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- 免疫細胞療法
がんは日本人の2人に1人※が生涯でかかると言われる、非常に身近な疾患です。 ※参照:がんの罹患数と死亡数 一方で、近年の研究ではがんのリスクは食生活などの生活習慣の見直しによって低減できる可能性があり、医療専門家からも重要性が指摘されています。 しかし「がん予防に良いってどんな食べ物?」「具体的に何をどう食べたらいいか分からない」といった、疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか? 本記事では、がんの予防や再発リスクの低減が期待される食品・飲み物を日々の生活に取り入れやすい形でご紹介します。 毎日の食事を少し意識するだけでも、健康維持に役立つ可能性があります。 無理なく続けられる食生活を取り入れるためにも、ぜひ本記事を参考にしてください。 癌(がん)が嫌う食べ物・飲み物を紹介 癌(がん)のリスク低減が期待できる食べ物・飲み物を以下で紹介しています。 緑黄色野菜・果物 魚(オメガ3脂肪酸を含む) 海藻類 全粒穀物 コーヒー ぜひ参考にして、日々の食生活に取り入れましょう。 注意したい食材については、以下の動画でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/b4q5Fmldk4Q?feature=shared 緑黄色野菜・果物 以下のような緑黄色野菜や果物は、健康維持や生活習慣病対策に役立つ栄養素が豊富に含まれています。 ブロッコリー、にんじん、ほうれん草、かぼちゃ 果物など 緑黄色野菜に多く含まれるβカロテン・ビタミンC・ビタミンEは、細胞を傷つける活性酸素を除去し、DNAの損傷や老化の抑制につながることも。 またブロッコリーには、スルフォラファンという成分が含まれており、この成分ががん細胞の増殖を抑制する可能性がある※といわれています。 ※出典:国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 ブルーベリーやぶどうのポリフェノール、柑橘類のビタミンCやフラボノイド、りんごのペクチンなども、免疫力の向上や腸内環境の改善に貢献します。 一日の目安としては、野菜は350g以上、果物は200g~300g程度※が推奨されているため、適量を取り入れるのがおすすめです。 ※参照:厚生労働省「食事バランスガイド」 魚(オメガ3脂肪酸を含む) サバ・イワシ・サンマ・アジなどの青魚に含まれるオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)は、以下のような働きが期待できる成分です。 細細胞の正常な機能維持をサポート 血液をサラサラにし、循環器疾患の予防に貢献 良質なたんぱく質が免疫力や筋力の維持をサポート 健康全体の維持にもつながる栄養源 オメガ3脂肪酸は研究で「がんの進行抑制や予防の補助的役割※」が示唆されていますが、あくまで予防的なサポート成分であり、治療薬の代替とはなりません。 ※出典:Annual Review of Nutrition 青魚は体全体の健康のためにも、週に2〜3回は青魚を中心とした魚料理を取り入れるとよいでしょう。 日常の食事に取り入れやすい青魚を活用し、バランスの取れた食材として、がんや生活習慣病の予防に取り組みましょう。 海藻類 わかめ・昆布・ひじき・もずく・のりなどの海藻類は、水溶性食物繊維やミネラルが豊富で腸内環境の改善に効果的とされています。 また、これらの海藻類は以下のようなメリットがあります。 腸内環境のサポート 代謝やホルモンバランスへの寄与 ヘルシーで満腹感がある アレンジ自在で続けやすい 特に、海藻類は加工されていない天然の海藻を選ぶことで、より自然な栄養が摂取できるのも大きなポイントです。 毎日少量ずつでも継続して摂ることが健康維持につながるので、意識して食事に摂り入れましょう。 全粒穀物 全粒穀物とはぬかや胚芽などを残した精製されていない穀物であり、玄米・全粒粉パン・オートミールなどの食材が代表的です。 これらは白米や白パンと比べて、ビタミンB群・マグネシウム・亜鉛・食物繊維といった栄養素を豊富に含みます。 また、全粒穀物は以下のような効果が期待できます。 腸内環境を整える 老廃物の滞留を防ぐ 抗酸化成分を含む 血糖をコントロール 生活習慣病リスクの低減 全粒穀物は、白米に玄米や雑穀を混ぜたり、朝食にオートミールを取り入れたりと、日々の食事に手軽に加えることが可能です。 コーヒー 以下の成分が含まれるコーヒーは、近年の研究によりがん予防効果が期待されている飲み物のひとつです。 クロロゲン酸(ポリフェノールの一種) カフェイン クロロゲン酸やカフェインには強い抗酸化作用や抗炎症作用があり、細胞の老化やDNA損傷を防ぐ働きがあります。 そのためコーヒーは肝臓がん・大腸がん・子宮体がんなどの予防効果が期待できるとされています※。 ※出典:国立がん研究センター「がんとコーヒー」 ただし、砂糖やミルクは多く加えることでカロリーや糖分が増えるため、控えめにしましょう。 また、1日2~3杯を目安にし、就寝前の摂取は避けるなど飲むタイミングにも注意が必要です。 がんリスクを高める可能性がある食品 がんを予防するには「摂るべき食材」だけでなく、以下のような「控えたい食品」についておさえておくことも重要です。 加工肉・赤肉 塩蔵食品 高脂肪食品 アルコール・砂糖含む飲み物 熱い飲食物 ここでは、日常的に口にしがちな食品の中で、注意すべきポイントやリスクについて詳しく解説します。 加工肉・赤肉 以下のような加工肉保存や発色を目的として、亜硝酸塩や発色剤などの添加物が使用されています。 ハム ソーセージ ベーコン など これらの成分の一部については、体内でニトロソ化合物という発がん性物質に変化し、大腸がんをはじめとするがんのリスクを高める可能性があると言われています。 WHO(世界保健機関)では、加工肉を「人に対しておそらく発がん性がある」※と分類しており、日常的な摂取に警鐘を鳴らしている状況です。 ※参照:農林水産省「国際がん研究機関(IARC)の概要とIARC発がん性分類について また、赤肉(牛・豚・羊など)についても、過剰な摂取によりがんの発症リスクが高まる可能性が指摘されています。 ※出典:国立がん研究センター「赤肉・加工肉のがんリスクについて」 特に、焼き肉やステーキなど高温で調理された肉には、ヘテロサイクリックアミンや多環芳香族炭化水素といった発がん性物質が生成されやすくなります。 ただし肉はタンパク質や鉄など重要な栄養素も含むため、完全に避けるのではなく、摂取量と調理法に注意を払うことが大切です。 目安としては、赤肉は週500g未満(※)に抑えること、加工肉はできる限り頻度を減らすことが望ましいでしょう。 ※参照:国立がん研究センター「多目的コホート研究(JPHC Study)」 植物性タンパク質や魚、大豆製品などをバランスよく取り入れることがおすすめです。 塩蔵食品 たらこ・塩辛・梅干し・漬物・干物などの塩蔵食品は、長期保存するために塩分を多く使って漬け込んだものです。 これらは日本の食文化に深く根付いている食品ですが、長期保存を目的に多くの塩分が使用されるため、摂取量には注意が必要です。 胃内の塩分濃度が高まることで胃粘膜が傷つき、慢性的な胃炎が引き起こされ、発がん物質の影響を受けやすい状態になると報告されています。 さらに、ピロリ菌という細菌が関与する胃がんも、塩分の高い環境下では感染や炎症が起こりやすくなり、がんの進行を助長する可能性があるとされています。 ※出典:国立がん研究センター「食塩・塩蔵食品摂取と胃がんとの関連について」 減塩対策方法としては、以下の方法が効果的です。 漬物や塩辛の量を減らす 減塩タイプの商品を選ぶ 味付けを薄味にして酢や出汁などで風味を補う 現在は冷蔵・冷凍技術が発達し、塩分に頼らずとも食品の保存が可能です。 健康維持のためにも、食塩の摂取量には意識的に注意しましょう。 高脂肪食品 高脂肪食品とは脂質を多く含む食品や調理法により油を多用した食品を指し、代表例としては以下のようなものがあります。 揚げ物(フライ・天ぷら・唐揚げ) スナック菓子・菓子パン・ファストフード バターやラードを多く使った洋菓子 など これらの食品には、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸が多く含まれ、摂取しすぎると体脂肪の増加やホルモンバランスの乱れを引き起こします。 とくに肥満は、乳がん、大腸がん、膵臓がん、腎臓がんなど多くのがんと関係がある※ことが明らかになっています。 ※参照: 国立がん研究センター 閉経前・後ともに肥満は乳がんのリスクに 日本癌学会 日本癌学会主催 第24回日本癌学会市民公開講座 講演1「肥満とがん」より 効果的な対策としては、揚げ物の頻度を減らすだけでなく、調理法を見直すことです。 蒸す・茹でる・焼くといった調理法を取り入れ、油の使用量をコントロールしましょう。 また、脂質を完全にカットするのではなく、以下のようなオメガ3脂肪酸を含む体に良い脂質へ置き換えましょう。 青魚 ナッツ アボカド オリーブオイル など このような脂質の置き換えが、健康的な食生活に繋がります。 アルコール・砂糖含む飲み物 アルコールと砂糖を多く含む飲み物もがんリスクを高める要因として、数多くの研究で報告されています。 アルコールは「グループ1=ヒトに対しておそらく発がん性がある※」と分類されており、特に以下のがんとの関連があると言われています。 ※出典:農林水産省「国際がん研究機関(IARC)の概要とIARC発がん性分類について」 口腔がん 咽頭がん 食道がん 肝臓がん 乳がん ※出典;「日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会」 飲酒量が多いほどリスクは高まるので、毎日の過剰摂取は要注意です。 