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TFCC損傷のリハビリ方法一覧|自宅でもできるセルフケアやリハビリ期間について解説

公開日: 2019.11.09
更新日: 2025.06.30

TFCC損傷による手首の痛みで、日常生活や仕事に支障をきたして困っている方も多いのではないでしょうか。

手首の小指側が痛んで物を握るのがつらい、手首を回すと痛みが強くなるといった症状があると、一日も早く治したいと思うものです。

この記事では、TFCC損傷に効果的なリハビリ方法と自宅でできるセルフケア、リハビリ期間の目安について詳しく解説します。

適切なリハビリ方法を知って実践することで、手首の痛みを軽減し、日常生活への復帰を目指しましょう。

TFCC損傷を早く治したい方向けに、先端医療である再生医療による治療についても紹介します。

また、当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、TFCC損傷の早期回復を目指せる再生医療に関する情報を配信中です。

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TFCC損傷のリハビリ方法一覧|自宅でもできるセルフケア

TFCC損傷のリハビリ方法として、以下の二つのセルフケアについて解説します。

リハビリは個人差があるため、医師や理学療法士の指導のもとで適切に行うことが重要です。

手首の柔軟性向上のストレッチング

手首のストレッチは、関節の可動域を広げ、血流を促進することで痛みの軽減と機能回復を促進します。

以下の手順で安全にストレッチを行いましょう。

  • 肘をまっすぐ伸ばして腕を前に出す
  • 手のひらを天井に向ける
  • 反対の手で指先または手のひらを軽くつかむ
  • 息を吐きながら手首を手のひら側にゆっくりと曲げる
  • 前腕の内側が伸びる感覚を確認する
  • 痛気持ちいい程度のところで15~20秒間キープする
  • ゆっくりと元の位置に戻す
  • これを3セット繰り返し、反対の手も同様に行う

ストレッチは1日3回程度、痛みの範囲内で行うことが大切です。

無理をせず、徐々に可動域を広げていくようにしてください。

手首周辺の筋力トレーニング

手首周辺の筋力を強化することで、手首の安定性が向上し、動作時の痛みが軽減されることが報告されています。

以下のトレーニングを段階的に行いましょう。

  • 椅子に座り、手のひらを上に向けて軽いダンベルを握る
  • 前腕を太ももの上に置いて肘から手首まで安定させる
  • 手首だけを使ってダンベルをゆっくりと上に持ち上げる
  • 最上位で1~2秒キープしてからゆっくりと下ろす
  • 10~15回を1セットとして、2~3セット実施する
  • 反対の手も同様に行う

痛みが出現した場合は無理をせず、負荷を軽くするか休息を取るようにしましょう。

TFCC損傷のリハビリ期間は?

TFCC損傷のリハビリ期間は、損傷の程度により2~6カ月程度が一般的です。

軽度の損傷であれば2~3カ月、重度の場合は6カ月以上かかることもあります。

個人差が大きく、年齢や活動レベル、損傷の種類によってもリハビリ期間は変わります。

重要なのは適切なリハビリを継続することで、焦らずに治療に取り組むことが回復への近道です。

TFCC損傷に対するリハビリ以外の治し方・対処法

TFCC損傷の治療には、リハビリ以外にも以下のような治し方・対処法があります。

これらの対処法は、炎症を抑え、損傷部位の回復を促進する効果があります。

症状に応じて適切に使い分けることが重要です。

安静にする

安静にするのはTFCC損傷治療の基本です。手首を適切に休ませることで損傷部位の回復を促進します。

重い物を持つこと、手首を強く曲げるまたは回転させる動作、手首に衝撃が加わる可能性のあるスポーツや作業は避けましょう。

安静にすることで、炎症が落ち着き、痛みが軽減されるため、手首の自然治癒力による回復が期待できます。

また、安静時の痛みがつらいときには、対処法として湿布を使って痛みを抑える方法もあります。

湿布の貼り方については、以下の記事も参考にしてください。

手首のアイシング

アイシングは、TFCC損傷による炎症と痛みを軽減する効果的な方法です。

冷却治療は損傷した組織の血流を減少させ、腫れを抑えます。

アイシングをするときは、冷凍したジェルパックや氷を布で包み、患部に1日数回、各回10~15分ほど冷やしましょう。

氷などを肌に直接当てると凍傷のリスクがあるため、常に布などの保護層を介して使用することが大切です。

手首を圧迫する

圧迫する包帯やサポーターの使用は、手首を適切に支え、不必要な動きを制限し、損傷部位へのさらなる負荷を防ぎます。

包帯による圧迫は腫れを抑える効果もあり、適度な圧力を加えることで血流を促進し、回復を支援します。

サポーターは、より長期的な使用に適しており、日常的な活動を行いながらも手首を保護できます。

使用する際は、圧迫しすぎて血行を妨げないよう注意が必要です。

圧迫の手段であるテーピングの貼り方については、以下の記事もご覧ください。

TFCC損傷がリハビリで改善しない場合は再生医療を検討しよう

TFCC損傷は難治性の疾患として知られており、保存的治療やリハビリでも改善が見られない場合があります。

そのような場合には、再生医療という治療の選択肢もあります。

再生医療は、患者さま自身の幹細胞や血液を使用して、損傷部位に投与する治療法です。

TFCC損傷の場合には、リハビリと並行してPRP療法を行います。

PRP療法では、血液に含まれる血小板を濃縮した液体を作製し、損傷部位に注射します。

治療は最短30分の短時間で終わるのが特徴です。

入院も手術も必要としないため、治療期間も短い傾向があります。

再生医療について詳しくは、以下もあわせてご覧ください。

手術をしない新しい治療「再生医療」を提供しております。

TFCC損傷のリハビリ方法を実践して早期回復を目指そう

TFCC損傷の治療では、適切なリハビリを継続的に続けることが早期回復の重要なポイントです。

手首の柔軟性向上のストレッチングと筋力強化トレーニングを組み合わせることで、手首の機能回復と痛みの軽減を図ることができます。

リハビリ期間は個人差がありますが、焦らずに段階的に負荷を増やしていくことが大切です。

安静、アイシング、圧迫といった基本的な対処法と併用することで、より効果的な治療が期待できます。

しかし、適切なリハビリを行っても改善が見られない場合は、無理に継続せず専門医に相談することが重要です。

TFCC損傷を早く治したい方は、再生医療も治療選択肢の一つとして考えてみてください。

自分に合った適切な治療法を見つけて、健康な手首を取り戻しましょう。

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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