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- 頭部
- 頭部、その他疾患
- 免疫細胞療法
頭に押すと痛い「できもの」ができ、原因や治療方法を知りたいと考えている人も多くいらっしゃるかと思います。 「ニキビだからそのうち治る」と思っていたところ、皮下血腫だった場合は、治療のタイミングを逃してしまう恐れがあります。 大きなできものは腫瘍の可能性があるため、放置しないように注意が必要です。 本記事では、「押すと痛い頭のできもの」について、主な原因や治療方法などをわかりやすく解説します。 医師から腫瘍の切除を告げられた方は、切らずに治せる「再生医療」についても参考にしてみてください。 頭にできる「痛いできもの」の代表的な原因と特徴 頭に「痛いできもの」ができた場合、以下の原因が考えられます。 症状によっては医療機関で治療を受ける必要があるため、できものの状態をチェックしておきましょう。 ここからは、頭のできものの代表的な原因や、特徴を解説します。 毛嚢炎(ニキビ・おでき) 毛嚢炎(もうのうえん)とは、黄色ブドウ球菌などの細菌が毛穴の奥で繁殖し、かゆみや炎症を引き起こす症状です。 患部には白い膿を含んだ赤いブツブツができ、押すとズキズキ痛みます。 一般的にはニキビやおできと呼ばれますが、ニキビはアクネ菌の繁殖が原因です。 毛嚢炎が悪化すると、強い痛みや腫れをともなうので、症状が長引くときは皮膚科の治療を受けておきましょう。 粉瘤(ふんりゅう) 粉瘤(ふんりゅう)とは、皮膚の内部に皮脂や角質が溜まり、袋状に盛り上がる症状です。 頭皮にできた傷などが原因となり、毛穴が詰まってしまうと、粉瘤が形成される場合があります。 初期段階は小さな「しこり」程度ですが、炎症を起こすと内部に膿が発生し、強い痛みを感じます。 粉瘤は自然に治る症状ではないため、大きくなるようであれば、切除などの治療が必要です。 皮下血腫・打撲 皮下血腫とは、頭などをぶつけたときにできる血だまりで、いわゆる「たんこぶ」です。 一般的には打ち身や打撲と呼ばれており、程度の軽い皮下血腫は自然に治る場合があります。 ただし、受傷直後に吐き気や意識の低下、手足のしびれがあった場合は、脳挫傷や急性硬膜下血腫などが疑われます。 数時間後や数週間後に吐き気や頭痛などの症状が出ると、慢性硬膜下血腫の可能性もあるため、早めに治療を受けましょう。 悪性腫瘍 悪性腫瘍とは、異常増殖した細胞が周辺組織に広がり、正常な細胞や臓器に悪影響を及ぼす症状です。 いわゆる「がん」の症状になるため、頭のできものに以下のような特徴があらわれます。 毛嚢炎や粉瘤は丸く膨らみますが、悪性腫瘍はいびつな形で無秩序に広がります。 悪性腫瘍は生命に関わる恐れがあるため、症状に応じて手術や放射線治療、薬物療法などの治療が選択されます。 ただし、出術や放射線治療は6~8週間程度の入院を必要とするので、仕事や家事を休めない方には難しい選択です。 手術を避けたい方は、「再生医療」を選択肢に入れてみましょう。 再生医療とは、自分の身体から幹細胞を抽出し、体外で培養して患部に投与する治療方法です。 がんの場合は免疫細胞を活用するため、がんに対する免疫力が高くなります。 また、再生医療は手術や入院の必要がなく、通院のみで治療できます。 再生医療について詳しく知りたい方は、ぜひリペアセルクリニックの専門医にご相談ください。 自宅でできるセルフケアと応急処置のポイント 頭に押すと痛い「できもの」がある場合は、セルフケアで応急処置できます。 できものが毛嚢炎や粉瘤であれば、シャンプーで頭皮の清潔さを保ちましょう。 皮下血腫は患部に氷嚢(ひょうのう)や保冷剤をあて、痛みと腫れを抑えます。 ただし、できものに強い痛みがあるときや、出血している場合は、以下の点に注意が必要です。 できものを強く押さえたり掻いたりすると、頭皮が傷ついて症状が悪化する恐れがあります。 自分で膿を出すと悪臭を放ち、細菌が内部に侵入する可能性も。 患部を冷やすときは適度な間隔をあけ、凍傷を防止する必要があります。 頭痛や吐き気があり、脳挫傷などが疑われる場合は、早めに脳外科の診察を受けておきましょう。 頭にできる「痛いできもの」の再発防止・治療方法 頭は皮脂の分泌が多いため、押すと痛いできものが再発しやすい部分です。 肌が脂性の方は毎日の入浴とシャンプーを欠かさずに行い、頭皮を清潔にすると、できものの再発を防止する効果があります。 乾燥肌もニキビができやすいので、加湿器で部屋の湿度を一定に保つなど、保湿も重要です。 体質改善もできものの再発防止に効果があるため、適度な運動やバランスの取れた食事、十分な睡眠も意識しておきましょう。 ただし、できものが炎症を起こしている場合は、以下の治療が必要です。 毛嚢炎や粉瘤の治療方法 具体的な内容 薬物療法 抗生物質やステロイドの投与で患部の炎症を抑える。 手術療法 患部のくり抜きや切開により、内部の膿や袋状の構造物を取り除く。 手術療法は髪の毛を剃る(患部の周辺1~2cm程度)ため、抵抗を感じる方もいらっしゃいます。 切らずにできものを治療したい方は、再生医療も検討してみましょう。 頭の「できもの」は放置NG!早期の対応が重要 頭の「できもの」に痛みがあるときは、早めに専門医の診察を受けておきましょう。 ニキビやおできだと思い込んでしまった場合、悪性腫瘍の進行に気づかない恐れがあります。 症状によっては手術が必要になるため、できものの放置は危険です。 すでに症状が重症化しており、医師から手術療法を提案された場合は、再生医療も検討してみましょう。 再生医療をより詳しく知りたい方は、リペアセルクリニックの専門医にご相談ください。 リペアセルクリニックは免疫細胞療法にも対応しているので、頭のできものの根本的な治療を目指せます。
2025.09.30 -
- 免疫細胞療法
「季節の変わり目になるとよく風邪をひきやすい…」といった悩みを持つ方にとって、免疫力を高めるためにおすすめなのがサプリメントの活用です。 免疫力を維持するために必要な栄養素が不足すると、私たちの体をウイルスや細菌から守ってくれる免疫システムが弱ってしまう原因に繋がります。 その結果としてよく風邪をひくといった症状や、そのほかの感染症、慢性的な体調不良などに陥ってしまう場合も。 そこで本記事では、風邪を引きにくくするために役立つサプリメントをご紹介します。 日々の食事で不足しがちな栄養素を補い、健康な体作りをサポートするために、ぜひ参考にしてみてください。 よく風邪をひく方におすすめのサプリメント5選 風邪をひきやすい方には、免疫力を高めるために以下の成分が含まれているサプリメントの活用が効果的です。 【よく風邪をひく方におすすめの成分】 たんぱく質 ビタミン ミネラル 鉄 亜鉛 特に季節の変わり目や寒い時期には、体調を整えるための対策が必要です。 ここでは、風邪予防に効果的なサプリメントをご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。 たんぱく質 たんぱく質は、免疫機能を正常に保つために不可欠な栄養素です。 体内の免疫細胞のほとんどはたんぱく質から作られており、これらの細胞が十分に働くことで、風邪などの感染症に対する抵抗力が高まります。 【おすすめの摂取方法】 動物性たんぱく質 ↳鶏肉や牛肉・魚・卵などは、必須アミノ酸を含んでいる 植物性たんぱく質 ↳大豆製品や豆類・ナッツなどはビタミンやミネラルも豊富 普段の食事から上記の食品をバランスよく摂取して、栄養バランスを整えることが重要です。 しかし食事だけで十分な量を摂るのが難しい場合は、サプリメントを活用することも選択肢の一つです。 成人の場合、1日に必要なたんぱく質の摂取量は、体重1kgあたり1.0〜1.2g程度が目安(※)とされています。 ※参考:厚生労働省「1―2 たんぱく質」 風邪をひきやすい方や免疫力を強化したい方は、意識的にたんぱく質を多く摂るように心がけましょう。 ビタミン ビタミン類は、体の機能を正常に保ち、免疫システムが効果的に働くために不可欠な栄養素です。 ビタミンには多くの種類が存在し、それぞれが免疫維持において異なる重要な役割を担っています。 ビタミンA ↳皮膚や喉、鼻などの粘膜の健康を維持する働きがある ビタミンC ↳抗酸化作用を持ち、体内で発生した活性酸素から細胞を守る ビタミンD ↳免疫細胞の活性化や、免疫系のバランス調整に関与 ビタミンE ↳ビタミンCと同様に強い抗酸化作用を持ち、細胞膜を酸化ダメージから保護する これらのビタミンは、体内で合成できないものもあるため、食事やサプリメントからバランスよく摂取することが基本となります。 不足すると免疫力が低下し、感染症への抵抗力が弱まる可能性があるので、サプリメントを活用して上手く栄養を摂取しましょう。 ミネラル ミネラルは、体の組織の構成や生理機能の調節に不可欠であり、免疫システムを正常に働かせるためにも重要な役割を担う栄養素群です。 免疫機能に特に関わりの深いミネラルとしては、主に以下のものが挙げられます。 亜鉛 ↳新しい細胞が作られる際に必須であり、免疫細胞の正常な分化や機能維持 セレン ↳抗酸化作用を持つ酵素の構成成分として、細胞を活性酸素によるダメージから守る マグネシウム ↳体内の数百種類以上の酵素反応に関与し、免疫機能を向上させる役割を持つ ミネラルは体内で合成できないため、食事から摂取する必要があり、不足すると免疫細胞の働きが低下して感染症への抵抗力が弱まる可能性があります。 赤身の肉やレバー・魚介類や緑黄色野菜はミネラルを豊富に含むので、日々の食事から意識的に摂取することが重要です。 しっかり摂取することで、免疫力を高めて、風邪をひきにくい体を作っていきましょう。 鉄 鉄は血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンの主成分として、全身に酸素を運ぶ重要な役割を担っています。 また同時に、免疫細胞が正常に機能するためにも不可欠なミネラルであり、不足するとよく風邪をひくといった感染症へのかかりやすさに繋がる可能性も。 さらに鉄は、免疫細胞が病原体と戦う際に必要な酵素の構成成分になるなど、免疫機能そのものにも直接関わっています。 そのため鉄が不足すると、体がだるい、疲れやすいといった貧血などの症状だけでなく、免疫力が低下し、感染症に対する抵抗力が弱まることもあるのです。 特に月経のある女性や、妊娠・授乳中の方・成長期の子供や食事量が少ない方などは、鉄不足に陥りやすい傾向があるため注意が必要です。 亜鉛 亜鉛は、体内の多くの酵素の正常な働きや細胞の成長と分裂に不可欠であり、免疫システムを維持するためにも重要なミネラルです。 しかし亜鉛は体内で吸収されにくい特徴を持ち、日本人の通常の食事では摂取量が推奨量に満たない傾向があります。 以下の亜鉛を豊富に含む食材を意識的に摂取して、亜鉛不足を日々の食事から防ぐことが重要です。 魚介類(特に牡蠣) 赤身の肉、レバー チーズなどの乳製品 ナッツ類(カシューナッツ、アーモンドなど) 大豆製品、玄米 亜鉛1日の推奨摂取量は30~64歳の男性で9.5mg、女性の場合は8mgが目安(※)とされています。 ※参考:公益財団法人「亜鉛の働きと1日の摂取量」 食事から摂取するのが難しい場合、サプリメントで補うことも有効な手段です。 しかし過剰に摂取すると、銅などの他の必須ミネラルの吸収妨げの原因にもなるので、適量を超えないように摂取量に十分注意しましょう。 風邪予防でサプリを利用するときの注意点 免疫力に関係することに限らず、生活にサプリメントを導入する際に注意するべきなのは「欠乏症」と「過剰症」です。 欠乏症 ↳栄養不足による症状 過剰症 ↳栄養を過剰摂取した際に起こる症状 欠乏症とは、特定の栄養素が不足することで体に異常や不調が現れる状態のことで、代謝や免疫・ホルモンなどの働きに影響を及ぼします。 過剰症になると特定の栄養素が他の栄養素の吸収を阻害するため、摂取タイミングを分けるなどして、対策をとる必要があります。 サプリメントで特定の栄養を多く摂取する場合には、過剰症となる摂取量を超えないように、事前に推奨量を把握して利用することが重要です。 サプリメント以外で免疫力を高める方法 免疫力を高めるためにサプリメントは有効な手段ですが、日々の生活習慣や食事・運動などを見直すことも、免疫力を強化するために重要です。 【サプリメント以外で免疫力を高める方法】 バランスの取れた食事 質の高い睡眠を確保する 適度な運動を習慣にする ストレスを上手に管理する 免疫力を高めるには、特定の栄養素だけでなく、たんぱく質やビタミン・ミネラルなどを様々な食品からバランス良く摂取することが基本です。 特に腸内環境を整える発酵食品(ヨーグルト、納豆、味噌など)や食物繊維(野菜、きのこ、海藻など)を、積極的に取り入れて免疫力アップを目指しましょう。 睡眠中は免疫細胞の働きが活発になり、日中の活動で受けた体のダメージを修復する重要な時間です。 毎日8時間程度の睡眠時間を目安にし、寝る前のカフェイン摂取やスマートフォンの使用を控えるなどして、深く質の良い睡眠をとることも重要です。 また、ウォーキングやジョギング・軽い筋力トレーニングなどの適度な運動は、血行を促進し、免疫細胞の働きを活性化させる効果が期待できます。 無理のない範囲で週に数回程度、継続して行い免疫系を刺激して、病気から体を守る力を高めましょう。 さらに過度なストレスは免疫機能を抑制するホルモンの分泌を促し、免疫力を低下させる原因となります。 趣味や好きなことに打ち込む時間を作る・ゆっくり入浴する・自然に触れるなど、自分に合った方法でストレスを発散し、心身をリラックスさせる時間を作りましょう。 これらの方法を日常生活に取り入れることで、免疫力を高め、風邪や感染症に対する抵抗力を強化することができます。 健康的なライフスタイルを維持することが、免疫力アップのカギとなるので、ぜひ試してみてください。 慢性的な免疫力低下で悩んでいる方に「免疫細胞療法」をご紹介 風邪をひきやすい方や、頻繁に体調を崩す方にとって、免疫力を高める方法を探すことは重要です。 そこで知っていただきたいのが、「免疫細胞療法」です。 免疫細胞療法は体内の免疫細胞を強化する治療法で、細胞を体外で培養しそれを体内に戻すことで、免疫力を向上させます。 【免疫細胞療法の特徴】 免疫力の向上 自己免疫機能の改善 病気予防 免疫細胞療法は風邪をひきやすい方や、慢性的な免疫力低下が問題となっている方にも、有効な治療方法となります。 専門のクリニックで治療を受けることができますが、治療内容や費用については、事前に確認しておくことが大切です。 リペアセルクリニックでは、最新の再生医療技術を用いて、免疫力を強化する治療を提供しています。 特に「免疫細胞療法」では、患者様自身の免疫細胞を強化することで、がんや感染症に対する抵抗力を高め、健康維持をサポートします。 専門の医師が個別に対応し、安全で効果的な治療を提供していますので、免疫力向上を目指す方におすすめです。 【まとめ】よく風邪をひく方はサプリメントで不足している栄養素をとりましょう 風邪をひきやすい方にとって、免疫力の強化は重要な対策です。 日々の食事から必要な栄養素を摂取することが基本ですが、忙しい生活の中で不足しがちな栄養素を効率よく補うためには、サプリメントを活用するのも一つの方法です。 【よく風邪をひく方におすすめの成分】 たんぱく質 ビタミン ミネラル 鉄 亜鉛 風邪をひきやすい方や免疫力が低下していると感じる方は、自分に必要な栄養素を見極めて、サプリメントを上手に取り入れてみましょう。 また慢性的な免疫力低下が問題となっている方や、免疫力を強化したい方には「免疫細胞療法」もおすすめです。 リペアセルクリニックでは、免疫力を高める免疫細胞療法を提供しており、健康促進やがん予防・再発予防に取り組んでいます 最新の再生医療技術を活用した免疫細胞療法を提供しており、患者様自身の免疫細胞を強化して、感染症に対する抵抗力を高めるメリットも。 自分に足りない栄養素を補うだけでなく、免疫細胞療法で体内の免疫機能を強化することで、健康維持にも繋がります。
2020.07.23 -
- 免疫細胞療法
風邪をひきやすい、疲れやすいなど体の変化を感じている場合は、免疫力が低下しているかもしれません。 現代社会では、ストレスや不規則な生活習慣、環境の変化などによって知らず知らずのうちに免疫力が低下してしまいます。 この記事では、日常生活で簡単に免疫力を上げる方法6つと免疫力が低下するとどのような影響があるかをご紹介します。 免疫力の向上に努めて健康な体を維持しましょう。 簡単に免疫力を上げる方法【6選】 簡単に免疫力を上げるには、次の生活習慣を意識することが大切です。 食生活でバランス良く栄養を補給する 体を冷やさないように温める 睡眠の質を高める 適度な運動習慣を身につける 腸内環境を整える ストレスをためこまない これらを意識して生活し、免疫力の向上を目指しましょう。 食生活でバランス良く栄養を補給する 免疫細胞を健康に保つためには、バランスの良い食事が欠かせません。 以下のような食材を積極的に取り入れましょう。 たんぱく質の多い食材:肉・魚・卵・大豆製品など 抗酸化物質(ビタミンA・C・E)を含む食材:にんじん・レモン・ナッツ類など 亜鉛を多く含む食材:牡蠣・種実類など とくに良質なたんぱく質は免疫細胞の材料となるため、肉や魚・大豆製品などを積極的に食事に取り入れましょう。 また、にんじんやナッツ類から摂取できるビタミンA・C・Eなどの抗酸化物質は免疫機能を正常に保つのに役立ちます。 亜鉛も免疫細胞の分化と機能向上に関わるため、牡蠣や種実類などから摂取することが大切です。 一日三食、主食・主菜・副菜をバランスよく組み合わせた食事を心がけましょう。 体を冷やさないように温める 体温が下がると免疫機能も低下するため、体を温めることは免疫力アップの基本です。 体を温めるためのポイントは以下の通りです。 湯船にゆっくり浸かり体の芯から温める 体を温める働きがある食材を食べる 冷たい飲食物をとりすぎない 冷えは免疫細胞の活動を鈍らせ、病原体に対する抵抗力を弱めてしまいます。日常生活では、湯船にゆっくり浸かり芯から体を温めましょう。 また、体を温める働きのある食材も積極的に取り入れると良いです。 ショウガや唐辛子、玉ねぎなどの食材は血行を促進し、体を温める働きに期待できます。 冷たい飲食物のとりすぎにも注意し、特に冬場は首や足元の保温を意識すると良いでしょう。 睡眠の質を高める 質の良い睡眠は免疫力を高める上で非常に重要です。 深い睡眠中に分泌される成長ホルモンは、免疫細胞の働きを活性化させる効果があります。 睡眠の質を高めるために、以下のポイントを意識しましょう。 就寝前にスマートフォンやパソコンの使用を控える 寝室の環境を整える できるだけ同じ時間に就寝・起床する 良質な睡眠のためには、就寝前のスマートフォンやパソコンの使用を控え、ブルーライトを避けることが大切です。 また、寝室の環境を整え、毎日同じ時間に就寝・起床するリズムを作ることも効果的です。 一方で、睡眠不足が続くと免疫力が低下し、風邪などの感染症にかかりやすくなります。 就寝前のリラックスタイムを持ち、心身ともにリラックスした状態で眠りにつくよう心がけましょう。 適度な運動習慣を身につける 適度な運動は免疫機能を活性化させ、病気への抵抗力を高めます。 ウォーキングなどの有酸素運動は、血液やリンパ液の循環を促進し、免疫細胞が体内をスムーズに巡る手助けをします。 一日30分程度の軽い運動を習慣にすることで、免疫細胞の働きが向上すると言われています。 ただし、過度な運動はかえってストレスとなり免疫力を低下させる可能性があるため注意が必要です。 自分のペースで無理なく続けられる運動を選び、日常生活に取り入れましょう。 腸内環境を整える 人間の免疫細胞の約7割は腸に集中していると言われており、腸内環境は免疫力に大きく影響します。 善玉菌が優位な腸内環境を保つことで、免疫細胞が効率よく働き、病原体の侵入を防ぐことができます。 発酵食品であるヨーグルトや納豆、キムチなどには善玉菌が豊富に含まれているため、積極的に摂取しましょう。 また、食物繊維は善玉菌のエサとなるため、野菜や海藻、きのこ類などを日々の食事に取り入れることも大切です。 ストレスをためこまない ストレスが長期間続くと、ストレスホルモンの影響で免疫機能が低下することが分かっています。 特に現代社会ではストレスを完全に避けることは難しいため、自分なりのストレス解消法を持つことが大切です。 趣味に没頭する時間を作ったり、自然の中で過ごしたり、好きな音楽を聴くなど、心がリラックスできる活動を日常に取り入れましょう。 また、笑うことも免疫力アップに効果的です。適度な休息とリフレッシュの時間を大切にしましょう。 免疫力が低下しているとどうなる? 免疫力が低下すると、まず風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。さらに重症化するリスクも高まるため、免疫を下げないよう意識をもって生活することが大切です。 免疫力低下の兆候としては、疲れやすさや口内炎、アレルギー症状の悪化などが挙げられます。 免疫力は年齢や生活習慣、ストレスなど様々な要因によって変動します。日常生活の中で意識的に免疫力を高める取り組みが、健康維持には欠かせません。 詳しくは、以下の記事もご覧ください。 簡単に免疫力を上げる方法として免疫細胞療法も選択肢の一つ 簡単に免疫力を上げるなら、日常生活の改善と合わせて免疫細胞療法も検討しましょう。 免疫細胞療法は、人の体が本来持っている免疫力を高め、病気と闘う力を強化する治療法です。 がん治療の手術・抗がん剤・放射線に次ぐ治療法として、大学病院などでの臨床応用も進んでいます。 自分自身の免疫細胞を使用するため副作用のリスクが少なく、体への負担が軽いことが大きな特徴です。 手術・入院も必要としないため、普段の生活を維持しながら免疫力を上げる治療を続けられます。 健康維持や免疫力向上を目指す方の選択肢の一つとなっているため、ぜひご検討ください。 免疫細胞療法について詳しくは、以下をご覧ください。 【まとめ】簡単に免疫力を上げる方法なら生活習慣の改善が重要! 免疫力が低下すると風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるだけでなく、重症化するリスクも高まります。 健康維持のためには、バランスの良い食事や適度な運動、ストレス管理など生活習慣の改善が重要です。 また、より積極的に免疫力を高めたい方には、免疫細胞療法も効果的な選択肢です。 自分自身の免疫細胞を活性化させるこの治療法は副作用が少なく、日常生活を維持しながら受けられます。 日々の生活習慣を見直し、必要に応じて免疫細胞療法も取り入れる選択肢を検討してみましょう。