また、アルコールが入っていない場合でも、糖分を多く含むジュースや炭酸飲料なども健康に影響を及ぼします。 健康的な飲み物としては、水・麦茶・緑茶・ルイボスティー・無糖の炭酸水などがおすすめです。 アルコールの代わりにノンアルコールビールやお茶を取り入れるなど、飲酒習慣の見直しも効果的な方法です。 飲み物は日常的に摂取するものだからこそ、ちょっとした積み重ねが健康に影響を及ぼすため、注意しましょう。 熱い飲食物 以下のような熱すぎる飲み物や料理も、がんリスクを高める可能性があります。 熱い緑茶やコーヒー スープ ラーメンなど 世界がん研究基金(WCRF)や国際がん研究機関(IARC)は、65℃以上※の高温の飲食物を常習的に摂取すると、食道がんのリスクが上昇するとされています。 ※参照;農林水産省 国際がん研究機関(IARC)によるコーヒー、マテ茶及び非常に熱い飲料の発がん性分類評価について 高温の飲食物が食道や口腔の粘膜を繰り返し傷つけることで、炎症が慢性化し、細胞の変異を招きやすくなるためです。 加えて、アルコールと一緒に摂取することで、粘膜への刺激が倍増し、がんリスクがさらに高まる可能性があります。 対策としては、飲食物の温度を適度に冷ましてから口にする習慣を身につけることが有効です。 熱すぎると感じたら数十秒待つ、一度器に移すなどの小さな工夫でリスクは軽減できます。 がん予防するための食生活のポイント がんを遠ざけるためには、特定の食品だけに頼るのではなく、日々の「食習慣全体」を見直すことが大切です。 以下に、実践しやすいポイントをまとめます。 バランスの取れた食事 野菜・果物・魚・豆類・発酵食品を組み合わせて、免疫力の維持と炎症の抑制をサポート 規則正しい食事 朝食抜きや深夜の食事は代謝の乱れに繋がるため、1日3食を決まった時間がおすすめ 加工食品を控える 添加物の摂取を減らすためにも、自炊中心で新鮮な食材を選ぶのが理想的 食事+運動の併用 ウォーキングや軽いストレッチなどを日常に取り入れ、肥満や慢性炎症を予防 全てを完璧に実践するのはなかなか難しいものですが、できることから少しずつ始めていくことをおすすめします。 【まとめ】癌が嫌う食べ物を避けつつ、バランスの良い食生活の実践を がんは誰にとっても身近なリスクですが、毎日の食生活を見直すことで、そのリスクを減らすことが期待できます。 以下のような食材を積極的に取り入れながら、加工肉や高脂肪食品・過度なアルコール摂取は避けましょう。 緑黄色野菜・果物 魚(オメガ3脂肪酸を含む) 海藻類 全粒穀物 コーヒー また、特定の食材に頼るのではなく、「食べ方」「習慣」「生活リズム」を総合的に見直すことが重要です。 できることから少しずつ実践して、長く続けられる健康習慣を身につけることが、がんを防ぐ第一歩となります。 今日から習慣を見直し、生活リズムを整え、バランスの良い食生活を意識して取り入れていきましょう。
2020.03.13 -
- 免疫細胞療法
実は、ボディビルダーは「風邪をひきやすい?」 あの、凄い筋肉量と、いかにも強靭そうで強い肉体を持っている「ボディビルダー」、トレーニングを重ねているため基礎代謝が良く減量などとは無縁。すごくて健康そうに見えます。!病気などにも縁がなくウイルスや細菌などぶっ飛ばしてしまいそうなイメージってありませんか。 しかし…ご存知でしたか?意外ですが「風邪をひきやすい・・・!」ということ? 全ての方がそうではありませんが実は、風邪をひくことで悩んでいるボディビルダーが多いと言います。ボディビルダーのイメージとは真逆ですね。そこで今回は、いかにも丈夫で健康の権化のようなボディビルダーが実のところは風邪ひきやすい!ということについて、その原因と対策を解説します。 ボディビルダーが風邪ひきやすい原因とは? 私たちは、ある意味出来上がった姿である鋼のようなボディビルダーを拝見している訳です。その鋼のような姿になるという部分に何かありそうですね。 ボディビルダーが風邪ひきやすい原因として第一に考えられるのが「激しいトレーニングをしている」ことです。「え?トレーニングって鍛えてるという体にに良さそうなイメージがあるけど?」「運動って免疫力を高めるんじゃないの?」と思われた方も少なくないでしょう。 実は、どんな運動でも運動であれば「免疫力」を高められるというものではないのです。「免疫力」を考えて運動するのであれば「適度な運動を、継続的に行う」これが重要になります。 激しい運動の連続は、体にとってはストレスとなり、ストレスは免疫力を低下させてしまうからです。健康的に体に負荷を与えるには負担にならない適度な運動であることと、それを継続することが大切なのです。 あの超人のようなボディビルダーとしての肉体を作り上げるためのトレーニングは、健康とはまったく別もの。 理想の魅せるための肉体作りは、一般人とは違う超ハードなトレーニングを行うことが多く、これが肉体的なストレスとなって免疫力を低下させてしまいます。また、見せるための肉体改造はトレーニングだけでは完成しません。 トレーニングに合わせて無駄な脂肪を取り去るための食生活が待っています。それは、一般人のメニューとは違っていて食事回数や、食事の内容、そのカロリーなど、脂肪をとことん、そぎ落とすことに注力し、徹底的に「体脂肪率が低い」状態を作り出します。 この体脂肪が低い状態こそが「風邪のひきやすさ」に関係しています。なぜなら脂肪は、体温を維持する役割を担っており、ボディビルダーのように脂肪が少ないと、その効果が薄く、体温が低下しやすくなるのです。 病気に対する抵抗力である免疫力は、体温が高いほど高まる傾向にあります。脂肪が薄くて体温が下がりやすいボディビルダーは基本的に免疫力が低くなりやすいのです。 このように、ボディビルダーは理想の肉体作りのための行動が免疫力を低下させてしまい、風邪をひきやすくなります。イメージからは意外に思われましたが、意外に病気になりやすい不健康ともいえる状態とも言えます。このように理屈が分かると風邪をひきやすくなることにもうなずけます。 風邪をひきやすいのは免疫力の低下が原因 きつい食事の回数やカロリーなどのコントロールに加え、ハードなトレーニングによる身体作りがかせないボディビルダーにとって「風邪をひきやすい」といった病気への抵抗力が弱くなりがちのは仕方がないのでしょうか? 逆に無視することはできません。激しいトレーニングと厳しい減量という大変な想いをして作り上げた肉体はコンテストで評価されることに意義があるからです。場合によっては重症化し、コンテストに向けたトレーニングや食生活を含めたコントロールに大きな支障をきたす可能性もあります。 免疫とは、私たちの体には侵入した異物を排除する仕組みで、身体を病気から守ってくれる自己防衛システムのことです。たとえば風邪のウイルス菌が体内に侵入すると、それを撃退します。その仕組みこそが『免疫』です。 この免疫について、ボディビルダーに限らず、厳しいトレーニングを積み、鍛えられた肉体を持つアスリートは、免疫力が高いはずという思い込みがありますが実はそうではないということになります。 先にも申しましたが適度な運動で免疫力はアップしますが、逆に激しい運動はかえって免疫力を低下させます。例えばマラソンなどの強度の強い運動をした人は、しなかった人に比べて運動後に上気道感染症(風邪)にかかる率が2~6倍増加したという報告もあるほどです。 免疫力を高めて真の強靭なボディビルダーを目指す免疫細胞療法 そんなボディビルダーが免疫力を高め、風邪に強い体作りを目指すのであれば「免疫細胞療法」という先端治療を検討してみてはいかがでしょうか。免疫細胞療法は、体内に侵入した病原菌を攻撃する免疫細胞を採血等で取り出し、培養してから体内に戻すことで免疫力を高める治療法です。 免疫力を高めることによって風邪だけでなく、アレルギーやさまざまな感染症、更にがんの予防にも役立ちます。じかも、自分の体内から取り出した細胞を培養するため、アレルギーや、ドーピングなどに抵触することがありません。 ここではボディビルダーを例にお話をしましたが、このような免疫力の低下は、激しい運動やトレーニングを行うスポーツ選手全般にとっての課題ではないでしょうか。極限まで頑張るアスリートにとって健康に気づかうことは非常に大切。 アスリートが結果を出すために、そのパフォーマンスを最大に引き出すには免疫の高い身体づくりは非常に大切なことではないでしょうか。必要な時に必要なパフォーマンスを実現するのはスポーツ選手の目標です。 せっかくのトレーニングや練習を無駄にしない。このような先端治療方法があることを知り、自身の体調コントロールに役立て、良い結果を導き出せればよいのではないかと思います。 まとめ/ボディビルダーは風邪をひきやすい? ボディビルダーにとって、肉体作りを邪魔する風邪の存在は決して無視できないものですが、ハードなトレーニングと、ハードな体脂肪管理によって、どうしても風邪ひきやすくなることは否めません。 ボディビルダーだけでなく、ハードなプレーや、トレーニングなどの運動が多いスポーツ選手、アスリートは、必要な時にパフォーマンスを発揮するためにも免疫細胞療法による治療法を検討してみてください。 興味がればお問い合わせ下さい ▼ スポーツ外傷(筋・腱・靭帯損傷)に対する再生医療 当院の再生医療は、スポーツ選手のパフォーマンス(QOL)を維持する治療を推進しています 監修:リペアセルクリニック大阪院
2020.03.01 -
- 免疫細胞療法
