腸がん 大腸ポリープ
性質 悪性腫瘍 良性(一部にがん化リスクあり)
形状 粘膜から発生し深部へ広がる 粘膜の「いぼ」のような隆起
主な種類 腺がん(大半を占める) 腫瘍性(腺腫など)・非腫瘍性(過形成性など)
転移の可能性 進行するとリンパ節・肝臓・肺などに転移 基本的になし
自覚症状 初期はなし。進行すると血便・腹痛など ほぼなし

大腸がんと大腸ポリープの違いについて、それぞれ詳しく解説します。

大腸がんとは|粘膜を越えて広がる悪性腫瘍

大腸がんは、大腸の粘膜から発生して無制限に増え続け、腸の深い層(粘膜の下や筋肉層)へとどんどん広がっていく悪性腫瘍です。

進行するとリンパ節や肝臓・肺などの他の臓器へも転移する可能性があります。

大腸がんの発生には2つのルートがあります。

一つは、良性のポリープ(腺腫)が長い時間をかけてがんに変わるルート、もう一つは、ポリープを経ずに正常な粘膜から直接がんが発生するルートです。

大腸がんの初期の段階ではほとんど自覚症状がなく、進行すると血便・便に血が混じる・お腹の痛み・下痢や便秘を繰り返すなどの症状が現れます。

さらに進むと腸が詰まる(腸閉塞)こともあるのが特徴です。

日本人では、S状結腸(大腸の左下あたり)と直腸(肛門に近い部分)に発生しやすい傾向があります。

大腸ポリープとは|粘膜にできる隆起で「腺腫」はがん化のリスクあり

大腸ポリープとは、大腸の内側の粘膜(腸壁の表面)が盛り上がってできた隆起性病変の総称です。

「ポリープ=がん」ではなく、その性質によって大きく2種類に分けられます。

  • 腫瘍性ポリープ(腺腫):良性だが将来がん化する可能性がある、いわばがんの一歩手前の状態
  • 非腫瘍性ポリープ:過形成性・炎症性など、がんになるリスクが低い

大腸ポリープは自覚症状がほとんどないため、検診や内視鏡検査で初めて発見されるケースがほとんどです。

小さなポリープであれば、内視鏡検査の際にその場で切除できることが多く、体への負担も少なく済みます。

大腸ポリープは見た目で良性・悪性の確定が難しい

大腸ポリープは外見だけで良性・悪性を正確に確定することは難しい場合があります。

内視鏡で見ると、医師はポリープの形・色・表面の模様などから良性か悪性かをある程度推測できます。

しかし、見た目だけでは判断がつかないことも少なくありません。

最終的な確定診断には、組織の一部を採取(生検)や病変そのものを切除して病理検査(顕微鏡で組織を調べる検査)を行う必要があります。

この結果を受けて初めて「良性の腺腫だった」「がん化していた」という確定診断が下されます。

「ポリープが見つかった=すぐ危険」ではありませんが、放置せずに適切な処置を受けることが大切です。

大腸ポリープの診断と治療|2cm以上でがんの可能性が高まる

大腸ポリープが疑われる場合、まず便潜血検査を行い、陽性の場合は大腸内視鏡検査で腸の内側を直接観察します。

ポリープは1cmを超えると注意が必要で、2cmを超えるとがんの可能性がさらに高まります。

治療は病変の大きさによって以下の方法が選択されます。

  • ポリペクトミー:小さいポリープをワイヤーで切り取る
  • EMR(内視鏡的粘膜切除術):1cm前後のポリープを浮かせてから切除する
  • ESD(粘膜下層剥離術):大きな病変や早期がんに対応できる切除法
  • 外科手術:内視鏡での切除が難しい大きながんや進行がんに行う

治療方法は病変の大きさや状態によって異なります。

気になる症状がある場合や検診でポリープを指摘された場合は、早めに専門医に相談しましょう。

大腸がんは早期発見・早期治療で完治が期待できる病気

大腸がんは早期(ステージ0〜1)に発見できれば、5年生存率は90%以上と高く、完治が十分に期待できます。

早期であれば内視鏡治療や腹腔鏡手術など体への負担が少ない治療で済む可能性が高く、治療の選択肢も広がります。

ただし早期は自覚症状がほとんどないため、症状が出る前から定期的な検診を受けることが重要です。

以下のような症状がある場合は、早めに専門医に相談しましょう。

  • 便に血が混じる、または真っ黒な便が続く
  • 下痢と便秘を繰り返す、排便の習慣が変わった
  • お腹の痛みや張りが続く
  • 便が細くなった、便が出にくくなった
  • 体重が急に落ちた、ひどい疲れが続く

40歳を過ぎたら症状がなくても、毎年の便潜血検査と必要に応じた大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。

大腸ポリープと大腸がんの違いやリスクを理解して、定期的な内視鏡検査を受けよう!

大腸ポリープとがんの違いや、検査・治療について解説しました。最後に重要なポイントをまとめます。

  • 大腸ポリープ=がんではなく、良性のものがほとんど
  • ただし「腺腫」はがん化リスクがあるため、早めの切除が大切
  • ポリープの見た目だけでは良性・悪性を確定できず、病理検査が必要
  • 大腸がんは早期発見できれば5年生存率90%以上で完治が期待できる
  • 40歳を過ぎたら症状がなくても定期的な検診を受けることを推奨

「検診でポリープを指摘された」「血便が続いている」など、気になる症状がある方は、まず消化器内科・外科などの専門医に相談しましょう。

がん予防を目的とした治療法としては、免疫細胞療法という選択肢もあります。

当院「リペアセルクリニック」では、免疫細胞療法(免疫療法)を実施しています。

免疫細胞療法について詳しく知りたい方、がん予防について専門家に相談したい方は、当院の公式LINEよりお気軽にご連絡ください。専門医が丁寧にご説明いたします。

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監修者

岩井 俊賢

Toshinobu Iwai

医師

略歴

2017年3月京都府立医科大学 医学部医学科卒業

2017年4月社会医療法人仁愛会 浦添総合病院 初期研修医

2019年4月京都府立医科大学附属病院 整形外科

2020年4月医療法人啓信会 京都きづ川病院 整形外科

2021年4月一般社団法人愛生会 山科病院 整形外科

2024年4月医療法人美喜有会 リペアセルクリニック大阪院 院長