2020.07.21 -
- 免疫細胞療法
- 再生治療
膀胱炎(ぼうこうえん)は、細菌感染が原因で膀胱に炎症が起こる病気で、排尿痛や残尿感などの症状がみられます。 「膀胱炎は自力で治せるのか」「医療機関を受診すべきかどうか」不安な方も多いのではないでしょうか。 本記事では、膀胱炎の症状改善が期待できるセルフケアと治療法について解説します。 また、膀胱炎に関するお悩みを今すぐ解消したい方は、再生医療による治療も選択肢の一つです。 \膀胱炎に有効な再生医療とは/ 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自然治癒力を向上させることで、繰り返す膀胱炎の改善が期待できます。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 繰り返す膀胱炎を早く治したい 現在の治療では目立った効果が出ていない 具体的な治療法については、当院リペアセルクリニックで無料カウンセリングを行っておりますので、ぜひご相談ください。 ▼まずは膀胱炎の治療について無料相談! >>(こちらをクリック)今すぐ電話相談してみる 膀胱炎の治し方|自力で治すためのセルフケア 軽度・初期症状の段階の膀胱炎であれば、以下で紹介するセルフケアで改善が期待できます。 水分を多く摂る トイレを我慢しない デリケートゾーンを清潔に保つ 下腹部を温める しかし、発熱や血尿、強い痛みや症状の悪化が見られた場合は医療機関を受診してください。 膀胱炎になった際のセルフケア方法について、詳しく解説します。 水分を多く摂る 膀胱炎にかかったら、意識的に水分を多く摂ることが重要です。 水分摂取によって排尿の回数が多くなり、膀胱内にある雑菌が排出されます。 1日に1.5リットルから2リットルほど飲むと良いでしょう。 カフェインやアルコールは利尿作用がありますが、膀胱に刺激を与える可能性があるので、カフェインが含まれていない水が推奨されます。 トイレを我慢しない 尿意を感じたら我慢せずにトイレに行きましょう。 日常的に排尿を我慢する習慣があると膀胱の機能が低下して、排尿後に尿が残ってしまう「残尿」が増える恐れがあります。 残尿が増えると、雑菌を多く含んだ尿が長時間溜まることになり、細菌が繁殖しやすい環境を作り出し、膀胱炎のリスクを高める原因となります。 尿意がない場合でも、トイレに行く時間を決める、あるいはトイレの前を通った際に立ち寄るなど、こまめな排尿を習慣づける工夫をしましょう。 デリケートゾーンを清潔に保つ 膀胱炎にかかったときは、症状の悪化を防ぐためにデリケートゾーンを清潔に保つことが重要です。 デリケートゾーンを清潔に保つために、以下の点に注意してください。 おりものシートやナプキンをこまめに替える シャワーや入浴で身体を綺麗に保つ 性行為を控える とくに女性は、ナプキンなどとデリケートゾーンが密着しているため、菌が繁殖しやすい状態にあります。こまめに取り換え、雑菌が繁殖しないようにしましょう。 性行為は尿道から雑菌が入るリスクがあるので、膀胱炎にかかった場合は控えてください。 シャワーや入浴で身体を清潔に保つと、膀胱炎の改善に効果が期待できます。 下腹部を温める 効果に個人差がありますが、下腹部を温めると膀胱の圧迫感や不快感を緩和する効果が期待されます。 痛みや違和感がある部位にカイロやパッドを当てるほか、入浴で下腹部を温めることでも同様の効果が得られます。 しかし、温めることで血行促進による症状緩和効果は期待できますが、対症療法となるため、根本的な治療にはつながりません。 また、方法によっては長時間温めていると火傷する可能性があるので、温度や温める時間に注意して利用しましょう。 膀胱炎の治し方|医療機関で受けられる治療 医療機関で受けられる治療は、基本的に薬物療法です。 膀胱炎の種類別に治療法を解説します。 急性単純性膀胱炎 複雑性膀胱炎 ESBL産生菌による膀胱炎 それぞれの膀胱炎で、発症の原因や治療法が異なりますので、ご自身の症状に合わせた治療法をご確認ください。 急性単純性膀胱炎 急性単純性膀胱炎で処方される代表的な薬剤は4種類あります。 対象 薬剤 服用期間 閉経前の女性 レポフロキサシン 3日 シプロフロキサシン 3日 セファレキシン 7日 アモキシシリン/クラブラン酸配合剤 7日 閉経後の女性 セファレキシン 7日 アモキシシリン/クラブラン酸配合剤 7日 急性単純性膀胱炎は、女性が発症しやすい膀胱炎です。 尿道から侵入した細菌が膀胱内で増殖することで起こる、比較的軽度な膀胱炎です。主な症状は、排尿時の痛み・頻尿・残尿感・尿の濁り・血尿が挙げられます。 閉経前・閉経後の女性で処方される薬が異なるのは、閉経後の女性はキノロン系薬剤への耐性を持つ菌が多い傾向にあるためです。 急性単純性膀胱炎は抗菌薬の服用によって、数日から1週間程度で改善する可能性があります。 複雑性膀胱炎 複雑性膀胱炎の場合、処方される薬剤は主に2種類ですが、効果によって変更されるケースがあります。 種類 薬剤 服用期間 第一選択 レポフロキサシン 7~14日間 シプロフロキサシン 7~14日間 難治例 カルバペネム系注射薬 3〜14日間 第4世代セファロスポリン系注射薬 3~14日間 複雑性膀胱炎は、前立腺肥大症・尿路結石・糖尿病などの基礎疾患がある場合に起こる膀胱炎です。 単純性膀胱炎と異なり、基礎疾患の治療も同時に行わないと治りにくく、再発しやすいのが特徴です。 第一選択薬を投与して効果が見られない場合は、難治例に投与される薬が処方されます。これらの治療は検査結果に基づいて医師が判断します。 自己判断での服薬中止は、症状悪化や耐性菌発生のリスクを高めるため、必ず医師の指示に従いましょう。 ESBL産生菌による膀胱炎 ESBL産生菌による膀胱炎は、2種類の代表的な薬剤があります。 ホスホマイシン ファロペネム ESBL産生菌は、多くの種類の抗菌薬を分解する酵素を作り出す菌です。この菌は膀胱炎の治療に用いられる抗菌薬が効きにくく、治療が難しくなります。 ESBL産生菌による膀胱炎は再発しやすい傾向にあるため、治療が終わった後も油断はできません。 膀胱炎中にやってはいけないこと 膀胱炎にかかっているときには、症状の悪化を防ぐためにも以下の行動は避けましょう。 トイレを我慢する ストレスを溜める 刺激物を摂取する 下腹部を冷やす 自己判断での治療 ストレスを溜めると免疫力が低下して、膀胱の機能の低下や症状の悪化を招く可能性があります。 刺激物を摂取すると膀胱の粘膜を刺激して症状を悪化させるケースがあるので、辛い物や酸味が強い食べ物の摂取は控えましょう。 自己判断で市販薬を使用せず、医療機関を受診したうえで医師の指導に従って治療をしてください。 膀胱炎の再発を防ぐ予防法 膀胱炎の再発を防ぐために気を付けることを紹介します。 予防法 内容 生理ナプキンをこまめに替える 汚物が付いたナプキンを長時間付けていると雑菌が繁殖する可能性がある トイレを我慢しすぎない トイレを長時間我慢すると、膀胱内で菌が繁殖するケースがあるため、3~4時間に1度を目安にトイレに行く 性行為の後にトイレに行く 性交時に菌が入ってしまう可能性があるため、性行為の後にトイレに行く習慣をつける 疲労をためこまないようにする 疲れがたまることにより、免疫力が低下して膀胱炎にかかりやすくなるため、睡眠・休息をとる 温水便座を使い過ぎない 温水便座を過度に利用すると粘膜のバリア機能が弱くなり、膀胱に菌が入りやすくなるため、洗いすぎないよう注意する。 排便後に前から後ろに拭くようにする 後ろから前に拭くと肛門の菌が尿道などに付着し、膀胱に入ってしまう可能性がある 上記のように、膀胱炎の再発を防ぐにはデリケートゾーンを清潔に保つことが重要です。 温水便座はデリケートゾーンを清潔にするのに便利で多くのトイレで使用できますが、使用しすぎると粘膜のバリア機能が弱くなる可能性があるため、洗いすぎには注意が必要です。 膀胱炎の治し方についてよくある質問 膀胱炎の治し方についてのよくある質問に回答します。 膀胱炎は市販薬で治せる? 膀胱炎は温めると治る? 膀胱炎の原因は? 以下では、それぞれの質問について詳しく解説していきます。 膀胱炎は市販薬で治せる? 膀胱炎の市販薬を使用することで症状の緩和は期待できますが、根本治療にはなりません。 市販薬には抗生物質が含まれていないためです。 2~3日で改善しない場合や、発熱・血尿・強い痛みがある場合は医療機関を受診してください。 膀胱炎は温めると治る? 温めると血行が促進され膀胱の不快感などが改善されますが、膀胱炎を治療する効果はありません。 あくまで対症療法となるため、適切な治療を受ける必要があります。 もし違和感のある部位を温める場合は、火傷のリスクを回避するため、カイロや湯たんぽの温度に注意しながら利用してください。 また、入浴するのも同様の効果が期待できます。 膀胱炎の原因は? 膀胱炎の主な原因は、細菌が膀胱粘膜に感染することです。 以下のような方は膀胱炎になりやすいため、注意しましょう。 トイレを我慢しすぎる 生理ナプキンなどの長時間使用 過度なストレス 水分不足 基礎疾患がある 尿を膀胱に長時間ためず、雑菌が繁殖する環境を作らないことが重要です。 トイレや性行為の後もデリケートゾーン周辺を清潔に保つようにしましょう。 膀胱炎の治し方|適切な対処で早期回復を目指そう 軽度・初期の膀胱炎であれば、セルフケアで膀胱炎の改善が期待できます。 しかし、症状が長引いている場合や、発熱・血尿・強い痛みがある場合は医療機関を受診して、適切な治療を受ける必要があります。 当院リペアセルクリニックでは、膀胱炎に対して再生医療による治療を行っています。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自然治癒力を向上させることで、繰り返す膀胱炎の改善が期待できます。 \こんな方は再生医療をご検討ください/ 繰り返す膀胱炎を早く治したい 現在の治療では目立った効果が出ていない 繰り返す膀胱炎でお悩みの方は、ぜひ当院リペアセルクリニックまでご相談ください。 ▼まずは膀胱炎の治療について無料相談! >>(こちらをクリック)今すぐ電話相談してみる
2020.07.20 -
- 免疫細胞療法