「運動後に風邪をひきやすくなった」「健康のために運動しているのになぜ風邪をひくの?」と疑問を抱いている方は多いのではないでしょうか。 激しい運動をすると一時的に免疫力が低下し、風邪をひきやすくなる場合があります。 この記事では、運動後の体調管理方法や免疫力の低下を防ぎ、風邪を予防する生活習慣まで、健康的に運動を続けるコツを詳しく解説します。 当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでは、免疫力の低下にアプローチできるとして注目されている再生医療に関する内容や症例を公開中です。 風邪によるパフォーマンスの低下や運動と免疫の両立などにお悩みの方は、再生医療の治療法についてご確認ください。 【結論】激しい運動は一時的に免疫力を下げ、風邪をひきやすくすることがある 激しい運動をすると、一時的に免疫力が低下し、風邪をひきやすくなることがあります。 風邪をひきやすくなる主な原因は、分泌型免疫グロブリンaと呼ばれる抗体の分泌量低下です。 分泌型免疫グロブリンaの特徴は、以下の通りです。※ ※出典:J‑STAGE「スポーツ現場における感染症の脅威とその対策」 唾液や目、鼻などの粘膜組織に分泌される抗体 病原体や毒素を無効化する働きがある 運動やストレスの影響を受けやすい 激しい運動の直後から分泌量が低下する場合がある 激しい運動を継続すると、慢性的に分泌量が減る可能性がある 激しい運動は分泌型免疫グロブリンaの低下だけでなく、細菌やウイルスと戦う白血球の減少や、ストレスホルモンによる免疫機能の抑制も引き起こします。 また、激しい運動をすると数日は免疫機能が低下する期間が現れるため、激しい運動の後は体の抵抗力が一時的に弱まり、風邪などの感染症にかかりやすくなると考えられています。 ただし適度な運動は免疫力の向上につながる 適度な運動は、免疫力の向上につながることがわかっています。 免疫力が向上する主な理由は、以下の2つです。 血行が促進され、免疫細胞が体内をスムーズに移動しやすくなる 副交感神経が優位になり、細菌やウイルスを排除する白血球の一種であるリンパ球が増加する また、厚生労働省によると免疫力を高めるには、毎日60分の歩行や家事などの活動や毎週60分の汗をかく程度の運動が効果的※とされています。 ※出典:厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準2023」 ウォーキングやストレッチなど、できる範囲から運動を習慣化しましょう。 運動で風邪を引かないための対策方法 運動で風邪を引かないための対策方法は、以下の3つです。 運動後すぐに体を冷やさない 水分と栄養をしっかり補給する 無理な運動を避けて休息を取る 風邪を予防しながら運動を続けるためには、日常の工夫や意識が重要です。体調管理を心がけながら、無理のない範囲で運動を楽しみましょう。 運動後すぐに体を冷やさない 運動で風邪を引かないための対策方法の一つに、運動後すぐに体を冷やさないことが挙げられます。 身体が冷えると血流が滞り、免疫力が低下する恐れがあります。 運動後の冷えを防ぐために注意したいポイントは以下の通りです。 クールダウンとして軽いジョギングやストレッチを行う 汗をかいたら、すぐにタオルで拭いたり着替えたりする 吸湿発熱素材と呼ばれる汗の水蒸気を熱に変化させる素材の服を着用する 運動後30分程度休んでから、ぬるめのお湯に入る 吸湿発熱素材の服は、汗の水蒸気を熱に変化させるため、汗による冷えを防ぐ効果が見込めます。 また、運動後30分~1時間ほど休んでから38度のぬるめのお湯に浸かるのも体を温める上で有効です。 しかし、運動直後の入浴は筋肉の疲労回復を妨げたり、心臓に負担をかけるおそれがあるため避けましょう。 水分と栄養をしっかり補給する 運動で風邪を引かないためには、水分と栄養の補給が欠かせません。 とくに運動後は、発汗によって水分やミネラル、ビタミンが失われがちです。 体内の水分が不足すると、鼻や口の粘膜が乾燥し、ウイルスなどの侵入を防ぎにくくなります。 また、ミネラルやビタミンは免疫細胞の働きを助け、免疫力を支える重要な役割を果たします。 水分や栄養素は、以下の点※に注意して摂取しましょう。 ※出典:アスリート育成パスウェイ「パフォーマンスに差を生み出す水分補給作戦」 運動中は1時間あたり200~300mlを3~4回が理想 運動後にも4~6時間は失った水分の150%を目安に補給する 水やスポーツドリンク、麦茶などを飲む 水分を摂りすぎると体液が薄まり疲労感やむくみなどの症状につながる場合があるので、最適な水分量を見極めましょう。 無理な運動を避けて休息を取る 運動で風邪を引かないためには、無理な運動を避けて休息を取るのも重要です。 以下のポイントに注意して、トレーニングと休息のバランスを取りましょう。 いきなり強度の高い運動をしない 激しい運動を長時間しない 約40度のお湯に肩まで10~15分程度つかる 7時間以上の質の良い睡眠をとる 体調が優れないときは休む 激しい運動は免疫力を一時的に低下させることがあります。 長時間に及ぶと免疫力の回復に時間がかかるため、過度な運動は控えましょう。 自分の体の声に耳を傾け、無理のない範囲で継続することが、健康づくりへの近道です。 以下の記事では、入浴や睡眠について詳しく解説しているので参考にしてください。 日常生活で免疫力を保つための習慣を意識することも大切 日常生活の中で免疫力を維持するための習慣を意識することも大切です。 以下のポイントを参考に、無理なく取り入れてみましょう。 バランスの良い食事を意識する 肉や魚、卵などに含まれる亜鉛の不足は、免疫機能が低下しやすくなる 炭水化物は、ストレスホルモンを抑える働きがある カフェインは白血球の一種であるリンパ球を活性化させる 納豆やキムチなどの発酵食品は腸内環境を整え、免疫力の向上に役立つ 良質な睡眠で回復力を高める 7時間以上の睡眠が理想 夕食以降のカフェインや喫煙、飲酒を控える 寝室の明るさや温度を快適に整える 寝る前にスマートフォンを使用しない ストレスを減らし、自律神経を整える 規則正しい生活を保つ 入浴で体を温めてリラックスする 読書や趣味など、自分が楽しいと感じる時間を大切にする 声を出して笑うことは、ストレス解消に効果的 免疫力は一朝一夕で高まるものではありません。 日々の積み重ねが大切ですので、長期的な視点で生活習慣を整えましょう。 【まとめ】激しい運動は風邪をひきやすくするため注意!免疫力向上を目指す生活習慣の改善も大切 激しい運動は一時的に免疫力を下げ、風邪をひきやすくすることがあるため注意が必要です。 運動で風邪を引かないためには、以下の対策を心がけましょう。 運動後すぐに体を冷やさない 水分と栄養をしっかり補給する 無理な運動を避けて休息を取る また、免疫力を高めるためには日頃の生活習慣の見直しも大切です。 バランスの良い食事や質の良い睡眠で体の回復力を養い、ストレスをため込まない工夫をしましょう。 さらに免疫力の維持・向上を積極的に目指したい方には、免疫細胞療法という選択肢もあります。 免疫細胞療法は、免疫細胞の機能を高めることで、健康的な体づくりをサポートする再生医療のひとつです。 運動と免疫の両立を図りたい方、免疫細胞療法について詳しく知りたい方は、お気軽にリペアセルクリニックまでご相談ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2020.02.26 -
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- 再生治療
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日常的にアルコールを摂取している方にとって、アルコール性肝硬変のリスクは他人事ではありません。 肝硬変は肝機能が低下するほか、さらに悪化すると肝性脳症などの合併症を引き起こす可能性も高まります。 しかし「アルコール性肝硬変は改善できるのか?」「完治は難しいと聞くけど、どうすれば進行を止められるのか?」 と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、アルコール性肝硬変の完治の可能性や、合併症の対処法について解説します。 末期症状や合併症についての詳しい解説もしていますのでご覧ください。 【結論】アルコール性肝硬変の完治こそ難しいが、進行の抑制は可能 アルコール性肝硬変まで進行してしまうと、元の健康な肝臓に戻る(完治)ケースは極めて難しいです。 ※参照:全国健康保険協会 ただし、病状の悪化を抑えつつ、ある程度の肝機能を維持しながら日常生活を送ることは可能です。 アルコール性肝硬変の進行を抑制するためには、禁酒が重要です。アルコール依存症になっている場合は、専門医に相談し、早期に治療を開始しましょう。 また、併せて生活習慣の改善も大切です。脂質や塩分を抑え、タンパク質豊富な食事を心がけてください。 肝硬変になる前の脂肪肝の場合は、禁酒や生活習慣の改善が期待できます。 肝臓における生活習慣の見直し方法などについては、以下の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。 アルコール性肝硬変に至る進行ステップ アルコール性肝硬変は、突然発症する病気ではありません。 長期間の飲酒を続けることで肝臓は徐々にダメージを受け、以下のように段階を経て進行していきますので、各ステージで適切な対応を取ることが重症化を防ぐ鍵となります。 アルコール性脂肪肝 初期 肝臓に脂肪が多い状態 節酒・減量で改善 長く放置した場合や重度の場合は肝炎や肝硬変に進行 アルコール性肝炎 肝機能が低下 発熱・腹痛・下痢・嘔吐などの症状 アルコール性肝硬変 末期 肝細胞が変形して縮み、正常な機能が大きく損なわれる 栄養が不足して痩せていくが、おなかは腹水が溜まり膨らむ 吐血、昏睡の危険性が高まる 初期のアルコール性肝炎は、目立った症状がないのが特徴です。 禁酒・節酒を行わずアルコールの摂取を続けると、アルコール性肝炎や肝硬変を発症する可能性が高まります。 アルコール性肝炎の中でも、重症になると多臓器不全や意識障害を伴う場合があり、劇症肝炎と呼ばれます。 