くも膜下出血の後遺症!再発を防ぐ、発症後の家族にできる事
くも膜下出の後遺症!再発を防ぐ、発症後の家族にできる事
くも膜下出血は、後遺症が残ることが多く、治療後は本人はもとより、家族もつらい思いをすることが少なくありません。そのため、大切な家族がくも膜下出血になり「家族である自分たちができることは何?」という気持ちが強くなることが多くあります。
今回は、もし大切な家族が「くも膜下出血」になってしまった場合に家族ができることについて紹介させていただきます。
くも膜下出血になった家族に対してできること
家族の誰かが「くも膜下出血」になった場合、家族にできることはいろいろあります。
再発した場合の早期発見
くも膜下出血は、治療後も再発する可能性がある病です。そのため周りの家族だからこそできて、注意が必要な事の一つは「再発した場合の早期発見」が挙げられます。
くも膜下出血は早期発見が非常に大切です。そのためには本人だけでなく、周りの家族も、その変調にいち早く気付けると良い結果をもたらすことが可能になります。
日頃から再発を意識して、注意深く見る習慣をつけることで変化に気付きやすくなります。また、医療機関を受診する場合でも、いつ、どこで、どのような症状が出たということを詳しく伝えることができ治療に役立てることができます。
「顔や手足に麻痺がみられる」「呂律が回っていない」「こちらが言っていることを理解できていないようだ」というような症状が見られたら、早めに医療機関に相談するようにしましょう。
急いで医療機関を受診しよう
・顔や手足に麻痺がみられる
・呂律が回っていない
・こちらが言っていることを理解できていない
転倒防止のための工夫
くも膜下出血に関して家族ができることに「転倒防止の工夫」が挙げられます。くも膜下出血は麻痺などの後遺症が残り、転びやすくなるケースが多いため、「転ばないように家の中をバリアフリーなどに整備する」ことが必要です。
玄関や部屋と、廊下の境目に段差がある場合は、段差をなくす、手すりなど身体を支えるものを設置するなどし、歩くための障害が無い。転ばないための環境づくりを工夫しましょう。
また、床や浴槽、足ふきマット、トイレマットなど滑りやすくなっていないかを確認することも大切ですし、床や廊下に物を置きっぱなしにしないなど、気をつけましょう。
さらに夜間、トイレなどに移動する際に暗いまま移動するのは転びやすいためセンサーに反応して点灯するライトを設置するのも良い方法でしょう。
食事や喫煙・飲酒などの管理
くも膜下出血の危険因子(原因)を取り除くことも家族にできることの一つです。くも膜下出血は脳動脈瘤の破裂が原因ですが、その危険因子となるのが高血圧や喫煙、飲酒などです。
そのため、喫煙や飲酒は控えるべきですが、自制するのが難しいという人の場合は家族のサポートも必要です。また、高血圧の対策として脂肪や塩分を控えめにした食生活が大切なので、食事の管理もサポートしましょう。
まとめ・くも膜下出の後遺症!再発を防ぐ、発症後の家族にできる事
「くも膜下出血になってしまった人の家族にできること」について簡単にご紹介しました。家族にできることは、まずは思いやり、そして行動観察、生活環境の改善、飲食の管理など、思いのほかたくさんあります。
・思いやり
・行動観察
・生活環境の改善
・飲食の管理
・精神面での支えになる
大切な家族をしっかりとサポートし、精神面での支えにもなれるようにしましょう。また、治療やリハビリに関しては、再生医療という新しい医療分野でお治療も選択肢の一つになります。
再生医療なら「くも膜下出血」の再発予防や、リハビリの効果を高める期待ができます。家族に「くも膜下出血」になってしまい、後遺症に悩んでいたり、再発予防に気を砕かれているなどという場合は、再生医療による治療を検討してみるのも悪くはありません。詳しい情報は、お問い合わせください。
監修:リペアセルクリニック大阪院
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2021.08.06