「治ったと思ったのに、また帯状疱疹が出てきた……」 繰り返し発症する帯状疱疹にお悩みの方は多いのではないでしょうか。 免疫力の低下は、帯状疱疹がすぐ再発する原因の一つです。 この記事では、帯状疱疹がすぐ再発する原因や、再発を防ぐための対処法を解説します。 効果的に帯状疱疹の再発予防ができる治療法として、再生医療の免疫細胞療法も紹介しますので参考にしてください。 帯状疱疹とは? 帯状疱疹は、感染した水ぼうそうのウイルスが再び活性化して、痛みを伴う赤い湿疹が帯状に生じる皮膚の疾患です。 過去に水ぼうそうにかかって治癒しても、ウイルスは休眠状態で脊髄や脳の神経細胞に潜伏します。 加齢や疲労、病気、ストレスなどが原因で免疫機能が低下すると、休眠状態だったウイルスは神経に沿って再び活性化し、神経に炎症を引き起こします。 帯状疱疹を発症した際の一般的な経過は、以下の通りです。 1.身体の左右どちらかに沿って皮膚の違和感や痛み、かゆみを感じる 2.痛みや違和感があった場所にわずかな盛り上がりや小さなぶつぶつ(発疹)が現れる 3.発疹が水ぶくれになって帯状に広がり、強く痛むことがある 4.水ぶくれが破れ、かさぶたになり症状が治まる 帯状疱疹の発疹は、じっとしていても日常生活に支障をきたすほどの強い痛みを伴う可能性があります。 症状が重くなる前に、早めに皮膚科や内科などの医療機関を受診しましょう。 帯状疱疹がすぐ再発してしまう原因 帯状疱疹がすぐ再発してしまう原因として、免疫力の低下が挙げられます。 以前、水ぼうそうに感染した方が加齢や疲労、ストレスなどによって免疫力が低下すると、潜伏していた水ぼうそうのウイルスが再び活性化して、帯状疱疹がすぐ再発する可能性があります。 再発しやすい人の特徴 どれくらいの確率で再発する? この項目では、再発しやすい人の特徴や再発する確率を解説します。 再発しやすい人の特徴 帯状疱疹が再発しやすい人の特徴を、以下にまとめました。 50歳以上 女性 高齢者 妊婦 がん患者 免疫抑制剤を使用している方 帯状疱疹の痛みが30日以上続いた方 一般的に、50歳以上の女性は帯状疱疹が再発しやすい※とされています。 ※出典:Pubmed「帯状疱疹と再発性帯状疱疹」 また、高齢者や妊婦、がん患者、免疫抑制剤を使用している方は、免疫力が低下しやすいので再発しやすい傾向にあります。 帯状疱疹の痛みが30日以上続いた方は、再発するリスクが高い※という研究結果があるため、症状が1カ月以上続いた方は注意が必要です。 ※出典:Pubmed「帯状疱疹の再発率とその危険因子」 どれくらいの確率で再発する? 帯状疱疹は、発症後に免疫がつくため2回以上再発する確率は、6%未満です。※ ※出典:MSDマニュアル「帯状疱疹」 しかし、免疫力が低下しているとすぐに再発する可能性もあります。 とくに、50代以上の女性や高齢者、ストレスの多い生活をしている方は、免疫力が低下しやすいため注意が必要です。 帯状疱疹の再発を防ぐために、バランスの良い食事や適度な運動を心がけ、免疫力向上を目指しましょう。 帯状疱疹になったときの治療法 帯状疱疹の治療には抗ウイルス薬や鎮痛薬の使用が一般的です。 抗ウイルス薬:ウイルスの増殖を抑える 鎮痛剤:非ステロイド系の抗炎症薬や鎮痛剤で痛みを緩和する ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬は、投与が遅いと効果が見込めない可能性があるため、水疱が出てから3日以内に服用する必要があります。 帯状疱疹が疑われる際は、早めに医療機関を受診しましょう。 しかし、抗ウイルス薬は脊髄や脳の神経細胞に潜伏しているウイルスの駆除はできません。 そのため、免疫力を高めてウイルスの活性化を防ぐのが、帯状疱疹の再発防止につながります。 帯状疱疹の再発を防ぐには免疫力を低下させないことが重要 帯状疱疹の再発を防ぐには、免疫力を低下させないことが重要です。 食事や睡眠などの生活習慣を見直す 運動習慣を身につける 50歳以上の方は帯状疱疹ワクチンの接種も予防法として有効です。 しかし、予防接種だけでは帯状疱疹を完全に防げないので、生活習慣も併せて見直しましょう。 食事や睡眠などの生活習慣を見直す 免疫力を上げるために、食事や睡眠などの生活習慣を見直しましょう。 具体的な内容を、下記にまとめました。 充分な睡眠:7~8時間の質の良い睡眠を取る バランスの良い食事:野菜や良質なたんぱく質を含む食事を摂る ストレスの管理:瞑想やヨガ、趣味を楽しむ 睡眠不足になると、自律神経が乱れて免疫機能に悪い影響を与えたり、ウイルスや細菌と戦う役割である免疫細胞の機能が低下したりします。 夕食以降のカフェインや飲酒を避け、室温や照明の調整をすることは、睡眠の質を上げるのに効果的です。 また、発酵食品や食物繊維が豊富な食品は、免疫力を向上させる効果が期待できます。 ウイルスや細菌などと戦う役割を持つ免疫細胞は、たんぱく質から作られているので、卵や肉類、魚介類も積極的に摂取しましょう。 運動習慣を身につける 免疫力を上げるために、運動の習慣を身につけるのも効果的です。 適度な運動は、血流やリンパの流れが良くなり体温を高める働きがあるため、免疫力向上につながります。 有酸素運動を週5日以上行っている人は、週1日以下の人と比べて、風邪の発症日数が少ない※ことがわかっています。 ※出典:Pubmed「身体的に健康で活動的な成人では上気道感染症が減少する」 以下のような有酸素運動を週150時間程度を目安に生活に取り入れるのがおすすめです。 ウォーキング ジョギング 水泳 サイクリング 激しい運動はストレスになってしまい免疫力の低下を招くリスクがあるので、無理のない範囲で行いましょう。 帯状疱疹の再発防止には免疫細胞療法も選択肢の一つ 帯状疱疹の再発防止には、免疫力を低下させないだけでなく、再生医療による免疫細胞療法で免疫力を上げるのも選択肢の一つです。 免疫細胞療法とは、患者さまの血液から取り出して培養した免疫細胞を点滴で戻すことで、免疫力を高める治療法です。 免疫細胞療法の治療は採血や点滴のみなので、入院や手術の必要はありません。 帯状疱疹の再発防止に役立つ新しい治療法として注目されています。 免疫力の低下によって、すぐ再発してしまう帯状疱疹にお悩みの方は、当院(リペアセルクリニック)までお気軽にご相談ください。 【まとめ】帯状疱疹の再発を繰り返す方には免疫細胞療法がおすすめ 帯状疱疹がすぐ再発する原因は主に免疫力の低下です。 帯状疱疹の再発率は6%未満と低い水準ですが、免疫力が低い方はすぐに再発する可能性があります。 食事や睡眠、運動の習慣を見直して免疫力を高め、帯状疱疹の再発防止を目指しましょう。 より免疫力を高めるには、生活習慣の改善と合わせて再生医療による免疫細胞療法もご検討ください。 免疫細胞療法についてのご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
2020.07.17 -
- 免疫細胞療法
過度な飲酒は、免疫力の低下を招くといわれています。お酒により免疫力が低下すると、病気の発症リスクが高まるため注意が必要です。 そこで本記事では、アルコール(お酒)が免疫力低下の原因になる理由・メカニズムについて解説します。 最後までご覧いただき、お酒で免疫力低下を起こさないように生活習慣を見直しましょう。 この記事を読むとわかること お酒が免疫力低下を招くメカニズム 過度な飲酒が招く疾患 1日の飲酒量の目安 アルコールで免疫力低下を招かないためにできること お酒が免疫力低下を招くのはなぜ? お酒が免疫力低下を招く理由は、以下の3つです。 血中アルコール濃度が高まるとNK細胞の働きが弱まる マクロファージの機能が低下する アセトアルデヒドが増加する 過度な飲酒が健康上に与える悪影響は多いため、飲みすぎには注意が必要です。 血中アルコール濃度が高まるとNK細胞の働きが弱まる お酒を飲んで血中アルコール濃度が高まると、NK細胞の働きが弱まります。NK(ナチュラルキラー)細胞は、生まれつき備わっている自然免疫の重要な役割を担うリンパ球の一種で、異常細胞を攻撃する免疫細胞です。 過度な飲酒により血中アルコール濃度が一定値以上に達すると、NK細胞の活性度合いが低くなると考えられています。 マクロファージの機能が低下する 過度にお酒を飲むと免疫力が低下する理由は、マクロファージの機能が低下するためです。マクロファージは白血球の1種で、細菌やウイルスなどの異物を分解する貪食作用を持ちます。 マクロファージが正常に機能しなければ、体内に入ってしまった異物を排除できなくなります。お酒に含まれるアルコールは、免疫細胞の働きを阻害するため、過度な飲酒は控えましょう。 アセトアルデヒドが増加する お酒が免疫力低下を招く理由の1つに、アセトアルデヒドの増加があります。お酒を飲むと、体内でアルコールが分解されて有害な物質のアセトアルデヒドが作られます。アセトアルデヒドは体にとって毒性があり、細胞にダメージを与えます。 免疫システムはアセトアルデヒドを排除しようと働きますが、量が多すぎると免疫細胞に負担がかかり、結果的に免疫力が下がってしまいます。また、アセトアルデヒドが増えると活性酸素も増加するため、細胞がさらに傷つき免疫力の低下に拍車をかけてしまいます。 過度な飲酒が招く疾患とは? 過度な飲酒を続けると、下記の疾患を招きます。 急性アルコール中毒 肝炎や肝硬変など肝臓の疾患 アルコール依存症 認知症 がん 痛風 糖尿病 アルコールの過剰摂取は直接的に病気の発症リスクを高めたり、間接的に関与したりする場合があるため注意が必要です。 1日の飲酒量の目安は? 厚生労働省によると、1日の飲酒量の目安は純アルコールで約20g程度※とされています。 ※出典:厚生労働省「アルコール」 以下は1日のアルコール摂取量の目安を示した表です。 お酒の種類 純アルコール量 ビール中瓶1本(500ml) 20g 清酒1合(180ml) 22g ウイスキー(60ml) 20g 焼酎35度1/2合(90ml) 25g ワイン2杯(240ml) 24g 1日当たりのアルコール摂取量が増加するにつれ、死亡率も上昇するという研究結果があります。過度な飲酒を長期間にわたって続けていると、アルコール依存症を発症するリスクもあるため、適度な飲酒量を心がけましょう。 アルコールで免疫力低下を招かないためにできることはある? アルコールで免疫力低下を招かないためには、過度な飲酒を控えるほか、生活習慣の見直しも重要です。 飲酒量を抑える ストレスを溜めない 十分な睡眠をとる ほどよく運動をする 上記を意識して過ごせば、免疫力の低下を抑えられます。 免疫力が低下すると病気の発症リスクが高まるため、生活習慣を見直し免疫力をつけましょう。 免疫低下を改善するなら免疫細胞療法を受けることを検討しよう お酒を飲み過ぎると、血中のアルコール濃度が高まり、NK細胞やマクロファージといった免疫細胞の働きが低下します。また、体内で発生するアセトアルデヒドが免疫細胞に負担をかけ、体全体の免疫力を弱める原因となります。 これにより、風邪やインフルエンザなどの感染症リスクの上昇や、慢性疾患の発症リスクも高まるため注意が必要です。 免疫力低下を改善するためには、適量の飲酒を心がけるほかに、免疫細胞療法を検討するのも一つの手段です。 免疫細胞療法は、免疫細胞を活性化させる治療で、感染症予防や免疫力の回復をサポートします。 免疫細胞療法について興味をお持ちの方は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。
2020.07.16 -