また、多量の飲酒によってアルコール性肝障害が進行すると、肝がんを発症するリスクも高まります。 ※参照:国立がん研究センター「肝がんの原因・症状について」 アルコール性肝硬変の末期症状と合併症の対処法 アルコール性肝硬変が重症化すると、以下のようなさまざまな症状や合併症を引き起こします。 腹水 吐き気・嘔吐 息切れ 食欲不振 腹部の膨張など 肝性脳症 手が震える 注意力の低下 性格の変化 昏睡など 食道動脈瘤 食道の静脈瘤に血液が溜まりこぶのようなものができる 破裂すると吐血・消化管出血などのリスクがある それぞれの合併症の対処法について詳しく紹介します。 腹水 腹水の対処法は、主に3つあります。 食事療法 利尿剤 腹水穿刺 腹水の発生・悪化を防ぐためには、食塩摂取量の制限が基本です。 塩分は体内に水分を保持する性質があることで過剰摂取すると腹水の悪化につながるため、塩分は1日に5~7g※にしましょう。 ※参照:日本消化器病学会・日本肝臓学会「肝硬変診療ガイドライン 2020(改訂第 3 版)」2020年発行 また、腹水を体外へ排出するために、利尿剤(尿量を増やす薬)が処方されることがあり、体内に余分な水分が蓄積するのを防ぎます。 腹水が大量にたまり、腹部膨満や呼吸困難、食欲不振などの症状が強く現れる場合には、腹水穿刺(ふくすいせんし)という処置が行われます。 このように腹水は単なる症状ではなく、肝硬変の機能が低下した段階に入っているサインです。 進行を防ぐには断酒・栄養管理や、内科的・外科的治療などを組み合わせて全体的に病態のコントロールをすること必要です。 肝性脳症 肝性脳症とは、肝機能の低下により体内の有害物質(特にアンモニア)が解毒されずに脳へ到達し、意識障害や神経精神症状を引き起こす合併症です。 治療の基本は、主に以下の通りです。 誘因の除去 栄養療法 薬物療法 肝性脳症は、以下のような特定の誘因をきっかけに急激に悪化することが多いため、まずはそれらを的確に見つけ出し、排除することが最優先です。 便秘 タンパク質の過剰摂取 消化管出血 感染症 脱水・電解質異常 利尿薬の過剰投与 ※参照:J-Stage「日本内科学会雑誌第111巻第1号」 かつてはタンパク質制限が推奨されていましたが、現在は過度な制限は予後を悪化させるとされ、適正なタンパク質摂取の維持が重要とされています。 また薬物療法では腸内アンモニアの生成・吸収を抑えることを目的とした治療が中心になります。 肝性脳症は肝硬変が進行しているサインであり、放置すると昏睡や死亡に至ることもある重大な状態です。 しかし、誘因の早期除去・適切な栄養と薬物管理により、再発予防が期待できます。 ただし自己判断での食事制限はリスクも大きいため、医療機関と連携しながら治療を継続しましょう。 食道静脈瘤 食道静脈瘤は、肝硬変によって肝臓内の血流が悪くなり、門脈圧(門脈内の血圧)が上昇することで、食道の静脈が異常に膨らんだ状態です。 破裂すると大量吐血や消化管出血を引き起こし、命の危険が伴う深刻な状態になります。 破裂を未然に防ぐ、あるいは破裂後の止血を行うために、主に以下の2つの内視鏡的治療が用いられます。 食道静脈瘤硬化療法(EIS) 内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL) 食道静脈瘤硬化療法(EIS)は、内視鏡を使って食道静脈瘤に硬化剤(血管を固める薬)を注入し、静脈瘤を閉塞させる方法です。 瘤そのものに直接作用するため、再発リスクが比較的低いとされていますが、処置の際の合併症や身体への負担がやや大きいという側面もあります。 一方で、内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)は内視鏡で静脈瘤を確認し、ゴムバンドで結紮(縛る)することで血流を遮断し、壊死・脱落させることで瘤を除去する治療法です。 患者の病態や静脈瘤の状態に応じて治療方法が異なるため、専門医と相談しながら治療方針を決定します。 アルコール性肝硬変の初期症状と早期発見のポイント アルコール性肝硬変の初期症状と早期発見のポイントは、以下の通りです。 初期症状|倦怠感や食欲不振など 肝機能検査(AST・ALT・γ-GTPなど)での早期発見 早期発見のための自己チェック 検査を欠かさない、自覚症状を見逃さない2点が重要です。 初期症状|倦怠感や食欲不振など 肝硬変の初期症状として、以下のようなものがあります。 慢性的な倦怠感 食欲不振 突然の食欲低下や慢性的な倦怠感といった症状が続く場合、肝炎や肝硬変の可能性が考えられます。 肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるように、自覚症状が現れにくく、気づいたときには病気が進行しているケースも少なくありません。 しかし、肝硬変へと進行する前の肝炎の段階で異変に気づき、早期に受診・治療を開始すれば、回復の可能性が期待できます。 気になる症状がある場合は、自己判断せず、早めに医療機関を受診しましょう。 肝機能検査(AST・ALT・γ-GTPなど)での早期発見 肝臓の異常は自覚症状が出にくいため、血液検査による早期発見が重要です。 AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTPといった酵素の数値は、肝機能の状態を把握する基本的な指標です。 AST ・肝細胞に含まれる酵素で、肝臓にダメージがあると血液中に漏れ出し、数値が上昇します。 ・ALTは肝臓に特化しているため、肝炎などの診断に役立ちます。 ALT γ-GTP ・胆道や解毒機能に関わる酵素で、数値が高いと肝臓や胆道に何らかの異常がある可能性がある ASTやALTという酵素の数値を測る検査です。幹細胞が破壊されると血液中に控訴が漏れ出し、ASTやALTの数値が高くなります。 γ-GTPは胆道から分泌される酵素で、肝臓の解毒作用に深く関連しています。過度な飲酒や肝硬変、肝臓がんや胆石、胆管がんなどが原因で数値が高くなる可能性があります。 また、服用している薬の副作用によっても数値が上がるケースがあるので、医師に相談して薬の量を減らすなどの対策が必要です。 早期発見のための自己チェック 早期発見のため、普段からご自身の体調に気を配るようにしましょう。 肝硬変や肝炎のチェックポイントをご紹介します。以下の特徴に当てはまっている場合、肝炎などの可能性があります。 疲労感 倦怠感 食欲不振 吐き気 むくみやすい 肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、症状がない場合も多いです。人によっては疲労感や食欲不振などの症状が現れます。 もし原因不明の疲労感や吐き気がある場合は、医師に相談し適切な治療を受けましょう。 アルコール性肝硬変の治療 アルコール性肝硬変の治療法は、主に5つあります。 断酒 薬物療法 食事療法 肝移植 再生医療 アルコール性肝硬変の治療では、断酒が重要です。肝硬変の進行抑制はもちろん、肝機能の回復も期待できます。 薬物療法では、ビタミン剤やアミノ酸製剤が処方されます。肝臓保護や症状の緩和が目的です。薬物療法は完全な回復を目的とした治療法ではありません。 食事療法では脂肪分の少ない食事が推奨されます。ビタミンやミネラルを積極的にとりましょう。 肝臓の機能が著しく低下している場合、肝移植が検討されます。 再生医療は、低下した肝機能を改善できる可能性があります。肝硬変以外にも、脂肪肝においては血流促進による疲れやすさの改善などに寄与する可能性があるとされています。 【まとめ】アルコール性肝硬変になっても諦めず症状の緩和を目指して治療に臨もう アルコール性肝炎は、完治は困難ですが進行の抑制は可能です。 断酒や食生活の見直し、運動習慣をつけると肝機能の改善が期待できます。 アルコール性肝硬変は、合併症を引き起こすリスクも高まるため、普段の節酒やバランスの良い食事が大切です。 肝硬変を予防するため、普段から体調に気を配り、検査を受けるようにしましょう。 アルコール性肝硬変の治療法として、再生医療の選択肢もあります。患者さまの細胞を利用した治療法のため、拒否反応のリスクが低い安全な治療方法です。 再生医療については、当院「リペアセルクリニック」にご相談ください。
2020.02.18 -
- 免疫細胞療法
「急に風邪をひきやすくなった」 「大人になっても毎月のように風邪をひくのはなぜ?」 「毎月風邪をひいてしまうのは何かの病気?」 季節の変わり目をはじめ、月をまたぐ毎に風邪をひいてしまう大人の方は多いのではないでしょうか。 体調が優れない状態が慢性的に続くと、日常生活に支障をきたしてしまいます。 本記事では、毎月のように風邪をひく理由や原因、対策を紹介します。 忙しい生活を送る方は最後までご覧いただき、健康的な日常生活を送る参考にしてみてください。 大人が毎月のように風邪をひいてしまう理由 大人が毎月のように風邪をひいてしまう主な理由は免疫力の低下です。 免疫力とは、体内に侵入した異物に対する排除能力の高さです。 免疫力が高い人は風邪などの病原菌に感染しても、病原菌が増殖する前に撃退できます。 一方で免疫力が低下している人は、病原菌の撃退に時間がかかり、繰り返し風邪をひいてしまう場合があります。 大人の免疫力が下がる主な要因を下記にまとめました。 毎月の風邪にお困りの方は、免疫力の低下や病気が隠れている可能性を疑ってみましょう。 【大人向け】毎月風邪をひいてしまう主な原因 毎月風邪をひいてしまう主な原因を紹介します。 風邪と免疫力には密接な関係があります。免疫力を下げてしまう生活習慣を紹介するので、一つずつみていきましょう。 栄養バランスの偏り 毎月風邪をひく大人の多くに見られるのが、栄養バランスの偏りです。 コンビニ食やファストフードに頼りがちの方は、必要な栄養素が不足します。 とくに、ビタミンC・ビタミンD・亜鉛などは免疫機能の維持に重要な栄養素で、不足すると体の防御機能が低下し、毎月風邪をひきやすくなります。 毎日の食事で野菜・果物・タンパク質をバランスよく摂取すれば、免疫力が高まり風邪をひきにくい体質づくりにつながります。 毎月風邪をひく大人が摂取するべき栄養素 毎月風邪をひく大人の方が積極的に摂取したい栄養素を紹介します。 具体的な栄養素と食品を下記にまとめました。 主な働き 栄養素 主な食品 抗酸化作用がある ビタミンC ビタミンE ポリフェノール パプリカ、キウイ、ブロッコリー たまご、アーモンド、大豆 リンゴ、ブドウ、コーヒー、緑茶 傷ついた細胞の修復エネルギーをつくる ビタミンB1 パントテン酸 豚肉、赤身肉、大豆 鶏レバー、鶏ささみ、卵、魚類 炎症を抑える ビタミンB12 ω-3脂肪酸 あさり、しじみ、サバ、さんま サケ、まぐろ、かに 食べる量にお悩みの方は、まずは1日350g以上の野菜の摂取を目標にしてみましょう。350gは、大人の両手3杯程度です。 生活習慣病などを予防し健康な生活を維持するためには、1日350g※の野菜の摂取が推奨されています。 ※出典:厚生労働省「健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料」 意識的に栄養を摂るのが難しいと感じる方には、再生医療の免疫細胞療法も選択肢のひとつです。再生医療とは、自身の再生する力を活かした治療です。 当院でも免疫力を高める治療を行っていますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。 飲酒・喫煙 過度の飲酒や喫煙は、毎月風邪をひく大人の原因となります。 アルコールは免疫系を抑制し、体の防御機能を低下させます。毎日の習慣的な飲酒は要注意です。 喫煙は呼吸器系に直接的なダメージを与え、ウイルスや細菌の侵入を容易にします。さらに、血液の循環を悪化させて体全体の免疫機能を低下させます。 毎月風邪をひく大人は飲酒量を制限し、禁煙を検討しましょう。 運動不足 運動不足も、毎月風邪をひく大人の主な原因の一つです。 適度な運動は免疫系を活性化し、体の防御機能を高めます。とくに有酸素運動は血液循環を改善し、免疫細胞の活動を促進します。 しかし、デスクワークが中心の現代社会では、運動不足に陥りやすいのが現状です。 毎日30分程度のウォーキングや軽いジョギングなど、無理のない範囲で運動の習慣化が大切です。 運動習慣をつけることで、免疫力が向上し、毎月風邪をひく頻度が減少する可能性が高まります。 また、運動は精神的なストレス解消にも効果があり、総合的な健康増進につながります。 睡眠不足 毎月風邪をひく大人に多いのが、慢性的な睡眠不足です。 睡眠は体の回復と免疫系の強化に不可欠です。とくに、深い睡眠(ノンレム睡眠)の時間帯に、体内では免疫細胞の生成と活性化が行われます。 仕事や家事に追われ、十分な睡眠時間を確保できていない大人が多いのが現状です。 理想的な睡眠時間は個人差がありますが、一般的に7〜8時間程度が推奨されています。 質の良い睡眠を取るためには就寝時間を一定にする、寝る前のスマートフォン使用を控える、寝室の環境を整えるなど工夫してみましょう。 過度なストレス 過度なストレスは毎月風邪をひく原因の一つです。 ストレスが長期間続くと、体内でストレスホルモンが過剰に分泌され免疫機能が低下します。 その結果、ウイルスや細菌に対する抵抗力が弱まり、風邪をひきやすくなります。 ストレス解消法は個人によって異なりますが、趣味の時間を持つ・瞑想やヨガを行う・友人と交流するなど、自分に合ったリラックス方法を見つけることが大切です。 また、仕事や生活のバランスを見直し、過度な負担を避けることも欠かせません。 ストレス管理を適切に行うことで免疫力が回復し、毎月風邪をひく頻度を減らせるでしょう。 毛細血管機能の低下 毎月風邪をひく大人に見られる原因の一つに、毛細血管機能の低下があります。 毛細血管は体中の細胞に酸素や栄養を届け、不要な物質を排出する重要な役割を果たしています。 毛細血管の機能が低下する理由は、主に加齢と生活習慣の乱れです。 毛細血管機能が低下すると体の隅々まで十分な栄養が行き渡らず、免疫細胞の活動も鈍くなります。 その結果、体の防御機能が弱まり毎月風邪をひきやすくなります。 毛細血管機能を改善するには、適度な運動・バランスの良い食事・十分な睡眠が効果的です。 とくに、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質を含む食品の摂取で毛細血管の健康を保てます。 毛細血管機能の改善で、全身の血液循環が良くなり免疫力向上に期待できます。 風邪をひきやすい体質・環境セルフチェック 風邪をひきやすい体質や環境のセルフチェックを紹介します。 免疫力は、体質や生活習慣によって変化します。当てはまる項目がないかみていきましょう。 セルフチェック項目に該当する方は、身体的ストレスや精神的ストレスをためないようにして、生活環境を整えてみましょう。 大人が風邪をひかないための対策 大人が風邪をひかないための対策について詳しく解説します。 できることから日常生活に取り入れてみましょう。 免疫力を高める 免疫力を高めるために大切なのは、生活習慣を見直すことです。 生活習慣を見直すポイントを以下にまとめました。 とくに睡眠不足に心当たりがある方は見直してみましょう。 免疫細胞は深い睡眠中に生成されるので、睡眠が不足していると免疫細胞が減少し免疫力が低下しかねません。 また、食事に気を配るのもおすすめで野菜はもちろん肉、魚、卵、大豆製品などの良質なたんぱく質の摂取を心がけましょう。 免疫力を高める免疫細胞療法とは 免疫細胞療法とは、免疫力を高めるために自身の免疫細胞を使用した治療法です。 具体的には採取した血液を分離し、免疫細胞を培養してから点滴で体内に戻します。 入院や手術が不要な点や、患者さま自身の体内から調達した細胞を培養するため、副作用のリスクが少ない点がメリットです。 当院では、免疫細胞療法を取り扱っています。 免疫力の低下によって毎月のようにひいてしまう風邪にお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。 うがい・手洗いの徹底 うがいと手洗いは毎月風邪をひく大人にとって重要な予防策で、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぐ効果があります。 うがいは、喉の粘膜に付着したウイルスを洗い流し、手洗いは接触によって手に付着したウイルスを除去します。とくに外出後や食事前には行うようにしましょう。 手洗いの際は石鹸を使用し、指の間や爪の周りまで20秒以上洗うのが重要です。 アルコール消毒液は一部のウイルスや細菌には効果がありませんが、手洗いやうがいと併用すると感染リスクを下げられるのでおすすめします。 湿度管理を徹底する 適切な湿度管理も、毎月風邪をひく大人にとって有効な予防策の一つです。 乾燥した環境はのどや鼻の粘膜を乾燥させ、ウイルスや細菌の侵入を容易にするためです。 理想的な室内湿度は50~60%程度とされています。 加湿器の使用や濡れタオルを干すなどの方法で、適切な湿度を保つようにしましょう。 冬場は暖房の使用により室内が乾燥しやすいので注意が必要です。 また、湿度が高すぎるとカビやダニの繁殖の原因となるので、過度な加湿には注意しましょう。 予防接種を受ける 毎月風邪をひく大人の方は、予防接種を検討してみましょう。 とくにインフルエンザの予防接種は、毎年の摂取が推奨されています。 インフルエンザウイルスは毎年少しずつ変異するため、その年の流行が予想されるウイルス株に対応したワクチンが開発されます。 予防接種を受けると、インフルエンザに感染するリスクを低減できます。 感染しても症状が軽くなる可能性がある点も見逃せないメリットです。 毎月風邪をひく大人からよくある質問 毎月風邪をひく大人の方々からは、さまざまな疑問や不安の声が寄せられます。 よくある質問に対して医師の観点から回答しています。 自身の健康状態や適切な対策を確認しましょう。 毎月風邪をひく要因となる病気はありますか? 毎月風邪をひく要因の中には単なる風邪ではなく、なんらかの基礎疾患が隠れている可能性があります。 体調に不安のある方は、医療機関を受診しましょう。 毎月風邪をひく大人におすすめの検査は? 毎月風邪をひく大人の方は、総合的な健康状態を確認できる検査がおすすめです。 検査の必要性については、医師と相談の上で決定しましょう。 風邪をひいてしまった際の対処法は? 風邪をひいてしまった際の対処法は以下の通りです。 症状が重い場合や、高熱が続く場合は早めに医療機関への受診をおすすめします。 また、周囲への感染を防ぐためマスクの着用やこまめな手洗いを心がけましょう。 毎月ひいてしまう風邪にお困りなら当クリニックに相談ください 風邪は日常生活に支障をきたすだけでなく、免疫力の低下に伴い合併症を引き起こす可能性もあります。 免疫力を効果的に向上させたいのであれば、リスクの少ない免疫細胞療法を検討しましょう。 毎月ひいてしまう風邪にお悩みの方は、当クリニックまでお気軽にお問い合わせください。
2020.02.16 -
- 免疫細胞療法