- 免疫細胞療法
ヘルペスは、過度な筋トレの負荷による免疫力の一時的な低下から発症する可能性が高い症状の1つです。 もし筋トレ中にヘルペスが発症した場合、その対処法を知っておくことは重要です。 この記事では、筋トレとヘルペスの関係性と発症時の適切な対応について詳しく解説します。 また免疫細胞療法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、免疫力低下によるヘルペスの再発に悩む方に向けて、再生医療の症例や治療内容を紹介しています。 セルフケアの方法を知り、ヘルペスによる悩みを解消したい方はぜひご確認ください。 筋トレとヘルペスの関係性 筋トレは適度であれば免疫力を高めますが、過度な筋トレは身体的ストレスとなり免疫力を一時的に低下させる可能性があります。 免疫力低下時に、体内に潜伏しているヘルペスウイルスが再活性化し、口唇ヘルペスや性器ヘルペスなどの症状を引き起こすことがあります。 疲労や睡眠不足もヘルペス再発のリスクを高めるため、筋トレと並行して十分な休息と栄養摂取が重要です。 症状が出た場合は、筋トレを控えめにし、医療機関を受診しましょう。 筋トレ中に免疫力が低下してヘルペスの発症リスクが高まる理由 過度な筋トレは、体に大きなストレスを与えます。 このストレスにより、コルチゾールなどのストレスホルモンが分泌され、一時的に免疫機能が抑制されることがあります。 また、激しい運動後は、免疫細胞が血液中から骨髄などに移動し、感染部位に集まる免疫細胞の数が一時的に減少することが示されています。 ヘルペスウイルスは一度感染すると神経節に潜伏し、免疫力が低下した際に再活性化して症状を引き起こします。 また筋トレによるストレスだけでなく、疲労・睡眠不足などが重なると、免疫力がさらに低下し、発症リスクが高まると考えられます。 ヘルペス発症時に筋トレを休むべきかの判断基準 ヘルペス発症時に以下の症状が出ている場合は、筋トレを休みましょう。 発熱・倦怠感がある場合 日常生活に支障があるレベルの痛みが続いている場合 水ぶくれが破れている場合 これらの症状は体がウイルスと戦っているサインであり、無理な運動は回復を遅らせるだけでなく、症状を悪化させる可能性があります。 また、水ぶくれが破れている場合は感染力が高いため、ジムなど公共の場での筋トレは控え、他者への感染を防ぐためにも安静にすることが重要です。 自己判断が難しい場合は、必ず医師にご相談ください。 筋トレ中に発症するヘルペスの予防策 筋トレ中に発症するヘルペスの予防策は、以下の通りです。 生活習慣と筋トレの内容を見直す ヘルペス予防に役立つ栄養素を積極的に摂取する 上記のポイントを守るだけで、ヘルペスを発症する可能性が低くなります。 筋トレに集中したい・健康的に筋トレを続けたい方は、ぜひ参考にしてください。 生活習慣と筋トレの内容を見直す ヘルペス予防には、生活習慣と筋トレ内容のバランスが重要です。 まず第一に、以下の生活習慣の見直しを行いましょう。 生活習慣の改善策 具体的な内容 睡眠の確保と質の向上 ・7~9時間の睡眠を目標に規則正しい睡眠サイクルを確立する ・リラックスできる環境を整えて質の良い睡眠を心掛ける ストレスの適切な管理 ・適切な運動をする ・趣味の時間を作ってみる ・瞑想をする バランスの取れた食事 ・タンパク質、ビタミン、ミネラルを豊富に含む食事を摂る ・野菜、果物、発酵食品の摂取で腸内環境を整える ヘルペスの予防には、十分な睡眠の確保、ストレスの適切な管理、そしてバランスの取れた食事が不可欠です。 これらの生活習慣の改善は、免疫力の向上に直結し、ヘルペス再発のリスクを減らすことにつながります。 体への負担を軽減し、常に万全の状態で筋トレに臨むためにも、日々の生活を見直すことが重要です。 また過度な筋トレは身体に大きなストレスを与え、疲労が蓄積することで免疫力が低下し、ヘルペス発症のリスクを高める可能性があります。 筋トレの頻度や強度を見直し、オーバートレーニングにならないよう注意しましょう。 ヘルペス予防に役立つ栄養素を積極的に摂取する ヘルペス予防に役立つ栄養素は、以下の通りです。 栄養素 主な働き 食品例 リジン ヘルペスウイルスの増殖に必要なアルギニンの働きを阻害する ・鶏肉 ・魚(マグロ、サバなど) ・乳製品(牛乳、ヨーグルト) ・卵 ・大豆製品 ・アボカド ビタミンC 免疫細胞の働きを強化する ・パプリカ ・ブロッコリー ・キウイ ・いちご ・柑橘類 ビタミンB エネルギー代謝を助ける ・豚肉 ・レバー ・玄米 ・大豆 ・バナナ ・緑黄色野菜 亜鉛 抗ウイルス作用が期待される ・牡蠣 ・牛肉 ・豚肉 ・チーズ ・ナッツ類 特に重要なのは、ウイルスの増殖を抑制するアミノ酸であるリジンです。 リジンは、ヘルペスウイルスの栄養源となるアルギニンの働きを阻害するため、積極的に摂取しましょう。 一方で、チョコレートやナッツ類に多く含まれるアルギニンの過剰摂取は避けるのが賢明です。 また、免疫力全体を高めるために、ビタミンC・ビタミンB群・亜鉛なども重要です。 これらの栄養素をバランス良く摂取することで、ヘルペスの再発リスクを軽減し、筋トレを続けるための健康な体を維持することができます。 ヘルペスの対処法と治療法について ヘルペスを発症した箇所別の治療法について、以下に分けて解説していきます。 口唇ヘルペスが痛む場合の対処法と治療法 足や腰のヘルペスの治療法 免疫細胞治療という選択肢 これらの治療法は、症状の緩和だけでなく、ウイルスの活動を抑え、再発を予防するためにも重要です。 自己判断せずに、適切な治療を受けることで早期回復を目指しましょう。 口唇ヘルペスが痛む場合の対処法と治療法 口唇ヘルペスの対処法と治療法は、以下の通りです。 対処法と治療法 具体的な内容 患部のケア ・患部を清潔に保ち触らないようにする 痛み止めの服用と冷却 ・市販の痛み止めを服用する ・清潔なタオルで患部を冷却する 免疫力の向上 ・十分な睡眠をとる ・バランスのとれた食事を心掛ける ・ストレス管理をする 薬物療法 ・抗ウイルス薬を服用する 口唇ヘルペスが痛み出した際は、患部を清潔に保ち、触らないようにすることが大切です。 症状の悪化を防ぐため、抗ウイルス薬の早期服用が最も効果的です。 市販薬もありますが、医師から処方される内服薬はより強力な効果が期待できます。 痛みが強い場合は、痛み止めを併用したり、患部を冷やしたりするのも有効です。 また、再発を繰り返す場合は、日頃から免疫力向上に努めることが重要です。 足や腰のヘルペスの治療法 足や腰に発症したヘルペスの治療法は、以下の通りです。 治療法 具体的な内容 薬物療法 ・発症後72時間以内に抗ウイルス薬を内服する 患部のケア ・患部を清潔に保つようにする ・適切な外用薬を塗布する ・ガーゼなどで保護する 安静と休養 ・回復を早めるために十分な安静と休養を取る 足や腰に発症するヘルペス、特に帯状疱疹は、神経に沿ってウイルスが再活性化することで強い痛みを伴うのが特徴です。 治療の基本は、早期の抗ウイルス薬の内服で、これによりウイルスの増殖を抑え、症状の悪化や痛みの長期化を防ぎます。 痛みが強い場合は、神経痛を和らげるための鎮痛剤や、場合によっては神経ブロック注射が用いられることもあります。 また、患部の二次感染を防ぐために清潔に保つ処置も重要です。 発症後できるだけ早く医療機関を受診し、適切な治療を開始することが、帯状疱疹後神経痛のリスクを減らす鍵となります。 免疫細胞療法という選択肢 免疫細胞療法は、自身の免疫細胞を活性化・増殖させて体に戻すことで、免疫力を高める治療法です。 この治療法は患者様自身の血液から免疫機能に関わる細胞を取り出し、体外で培養・活性化させて数を増やした後、再び体内に戻すものです。 ヘルペスが頻繁に再発する原因が免疫力低下にある場合、この治療が選択肢の1つとなります。 リペアセルクリニックでは、免疫細胞療法を通じて、ヘルペス再発の原因となる免疫力低下の改善に取り組んでいます。 ヘルペスにお悩みの方は、当院のメール相談・オンライン診療にてご相談ください。 筋トレ中にヘルペスが発症する場合、トレーニング内容や生活習慣の見直しが重要 過度なトレーニングは免疫力を低下させ、ヘルペスウイルスが活発になる原因となり得ます。 そのため、トレーニングの強度や頻度を見直すことが重要です。 過度な筋トレはストレスになり、ヘルペス発症の原因になる 発熱・倦怠感・痛み・水ぶくれがある場合は筋トレを控える 予防には睡眠の確保・ストレス管理・バランスの取れた食事が不可欠 頻繁にヘルペスを発症する場合は免疫細胞療法も選択肢に入れる もしヘルペスの発症を繰り返すようであれば、リペアセルクリニックの免疫細胞療法を検討するのも良いでしょう。 リペアセルクリニックでは、患者様の幹細胞の培養・投与を行うことで免疫力を向上させる治療を行っています。 ヘルペスの発症に悩んでいる方は、当院のメール相談・オンライン診療にてご相談ください。
2020.07.14 -
- 免疫細胞療法
便秘が続くと免疫力が低下し、風邪を引きやすくなる可能性があります。 便秘になることで、免疫に深くかかわるとされる腸内に悪玉菌が増殖しやすい状態となり、腸内環境が悪化して免疫力が低下するのです。 この記事では便秘が続くと風邪を引きやすくなる理由と、対策や治療法を解説していきますので、参考にしてください。 また免疫力を高めるためには、免疫細胞療法という再生医療も選択肢の一つとして検討しましょう。 治療法や症例については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひご覧ください。 【結論】便秘は免疫力を下げ、風邪を引きやすくする原因になる可能性がある 便秘は腸内の免疫力を下げ、風邪を引きやすくする原因になる可能性があります。 便秘は腸内環境を悪化させ、腸内環境のバランスが崩れることにより免疫力が低下することで、風邪などの感染症を引き起こす可能性があるためです。 体内の免疫細胞の約60%以上は腸に集中しているといわれており、便秘により腸内環境が悪化することで「悪玉菌」が増殖しやすい状態になります。腸内で有害物質が体内に吸収しやすい環境となることで免疫力が低下する可能性があります。 また、風邪薬の成分の中で、咳止め成分であるコデインリン酸塩水和物や、ジヒドロコデインリン酸塩は便秘となる可能性があります。 便秘改善で免疫力を高め、風邪を予防する方法 食生活の改善や、定期的な運動など、便秘を改善することで免疫力を高めて、風邪を予防する方法も必要で、以下の方法を心がけてください。 バランスの取れた食事を心がける 定期的な運動を取り入れる 自律神経のバランスを整えるなどストレスケアを行う それぞれの予防法を解説するので、ぜひお試しください。 バランスの取れた食事を心がける 便秘を改善するためには、発酵食品や食物繊維などを摂取してバランスの取れた食事を心がけることが重要です。 腸は体に必要な栄養を吸収することで、細菌などの病原体を排除してくれるため、1日3食、とくに朝食は欠かさないようにしましょう。 腸内環境を整えるためには、ビフィズス菌や乳酸菌など善玉菌を含む、ヨーグルトや味噌などの発酵食品を摂ることが大切です。