すぐ風邪をひく人は免疫力に問題がある可能性!なぜ免疫力が低下するのか 世の中には「すぐ風邪をひく」という悩みを抱えている人も少なくありません。風邪をひくと日常生活に小さくない悪影響を及ぼしてしまいます。そのため、「すぐ風邪をひく」という体質を改善したいと思っている人もいるのではないでしょうか。 今回は、すぐ風邪をひく人におすすめしたい体質を改善する方法や免疫細胞療法について解説します。 すぐ風邪をひくのを改善するためには原因を知る! 「すぐ風邪をひく」という悩みを改善したいのであれば、そもそもなぜすぐに風邪をひいてしまうのか、その原因を知ることが最優先です。ひとくちに「風邪をひく」といってもさまざまな原因がありますが、最も大きな問題となるのが「免疫力」です。 免疫力とは、体内に侵入した病原菌に対する防御能力の高さ、簡単に言えば「病気に負けない力」といえます。私たちが生活している空間には、さまざまな病原菌が存在していますが、誰もがすぐさま病気になるわけではありません。 私たちの体内に侵入した病原菌などの有害物質は、免疫機能が働くことで排除されるので、私たちは病気にならずに済むことも多いです。しかし、何らかの理由で免疫力が低下してしまうと、病原菌に対する防御能力が低下して病気を発症してしまうのです。 つまり、すぐ風邪をひく人は「日常的に免疫力が低下している人」であるといえます。 なぜ免疫力が低下してしまうの? すぐ風邪をひく体質を改善するためには、体の免疫力を低下させないことが重要です。しかし、なぜ免疫力は低下してしまうのでしょうか?さまざまな原因が考えられますが、日常生活において以下の要因により免疫力が低下するといわれています。 中には生活習慣を見直すことで改善できる場合もありますが、仕事などの都合でどうしようもない部分もありますし、高齢者の年齢も操作することはできません。 睡眠不足 栄養バランスが偏っている 激しい運動をする ストレスを溜める 生活スタイルが不規則になる 年齢の問題(乳幼児、高齢者) 免疫機能を改善したいのであれば免疫細胞療法という手もある すぐ風邪をひく体質を改善したいというのであれば、「免疫細胞療法」を検討してみてはいかがでしょうか。 免疫細胞療法は、免疫機能に深く関係する「NK細胞」「キラーT細胞」といった、病原菌を攻撃する細胞を培養して体内に戻すことで免疫力を高めることができるのです。 免疫細胞療法は「がん」の対策としても有効性が指摘されています。 生活スタイルを見直してもすぐ風邪をひく人は、免疫細胞療法で免疫力を高めるという選択肢について検討することは、とても有意義なことです。 まとめ・すぐ風邪をひく人は免疫力に問題がある可能性!なぜ免疫力が低下するのか すぐ風邪をひく人は免疫力が低下している可能性があります。基本的には生活スタイルを見直すことで、免疫力を高めていくことができますが、年齢や生活スタイルは人ぞれぞれで、難しい場合もあります。 すぐ風邪をひく体質を改善したい、短期間で効果的に免疫力を高めたいという人は、免疫細胞療法を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2020.02.10 -
- 免疫細胞療法
インフルエンザにかからない方法 /3つのポイント 絶対はずせない予定があるときには、インフルエンザにかかりたくないですよね。しかし、インフルエンザにかからない方法はあるのでしょうか。 インフルエンザは口や鼻、目などの粘膜からウイルスが侵入する飛沫感染によるものが多いです。感染防止にはできるだけウイルスとの接触を防ぐべきです。ウイルスとの接触があったとしても、体の防御機能が適切に働いていれば感染することはありません。 インフルエンザにかからない方法として、3つのポイントをご紹介します。 インフルエンザにかからない方法【ポイント1/正しい手洗い】 インフルエンザウイルスは呼吸器から侵入して感染を引き起こします。そして、多くはウイルスに汚染された物に触れた手を介して感染しています。外から帰宅した後や料理をする前、食事の前には手を洗いましょう。 石けんを使い、手のひらをこすり洗いする 手の甲、指先、爪の間、指の間をよく洗う 親指をねじり洗いする 手首をねじり洗いする 流水でよく洗い流す タオルで水分をふき取る 顔にもウイルスは付着しているので、帰宅後に洗顔するのも効果的です。 インフルエンザにかからない方法【ポイント2/部屋の加湿】 空気が乾燥して湿度が40%以下になると、ウイルスは浮遊しがちで感染力も持続しやすくなります。ウイルスの活動を抑えるためには、加湿器を使って部屋の湿度を50〜60%に保ちましょう。 のどの防御機能を維持するためにも、部屋の加湿は有効です。こまめに湿度をチェックしましょう。加湿器のない場所では、マスクの着用や濡れたタオルを干しておくのも効果的です。睡眠中も乾燥しないように注意してください。 インフルエンザにかからない方法【ポイント3/免疫力を保つ】 免疫力が落ちていると、予防接種を受けていてもインフルエンザに感染してしまうことがあります。免疫力を保つためには、日頃の健康管理が大切です。 充分な休養と睡眠をとる 健康的な食生活を心がける 規則正しい生活を送る ストレスを避ける 寝不足が続いたり、疲労がたまっていたりするときは免疫力が低下して、インフルエンザに感染しやすくなります。そこで、免疫力を高める治療法として、免疫細胞療法があります。 免疫細胞療法とは、自分の免疫細胞の力で、病気にかかりにくい体を作ることを目的とした安全な医療です。興味のある方は、詳細をチェックしてみてくださいね。 まとめ・インフルエンザにかからない方法 【3つのポイント】 インフルエンザにかからない方法として3つのポイント【1.正しい手洗い 2.部屋の加湿3.免疫力を保つ】をご紹介しました。なるべくウイルスとの接触を避け、体調を整えておきましょう。 流行前のワクチン接種と人混みに出かけないことも感染予防につながります。「インフルエンザにかかったかも?」と思ったときは、早めに医療機関を受診してくださいね。 そして、インフルエンザなどの感染症にかかりにくくなるための、免疫細胞療法についても検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.12.28 -
- 免疫細胞療法
インフルエンザにかかりたくない!感染対策でやるべきこと インフルエンザは毎年冬になると流行し、感染すると38℃以上の発熱や全身の筋肉痛、関節痛などの症状が急激に現れます。感染力がとても強いため、数日から1週間ほどは安静に自宅療養する必要があります。 インフルエンザが流行する時期は、楽しいクリスマスやお正月、成人式、大切な入学試験など重要なイベントがある時期とも重なりますから絶対に感染したくないですよね! そこで今回は、インフルエンザの感染対策でやるべきことをご紹介します。 インフルエンザの感染対策【基礎編】 インフルエンザの感染を防ぐためには、ウイルスを体の中に侵入させないことです。 ・正しい手洗い 石けんで指先、爪の間、指の間、手首まで丁寧に洗い、水で十分に流しましょう。アルコール消毒も効果的です。 ・マスクの着用 ウイルスの侵入を完全に防ぐことはできませんが、のどの乾燥を防ぎます。マスクはまめに交換する必要があります。 ・手で顔を触らない 手についたウイルスが口や鼻から体内に侵入してしまいます。 ・こまめな水分補給 のどの粘膜についたウイルスを水で洗い流してしまいましょう。うがいや歯磨きで口腔内を清潔に保つことも感染対策の1つです。 ・予防接種を受ける インフルエンザに感染すると脳症や肺炎などの合併症を引き起こすことがあります。重症化を防ぐためには予防接種が効果的です。 インフルエンザの感染対策【応用編】 体が弱った状態ではインフルエンザに感染しやすくなりますから、普段の健康管理が重要です。 ・十分な休養 疲れがたまっていると、抵抗力が落ちてしまいます。自分の体をいたわりましょう。 ・十分な睡眠 質の高い睡眠で体力を回復させましょう。 ・バランスのとれた食事 健康な体を維持するためには、食事の内容に気をつけましょう。 ・部屋の湿度を60%以上に保つ 空気が乾燥した状態では、のどの防御機能が低下します。部屋の換気もしてください。 ・流行期には外出を控える インフルエンザが流行しているときは、不要の外出は避けた方が賢明です。 インフルエンザの感染対策で一番重要なのは免疫力を高めること! 人間の免疫システムは、ウイルスの体内への侵入を防ぎ、侵入してしまったときはウイルスと戦ってくれる体の仕組みです。インフルエンザの感染対策をあれこれやってみても、免疫力が落ちていたら感染してしまうかもしれません。免疫力を強化しましょう。 自身の細胞を使って免疫力をアップし、病気を予防する「免疫細胞療法」という治療法があります。安全で、自分自身の細胞を使用するため副作用やアレルギーのリスクが低く、効果的な免疫アップとして注目を集めている治療法です。 まとめ・インフルエンザにかかりたくない!感染対策でやるべきこと インフルエンザの感染対策には、手洗いやマスクの着用など、地道なことの積み重ねが必要です。ウイルスが体内に侵入するのを防ぎ、体調の維持に努めてください。 流行前に予防接種を受けることや人混みへの外出を避けることも有効です。感染対策として、免疫力も大切なポイントになります。最近話題になっている免疫細胞療法による免疫アップも検討してみてはいかがでしょうか。 もし、インフルエンザが疑われるときは、早めに医療機関を受診してくださいね。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.12.24 -
- 免疫細胞療法
毎年インフルエンザにかかってしまう、周りは感染していないのに自分だけが感染してしまうと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 実は、インフルエンザへの感染のしやすさには個人差があり、その背景には免疫力の違いが大きく関わっています。 この記事では、インフルエンザにかかりやすい人の特徴と予防方法について解説しています。 インフルエンザについて理解を深めて、健康に過ごせるよう予防に努めましょう。 インフルエンザにかかりやすい人の特徴 インフルエンザは誰でも感染する可能性がありますが、とくに以下の特徴に該当する方はインフルエンザにかかりやすくなる傾向があります。 免疫機能が発達途上の乳幼児 免疫力が低下している高齢者 妊婦の方(とくに妊娠後期は呼吸器への負担が大きくなります) 慢性呼吸器疾患、慢性心疾患、糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方 腎機能障害やステロイド治療による免疫機能低下がある方 学校や職場で大人数と接触する機会が多い方 こうした方々は「ハイリスクグループ(※)」と呼ばれ、インフルエンザに感染すると重症化するリスクが高まります。 ※参照:厚生労働省「新型インフルエンザに関するQ&A」 とくに乳幼児、高齢者、妊婦の方は注意が必要です。感染した場合は早めに医療機関を受診し、医師の指示に従った適切な治療を心がけましょう。 生活習慣やストレスによる影響 日々の生活習慣やストレスも、インフルエンザへの感染しやすさに影響する可能性があるので注意しましょう。 健康な方でも以下のような状態では免疫力が低下し、ウイルスに対する抵抗力が弱まることがあります。 慢性的な睡眠不足や不規則な生活リズムで免疫細胞の働きが鈍くなっている 過度なストレスや心身の疲労で免疫機能が抑制されている 栄養バランスの偏った食事で栄養素が不足している 水分摂取不足や入浴習慣の欠如でのどの粘膜が乾燥している 長時間の激しい運動で一時的に免疫力が低下している 過度な冷房や冷たい飲食物の摂りすぎで体が冷えている 普段から健康に自信がある方でも、疲労が蓄積した時期やストレスが多い時期は疲労が蓄積した時期やストレスが多い時期はインフルエンザに感染しやすくなることも。 日常生活の中で免疫力を維持する工夫が、効果的な予防につながります。 インフルエンザの感染経路 インフルエンザウイルスは主に以下のふたつの経路で人から人へと感染します。 飛沫感染 接触感染 感染力が非常に強いため、日常生活のさまざまな場面で感染リスクがあります。 効果的な予防のためには、これらの感染経路を正しく理解し、適切な対策を取ることが重要です。 飛沫感染 インフルエンザの最も一般的な感染経路は「飛沫感染」です。 感染者が咳やくしゃみをすると、ウイルスを含んだ小さな水滴(飛沫)が空気中に放出されます。 飛沫の飛散距離は約1~2メートル くしゃみ1回で約200万個・咳で約10万個のウイルスが放出される 飛沫は目に見えないほど小さいものも多い 会話中にも知らず知らずのうちに飛沫が飛び散っている 換気の悪い密閉空間では飛沫が長時間空気中に漂う インフルエンザに感染していても症状が出ていない場合(不顕性感染)や、軽い風邪症状だけの場合でも、他の人にウイルスを移す可能性があります。 これが集団感染が起きやすい理由のひとつです。 接触感染 もうひとつの感染経路が「接触感染」です。 これはウイルスの付着した物や表面に触れた後、自分の目・鼻・口などの粘膜に触れることで感染します。 ウイルスは手すり、ドアノブ、電車のつり革などの表面に付着する プラスチックやステンレスの表面では最大24~48時間生存可能 感染者が触れたスマートフォンやキーボードにもウイルスが付着 共用のタオルや食器からも感染する可能性がある 感染者と握手をした手で顔を触ると感染リスクが高まる インフルエンザウイルスは空気中や物の表面などでも比較的長く生存できるため、日常生活の中の思いがけない接触から感染することがあります。 公共の場所では物の表面に付着したウイルスに注意が必要です。 こまめな手洗いやアルコール消毒を徹底し、顔を触る前に手を清潔に保つことが予防には重要になります。 インフルエンザにかからないための予防策 インフルエンザにかからないための予防策としては、以下のような方法があります。 ワクチン接種で発症リスクを下げる 手洗いで接触感染を予防 マスク着用で飛沫感染を予防 人混みを避ける 室内の湿度を調節し、空気の乾燥を防ぐ 室内の換気をこまめに行う 栄養バランスの取れた食事と十分な休養をとる 免疫力を上げる 予防の基本は「ウイルスを体内に入れない」「免疫力を高める」のふたつで、適切な予防策を講じることで感染リスクを減らすことが期待できます。 予防策を講じて、インフルエンザにかかるリスクを下げましょう。 ワクチン接種で発症リスクを下げる インフルエンザの予防で効果的な方法のひとつがワクチン接種で、流行シーズン前の接種が理想的です。 以下のポイントを押さえて、適切にワクチンの接種を行いましょう。 接種の適切な時期は10月から12月中旬まで 効果は接種から約2週間後に現れ、約5ヶ月間持続 毎年接種が必要(その年の流行株に合わせてワクチンが作られるため) 有効率は60%程度※とされている ※出典:廣田 良夫ほか. 「ワクチンの有効性・安全性評価とVPD(vaccine preventable diseases)対策への適用に関する分析疫学研究」 総括報告書, 2016年. 高齢者や基礎疾患のある方、乳幼児、妊婦の方はとくに接種が推奨される ワクチンはインフルエンザの感染そのものを完全に防ぐものではありませんが、発症した場合の症状を軽減し、重症化を防ぐ効果が期待できます。 手洗いで接触感染を予防 インフルエンザウイルスは手を介して体内に入ることが多いため、手洗いは基本的かつ重要な予防策です。 手洗いだけでなく、アルコール消毒も含めて以下の点を意識して予防しましょう。 外出先から戻ったら必ず手を洗う 流水と石けんで15秒以上、丁寧に洗う 指の間や爪の間、手首まで洗い残しがないように アルコール消毒も効果的(アルコール濃度60~80%のものを使用) ドアノブやエレベーターのボタンなど共用部分を触った後は注意 洗っていない手で目・鼻・口を触らない とくに外から帰宅したときや食事前の手洗いは徹底してください。 マスク着用で飛沫感染を予防 インフルエンザの主な感染経路である飛沫感染を防ぐため、マスクの着用も有効な予防策です。 不織布製マスクが最も効果的(布マスクよりもフィルター性能が高い) 鼻と口をしっかりと覆い、隙間なく密着させる マスクの表面は触らず、ゴムひもの部分を持って着脱する 使用後のマスクはすぐに廃棄する 咳エチケットも重要(マスクがない場合は、ティッシュや腕の内側で口と鼻を覆う) 混雑した場所や医療機関では必ず着用する 流行期には、人が多く集まる場所でのマスク着用を心がけましょう。 人混みを避ける インフルエンザは例年11月から12月にかけて流行し、1月から3月にピーク(※)を迎えるため、感染リスクを下げるには人混みをできるだけ避けることが大切です。 ※参照:国立感染症研究所「インフルエンザとは」 また以下の点に注意しましょう。 不要不急の外出を控える 混雑した場所や閉鎖的な空間は避ける 公共交通機関は混雑する時間帯を避けて利用する オンラインでの買い物や手続きを活用する 高齢者や基礎疾患のある方は人混みを避ける やむを得ず外出する場合は、マスク着用や帰宅後の手洗いを徹底してください。 室内の湿度を調節し、空気の乾燥を防ぐ インフルエンザウイルスは乾燥した環境で活性化しやすく、長く生存するため、予防には適度な湿度を保つことが有効です。 室内の湿度は50~60%を目安に保ちましょう。 湿度を調節する方法としては、以下を参考にしてください。 加湿器を使用する(雑菌の繁殖を防ぐため定期的に清掃) 濡れたタオルを室内に干す簡易的な方法も有効 観葉植物の設置も湿度維持に役立つ ウイルスの活性化だけではなく、乾燥すると鼻やのどの粘膜も乾燥し、抵抗力が低下するため、意識的に湿度管理を行いましょう。 室内の換気をこまめに行う 密閉された空間ではウイルスが滞留しやすくなるため、定期的な換気が重要です。 1時間に1回、5~10分程度の換気を心がけましょう。 換気の際は、以下の点を意識すると効果的です。 2方向の窓やドアを開け、空気の流れを作る 換気扇やサーキュレーターを活用する 常時換気する設備がある場合は常に稼働させる オフィスや教室など多人数が集まる場所では、換気はとくに重要となります。 換気は新鮮な空気を取り入れるだけでなく、室内の湿度調整にも役立ちます。 栄養バランスの取れた食事と十分な休養をとる 免疫力を維持するためには日頃からの生活習慣が大切なので、以下を意識して栄養の摂取と十分な休養をとりましょう。 たんぱく質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂る ビタミンCやビタミンDを含む食品を意識的に摂る 発酵食品や食物繊維で腸内環境を整える 十分な睡眠時間を確保する(成人で7~8時間が目安) 適度な運動で血行を促進する 水分をこまめに摂取する 食事と睡眠は免疫力の基盤となるため、流行期に限らず意識するのが好ましいです。 免疫力を上げる 体の防御システムである免疫力を高めることで、ウイルスへの抵抗力を保つ効果が期待できます。 免疫力を上げるために、以下のポイントを抑えましょう。 ストレスを溜めすぎない(ストレスホルモンは免疫力を低下させる) 適度な有酸素運動を定期的に行う 十分な休息と質の良い睡眠をとる 冷えを防ぎ、体温を適切に保つ 過労を避け、無理をしない生活リズムを心がける 笑うことや趣味を楽しむことも免疫力アップに効果的 免疫力は日々の積み重ねで高まります。インフルエンザ流行前から意識的に生活習慣を整えることが大切です。 【まとめ】インフルエンザにかかりやすい人は免疫細胞療法による免疫アップも検討しよう インフルエンザは毎年冬に流行する感染症で、人によって感染しやすさに大きな差があります。 乳幼児や高齢者、妊婦、基礎疾患のある方はリスクが高く、生活習慣の乱れやストレスも感染しやすさに影響します。 予防策としては、ワクチン接種やこまめな手洗い、バランスのとれた食事と十分な休養などが効果的です。 他にも、免疫力を高めることでインフルエンザの予防効果が期待できます。 毎年インフルエンザに悩まされ、免疫力を高めて備えたいとお考えの方に向けて、当院「リペアセルクリニック」では免疫細胞療法という治療を提供しております。 治療の概要については以下のようにLINEにて確認できますので、免疫細胞療法について詳しい情報を知りたい方はぜひご覧ください。