また、善玉菌を促進させる食物繊維が含まれる野菜や果物、海藻類も積極的に取り入れましょう。 起床時や日中、入浴前後、就寝前など食事以外の水分補給も欠かせません。 定期的な運動を取り入れる 便秘を改善するには、ウォーキングや体操、腹筋運動など軽い運動を定期的に行うことも重要です。 運動により体を動かすことで腸の働きを活発にし、腸の蠕動運動を促して便秘を改善できる可能性があります。 運動は規則的な生活リズムを促進し、毎日同じ時間に運動することで腸のリズムを整えるため、定期的な運動を心がけましょう。 自律神経のバランスを整えるなどストレスケアを行う 自律神経のバランスを整えてストレスケアを行い、腸の働きを活発化させることも便秘を改善するためには大切です。 ストレスがたまることにより交感神経が優位になる時間が長くなることや、生活習慣の乱れによる自律神経のバランスが崩れることにより、腸内運動がうまく働かなくなることがあるためです。 ウォーキングなどの軽い運動や、就寝前にアロマを焚いてリラックスし、副交感神経が優位になる時間を設けましょう。 また、朝日を浴びて自律神経を整えやすくするなど、ストレスケアを行うことで便秘の改善につながる可能性があります。 便秘が続く場合の治療法 便秘が続く場合の治療法は、以下の通りです。 保存的治療(薬・漢方・整腸剤) 外科的治療 免疫力を高める免疫細胞療法 保存的治療や外科的治療のほかにも、免疫力を高める再生医療も選択肢としてありますので、参考にしてください。 保存的治療(薬・漢方・整腸剤) 便秘が続く場合は市販の便秘薬や漢方薬、整腸剤などを使用する保存的治療法があります。 市販の便秘薬には腸を刺激して便を出しやすくする刺激性便秘薬と、便を柔らかくして排便を促進する非刺激性便秘薬の2種類に分けられます。 漢方薬は大黄甘草湯が代表的な漢方薬としてよく使用され、便秘に伴う腹痛や排便時の痛みを緩和します。 整腸剤は腸内環境を整える薬で、主成分は人間の腸由来の菌です。種類はビフィズス菌、乳酸菌、納豆菌、酪酸菌、糖化菌などがあります。 整腸剤には善玉菌を促進させる菌や、悪玉菌の増殖を抑制する菌が配合されているため、腸内環境が改善し、善玉菌優位となります。 ただし、自身で判断をせずに必ず医療機関の指示のもと、薬を服用するようにしましょう。 外科的治療 外科的治療は、生活習慣の改善や、保存的治療で改善がみられない場合に考慮される治療法です。 主に、器質性便排出障害と大腸通過遅延型便秘の症状が出た場合、外科的治療の対象となります。 また、他の疾患の可能性もあるため、便秘ではないかと不安に感じる方は以下のシートを参考にして、該当する項目があれば、医師の診断を受けましょう。 3~4日便が出ないことがある 下剤を使わないと軟便になることはまれである おなかが痛くなったり、不快だったりする お通じに血が混じることがある お通じのときにいきみがある お通じの後に残便感がある 下腹部、肛門に詰まった感じがある お通じの時に下腹部を押している 便が出ないため指でかき出すことがある 便が出ないため坐薬、浣腸を使うことがある 免疫力を高める免疫細胞療法も選択肢の一つ 生活習慣の改善や保存的治療などでも改善がみられない場合は、免疫細胞療法も選択肢の一つです 免疫細胞療法では血液から採取した免疫細胞を培養し、数を増やしてから体内に戻します。自身の血液を利用するため、感染症や副作用のリスクが低いのが特徴です。 がん予防を主な目的としていますが、免疫力は風邪のひきやすさや歯周病、便秘や下痢など、さまざまな面に影響を与えます。 免疫細胞療法の治療法について詳細は、以下の記事をご覧ください。 【まとめ】便秘と免疫力の関係を理解し、風邪に負けない体づくりを始めよう 便秘が続くと腸内環境が悪化し、免疫力が低下する可能性があります。 その結果、風邪など感染症にかかりやすくなるリスクがあるため、便秘と免疫力の関係を理解し対策をすることが重要です。 食生活や運動など、生活習慣を見直すことで便秘が改善する可能性もあります。 ただし、便秘が続くようであれば薬による保存的治療や、外科的治療を行う場合もあります。 また、免疫力を高めるためには免疫細胞療法という再生医療も選択肢の一つです。 便秘が続いて改善が見られないと悩む方は、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2020.07.13 -
- 免疫細胞療法
「寝不足が続くと決まって体調を崩す」という方も多いでしょう。 近年の研究では、睡眠不足がなぜ免疫力を低下させるのか、その科学的なメカニズムが解明されつつあり、質の高い睡眠を確保するためのアプローチも注目されています。 本記事では、「睡眠不足による免疫力低下のメカニズム」について、ホルモンや自律神経の働きといった観点から解説します。 睡眠不足で体調を崩しやすいと感じている方、その原因と対策を詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。 また、当院リペアセルクリニックでは、治療によって免疫力アップを目指せる免疫細胞療法をご提供しています。 「免疫力低下が気になる」「簡単に免疫力を上げたい」という方は、ぜひ当院へご相談ください。 睡眠不足による免疫力低下のメカニズム 多くの人が感じている「睡眠不足と体調不良の関係」ですが、その裏には、免疫力の低下という科学的なメカニズムが隠されています。 本章では、睡眠不足が免疫力低下を引き起こすメカニズムについて、以下の2つの側面から解説していきます。 成長ホルモンの分泌量が低下して自然免疫の働きが低下する 自律神経が乱れて免疫物質の分泌量が低下する 私たちの体を守る免疫システムと睡眠との深い関わりを知ることで、日々の睡眠を大切にする意識がより一層高まるはずです。 成長ホルモンの分泌量が低下して自然免疫の働きが低下する 睡眠中には、昼間の活動で傷ついた細胞を修復するための成長ホルモンが多く分泌されます。 成長ホルモンは免疫細胞の維持・強化にも役立ちますが、睡眠不足になると十分に分泌されず、免疫細胞(NK細胞など)の減少を招きます。 その結果、ウイルスや細菌に対する自然免疫の働きが低下し、免疫力が落ちてしまいます。 自律神経が乱れて免疫物質の分泌量が低下する 睡眠不足が引き起こす心身へのストレスは、「自律神経」のバランスを崩してしまいます。 項目 詳細 自律神経の乱れ 睡眠不足のストレスにより、活動モードの「交感神経」とリラックスモードの「副交感神経」の切り替えがうまくいかなくなる 免疫物質の減少 副交感神経の働きが低下し、鼻や喉の粘膜で病原体をブロックする「免疫抗体IgA」という免疫物質の分泌量が減少。 その結果、ウイルスなどに感染しやすくなる。 免疫細胞の働きが低下 副交感神経が十分に働かないと、末梢の血流が悪化。 パトロール役である白血球(免疫細胞)が体の隅々まで行き渡りにくくなり、感染が起きた場所に集まりにくくなる。 さらに、慢性的な寝不足によるストレスは、「アドレナリン」などのストレスホルモンの過剰な分泌を招きます。 アドレナリンには免疫の働きを抑制する作用があるため、病原体への抵抗力がさらに低下してしまう、という悪循環に陥ります。 また、次の記事ではストレスで免疫力が低下する原因や免疫力を高める方法について解説しているので、ぜひ参考にしてください。 睡眠の質を高めて免疫力を向上させる方法 本章では、今日からでも始められる、睡眠の質を高めるための方法を6つご紹介します。 体内時計を整えて規則正しい生活を送る 睡眠の3時間前までに食事を済ませる 寝る前にスマホやパソコンを使わない ぬるめのお風呂で身体を温める 寝具などの就寝環境を整える 適度な運動習慣を身につける 忙しい毎日の中で、理想的な睡眠時間を確保するのは難しいと感じる方も多いかもしれません。 しかし、睡眠は「長さ」だけでなく「質」も重要です。 ご自身のライフスタイルに合わせて、取り入れやすいものから試してみてください。 体内時計を整えて規則正しい生活を送る 私たちの体に備わっている「体内時計」を整え、規則正しい生活を送ることが、質の高い睡眠と免疫力の向上につながります。 体内時計を整えて規則正しい生活を送るポイント 毎朝同じ時間に起き、夜もできるだけ同じ時間に就寝する 朝起きたら太陽の光を浴びて体内時計をリセットする 朝食をきちんと摂り、体を目覚めさせ一日のリズムを作る 週末になるとつい寝坊してしまいがちですが、平日との起床時間の差が大きいと、体内時計は簡単に乱れてしまいます。 休日の寝坊はほどほどにし、規則正しい生活を心がけましょう。 睡眠の3時間前までに食事を済ませる 質の高い睡眠を確保し、体をしっかりと休ませるためには、就寝の約3時間前までに夕食を済ませることが大切です。 就寝前の食事に関するポイント 食後すぐに眠ると体は消化活動を優先し、脳や体が十分に休まらず眠りが浅くなる 胃腸の消化活動が落ち着くまでには、一般的に食後約3時間かかるとされている 夕食が遅くなる場合は、脂肪分の多い食事は避け、うどんやお粥、スープなど、消化の良い軽いメニューにする 寝る前の食事のタイミングと内容を少し意識するだけで、睡眠の質は変わってきます。 次の記事では、免疫力をあげる食べ物について解説しているので、ぜひ参考にしてください。 寝る前にスマホやパソコンを使わない 就寝前にスマホやパソコンなどの画面を見る習慣は、寝つきを悪くしたり睡眠の質を低下させたりする原因となります。 就寝前のスマホやパソコンの注意点 スマホ等のブルーライトは脳を覚醒させる 睡眠を促すホルモン(メラトニン)の分泌が抑えられる 結果、寝つきが悪くなり、睡眠の質が低下 就寝1~2時間前には画面を見ないようにするのが理想 ベッドに入るときはスマホを手元に置かない、といった簡単な工夫だけでも、寝つきが良くなることが期待できます。 ぬるめのお風呂で身体を温める ぬるめのお風呂に浸かり、身体を温めることも大切です。 質の高い睡眠のための入浴法 就寝の1~2時間前に、38~40℃のぬるめのお湯に5~20分ほど浸かる 入浴で一度上がった体温が下がる過程で自然な眠気を誘う 体の芯から温まり、筋肉の緊張がほぐれてリラックスできる 一方、42℃を超えるような熱いお湯に長時間入るのは、睡眠前にはおすすめできません。 熱いお湯は、体を活動モードにする神経(交感神経)を刺激してしまい、かえって目が覚めてしまうことがあります。 また、次の記事では免疫力アップにつながる入浴法について解説しているので、ぜひ参考にしてください。 寝具などの就寝環境を整える 快適な睡眠のためには、寝室の温度や湿度・光・音といった環境づくりも重要です。 快眠のための就寝環境づくりのポイント 寝室の温度は18~22℃・湿度は50~60%に保つ 遮光カーテンなどを使い、部屋を暗く静かな環境に整える 自分の体格に合い、自然な寝姿勢を保てるマットレスや枕を選ぶ また、人は寝ている間にコップ1杯程度の汗をかくといわれています。 通気性や吸湿性の良い素材の寝具やパジャマを選ぶことも、快適さを保ち、途中で目が覚めるのを防ぐためのポイントです。 適度な運動習慣を身につける 適度な運動を行うと体に心地よい疲労感が生まれ、夜の寝つきが良くなり、深い睡眠が得られやすくなります。 睡眠の質を高める運動のポイント 日中にウォーキングなどの適度な有酸素運動を行うと夜の眠りの質が高まる 運動は日中から夕方にかけて行い、就寝の3時間前までには終えるのが理想 寝る直前の激しい運動は体を興奮させてしまうため逆効果 無理のない範囲で楽しみながら運動を習慣として続けることが大切 継続的な運動習慣によって睡眠の質が高まれば、結果として免疫力の向上や、日中の疲労回復にも貢献してくれます。 また、次の記事では運動で免疫力アップできる理由や適度な運動量について解説しているので、ぜひ参考にしてください。 睡眠不足に悩んでいる方は免疫細胞療法も選択肢の一つ 十分な睡眠が確保できず、免疫力の低下が心配な場合、免疫細胞療法を受けることも一つの選択肢です。 項目 詳細 治療の概要 人間が本来もっている免疫の力を人工的に高める治療法 治療の目的 がん治療において、がん細胞と戦う免疫細胞の力を強化する目的の治療法が、免疫機能全般の強化にも応用されている。 具体的な方法 患者様ご自身の血液を少量採取し、その中からウイルスやがん細胞などと戦う働きをもつ免疫細胞を取り出す。 専門の施設で数週間かけて、免疫細胞を数億個から数千億個というレベルまで培養・増殖させ、さらに働きが活発になるように活性化させる。 パワーアップさせた自己の免疫細胞を点滴によって再び体内に戻す。 ご自身の細胞を用いるため副作用も少なく、体への負担も比較的軽い治療法とされています。 睡眠の質を高めて免疫力低下を防ごう 免疫力の低下を防ぐためには、ただ長く眠るだけでなく、「睡眠の質」を高めることが重要です。 まずは始めやすいものから取り入れてみましょう。 規則正しい生活で体内時計を整える 就寝前の食事やスマホの使用を控える ぬるめのお風呂でリラックスする 快適な寝室環境を整える 日中の適度な運動習慣 しかし、多忙な生活で十分な睡眠が確保できない、あるいは免疫力の低下が特に心配だという方もいるでしょう。 そのような方には、ご自身の免疫細胞を培養・活性化させて体内に戻すことで、免疫機能の向上を目指す「免疫細胞療法」という選択肢もあります。 まずは睡眠の質を高める工夫を続け、それでも改善しないお悩みがあれば、ぜひ当院へご相談ください。
2020.07.11 -
- 免疫細胞療法
食生活の乱れが原因で、免疫力の低下を実感している方もいるのではないでしょうか。春や秋は、とくに寒暖差が大きく体調を崩しがちです。 免疫力が下がると、正常なときよりも多くの病気にかかりやすくなります。 免疫力を上げる一番やりやすい方法は、食生活に注意することです。免疫力を上げる食材を取り入れると、免疫力だけでなく体調も改善されます。 本記事では、免疫力を上げる食材や、免疫力を上げるために生活の中で注意すべきことについて解説していきます。 免疫力を上げる食生活を心掛け、季節の変わり目など体調を崩しやすい時期も健康に過ごしましょう。 免疫を上げる食べ物・食材3つ 免疫力を上げる食べ物は、主に3種類あります。 発酵食品や食物繊維が豊富な野菜 タンパク質が豊富な肉や魚 ビタミン類が豊富な野菜やナッツ類 免疫力を上げる食べ物を積極的に摂取しましょう。 発酵食品や食物繊維が豊富な野菜 発酵食品や食物繊維が豊富な野菜を食べて腸内環境を整えることで、免疫力を上げる働きが期待できます。 主に以下の発酵食品を積極的に取り入れましょう。 納豆は腸内環境を整えて免疫力を上げる働きだけでなく、血糖値の上昇を抑える効果にも期待できます。 酢が苦手な方は、酸味が緩和されているザクロ酢やりんご酢などがおすすめです。 また、以下のような食物繊維が豊富な食べ物も免疫力向上につながります。 野菜 ブロッコリー キャベツ ほうれん草 にんじん トマト かぼちゃ インゲン豆 など 果物 リンゴ バナナ オレンジ いちご ラズベリー ブルーベリー など 穀物 玄米 オートミール 全粒小麦パン 全粒粉パスタ 麦 とうもろこし など 豆類 ひよこ豆 レンズ豆 黒豆 大豆 など ナッツ アーモンド ピスタチオ くるみ など 野菜やとうもろこし、大豆は食事の中で簡単に取り入れられます。ナッツ類が食べられない方は、野菜や果物を積極的に摂りましょう。 タンパク質が豊富な肉や魚 免疫細胞を作るために必要なタンパク質が豊富な食材を摂取すると、免疫力向上につながります。 主に以下のような食材を取り入れましょう。 ダイエット中は肉や魚を控えるケースがありますが、タンパク質が慢性的に不足すると免疫力低下の原因になります。 肉類や魚類のほか、大豆製品にもタンパク質が含まれていますので、積極的に摂りましょう。 摂りすぎは逆効果になってしまうため、適切な量のタンパク質を摂取することが大切です。 ビタミン類が豊富な野菜やナッツ類 ビタミン類は免疫力を上げるために必要不可欠な栄養素です。 ビタミンA にんじんなどの緑黄色野菜 卵黄 バター、マーガリン、チーズなどの乳製品 うなぎ ビタミンC 果物(柑橘系、キウイ、いちごなど) 野菜(パプリカ、ブロッコリー、芽キャベツなど) じゃがいも、さつまいもなどの芋類 お茶(玉露、煎茶など) ビタミンE アーモンド、ナッツ類 油(ひまわり油、オリーブオイル、マヨネーズなど) 魚介類(うなぎ、たらこ、ぶりなど) 野菜(ほうれん草、玉ねぎ、枝豆、なす、にらなど) ビタミンAは目や皮膚などの粘膜を正常に機能させる働きがあります。レバーはビタミンAが豊富なことで知られますが、卵黄やバターなどの方が日々の食事の中で摂りやすいでしょう。 ビタミンCには白血球の働きを強化させ、免疫力低下を予防する役割があります。口にする機会が多いブロッコリーや、日本人に身近な煎茶などにビタミンCが含まれています。 油脂類や魚介類に豊富に含まれているビタミンEは、活性酸素の除去や血行促進に効果的です。 免疫力を低下させてしまう食生活の注意点 免疫力を上げる食材を食べていても、普段の食生活で免疫力を低下させてしまう可能性があります。 体温の低下を招く飲食物のとりすぎ タンパク質の不足 アルコールの多量摂取 免疫力の低下を防ぐために注意すべき点について解説します。 体温の低下を招く飲食物のとりすぎ 水分量の多い野菜・果物や冷たい飲み物などの体温の低下を招く飲食物のとりすぎには注意が必要です。体温が低下すると血行が悪くなり、免疫力の低下につながります。 暑い時期はとくに、冷たい飲み物をとる機会が多くなるでしょう。また、トマトやきゅうりなど、水分量の多い野菜が旬の季節です。 トマトやきゅうりには、ビタミンなどの栄養が豊富に含まれていますが、とりすぎると体温低下につながり逆効果になってしまいます。 冷たい飲み物や水分量の多い食材をとる際は、適量を心がけましょう。 タンパク質の不足 免疫細胞をつくるために必要なタンパク質の不足は、免疫力低下につながるため注意が必要です。 現代の日本人の中には、極端な食事制限やダイエットが原因でタンパク質が不足している人が増えています。 体の健康のためにも、免疫力低下を招くほどの食事制限やダイエットは避けた方が良いでしょう。 アルコールの多量摂取 アルコールを多量摂取すると腸内環境が乱れ、免疫力の低下を招くため注意が必要です。 厚生労働省「節度ある適度な飲酒」では、日本人の1日の適度なアルコール摂取量は、約20g※とされています。 ※厚生労働省「アルコール」 ビールに換算すると、中瓶1本(500ml)が適量とされていますので、アルコールを摂取する際は多量に摂取しないよう心掛けましょう。 また、体調が優れない時や免疫力が低下していると感じる場合は、禁酒することも重要です。 免疫力を上げる食べ物以外に免疫細胞療法も選択肢のひとつ 食事に気を付けることも大切ですが、免疫力を上げるために免疫細胞療法を受ける選択肢もあります。 免疫細胞療法は、患者さまの免疫細胞を体外で数を増やして体内に戻す方法です。活性化した細胞は病原体などの異物への対抗力が強くなります。 がん細胞に対する防御力も高まるため、がんの進行を抑えられる可能性にも期待できる治療法です。 患者さまの免疫細胞のみを使用するため、副作用や体への負担が少ない治療方法として注目されています。 【まとめ】免疫力を上げるには食生活の見直しと免疫細胞療法を検討しよう 食生活の見直しは、免疫力を上げるためにすぐにできる方法です。 栄養素の高い食べ物を積極的に取り入れ、体調が崩れにくい健康な体を作っていきましょう。野菜や卵など、入手しやすい食材だけでも栄養素が豊富に摂取できます。 不足している栄養素やアルコールの摂取量にも気を付けながら、バランスの良い食生活を送ることが大切です。 免疫力を上げ、病原菌などから体を守ることが期待できる免疫細胞療法をご検討の方は、当院リペアセルクリニックにご相談ください。
2020.07.10 -
- 免疫細胞療法
風邪をひきやすい、体調が優れない、すぐに疲れるといった症状に悩まされていませんか? その原因は「免疫力の低下」や「抗体量の減少」かもしれません。 しかし、免疫や抗体の違いやそれぞれがどのような働きをしているのかよくわからないという方も多いでしょう。 本記事では、抗体と免疫の違いや抗体の働きをわかりやすく解説します。 これらの知識を身につけて、体調不良改善への第一歩を踏み出しましょう。 当院リペアセルクリニックでは、治療によって免疫力を高める免疫細胞療法をご提供しています。 免疫細胞療法について気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。 抗体と免疫の違い 免疫と抗体は密接に関連していますが、実は大きな違いがあります。 それぞれの特徴や違いは、以下の通りです。 項目 免疫 抗体 定義 体を外敵から守る防御システム全体 免疫システムの一部として作られるタンパク質 範囲 自然免疫と獲得免疫を含む広範囲な機能 獲得免疫に属する特定の防御機能 働き 病原体の検出、排除、記憶など多機能 特定の抗原と結合して無力化する 主体 さまざまな免疫細胞(白血球、マクロファージなど) B細胞によって生成されるY字型タンパク質 免疫はカラダを守る防衛システム全体であるのに対し、抗体はその中の一つの武器に過ぎません。 分かりやすく例えると、免疫は「国の防衛組織」で、抗体は「その組織が使う特殊な武器」のようなものです。 本章では、免疫と抗体の仕組みについてそれぞれ解説します。 免疫の仕組み 抗体の仕組み 体調が優れず免疫力の低下を感じている場合は、まず免疫と抗体について理解することで適切な対策が見えてきます。 免疫の仕組み 免疫とは、私たちの体を病原体から守る「体内の防衛システム」のことです。 この防衛システムは主に「自然免疫」と「獲得免疫」の2つに分かれています。 自然免疫は生まれながらに持っている防御システムで、皮膚や粘膜のバリア、体内に侵入した病原体を素早く攻撃するマクロファージやNK細胞などが含まれます。 一方、獲得免疫は自然免疫で対処できなかった病原体に対するより高度な防御システムで、T細胞やB細胞が中心となって働きます。 獲得免疫は、一度遭遇した病原体を記憶し、次に同じ病原体が現れた時により効果的に排除できるよう準備します。 抗体はこの獲得免疫の重要な武器のひとつです。 