2019.12.21 -
- 免疫細胞療法
ジフテリア、ポリオ、はしか、風しんなど予防接種にはいろいろありますが、ほとんどは子どもの頃の複数回の接種で、一生涯の免疫を得ることができます。 しかし、インフルエンザに限っては、毎年予防接種を受けることが推奨されています。 そこで今回は、インフルエンザの予防接種はなぜ毎年受ける必要があるのかについて解説します。また、インフルエンザ予防のための免疫力を高める治療法についても紹介します。 インフルエンザの予防接種が毎年必要なのはなぜ? インフルエンザの予防接種は発病を予防し、感染したとしても重症化を防ぐ効果が期待できます。 とはいっても、はしかのワクチンの有効率が90%以上なのに対して、インフルエンザワクチンの有効率は60%程度で、発症を完全に阻止することはできません。 しかもインフルエンザワクチンは接種した日から5ヶ月が経過すると効果が低下していきます。そして、インフルエンザにはA型B型C型があり、A型は性質を変えて流行するので、インフルエンザの予防接種は、毎年接種した方がよいとされているのです。 インフルエンザが毎年流行するのはなぜか? なぜインフルエンザは毎年流行するのでしょうか。 インフルエンザウイルスは渡り鳥によって地球規模で運ばれ、1年を通して北半球と南半球で流行を引き起こしています。 冬になり、空気が乾燥する、気温が下がるなどの環境になると、鼻やのどのバリア機能が低下するので、ウイルスに感染しやすくなります。そして、インフルエンザウイルスは飛沫感染で広がるため、人口密度の高い都市で流行が起こりやすい傾向があります。 インフルエンザにならないように免疫力を高めよう! インフルエンザの予防接種は、重症化を予防し、集団内での感染リスクを抑える効果が期待できます。 予防接種は毎年受ける必要がありますが、一定の効果は期待できるので、あとは自分の免疫力を高めて、インフルエンザウイルスに感染しない体を作ることが大切です。 今、注目が集まっている免疫細胞療法は、自分の細胞を使って免疫力を高め、病気になりにくい体を作る効果が期待できる治療法です。そのため、免疫が下がっていてインフルエンザや風邪などの病気になりやすいという方におすすめです。 副作用や体への負担が少なく、安心して治療を受けることができるでしょう。 まとめ 近年、インフルエンザ警報の発表が、冬の風物詩の1つになっていますよね。 インフルエンザの流行は止められません。重症化が心配な乳幼児や高齢者には、特に注意が必要です。 今回は、インフルエンザの予防接種はなぜ毎年必要なのかということについてご紹介しました。また、免疫を高めるための免疫細胞療法についても紹介しました。毎年の予防接種も大切ですが、体の免疫力を高めることも必要です。 風を引きやすい、毎年のようにインフルエンザになってしまい、会社を休むことがあるというような方は、免疫細胞療法で免疫を高めることを検討してみてはいかがでしょうか。
2019.12.15 -
- 免疫細胞療法
インフルエンザの予防接種を受けられない原因について インフルエンザは12月〜3月ごろに流行する感染症です。5歳未満の幼児は重症化することも多く、65歳以上の高齢者は肺炎の心配があります。そのため、予防接種を受けることが推奨されており、たくさんの人が毎年予防接種を受けています。 しかし、誰もがインフルエンザの予防接種を受けられるというわけではありません。今回は、予防接種を受けられない場合や医師に相談した方がいい場合、予防接種以外のインフルエンザ予防法をご紹介します。 インフルエンザの予防接種が受けられない場合とは? 以下に該当する方は予防接種が受けられません。また、予防接種後には、接種場所のはれや痛み、発熱、倦怠感、頭痛などの症状が現れることがあります。 非常にまれですが、かゆみ、じんましん、呼吸困難などの重いアレルギー反応が起こることもあるため、もし、症状が出た場合は速やかに医師の診断を受けてください。 ・37℃以上の熱がある ・急性疾患にかかっている ・予防接種によりアナフィラキシーショックを起こした経験がある ・インフルエンザの予防接種でアレルギー症状が出たことがある ・はしか、風疹、水疱瘡、おたふくかぜが治ってから4週間以内である インフルエンザの予防接種を受ける前に医師に相談が必要な場合 基礎疾患をお持ちの方は、病気の状態が悪化することも考えられます、主治医とよく相談することが望ましいです。 ・心臓病、肝臓病、腎臓病などの持病がある ・風邪をひいている(ひきはじめを含む) ・アレルギーを起こす可能性がある ・けいれんを起こしたことがある ・免疫不全と診断されている ・気管支ぜんそくがある ・妊娠の可能性のある 予防接種以外でインフルエンザを予防する方法とは? インフルエンザの予防接種は効果が期待できる予防法ですが、風邪をひいて熱を出したというような場合は、受けることができません。 そもそも風邪をひきやすいのも、毎年インフルエンザにかかってしまうのも、免疫力が低下しているためです。また、免疫が低下した状態でインフルエンザにかかると、重症化する可能性があり、とても危険です。 そこで、予防接種以外でインフルエンザを予防する方法をご紹介します。それは、免疫細胞療法です。免疫細胞療法で免疫力をアップさせ、病気を寄せ付けない体を目指してみませんか? 免疫細胞療法は、ご自身の細胞を利用して免疫システムを強化し、感染症やアレルギーを予防する治療法です。副作用やアレルギーなどのリスクも少ないため、検討してみる価値があります。 まとめ・インフルエンザの予防接種を受けられない原因について インフルエンザの心配をせずに、冬を乗り越え春を迎えたいものですよね。流行し始める前に予防接種を受けておくことは、とても有効な手段です。しかし、予防接種を受けられない場合もあるので注意が必要です。 当記事では、予防接種ではなく、免疫細胞療法で免疫力を高めインフルエンザを予防する方法をご紹介しました。インフルエンザの予防には、免疫力アップが欠かせません。普段から健康管理に注意して、病気に負けない体づくりを心がけましょう。 監修:リペアセルクリニック大阪院
2019.12.11 -
- 免疫細胞療法
インフルエンザに毎年かかるのは免疫力が低下が原因か インフルエンザは1度かかったことがあるから免疫があるはず、それなのに毎年冬になるとインフルエンザに感染してしまう。一冬の間に2度インフルエンザにかかってしまった。 このような経験がある方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、インフルエンザに毎年かかってしまう理由や感染しやすい状況について解説し、免疫力をつける治療法についてご紹介します。 免疫があるはずなのに!インフルエンザに毎年かかる理由 毎年インフルエンザにかかってしまうのは、なぜなのでしょうか? インフルエンザには種類があります インフルエンザにはA型B型C型の3種類があります。冬に流行するのはA型とB型で、特にA型は、ウイルスが変化しながら世界中で流行を繰り返しています。 そして、流行するインフルエンザの型は、地域や年ごとに異なるため、一度インフルエンザに感染して免疫を獲得したとしても、その後、別の型のインフルエンザにかかる可能性もあります。 免疫機能は低下することがあります 一度免疫を獲得しても、健康状態によっては免疫機能が低下し、同じ感染症にかかってしまうことがあります。インフルエンザにかかりやすい方は、免疫力が落ちているのかもしれません。 インフルエンザにかかりやすい状況 免疫力が低下し、インフルエンザに感染しやすくなるのは、以下のような状況のときです。 ・湿度が40%以下 ウイルスが浮遊しやすくなります。 ・人混み インフルエンザは飛沫感染なので、流行時の人混みは危険です。 ・口呼吸をしている人 口呼吸をしている人は喉が乾燥しやすくなるため、ウイルスが感染しやすくなります。 ・気温が急激に下がる 気温が急激に下がることにより、体の抵抗力が低下します。 ・睡眠不足、疲労の蓄積、栄養の偏り 免疫が下がるため、感染のリスクを高めます。 ・ストレスや激しい運動 抵抗力を下げる原因になります。 インフルエンザに毎年かかるのが悩み…治療で免疫をつける方法があります! うがい、手洗い、マスクの着用は一定の効果が期待できますが、完璧にウイルスを排除することは不可能です。そして、同じ環境で生活していても、インフルエンザにかかる人とかからない人がいるのは、免疫力が関係しています。 バランスのとれた食生活や十分な睡眠など、健康的な生活を送ることが大切です。インフルエンザが流行する前に、予防接種を受けるのも良いでしょう。 免疫細胞療法で免疫を高める! もう一歩踏み込んだインフルエンザ対策として積極的に免疫力をアップさせる治療法があります。 それは、免疫細胞療法です。患者さんご自身の細胞を利用し、病気にかかりにくい体を目指すことができる治療法でアレルギーや副作用の心配がないという利点があります。 まとめ・インフルエンザに毎年かかるのは免疫力が低下が原因か インフルエンザにかからないようにするためには、日ごろから、免疫力を高められるような睡眠・運動・食事を意識した生活習慣を送ることも意識してみてください。 もし、インフルエンザにかかってしまったときは、なるべく早く回復することが必要ですから、早めに医療機関を受診して無理せずゆっくり休んでくださいね。 インフルエンザにかかると、学校や仕事を1週間は休まなければなりません。周囲にも迷惑をかけますし、何より自分がつらい思いをしてしまいます。 インフルエンザに毎年かかる、免疫が低いのかも?と悩んでいる方は、免疫力をアップする免疫細胞療法を検討してみてはいかがでしょうか。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.12.05