抗体の仕組み 抗体とは、免疫細胞が作り出す「敵を見つけて捕まえる特殊なタンパク質の一種」です。 具体的な働きとしては、体内に入ってきた病原体(ウイルスや細菌など)を特定して結合し、病原体が細胞に侵入するのを物理的に阻止します。 抗体は一度特定の病原体と戦うと、その病原体の特徴を「記憶」します。 そのため、同じ病原体が再び体内に入ってきたときには、素早く大量の抗体を作って対応できるようになります。 この仕組みがワクチンの基本原理でもあります。 抗体が十分に作られ効果的に働くためには、免疫システム全体が健康であることが大切です。 抗体はどのような働きをしている? 抗体は侵入した病原体(抗原)に対して、以下の4つの重要な働きをしています。 中和作用 オプソニン化作用 補体活性化 抗原抗体反応 体調不良が続く方は、これらの働きが十分に機能していない可能性があります。 以下では、抗体の4つの主要な働きについて詳しく解説します。 中和作用 中和作用は、抗体が病原体に直接くっついて動きを封じる働きです。 例えるなら、敵の武器を使えなくするようなものです。 ウイルスが細胞に感染するには、ウイルス表面の突起(スパイク)が細胞の受容体にくっつく必要があります。 抗体はこのスパイクに結合することで、ウイルスが細胞にくっつけなくなります。 コロナウイルスやインフルエンザウイルスの場合、この中和作用によって感染を防いでいるのです。 また、細菌が出す毒素にも抗体が結合することで、毒素の効果を無効化します。 オプソニン化作用 オプソニン化作用は、抗体が病原体に目印をつける働きです。 目印をつけることで、マクロファージや好中球などの「食細胞」が病原体を見つけて食べやすくなります。 具体的には、抗体が病原体にくっつくと、食細胞の表面にある「Fcレセプター」という受容体が抗体を認識します。 これが合図となって、食細胞は病原体を素早く包み込み、体内から排除する仕組みです。 体調が優れないときは、抗体の「目印をつける働き」や免疫機能が一時的に弱まっている可能性があります。 補体活性化 補体活性化とは、抗体が病原体と結合して病原体を破壊する作用です。 抗体が病原体と結合すると、血液中に存在する「補体」というタンパク質群が活性化され、以下のような働きを始めます。 病原体の表面に穴を開ける より多くの免疫細胞を呼び寄せる 病原体を包み込んで分解しやすくする この作用により、細菌などの病原体を効率よく破壊できるのです。 補体システムが正常に機能しないと、感染症にかかりやすくなってしまいます。 抗原抗体反応 抗原抗体反応とは、抗体が「敵(抗原)」を見つけて結合し、そこから体の中でさまざまな防御活動が始まる一連の流れのことです。 この反応によって、感染細胞の排除が促されます。 例えば、ウイルスに感染した細胞の表面には、ウイルス由来のタンパク質(抗原)が表示されます。 抗体がこの抗原に結合すると、NK細胞などの免疫細胞に「この細胞は感染しています」という信号が送られ、感染細胞の破壊が促されるのです。 また、この反応はアレルギーの原因にもなります。 花粉などのアレルゲン(抗原)に過剰に反応して、くしゃみや鼻水などの症状を引き起こすのも抗原抗体反応です。 抗体を増やす土台となる免疫力を上げる免疫細胞療法について 抗体を増やすには、土台となる「免疫力」を上げることが重要です。 免疫力を上げて感染症、アレルギー、ガンなどの疾患を予防する「免疫細胞療法」をご紹介します。 免疫細胞療法では、患者さま自身の免疫細胞を体外で培養・活性化させ、再び体内に戻すことで免疫力を高めます。 とくに注目されているのが「高活性NK細胞免疫療法」です。 NK細胞は生まれつき持つ「ガン細胞やウイルス感染細胞を攻撃する細胞」で、この細胞を採血して特殊培養し、数百~数千倍に増殖・活性化させて体内に戻します。 自分の細胞を使うため安全性が高く、副作用も少ないのが特徴です。 免疫細胞療法は、がん予防だけでなく、風邪をひきやすい方や免疫力低下が気になる方への選択肢となります。 抗体と免疫の違いに関するよくある質問 抗体と免疫の違いに関するよくある質問を紹介します。 抗原と免疫の違いは? 免疫力と抵抗力の違いは? これらは似ている言葉でも役割が大きく異なります。それぞれの違いを見ていきましょう。 抗原と免疫の違いは? 抗原は「免疫反応を引き起こす物質」であり、免疫は「その抗原から体を守るシステム」です。 つまり、抗原は外からの侵入者や異物であり、免疫はそれに対抗する体の防衛軍です。 抗原には、ウイルスや細菌だけでなく、アレルギーの原因となる花粉や食物の一部などさまざまなものがあります。 これらが体内に入ると、免疫システムが「異物」として認識し、抗原を排除する仕組みです。 免疫力が低下していると抗原を排除しきれず、感染症などの原因となることがあります。 免疫力と抵抗力の違いは? 免疫力は「特定の病原体に対する防御能力」であるのに対し、抵抗力は「あらゆるストレスや外的要因に対する体全体の総合的な抵抗性」を指します。 免疫力とは、体内に侵入した細菌やウイルスなどを見つけて退治する働きのことです。 一方、抵抗力はもっと広い概念で、免疫力に加えて皮膚のバリア、体温調節、栄養状態、ストレス耐性なども含む体全体の守りの力です。 風邪をひきやすい方は、単に免疫力だけでなく、睡眠不足やストレスなどで総合的な抵抗力が低下している可能性もあります。 抗体は免疫機能の一部で感染した細胞を排除するために重要な役割をもつ 免疫とは体を守る総合的な防衛システム全体を指し、抗体はその中で感染した細胞を排除する役割を持ちます。 抗体は免疫機能の重要な一部として、中和作用、オプソニン化、補体活性化、抗原抗体反応という4つの働きで病原体から私たちを守っています。 これらの働きが十分に機能するためには、健全な免疫機能が必要です。 風邪をひきやすい方や体調不良を感じる方は、抗体だけでなく免疫力を高める対策が重要です。 その選択肢として、自分の細胞を活性化させて体に戻す免疫細胞療法があります。 免疫細胞療法について興味がある方は、当院「リペアセルクリニック」へお気軽にお問い合わせください。
2020.07.06 -
- 免疫細胞療法
免疫力とは体の中にある菌やウイルスなどを攻撃する防御機能で、生まれたときから体に備わっている防御機能です。 免疫力の低下は年齢だけでなく、睡眠不足や日常生活の食生活の乱れ、仕事などでのストレスも原因となります。 この記事では、免疫力が低下しているかどうかのセルフチェックから、免疫力が低下する原因や改善が期待できる再生医療についても解説していきます。 免疫力が低下するとあらわれる症状とは? 免疫力が低下するとあらわれる主な症状は以下の通りです。 風邪やインフルエンザなどの感染症 口内炎や結膜炎などの炎症 肌や皮膚の荒れ 病気やケガが治りにくい 脚や顔のむくみ 免疫力が低下すると、上記のようにインフルエンザなどの感染症や口内炎などの炎症、肌荒れなど多くの症状が見られます。 これらの症状は免疫力が低下しているとさらに悪化する可能性があるため、注意が必要です。 免疫力低下を診断するためのセルフチェックリスト 日常生活のなかで、以下のセルフチェックリストに当てはまる方は免疫力が低下している可能性があります。 風邪をひきやすい 咳がよく出る 風邪をひくと長引く 耳が聞こえにくい 泌尿器系の感染症が繰り返し起こる 食事が偏っている 食欲不振気味である 口内炎ができる 運動する習慣がない 日常的にストレスを感じる 倦怠感がある 疲れやすい 睡眠不足である 傷が治りにくい 肌や皮膚が荒れている 冷え性である 上記の項目に当てはまる数が多ければ多いほど、免疫力が低下している可能性が高いため、注意が必要です。 免疫力が低下している可能性があるという方は、これから紹介する免疫力低下の原因や、免疫力を上げる方法をご確認ください。 免疫力が低下する原因 免疫力が低下する原因は、栄養のバランスの乱れや、不規則な生活による睡眠不足、自律神経の乱れによるストレス、冷え性など血管の収縮により血流が悪くなるなど多くあります。 また、女性の方は妊娠中はホルモンバランスの乱れによる免疫力の低下などがあるため、腸内を温めることや、タンパク質や食物繊維など栄養価の高い食品を摂取することが大切です。 他にも加齢や暴飲暴食、喫煙、遺伝などの原因により、免疫不全疾患を発症している場合もあります。 免疫力が低下しやすい体質チェック! 以下の項目に当てはまる方は、免疫力が低下しやすい体質ですので、チェックしてください。 集中力が続かない 野菜を食べない 運動不足 ストレスを感じやすい 睡眠時間が少ない 無気力になることが多い 免疫力の低下は遺伝や日常生活における栄養の偏りなど個人差はありますが、体温と免疫力にも深い関係性があります。 上記の項目にあてはまる方は、次に紹介する免疫力を上げる方法を実践してください。 免疫力を上げる方法 免疫力を上げる方法は、以下の2つです。 生活習慣の改善 バランスの良い栄養補給 日常生活で免疫力を高めることを意識することから始めることが重要ですので、参考にしてください。 生活習慣の改善 免疫力を高めるには無理のない運動や十分な睡眠を取ること、お風呂ではシャワーではなく湯船に浸かり体温を上げるなど、生活習慣を見直す必要があります。 運動ではウォーキングなど体への負担がかからないようにすることや、就寝前の飲酒やスマホを控えることが重要です。 また、体温が低下することにより、血流の悪化や体内の細胞の不活性化が原因で臓器や身体機能が低下するため、入浴時は肩まで浸かるようにするなど、体温を高める習慣を身につけましょう。 バランスの良い栄養補給 魚や卵、大豆などのタンパク質や、ビタミン、ミネラル、発酵食品など、バランスの良い栄養補給は、免疫力を高めます。 バランスの良い栄養補給をすることにより、腸内環境が改善するためです。 他にもショウガやニンニク、玉ねぎなどの野菜類や、山椒、唐辛子などの香辛料を料理で使用して、主食、主菜、副菜なども意識することにより、免疫力向上が期待できます。 免疫療法による治療 医学的な方法で免疫力低下を改善する治療法として「免疫細胞療法」が挙げられます。 免疫細胞療法とは、本人の血液から取り出して培養した免疫細胞を点滴で戻すことで活性化した免疫細胞を増やす治療法です。 副作用や体への負担が少ない治療法で、免疫力に悩んでいる人にとってその悩みを大幅に改善できる可能性があります。 【まとめ】免疫力低下による症状が続く際は医療機関を受診しよう 免疫力の低下により、紹介したチェックリストにあてはまる症状が続く場合は、医療機関を受診する必要があります。 免疫力の低下が続くと、インフルエンザなどの感染症だけでなく、がんのリスクを増加させる可能性があるため、注意が必要です。 免疫細胞療法は本人の血液を使用するため、副作用や感染症、再発などのリスクを軽減できる可能性があります。 免疫力を高めるためには、日常生活における習慣の改善も必要ですが、遺伝や加齢などで悩む方は、免疫細胞療法も選択肢の一つです。 当院「リペアセルクリニック」でも、健康の促進・がん予防・がんの再発予防が期待できる面性細胞療法に力を入れておりますので、お気軽にご相談ください。
2020.07.04